JP2002353864A - 電力線利用の高速データ伝送方式及びその方式を用いたネットワークシステム - Google Patents

電力線利用の高速データ伝送方式及びその方式を用いたネットワークシステム

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JP2002353864A
JP2002353864A JP2001157997A JP2001157997A JP2002353864A JP 2002353864 A JP2002353864 A JP 2002353864A JP 2001157997 A JP2001157997 A JP 2001157997A JP 2001157997 A JP2001157997 A JP 2001157997A JP 2002353864 A JP2002353864 A JP 2002353864A
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Masashi Iwai
雅司 岩井
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  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電力線を用いた高速・高品質データ伝送方式と
それを用いたネットワークシステムを提供する。 【解決手段】光ファイバ10端部に光電変換器110、
第1変復調器120、分波フィルタ150を設ける。
又、需要家に分波フィルタ250、第2変復調器210
を設ける。そして、分波フィルタ150、250を電力
引き込み線16と屋外電力線14で接続する。通信時
は、両変復調器120、210により、電力引き込み線
16と屋外電力線14上では周波数を例えば10〜30
MHzに変換して伝送し、それ例えばGHzオーダの高
周波信号でスペクトラム拡散通信方式で伝送する。これ
により、高速・高品質データ伝送が可能。又、分波フィ
ルタ150以降の屋外電力線14に需要家をマルチドロ
ップ状に配置する。これにより、電力線を用いた新たな
ネットワークシステムが構築される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバと電力
線を伝送路とするデータ伝送方式及びそのネットワーク
システムに関する。特に、送電線から延出された電力線
の両端に変復調器を設け、電力線ではその線路の上限周
波数までの高周波で、それ以外はその上限周波数を越え
た高周波で、光ファイバネットワークと高速通信する伝
送方式に関する。又、その伝送方式を用いたネットワー
クシステムに関する。本発明は光ファイバと電力線を伝
送路としたWANに適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、市中には送電線、電話線に平
行に光ファイバが敷設されている。又、各家庭又は各事
業所(以下、需要家)には電力線が配設されている。そ
して近年ではコンピュータネットワークが進展し、この
光ファイバと電力線を用いた安価なLANが提案されて
いる。例えば、図6に示すネットワークシステム(無線
WAN)がある。これは、光ファイバ10の中継地点に
アクセスポイントである親機11を設け、需要家に子機
12を設けて無線で通信するネットワークシステムであ
る。この場合、子機12は例えばサーバーであり、単数
又は複数の端末装置15が一点鎖線で示した無線又は有
線13で接続されている。即ち、端末装置15は無線に
より親機11と通信し、光ファイバ10を介して外部と
データ通信可能となっている。即ち、WANを形成した
例である。尚、この例は、配電盤17から延出された複
数の屋内電力線18は伝送路としては使用せず、通常の
電力供給線として使用した例である。
【0003】他に、図7に示すネットワークシステムが
ある。これは、光ファイバ10、電力引き込み線16
と、屋内電力線18を電力線路とともに伝送路とする例
である。柱上に光電変換器と第1電力線モデムからなる
親機11aを設け、屋内に第2電力線モデムである子機
12aを設けている。そして、多数の端末装置15が第
2電力線モデム12aを介して、伝送路である屋内電力
線18に接続されている。
【0004】例えば、光ファイバ10から送出された下
り信号は、親機11aの光電変換器で電気信号に変換さ
れ第1電力線モデムで変調されて、電力引き込み線1
6、配電盤17を介して屋内電力線18に伝送される。
屋内では、屋内電力線18に接続された子機12a(第
2電力線モデム)を介して各端末装置15が下り信号を
受信する。上り信号は、端末装置15からこの逆の経路
で送信される。使用する帯域は10k〜450kHzで
ある。尚、場合によってはそれらの帯域を時分割で全周
波数帯域を送信チャンネルと受信チャンネルに切り換
え、通信速度を例えば最高3Mbpsとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
無線で直接、親機11と子機12とで通信するシステム
は、互いに親機11と子機12が建物等の影になる場合
がある。即ち、如何なる需要家に対しても高速通信を可
能とするシステムではない。
【0006】又、後者の屋内電力線18をも伝送路とす
るシステムにおいては、周波数トラップという問題があ
る。周波数トラップとは、特定周波数において伝送損失
が大きくなる特性である。それは、第2電力モデムであ
る子機12aの送信周波数と屋内電力線18の分岐数及
びその分岐線路長、そして他の電気機器19a、19b
の接続状態に関連して発生するものである。即ち、安定
した通信が保証されるものではない。又、屋内電力線1
8に多数の端末装置15を接続して通信を行う場合、宅
内では伝送路は分岐形態をとっているものの、親機11
aへの入出力は1本である。即ち、親機11aは各子機
12aに対して送受信の管理をする必要があり、通信に
使用する帯域が10k〜450kHzであるため、端末
数によってはその速度は大幅に低下するものである。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は、送電線から延出さ
れた電力線の両端に分波フィルタと変復調器を設け、電
力線ではその線路の上限周波数程度までの高周波を用
い、それ以外はその上限周波数を越えた高周波を用い
て、光ファイバネットワークと高速通信することであ
る。即ち、本発明は、従来の無線/有線LANを送電線
から延出された電力線で市中の光ファイバネットワーク
に確実に接続し、高速データ通信を可能とすることを目
的とする。又、有線/無線に係わらず周波数トラップが
あってもLANを光ファイバネットワークと接続し、高
品質・高速WANを実現することも他の目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
課題を解決するために、請求項1に記載の電力線利用の
高速データ伝送方式は、光ファイバと送電線から延出さ
れた電力線を用いたデータ伝送方式であって、光ファイ
バ端部に光電変換器と、光電変換器に接続される第1変
復調器、及び、第1変復調装置に接続される第1分波フ
ィルタとを設け、需要家側の電力線に第2分波フィルタ
と、第2分波フィルタに接続される第2変復調器とを設
け、第1分波フィルタと第2分波フィルタとを電力線で
接続し、通信時には、第1変復調器又は第2変復調器が
受信した高周波信号を所定帯域の変調信号に変換して、
第1分波フィルタ又は第2分波フィルタを介して電力線
に伝送することを特徴とする。この構成は、需要家の端
末装置又は需要家ネットワーク(以下、需要家)を送電
線から延出された既設の電力線で光ファイバネットワー
クに接続する伝送方式である。即ち、光ファイバは、光
電変換器、第1変復調器及び第1分波フィルタを介して
電力線に接続される。又、需要家は第2変復調器と上記
と同一の構成の第2分波フィルタを介して電力線に接続
される。これにより、需要家は電力線を介して光ファイ
バに接続される。この時、送電線から延出された電力線
は、電力引き込み線であっても良いし、屋内電力線とを
合わせたものであってもよい。更に、電柱上の送電線の
一部を含むものであってもよい。全てを含む。
【0009】一般に、電力線を伝送路とする場合、特定
周波数が減衰するという周波数トラップがある。周波数
トラップとは、電力線の分岐線での反射と干渉に起因す
る減衰である。特に、屋内電力線では伝送経路が比較的
短く又略等距離になりやすいため、それが顕著である。
又、接続される電気機器等によりその減衰周波数は時々
刻々変化する。即ち、屋内電力線を伝送路とする場合
は、高品質データ伝送は必ずしも達成されるものではな
い。よって、第2分波フィルタは需要家側の電力線の取
り入れ口に設けることが望ましい。これにより、需要家
に向けて送信された変調信号、及び需要家から送信する
変調信号は需要家の屋内電力線には伝送されない。即
ち、従来のように需要家屋内での周波数トラップがな
い。よって、高品質データ伝送が可能となる。
【0010】勿論、第2分波フィルタをコンセント等の
屋内電力線途中に設けてもよい。この場合は周波数トラ
ップが発生しやすいが、その場合は第1変復調器及び第
2変復調器の変調方式を例えば後述するスペクトラム拡
散通信方式(SS変調方式)、又は直交周波数分割多重
方式(OFDM変調方式)等にする。SS変調方式、又
はOFDM変調方とすれば周波数トラップがあっても高
品質データ通信が可能となる。又、上記第1変復調器、
第2変復調器は、上記電力線の周波数特性の上限周波数
程度までの周波数で伝送可能である。よって、後述する
ように高速通信が可能となる。
【0011】高速通信を上り信号の場合と下り信号の場
合とで説明する。又、同時に上記各構成要素の作用を説
明する。信号が下り信号の場合、光電変換器は光ファイ
バから光信号を受信し電気信号に変換する。その信号
は、例えば数百Mbpsで伝送されたベースバンド信号
である。第1変復調器は、その信号を一旦復調しそのデ
ータを得る。そして、再度、所定帯域の周波数をそのデ
ータで変調して変調信号を生成する。ここで、所定帯域
とはその電力線の有する周波数特性(特性インピ−ダン
ス)において、その上限周波数までの任意の帯域であ
る。例えば、通常の電力線は30MHzまで通過可能で
ある(上限周波数)。よって、例えば10MHz〜30
MHzを所定帯域として、その帯域で変調信号を生成し
それを第1分波フィルタを介して電力線に送出する。こ
の時、第1分波フィルタは電力線を介した変調信号の他
の系(需要家以外の系)への漏洩を防止するように機能
する。又、上記変調信号と電力とを分離するように機能
する。又、低周波電力が第1変復調器の信号経路へ流入
することを防止するように機能する。
【0012】第1変復調器から送信された変調信号は送
電線から延出された電力線に伝送される。電力線は、上
記理由によりほぼ減衰なく変調信号を需要家に伝送す
る。需要家側では、第2分波フィルタが電力と変調信号
を分離し変調信号を第2変復調器に出力する。この時、
第2分波フィルタは変調信号をそれより下流の屋内の電
力送電のみの系には侵入させない。そして、第2変復調
器はその変調信号を復調してデータ信号とし、需要家の
端末装置である例えばコンピュ−タ装置に送信する。下
り方向の変調信号は、このように伝送される。尚、変調
信号は電力線上においては、例えば最高30MHzの搬
送波で伝送される。又、電力線以外では30MHz以
上、例えばGHzオーダで伝送可能である。よって、デ
ータを従来より高速に伝送することができる。又、所定
帯域の周波数多重で伝送することも可能である。尚、変
調信号とは、例えばFM変調、AM変調、SS変調、O
FDM変調等で変調された変調信号全てを含む。
【0013】逆に、上り信号系統については、先ず需要
家がデータを第2変復調器に送信する。第2変復調器
は、そのデータを上記と同様の所定帯域の変調信号で、
第2分波フィルタを介して電力線の上流方向に伝送す
る。電力線を通過した変調信号は、第1分波フィルタを
介して第1変復調器に入力される。第1変復調器は、一
旦、復調してデータを得、そのデータを例えばベースバ
ンド信号で光電変換器に送信する。光電変換器は、その
信号(電気信号)を光信号に変換して光ファイバに送信
する。データの送受信はこのようにして行われる。この
時、第2変復調器から送られた変調信号は、第2分波フ
ィルタによってその第2分波フィルタより下流の屋内電
力線には流入せずに上流の電力線(例えば、電力引き込
み線)に送信される。即ち、例えば第2分波フィルタが
電力線取り入れ口に設けられた場合は、信号線路と屋内
電力線とが分離されるので、信号線路の伝送特性におい
て周波数トラップがない。よって、高品質に上流に伝送
することができる。
【0014】又、第2分波フィルタをコンセント等の屋
内電力線途中に設けると周波数トラップが発生するが、
第1変復調器及び第2変復調器の変調方式をSS変調方
式やOFDM変調方式等にすれば周波数トラップに影響
されることはない。よって、この場合でも高品質に上流
にデータを伝送することができる。尚、第2変復調器と
需要家の端末装置間の伝送方式は、特に問わない。例え
ば、有線、又は無線、場合によっては赤外線等による空
間伝送でもよい。例えば、無線であれば、数GHzのス
ペクトラム拡散通信方式を採用することができる。又、
有線であればツイストペアケーブルで10BASE−
T、100BASE−Tの通信方式が採用される。
【0015】上述したように、本発明のデータ伝送方式
は、市中に既設の光ファイバと送電線から延出された既
設の電力線を用いることができる。よって、新たに光フ
ァイバ分岐線路を敷設する必要がない。よって、高速・
高品質データ伝送化に加え、その敷設コストが安価とな
る。更に、従来の光ファイバ先端部をアクセスポイント
とする無線WANのように、建造物の影でデータ通信不
能になることがない。需要家が無線LANであっても、
確実にそれを動作させることができる。
【0016】又、請求項2に記載の電力線利用の高速デ
ータ伝送方式によれば、第1変復調器は第1周波数変換
器を第2変復調器は第2周波数変換器を備え、所定帯域
への変換は第1周波数変換器と第2周波数変換器によっ
て行なわれることを特徴とする。この構成は、第1変復
調器を第1周波数変換器と例えば所謂イーサネット(登
録商標)仕様の第1通信制御装置とに分離して構成し、
第2変復調器を第2周波数変調器と例えば所謂LANイ
ンタフェース等の第2通信制御装置に分離して構成した
ものである。
【0017】この構成において、第1周波数変換器は上
流側へは、例えば2.4GHzで伝送し下流側へは所定
帯域である例えば10M〜30MHzで伝送する。即
ち、例えば2.4GHzと所定帯域の周波数を変換する
変換器である。同様に、第2周波数変換器は上流には所
定帯域で下流側(需要家側)には例えば2.4GHzに
変換して送信する。このように、第1周波数変換器と第
2周波数変換器を備えれば、上流の伝送系、及び下流の
伝送系にそれぞれ適した、最高周波数でデータを伝送す
ることができる。即ち、より高速にデータ通信すること
ができる。尚、この時、第1周波数変換器の上流側の周
波数と、第2周波数変換器の下流側の周波数は勿論、同
じである必要はない。異なっていてもよい。又、その周
波数は電力線の所定帯域の周波数であってもよい。即
ち、光ファイバ端部から下流は、全て同一の周波数帯で
双方向に伝送してもよい。即ち、第1周波数変換器と第
2周波数変換器は、変換前後で周波数が同一となるバッ
ファ装置も含む。このように構成してもよい。
【0018】又、請求項3に記載の電力線利用の高速デ
ータ伝送方式によれば、第2周波数変換器は需要家の端
末装置と無線通信することを特徴とする。この構成は、
第2変復調器より上流側では、即ち電力線上は所定帯域
の変調信号で通信し、第2変復調器より下流側、即ち需
要家側では端末装置と無線で通信することを意味する。
即ち、屋内では電力線を用いずに無線で通信する。よっ
て、需要家側では無線LANの構築が可能となる。屋内
では、無線通信であるので通信線を配設する必要がな
い。よって、需要家側には柔軟性に富んだシステム構築
が可能となる。又、無線であれば例えば2.4GHzの
スペクトラム拡散通信方式が可能となる、よって、本方
式の伝送方式によれば、ノイズに強く高速通信を可能と
するシステムを構築することができる。
【0019】又、請求項4に記載の電力線利用の高速デ
ータ伝送方式は、第2周波数変換器が需要家の端末装置
と通信用の有線で通信することを特徴とする。この構成
は、請求項2の構成において、無線部分を有線におきか
えたものである。第2変復調器と需要家の端末装置との
通信を、同軸ケーブル、ツイストぺア線等の有線とすれ
ば、確実に、より高品質にデータ通信することができ
る。又、各端末装置に無線装置を必要としないので安価
とすることができる。
【0020】又、請求項5に記載の電力線利用の高速デ
ータ伝送方式によれば、変調信号は周波数多重であるこ
とを特徴とする。周波数多重とすれば多チャンネルによ
る通信が可能となる。又、同一データを複数チャンネル
で通信するようにすれば、例えば1つのチャンネルで周
波数トラップが発生しても他のチャンネルで確実にデー
タ通信することができる。即ち、周波数トラップに対処
できる高速データ伝送方式となる。
【0021】又、請求項6に記載の電力線利用の高速デ
ータ伝送方式によれば、周波数多重はスペクトラム拡散
通信方式又は直交周波数分割多重方式による周波数多重
であることを特徴とする。両方式は、より多数の搬送波
でデータ通信する方式であって、分岐点での反射に起因
する周波数トラップ、及び外来ノイズに対してより頑強
なデータ通信方式である。よって、第1変復調器と第2
変復調器間の通信方式をスペクトラム拡散通信方式又は
直交周波分割多重方式とすれば、周波数トラップがあっ
ても、又外来ノイズがあってもより高品質にデータ通信
することができる。尚、上記周波数トラップは、屋内電
力線内における反射干渉に起因する周波数トラップ、及
び屋外電力線の反射干渉に起因する周波数トラップを意
味する。本発明は、何れか一方に起因する、又は両者に
起因する周波数トラップに対して有効である。
【0022】又、請求項7に記載の電力線利用の高速デ
ータ伝送方式によれば、第1分波フィルタと第2分波フ
ィルタは、高周波信号である変調信号と、低周波信号で
ある電力とを分波するフィルタであることを特徴とす
る。分波フィルタは、例えばハイパスフィルタとローパ
スフィルタで構成される。具体的には、第1変復調器と
第2変復調器との間の電力線両端に設けられる。これに
より、第1変復調器と第2変復調器間の信号線路は両分
波フィルタの両ハイパスフィルを介して接続される。
又、屋内電力線、第1分波フィルタより上流の電力線は
分波フィルタのローパスフィルタを介して接続される。
又、この時、光ファイバ側の機器に電力供給する電力線
もローパスフィルタを介して接続される。
【0023】この構成によれば、第1変復調器と第2変
復調器間を伝送される変調信号は、ローパスフィルタに
よって遮断され屋内の電力送電のみの系(第2分波フィ
ルタより下流の電力線)及び屋外の第1分波フィルタよ
り上流の電力線には侵入することがない。即ち、屋内電
力線及び上流の電力線と、信号経路とが完全に分離され
るので伝送特性において不整合が生ずるということがな
い。又、電力はハイパスフィルタによって遮断され変調
信号の信号経路には侵入することはない。信号経路と電
力経路がフィルタによって完全に分離されるので、ノイ
ズと不整合のない安定した高速通信が保証される。
【0024】又、請求項8に記載の電力線利用の高速デ
ータ伝送方式によれば、第1変復調器は第1周波数変換
器と光ファイバの通信方式に対応する通信制御装置を有
することを特徴とする。この通信制御装置は、光ファイ
バで用いられる例えばイーサネット仕様の通信制御装置
である。即ち、通信方式をベースバンド方式とし衝突制
御方式をCSMA/CD方式とする通信制御装置であ
る。これにより、第1周波数変換器以降の系、即ち、電
力線と需要家からなる系が如何なる系であっても、既存
の例えばIEEE802.3に準拠した光ファイバ伝送
システムに接続される。即ち、需要家側が異なる通信形
態であっても、光ファイバネットワークに接続される。
【0025】例えば、上り信号に対しては、第1周波数
変換器からの信号をこの通信制御装置が復調し、それに
基づいてベースバンド信号で上流に光信号で伝送する。
通信方式が対応しているので、既存の光ファイバ伝送シ
ステム(WANシステム)に接続することができる。下
り信号については、この逆の変換が行なわれる。このよ
うに、第1変復調器側で通信方式を光ファイバネットワ
ーク側のそれに合わせることができるので、需要家側で
は任意の通信方式をとることができる。よって、利便性
の高い伝送方式となる。
【0026】又、請求項9に記載の光ファイバと電力線
を用いたネットワークシステムは、請求項1乃至請求項
8の何れか1項に記載の電力線を利用した伝送方式を用
いたことを特徴とする。請求項1乃至請求項8の何れか
1項に記載の電力線を利用した伝送方式は、所謂バック
ボーンと呼ばれる光ファイバ主線路と、各需要家又は需
要家ネットワークを新たに光ファイバ分岐線路を敷設す
ることなく接続する方式である。 即ち、既存の電力線
の両端に第1分波フィルタと第1変復調器の組、及び、
第2分波フィルタと第2変復調器の組とをそれぞれ配設
して、安価に両者を接続する方式である。よって、本方
式を適用すれば、高品質で高速通信を可能とするネット
ワークシステムを容易に構築することができる。
【0027】尚、上記光ファイバ主線路は他の用途に使
用されるものでもよい。例えば、CATVに使用されて
いる光伝送路でもよい。即ち、CATV光ファイバと電
力引き込み線を用いてデータ通信のみ行うシステムとし
てもよい。又、他の用途の光ファイバでもよい。即ち、
請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の高速データ
伝送方式で、電力線を利用して光ファイバに接続するネ
ットワークシステム全てを含む。
【0028】又、請求項10に記載の光ファイバと電力
線を用いたネットワークシステムは、高周波信号が伝送
される電力線には、複数の需要家がマルチドロップ状に
接続されることを特徴とする。この構成は、複数の各需
要家が第2分フィルタと第2変復調器を備え、高周波信
号が伝送される電力線に並列に多数接続される構成であ
る。即ち、各需要家は、第2分フィルタと第2変復調器
を備えて、高周波信号が伝送される電力線に接続するだ
けでよい。容易に、ネットワークに接続することができ
る。換言すれば、ネットワークを容易に拡大することが
できる。尚、上記マルチドロップ状の接続は、マルチド
ロップされた集団住宅等のネットワーク内では、例えば
さらにツリー状に需要家が接続可能であることを意味す
る。即ち、個人の需要家と集団住宅等の需要家が共に接
続可能であることを意味する。又、高周波信号が伝送さ
れる電力線にマルチドロップ状に各需要家を接続する
と、周波数トラップが発生する場合がある。その場合
は、請求項6に記載の電力線利用の高速データ伝送方式
を採用する。スペクトラム拡散通信方式であれば、周波
数トラップが存在しても確実にデータ通信することがで
きる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、本発明は下記実施例
に限定されるものではない。 (実施例)図1に本発明の電力線利用の高速データ伝送
方式適用するネットワークシステムを示す。本実施例の
ネットワークシステムは、光ファイバ10、送電線か柱
上トランス90を介して延出された電力線(屋外電力線
14、電力引き込み線16、屋内電力線18)、光ファ
イバ10側に設置される柱上アダプタ装置100、需要
家側に設置される需要家アダプタ装置200とから構成
される。 尚、需要家内の屋内電力線18には、他の電
気機器19a、19bが接続される。又、光ファイバ1
0の一端には、図示しない中央装置が接続される。本実
施例のネットワークシステムは、複数の需要家をマルチ
ドロップ状に配置し、それらを需要家アダプタ装置20
0と屋外電力線14と柱上アダプタ装置100で光ファ
イバ10に接続し、高速WANを構築した例である。特
に、需要家アダプタ装置200を電力取り入れ口に設
け、屋内での周波数トラップの発生を回避した例であ
る。
【0030】図2に柱上アダプタ装置100と需要家ア
ダプタ装置200の詳細、及びそれらの構成要素の接続
関係を示す。図は、システムブロック図である。柱上ア
ダプタ装置100は、光電変換器110、第1変復調器
120、第1分波フィルタ150から構成される。需要
家アダプタ装置200は、第2変復調器210と第2分
波フィルタ250から構成される。そして、第1変復調
器120は、更に第1周波数変換器121と第1通信制
御装置122から構成され、第2変復調器210は第2
周波数変換器211と第2通信制御装置212から構成
されている。又、第1分波フィルタ150はハイパスフ
ィルタ130とローパスフィルタ140から構成され、
同じく第2第2分波フィルタ250はハイパスフィルタ
230とローパスフィルタ240から構成されている。
そして、第1分波フィルタ150と第2分波フィルタ2
50が電力引き込み線16で接続され、図示しない柱上
トランスからの屋外電力線14が第1分波フィルタ15
0のローパスフィルタ140側の入力端子に接続されて
いる。又、第2分波フィルタ250のローパスフィルタ
240側の出力端子に屋内電力線18が接続されてい
る。柱上アダプタ装置100と需要家アダプタ装置20
0は、このように構成され接続される。
【0031】次に、信号の流れに従って各構成要素の機
能を説明する。信号を上り信号の場合と下り信号の場合
とで説明する。信号が下り信号の場合、光ファイバ10
から光信号が出力され、光電変換器110がその光信号
を電気信号に変換する。その信号は、例えば数百Mbp
sで伝送されたベースバンド信号であり、第1変復調器
120に送られる。第1変復調器120の第1通信制御
装置122は、その信号を一旦復調しデータを得、それ
を第1周波数変換器121に、例えば2.4GHzの高
周波信号で送信する。第1周波数変換器121は、その
データに基づいて、周波数を落とした所定帯域を変調し
て変調信号として後段の第1分波フィルタ150に(電
力引き込み線16側に)送信する。
【0032】尚、変調信号とは、例えばFM変調、AM
変調、位相変調等の何れかがなされた信号である。又、
変調信号は、周波数多重でもよく後述するSS変調方
式、OFDM変調方式で多重化された変調信号でもよ
い。又、上記所定帯域とは、その電力引き込み線16の
インピ−ダンス特性における、上限周波数までの任意の
帯域である。例えば、通常の電力線は30MHzまで通
過可能であるので、例えば30MHzまでの帯域であれ
ば使用可能である。例えば、通信速度を考えれば所定帯
域は10MHz〜30MHzが望ましい。即ち、第1周
波数変換器121からは10MHz〜30MHzの搬送
波がデータで変調されて、後段の第1分波フィルタ15
0に送信される。第1分波フィルタ150はハイパスフ
ィルタ130とローパスフィルタ140を備えているの
で、変調信号はハイパスフィルタ130を介して第1分
波フィルタ150より下流の屋外電力線14と電力引き
込み線16に送出される。
【0033】電力引き込み線16に送信された変調信号
は、上記理由によりほぼ減衰なく伝送され需要家側の第
2分波フィルタ250に入力される。需要家側の第2分
波フィルタ250もハイパスフィルタ230とローパス
フィルタ240を備えているので、ハイパスフィルタ2
30を介して第2変復調器210の第2周波数変換器2
11に入力される。第2周波数変換器211は、受信し
た変調信号の搬送波周波数を変換して、例えば2.4G
Hzの無線通信で第2通信制御装置212に送信する。
無線通信とは、例えば同一のデータを分散した複数の搬
送波で伝送するスペクトラム拡散通信である。第2通信
制御装置212は、それをデコードしてデータ信号と
し、需要家の端末装置(コンピュ−タ装置)15に送信
する。下り信号は、このようにして送信される。
【0034】上り信号の場合は、この逆の経路で送信さ
れる。即ち、需要家の端末装置15、第2通信制御装置
212、第2周波数変換器211、第2分波フィルタ2
50、電力引き込み線16、第1分波フィルタ150、
第1周波数変換器121、第1通信制御装置122、光
電変換器110そして光ファイバ10、そして図示しな
い中央装置にベースバンド信号で伝送される。データの
送受信はこのようにして行われる。
【0035】この時、需要家側では第2分波フィルタ2
50がローパスフィルタ240を備えている。よって、
変調信号は需要家の屋内電力線18には侵入することは
ない。よって、屋内では従来例で説明した伝送特性にお
いて周波数トラップが生じない。即ち、周波数トラップ
がないので変調信号は高品質に伝送される。又、変調信
号は電力引き込み線16上では、例えば最高30MHz
の搬送波で伝送され、第2変復調器210の第2通信制
御装置212と端末装置15も同軸ケーブル、ツイスト
ペア線、又はUSBケーブル等で高速に伝送される。よ
って、本発明の高速データ伝送方式をとれば、光ファイ
バと需要家間に新たに光ファイバ分岐線路を敷設しなく
とも安定した通信と高速通信を提供することができる。
【0036】又、第2変復調器210において、第2周
波数変換器211と第2通信制御装置212は無線通信
とした。この第2通信制御装置212は例えばLANイ
ンタフェースであり、通常、端末装置15に装着され
る。即ち、需要家の端末装置15は電波の届く範囲であ
れば何れの個所にでも設置可能となる。即ち、柔軟性に
富んだシステムが構築可能である。特に、第1通信制御
装置122で衝突管理を行えば、容易に需要家LANが
形成できる。又、図示しない中央装置が各第1通信制御
装122を管理すれば高速WANが形成される。よっ
て、利便に優れた高速データ伝送方式となる。尚、本実
施例のデータ伝送方式は、従来例で示した無線WANに
対しても有効である。即ち、電力線を用いれば、従来の
光ファイバ先端部をアクセスポイントとする無線WAN
のように建造物、又は移動体の影でデータ通信不能にな
ることがない。即ち、本方式をとれば確実にそれを動作
させることができる。
【0037】(変形例)以上、本発明を表わす1実施例
を示したが、他にさまざまな変形例が考えられる。例え
ば、上記実施例は第1変復調器120と第2変復調器2
10間の通信方式をFM変調方式とし、そのFM変調方
式の屋内電力線18における周波数トラップを回避する
ため、需要家アダプタ200(特に、第2分波フィルタ
250)を電力取り込み口に設けたが、上記通信方式を
周波数多重方式、特に例えばスペクトラム拡散通信方式
(SS変調方式)又は直交周波数分割多重方式(OFD
M変調方式)とすれば、需要家アダプタ200は屋内電
力線18の任意の個所に例えばコンセント等で設けるこ
とができる。例えば、屋内電力線18の最終端に設ける
こともできる。
【0038】屋内電力線18の最終端に第2分波フィル
タ250を設けると、その上流の分岐経路又は接続機器
により周波数トラップが発生するが、SS変調方式又は
OFDM変調方式は多数の搬送波を用いてデータ通信す
るので、ある周波数に周波数トラップがあっても他の周
波数でデータ通信が可能となる。即ち、屋内電力線18
の任意に個所に上記需要家アダプタ200を設けること
ができる。よって、需要家アダプタ200の設置個所を
問わない利便に優れた伝送方式となる。又、図1に示す
ように各需要家を屋外電力線14にマルチドロップ状に
配置すると、上記周波数トラップが発生する場合があ
る。このような場合も、上記SS変調方式又はOFDM
変調方式が有効である。SS変調方式又はOFDM変調
方式がをとれば、高品質にデータ通信を行うことができ
るので、マルチドロップ状にネットワークを構築し拡大
することができる。
【0039】又、上記実施例では、第2変復調器210
において第2周波数変換器211と第2通信制御装置2
12間を無線通信としたが、図3に示すように第2周波
数変換器211と第2通信制御装置212を有線で接続
し、端末装置15に新たに無線データ通信装置を備え
て、その無線データ通信器と上記第2通信制御装置21
2とで通信を行ってもよい。無線データ通信装置とは、
例えば端末装置15のシリアル端子に接続される通信イ
ンタフェース、又はパラレル端子に接続される通信イン
タフェースである。このように構成しても、需要家側で
は柔軟なシステムが構築できる。
【0040】又、上記無線通信は、勿論、有線を介した
通信としてもよい。例えば、図4に示すようにベースバ
ンド通信方式を可能とするツイストペアケーブル15a
としてもよい。又、同軸ケーブルでもよい。更に、バス
通信を可能とするUSB(Universal Serial Bus)ケー
ブル等の有線としてもよい。又、図示はしないが上記無
線は、場合によっては赤外線等による空間伝送でもよ
い。端末装置15の配置の自由度が小となるが、その数
が少なければ、赤外通信も可能である。
【0041】又、上記実施例では、第1周波数変換器1
22の上流と第2周波数変換器211の下流を2.4G
Hzの高周波信号で伝送し、電力引き込み線16上を所
定帯域(10M〜30MHz)の変調信号で伝送させた
が、その周波数を全て同一としてもよい。即ち、全て所
定帯域としてもよい。その場合は、図5に示すように、
第1周波数変換器121、第2周波数変換器211は、
単なるバッファ装置121a、211aとなる。即ち、
周波数を同じに変換する、広義の意味での周波数変換装
置となる。その場合は、第1通信制御装置122とバッ
ファ装置121a、第2通信制御装置212とバッファ
装置211aは分離しなくともよい。それぞれ第1通信
制御装置122と第2通信制御装置212内に組み込ん
でも良い。このようにすればシステム構成が簡単とな
り、又そのコストを安価とすることができる。
【0042】又、上記実施例では、第1分波フィルタ1
50にローパスフィルタ140を備えたが、そのローパ
スフィルタ140に代えて送電線の柱上トランスを用い
てもよい。即ち、柱上にローパスフィルタ140と同等
の周波数特性を有するトランスを備えて、それを介して
需要家に接続してもよい。ローパスフィルタ140を省
略することができる。又、第1変復調器120、第2変
復調器210間の変調方式をSS変調方式、又はOFD
M変調方式とする場合は、信号線路に周波数トラップが
あっても高品質にデータ通信可能であるので、第2分波
フィルタ250にローパスフィルタ240を設けなくと
もよい。第2分波フィルタ250は、ハイパスフィルタ
230のみでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる電力線利用の高速デー
タ伝送方式を説明するネットワーク構成図。
【図2】本発明の実施例に係る高速データ伝送方式を説
明するシステムブロック図。
【図3】本発明の変形例に係る高速データ伝送方式を説
明するシステムブロック図。
【図4】本発明の変形例に係る高速データ伝送方式を説
明するシステムブロック図。
【図5】本発明の変形例に係る高速データ伝送方式を説
明するシステムブロック図。
【図6】従来の電力線利用のデータ伝送方式を説明する
ネットワーク構成図。
【図7】従来の電力線利用のデータ伝送方式を説明する
ネットワーク構成図。
【符号の説明】
10…光ファイバ 14…屋外電力線 15…端末装置 16…電力引き込み線 18…屋内電力線 19…電気機器 100…柱上アダプタ装置 110…光電変換器 120…第1変復調器 121…第1周波数変換器 122…第1通信制御装置 130…ハイパスフィルタ 140…ローパスフィルタ 150…分波フィルタ 200…需要家アダプタ装置 210…第2変復調器 211…第2周波数変換器 212…第2通信制御装置 230…ハイパスフィルタ 240…ローパスフィルタ 250…分波フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/28 100 Fターム(参考) 5K002 AA02 AA04 DA09 FA01 5K022 AA02 AA03 AA04 AA23 DD01 DD21 DD31 EE01 EE21 EE31 5K033 AA01 BA01 DA15 DA17 DB01 DB05 DB17 DB22 DB23 5K046 AA03 AA08 BA02 BA06 BB05 CC02 CC17 CC21 PS22 PS31

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバと送電線から延出された電力線
    を用いたデータ伝送方式であって、光ファイバ端部に光
    電変換器と、光電変換器に接続される第1変復調器、及
    び、第1変復調装置に接続される第1分波フィルタとを
    設け、 需要家側の前記電力線に、第2分波フィルタと、第2分
    波フィルタに接続される第2変復調器とを設け、 前記第1分波フィルタと前記第2分波フィルタとを前記
    電力線で接続し、 通信時には、前記第1変復調器又は前記第2変復調器が
    受信した高周波信号を所定帯域の変調信号に変換して、
    前記第1分波フィルタ又は前記第2分波フィルタを介し
    て前記電力線に伝送することを特徴とする電力線利用の
    高速データ伝送方式。
  2. 【請求項2】前記第1変復調器は第1周波数変換器を、
    前記第2変復調器は第2周波数変換器を備え、前記所定
    帯域への変換は前記第1周波数変換器と前記第2周波数
    変換器によって行なわれることを特徴とする請求項1に
    記載の電力線利用の高速データ伝送方式。
  3. 【請求項3】前記第2周波数変換器は、前記需要家の端
    末装置と無線通信することを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の電力線利用の高速データ伝送方式。
  4. 【請求項4】前記第2周波数変換器は、前記需要家の端
    末装置と通信用の有線で通信することを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の電力線利用の高速データ伝送
    方式。
  5. 【請求項5】前記変調信号は、周波数多重であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の
    電力線利用の高速データ伝送方式。
  6. 【請求項6】前記周波数多重は、スペクトラム拡散通信
    方式又は直交周波数分割多重方式による周波数多重であ
    ることを特徴とする請求項5に記載の電力線利用の高速
    データ伝送方式。
  7. 【請求項7】前記第1分波フィルタ及び前記第2分波フ
    ィルタは、高周波信号である前記変調信号と、低周波信
    号である電力を分波するフィルタであることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の電力線利
    用の高速データ伝送方式。
  8. 【請求項8】前記第1変復調器は、前記第1周波数変換
    器と前記光ファイバの通信方式に対応する通信制御装置
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れ
    か1項に記載の電力線利用の高速データ伝送方式。
  9. 【請求項9】光ファイバと電力線を用いたネットワーク
    システムであって、 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の電力線を利
    用した伝送方式を用いたことを特徴とするネットワーク
    システム。
  10. 【請求項10】高周波信号が伝送される前記電力線に
    は、複数の需要家がマルチドロップ状に接続されること
    を特徴とする請求項9に記載のネットワークシステム。
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