JP2005165212A - 走査型共焦点顕微鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により、試料内の所望の領域に刺激光を照射して光刺激を与えながら、試料内の任意の所望空間を蛍光観察できる走査型共焦点顕微鏡装置を提供すること。
【解決手段】試料1に光化学変化をもたらす刺激光を照射し、励起光を励起光集光点に集光させて試料1に照射し、励起光を走査させ、刺激光の影響を含めた蛍光を観察する走査型共焦点顕微鏡装置100において、刺激光の集光位置の深さ方向に垂直な所定面を走査させるガルバノミラーユニット62と、刺激光の走査領域を制御する刺激光走査制御部40cと、励起蛍光光路91上に設けられ励起光の集光位置を深さ方向に変化させるデフォーマブルミラー31と、励起光の集光位置を所望の位置に可変に制御する励起光集光位置制御部40bと、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蛍光染色した試料に刺激光を照射して励起光を照射し、前記試料から発する蛍光を検知し、刺激光の影響も含めて空間の蛍光分布を観察する走査型共焦点顕微鏡装置に関するものである。
試料に刺激を与える刺激用レーザを備えた走査型共焦点顕微鏡装置は、Caged手法、FLIP(Fluorescence loss In Photobleaching)等に有効であることが知られている。Caged手法とは、試料内にケージド試薬とカルシウムイオン濃度に感受性を有する蛍光指示薬とを注入し、試料の部位に刺激用レーザ光を照射してケージド試薬のケージド基を開裂させる。ケージド基が開裂すると、内部に包含された物質が放出され、その時のカルシウムイオン濃度の経時変化を、観察用励起レーザ光を試料に照射することにより蛍光観察する手法である。また、FLIPとは、細胞内の特定の部位を刺激用レーザ光で繰り返し照射することにより褪色させ、その部位の外側領域の蛍光強度が蛋白質の拡散により減少する過程を、観察用励起レーザ光を試料に照射することにより、試料から発する蛍光を時間経過観察する方法である。Caged手法、FLIP共に、試料の特定の部位に刺激用レーザ光により光刺激を与えながら、試料の経時変化を、観察用励起レーザ光を試料に照射することにより蛍光観察することが重要である(特許文献1参照)。
特開平10−206742号公報(3頁)
ところで近年、試料の3次元の蛍光観察の要求が高まっている。前述したCaged手法、FLIPにおいても、例えば、任意の部位に刺激用レーザ光を照射して光刺激を与えながら、観察用励起レーザ光を照射して3次元の蛍光観察を行う要望が高まっている。しかし、刺激用レーザ光の光軸と垂直な集光面は試料と対物レンズとの距離で決まり、基本的には同一面となっている。従って、試料内の3次元の蛍光観察を行うために、試料と対物レンズとの距離をステッピングモータ等の顕微鏡焦点調整機構により変化させると、刺激用レーザ光の集光面も、観察用励起レーザ光の集光面とともに変化し、試料内の3次元空間の所望の領域に光刺激を与え続けることができない。つまり、従来は試料内の任意の点を含む領域を刺激用レーザ光により、連続的、あるいは繰り返し光刺激を与えながら、試料の3次元の蛍光観察をすることはできなかった。つまり、光刺激と組合せると共焦点効果による3次元の蛍光観察が可能である走査型共焦点顕微鏡装置の利点を発揮できず所望の条件における蛍光画像が取得できないという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成により、試料内の所望の領域に刺激光を照射して光刺激を与えながら、試料内の任意の所望空間を蛍光観察できる走査型共焦点顕微鏡装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる走査型共焦点顕微鏡装置は、試料に光化学変化をもたらす刺激光を照射し、励起光を励起光集光点に集光させて前記試料に照射し、少なくとも前記励起光を深さ方向に垂直な面で走査させ、前記刺激光の影響を含めた蛍光を観察する走査型共焦点顕微鏡装置において、少なくとも前記刺激光の集光位置の深さ方向に垂直な所定面を走査させる刺激光走査手段と、前記刺激光の走査領域を所望の領域に制御する刺激光走査制御手段と、前記励起光と前記蛍光とが通る光路のうち前記刺激光がさらに通る共通光路を除いた光路である励起蛍光光路上に設けられ少なくとも前記励起光の集光位置を深さ方向に変化させる励起光集光位置変化手段と、前記励起光の集光位置を所望の位置に可変に制御する励起光制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、刺激光により所望面又はポイントに刺激を与えながら、刺激光の照射面とは独立に励起光の集光位置を深さ方向に変化させつつ励起光を走査させることにより、所望空間の蛍光分布が取得できる。
また、請求項2にかかる走査型共焦点顕微鏡装置は、上記の発明において、前記刺激光走査制御手段は、前記試料の所望の点又は所望の領域に刺激を与えるように前記刺激光を制御するとともに、前記励起光制御手段は、前記励起光の集光位置の深さ方向の変化を加えて所定空間を走査させるように前記励起光を制御し、所定空間の蛍光分布を取得することを特徴とする。
また、請求項3にかかる走査型共焦点顕微鏡装置は、上記の発明において、前記刺激光が通る刺激光光路のうち前記共通光路を除いた前記刺激光光路上に設けられ少なくとも前記刺激光の集光位置を深さ方向に変化させる刺激光集光位置変化手段と、前記刺激光の集光位置を所望の位置に可変に制御する刺激光制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、励起光の集光位置とは独立に刺激光の集光位置を深さ方向に変化させつつ刺激光を走査させることにより、刺激光により所望空間に刺激を与えることができる。
また、請求項4にかかる走査型共焦点顕微鏡装置は、上記の発明において、前記刺激光制御手段は、前記刺激光の集光位置の深さ方向の変化を加えて所定空間を走査させるように前記刺激光を制御し、所定空間に刺激を与えるとともに、前記励起光制御手段は、前記励起光の集光位置の深さ方向の変化を加えて所定空間を走査させるように前記励起光を制御し、所定空間の蛍光分布を取得することを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、刺激光により所望空間に刺激を与えつつ、所望空間の蛍光分布を取得することができる。
また、請求項5にかかる走査型共焦点顕微鏡装置は、上記の発明において、所望空間の蛍光分布を所定時間間隔毎に順次取得することを特徴とする。
また、請求項6にかかる走査型共焦点顕微鏡装置は、上記の発明において、前記刺激光制御手段は前記刺激光集光位置変化手段を制御し、前記刺激光走査制御手段は前記刺激光走査手段を制御し、複数の空間又はポイントを順次切換えて前記刺激光により照射しながら、前記励起光制御手段は前記励起光の集光位置の深さ方向の変化を加えて所定面を走査させるように前記励起光を制御し、前記試料から発する反応光を検出することにより、前記試料の所望の空間の画像を取得することを特徴とする。
また、請求項7にかかる走査型共焦点顕微鏡装置は、上記の発明において、前記励起光集光位置変化手段および前記刺激光集光位置変化手段の少なくともいずれかは、収差の補償を含めて入出力波面の変換を行う波面変換素子であることを特徴とする。
また、請求項8にかかる走査型共焦点顕微鏡装置は、上記の発明において、前記波面変換素子は、デフォーマブルミラーまたは液晶光学素子であることを特徴とする。
また、請求項9にかかる走査型共焦点顕微鏡装置は、上記の発明において、前記刺激光は、多光子励起に用いられる赤外パルスレーザ光であることを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項10にかかる走査型共焦点顕微鏡装置は、試料に励起光を照射し、該励起光を励起光集光点に集光させ、少なくとも該励起光を深さ方向に垂直な面で走査させるとともに、前記試料に光化学変化をもたらす刺激光を照射し、該刺激光を刺激光集光点に集光させ、少なくとも該刺激光を深さ方向に垂直な面で走査させ、前記励起光集光点から発する前記刺激光の影響を含めた蛍光を観察する走査型共焦点顕微鏡装置において、前記刺激光が通る光路のうち前記励起光および前記蛍光とがさらに通る共通光路を除いた光路である刺激光光路上に設けられ、収差の補償を含めて入出力波面の変換を行って少なくとも前記刺激光の集光位置を深さ方向に変化させる波面変換素子と、前記刺激光の集光位置を所望の位置に可変に制御する刺激光制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項10の発明によれば、励起光の集光位置とは独立に刺激光の集光位置を深さ方向に変化させつつ刺激光を走査させることにより、所望空間に刺激を与えることができる。
本発明にかかる走査型共焦点顕微鏡装置によれば、励起光の集光位置を深さ方向に変化させる励起光集光位置変化手段を、刺激光と励起蛍光とが共用する共通光路外の励起蛍光光路に設けることにより、刺激光集光位置とは独立に励起光集光位置を深さ方向に変化させることが可能となり、例えば、刺激光の集光点を固定して励起光集光位置を深さ方向に変化させつつ所定面を走査することにより、刺激光の所定空間への影響を知ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる走査型共焦点顕微鏡装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1である走査型共焦点顕微鏡装置100の概要構成を示すブロック図である。走査型共焦点顕微鏡装置100は、励起光と蛍光とを制御する励起照射ユニット90Aと、刺激光を制御する刺激光照射ユニット92と、励起照射ユニット90Aと刺激光照射ユニット92とを制御する制御部40Aとを有し、励起光と蛍光とが通る励起蛍光光路91と、刺激光が通る刺激光光路93とが共用する共通光路94に配置される合成ダイクロイックミラー66と、対物レンズ71と、対物レンズ71を支持するガイド駆動機構72と、ガイド駆動機構72を駆動させるモータ70と、観察対象である試料1と、試料1を載置する試料ステージ3とを有している。
制御部40Aは、励起光走査制御部40aと、励起光集光位置制御部40bと、刺激光走査制御部40cとを有している。励起光走査制御部40aは、励起光走査ユニット30A内のガルバノミラーユニット39を制御することによって励起光の走査面を走査制御している。励起光集光位置制御部40bは、励起光走査ユニット30A内の波面変換素子であるデフォーマブルミラー31を制御することによって励起光の集光点の深さ方向の位置を制御している。刺激光走査制御部40cは、刺激光走査ユニット60A内のガルバノミラーユニット62を制御することによって刺激光の走査面を走査制御している。また、制御部40Aは、光検知器33Aと、電動シャッタ51と、モータ70とをそれぞれ制御している。
励起光照射ユニット90Aは、励起光源レーザユニット10と、励起光走査ユニット30Aとを有している。励起光源ユニット10は、アルゴンレーザ発振器10aと、音響光学素子10bとを有し、アルゴンレーザ発振器10aから出射した波長488nmのレーザ光は音響光学素子10bにより出力強度が変調され、励起光源レーザユニット10から励起光として出射する。出射した励起光はシングルモードファイバ20を介して励起光走査ユニット30Aに入射する。入射した励起光は、可視レーザ光導入ポート41とコリメートレンズ32と励起ダイクロイックミラー36とを順次介して波面変換素子であるデフォーマブルミラー31に入射する。デフォーマブルミラー31は、後述するように光の反射面を凹凸状に高速に変化させることができ、入射光を平行光以外の収束光、あるいは発散光に可変させて反射させることができる。結果的にデフォーマブルミラー31が反射面を可変させることによって、励起光の深さ方向の集光位置を可変することができる。デフォーマブルミラー31の反射面は励起光集光点位置制御部40bにより制御されているため、デフォーマブルミラー31で反射した励起光の光束は制御されて反射し、ガルバノミラーユニット39に向かう。ガルバノミラーユニット39に入射した励起光は、励起光走査制御部40aによって励起光の走査面が走査制御され、1対のガルバノミラー39a,39bを介して瞳投影レンズ40に入射する。
瞳投影レンズ40に入射した励起光は、励起蛍光光路91を通り結像レンズ65を介して励起光照射ユニット90Aから出射し、合成ダイクロイックミラー66に入射する。合成ダイクロイックミラー66に入射した励起光は、共通光路94を通り対物レンズ71を介して試料1内の励起光の集光点に集光する。
試料1内の励起光の集光点は励起され基底状態に遷移する過程で波長505〜600nmの蛍光を発する。励起光の集光点から発した蛍光は、共通光路94と励起蛍光光路91とを逆行し、励起ダイクロイックミラー36まで到達する。蛍光は励起ダイクロイックミラー36を透過し、共焦点レンズ37と反射ミラー38とを順次介し、さらに共焦点ピンホール35の位置を調整することによって励起光の集光点から発した蛍光のみが共焦点ピンホール35を通過し、バリアフィルタ34を通過して光検知器33Aに入射する。光検知器33Aに入射した蛍光は電気信号に変換され、制御部40Aに出力される。制御部40Aに入力した電気信号は、画像処理部80に蛍光信号として出力され、画像処理部80は、入力した蛍光信号により、蛍光画像を作成する。
一方、刺激光照射ユニット92は、刺激光源ユニット50と、刺激光の出射を制御する電動シャッタ51と、1対のビームエクスパンダ52,53と、刺激光走査ユニット60Aと、結像レンズ64とを有し、刺激光源ユニット50からは波長720nmの赤外パルスレーザ光が発振し、電動シャッタ51が開くことにより刺激光として出射する。出射した刺激光は、1対のビームエクスパンダ52,53を介して刺激光走査ユニット60Aに入射する。刺激光走査ユニット60Aは、ミラー67と、ガルバノミラーユニット62と瞳投影レンズ63とを有し、刺激光走査ユニット60Aに入射した刺激光は、ミラー67を介してガルバノミラーユニット62に入射する。ガルバノミラーユニット62に入射した刺激光は、刺激光走査制御部40cによって刺激光の走査面が偏向制御されて1対のガルバノミラー62a,62bを介して瞳投影レンズ63に出射する。
瞳投影レンズ63に入射した刺激光は刺激光光路93を通り結像レンズ64を介して励刺激光照射ユニット92から出射し、合成ダイクロイックミラー66に入射する。合成ダイクロイックミラー66で反射した刺激光は、共通光路94を通り対物レンズ71を介して試料1内の刺激光の集光点に集光する。
刺激光の集光点に存在する物質がケージド試薬とカルシウムイオン濃度に感受性を有する蛍光指示薬で染色されていると、刺激光の集光点では2光子励起が起き、ケージド試薬のケージド基が開裂する。刺激光の集光点においては波長720nmの2個の光子が同時に吸収されることにより、波長720nmの2倍のエネルギーが刺激光の集光点に生じ2光子励起がおこる。1光子では刺激用レーザ光が通過する試料1内の円錐領域全体に光刺激が与えられることになるが、2光子励起の場合、2個の光子が同時に吸収されないと2光子励起が発生しないので、試料1に刺激光が集光した位置にのみ2光子励起が生じ、光刺激が与えられる。このことは、試料1の3次元空間の1箇所に刺激を与えるような場合には特に有効である。2光子励起によりケージド基が開裂すると内部に包含された物質が放出され、放出された物質によってカルシウムイオン濃度が変化する。カルシウムイオン濃度が変化すると波長488nmの励起光に対して発する蛍光強度が変化する。
したがって、ケージド解除などの刺激用レーザ光の照射位置を試料1の刺激を与えたい1点に固定した状態で、観察用励起レーザ光による3次元的な蛍光観察が可能となる。また、刺激用レーザ光として2光子励起を起こさせる赤外パルスレーザ光を用いているので、刺激を与える点を3次元空間中の刺激光の集光位置に限定できるので、不要な部位を同時に光刺激することがなく、正確な点に刺激を与えたことによる正確な観察が可能となる。
また、FLIPにおいては、刺激用レーザ光として2光子励起でフォトブリーチングを行う波長800nmの赤外パルスレーザを用いる。試料にはGFPなど蛍光蛋白が標識されており、蛍光観察用として波長488nmで励起すると500nm〜600nmの波長の蛍光を発する。なお、刺激用レーザ光の光路と蛍光観察用励起レーザ光の光路とを合成する合成ダイクロイックミラー66の特性は、刺激用レーザ光の波長800nmは反射し、蛍光観察用励起レーザ光の波長488nm、および蛍光波長500nm〜600nmを透過するようになっている。
通常のフォトブリーチング手法は、褪色させる刺激用レーザ光の波長と蛍光を観察する観察用励起レーザ光の波長が同じなので、2つの光路を合成する合成ダイクロイックミラー66の特性で、どちらかの波長にロスが生じることになるが、本発明においては、刺激用レーザ光に赤外パルスレーザ光を用いることによりブリーチさせるレーザ光の波長と蛍光を観察する観察用レーザ光の波長とを分離することができるので、合成ダイクロイックミラー66の特性を両方のレーザ光ともロスしない特性にできる。特に高出力が必要なフォトブリーチングを行う赤外パルスレーザ光の光量ロスが少ないことは有効である。
ところで前述したように、デフォーマブルミラー31は、光の反射面の形状を変化させることによって、励起光の集光点の深さ方向の位置を変化させるとともに入射光と反射光との収差を補償する機能をもっている。図2は、デフォーマブルミラー31が共焦点位置制御部40bからの制御によって反射面断面を凹凸型に変化させ、反射した励起光の光束が変化するところを示している。反射面断面が凸型に変形すると、励起光は拡散光となり、凹型に変形すると、励起光は収束光となる。図3は、デフォーマブルミラー31により、反射した励起光が拡散光となると対物レンズ71を介し励起光集光点5が深い励起光集光点5Bに変化し、励起光が収束光となると励起光集光点5が浅い励起光集光点5Bに変化することを示している。つまり、デフォーマブルミラー31の反射面を可変することにより、励起光集光点5が深さ方向に可変できることになる。また、励起光集光点5の位置が変化することにともなって励起光走査面2の深さも変化することを示している。
したがって、励起光集光点5の深さ方向の位置を変化させながら所定の励起光走査面2を走査すると、試料1内の所定空間の蛍光分布が取得でき、蛍光強度を画像信号に変換することにより、所定空間の蛍光分布を立体画像として観察することができる。また、このような励起光による、所定空間の走査を所定時間間隔で繰り返すと、蛍光分布の立体画像の経時変化も観察することができる。つまり、ある点に与えた刺激光の影響により放出した物質により変化するカルシウムイオン濃度の経時変化を立体的に観察することができる。
図4は、デフォーマブルミラー31を制御して励起光走査面2を深さ方向に変化させ、結果的に刺激光集光点4とは独立に試料1中の所望の空間の蛍光分布が取得できることを示している。また、図5は、デフォーマブルミラー31とガルバノミラーユニット39とを同時に制御し、励起光の走査を行いつつ励起光の深さ方向を変化させ、結果的に刺激光集光走査面4Aとは独立に斜面形状の所望の空間の蛍光分布を取得することができることを示している。このように、励起光の走査と励起光の深さ方向の変化とを組み合わせる制御を行うと、試料1中の任意形状の平面を含む曲面と、任意形状の空間の蛍光観察が可能になる。例えば、励起光の深さ方向のみで構成される平面の蛍光観察も可能である。
図6に示すように光の深さ方向をZ軸とし、光の深さ方向に垂直な面をX−Y軸として表すと、試料1の特定点106に刺激用レーザ光を照射し、2光子励起によりブリーチしながら蛍光観察用励起レーザ光により試料1内の所望空間105を走査して蛍光共焦点画像を観察できるので、試料1内の特定点106を連続的または繰り返し刺激用レーザ光を照射してブリーチしながら、特定点106の外側領域の所望空間105の蛍光強度が蛍光蛋白の拡散により減少する経時的な変化を共焦点により3次元的に蛍光観察できる。
図7は、試料1内の刺激光集光走査面4Aに刺激光を与えるとともに、所望空間101の蛍光分布を所定時間間隔で繰り返し取得することにより、刺激光の所望空間101への影響の経時変化が観察できることを示している。なお、所望空間101は図7に示すように所望の形状にすることができる。
次に、励起光光源をレーザから水銀ランプに代え、ガルバノミラーユニット39を複数のピンホールが形成されたニポウディスク82に代え、光検知器33AをCCDカメラ33Bに代えることによっても、デフォーマブルミラー31を用いれば、励起光により、所望空間の蛍光分布が取得できることを説明する。図8は、この発明の実施の形態1の変形例である走査型共焦点顕微鏡装置110の概要構成を示すブロック図である。図8では、励起走査ユニット30Aを励起走査ユニット30Bに代えている。なお、図1と同一の構成については同一の符号を付す。励起走査ユニット30Bに取り付けられた水銀ランプ83は、波長720nmの光を励起光として出射する。励起光は、コリメートレンズ37dを介して励起ダイクロイックミラー36に入射する。励起ダイクロイックミラー36に入射した励起光は反射され、レンズ37bと、ニポウディスク82と、レンズ37aとを順次介してデフォーマブルミラー31に入射する。デフォーマブルミラー31は、入射した励起光を反射し、レンズ40を介して励起光走査ユニット30Bから励起光を出射させる。
ニポウディスク82には、複数のピンホールが空けられていて、その複数のピンホールの共焦点効果により同時に複数の励起光を通過させるとともに、励起蛍光光路を逆行した複数の蛍光を同時に通過させることができる。したがって、励起光走査制御部40eがモータ81の回転を制御してニポウディスク82を回転させ、レンズ37cを介したCCDカメラ33Bが蛍光を検知することにより、試料1内の所定面の蛍光分布を取得することができる。また、励起光集光位置制御部40bは、デフォーマブルミラー31を制御することによって、励起光の深さ方向の集光位置を制御している。このように励起光源として水銀ランプ83と、ニポウディスク82と、CCDカメラ33Bとを用いても、刺激を与えたい点に与えた刺激光の影響により放出した物質により変化するカルシウムイオン濃度の経時変化を立体的に観察することができる。
ニポウディスク82を用いると、同時に複数の蛍光を通過させることができるため、短時間に所望空間の蛍光分布が取得でき、早い変化に対応できる。なお、ニポウディスク82に代えて円板にスリットが形成されたスリットディスクを用いても同様の効果が得られる。励起光源として水銀ランプ83以外にもキセノンランプ、またはLEDなどが使用でき、装置を安価にすることができる。
上述の実施の形態においては、反射型のデフォーマブルミラー31を用いたが、透過型の液晶光学素子または液晶レンズ等を用いるようにしてもよい。
(実施の形態2)
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、デフォーマブルミラー31を用いて励起光の集光点の深さ方向の位置を変化させていたが、この実施の形態2では、デフォーマブルミラー31Bを共通光路94外の刺激光光路93にも設け、所望空間に刺激光により刺激を与えながら所望空間の蛍光分布が取得できるようにしている。
図9は、この発明の実施の形態2である走査型共焦点顕微鏡装置120の概要構成を示すブロック図である。刺激光照射ユニット60Bは、ミラー67,68と、デフォーマブルミラー31Bと、ガルバノミラーユニット62と、瞳投影レンズ63とを有している。また、制御部40Cは、励起光走査制御部40aと、励起光集光位置制御部40bと、刺激光走査制御部40cと、刺激光集光位置制御部40dとを有している。なお、図1と同一の構成については同一の符号を付す。
励起光走査制御部40aは、ガルバノミラーユニット39を制御することによって、励起光走査面2を走査制御し、励起光集光位置制御部40bは、デフォーマブルミラー31を制御することによって、励起光の集光点の深さ方向の位置を制御している。刺激光走査制御部40cは、ガルバノミラーユニット62を制御することによって、刺激光の走査面を走査制御して、刺激光集光位置制御部40dは、デフォーマブルミラー31Bを制御することによって、刺激光の集光点の深さ方向の位置を制御している。
デフォーマブルミラー31Bは、実施の形態1に説明したデフォーマブルミラー31と同様に光の反射面を変化させるとともに入射光と反射光との収差を補償する機能を持ち、共通光路94外に配置されている。したがって、デフォーマブルミラー31Bの反射面を制御することにより、刺激光の集光点の深さ方向の位置を励起光とは独立に可変させることができる。したがって、刺激光を走査させつつ深さ方向を変化させることが可能となり、刺激光においても、試料1中の任意形状の空間に刺激を与えることができることになる。
図10は、刺激光を走査させつつ刺激光の深さ方向の位置を変化させることにより、試料1中の任意の空間に刺激を与えるとともに、励起光を走査させつつ励起光の深さ方向の位置を変化させ、試料1中の任意の空間の蛍光観察が行えることを示している。さらに、図11は、励起光を複数の離散空間にスキップすることにより、試料1内の所望空間102に刺激を与えつつ、所望空間103,104の蛍光分布を取得できることを示している。また、刺激光を励起光と同様に複数の離散空間にスキップすることにより複数の所望空間に刺激を与えることも可能となる。このようにすれば、試料1中の任意の3次元領域に光刺激を与えながら、刺激を与える領域とは異なる任意の3次元領域の経時変化を観察用励起レーザ光により観察することができる。例えば、刺激を与える領域からの距離により蛍光拡散が起こる時間差を観察するような場合は、刺激を与える領域を1箇所とし、観察する領域を2箇所とすればよい。また、逆に刺激を与える領域を2箇所にし、交互に刺激を与えながら観察する領域を1箇所としてもよい。また、所望空間102,103,104を、任意形状にすることもできる。
この発明の実施の形態1である走査型共焦点顕微鏡装置の概要構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1のデフォーマブルミラーの機能を示す説明図である。 この発明の実施の形態1のデフォーマブルミラーによって、励起光集光点の深さ方向の位置が変化することを示す説明図である。 この発明の実施の形態1の刺激光集光点とは独立に所望空間の蛍光分布が取得できることを示す説明図である。 この発明の実施の形態1の所望面に刺激を与えつつ斜面形状の所望空間の蛍光分布が取得できることを示す説明図である。 この発明の実施の形態1の所望点に連続的または繰り返し刺激を与えて所望空間の蛍光分布が取得できることを示す説明図である。 この発明の実施の形態1の所望面に刺激を与えつつ所望空間の蛍光分布を所定時間間隔により取得することができることを示す説明図である。 この発明の実施の形態1の変形例である走査型共焦点顕微鏡装置の概要構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2である走査型共焦点顕微鏡装置の概要構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2の所望空間に刺激を与えつつ所望空間の蛍光分布を取得することができることを説明する説明図である。 この発明の実施の形態2の所望空間に刺激を与えつつ複数の離散的な所望空間の蛍光分布を取得することができることを示す説明図である。
符号の説明
1 試料
2,2a,2b 励起光走査面
3 試料ステージ
4,4a,4b 刺激光集光点
4A 刺激光走査面
5,5a,5b 励起光集光点
10 励起光源レーザユニット
10a アルゴンレーザ発振器
10b 音響光学素子
20 シングルモードファイバ
30A 励起光走査ユニット
30B 励起蛍光ユニット
31,31B デフォーマブルミラー
32 コリメートレンズ
33A 光検知器
33B CCDカメラ
34 バリアフィルタ
35 共焦点ピンホール
36 励起ダイクロイックミラー
37 共焦点レンズ
38,38B,68 反射ミラー
39,62 ガルバノミラーユニット
39a,39b,62a,62b ガルバノミラー
40 レンズ
40A,40B,40C,40D 制御部
40a,40e 励起光走査制御部
40b,40f 励起光集光位置制御部
40c 刺激光走査制御部
40d 刺激光集光位置制御部
41 可視光レーザ導入ポート
50 刺激光源ユニット
51 電動シャッタ
52,53 ビームエクスパンダ
60A,60B 刺激光走査ユニット
63 瞳投影レンズ
64,65 結像レンズ
66 合成ダイクロイックミラー
67 ミラー
70,81 モータ
71 対物レンズ
72 ガイド駆動機構
80 画像処理部
82 ニポウディスク
90,90A,90C 励起光照射ユニット
91 励起蛍光光路
92 刺激光照射ユニット
93 刺激光光路
94 共通光路
100,110,120,130 走査型共焦点顕微鏡装置
101,102,103,104,105 所望空間
106 特定点

Claims (10)

  1. 試料に光化学変化をもたらす刺激光を照射し、励起光を励起光集光点に集光させて前記試料に照射し、少なくとも前記励起光を深さ方向に垂直な面で走査させ、前記刺激光の影響を含めた蛍光を観察する走査型共焦点顕微鏡装置において、
    少なくとも前記刺激光の集光位置の深さ方向に垂直な所定面を走査させる刺激光走査手段と、
    前記刺激光の走査領域を所望の領域に制御する刺激光走査制御手段と、
    前記励起光と前記蛍光とが通る光路のうち前記刺激光がさらに通る共通光路を除いた光路である励起蛍光光路上に設けられ少なくとも前記励起光の集光位置を深さ方向に変化させる励起光集光位置変化手段と、
    前記励起光の集光位置を所望の位置に可変に制御する励起光制御手段と、
    を備えたことを特徴とする走査型共焦点顕微鏡装置。
  2. 前記刺激光走査制御手段は、前記試料の所望の点又は所望の領域に刺激を与えるように前記刺激光を制御するとともに、
    前記励起光制御手段は、前記励起光の集光位置の深さ方向の変化を加えて所定空間を走査させるように前記励起光を制御し、所定空間の蛍光分布を取得することを特徴とする請求項1に記載の走査型共焦点顕微鏡装置。
  3. 前記刺激光が通る刺激光光路のうち前記共通光路を除いた前記刺激光光路上に設けられ少なくとも前記刺激光の集光位置を深さ方向に変化させる刺激光集光位置変化手段と、
    前記刺激光の集光位置を所望の位置に可変に制御する刺激光制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の走査型共焦点顕微鏡装置。
  4. 前記刺激光制御手段は、前記刺激光の集光位置の深さ方向の変化を加えて所定空間を走査させるように前記刺激光を制御し、所定空間に刺激を与えるとともに、前記励起光制御手段は、前記励起光の集光位置の深さ方向の変化を加えて所定空間を走査させるように前記励起光を制御し、所定空間の蛍光分布を取得することを特徴とする請求項3に記載の走査型共焦点顕微鏡装置。
  5. 所望空間の蛍光分布を所定時間間隔毎に順次取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の走査型共焦点顕微鏡装置。
  6. 前記刺激光制御手段は前記刺激光集光位置変化手段を制御し、前記刺激光走査制御手段は前記刺激光走査手段を制御し、複数の空間又はポイントを順次切換えて前記刺激光により照射しながら、前記励起光制御手段は前記励起光の集光位置の深さ方向の変化を加えて所定面を走査させるように前記励起光を制御し、前記試料から発する反応光を検出することにより、前記試料の所望の空間の画像を取得することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の走査型共焦点顕微鏡装置。
  7. 前記励起光集光位置変化手段および前記刺激光集光位置変化手段の少なくともいずれかは、収差の補償を含めて入出力波面の変換を行う波面変換素子であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の走査型共焦点顕微鏡装置。
  8. 前記波面変換素子は、デフォーマブルミラーまたは液晶光学素子であることを特徴とする請求項7に記載の走査型共焦点顕微鏡装置。
  9. 前記刺激光は、多光子励起に用いられる赤外パルスレーザ光であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の走査型共焦点顕微鏡装置。
  10. 試料に励起光を照射し、該励起光を励起光集光点に集光させ、少なくとも該励起光を深さ方向に垂直な面で走査させるとともに、前記試料に光化学変化をもたらす刺激光を照射し、該刺激光を刺激光集光点に集光させ、少なくとも該刺激光を深さ方向に垂直な面で走査させ、前記励起光集光点から発する前記刺激光の影響を含めた蛍光を観察する走査型共焦点顕微鏡装置において、
    前記刺激光が通る光路のうち前記励起光および前記蛍光とがさらに通る共通光路を除いた光路である刺激光光路上に設けられ、収差の補償を含めて入出力波面の変換を行って少なくとも前記刺激光の集光位置を深さ方向に変化させる波面変換素子と、
    前記刺激光の集光位置を所望の位置に可変に制御する刺激光制御手段と、
    を備えたことを特徴とする走査型共焦点顕微鏡装置。
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