JP4939855B2 - 照明装置およびレーザ走査型顕微鏡 - Google Patents
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Description
この特許文献1のレーザ走査型顕微鏡は、試料の観察および走査のための2つのレーザ光の光路を合成するもので、操作用レーザ光の合焦半径を変更するためのズーム光学系を操作用レーザ光の光路に備えている。ズーム光学系の作動により、操作用レーザ光の合焦半径を縮小または拡大することとしている。
本発明は、光束径の異なる複数のレーザ光の光路を合成する光路合成手段と、該光路合成手段により光路を合成されたレーザ光の光軸に交差する方向の光束位置を調節する光束位置調節手段と、該光束位置調節手段により位置調節されたレーザ光を試料に集光させる集光手段とを備え、光束径が小さい方のレーザ光を、光束径が大きい方のレーザ光の開口数よりも小さな開口数をなして試料に照射することにより、合焦位置において前記光束径が大きい方のレーザ光よりも広い領域に照射する照明装置を提供する。
制御手段の作動によりシャッタ手段と光束位置調節手段とを同期させることで、不必要な部分にレーザ光を照射することなく、試料上の離れた領域に異なる合焦半径のレーザ光を短時間で切り替えて照射することができる。
このようにすることで、光軸方向に離れた試料上の異なる領域にも異なる合焦半径のレーザ光を短時間で切り替えて照射することができる。試料を移動させる移動手段による移動量はズーム光学系におけるレンズの移動量と比較して極めて微小なものである。このため、試料を光軸方向に高速に移動させて、レーザ光の照射位置を光軸方向に短時間で切り替えることができる。
このようにすることで、合焦位置の極めて薄い範囲のみにおける光子密度を増大させて、光軸方向に限られた範囲に光刺激等の照明を行うことができる。特に、照明位置の光軸方向移動を伴う場合には効果的である。
このようにすることで、光束径調節手段の作動により、レーザ光の光束径を予め調節しておくことができ、所望の合焦半径のレーザ光を試料に照射することが可能となる。
このようにすることで、合焦位置調節手段の作動により、異なる光束径のレーザ光の合焦位置を予め異ならせておくことが可能となり、さらに高速に照射位置を切り替えることができる。
照明装置の作動により、光束径の異なるレーザ光を短時間で切り替えて照明し、それに対する試料の状態を光検出手段により検出する。レーザ光のいずれかを観察用照明光として使用し、光束位置調節手段を光走査手段として使用することで、光束位置調節手段により試料から戻る光をデスキャンして画像形成することも可能となる。
本実施形態に係る照明装置は、光刺激用照明装置1であって、図1に示されるように、レーザ走査型顕微鏡2に備えられている。
光検出器9は、例えば、光電子増倍管である。
上記光刺激用照明装置1の2つの音響光学素子15,16およびスキャナ21、観察用照明装置4の音響光学素子27およびスキャナ30、およびステージ3にはコントローラ(制御手段)32が接続され、これらの装置を同期して制御するようになっている。
また、ビーム整形光学系13,26は、例えば、両凸レンズ13a,26aと平凹レンズ13b,26bとを組み合わせたガリレオ型のビームエキスパンダにより構成されている。
本実施形態に係るレーザ走査型顕微鏡2を用いて試料Aを観察する場合には、光刺激用照明装置1の2つの光束径調節手段17を操作して、各光路を通過する超短パルスレーザ光L11,L12の光束径を調節し、合焦位置調節手段18を操作して、各光路を通過する超短パルスレーザ光L11,L12の対物レンズ7による合焦位置を光軸方向に調節しておく。そして、ステージ3上に試料Aを固定する。
具体的には、コントローラ32は、観察用照明装置4の音響光学素子27を開状態とし、スキャナ30を作動させることにより、第2のレーザ光源24から出射された超短パルスレーザ光L2を試料Aに配置された対物レンズ7の焦点面上において2次元的に走査させる。
この場合には、図4に示されるように、観察平面を変更するためにステージ3位置を切り替えても、光刺激用照明装置1による光刺激用の超短パルスレーザ光L11,L12を照射する際には、ステージ3を同一の高さ位置に配置するように移動させることとすればよい。
L11,L12 超短パルスレーザ光(レーザ光)
L2 超短パルスレーザ光(観察用照明光)
L3 レーザ光(観察用照明光)
1,40 光刺激用照明装置(照明装置)
2,2′ レーザ走査型顕微鏡
3 ステージ(移動手段)
5 ビームスプリッタ(第2の光路合成手段)
7 対物レンズ
15,16,27 音響光学素子(シャッタ手段)
17,28 光束径調節手段
18,29 合焦位置調節手段
20 偏光ビームスプリッタ(光路合成手段)
21 スキャナ(光束位置調節手段)
22 瞳投影レンズ(集光手段)
24,41 第2のレーザ光源(観察用照明光源)
30 スキャナ(光走査手段)
32 コントローラ(制御手段)
45 光検出器(光検出手段)
Claims (11)
- 光束径の異なる複数のレーザ光の光路を合成する光路合成手段と、
該光路合成手段により光路を合成されたレーザ光の光軸に交差する方向の光束位置を調節する光束位置調節手段と、
該光束位置調節手段により位置調節されたレーザ光を試料に集光させる集光手段とを備え、
光束径が小さい方のレーザ光を、光束径が大きい方のレーザ光の開口数よりも小さな開口数をなして試料に照射することにより、合焦位置において前記光束径が大きい方のレーザ光よりも広い領域に照射する照明装置。 - 光路合成手段により合成される前の複数の光路に設けられ、各光路を個別に開閉するシャッタ手段と、
該シャッタ手段と前記光束位置調節手段とを同期して作動させることにより、前記光束径の異なる複数のレーザ光を、試料上の光軸に交差する方向の異なる位置に切り替えて照射させる制御手段とを備える請求項1に記載の照明装置。 - 前記光路合成手段により合成される前の複数の光路に、各光路におけるレーザ光の光束径を調節する光束径調節手段が備えられている請求項1または請求項2に記載の照明装置。
- 光路合成手段により合成される前の複数の光路に設けられ、各光路を個別に開閉するシャッタ手段と、
該シャッタ手段と前記光束位置調節手段とを同期して作動させることにより、前記光束径の異なる複数のレーザ光を、試料上の光軸に交差する方向の異なる位置に切り替えて照射させる制御手段とを備え、
前記光路合成手段により合成される前の複数の光路に、各光路におけるレーザ光の光束径を調節する光束径調節手段が備えられている請求項1に記載の照明装置。 - 前記試料を光軸方向に移動させる移動手段を備え、
前記制御手段が、前記シャッタ手段、前記光束位置調節手段および前記移動手段を同期して作動させる請求項2から請求項4のいずれかに記載の照明装置。 - 前記レーザ光が超短パルスレーザ光からなる請求項1から請求項5のいずれかに記載の
照明装置。 - 前記光路合成手段により合成される前の複数の光路に、各光路におけるレーザ光の合焦位置を調節する合焦位置調節手段が備えられている請求項1から請求項6のいずれかに記
載の照明装置。 - 単一のレーザ光源からのレーザ光を前記複数のレーザ光に分岐する分岐手段を備える請求項1から請求項7のいずれかに記載の照明装置。
- 請求項1から請求項8のいずれかに記載の照明装置を備え、
前記光路合成手段により合成される前の複数の光路のいずれかに、集光手段および光束位置調節手段を介して戻る試料からの光を検出する光検出手段が備えられているレーザ走査型顕微鏡。 - 請求項1から請求項8のいずれかに記載の照明装置と、
観察用照明光源と、
該観察用照明光源から発せられた観察用照明光を光軸に交差する方向に走査する光走査手段と、
該光走査手段により走査された観察用照明光の光路と、前記照明装置から出射されたレーザ光の光路とを合成する第2の光路合成手段と、
該第2の光路合成手段により合成された観察用照明光および/またはレーザ光を試料に
照射し、試料において発生した観察光を集光する対物レンズと、
該対物レンズ、前記第2の光路合成手段および光走査手段を介して同一光路を戻る観察
光を検出する光検出手段とを備えるレーザ走査型顕微鏡。 - 請求項1から請求項8のいずれかに記載の照明装置と、
超短パルスレーザ光を出射する観察用照明光源と、
該観察用照明光源から発せられた超短パルスレーザ光を光軸に交差する方向に走査する光走査手段と、
該光走査手段により走査された超短パルスレーザ光の光路と、前記照明装置から出射されたレーザ光の光路とを合成する第2の光路合成手段と、
該第2の光路合成手段により合成された超短パルスレーザ光および/またはレーザ光を
試料に照射し、試料において発生した蛍光を集光する対物レンズと、
該対物レンズにより集光された蛍光を検出する光検出手段とを備えるレーザ走査型顕微鏡。
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