JP2009300952A - レーザ顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】DMDおよびスキャナを用いた試料の蛍光観察を行いながら、刺激用のレーザ光の利用効率を向上し、試料に対して効果的な刺激を与える。
【解決手段】刺激用および観察用のレーザ光L,Lを発生するレーザ光源2,3と、レーザ光L,Lを可変パターンで選択する多数の微小素子を配列してなる微小素子アレイ8と、該微小素子アレイ8により選択されたパターンのレーザ光L,Lを少なくとも一方向に走査するスキャナ29と、走査されたレーザ光L,Lを試料Aに照射する照射光学系9と、試料Aにおいて発生し、照射光学系29および微小素子アレイ8を介して戻る蛍光Fを検出する検出光学系11と、微小素子アレイ8とレーザ光源2,3との間に配置され、微小素子アレイ8への刺激用のレーザ光Lの照射範囲Bを観察用のレーザ光Lのスキャナ29による走査範囲の一部に制限する照射制限手段25とを備えるレーザ顕微鏡1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ顕微鏡に関するものである。
従来、照明と検出の共通光路にディジタルマイクロミラーデバイス(DMD)およびガルバノミラーを配置して、DMD上にライン状のレーザ光を結像させるとともに、DMDで反射されたライン状のレーザ光を、ラインに直交する方向にガルバノミラーで走査するレーザ顕微鏡が知られている(例えば、特許文献1参照。)。レーザ光が結像しているDMDの微小ミラーをオンオフ制御することで、1点、複数点またはラインスキャンを選択することができる。
特開2004−199063号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたレーザ顕微鏡においては、DMDに結像させたライン状のレーザ光から、微小ミラーをオンオフさせることで利用する光スポットを選択しているので、利用されずに捨てられるレーザ光が多く、損失が大きいという不都合がある。
特に、試料における狭い領域を刺激するための照明においては、高い強度のレーザ光が必要となる場合があるので、そのような場合にはDMDによって利用するレーザ光を間引いて照射する特許文献1の方法では、効果的な刺激を与えることができないという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、DMDおよびスキャナを用いた試料の蛍光観察を行いながら、刺激用のレーザ光の利用効率を向上し、試料に対して効果的な刺激を与えることができるレーザ顕微鏡を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、刺激用および観察用のレーザ光を発生するレーザ光源と、該レーザ光源からのレーザ光を可変パターンで選択する多数の微小素子を配列してなる微小素子アレイと、該微小素子アレイにより選択されたパターンのレーザ光を少なくとも一方向に走査するスキャナと、該スキャナにより走査されたレーザ光を試料に照射する照射光学系と、試料において発生し、前記照射光学系および前記微小素子アレイを介して戻る蛍光を検出する検出光学系と、前記微小素子アレイと前記レーザ光源との間に配置され、前記微小素子アレイへの刺激用のレーザ光の照射範囲を観察用のレーザ光の前記スキャナによる走査範囲の一部に制限する照射制限手段とを備えるレーザ顕微鏡を提供する。
本発明によれば、レーザ光源から発せられたレーザ光が微小素子アレイによって選択された後、スキャナによって少なくとも一方向に走査され、照射光学系を介して試料に照射されると、試料内に存在する蛍光物質が励起されて蛍光が発生する。発生した蛍光は、照射光学系および微小素子アレイを介して戻り、検出光学系により検出されることにより蛍光画像が取得される。この場合に、レーザ光源と微小素子アレイとの間に配置された照射制限手段の作動により、刺激用のレーザ光の微小素子アレイへの照射範囲が、観察用のレーザ光の前記スキャナによる走査範囲の一部に制限される。したがって、観察用のレーザ光により広い範囲にわたって蛍光画像を取得し、微小素子アレイの狭い範囲に集めた刺激用のレーザ光によって、試料における狭い領域に強度の強い効果的な刺激を与えることができる。
上記発明においては、前記刺激用のレーザ光および前記観察用のレーザ光を導光する共通光路と、該共通光路に設けられ微小素子アレイに入射させるレーザ光を選択するレーザ光選択手段とを備え、前記照射制限手段が、共通光路に配置された波面変換素子であってもよい。
このようにすることで、レーザ光源から発せられた刺激用のレーザ光および観察用のレーザ光は、共通光路を導光させられ、レーザ光選択手段によって切り替えられて、微小素子アレイに入射される。刺激用のレーザ光が微小素子アレイに入射される際には、波面変換素子によってレーザ光の波面を変化させ、光束径を小さくすることで、微小素子アレイへの照射範囲を観察用のレーザ光を入射させる場合よりも制限することができる。
また、上記発明においては、前記刺激用のレーザ光を導光する刺激用光路と、前記観察用のレーザ光を導光する観察用光路と、これらの光路を合成する光路合成手段とを備え、前記照射制限手段が前記刺激用光路に設けられていてもよい。
このようにすることで、刺激用のレーザ光が刺激用光路を導光させられる間に照射制限手段を通過し、その後、光路合成手段によって、観察用のレーザ光を導光する観察用光路と合成された共通の光路に沿って微小素子アレイに入射させられる。これにより、刺激用のレーザ光の照射範囲が観察用のレーザ光の照射範囲よりも制限された形態で微小素子アレイに入射させられる。
また、上記発明においては、前記刺激用光路に、刺激用のレーザ光の光束を微小素子アレイ上で線状に結像させるライン集光光学系を備えていてもよい。
このようにすることで、刺激用光路に備えられたライン集光光学系を通過することで、直線状の断面形状を有する光束となった刺激用のレーザ光が直線状の形態で微小素子アレイに結像される。この場合に、照射制限手段により直線の長さを短縮した状態で微小偏向素子アレイに入射させるので、微小素子アレイによってレーザ光を廃棄せずに、試料における狭い領域に強度の強い効果的な刺激を与えることができる。ライン集光光学系としては、シリンドリカルレンズあるいはパウエルレンズと凸レンズとを組み合わせたもの等を採用することができる。
また、上記発明においては、前記ライン集光光学系が、前記刺激用光路に挿脱可能に設けられていてもよい。
ライン集光レンズを刺激用光路に挿入することで、刺激用のレーザ光を微小素子アレイ上の直線状の領域に結像させ、ライン集光レンズを刺激用光路から離脱させることで、刺激用のレーザ光を微小素子アレイ上の円形領域に照射させることができる。これにより、試料に入射させる刺激用のレーザ光の照射範囲の形態を、観察方法に合わせて切り替えることができる。
また、上記発明においては、前記照射制限手段が、微小偏向素子アレイにおける刺激用のレーザ光の照射範囲を回折限界スポットまで縮小可能であってもよい。
このようにすることで、刺激用レーザ光の利用効率が極めて高く、短時間に刺激することができる。
また、上記発明においては、前記観察用のレーザ光の前記微小素子アレイへの照射位置に対して、前記刺激用のレーザ光の前記微小素子アレイへの照射位置を異ならせる照射位置変更手段を備えていてもよい。
このようにすることで、刺激用のレーザ光と観察用のレーザ光とを微小素子アレイの異なる位置に照射させて、選択されたレーザ光を同一のスキャナにより走査することで、刺激と観察の時間差を極めて小さくして、刺激直後の試料の変化を観察することが可能となる。
また、上記発明においては、前記スキャナが、前記レーザ光を光軸に直交する2方向に走査することにしてもよい。
このようにすることで、観察範囲の中の任意の位置に刺激を与えて観察を行うことができる。
また、上記発明においては、前記微小素子アレイの微小素子が、異なる2方向に傾斜可能に設けられた微小偏向素子であり、前記光路合成手段が、前記微小素子アレイによって構成されていてもよい。
このようにすることで、微小偏向素子の2方向の傾斜方向に合わせて、刺激用のレーザ光および観察用のレーザ光が同一方向に偏向されるようにそれぞれ入射させることで、両レーザ光の光路を合成することができる。これにより、別途光路合成手段を用意する必要がなく、構成を簡略化することができる。
また、上記発明においては、前記微小素子アレイの微小素子が、異なる2方向に傾斜可能に設けられた微小偏向素子であり、前記微小素子アレイから試料までの光路が、観察用のレーザ光を導光する観察用照射光路と、刺激用のレーザ光を導光する刺激用照射光路と、これらの光路を合成する照射光路合成手段とを備え、前記スキャナが、前記観察用照射光路および前記刺激用照射光路にそれぞれ設けられていていてもよい。
このようにすることで、同一方向から微小素子アレイに入射させた観察用のレーザ光と刺激用のレーザ光とを異なる2方向に偏向させて、それぞれ観察用照射光路と、刺激用照射光路とに導光させることができる。観察用のレーザ光および刺激用のレーザ光はそれぞれ観察用照射光路および刺激用照射光路に設けられたスキャナによって別々に走査されるので、照射位置変更手段によって微小素子アレイへの照射位置を異ならせるだけで、異なる位置および範囲の刺激と観察とを同時に行うことができる。
また、上記発明においては、前記刺激用照射光路に設けられたスキャナが、前記刺激用のレーザ光を光軸に直交する2方向に走査することとしてもよい。
このようにすることで、観察範囲の中の任意の位置に刺激を与えて観察を行うことができる。
また、上記発明においては、前記微小素子アレイが、該微小素子アレイへの刺激用のレーザ光の照射範囲内においてレーザ光を選択する微小素子を設定することとしてもよい。
このようにすることで、刺激を行いたい領域をさらに絞って刺激用のレーザ光を照射することができる。例えば、細胞の特定部位のみに刺激用のレーザ光を照射し、該特定部位に隣接する細胞の褪色や劣化を防止することができる。
本発明によれば、DMDおよびスキャナを用いた試料の蛍光観察を行いながら、刺激用のレーザ光の利用効率を向上し、試料に対して効果的な刺激を与えることができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係るレーザ顕微鏡1について、図1〜図5を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るレーザ顕微鏡1は、図1に示されるように、観察用のレーザ光Lを発生する第1のレーザ光源2と、刺激用のレーザ光Lを発生する第2のレーザ光源3と、これらのレーザ光源2,3から発せられたレーザ光L,Lをそれぞれ導光する観察用光路4および刺激用光路5と、これらの光路4,5を導光されてきたレーザ光L,Lを共通光路6に合流させる第2の偏光ビームスプリッタ7と、該偏光ビームスプリッタ7により共通光路に合流されたレーザ光L,Lを偏向する多数の微小可動ミラー(図示略)を有するDMD8と、DMD8により偏向されたレーザ光L,Lを試料Aに照射する照射光学系9と、試料Aにおいて発生し、照射光学系9およびDMD8を介して共通光路6に戻る蛍光Fをレーザ光L,Lの共通光路6から分岐する励起ダイクロイックミラー10と、分岐された蛍光Fを検出する検出光学系11とを備えている。
観察用光路4には、観察用のレーザ光Lの偏光を切り替えるλ/2板12と、合成ダイクロイックミラー13と、第1の偏光ビームスプリッタ14と、レーザ光Lをオンオフするための音響光学素子15と、レーザ光Lのガウシアン分布を補正するビーム均質化光学系16と、レーザ光Lの光束径を調節するビームエキスパンダ17と、レーザ光Lの断面を略円形からライン状に変換するシリンドリカルレンズ(ライン集光光学系)18とが備えられている。
刺激用光路5には、刺激用のレーザ光Lの偏光を切り替えるλ/2板19と、レーザ光を観察用光路の合成ダイクロイックミラー13に入射させるように偏向するミラー20と、合成ダイクロイックミラー13により観察用のレーザ光Lと共通の光路21を通過した後、第1の偏光ビームスプリッタ14により分岐された刺激用のレーザ光Lを偏向するミラー22と、レーザ光Lをオンオフするための音響光学素子23と、レーザ光Lのガウシアン分布を補正するビーム均質化光学系24と、レーザ光Lの光束径を調節するビームエキスパンダ25と、刺激用のレーザ光Lを光軸に直交する方向にシフトさせる光軸調整ミラー26と、レーザ光Lの断面を略円形からライン状に変換するシリンドリカルレンズ27とが備えられている。
光軸調整ミラー26は、例えば、照射光学系9に備えられた2方向(例えば、XY方向)のうち、一方向(例えば、X方向)に光軸をシフトさせるようになっている。
シリンドリカルレンズ27は、光軸に挿脱できるようになっている。
合成ダイクロイックミラー13によって観察用光路4と刺激用光路5とを合流させることにより、合成ダイクロイックミラー13までの光源装置と、それ以降の光学系とを分離することができるようになっている。合成ダイクロイックミラー13から第1の偏光ビームスプリッタ14までの光路を通過するレーザ光L,Lを光ファイバ等の導光手段(図示略)によって導光することもできるようになっている。
DMD8は、試料Aと共役な位置に配置されている。
これにより、試料Aの像が、DMD8上に結像されるようになっている。
照射光学系9は、DMD8により偏向されたレーザ光L,Lをリレーするリレーレンズ28と、リレーされたレーザ光L,Lを光軸に交差する2方向に走査するガルバノミラー29と、瞳投影レンズ30と、結像レンズ31と、対物レンズ32とを備えている。DMD8において照射光学系9の方向に偏向されたレーザ光L,Lはリレーレンズ28によりリレーされた後、ガルバノミラー29によって2次元的に走査され、瞳投影レンズ30、結像レンズ31および対物レンズ32によって試料Aに集光させられるようになっている。
試料Aにおける観察用のレーザ光Lの照射位置においては、レーザ光Lによって蛍光物質が励起されることにより蛍光Fが発生する。発生した蛍光Fは対物レンズ32によって集光された後、結像レンズ31、瞳投影レンズ30、ガルバノミラー29およびリレーレンズ28を介してDMD8の同一の微小可動ミラーによって共通光路6に戻され、励起ダイクロイックミラー10によって共通光路6から分岐されて検出光学系11により検出されるようになっている。
検出光学系11は、励起ダイクロイックミラー10により分岐された蛍光Fに含まれるレーザ光L,Lの成分を遮断するバリアフィルタ33と、該バリアフィルタ33を通過した蛍光Fをリレーする2つのリレーレンズ34,35と、該リレーレンズ34,35の間に配置され、リレーされた蛍光Fを光軸に交差する一方向に走査するガルバノミラー36と、リレーされた蛍光Fを検出する2次元CCD37とを備えている。ガルバノミラー36は、例えば、照射光学系9に備えられた2方向(例えば、XY方向)のうち、一方向(例えば、X方向)に蛍光Fを走査することができるようになっている。
このように構成された本実施形態に係るレーザ顕微鏡1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係るレーザ顕微鏡1によれば、第1のレーザ光源2から発せられた観察用のレーザ光Lは、λ/2板12によって偏光方向を調整された後、合成ダイクロイックミラー13および偏光ビームスプリッタ14を透過する。そして、音響光学素子15がオン状態となったときに、音響光学素子15を通過してビーム均質化光学系16によりガウシアン分布を補正され、ビームエキスパンダ17によって光束径が調節される。観察用のレーザ光Lの光束径は、例えば、視野範囲の全体にわたって照射できる大きさに設定される。
そして、シリンドリカルレンズ18を通過させられることにより一方向に集光され、偏光ビームスプリッタ7および励起ダイクロイックミラー10を透過して、DMD8に、Y方向に延びるライン状に結像される。DMD8に結像されたレーザ光Lの内、オン状態となっているDMD8の微小可動ミラーにより偏向されたレーザ光Lのみが、照射光学系9に入射され、リレーレンズ28によってリレーされた後、ガルバノミラー29によってX方向に走査される。
走査されたレーザ光Lは、瞳投影レンズ30、結像レンズ31および対物レンズ32を介して、DMD8におけるオン状態の微小可動ミラーと同一のパターンで試料Aに照射される。
特に、Y方向に延びるライン状に結像されたレーザ光Lの内、Y方向に間隔をあけて1個ずつ、相互に離れた微小可動ミラーをオン状態に切り替え、その周囲の微小可動ミラーをオフ状態にすることにより、図2(b)に示されるように、複数のスポット光が間隔をあけて一列に並ぶパターンで観察用のレーザ光Lを試料Aに照射することができる。
これにより、試料Aに照射される各スポットは、回折限界スポットとなる。
また、X方向に1回走査される毎に、オン状態となる微小可動ミラーをY方向に1個ずつずらして行くことで、試料Aの観察範囲の全面にわたって隙間なくレーザ光Lを照射することができる。
試料Aにおいて各スポットが形成された位置で発生した蛍光Fは、対物レンズ32により集光され、結像レンズ31、瞳投影レンズ30、ガルバノミラー29およびリレーレンズ28を介してDMD8の同一のオン状態の微小可動ミラーに戻り、共通光路6に偏向されて戻される。
このとき、十分に面積が小さい単一の微小可動ミラーは、共焦点ピンホールとして機能し、試料Aにおける観察用のレーザ光Lの集光位置からの蛍光Fのみが共通光路6に偏向されて戻り、その周囲から発生した蛍光は共通光路6に戻らないようにカットされる。
共通光路6に戻った蛍光Fは、励起ダイクロイックミラー10によって共通光路6から分岐され、バリアフィルタ33、リレーレンズ34、ガルバノミラー36およびリレーレンズ35を介して2次元CCD37の撮像面に結像される。ガルバノミラー36を照射光学系9のガルバノミラー29に同期させてX方向に走査することにより2次元CCD37におけるライン状の結像位置をX方向に変化させて、2次元的な蛍光画像を取得することができる。
第2のレーザ光源3から発せられた刺激用のレーザ光Lは、λ/2板19によって偏光方向を整えられた後、ミラー20、合成ダイクロイックミラー13および偏光ビームスプリッタ14において反射される。そして、音響光学素子23がオン状態となったときに、音響光学素子23を通過してビーム均質化光学系24によりガウシアン分布を補正され、ビームエキスパンダ25によって光束径が調節される。刺激用のレーザ光Lの光束径は、観察用のレーザ光Lの光束径より小さくなるように制限される。
そして、光軸調整ミラー26の作動により、光軸位置を調節される。シリンドリカルレンズ27が光軸に挿入されている場合には、該シリンドリカルレンズ27を通過させられることにより一方向に集光され、偏光ビームスプリッタ7により偏向され、励起ダイクロイックミラー10を透過して、DMD8に、Y方向に延びるライン状に結像される。
シリンドリカルレンズ27が光軸から離脱されている場合には、ビームエキスパンダ25によって調整された光束径のまま、DMD8に照射される。DMD8に照射されたレーザ光の内、オン状態となっているDMD8の微小可動ミラーにより偏向されたレーザ光Lのみが、照射光学系9に入射され、リレーレンズ28によってリレーされた後、ガルバノミラー29によってXY方向に走査される。
走査されたレーザ光Lは、瞳投影レンズ30、結像レンズ31および対物レンズ32を介して、DMD8におけるオン状態の微小可動ミラーと同一のパターンで試料Aに照射される。
この場合において、本実施形態に係るレーザ顕微鏡1によれば、刺激用光路5に設けられたビームエキスパンダ25によって刺激用のレーザ光Lの光束径が調節されるので、DMD8の微小可動ミラーのオンオフパターンのみによって、試料Aへの照射パターンを決定する場合と比較して、捨ててしまうレーザ光Lを少なくして、レーザ光Lの利用効率を高め、高い強度の刺激用のレーザ光Lを試料Aに照射することができるという利点がある。
次に、本実施形態に係るレーザ顕微鏡1を用いた観察方法について以下に説明する。
第1の観察方法は、図2(a)に示されるように、刺激用光路5に設けられているシリンドリカルレンズ27を光軸上に挿入し、光軸調整ミラー26の作動により、DMD8面上における刺激用のレーザ光Lの照射範囲Bを観察用のレーザ光Lの照射範囲Bに対してX方向前方に微小可動ミラー数個分シフトさせて行われる。図中、四角形はオン状態の微小可動ミラー8aを示している。
観察用光路4の音響光学素子15および刺激用光路5の音響光学素子23を同時にオン状態に切り替えて、ガルバノミラー29によりX方向に走査する。
刺激用光路5のビームエキスパンダ25を作動させ、光束径を絞っておくことで、DMD8の不要な領域に照射させて捨ててしまう刺激用のレーザ光Lを低減し、高い利用効率で、強度の高い刺激用のレーザ光Lを試料Aに照射して効果的な刺激を行うことができる。
そして、この第1の観察方法によれば、試料Aに照射した刺激用のレーザ光LのスポットCの位置を、その直後に観察用のレーザ光LのスポットCが通過するので、刺激と観察との時間差を極めて小さくすることができる。すなわち、刺激直後の試料Aの変化を観察することができるという利点がある。
第2の観察方法は、図3に示されるように、観察用のレーザ光Lと刺激用のレーザ光Lとを切り替えて照射する。まず、図3(a)に示されるように、刺激用光路5の音響光学素子23がオン状態となったときに、DMD8面上の照射範囲Bにほぼ等しいライン状の領域の微小可動ミラー8aをオン状態に切り替え、ガルバノミラー29の作動によって、図3(b)に示されるように、試料Aにおける照射範囲が刺激領域Dに一致するようにXY2方向にオフセットさせ、かつ、刺激領域に合わせて刺激用のレーザ光LのスポットCをX方向に走査させる。これにより観察範囲内の所望の部分的な領域に刺激用のレーザ光Lを照射することができる。
この後に、刺激用光路5の音響光学素子23をオフ状態に切り替え、観察用光路4の音響光学素子15をオン状態に切り替えて、図3(c),(d)に示されるように、第1の観察方法と同様にして、観察範囲の全体にわたって観察用のレーザ光Lを照射し、2次元的な蛍光画像を取得する。
このようにすることで、刺激用光路5のビームエキスパンダ25の作動により光束径を絞るので、DMD8の不要な領域に照射させて捨ててしまう刺激用のレーザ光Lを低減し、高い利用効率で、強度の高い刺激用のレーザ光Lを試料Aに照射して効果的な刺激を行うことができる。また、比較的狭い領域への刺激用のレーザ光Lの照射と、蛍光観察とを、音響光学素子の切替速度相当の速度で高速に切り替えて行うことができる。
なお、第2の観察方法においては、刺激用のレーザ光Lの照射領域DをXY2方向にオフセットさせることとしたが、Y方向へのオフセットを行わない場合には、ガルバノミラー29としてX方向のみに走査可能なものを準備すればよい。
第3の観察方法は、刺激用光路5内のシリンドリカルレンズ27を光軸から離脱させ、刺激用のレーザ光Lをライン状に形成することなく円形の光束のままでDMD8に照射することにより行われる。DMD8においては、刺激用光路5の音響光学素子23がオン状態となったときには、図4(a)に示されるように、刺激用のレーザ光Lの照射範囲Bにほぼ等しい円形領域の微小可動ミラー8aがオン状態に切り替えられる。オン状態の円形領域は、ガルバノミラー29の作動によって、図4(b)に示されるように、試料AにおけるスポットCが刺激領域に一致するようにXY2方向にオフセットさせる。観察用のレーザ光Lの照射は第1,第2の観察方法と同じである。
このようにすることで、刺激用光路5のビームエキスパンダ25の作動により光束径を絞るので、DMD8の不要な領域に照射させて捨ててしまう刺激用のレーザ光Lを低減し、高い利用効率で、強度の高い刺激用のレーザ光Lを試料Aに照射して効果的な刺激を行うことができる。特に、刺激用のレーザ光Lを走査しないので、レーザ光Lの利用効率が空間的のみならず時間的にも高く、短時間に刺激することができる。
また、比較的狭い領域への刺激用のレーザ光Lの照射と、蛍光観察とを高速に切り替えて行うことができる。
なお、DMD8面上における刺激用のレーザ光Lの照射範囲B全体の微小可動ミラー8aをオン状態に切り替えることにしたが、その内の一部の微小可動ミラー8aのみをオン状態にしてもよい。既にビームエキスパンダ25により照射範囲が制限されているので、レーザ光Lの強度は高められており、このようにすることで、刺激を行いたい微小領域、例えば、図5に示されるように、刺激を行いたい細胞Xの特定部位に絞って高い強度の刺激用のレーザ光Lを照射することができる。また、刺激を行いたい領域に隣接する領域における細胞Xの褪色や劣化を防止することができる。
第4の観察方法は、第3の観察方法においてビームエキスパンダ25による光束の縮小率を高め、図6(a)に示されるように、DMD8面上の極めて小さい照射範囲B、例えば、単一の微小可動ミラー8aのみに集光するようにしたものである。これにより、試料Aに照射される刺激用のレーザ光Lは、図6(b)に示されるように、回折限界スポットとなる。照射範囲が1点に集中しているため、レーザ光Lの利用効率が高く、極めて短時間に刺激を行うことができるという利点がある。
なお、DMD8面上に集光している刺激用のレーザ光Lの集光位置を光軸方向に若干ずらすことにより、複数の微小可動ミラー8a上にレーザ光Lを照射させ、その照射範囲Bの微小可動ミラー8aをオン状態にすることで、数ミクロン以上のポイントマクロ刺激が可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るレーザ顕微鏡40について、図7および図8を参照して以下に説明する。
本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係るレーザ顕微鏡1と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係るレーザ顕微鏡40は、図7に示されるように、DMD8の2つの異なるオン状態を利用する点で、単一のオン状態を利用する第1の実施形態に係るレーザ顕微鏡1と相違している。
DMD8の2つの異なるオン状態は、図8に示されるように、微小可動ミラー8aを逆方向にほぼ同一の角度で傾斜させた状態である。
本実施形態においては、観察用光路4を通過してきた観察用のレーザ光Lを第1のオン状態となった微小可動ミラー8aによって照射光学系9に入射させ、刺激用光路5を通過してきた刺激用のレーザ光Lを第2のオン状態となった微小可動ミラー8aによって同一の照射光学系9に入射させるようになっている。このようにすることで、観察用のレーザ光Lと刺激用のレーザ光LとをDMD8面上で合成することが可能となる。したがって、両レーザ光L,Lを共通光路6に合流させる必要がなく、偏光ビームスプリッタ7を省略することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係るレーザ顕微鏡50について、図9〜図11を参照して以下に説明する。
本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係るレーザ顕微鏡1と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係るレーザ顕微鏡50も、DMD8の2つの異なるオン状態を利用する点で、単一のオン状態を利用する第1の実施形態に係るレーザ顕微鏡1と相違している。また、観察用のレーザ光Lを通過させる第1の照射光学系9Aと、刺激用のレーザ光Lを通過させる第2の照射光学系9Bとを有している点においても相違している。
本実施形態においては、共通光路6を通過してDMD8に入射される観察用のレーザ光Lを第1のオン状態となった微小可動ミラー8aによって第1の照射光学系9Aに入射させ、共通光路6を通過してDMD8に入射される刺激用のレーザ光Lを第2のオン状態となった微小可動ミラー8aによって第2の照射光学系9Bに入射させるようになっている。図中、符号51,52は、第2の照射光学系9Bに設けられたミラーである。
2つの照射光学系9A,9Bは、それぞれ、第1の実施形態と同様の構成要素、すなわち、リレーレンズ28A,28B、ガルバノミラー29A,29B、瞳投影レンズ30A,30Bおよび結像レンズ31A,31Bをそれぞれ備えている。また、2つの照射光学系9A,9Bは、共通の対物レンズ32の前段に配置されたダイクロイックミラー53により合流されている。
このように構成された本実施形態に係るレーザ顕微鏡50によれば、観察用のレーザ光Lおよび刺激用のレーザ光Lを別個のガルバノミラー29A,29Bにより走査するので、光軸調整ミラー26によって、図11(a),(c),(e)に示されるように、両レーザ光L,LのDMD8面上への照射範囲B,Bを完全にずらしておくことにより、図11(b),(d),(f)に示されるように、第1の実施形態における第2〜第4の観察方法においても、観察と刺激とを同時に行うことができるという利点がある。
上記各実施形態においては、ビームエキスパンダ25により光束径を絞ることで、DMDへの照射範囲を制限したが、これに代えて、共通光路に配置した波面変換素子によって光束径を絞ることにしてもよい。波面変換素子は、レーザ光の波面を高速に切替可能なので、例えば、図1の偏光ビームスプリッタ7,14を全反射ミラーに置き換えて、刺激用光路5と観察用光路4とを完全に共通化しても、DMDや音響光学素子の切替動作に同期して光束径を変更するように制御することで、刺激と観察とを高速に切り替えることができる。刺激用光路5と観察用光路4とを共通化することで、光路構成が簡単になるので、製造が容易になり安価に製造することができるという利点がある。
また、上記実施形態においては、微小素子アレイとして、レーザ光を可変パターンで偏向する多数の微小可動ミラーを備えたDMDを例示したが、これに代えて、レーザ光を可変パターンで透過可能な多数の液晶素子を備えた液晶素子アレイを採用してもよい。
また、シリンドリカルレンズに代えて、例えば、パウエルレンズと凸レンズとを組み合わせた他のライン集光光学系を採用してもよい。
本発明の第1の実施形態に係るレーザ顕微鏡を示すブロック図である。 図1のレーザ顕微鏡による第1の観察方法を説明する(a)DMD面上における照射範囲とオン状態の微小可動ミラーの位置、(b)試料面上におけるスポット位置をそれぞれ示す図である。 図1のレーザ顕微鏡による第2の観察方法を説明する(a)DMD面上における刺激用のレーザ光の照射範囲とオン状態の微小可動ミラーの位置、(b)試料面上における刺激用のレーザ光のスポット位置、(c)DMD面上における観察用のレーザ光の照射範囲とオン状態の微小可動ミラーの位置、(d)試料面上における観察用のレーザ光のスポット位置をそれぞれ示す図である。 図1のレーザ顕微鏡による第3の観察方法を説明する(a)DMD面上における刺激用のレーザ光の照射範囲とオン状態の微小可動ミラーの位置、(b)試料面上における刺激用のレーザ光のスポット位置をそれぞれ示す図である。 図4(a)の刺激用のレーザ光の照射範囲内の内の刺激を行いたい細胞の特定部位のみの微小可動ミラーをオン状態に切り替えた照射例を示す図である。 図1のレーザ顕微鏡による第4の観察方法を説明する(a)DMD面上における刺激用のレーザ光の照射範囲とオン状態の微小可動ミラーの位置、(b)試料面上における刺激用のレーザ光のスポット位置をそれぞれ示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るレーザ顕微鏡を示すブロック図である。 図7のレーザ顕微鏡におけるDMDの微小可動ミラーの状態とレーザ光の偏向方向を説明する図である。 本発明の第3の実施形態に係るレーザ顕微鏡を示すブロック図である。 図9のレーザ顕微鏡におけるDMDの微小可動ミラーの状態とレーザ光の偏向方向を説明する図である。 図9のレーザ顕微鏡による(a)第2の観察方法を説明するDMD面上における刺激用のレーザ光の照射範囲とオン状態の微小可動ミラーの位置、(b)試料面上における刺激用のレーザ光のスポット位置、(c)第3の観察方法を説明するDMD面上における刺激用のレーザ光の照射範囲とオン状態の微小可動ミラーの位置、(d)試料面上における刺激用のレーザ光のスポット位置、(e)第4の観察方法を説明するDMD面上における刺激用のレーザ光の照射範囲とオン状態の微小可動ミラーの位置、(f)試料面上における刺激用のレーザ光のスポット位置をそれぞれ示す図である。
符号の説明
A 試料
,B 照射範囲
F 蛍光
,L レーザ光
1,40,50 レーザ顕微鏡
2,3 レーザ光源
4 観察用光路
5 刺激用光路
6 共通光路
7 偏光ビームスプリッタ(光路合成手段)
8 DMD(微小素子アレイ、光路合成手段)
8a 微小可動ミラー(微小素子、微小偏向素子)
9,9A,9B 照射光学系
11 検出光学系
15,23 音響光学素子(レーザ光選択手段)
25 ビームエキスパンダ(照射制限手段)
26 光軸調整ミラー(照射位置変更手段)
27 シリンドリカルレンズ(ライン集光レンズ)
29,29A,29B ガルバノミラー(スキャナ)

Claims (12)

  1. 刺激用および観察用のレーザ光を発生するレーザ光源と、
    該レーザ光源からのレーザ光を可変パターンで選択する多数の微小素子を配列してなる微小素子アレイと、
    該微小素子アレイにより選択されたパターンのレーザ光を少なくとも一方向に走査するスキャナと、
    該スキャナにより走査されたレーザ光を試料に照射する照射光学系と、
    試料において発生し、前記照射光学系および前記微小素子アレイを介して戻る蛍光を検出する検出光学系と、
    前記微小素子アレイと前記レーザ光源との間に配置され、前記微小素子アレイへの刺激用のレーザ光の照射範囲を観察用のレーザ光の前記スキャナによる走査範囲の一部に制限する照射制限手段とを備えるレーザ顕微鏡。
  2. 前記刺激用のレーザ光および前記観察用のレーザ光を導光する共通光路と、該共通光路に設けられ微小偏向素子アレイに入射させるレーザ光を選択するレーザ光選択手段とを備え、
    前記照射制限手段が、共通光路に配置された波面変換素子である請求項1に記載のレーザ顕微鏡。
  3. 前記刺激用のレーザ光を導光する刺激用光路と、前記観察用のレーザ光を導光する観察用光路と、これらの光路を合成する光路合成手段とを備え、
    前記照射制限手段が前記刺激用光路に設けられている請求項1に記載のレーザ顕微鏡。
  4. 前記刺激用光路に、刺激用のレーザ光の光束を前記微小素子アレイ上で線状に結像させるライン集光光学系を備える請求項3に記載のレーザ顕微鏡。
  5. 前記ライン集光光学系が、前記刺激用光路に挿脱可能に設けられている請求項4に記載のレーザ顕微鏡。
  6. 前記照射制限手段が、微小素子アレイにおける刺激用のレーザ光の照射範囲を回折限界スポットまで縮小可能である請求項1から請求項3のいずれかに記載のレーザ顕微鏡。
  7. 前記観察用のレーザ光の前記微小素子アレイへの照射位置に対して、前記刺激用のレーザ光の前記微小素子アレイへの照射位置を異ならせる照射位置変更手段を備える請求項1から請求項6のいずれかに記載のレーザ顕微鏡。
  8. 前記スキャナが、前記レーザ光を光軸に直交する2方向に走査する請求項1から請求項6のいずれかに記載のレーザ顕微鏡。
  9. 前記微小素子アレイの微小素子が、異なる2方向に傾斜可能に設けられた微小偏向素子であり、
    前記光路合成手段が、前記微小素子アレイによって構成されている請求項3に記載のレーザ顕微鏡。
  10. 前記微小素子アレイの微小素子が、異なる2方向に傾斜可能に設けられた微小偏向素子であり、
    前記微小素子アレイから試料までの光路が、観察用のレーザ光を導光する観察用照射光路と、刺激用のレーザ光を導光する刺激用照射光路と、これらの光路を合成する照射光路合成手段とを備え、
    前記スキャナが、前記観察用照射光路および前記刺激用照射光路にそれぞれ設けられている請求項7に記載のレーザ顕微鏡。
  11. 前記刺激用照射光路に設けられたスキャナが、前記刺激用のレーザ光を光軸に直交する2方向に走査する請求項10に記載のレーザ顕微鏡。
  12. 前記微小素子アレイが、該微小素子アレイへの刺激用のレーザ光の照射範囲内においてレーザ光を選択する微小素子を設定する請求項1に記載のレーザ顕微鏡。
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