JP5135066B2 - 光学顕微鏡、及び観察方法 - Google Patents

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本発明は、光学顕微鏡、及び観察方法に関し、特に詳しくは光を合成して、試料に照射する光学顕微鏡、及び観察方法に関する。
コヒーレントアンチストークスラマン散乱を利用したCARS(Coherent Anti−Stokes Raman Scatterting)顕微鏡が開示されている(特許文献1、非特許文献1)。CARS(Coherent Anti−Stokes Raman Scatterting)顕微鏡は、無染色かつ高分解に生体試料を観測することができる顕微鏡として注目されている。
特許文献1や非特許文献1のCARS顕微鏡では、マイクロレンズアレイを用いて、ビームを分割している。例えば、非特許文献1では、数10〜100程度のスポットを作り、対物レンズで試料に投影している。マイクロレンズアレイを回転させることで、試料中の各スポットが移動する。これにより、試料のある断面のCARS画像を取得することができる。このように、複数の焦点で同時に試料を励起することで、時間分解能を向上している。
特開2002−107301号公報 「コヒーレントアンチストークスラマン散乱を用いた顕微鏡」 橋本 守、荒木 勉、河田 聡、電子情報通信学会技術研究報告,pp25−28(2002)
一度に画像が得られる領域の広さは、マイクロレンズアレイに入射するビームの直径によって決まる。入射するビームを拡げると、より広い領域を観察することができる。しかしながら、面積あたりの入射レーザ強度は小さくなるため画像が暗くなる。そこで、試料に合わせて最適な観察範囲を得るためにビーム径が調整される。ビーム径の調整には、ビームエキスパンダなどが用いられる。
例えば、図5に示すように、ビームエキスパンダ55によってビーム径を拡大している。なお、図5は、従来の光学顕微鏡における構成の一部を示す図である。第1の光源51からの光ビームは、ミラー53で反射されてダイクロイックミラー54に入射する。そして、この光ビームは、ダイクロイックミラーで反射され、第2の光源52からの光ビームと合成される。そして、合成された光ビームがビームエキスパンダ55で拡大されて、マイクロレンズアレイ56に入射する。
このように、CARS顕微鏡においては、2つの光源からのビームを重ね合わせたのちに、1個のビームエキスパンダによって画像が得られる領域の広さを調整していた。従って、効率よく、CARS光を発生させることができず、明るい画像を得ることが困難であるという問題点がある。なお、上記の問題は、CARS顕微鏡に限らず、その他の光学顕微鏡でも生じる。
本発明は、このような事情を背景としてなされたものであって、本発明の目的は、明るい画像を得ることができる光学顕微鏡、及び観察方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる光学顕微鏡は、第1の光ビームを出射する第1の光源と、第2の光ビームを出射する第2の光源と、前記第1の光ビームのビーム径を変更する第1のビーム径変更手段と、前記第1のビーム径変更手段によってビーム径が変更された第1の光ビームを前記第2の光ビームと合成する光合成手段と、前記光合成手段によって合成された光ビームを複数の光ビームに分割するドットアレイと、前記第2の光源と前記ドットアレイとの間に設けられ、前記第2の光ビームのビーム径を変更する第2のビーム径変更手段と、前記ドットアレイによって分割された複数の光ビームを集光して、試料に照射するレンズと、を備えたものである。これにより、ビーム径を独立して変更することができるため、明るい画像を取得することができる。
本発明の第2の態様にかかる光学顕微鏡は、上記の光学顕微鏡であって、前記第1及び第2のビーム径変更手段が、前記ドットアレイ上で前記第1の光ビームと前記第2の光ビームのビーム径を一致させるように、ビーム径を変更することを特徴とするものである。これにより、第1の光ビームと第2の光ビームが入射する範囲がほぼ等しくなるため、より明るい画像を取得することができる。
本発明の第3の態様にかかる光学顕微鏡は、上記の光学顕微鏡であって、前記第2のビーム径変更手段が、前記光合成手段と前記ドットアレイとの間に配置され、前記第2のビーム径変更手段が前記第2の光ビームのビーム径とともに、前記第1の光ビームのビーム径を変化させることを特徴とするものである。これにより、所望の観察範囲での観察を容易に行うことができる。
本発明の第4の態様にかかる光学顕微鏡は、上記の光学顕微鏡であって、前記第1のビーム径変更手段が、前記光合成手段上で前記第1の光ビームのビーム径が前記第2の光ビームのビーム径と一致するように、前記第1の光ビームのビーム径を変更することを特徴とするものである。これにより、試料上において、第1の光ビームと第2の光ビームが入射する範囲がほぼ等しくなるため、より明るい画像を取得することができる。
本発明の第5の態様にかかる光学顕微鏡は、上記の光学顕微鏡であって、前記第2のビーム径変更手段が、前記第2の光源と前記光合成手段との間に配置されていることを特徴とするものである。これにより、簡便な構成で明るい画像を取得することができる。
本発明の第6の態様にかかる観察方法は、第1の光ビーム及び第2の光ビームが合成された合成ビームを試料に照射して、前記試料を観察する観察方法であって、第1のビーム径変更手段によって第1の光ビームのビーム径を変更するステップと、前記第1のビーム径変更手段によってビーム径が変更された第1の光ビームを第2の光ビームと合成するステップと、前記第1の光ビームと第2の光ビームが合成された合成ビームをドットアレイを通して、複数の光ビームに分割するステップと、前記ドットアレイに入射するまでに、第2のビーム径変更手段によって前記第2の光ビームのビーム径を変更するステップと、前記複数の光ビームを集光して、試料に照射するステップと、を備えるものである。これにより、ビーム径を独立して変更することができるため、明るい画像を取得することができる。
本発明の第7の態様にかかる観察方法は、上記の観察方法であって、前記第1及び第2のビーム径変更手段が、前記ドットアレイ上で前記第1の光ビームのビーム径と前記第2の光ビームのビーム径を一致させるように、ビーム径を変更することを特徴とするものである。これにより、所望の観察範囲での観察を容易に行うことができる。
本発明の第8の態様にかかる観察方法は、上記の観察方法であって、前記第2のビーム径変更手段に、第1の光ビームと第2の光ビームとが合成された合成ビームが入射し、前記第2のビーム径変更手段が前記第2の光ビームのビーム径とともに、前記第1の光ビームのビーム径を変化させることを特徴とするものである。これにより、所望の観察範囲での観察を容易に行うことができる。
本発明の第9の態様にかかる観察方法は、上記の観察方法であって、前記第1の光ビームと前記第2の光ビームが光合成手段によって合成され、前記第1のビーム径変更手段が、前記光合成手段上において、前記第1の光ビームのビーム径が前記第2の光ビームのビーム径と一致するように、前記第1の光ビームのビーム径を変更することを特徴とするものである。これにより、試料上において、第1の光ビームと第2の光ビームが入射する範囲がほぼ等しくなるため、より明るい画像を取得することができる。
本発明の第10の態様にかかる観察方法は、上記の観察方法であって、前記第2のビーム径変更手段が、前記第2の光ビームが前記第1の光ビームと合成される前に、前記第2の光ビームのビーム径を変化させることを特徴とするものである。これにより、簡便な構成で明るい画像を取得することができる。
本発明によれば、明るい画像を得ることができる光学顕微鏡、及び観察方法を提供することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能であろう。尚、各図において同一の符号を付されたものは同様の要素を示しており、適宜、説明が省略される。
本実施の形態にかかる光学顕微鏡について図1を用いて説明する。図1は、光学顕微鏡100の構成を模式的に示す図である。図1に示すように、光学顕微鏡100には、第1光源11、第1ビームエキスパンダ12、ミラー13、第2光源14、第2ビームエキスパンダ15、ダイクロイックミラー16、ビームスプリッタ17、コリレータ18、マイクロレンズアレイ19、切り替えミラー20、チューブレンズ21、第1対物レンズ24、第2対物レンズ31、切り替えミラー32、フィルタ33、チューブレンズ34、カメラ35、照明光源41、絞り42、レンズ43、接眼レンズ44を有している。ここでは、光学顕微鏡がCARSイメージングを行うCARS顕微鏡であるとして説明する。
光学顕微鏡100は、CARS光によるCARS画像を撮像するための光学系と、観察者45が試料25の透過像を観察するための光学系を有している。これらの光学系は、切り替えミラー20、及び切り替えミラー32によって切り替えられる。すなわち、CARS光により観察を行う場合、切り替えミラー20を光路中に配置し、切り替えミラー32を光路中から取り除く。一方、透過光によって観察する場合、切り替えミラー32を光路中に配置し、切り替えミラー20を光路中から取り除く。
まず、CARS画像を撮像するための光学系について説明する。光学顕微鏡100は、CARS画像を撮像するために波長の異なる光を試料25に照射している。従って、第1光源11と第2光源14は、異なる波長の光を出射する。例えば、第1光源11、及び第2光源14としては、線幅10cm−1以下、パルス幅1〜100psec程度のコヒーレント光を放射する光源を用いることができる。このような光源としては、レーザ光源を用いることができる。
例えば、2台のチタンサファイアレーザ光源を第1光源11、及び第2光源14として用いることができる。具体例として、SpectraPhysics製チタンサファイアレーザTsunami(登録商標)を用いることができる。あるいは、一方の光源を1台のNd:VANレーザ光源またはチタンサファイアレーザ光源とし、他方の光源をこのレーザによって励起されるOPO(光パラメトリック発振)光源とすることもできる。さらには、1台のNd:VANレーザ光源またはチタンサファイアレーザによって励起される2台のOPO光源を第1光源11、及び第2光源14として用いてもよい。もちろん、光源の種類については特に限定されるものではない。ここでは、第1光源11、及び第2光源14がパルスレーザ光を出射するとして説明を行う。
第1光源11からは所定のビーム径(スポット径)を有する光ビームが出射する。第1光源11から出射された光ビームを第1光ビームとする。第1光源11は第1光ビームとして平行光束を出射する。そして、第1光源11からの第1光ビームは、第1ビームエキスパンダ12に入射する。第1ビームエキスパンダ12は、例えば、1対のレンズから構成され、光ビームを屈折する。第1ビームエキスパンダ12は、ビーム径を拡大して、出射する。第1ビームエキスパンダ12は、第1光ビームを一定の倍率の平行光束に広げて出射する。第1ビームエキスパンダ12は、第1光ビームのビーム径を観察範囲に応じた大きさに変化する第1ビーム径変更手段である。そして、第1ビームエキスパンダ12からの第1光ビームはミラー13で反射され、ダイクロイックミラー16に入射する。
同様に、第2光源14からは所定のビーム径を有する光ビームが出射する。第2光源14から出射された光ビームを第2光ビームとする。第2光ビームのビーム径は、第1光ビームのビーム径と異なっていてもよい。第2光源14は第2光ビームとして平行光束を出射する。そして、第2光源14からの第2光ビームは、第2ビームエキスパンダ15に入射する。第2ビームエキスパンダ15は、ビーム径を拡大して、出射する。第2ビームエキスパンダ15は、第2光ビームのビーム径を観察範囲に応じた大きさに変更する第2ビーム径変更手段である。第2ビームエキスパンダ15は、第2光ビームを一定の倍率の平行光束に広げて出射する。そして、第2ビームエキスパンダ15からの第2光ビームは、ダイクロイックミラー16に入射する。
ダイクロイックミラー16は、第1光ビームと第2の光ビームとの光軸の交差位置に配置されている。そして、ダイクロイックミラー16は、波長に応じて、光を反射又は透過する。ここでは、ダイクロイックミラー16は、第1光ビームの波長の光をビームスプリッタ17の方向に反射して、第2光ビームの波長の光をビームスプリッタ17の方向に透過する。これにより、第1光ビームと第2光ビームが重ね合わされて、合成される。すなわち、ダイクロイックミラー16は、第1光ビームと第2光ビームを合成する光合成手段である。これにより、ビーム径の等しい2本の光ビームが合成されて、1本の合成ビームが生成される。このとき、第1光ビームと第2光ビームの光軸が一致する。また、ダイクロイックミラー16を用いることで波長の違いを利用して、合成することができる。よって、異なる波長の第1光ビームと第2光ビームを効率よく合成することができる。もちろん、偏光ビームスプリッタ(PBS)やハーフミラーを光合成手段として用いてもよい。偏光ビームスプリッタは、偏光方向に応じて光を通過、又は合成する。よって、第1光ビームと第2光ビームの偏光方向を直交させれば、同じ波長の光ビームであっても効率よく、合成することができる。
ダイクロイックミラー16上において、第1光ビームと第2ビームのビーム径は一致している。すなわち、第1ビームエキスパンダ12、及び第2ビームエキスパンダ15は、ダイクロイックミラー16に入射する第1光ビームと第2光ビームのビーム径を等しくしている。従って、ほぼ同じビーム径を有する2本の光ビームが合成される。ダイクロイックミラー16上において、第1光ビームと第2光ビームのスポット位置が一致する。そして、第1光ビームと第2光ビームが合成ビームとなって、共通の光軸に沿って伝播していく。よって、CARS光の光量を増加させることができる。なお、この理由については後述する。
合成ビームは、観察範囲に応じたビーム径を有する平行光束になっている。ダイクロイックミラー16からの合成ビームは、ビームスプリッタ17に入射する。ビームスプリッタ17は、合成ビームの一部を取り出す、ビームサンプラーである。すなわち、ビームスプリッタ17は、合成ビームに含まれている第1光ビームのパルスと第2光ビームのパルスを取り出す。そして、ビームスプリッタ17によって取り出された一部の合成ビームは、コリレータ18に入射する。コリレータ18は、合成ビームに含まれる2つのパルス光のずれを検出し、第1光ビームのパルスと第2光ビームのパルスを同期するために必要な信号を出力する。コリレータ18は、例えば、第1光源11や第2光源14にタイミング調整用の信号を出力する。このようにすることで、ビームスプリッタ17によって取り出されなかった合成ビームに含まれるパルス光のタイミングを調整することができる。よって、同期した状態の第1光ビームと第2光ビームが試料25に入射して、CARS光の光量を増加させることができる。
そして、ビームスプリッタ17からの合成ビームは、マイクロレンズアレイ19に入射する。マイクロレンズアレイ19には、複数のマイクロレンズがアレイ状に形成されている。それぞれのマイクロレンズが、入射した光を屈折されて、複数の焦点を形成する。すなわち、マイクロレンズアレイ19によって、1本の合成ビームが複数に分割される。よって、複数のサブビームからなるマルチビームが形成される。
マイクロレンズアレイ19によって形成されたマルチビームは、切り替えミラー20に入射する。切り替えミラー20は、光路中に挿脱可能に配置されている。CARS光による観察を行う場合、切り替えミラー20は光路中に配置される。また、透過像の観察を行う場合、切り替えミラー20は光路中から取り除かれる。このように、切り替えミラー20を移動させることで、透過像観察とCARS光により観察とを切り替えることができる。
切り替えミラー20は、マルチビームを試料25の方向に反射する。切り替えミラー20で反射されたマルチビームは、チューブレンズ21で屈折され、第1対物レンズ24に入射する。チューブレンズ21、及び第1対物レンズ24は、マルチビームに含まれる各サブビームは試料25上に結像される。これにより、試料25からCARS光が発生する。すなわち、各サブビームの焦点位置からは、CARS光が発生する。複数の焦点で同時に試料を励起することで、時間分解能を向上している。
試料25で発生したCARS光は、第2対物レンズ31によって屈折される。そして、第2対物レンズ31からのCARS光は、フィルタ33に入射する。なお、第2対物レンズ31とフィルタ33の間に図示されている切り替えミラー32は、光路中に挿脱可能に配置されている。CARS光による観察を行う場合、切り替えミラー32は光路上から取り除かれる。また、透過像観察を行う場合、切り替えミラー32は光路中に配置される。このように、切り替えミラー32を移動させることで、通常の観察とCARS光により観察とを切り替えることができる。
フィルタ33は、波長に応じて光を透過又は遮光する。フィルタ33は、CARS光を透過して、レーザ光を遮光する。ここでは、レーザ光を十分に遮光するために、複数のフィルタ33を配置している。そして、CARS光は、フィルタ33を通過して、チューブレンズ34に入射する。チューブレンズ34は、カメラ35上にCARS光を結像する。第2対物レンズ31とチューブレンズ34によって、CARS光は、カメラ35上に画像を形成する。
カメラ35は、CCDカメラなどの2次元光検出器であり、アレイ状に画素が配列されている。そして、カメラ35がCARS画像を取得することができる。カメラ35としては、高感度カメラを用いることが好ましい。例えば、高感度カメラとしては、冷却CCDカメラ、EM(Electron Multiplying)−CCDカメラ、インテンシファイドCCDカメラなどを用いることができる。もちろん、上記のカメラ以外の光検出器を用いてもよい。さらに、一方の光源の波長を走査して、CARS画像を取得してもよい。これにより、試料25を構成する分子を同定することができる。
次に、透過像を観察するための光学系について、説明する。透過像用の光学系の一部は、CARS画像用の光学系と共通していている。すなわち、透過光とCARS光は、共通の光軸に沿って伝搬する。照明光源41は、例えば、可視光を出射するランプ光源である。照明光源41から出射した照明光は、絞り42を通過して、レンズ43に入射する。レンズ43で屈折された照明光は、上記のように光路中に配置された切り替えミラー32に入射する。そして、照明光は、切り替えミラー32で試料25の方向に反射される。
切り替えミラー32で反射された照明光は、第2対物レンズ31に入射する。第2対物レンズ31は、照明光を集光して、試料25上に結像する。そして、試料25を透過した透過光は、第1対物レンズ24、及びチューブレンズ21によって、屈折される。なお、切り替えミラー20は、上記のように光路上から取り除かれている。そして、チューブレンズ21からの透過光は、接眼レンズ44に入射する。接眼レンズ44で屈折された透過光は、観察者45の目に入射する。観察者45が試料25の透過像を拡大して観察することができる。もちろん、観察者45が直接観察する構成に限らず、カメラを用いて観察してもよい。
ここで、マイクロレンズアレイ19による試料25の走査について、図2を用いて説明する。なお、図2は、マイクロレンズアレイ19から試料25までの光学系を簡略化して示す図である。マイクロレンズアレイ19は、所定の規則に従って配置された複数のマイクロレンズを備えており、試料25上に複数の焦点を形成することができる。これにより、合成ビームからマルチビームが形成される。なお、マルチビームに含まれるサブビームの数は、合成ビームが入射しているマイクロレンズの数に相当する。そして、それぞれのサブビームが異なる位置に集光される。それぞれのサブビームがチューブレンズ21、及び第1対物レンズ24によって、試料25上に集光される。複数のマルチビームは、試料25上において、異なる位置に集光される。
このように、ビーム径を拡大された合成ビームは、マイクロレンズアレイ19に入射する。マイクロレンズアレイ19は、マイクロレンズが配列された円板状の基板である。円板の中心が光軸とずれて配置されている。そして、その中心に回転モータなどの駆動装置19aが取り付けられている。マイクロレンズアレイ19には、回転軸を除いて、略全体にマイクロレンズが形成されている。従って、マイクロレンズアレイ19のマイクロレンズが形成された部分に合成ビームが入射する。マイクロレンズアレイ19は、駆動装置19aによって所定の角速度で回転されている。回転数はマイクロレンズアレイ19の構造、撮像系の条件などによって適宜選択される。さらに、マイクロレンズアレイ19が回転することによって試料25上の複数の焦点が移動し、集光された複数のサブビームが試料25上を同時に走査することができる。すなわち、複数の焦点がモータの回転に応じて回転して、試料25上において光が入射する位置が変化する。よって、試料25の観察範囲において、試料25を励起する励起光の強度分布を平均化することができる。CARS画像の取得に要する時間を短縮することができる。
なお、合成ビームをマルチビームに変換する構成は、マイクロレンズアレイ19に限られるものではない。例えば、マイクロレンズアレイ19の代わりに、複数のピンホールを有するピンホールアレイ基板を用いてもよい。ピンホールアレイ基板を用いた場合、ピンホール通過した光のみ、試料25に照射され、ピンホールの外側に入射した光は遮光される。従って、ピンホールアレイ基板の像を試料25上に結像することで、複数の焦点を形成することができる。そして、ピンホールアレイ基板をマイクロレンズアレイ19と同様に配置して、回転させる。これにより、マルチビームで試料25を走査することができる。このように、ドットであるマイクロレンズ、又はピンホールがアレイ状に設けられているドットアレイを用いればよい。合成ビームをドットアレイに入射させることで、ドット毎にサブビームが形成される。そして、複数の焦点を形成するドットアレイを回転させることで、複数のサブビームからなるマルチビームが試料25を走査する。よって、時間分解能を向上することができる。
さらに、本実施の形態では、図3に示すように、第1光ビーム、及び第2光ビームのそれぞれの光路中に、ビームエキスパンダを設けている。第1光ビームのビーム径は、第1ビームエキスパンダ12によって拡がり、第2光ビームのビーム径は、第2ビームエキスパンダ15によって拡がっている。そして、マイクロレンズアレイ19において、第1光ビームと第2光ビームのビーム径を一致させている。このように、マイクロレンズアレイ19に入射する合成ビームのビーム径は、CARS光の光量が高くなるように、最適化されている。すなわち、第1光ビーム、及び第2光ビームのビーム径が一致しているため、効率よくCARS光を発生させることができる。これにより、より明るいCARS画像を取得することができる。この理由について以下に説明する。
マイクロレンズアレイ19に入射する2つの光ビームのビーム径と、試料25から得られるCARS光の強度について説明する。マイクロレンズアレイ19に入射する光ビームが強度分布を持つ場合、得られる画像の明るさの分布は入射ビームの強度分布を反映する。レーザビームとしては、光ビームの断面における光強度がガウス関数で表される、ガウシャンビームが用いられる場合が多い。入射レーザビームがガウシャンビームである場合、得られる画像の明るさは、画像の中心が明るく、端が暗い、ガウス関数の分布を持つ。すなわち、光軸上で光強度が最大で、光軸から離れるにしたがって光強度が弱くなる。
ここで、第1光ビームがビーム径ωのガウシャンビームであり、第2光ビームがビーム径ωのガウシャンビームであるとする。それぞれの光ビームのビーム径ω、ωのが調整されるとき、断面における第1ビーム、及び第2光ビームの光強度I、Iの分布はそれぞれ式1、2で表される。
Figure 0005135066
Figure 0005135066
ここでAおよびAは定数である。マイクロレンズアレイ19を回転させることにより光ビームを走査すると、試料25における各光ビームの平均強度は、式3、4に示されるように、やはりガウス関数で表される。
Figure 0005135066
Figure 0005135066
ここでMは照明系の倍率である。一様なサンプルを観察した場合、サンプル上で発生するCARS光の平均強度ICARSは式5で与えられる。
Figure 0005135066
従って、試料の観察したい領域の大きさがφであるとすると、以下の式6になるように、ビーム径を調整すればよい。
Figure 0005135066
このとき、CARS光強度ICARSは、以下の式7に示すようになる。
Figure 0005135066
式7に示すように、CARS光強度ICARSは式8に比例するため、式9となるように、ビーム径を調整すればよい。
Figure 0005135066
Figure 0005135066
式9からわかるように、2つのビーム径ω、ωを一致させるように調整することで、CARS光強度ICARSを最大にすることができる。すなわち、より明るいCARS画像を取得することができる。
このように、2つの光ビームのビーム径を一致させてマイクロレンズアレイ19に入射させる。さらに、マイクロレンズアレイ19に入射する2つの光ビームを観察範囲に合わせたビーム径とすることで、効率よくCARS光を観察することができる。すなわち、所望の観察範囲から得られるCARS光が最大となり、カメラ35で明るいCARS画像を得ることができる。明るい画像での観察が可能となる。2つのビームエキスパンダを用いることで、それぞれの光ビームのビーム径を独立して変更することができる。これにより、簡易な構成で、明るい画像を取得することができる。
さらに、ビームエキスパンダを図4に示すような配置とすることも可能である。図4では、第1ビームエキスパンダ12が第1光ビームの光路中に配置され、第2ビームエキスパンダ15が合成ビームの光路中に配置されている。すなわち、第1ビームエキスパンダ12が第1光源11とダイクロイックミラー16の間に配置され、第2ビームエキスパンダ15がダイクロイックミラー16とマイクロレンズアレイ19との間に配置されている。
図4に示す配置では、第1光源11からの第1光ビームが第1ビームエキスパンダ12で拡大されて、ミラー13に入射する。ミラー13はビーム径が拡大された第1光ビームを光合成手段であるダイクロイックミラー16の方向に反射する。一方、第2光源14からの第2光ビームはビームエキスパンダで拡大される前に、ダイクロイックミラー16に入射する。ダイクロイックミラー16が第1光ビーム及び第2光ビームを合成する。ダイクロイックミラー16で合成された合成ビームは、第2ビームエキスパンダ15で拡大されて、マイクロレンズアレイ19に入射する。すなわち、第2ビームエキスパンダ15は、合成ビームに含まれる第1光ビーム及び第2光ビームのビーム径を拡大する。第2ビームエキスパンダ15によって、第2光ビームのビーム径とともに、第1光ビームのビーム径が変化する。
ここで、第1ビームエキスパンダ12は、ダイクロイックミラー16上において、第2光ビームのビーム径と一致するように、第1光ビームのビーム径を拡大している。ダイクロイックミラー16によって合成される前において、第1光ビームと第2光ビームは、ビーム径が等しくなっている。従って、ダイクロイックミラー16上において、第1光ビームのビーム径は第2光ビームのビーム径と等しくなっている。そして、第2ビームエキスパンダ15によって、合成ビームに含まれる第1光ビーム及び第2光ビームが同じ倍率だけ拡大される。これにより、第1光ビーム、及び第2光ビームのビーム径が一致した状態で、第1光ビーム、及び第2光ビームを含む合成ビームがマイクロレンズアレイ19に入射する。従って、試料25上において、第1光ビームが照射される範囲と第2光ビームが照射される範囲が同じになる。よって、効率よくCARS光を発生させることができ、明るいCARS画像を取得することができる。
図4の構成では、第1ビームエキスパンダ12は、ビーム径を一致するために利用され、第2ビームエキスパンダ15は、観察範囲を設定するために利用される。従って、観察範囲の調整を容易に行うことができる。すなわち、観察範囲を変更したい場合、第2ビームエキスパンダ15を変更、調整すればよい。従って、1つの第1ビームエキスパンダ12によって、ダイクロイックミラー16上でのビーム径を一致させておくことで、観察範囲の調整を容易に行うことができる。
なお、上記の説明では、第1ビームエキスパンダ12、及び第2ビームエキスパンダ15によって、ビーム径を拡大したが、ビーム径を縮小するビームリデューサー(ビーム縮小器)を用いてもよい。例えば、図4に示す構成において、第1ビームエキスパンダ12の換わりにビームリデューサーを用いてもよい。すなわち、大きいビーム径を有する方の光ビームの光路中に、ビームリデューサーを配置して、所定の倍率でビーム径を縮小する。そして、ダイクロイックミラー16に入射する2つの光ビームのビーム径を一致させる。このようにすることで、効率よくCARS光を発生させることができ、明るいCARS画像を取得することができる。すなわち、所定の倍率でビーム径を拡大、又は縮小すればよい。もちろん、第1ビームエキスパンダ12、及び第2ビームエキスパンダ15の一方でビーム径を拡大し、他方がビーム径を縮小してもよく、両方でビーム径を縮小してもよい。
なお、上記の説明では、CARS顕微鏡について説明したが、CARS顕微鏡以外の光学顕微鏡についても適用することができる。すなわち、本実施形態にかかる光学顕微鏡100は、合成ビームをマイクロレンズアレイによって走査する光学顕微鏡に適用可能である。これにより、2つの光ビームのビーム径を一致させた状態で試料25に照射することができる。具体的には、2光子励起レーザ顕微鏡や、ポンププローブ分光顕微鏡などに利用することが可能である。特に、2光子吸収等による非線形光学効果を用いて観察する非線形光学顕微鏡に用いることが好適である。さらには、2光子に限らず、3以上の光子を吸収する多光子吸収に基づいて観察することも可能である。すなわち、3つの光源からの光ビームのそれぞれに対して、ビームエキスパンダを配置して、3つの光ビームのビーム径を一致させてもよい。
本発明にかかる光学顕微鏡の構成を模式的に示す図である。 マイクロレンズアレイによる焦点形成を示す図である。 本発明にかかる光学顕微鏡において、ビーム径を調整するビームエキスパンダの配置例を示す図である。 本発明にかかる光学顕微鏡において、ビーム径を調整するビームエキスパンダの他の配置例を示す図である。 従来のCARS顕微鏡におけるビームエキスパンダの配置を示す図である。
符号の説明
11 第1光源
12 第1ビームエキスパンダ
13 ミラー
14 第2光源
15 第2ビームエキスパンダ
16 ダイクロイックミラー
17 ビームスプリッタ
18 コリレータ
19 マイクロレンズアレイ
20 切り替えミラー
21 チューブレンズ
22
24 第1対物レンズ
25 試料
31 第2対物レンズ
32 切り替えミラー
33 フィルタ
34 チューブレンズ
35 カメラ
41 照明光源
42 絞り
43 レンズ
45 接眼レンズ
46 観察者

Claims (10)

  1. 第1の光ビームを出射する第1の光源と、
    第2の光ビームを出射する第2の光源と、
    前記第1の光ビームのビーム径を変更する第1のビーム径変更手段と、
    前記第1のビーム径変更手段によってビーム径が変更された第1の光ビームを前記第2の光ビームと合成する光合成手段と、
    前記光合成手段によって合成された光ビームを複数の光ビームに分割するドットアレイと、
    前記第2の光源と前記ドットアレイとの間に設けられ、前記第2の光ビームのビーム径を変更する第2のビーム径変更手段と、
    前記ドットアレイによって分割された複数の光ビームを集光して、試料に照射するレンズと、を備えた光学顕微鏡。
  2. 前記第1及び第2のビーム径変更手段が、前記ドットアレイ上で前記第1の光ビームと前記第2の光ビームのビーム径を一致させるように、ビーム径を変更することを特徴とする請求項1に記載の光学顕微鏡。
  3. 前記第2のビーム径変更手段が、前記光合成手段と前記ドットアレイとの間に配置され、
    前記第2のビーム径変更手段が前記第2の光ビームのビーム径とともに、前記第1の光ビームのビーム径を変化させることを特徴とする請求項1、又は2に記載の光学顕微鏡。
  4. 前記第1のビーム径変更手段が、前記光合成手段上で前記第1の光ビームのビーム径が前記第2の光ビームのビーム径と一致するように、前記第1の光ビームのビーム径を変更することを特徴とする請求項3に記載の光学顕微鏡。
  5. 前記第2のビーム径変更手段が、前記第2の光源と前記光合成手段との間に配置されていることを特徴とする請求項1、又は2に記載の光学顕微鏡。
  6. 第1の光ビーム及び第2の光ビームが合成された合成ビームを試料に照射して、前記試料を観察する観察方法であって、
    第1のビーム径変更手段によって第1の光ビームのビーム径を変更するステップと、
    前記第1のビーム径変更手段によってビーム径が変更された第1の光ビームを第2の光ビームと合成するステップと、
    前記第1の光ビームと第2の光ビームが合成された合成ビームをドットアレイを通して、複数の光ビームに分割するステップと、
    前記ドットアレイに入射するまでに、第2のビーム径変更手段によって前記第2の光ビームのビーム径を変更するステップと
    前記複数の光ビームを集光して、試料に照射するステップと、を備える観察方法。
  7. 前記第1及び第2のビーム径変更手段が、前記ドットアレイ上で前記第1の光ビームのビーム径と前記第2の光ビームのビーム径を一致させるように、ビーム径を変更することを特徴とする請求項6に記載の観察方法。
  8. 前記第2のビーム径変更手段に、第1の光ビームと第2の光ビームとが合成された合成ビームが入射し、
    前記第2のビーム径変更手段が、前記第2の光ビームのビーム径とともに、前記第1の光ビームのビーム径を変化させることを特徴とする請求項6、又は7に記載の観察方法。
  9. 前記第1の光ビームと前記第2の光ビームが光合成手段によって合成され、
    前記第1のビーム径変更手段が、前記光合成手段上において、前記第1の光ビームのビーム径が前記第2の光ビームのビーム径と一致するように、前記第1の光ビームのビーム径を変更することを特徴とする請求項8に記載の観察方法。
  10. 前記第2のビーム径変更手段が、前記第2の光ビームが前記第1の光ビームと合成される前に、前記第2の光ビームのビーム径を変化させることを特徴とする請求項6、又は7に記載の観察方法。
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