JP2005119489A - 自動車の車体構造 - Google Patents

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    • B62D21/09Means for mounting load bearing surfaces

Abstract

【課題】 フロアパネルを平坦にし、かつ簡単な構成でセンタフレームの後端部にクロスメンバーを良好に支えることができる自動車の車体構造を提供する。
【解決手段】 自動車の車体構造10は、左右のサイドシル13間に第3クロスメンバー23を渡し、第3クロスメンバー23の略中央から車体の前方に向けて左右のセンタフレーム35を延ばしたものである。この自動車の車体構造10は、左右のセンタフレーム35の後端部35aに左右の延長部材41を設け、左右の延長部材41に中空断面の第3クロスメンバー23を載せ、第3クロスメンバー23内のうち、左右の延長部材41に対応する部位65に左右の補強プレート43を設けたものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は自動車の車体構造に係り、特に、左右のサイドシル間にクロスメンバーを渡し、このクロスメンバーの略中央から車体の前方に向けてセンタフレームを延ばした自動車の車体構造に関する。
自動車の車体構造のなかには、車体の前後方向にシャーシフレームを延ばし、このシャーシフレームの上方にクロスメンバーを配置したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
実開平6−67271号公報(図4)
特許文献1を以下の図面に基づいて説明する。
図6は従来の基本構成を説明する図である。
自動車の車体構造100は、車体の前後方向にシャーシフレーム101を延ばし、このシャーシフレーム101の中央部上方に、補強を兼ねた大型のトルクボックス(補強部材)102を介してクロスメンバー103を配置したものである。
この大型の補強部材102を閉断面に形成することで、シャーシフレーム101の中央部上方にクロスメンバー103を強固に固定する。
このように、シャーシフレーム101の中央部上方にクロスメンバー103を固定する場合には、大型の補強部材102を用いることで、クロスメンバー103をシャーシフレーム101に固定することが可能になる。
一方、自動車の車体構造のなかには、シャーシフレーム(以下、「センタフレーム」という)の後端部にクロスメンバーを取り付けたものがある。
この自動車の車体構造の場合には、スペースの確保などの観点から、大型の補強部材102(図6参照)を用いることは好ましくない。
このセンタフレームの後端部にクロスメンバーを強固に取り付ける例として、次図の示す構成が考えられる。
図7は従来の自動車の車体構造を説明する図である。
自動車の車体構造110は、車体の前後にセンタフレーム111を延ばし、このセンタフレーム111の後部上面112にクロスメンバー113の前下辺114を取り付け、センタフレーム111にフロアパネル115を載せたものである。
このフロアパネル115にフロアトンネル116を形成し、フロアトンネル116の後端117をクロスメンバー113の前壁118に接合する。
これにより、図6に示す大型の補強部材102を用いることなく、クロスメンバー113を良好に支えることが可能である。
しかし、乗員の居住性を考慮すると、フロアトンネル116を除去して、フロアパネル115を平坦にすることが好ましい。フロアトンネル116を除去すると、フロアトンネル116でクロスメンバー113を支えることができない。
そこで、フロアトンネル116を除去してフロアパネル115を平坦にし、かつ簡単な構成でセンタフレーム111の後部上面112にクロスメンバー113を良好に支えることができる技術の実用化が望まれていた。
本発明は、フロアトンネルを除去してフロアパネルを平坦にし、かつ簡単な構成でセンタフレームの後端部にクロスメンバーを良好に支えることができる自動車の車体構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体の前後方向に延ばした左右のサイドシル間に、中空断面のクロスメンバーを渡し、このクロスメンバーの略中央から車体の前方に向けてセンタフレームを延ばし、このセンタフレームでフロアパネルを補強する自動車の車体構造において、前記センタフレームの後端部に、車体の後方に延びる延長部材を設け、この延長部材に前記中空断面のクロスメンバーを載せ、この中空断面のクロスメンバー内のうち、前記延長部材に対応する部位に、クロスメンバーの変形を防ぐ補強プレートを設けたことを特徴とする。
センタフレームの後端部に、車体の後方に延びる延長部材を設け、この延長部材に中空断面のクロスメンバーを載せる。
これにより、センタフレームの後端部に、比較的コンパクトな延出部材を設けるだけの簡単な構成で、クロスメンバーをセンタフレームに強固に取り付けることが可能になる。
加えて、中空断面のクロスメンバー内のうち、延長部材に対応する部位に補強プレートを設けた。
これにより、補強プレートを延長部材で強固に支える。よって、クロスメンバーを補強プレートで補強して、クロスメンバーが変形することを防ぐことが可能になる。
このように、センタフレームの後端部から、比較的コンパクトな延長部材を後方に延ばし、かつ中空断面のクロスメンバー内に補強プレートを設けただけの簡単な構成で、センタフレームの後端部にクロスメンバーを良好に支えるとともに、クロスメンバーの剛性を好適に高めることができる。
請求項1に係る発明では、簡単な構成で、センタフレームの後端部にクロスメンバーを良好に支えるとともに、クロスメンバーの剛性を高めることで、従来技術で必要とした大型の補強部材を不要にして省スペース化を図ることができるという利点がある。
さらに、簡単な構成で、センタフレームの後端部にクロスメンバーを良好に支えるとともに、クロスメンバーの剛性を高めることで、従来技術のようにフロアトンネルでクロスメンバーを支える必要がない。
これにより、フロアトンネルを除去してフロアパネルを平坦にすることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動車の車体構造を備えた車体フレームを示す平面図である。
車体フレーム10は、前部において車体前後方向に延びた左右のフロントサイドフレーム11,11と、左右のフロントサイドフレーム11,11の後部側壁に接合した左右のサイドアウトリガー12,12と、左右のサイドアウトリガー12,12の端部から後方へ延びた左右のサイドシル13,13と、左右のサイドシル13,13の後部から後方へ延びた左右のリヤサイドフレーム14,14と、車幅中心(車幅中央)CLで車体前後に延びたフロアトンネル15と、このフロアトンネル15の左右側に配置し、かつ車体前後方向に延びたフロアフレーム16,16と、車幅方向に延びた第1〜第6のクロスメンバー21〜26とを主要な構成メンバーとしたものである。
左右のフロントサイドフレーム11,11の外側には、それぞれ左右の前輪28,28を備え、左右のリヤサイドフレーム14,14の外側には、それぞれ左右の後輪29,29を備える。
また、左右のフロントサイドフレーム11,11の間のエンジンルーム31には、エンジン32およびトランスミッション33を一体にしたエンジン/トランスミッションユニット34を配置する。
第1〜第6のクロスメンバー21〜26は、車体前部から後方へ順次、所定の間隔をおいて配置した部材である。
第1クロスメンバー21は、ダッシュボード(図示せず)の下部を補強する部材である。
第2クロスメンバー22は、フロアトンネル15の後方に配置し、かつ左右のサイドシル13,13の略中央部に掛け渡した部材である。
第3クロスメンバー(クロスメンバー)23は、左右のサイドシル13,13の後部近傍に掛け渡した部材である。
第4、第5、第6のクロスメンバー24,25,26は、それぞれ左右のリヤサイドフレーム14,14のうち、中央部に掛け渡した部材である。
フロアトンネル15の後端部61を左右のセンタフレーム(センタフレーム)35,35を介して、第2クロスメンバー22および第3クロスメンバー23に接合する。
左右のセンタフレーム35,35は、車幅中心CLの左右両側方に配列して車体前後に延びる部材である。
左右のセンタフレーム35,35の略中央に第7クロスメンバー37を掛け渡す。
ここで、左右のセンタフレーム35,35の後端部に第3クロスメンバーを取り付けた構成を本発明に係る自動車の車体構造30とする。
以下、図2〜図5に基づいて自動車の車体構造30、すなわち左右のセンタフレーム35,35と第3クロスメンバー30との関係を説明する。
なお、左右のセンタフレーム35,35は同一構成部材なので、以下左センタフレーム35について説明して、右センタフレーム35の説明を省略する。
図2は図1の2−2線断面図である。
自動車の車体構造30は、車体前後方向に延ばした左右のサイドシル13,13(図1参照)間に、中空断面の第3クロスメンバー23を渡し、この第3クロスメンバー23の略中央近傍(略中央)から車体の前方に向けて左右のセンタフレーム35,35(右側のセンタフレーム35は図1参照)を延ばし、左右のセンタフレーム35,35の上部にフロアパネル38を載せることで、左右のセンタフレーム35,35でフロアパネル38を補強するものである。
自動車の車体構造30は、左右のセンタフレーム35,35の後端部(センタフレームの後端部)35a,35aに、車体の後方に延びる延長部材41,41を設け、左右の延長部材41,41(右延長部材41は図1参照)に中空断面の第3クロスメンバー23を載せ、この中空断面の第3クロスメンバー23内のうち、左右の延長部材41,41に対応する部位65(図3参照)に、第3クロスメンバー23の変形を防ぐ補強プレート43,43(右側の補強プレート43は図示せず)を設けたものである。
第3クロスメンバー23でシートクッション46の前端部46aを支える。
図3は本発明に係る自動車の車体構造を示す斜視図である。
左センタフレーム35は、底面51を前後方向に水平に延ばし、底面51の両側辺から傾斜壁52,52を外側に向けて立ち上げ、一対の傾斜壁52,52の上部から上接合片53,53を水平に張り出すことで断面略U形に形成した部材である。
この左センタフレーム35の後端部35aに左延長部材41を取り付け、この左延長部材41の一対の上接合片56,56に第3クロスメンバー23の底面61を取り付ける。
なお、左延長部材41については図4で詳しく説明する。
第3クロスメンバー23は、左右のセンタフレーム35(右センタフレーム35は図1参照)に載せる後L形部材62と、この後L形部材62に組み付けて矩形断面(閉断面)を形成する前L形部材63とからなる。
後L形部材62は、左右のセンタフレーム35,35に接合する底面61(図2も参照)と、この底面61から立ち上げた後壁66と、この後壁66の上端から後方に張り出した後接合片67とからなる。
前L形部材63は、後壁66の前方に一定間隔をおいて配置した前壁68と、この前壁68の下部から前方に張り出して底面61の前部61aに接合する前接合片69と、前壁68の上端から後方に延びて後部71aが後接合片67に接合する天井面71とからなる。
すなわち、第3クロスメンバー23は、左右の延長部材41,41(右延長部材41は図1参照)に載せる底面61と、底面61から立ち上げた前・後壁68,66と、前・後壁68,66の上端を連結した天井面71とで断面略矩形(中空断面)とすることで、中空断面内の空間64(図2も参照)を形成する部材である。
この第3クロスメンバー23の中空断面内の空間64において、左右のセンタフレーム35,35に対応する部位65,65に左右の補強プレート43,43(右補強プレート43は図示せず)を備える。
図4は本発明に係る自動車の車体構造を示す分解斜視図である。
左補強プレート43は、第3クロスメンバー23の前壁68と底面61とのコーナ部72(図2参照)から、後壁66と天井面71とのコーナ部73(図2参照)まで対角線上に延びた略矩形状のプレート本体75と、このプレート本体75の両側辺に設けた略直角三角形の補強片76,76(奥側は図示せず)と、各々の補強片76,76の鉛直辺から外側に張り出した鉛直接合片76a,76aと、各々の補強片76,76の底辺から外側に水平に張り出した下接合片76b,76bと、プレート本体75の上辺から後方に折り曲げた上接合片75aとからなる。
プレート本体75は、略三角形状の隆起部75を形成し、この隆起部77の中央に開口部77aを形成する。
この左補強プレート43は、例えば一枚の板材をプレス成形することが可能であり、比較的簡単に製造することが可能である。
上接合片75aを、第3クロスメンバー23の後接合片67と、天井面71の後部71aとの間に挟持した状態に接合し(図2参照)、一対の鉛直接合片76a,76aを、第3クロスメンバー23の後壁66に接合し、一対の下接合片76b,76bを、第3クロスメンバー23の底面61に接合する。
これにより、左補強プレート43を、第3クロスメンバー23の中空断面内の空間64内において、左延長部材41に対応する部位65に固定する(図3参照)。
よって、左補強プレート43を左延長部材41で強行に支え、第3クロスメンバー23を左補強プレート43で好適に補強する。
また、プレート本体75に補強片76,76を設け、補強片76,76を後L形部材62に接合することで、左補強プレート43と後L形部材62とで閉断面を形成する。
これにより、コンパクトな左補強プレート43で、第3クロスメンバー23の剛性を十分に確保することが可能になる。
左延長部材41は、底面55の前部55aを水平に配置し、残りの底面を前部55aから後方に向けて上がり勾配に延ばした傾斜部55bとし、この底面55の両側辺から傾斜壁56,56を外側に向けて立ち上げ、一対の傾斜壁56,56の上部から上接合片54,54を水平に張り出すことで断面略U形に形成し、底面55の後端から上方に後壁57を立ち上げ、後壁57の両側から折曲片58,58(手前側は図示せず)を延ばし、これらの折曲片58,58をそれぞれ両側の傾斜壁56,56の後端部に接合した部材である。
この左延長部材41は、例えば一枚の板材をプレス成形することが可能であり、比較的簡単に製造することが可能である。
また、底面55の主な部位を、前部55aから後方に向けて上がり勾配に延ばした傾斜部55bとすることで、左延長部材41の下方の空間を確保するとともに、左延長部材41の軽量化を図る。
また、左センタフレーム35の後端部35aに左延長部材41を取り付ける構成にすることで、既存の左センタフレーム35の後端部を延長することが可能になる。
左延長部材41の底面55前部55aを、左センタフレーム35の底面51の後部に接合し、左延長部材41の各々の傾斜壁56,56を、左センタフレーム35の各々の傾斜壁52,52の後部に接合し、左延長部材41の上接合片54,54の後部を、左センタフレーム35の上接合片53,53に接合することで、左センタフレーム35の後端部35aに左延長部材41を取り付ける。
この左延長部材41の上接合片54,54に、第3クロスメンバー23の底面61を接合し、左延長部材41の後壁57を第3クロスメンバー23の後壁66に接合することで、左延長部材41の上部、すなわち一つの上接合片54,54に第3クロスメンバー23の底面61を取り付ける(図2も参照)。
次に、図4に基づいて自動車の車体構造30の組付け工程を説明する。
先ず、第3クロスメンバー23を構成する後L形部材62の底面61に、左右の延長部材41,41(右延長部材41は図1参照)の上部を、一例としてスポット溶接で接合する。
この接合に併せて、後L形部材62のうち、左右の延長部材41,41に対応する部位65,65に、左右の補強プレート43,43を、一例としてスポット溶接で接合する。
なお、右延長部材41に対応する部位65、および右補強プレート43は図示せず。
次いで、第3クロスメンバー23の後L形部材62に、第3クロスメンバー23の前L形部材63を、一例としてスポット溶接で接合する。
これにより、左右の延長部材41,41と第3クロスメンバー23とを一体化、すなわちユニット化する。
このユニット化した部材の左右の延長部材41,41を、左右のセンタフレーム35,35(右センタフレーム35は図1参照)の後端部35a,35a(右側の後端部35aは図示せず)に、一例としてスポット溶接で接合する。
これにより、自動車の車体構造30の組付け工程が完了する。
このように、左右のセンタフレーム35,35の後端部に、左右の延長部材41,41を取り付ける構成にすることで、左右の延長部材41,41と第3クロスメンバー23とをユニット化することが可能になる。
よって、組付け工程の容易化を図り、生産性をより高めることが可能になる。
以上説明した自動車の車体構造30によれば、図1〜図4に示すように、左右のセンタフレーム35,35の後端部35a,35aに、車体の後方に延びる左右の延長部材41,41を設け、延長部材41,41に中空断面の第3クロスメンバー23を載せる。
これにより、左右のセンタフレーム35,35の後端部35a,35aに、比較的コンパクトな延出部材41,41を設けるだけの簡単な構成で、第3クロスメンバー23を左右のセンタフレーム35,35に強固に取り付けることが可能になる。
加えて、中空断面の第3クロスメンバー23内のうち、左右の延長部材41,41に対応する部位65,65に左右の補強プレート43,43を設けた。
これにより、左右の補強プレート43,43を左右の延長部材41,41で強固に支える。
よって、第3クロスメンバー23を左右の補強プレート43,43で補強して、第3クロスメンバー23が変形することを防ぐことが可能になる。
このように、左右のセンタフレーム35,35の後端部35a,35aから、比較的コンパクトな左右の延長部材41,41を後方に延ばし、かつ中空断面の第3クロスメンバー23内に、比較的コンパクトな左右の補強プレート43,43を設けただけの簡素な構成で、左右の延出部材41,41で第3クロスメンバー23を良好に支えるとともに、第3クロスメンバー23の剛性を好適に高めることができる。
これにより、従来技術で必要とした大型の補強部材を不要にして省スペース化を図るとともに、軽量化を図ることが可能になる。
さらに、従来技術のようにフロアトンネルで第3クロスメンバー23を支える必要がないので、フロアパネル38からフロアトンネルを除去することが可能になる。
図5は本発明に係る自動車の車体構造の作用を説明する図である。
ここで、図1〜図4で説明したように、第3クロスメンバー23は、左右端部23a,23aを左右のサイドシル13,13(図1参照)で固定した部材である。
加えて、左右の延長部材41,41は後端部41aが自由端である。
この自動車の車体構造30は、走行時に、左右のセンタフレーム35,35および左右の延長部材41,41が矢印a−b方向(すなわち、上下方向)に移動する。
ここで、左右の延長部材41,41は後端部41a,41aが自由端なので、左右の延長部材41,41の後端部41a,41aが上昇および下降する傾向にある。
左右の延長部材41,41の後端部41a,41aが上昇および下降することで、第3クロスメンバー23は想像線で示すように、矢印c方向に変形する傾向にある。
第3クロスメンバー23の変形を防ぐために、第3クロスメンバー23の中空断面内の空間64内において、左右の延長部材41,41に対応する部位65,65(左側の部位65のみ図3、図4に示す)に、それぞれ左右の補強プレート43,43を設けた。
具体的には、左右の補強プレート43,43のプレート本体75,75を、第3クロスメンバー23の前壁68と底面61とのコーナ部72から、後壁66と天井面71とのコーナ部73まで対角線上に配置した。
これにより、プレート本体75,75には引張り荷重がかかることになる。これにより、プレート本体75,75の板厚、すなわち左右の補強プレート43,43の板厚を比較的薄くするとともに、プレート本体75に開口部77aを形成しても、第3クロスメンバー23の変形を防ぐことが可能になる。
よって、自動車の車体構造30の軽量化を図ることができる。
加えて、左右の補強プレート43,43を、左右の延長部材41,41に対応する部位65,65に設けることで、左右の補強プレート43,43を左右の延長部材41,41で強固に支えることが可能になる。
よって、左右の補強プレート43,43の小型軽量化をさらに図ることが可能になる。
これにより、左右の補強プレート43,43を、第3クロスメンバー23の中空断面内の空間64に収納することが可能になる。
したがって、左右のセンタフレーム35,35および第3クロスメンバー23の周囲に比較的大きなスペースを容易に確保することが可能になる。
なお、前記実施の形態で説明した左右の延長部材41,41の形状や、左右の補強プレート43,43の形状は一例であり、この形状に限定するものではない。
すなわち、左右の延長部材41,41は、左右のセンタフレーム35,35の後端部35a,35aに設けることで、左右のセンタフレーム35,35の後端部を延長し、第3クロスメンバー23を載せることができる部材であればよい。
また、左右の補強プレート43,43は、第3クロスメンバー23内の空間64うち、左右の延長部材41,41に対応する部位65,65に設けることで、第3クロスメンバー23の変形を防ぐことができる部材であればよい。
本発明の自動車の車体構造は、左右のサイドシル間にクロスメンバーを渡し、このクロスメンバーの略中央から車体の前方に向けてセンタフレームを延ばした自動車に好適である。
本発明に係る自動車の車体構造を備えた車体フレームを示す平面図である。 図1の2−2線断面図である。 本発明に係る自動車の車体構造を示す斜視図である。 本発明に係る自動車の車体構造を示す分解斜視図である。 本発明に係る自動車の車体構造の作用を説明する図である。 従来の基本構成を説明する図である。 従来の自動車の車体構造を説明する図である。
符号の説明
10…自動車の車体構造、13…左右のサイドシル、23…第3クロスメンバー(クロスメンバー)、35…左右のセンタフレーム(センタフレーム)、35a…左右のセンタフレームの後端部(センタフレームの後端部)、38…フロアパネル、41…延長部材、43…補強プレート、64…中空断面内の空間、65…延長部材に対応する部位。

Claims (1)

  1. 車体の前後方向に延ばした左右のサイドシル間に、中空断面のクロスメンバーを渡し、このクロスメンバーの略中央から車体の前方に向けてセンタフレームを延ばし、このセンタフレームでフロアパネルを補強する自動車の車体構造において、
    前記センタフレームの後端部に、車体の後方に延びる延長部材を設け、この延長部材に前記中空断面のクロスメンバーを載せ、
    この中空断面のクロスメンバー内のうち、前記延長部材に対応する部位に、クロスメンバーの変形を防ぐ補強プレートを設けたことを特徴とする自動車の車体構造。
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