JP2017144946A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右のシートを精度良く車体に組み付けることができ、しかも、車体前後方向からの衝撃荷重の入力時にフロアパネルの変形を有効に抑制することができる車体構造を提供する。【解決手段】左右の前側フロアクロスメンバ4と左右の後側フロアクロスメンバ10は、トンネル部3Bを跨ぐ前側連結フレーム5と後側連結フレーム11によって相互に連結されている。左右のフロアフレーム12は、左右の対応する前側フロアクロスメンバ4と後側フロアクロスメンバ10に結合されている。前側フロアクロスメンバ4と後側フロアクロスメンバ10は、左右のシートの車幅方向外側の下端を支持するシート外側支持部9を有する。前側連結フレーム5と後側連結フレーム11は、左右のシートの車幅方向内側の下端を支持するシート内側支持部6を有する。【選択図】図2

Description

この発明は、乗員室の下方の車体構造に関するものである。
乗員室の下方の車体構造として、一体構造の略矩形状のブラケットがフロアパネルと左右のサイドシルとに結合され、そのブラケットに乗員着座用の左右のシートが支持されたものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車体構造は、一体構造のブラケットがフロアパネル上に配置されており、ブラケットは、フロアパネルのトンネル部の上方を左右に跨いで車幅方向に延出する前後一対のクロスメンバ部と、車幅方向の左右でサイドシルに沿うように車体前後方向に延出する左右一対のサイドメンバ部と、を備えている。ブラケットは、前後の各クロスメンバ部がフロアパネルの上面に接合されるとともに、左右のサイドメンバ部がサイドシルの車幅方向内側面に接合されている。前後の各クロスメンバ部には、左右の乗員着座用のシートの下端を支持するシート支持部が設けられている。
実開昭63−193987号公報
特許文献1に記載の車体構造は、一体構造の略矩形状のブラケットを介して左右の各シートの下端部が車体に支持されているため、左右のシートを精度良く車体に組み付けることができる。しかし、特許文献1に記載の車体構造の場合、ブラケットの前側のクロスメンバ部と後側のクロスメンバ部とが、車幅方向外側のサイドメンバ部のみによって相互に連結されている。このため、車体前後方向からの衝撃荷重の入力時にフロアパネルの変形をブラケットによって効率良く抑制することがむずかしい。したがって、特許文献1に記載の車体構造においては、他のフロア補強手段を追加せざるを得ない。
そこでこの発明は、左右のシートを精度良く車体に組み付けることができ、しかも、車体前後方向からの荷重入力時にフロアパネルの変形を有効に抑制することができる車体構造を提供しようとするものである。
この発明に係る車体構造は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、この発明に係る車体構造は、車体の左右の側部下方に車体前後方向に略沿って配置された左右一対のサイドシル(例えば、実施形態のサイドシル2)と、車幅方向左右のフロア部(例えば、実施形態のフロア部3A)と車幅方向略中央で上方に突出するトンネル部(例えば、実施形態のトンネル部3B)とを有するフロアパネル(例えば、実施形態のフロアパネル3)と、左側の前記フロア部の上面と右側の前記フロア部の上面に車幅方向に略沿って配置され、外端部が左右の対応する前記サイドシルに結合されている左右一対の前側フロアクロスメンバ(例えば、実施形態の前側フロアクロスメンバ4)と、前記トンネル部の上方を左右に跨いで左右の前記前側フロアクロスメンバに結合されている前側連結フレーム(例えば、実施形態の前側連結フレーム5)と、前記前側フロアクロスメンバの後方側で左側の前記フロア部の上面と右側の前記フロア部の上面に車幅方向に略沿って配置され、外端部が左右の対応する前記サイドシルに結合されている左右一対の後側フロアクロスメンバ(例えば、実施形態の後側フロアクロスメンバ10)と、前記トンネル部の上方を左右に跨いで左右の前記後側フロアクロスメンバに結合されている後側連結フレーム(例えば、実施形態の後側連結フレーム11)と、左側の前記フロア部の上面と右側の前記フロア部の上面に車体前後方向に略沿って配置され、前部側が車体前部の一対のフロントサイドフレーム(例えば、実施形態のフロントサイドフレーム14)に連続する左右一対のフロアフレーム(例えば、実施形態のフロアフレーム12)と、を備え、左右の前記前側フロアクロスメンバと左右の前記後側フロアクロスメンバは、乗員着座用の左右のシートの車幅方向外側の下端を支持するシート外側支持部(例えば、実施形態のシート外側支持部9)を有し、前記前側連結フレームと前記後側連結フレームは、左右の前記シートの車幅方向内側の下端を支持するシート内側支持部(例えば、実施形態のシート内側支持部6)を有し、左側の前記フロアフレームは、左側の前記前側フロアクロスメンバと左側の前記後側フロアクロスメンバとに結合され、右側の前記フロアフレームは、右側の前記前側フロアクロスメンバと右側の前記後側フロアクロスメンバとに結合されていることを特徴とする。
この車体構造の場合、前側連結フレームによって相互に連結された左右の前側フロアクロスメンバと、後側連結フレームによって相互に連結された左右の後側フロアクロスメンバとが、車体前後方向に略沿って延出する左右一対のフロアフレームに結合されているため、フロントサイドフレームに入力された車体前後方向の衝撃荷重は、フロアフレームから左右の前側フロアクロスメンバと左右の後側フロアクロスメンバを経て左右のサイドシルへと伝達されることになる。このため、フロアパネルの車幅方向の中央領域には車体前後方向の衝撃荷重が直接入力されにくくなる。また、この車体構造では、高い剛性をもって一体に組み付けられた前側フロアクロスメンバ、前側連結フレーム、後側フロアクロスメンバ、後側連結フレームに左右のシートの各下端が支持されているため、左右のシートは車体に高い精度をもって組み付けられることになる。
前記トンネル部の上面の左右の角部に車体前後方向に略沿って配置され、前記トンネル部の上面と側面とに接合される上壁(例えば、実施形態の上壁15A)と側壁(例えば、実施形態の側壁15B)とを有する断面略L字状の左右一対の補強板(例えば、実施形態の補強板15)を備え、前記前側連結フレームと前記後側連結フレームの少なくとも一方は、前記トンネル部と交差する縦壁(例えば、実施形態の縦壁5A)に、当該トンネル部の上面と左右の側面とが対向して配置される下向きの略コ字状の開口部(例えば、実施形態の開口部16)を有し、前記縦壁の前記開口部の上縁は、前記補強板の前記上壁の上面に接合される上面接合フランジ(例えば、実施形態の上面接合フランジ5A−2)と、前記縦壁の本体部(例えば、実施形態の本体部5A−1)と前記上面接合フランジを接続する第1円弧部(例えば、実施形態の第1円弧部5A−3)と、を有し、前記縦壁の前記開口部の側縁は、前記補強板の前記側壁の側面に接合される側面接合フランジ(例えば、実施形態の側面接合フランジ5A−4)と、前記縦壁の本体部と前記側面接合フランジを接続する第2円弧部(例えば、実施形態の第2円弧部5A−5)と、を有し、前記縦壁の前記開口部の前記上縁と前記側縁の間の部位は、前記第1円弧部と前記第2円弧部とを接続し、かつ前記第1円弧部と前記第2円弧部よりも曲率半径の大きい第3円弧部(例えば、実施形態の第3円弧部5A−6)を有する構成であっても良い。
この場合、前側連結フレームと後側連結フレームの少なくとも一方の縦壁は、開口部の上縁の上面接合フランジが、トンネル部の角部に配置された補強板の上壁に接合されるとともに、開口部の側縁の側面接合フランジが前記補強板の側壁に接合されている。そして、縦壁の本体部と上面接合フランジの間と、縦壁の本体部と側面接合フランジの間は、それぞれ曲率半径の小さい第1円弧部と第2円弧部によってそれぞれ接続されているため、いずれも曲げや捩れに対する剛性が高く維持されている。また、第1円弧部と第2円弧部の間は、第1円弧部と第2円弧部に比較して曲率半径の大きい第3円弧部によって接続されているため、第1円弧部と第2円弧部の曲率半径を小さく設定しても、成形時等に第3円弧部に劣化が生じにくくなる。したがって、この構造を採用することにより、トンネル部を通して車体前方から入力された衝撃荷重を、前側フロアクロスメンバや後側フロアクロスメンバに効率良く分散支持させることができる。
前記トンネル部の前記前側連結フレームの前方側に配置される前記補強板は、高強度鋼板製の薄板補強板によって構成されており、前記トンネル部の前記前側連結フレームの後方側に配置される前記補強板は、前記薄板補強板よりも低強度の鋼板製で、かつ前記薄板補強板よりも板厚の厚い厚板補強板によって構成されるようにしても良い。
この場合、前側連結フレームの前方側においては、トンネル部の角部が高強度鋼板製の薄板補強板によって補強されているため、薄板補強板によって軽量化と荷重分散性能の向上とを両立されることができる。また、前側連結フレームの後方側においては、トンネル部の角部が低強度の鋼板製で板厚の厚い厚板補強板によって補強されているため、厚板補強板によって製品コストの低減と剛性の維持を両立させることができる。
前記フロアフレームの後端部は、前記後側フロアクロスメンバの前壁(例えば、実施形態の前壁10A)に接合される接合フランジ(例えば、実施形態の上部接合フランジ12A)を備え、前記後側フロアクロスメンバの前壁は、前記フロアフレームの後端部と対向する部位に膨出部(例えば、実施形態の膨出部17)を備え、前記膨出部は、左右の側部に外側後方に傾斜する傾斜壁(例えば、実施形態の傾斜壁17B)を有しており、前記傾斜壁が、前記フロアフレームの前記接合フランジと接合される接合部とされていても良い。
この場合、フロアフレームを通して車両前方から入力された衝撃荷重は、後側フロアクロスメンバの膨出部の傾斜壁を通して後側フロアクロスメンバの前壁に効率良く伝達される。また、フロアフレームの後端部の接合フランジは、後側フロアクロスメンバに対して傾斜壁で接合されるため、製造時に、フロアフレームとの干渉を避けて挟み込み式のスポットガン等によって容易に溶接固定することができる。
左右の前記フロア部の下面の前記トンネル部に隣接する位置に車体前後方向に略沿って配置されている左右一対のトンネルフレーム(例えば、実施形態のトンネルフレーム19)と、前記トンネル部内の、左右の前記前側フロアクロスメンバの車幅方向内側の延長上位置に配置されているトンネル内補強部材(例えば、実施形態のトンネル内補強部材20)と、を備え、前記前側連結フレームは、前記トンネル部の上方を左右に跨いで左右の前記トンネルフレームの上方でそれぞれ左右の対応する前記前側フロアクロスメンバに接合されるようにしても良い。
この場合、トンネル部内の、左右の前側フロアクロスメンバの車幅方向内側の延長上位置がトンネル内補強部材によって補強され、トンネル部の左右両側が左右のトンネルフレームによって補強され、トンネル部の上方側がトンネル部を左右に跨ぐ前側連結フレームによって補強されることになる。これにより、トンネル部の内側と外側とが効率良く補強され、トンネル部の開き方向や閉じ方向の変形が抑制される。したがって、この構造を採用することにより、車両走行時におけるフロア部分の振動を低減することが可能になる。
左右の前記フロア部は、前記トンネル部に隣接する位置に車幅方向外側領域に対して上方に隆起するフロア隆起部(例えば、実施形態のフロア隆起部3A−1)を有し、前記フロア隆起部は、前記フロアフレームの上面と略同一高さに構成されており、前記トンネルフレームは、前記フロア隆起部の下面に配置されるようにしても良い。
この場合、トンネル部に隣接する位置にフロアフレームの上面と略同一高さのフロア隆起部が配置され、そのフロア隆起部の下面にトンネルフレームが配置されているため、トンネル部の側方を、前側フロアクロスメンバの車幅方向内側領域の充分な断面高さと、トンネルフレームとによって保持することができる。したがって、トンネル部の車幅方向外側の剛性を高く維持し、車両走行時におけるフロア部分の振動をより有効に低減することができる。また、フロア隆起部がフロアフレームの上面と略同一高さであり、その下面に配置されるトンネルフレームの下面を高くすることができるため、トンネルフレームの下方スペースを車載部品の配置スペース等として有効利用することができる。
前記フロアフレームは、車体前後方向に略沿う凹溝(例えば、実施形態の凹溝18)また突条を上面に有する構造であっても良い。
この場合、フロアフレームの上面に設けられている凹溝または突条によって、フロアフレームの曲げや捩れに対する剛性が高められている。このため、フロントサイドフレームからフロアフレームに入力された衝撃荷重を、より効率良くサイドシルに伝達することができる。
左右の前記フロアフレームの前記フロア部を挟む下方位置に配置され、車体前後方向に略沿って延出する左右一対の室外フロアフレーム(例えば、実施形態の室外フロアフレーム22)を備え、左右の前記室外フロアフレームは、前部が左右の前記フロントサイドフレームに結合されているとともに、後部が車体後部の左右のリヤサイドフレームに結合されていても良い。
この場合、前部がフロントサイドフレームに結合される室外フロアフレームが、後部側において、リヤサイドフレームに結合されているため、フロントサイドフレームに入力された衝撃荷重を、室外フロアフレームを介して車体後部のリヤサイドフレームに伝達することができる。したがって、この構成を採用することにより、衝撃荷重の入力時におけるフロアパネルの変形をより抑制することができる。
前記前側連結フレームと前記後側連結フレームは、前記シート内側支持部と、前記シート以外の車載部品の取付部(例えば、実施形態の取付部7)とを有する構成であっても良い。
この場合、前側連結フレームと後側連結フレームがシート以外の車載部品の取付部を兼ねるため、車載部品を取り付けるためのブラケット等の部品点数を削減することができる。
この発明によれば、前側連結フレームによって相互に連結された左右の前側フロアクロスメンバと、後側連結フレームによって相互に連結された左右の後側フロアクロスメンバとが、車体前後方向に略沿って延出する左右一対のフロアフレームに結合されて剛性の高い組付体が構成され、その組付体上の前側フロアクロスメンバ、前側連結フレーム、後側フロアクロスメンバ、後側連結フレームに左右のシートの下端が支持されている。このため、左右のシートを精度良く車体に組み付けることができるとともに、車体前後方向からの衝撃荷重の入力時にフロアパネルの変形を、剛性の高い組付体によって有効に抑制することができる。
この発明の一実施形態に係る車両の乗員室下方の骨格部を示す平面図である。 この発明の一実施形態に係る車両の乗員室下方の骨格部を示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係る車両の図1のIII−III線に沿う断面図である。 この発明の一実施形態に係る車両の図2のIV−IV線に沿う断面図である。 この発明の一実施形態に係る車両の図2のV部分を拡大して示した図である。 この発明の一実施形態に係る車両の図2のVI部分を拡大して示した図である。 図6の一部の部品を取り去った状態を示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係る車両の図6のVIII−VIII線に沿う断面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この実施形態に係る車両1の乗員室下方の骨格部を上方から見た図であり、図2は、同骨格部を左前部上方側から見た図である。また、図3は、図1のIII−III線に沿う断面を示す図であり、図4は、図2のIV−IV線に沿う断面を示す図である。
この実施形態に係る車両1は、車両の左右の側部下方に車体前後方向に略沿って延出するサイドシル2が配置されている。左右のサイドシル2の車幅方向内側面には、乗員室の下方のフロアパネル3の左右両端部が接合されている。
フロアパネル3は、車幅方向左右のフロア部3Aと、車幅方向略中央のトンネル部3Bとを有している。トンネル部3Bは、左右のフロア部3Aに対して上方に所定高さ突出している。トンネル部3Bは、車体下方に開口する略コ字状の断面形状に形成されている。
フロアパネル3の左側のフロア部3Aの上面と右側のフロア部3Aの上面には、車幅方向に略沿って延出する前側フロアクロスメンバ4が配置されている。前側フロアクロスメンバ4は、下向きに開口するハット状の断面形状に形成され、車幅方向外側の端部が左右の対応するサイドシル2に接合されている。前側フロアクロスメンバ4の車幅方向内側の端部は、トンネル部3Bの外側側面に対して接合され、若しくは、対向して配置されている。
左右の前側フロアクロスメンバ4の車幅方向内側寄り部分は、トンネル部3Bの上方を左右に跨いで配置された前側連結フレーム5によって相互に連結されている。前側連結フレーム5は、下方が開口した横長のボックス形状に形成され、下縁部が左右の前側フロアクロスメンバ4とトンネル部3Bとに接合されている。前側連結フレーム5の上壁の左右両縁部には、乗員着座用の左右のシート(図示せず)の車幅方向内側の下端を支持するシート内側支持部6が設けられている。シート内側支持部6とは、例えば、シートの下端を締結固定するための支持孔やその補強部、締結部材等である。
さらに、前側連結フレーム5の上壁のうちの、シート内側支持部6よりも車幅方向内側位置には、コンソールボックス等のシート以外の車載部品を取り付けるための取付部7が設けられている。
左右の前側フロアクロスメンバ4の上壁の車幅方向外側寄り部分には、ボックス状の支持台8が突設されている。この支持台8の上壁には、乗員着座用の左右のシートの車幅方向外側の下端を支持するシート外側支持部9が設けられている。シート外側支持部9とは、例えば、シートの下端を締結固定するための支持孔やその補強部、締結部材等である。
また、フロアパネル3の左側のフロア部3Aの上面と右側のフロア部3Aの上面には、前側フロアクロスメンバ4の後方側において、車幅方向に略沿って延出する後側フロアクロスメンバ10が配置されている。後側フロアクロスメンバ10は、前側フロアクロスメンバ4と同様に下向きに開口するハット状の断面形状に形成され、車幅方向外側の端部が左右の対応するサイドシル2に接合されている。後側フロアクロスメンバ10の車幅方向内側の端部は、トンネル部3Bの外側側面に対して接合され、若しくは、対向して配置されている。
左右の後側フロアクロスメンバ10の車幅方向内側寄り部分は、トンネル部3Bの上方を左右に跨いで配置された後側連結フレーム11によって相互に連結されている。後側連結フレーム11は、前側連結フレーム5と同様に、下方が開口した横長のボックス形状に形成され、下縁部が左右の後側フロアクロスメンバ10とトンネル部3Bとに接合されている。後側連結フレーム11の上壁の左右両縁部には、前側連結フレーム5と同様にシート内側支持部6とシート以外の車載部品の取付部7とが設けられている。
また、左右の後側フロアクロスメンバ10の上壁の車幅方向外側寄り部分には、ボックス状の支持台8が突設され、その支持台8に、乗員着座用の左右のシートの車幅方向外側の下端を支持するシート外側支持部9が設けられている。
左側のフロア部3Aの上面と右側のフロア部3Aの上面には、車体前後方向に略沿って延出するフロアフレーム12が接合されている。フロアフレーム12は、下向きに開口するハット状の断面形状に形成され、トンネル部3Bと左右の各サイドシル2の間に配置されている。フロアフレーム12は、前側フロアクロスメンバ4の下縁を前後に貫通した状態において前側フロアクロスメンバ4に接合されるとともに、後端部が後側フロアクロスメンバ10の前壁に突き当てられた状態において後側フロアクロスメンバ10に接合されている。
また、フロアフレーム12の前端部は、図3に示すように、乗員室の前部の隔壁部材であるダッシュボードロア13に接合されている。ダッシュボードロア13を間に挟む左右の各フロアフレーム12の前方側には、エンジンルーム内において前方に突出するフロントサイドフレーム14が位置している。したがって、左右のフロアフレーム12は、ダッシュボードロア13を挟んでエンジンルーム内の左右のフロントサイドフレーム14に前後方向で連続している。
図5は、図2のV部分を拡大して示した図である。
トンネル部3Bの上面側の左右の角部には、その角部を補強するための金属製の補強板15が取り付けられている。補強板15は、トンネル部3Bの上面と側面とに接合される上壁15Aと側壁15Bとを有する断面略L字状に形成されている。また、補強板15は、前側連結フレーム5の前方側に配置されるものと、前側連結フレーム5の後方側に配置されるものとで材質と肉厚が異なっている。具体的には、前側連結フレーム5の前方側に配置される補強板15は、高強度鋼板製の薄板補強板によって構成されており、前側連結フレーム5の後方側に配置される補強板15は、前記薄板補強板よりも低強度の鋼板製で、かつ前記薄板補強板よりも板厚の厚い厚板補強板によって構成されている。
ここで、前側連結フレーム5の前側の縦壁5Aの下縁には、図5に示すように、トンネル部3Bの上部領域(上面と左右の側面の一部)が挿通される下向きの略コ字状の開口部16が形成されている。縦壁5Aの開口部16の上縁には、トンネル部3Bの上面と補強板15の上壁15Aの上面に接合される上面接合フランジ5A−2と、縦壁5Aの前方側に湾曲して縦壁5Aの本体部5A−1と上面接合フランジ5A−2とを接続する第1円弧部5A−3と、が設けられている。また、縦壁5Aの開口部16の側縁には、補強板15の側壁15Bの側面に接合される側面接合フランジ5A−4と、縦壁5Aの前方側に湾曲して縦壁5Aの本体部5A−1と側面接合フランジ5A−4とを接続する第2円弧部5A−5と、が設けられている。また、縦壁5Aの開口部16の上縁と側縁の間の領域には、補強板15の屈曲部に沿って湾曲して第1円弧部5A−3と第2円弧部5A−5とを接続し、かつ第1円弧部5A−3と第2円弧部5A−5の曲率半径よりも大きい曲率半径で前方側に湾曲する第3円弧部5A−6が設けられている。
縦壁5Aの上縁部は、上面接合フランジ5A−2において、トンネル部3Bの上面と補強板15の上壁15Aの上面とに溶接固定されており、縦壁5Aの側縁部は、側面接合フランジ5A−4において、補強板15の側壁15Bの外側面に溶接固定されている。
なお、前側連結フレーム5の後側の縦壁は、前側の縦壁5Aと同様にしてトンネル部3Bと補強板15とに溶接固定されている。また、後側連結フレーム11においても、前側連結フレーム5と同様のトンネル部3Bに対する結合構造を採用しても良い。
図6は、図2のVI部分を拡大して示した図である。
左右のフロアフレーム12の後端部は、図6に示すように、後側フロアクロスメンバ10の前壁10Aに接合される上部接合フランジ12A(接合フランジ)と側部接合フランジ12Bと、を備えている。上部接合フランジ12Aは、平坦な基壁12A−1と、その基壁12A−1の左右両側から車幅方向の外側後方に向かって傾斜する一対の接合片12A−2と、を有している。
図7は、図6のフロアフレーム12を取り去った状態を示す図である。
後側フロアクロスメンバ10の前壁10Aは、図7に示すように、各フロアフレーム12の後端部と対向する部位に前方側に向かって膨出する膨出部17が設けられている。膨出部17は、平坦な前部壁17Aと、前部壁17Aの左右両側から車幅方向の外側後方に向かって傾斜する一対の傾斜壁17Bと、を有している。各フロアフレーム12の後端の側部接合フランジ12Bは、前壁10Aの前面うちの膨出部17の外側位置に溶接固定されており、上部接合フランジ12Aは、左右の接合片12A−2が膨出部17の対応す傾斜壁17Bの前面に溶接固定されている。
また、各フロアフレーム12は、延出方向の断面が下向きに開口するハット状の断面形状に形成されており、図6に示すように、下縁のフランジ部12Cがフロア部3Aの上面に溶接固定されている。
各フロアフレーム12の上面には、図4,図6に示すように、車体前後方向に略沿う凹溝18が形成されている。フロアフレーム12は、この凹溝18によって上壁の剛性が高められている。なお、この実施形態においては、フロアフレーム12の上面に凹溝18が形成されているが、凹溝18に代えて車体前後方向に略沿う突条を設けるようにしても良い。
また、図4に示すように、左右のフロア部3Aの下面のトンネル部3Bに隣接する位置には、車体前後方向に略沿って延出する左右一対のトンネルフレーム19が配置されている。各トンネルフレーム19は、上向きに開口するハット状の断面形状に形成され、左右の対応するフロア部3Aの下面に溶接固定されている。また、トンネル部3B内の、左右の前側フロアクロスメンバ4の車幅方向内側の延長上位置には、トンネル内補強部材20が接合されている。トンネル内補強部材20は、トンネル部3Bの内側面に当接する膨出形状部20aを有し、その膨出形状部20aがトンネル部3Bの内側方向の断面変形を規制するようになっている。
前側連結フレーム5は、トンネル部3Bの上方を左右に跨ぎ、左右のトンネルフレーム19の上方において、それぞれ左右の対応する前側フロアクロスメンバ4に接合されている。
なお、トンネル部3B内のうちの、左右の後側フロアクロスメンバ10の車幅方向内側の延長上位置にも、上記と同様のトンネル内補強部材が接合されている。
左右のフロア部3Aは、図4に示すように、トンネル部3Bに隣接する位置に車幅方向外側領域に対して上方に隆起するフロア隆起部3A−1が形成されている。フロア隆起部3A−1は、フロアフレーム12の上面と略同一高さに形成されている。左右の各フロア隆起部3A−1の下面には、左右の対応するトンネルフレーム19が溶接固定されている。左右のトンネルフレーム19に跨る下方位置には、車外側の車載部品21が配置されている。
また、図3,図4に示すように、左右のフロア部3Aの車幅方向外側領域の下面には、車体前後方向に略沿って延出する左右一対の室外フロアフレーム22が溶接固定されている。室外フロアフレーム22は、上方側に開口するハット状の断面形状に形成されている。左右の室外フロアフレーム22は、フロア部3Aの下面側において、フロア部3Aを挟んで左右の対応するフロアフレーム12と対向するように配置されている。左右の室外フロアフレーム22の前部は、左右の対応するフロントサイドフレーム14の後端部に結合されている。また、左右の室外フロアフレーム22の後部は、車体の後部側でリヤフロアパネル23を支持する左右のリヤサイドフレーム24に結合されている。リヤフロアパネル23は、前部側のフロアパネル3よりも一段高い位置においてリヤサイドフレーム24に支持されている。
なお、図1,図2において、符号30は、フロアパネル3の後方に配置され、一部がフロアパネル3の下方に膨出する燃料タンクであり、符号31は、後側フロアクロスメンバ10の後方側において、トンネル部3Bと左右のサイドシル2を連結するクロスメンバである。
以上のように、この実施形態に係る車両1の車体構造においては、左右の前側フロアクロスメンバ4が前側連結フレーム5によって相互に連結されるとともに、左右の後側フロアクロスメンバ10が後側連結フレーム11によって相互に連結され、左右の前側フロアクロスメンバ4と左右の後側フロアクロスメンバ10とが車体前後方向に略沿って延出する左右の対応するフロアフレーム12に結合されている。このため、車体前部のフロントサイドフレーム14に前後方向の衝撃荷重が入力されると、その衝撃荷重は、左右のフロアフレーム12から前側フロアクロスメンバ4と後側フロアクロスメンバ10を経て左右のサイドシル2へとスムーズに伝達される。したがって、この実施形態に係る車体構造においては、前後方向の衝撃荷重がフロアパネル3に直接入力されにくく、衝撃荷重の入力時におけるフロアパネル3の変形を抑制することができる。
また、この実施形態に係る車体構造においては、前側連結フレーム5によって相互に連結された左右の前側フロアクロスメンバ4と、後側連結フレーム11によって相互に連結された左右の後側フロアクロスメンバ10とが、車体前後方向に延出する左右一対のフロアフレーム12によって相互に結合されて剛性の高い組付体を構成している。そして、左右のシートの各下端部は、この剛性の高い組付体に支持されている。したがって、この実施形態に係る車体構造を採用した場合には、左右のシートを高い精度をもって車体に組み付けることができる。
また、この実施形態に係る車体構造では、前側連結フレーム5の縦壁5Aに開口部16が設けられ、その開口部16の上縁の上面接合フランジ5A−2が、トンネル部3Bの角部の補強板15の上壁15Aに接合されるとともに、開口部16の側縁の側面接合フランジ5A−4が補強板15の側壁15Bに接合されている。そして、縦壁5Aの本体部5A−1と上面接合フランジ5A−2の間と、縦壁5Aの本体部5A−1と側面接合フランジ5A−4の間は、それぞれ曲率半径の小さい第1円弧部5A−3と第2円弧部5A−5によってそれぞれ接続されている。このため、縦壁5Aとトンネル部3B(補強板15)の間の連接部の剛性は高く維持されている。
さらにこの実施形態に係る車体構造では、縦壁5Aの第1円弧部5A−3と第2円弧部5A−5の間は、第1円弧部5A−3や第2円弧部5A−5に比較して曲率半径の大きい第3円弧部5A−6によって接続されている。このため、第1円弧部5A−3と第2円弧部5A−5の曲率半径を小さく設定しても、成形時等に第3円弧部5A−6に劣化が生じにくい。したがって、この実施形態に係る車体構造を採用した場合には、トンネル部3Bを通して車体前方から衝撃荷重が入力されたときに、その衝撃荷重を前側フロアクロスメンバ4や後側フロアクロスメンバ10を通して左右のサイドシル2に効率良く分散支持させることができる。
また、この実施形態に係る車体構造においては、前側連結フレーム5の前方側に配置されるトンネル部補強用の補強板15が高強度鋼板製の薄板補強板によって構成され、前側連結フレーム5の後方側に配置されるトンネル部補強用の補強板15が薄板補強板よりも低強度の鋼板製で、かつ薄板補強板よりも板厚の厚い厚板補強板によって構成されている。したがって、この実施形態に係る車体構造を採用した場合には、前側連結フレーム5の前方側では、高強度の薄板補強板によって軽量化と荷重分散性能の向上とを両立されることができ、前側連結フレーム5の後方側では、低強度の厚板補強板によって製品コストの低減と剛性の維持を両立させることができる。
また、この実施形態に係る車体構造では、左右のフロアフレーム12の後端部が、後側フロアクロスメンバ10の前壁10Aに接合される上部接合フランジ12Aと側部接合フランジ12Bとを備え、後側フロアクロスメンバ10の前壁10Aが、フロアフレーム12の後端部と対向する部位に膨出部17を備えている。そして、膨出部17の左右の側部には、外側後方に傾斜する傾斜壁17Bが形成され、フロアフレーム12の上部接合フランジ12Aの傾斜した接合片12A−2が、膨出部17の傾斜壁17Bに溶接固定されている。このため、フロアフレーム12を通して車体前方から衝撃荷重が入力されたときには、後側フロアクロスメンバ10の膨出部17の傾斜壁17Bを通して衝撃荷重を後側フロアクロスメンバ10の前壁10Aに効率良く伝達することができる。
さらに、この実施形態に係る車体構造の場合、フロアフレーム12の後端部の上部接合フランジ12Aが、後側フロアクロスメンバ10に対して傾斜壁17Bで接合されるため、製造時に、フロアフレーム12との干渉を避けて挟み込み式のスポットガンによって容易に溶接固定することができる。
図8は、フロアフレーム12の後端部を後側フロアクロスメンバ10の前壁10Aに挟み込み式のスポットガン32によって溶接するときの様子を示した図である。
同図に示すように、この実施形態の場合、フロアフレーム12の後部と後側フロアクロスメンバ10の溶接部位が、後側フロアクロスメンバ10の前壁10Aの一般部に対して傾斜しているため、スポットガン32の屈曲した溶接アーム32aをフロアフレーム12のフランジ部12C等に対して容易に跨がせることができる。したがって、スポットガン32とフロアフレーム12の干渉を招くことなく、容易にスポット溶接作業を行うことができる。
また、この実施形態に係る車体構造においては、左右のフロア部3Aの下面のトンネル部3Bに隣接する位置に左右一対のトンネルフレーム19が配置され、トンネル部3B内の、左右の前側フロアクロスメンバ4の車幅方向内側の延長上位置にトンネル内補強部材20が配置されている。そして、前側連結フレーム5は、トンネル部3Bの上方を左右に跨いで左右のトンネルフレーム19の上方でそれぞれ左右の対応する前側フロアクロスメンバ4に接合されている。このため、この実施形態に係る車体構造を採用した場合には、トンネル部3Bの内側と外側とを効率良く補強してトンネル部3Bの開き方向や閉じ方向の変形を抑制することができる。したがって、車両走行時におけるフロア部分の振動をより低減することが可能になる。
また、この実施形態に係る車体構造では、トンネル部3Bに隣接する位置にフロアフレーム12の上面と略同一高さのフロア隆起部3A−1が配置され、そのフロア隆起部3A−1の下面にトンネルフレーム19が配置されている。このため、トンネル部3Bの側方を、前側フロアクロスメンバ4の車幅方向内側領域の充分な断面高さH1(図4参照)と、その下方のトンネルフレーム19とによって強固に保持することができる。したがって、この実施形態に係る車体構造を採用した場合には、トンネル部3Bの車幅方向外側の剛性を高く維持して、車両走行時におけるフロア部分の振動をより有効に低減することができる。
さらに、この実施形態に係る車体構造は、フロア隆起部3A−1がフロアフレーム12の上面と略同一高さであるため、その下面に配置されるトンネルフレーム19の下面を高くすることができる。したがって、トンネルフレーム19の下方を車載部品21の配置スペース等として有効に活用することができる。
また、この実施形態の車体構造の場合、左右のフロアフレーム12の上面に車体前後方向に略沿う凹溝18が形成されているため、フロアフレーム12の曲げや捩れに対する剛性を効率良く高めることができる。このため、フロントサイドフレーム14からフロアフレーム12に入力された衝撃荷重を、より効率良く左右のサイドシル2に伝達することができる。
また、この実施形態に係る車体構造においては、左右のフロア部3Aの車幅方向外側領域の下面に、室外フロアフレーム22がフロア部3Aを挟んで左右の対応するフロアフレーム12と対向するように配置され、室外フロアフレーム22の前部がフロントサイドフレーム14に結合され、室外フロアフレーム22の後部が車体後部の左右のリヤサイドフレーム24に結合されている。したがって、この車体構造を採用した場合には、フロントサイドフレーム14に入力された衝撃荷重を、室外フロアフレーム22を介して車体後部のリヤサイドフレーム24にスムーズに伝達でき、車体前方からの衝撃荷重の入力時におけるフロアパネル3の変形をより有効に抑制することができる。
さらに、この実施形態に係る車体構造の場合、前側連結フレーム5と後側連結フレーム11には、シート内側支持部6だけでなくシート以外の車載部品の取付部7も設けられているため、車載部品を取り付けるためのブラケット等を別途付加する必要がない。このため、部品点数を削減して製品コストの低減を図ることができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
2…サイドシル
3…フロアパネル
3A…フロア部
3A−1…フロア隆起部
3B…トンネル部
4…前側フロアクロスメンバ
5…前側連結フレーム
5A…縦壁
5A−1…本体部
5A−2…上面接合フランジ
5A−3…第1円弧部
5A−4…側面接合フランジ
5A−5…第2円弧部
5A−6…第3円弧部
6…シート内側支持部
7…取付部
9…シート外側支持部
10…後側フロアクロスメンバ
10A…前壁
11…後側連結フレーム
12…フロアフレーム
12A…上部接合フランジ(接合フランジ)
14…フロントサイドフレーム
15…補強板
15A…上壁
15B…側壁
16…開口部
17…膨出部
17B…傾斜壁
18…凹溝
19…トンネルフレーム
20…トンネル内補強部材
22…室外フロアフレーム
24…リヤサイドフレーム

Claims (9)

  1. 車体の左右の側部下方に車体前後方向に略沿って配置された左右一対のサイドシルと、
    車幅方向左右のフロア部と車幅方向略中央で上方に突出するトンネル部とを有するフロアパネルと、
    左側の前記フロア部の上面と右側の前記フロア部の上面に車幅方向に略沿って配置され、外端部が左右の対応する前記サイドシルに結合されている左右一対の前側フロアクロスメンバと、
    前記トンネル部の上方を左右に跨いで左右の前記前側フロアクロスメンバに結合されている前側連結フレームと、
    前記前側フロアクロスメンバの後方側で左側の前記フロア部の上面と右側の前記フロア部の上面に車幅方向に略沿って配置され、外端部が左右の対応する前記サイドシルに結合されている左右一対の後側フロアクロスメンバと、
    前記トンネル部の上方を左右に跨いで左右の前記後側フロアクロスメンバに結合されている後側連結フレームと、
    左側の前記フロア部の上面と右側の前記フロア部の上面に車体前後方向に略沿って配置され、前部側が車体前部の一対のフロントサイドフレームに連続する左右一対のフロアフレームと、を備え、
    左右の前記前側フロアクロスメンバと左右の前記後側フロアクロスメンバは、乗員着座用の左右のシートの車幅方向外側の下端を支持するシート外側支持部を有し、
    前記前側連結フレームと前記後側連結フレームは、左右の前記シートの車幅方向内側の下端を支持するシート内側支持部を有し、
    左側の前記フロアフレームは、左側の前記前側フロアクロスメンバと左側の前記後側フロアクロスメンバとに結合され、
    右側の前記フロアフレームは、右側の前記前側フロアクロスメンバと右側の前記後側フロアクロスメンバとに結合されていることを特徴とする車体構造。
  2. 前記トンネル部の上面の左右の角部に車体前後方向に略沿って配置され、前記トンネル部の上面と側面とに接合される上壁と側壁とを有する断面略L字状の左右一対の補強板を備え、
    前記前側連結フレームと前記後側連結フレームの少なくとも一方は、前記トンネル部と交差する縦壁に、当該トンネル部の上面と左右の側面とが対向して配置される下向きの略コ字状の開口部を有し、
    前記縦壁の前記開口部の上縁は、前記補強板の前記上壁の上面に接合される上面接合フランジと、前記縦壁の本体部と前記上面接合フランジを接続する第1円弧部と、を有し、
    前記縦壁の前記開口部の側縁は、前記補強板の前記側壁の側面に接合される側面接合フランジと、前記縦壁の本体部と前記側面接合フランジを接続する第2円弧部と、を有し、
    前記縦壁の前記開口部の前記上縁と前記側縁の間の部位は、前記第1円弧部と前記第2円弧部とを接続し、かつ前記第1円弧部と前記第2円弧部よりも曲率半径の大きい第3円弧部を有していることを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記トンネル部の前記前側連結フレームの前方側に配置される前記補強板は、高強度鋼板製の薄板補強板によって構成されており、
    前記トンネル部の前記前側連結フレームの後方側に配置される前記補強板は、前記薄板補強板よりも低強度の鋼板製で、かつ前記薄板補強板よりも板厚の厚い厚板補強板によって構成されていることを特徴とする請求項2に記載の車体構造。
  4. 前記フロアフレームの後端部は、前記後側フロアクロスメンバの前壁に接合される接合フランジを備え、
    前記後側フロアクロスメンバの前壁は、前記フロアフレームの後端部と対向する部位に膨出部を備え、
    前記膨出部は、左右の側部に外側後方に傾斜する傾斜壁を有しており、
    前記傾斜壁が、前記フロアフレームの前記接合フランジと接合される接合部とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車体構造。
  5. 左右の前記フロア部の下面の前記トンネル部に隣接する位置に車体前後方向に略沿って配置されている左右一対のトンネルフレームと、
    前記トンネル部内の、左右の前記前側フロアクロスメンバの車幅方向内側の延長上位置に配置されているトンネル内補強部材と、を備え、
    前記前側連結フレームは、前記トンネル部の上方を左右に跨いで左右の前記トンネルフレームの上方でそれぞれ左右の対応する前記前側フロアクロスメンバに接合されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車体構造。
  6. 左右の前記フロア部は、前記トンネル部に隣接する位置に車幅方向外側領域に対して上方に隆起するフロア隆起部を有し、
    前記フロア隆起部は、前記フロアフレームの上面と略同一高さに構成されており、
    前記トンネルフレームは、前記フロア隆起部の下面に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の車体構造。
  7. 前記フロアフレームは、車体前後方向に略沿う凹溝また突条を上面に有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の車体構造。
  8. 左右の前記フロアフレームの前記フロア部を挟む下方位置に配置され、車体前後方向に略沿って延出する左右一対の室外フロアフレームを備え、
    左右の前記室外フロアフレームは、前部が左右の前記フロントサイドフレームに結合されているとともに、後部が車体後部の左右のリヤサイドフレームに結合されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の車体構造。
  9. 前記前側連結フレームと前記後側連結フレームは、前記シート内側支持部と、前記シート以外の車載部品の取付部とを有していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の車体構造。
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