JP2005115999A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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    • G11B7/082Aligning the head or the light source relative to the record carrier otherwise than during transducing, e.g. adjusting tilt set screw during assembly of head

Abstract

【課題】 光学部品が理想的に配置されている光軸に対するレーザダイオードの位置を正確にかつ容易に調整する。位置調整に際して、レーザダイオードに存在する発光点の位置ずれを吸収させる。
【解決手段】 発光ユニットAが、ベース1と、レーザダイオード7を保持させたホルダー3と、板ばね材でなる結合具5とでなる。ベース1とホルダー3との重なり箇所では、ベース1側の一対の平坦面14,14に、ホルダー3側の一対の円弧面32,32が当接している。円弧面32,32の中心軸線が、レーザダイオード7の発光点Pを通過する中心軸線Oに一致する。結合具の突片55,55が、中心軸線Oの背部でレーザダイオードに弾接している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ピックアップ装置、特に、組立て時に、光源としてのレーザダイオードの射光方向の位置合わせ操作を容易に行うことのできる光ピックアップ装置に関する。
デジタルビデオディスク(DVD)などの記録面を走査して記録や再生を行うための光ピックアップ装置では、その光学系が、光軸上に並べられたコリメータレンズ、ビームスプリッター、対物レンズ、集光レンズ、受光素子などの複数種類の光学部品を有している。そして、組立て時には、光源としてのレーザダイオードの射光方向を理想的に配置されている光軸に合わせ込むための位置調整作業が行われる。そして、従来より、このような位置調整作業の正確性や作業性を向上させることを意図した技術が種々提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
このうち、特許文献1の技術では、ベースに、レーザダイオードを保持させたホルダーを、球面を介して摺動回転自在に重ね合わせ、ベースにねじ止めした板ばねによってホルダーをベースに弾圧させることによりそのホルダーをベースに保持させるという対策を講じることによって、レーザダイオードの基準面に対する放射角分布の中心の傾きを補正することができるようにしている。特許文献2には、レーザダイオードの傾角調整などを、ねじとばね板とを組み合わせて行うことが記載されている。特許文献3には、ハウジングに球面を介してホログラムレーザを保持させた状態で、ホログラムレーザの傾角を調整することが記載されている。
特開2003−22542号公報 特開2003−16659号公報 特開2003−187461号公報
しかしながら、従来例のように、球面を摺動させることによってレーザダイオードやホログラムレーザの傾角を調整することにより、レーザダイオードの基準面に対する放射角分布の中心の傾きを補正するという作業にあっては、レーザダイオードが、一方向だけでなく全方位に対して回動される状況下での調整作業になるために、それだけ調整が困難である。しかも、レーザダイオードやホログラムレーザの傾角調整によってそれらの発光点の位置が変化することもあり得るので、光学部品が理想的に配置されている光軸に対する傾角調整作業が非常に煩雑になるという問題がある。
また、レーザダイオードを保持させたホルダーを板ばねを利用してベースに取り付ける作業では、ホルダーをベースに保持させながら板ばねをベースにねじ止めしたりする作業がきわめて煩わしいという問題がある。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、光学部品が理想的に配置されている光軸に対するレーザダイオードの位置を正確にかつ容易に調整することが可能であるだけでなく、板ばね材を用いるだけで、レーザダイオードに存在する発光点の位置ずれを吸収させることができるようにして、上記光軸に対するレーザダイオードの傾きを正確にかつ容易に調整することのできる光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光ピックアップ装置は、光軸上に並べて配備された複数種類の光学部品と、光源としてのレーザダイオードを保持したホルダーがベースの背部に取り付けられて上記光軸に対して位置合わせされる発光ユニットとを備えている。そして、上記発光ユニットが、上記ベースを上記光軸に直交しかつ互いに直交する縦軸及び横軸の2軸方向に位置調整することによって当該光ピックアップ装置に組み込まれるものである。加えて、上記発光ユニットが、上記ベース及びホルダーを弾圧状態で挟み付けて位置固定する前側係止片及び後側押圧片とを一体に備えた板ばね材でなる結合具を有し、ベースとホルダーとの重なり箇所では、ベース側に形成された受面にホルダー側に形成された当り部が当接していると共に、上記受面と上記当り部とは、上記縦軸に平行で上記レーザダイオードの発光点を通過する中心軸線の周りで当り部が受面に対して摺動する形状に形成されており、上記結合具の後側押圧片が、上記中心軸線の背部で上記レーザダイオードに弾接することによってそのレーザダイオードを介し上記当り部を上記受面に弾圧させる突片でなる。
この構成であれば、板ばね材でなる結合具が発光ユニットのベース及びホルダーを位置固定する作用を発揮する。そして、その発光ユニットを、治具を用いて縦軸及び横軸の2軸方向に位置調整することにより、発光ユニットが光軸に対して正確に位置合わせされる。その後、ベース側の受面に当接しているホルダー側の当り部を、レーザダイオードの発光点を通過する上記中心軸線の周りで摺動させると、発光点の位置ずれを起こすことなくレーザダイオードの傾角が一方向でのみ調整されてその射光方向が上記光軸に合う。しかも、結合具の後側押圧片が、上記中心軸線の背部で上記レーザダイオードに弾接することによってそのレーザダイオードを介し当り部を受面に弾圧させる突片でなるので、レーザダイオードの傾角調整によってレーザダイオードとホルダーとベースとが一体的に容易に動かないように組み立てられる。
本発明では、上記結合具が、上記縦軸方向で対向する一対の板片部を備え、それらの板片部によって上記ベース及び上記ホルダーがそれぞれ挾まれてそれら両者が上記縦軸方向で相対的に位置決めされていることが望ましい。これによれば、結合具によってベースとホルダーとが縦軸方向で正確に位置決めされる。
本発明では、上記突片が、上記レーザダイオードの発光点を挟む両側に配備されていることが望ましく、これによれば、上記したレーザダイオードの傾角調整を安定性よく行うことができる。
本発明では、上記レーザダイオードに対する上記突片の弾接部の輪郭線が円弧状に形成されていることが望ましい。これによれば、突片の弾接部がレーザダイオードに点接触状態で当接するので、レーザダイオードの傾角調整を小さな力で行うことが可能であり、しかも、レーザダイオードが調整後の位置にそのまま固定される。
本発明では、上記受面が一定の開き角度を有する一対の平坦面によって形成され、上記当り部が一対の上記平坦面の相互間に嵌合されかつ上記中心軸線からの離間距離が一定に定められた円弧面によって形成されている、という構成を採用することが可能であり、これによれば、ベースに対してホルダーがスムーズに回動するので、レーザダイオードの傾角調整を小さな力で円滑に行うことが可能になる。
本発明に係る光ディスク装置は、次の構成を採用することによっていっそう具体化される。すなわち、光軸上に並べて配備された複数種類の光学部品と、光源としてのレーザダイオードを保持したホルダーがベースの背部に取り付けられてその射光方向が上記光軸に対して位置合わせされる発光ユニットとを備え、上記発光ユニットが、上記ベースを上記光軸に直交しかつ互いに直交する縦軸及び横軸の2軸方向に位置調整することによって当該光ピックアップ装置に組み込まれる光ピックアップ装置において、上記発光ユニットが、上記縦軸方向で対向する一対の板片部と、それらの板片部の前端にそれぞれ設けられた前側係止片と、それらの板片部の後端にそれぞれ設けられて上記前側係止片との間で上記ベース及びホルダーを弾圧状態で挟み付けて位置固定する後側押圧片と、一対の上記板片部を連結する縦長片部と、を一体に備えた板ばね材でなる結合具を有していると共に、この結合具の一対の上記板片部によって上記ベース及び上記ホルダーがそれぞれ挾まれてそれら両者が上記縦軸方向で相対的に位置決めされており、ベースとホルダーとの重なり箇所では、ベース側に形成された受面にホルダー側に形成された当り部が当接していると共に、受面が一定の開き角度を有する一対の平坦面によって形成され、当り部が一対の上記平坦面の相互間に嵌合されかつ上記縦軸に平行で上記レーザダイオードの発光点を通過する中心軸線からの離間距離が一定に定められた円弧面に形成されており、上記結合具の後側押圧片が、上記中心軸線の背部で上記レーザダイオードに弾接しかつそのレーザダイオードの発光点を挟む両側にそれぞれ配備されてそのレーザダイオードを介し上記当り部を上記受面に弾圧させる突片でなり、上記レーザダイオードに対するそれらの突片の弾接部の輪郭線が円弧状に形成されている、という構成を採用することによっていっそう具体化される。
本発明によれば、板ばね材でなる結合具によりベースとレーザダイオードを保持したホルダーとを抱え込ませて一体化した発光ユニットが組立てられるので、発光ユニットの組立てを、ねじなどの余分な部品を用いずに熟練を要することなく容易に行うことができる。その上、発光ユニットを縦軸及び横軸の2軸方向に治具を用いて位置調整した後、ホルダーをレーザダイオードの発光点を通過する中心軸線の周りで回動させてレーザダイオードの傾角調整を行うことができ、しかも、その傾角調整の際にレーザダイオードの発光点が位置ずれを起こさないようになっているために、光学部品が理想的に配置されている光軸に対するレーザダイオードの位置を正確にかつ容易に調整することが可能であり、しかも、傾角調整の際にレーザダイオードに存在する発光点の位置ずれを吸収させることが可能になって上記光軸に対するレーザダイオードの傾きを正確にかつ容易に調整することのできるようになる。これらのことより、光学部品である対物レンズの出射強度分布の偏りを高精度で補正することが可能になり、ディスク記録面を走査することによる正確な記録又は再生が可能になる。
図1(A)は本発明に係る光ピックアップ装置に用いられる発光ユニットAのベース1を示した概略斜視図、(B)は同発光ユニットのホルダー3を示した概略斜視図、(C)は同発光ユニットの結合具5を示した概略斜視図であり、発光ユニットAは、ベース1と、レーザダイオード7を保持させたホルダー3と、結合具5とによって形成される。また、図2は発光ユニットAの横断平面図、図3は発光ユニットAの後面図、図4は図3のIV−IV線に沿う部分の断面図である。
ベース1は光を通過させるための開口12を左右方向中央に有する前壁11の左右両側に後向きに突き出た側壁13,13を有していて、左右の側壁13,13には後拡がりに傾斜した一対の平坦面14,14が備わっている。これらの平坦面14,14は、前壁11の平坦な内面15に対する開き角度が同一になっている。言い換えると、左右の平坦面14,14は、前壁11の平坦な内面15の左右方向中央部を直角に横切る仮想平面を介して互いに対称に形成されていて、それらの相互間には一定の開き角度α(図2参照)が付与されている。
ホルダー3は、光源としてのレーザダイオード7を装着するための円形の貫通孔部31を備えていると共に、その左右の各側面の前側部分が、共通の中心軸線を有する一対の円弧面32,32として形成されている。図5には円弧面32の形成範囲を符号Lで示してある。このホルダー3は、図2のようにベース1の左右の平坦面14,14の相互間のスペースに嵌め込まれる。そして、ホルダー3をベース1の左右の平坦面14,14の相互間のスペースに嵌め込むことによって左右の円弧面32,32をベース1の左右の平坦面14,14に当接させると、ホルダー3の前面33とベース1の前壁11の内面15との相互間に隙間Sが形成されるようになっている。この実施形態では、ベース1側の左右一対の平坦面14,14が受面とされているのに対し、この受面に当接する当り部が、ホルダー3側の左右一対の円弧面31,31によって形成されている。
図2、図3又は図4のように、レーザダイオード7には円形の鍔形部71が備わっている。そして、この鍔形部71の周方向1箇所に形成されている凹入部72を、図1(B)又は図3などに示したホルダー3の貫通孔部31の下部に具備させた位置決め突起34に嵌め込み、かつ、鍔形部71を貫通孔部31に形成されている環状段付面35に重ね合わせると、レーザダイオード7がホルダー3に対する正規位置に位置決めされるようになっている。
結合具5は、側面視略コ字形に曲成された板ばね材でなる。この結合具5は、上下方向で対向する一対の矩形の板片部51,51と、それらの板片部51,51の後端同士を連結している左右一対の縦長片部52,52と、それぞれの板片部51,51の前端のそれぞれに全長に亘って設けられた前側係止片53,53と、それらの板片部51,51の後端の中央部にそれぞれに設けられた突片55,55でなる後側押圧片54と、とを備えていて、突片55,55は、図4のように前向きに突き出ている。
この結合具5は、レーザダイオード7を装着したホルダー3をベース1に結合することに用いられる。すなわち、図2、図3又は図4のように、ベース1の左右の平坦面14,14の相互間に、レーザダイオード7を装着したホルダー3の当り部である左右の円弧面32,32を嵌合させることよってそれらの円弧面32,32を平坦面14,14に当接させた状態で、ベース1とホルダー3の上側と下側とに結合具5の上下の板片部51,51をそれぞれ配備することにより、結合具5の上下の前側係止片53,53をベース1に凹入状に形成されている上下の係合面56,56に係止させると共に、結合具5の左右の縦長片部52,52をホルダー3の後面に重ね合わせ、かつ、上下の突片55,55をレーザダイオード7の鍔形部71に弾接させるようにすると、レーザダイオード7を装着したホルダー3とベース1とが結合される。そして、この結合状態では、結合具7の上下の前側係止片53と左右の縦長片部52,52とによって、ベース1とホルダー3とが重なり状態で弾性的に挾み付けられ、しかも、レーザダイオード7の鍔形部71が、上下の突片55,55によって環状段付面35,35に弾圧されるために、ホルダー3がベース1に弾圧される。したがって、レーザダイオード7の発光点Pの位置が正確に定まる。この発光点Pはレーザダイオード7に本来備わっていて、レーザダイオード5に所定の電圧を印加したときには、この発光点Pが発光領域の中心に位置する。また、この実施形態では、ベース1の高さ寸法とホルダー3の高さ寸法が同一になっている。そのために、結合具5の上下の板片部51,51によってベース1とホルダー3とが弾圧状態で挟み付けられることになり、それによって、ベース1とホルダー3とが上下方向に動かないように位置固定される。
ここで、レーザダイオード7の上記発光点Pの位置は、ホルダー3に備わっている左右一対の円弧面32,32に共通の上下方向に延びる中心軸線O(図2又は図5参照)の上に位置するように定めてある。また、結合具7の後側押圧片54を形成している上下の突片55,55は、上記中心軸線Oの背部でレーザダイオード7の鍔形部71に弾接しかつそのレーザダイオード7の発光点Pを挟む上下両側にそれぞれ配備されている。さらに、図例では、上下の突片55,55のレーザダイオード7の鍔形部71に対する弾接部55a(図2参照)の輪郭線が円弧状に形成されている。
図2〜図4のように組み立てられた発光ユニットAでは、レーザダイオード7をホルダー3に接着剤で接合したりホルダー3をベース1に接着剤で接合したりしなくても、ベース1とホルダー3とレーザダイオード7との3者の位置関係が結合具7の弾圧挟持作用によって固定されている。
次に、レーザダイオード7の位置を、対物レンズなどの必要な光学部品が理想的に配置されている光軸に合わせ込むための作業手順を説明する。
この作業には、発光ユニットAを図3に示した縦軸Y方向(上下方向)及び横軸X方向(左右方向)に位置調整するための治具と、ホルダー3をベース1に対してYθで示した方向に回動させるための治具とを用いる。
すなわち、最初の段階では、発光ユニットAを、光学部品が理想的に配置されている光軸に直交しかつ互いに直交する縦軸Y及び横軸Xの2軸方向に治具を用いて位置調整する。このような2軸方向での位置調整後に、治具を用いて、ホルダー3をレーザダイオード7の発光点Pを通過する中心軸線Oの周りでYθで示す方向に回動させてレーザダイオード7の傾角調整を行う。この場合に、発光点Pはホルダー3の回動軸線となる中心軸線O上に位置しているので、この傾角調整作業で発光点Pの位置が変化するような事態は起こらない。また、このときの傾角調整は、図5に示したように、ホルダー3の前面33とベース1の前壁11の内面15との相互間の隙間Sによって許容される左右の回動角度θの範囲内で、ホルダー3を左右いずれかに回動させて行う。
このようなレーザダイオード7の傾角調整作業に際し、ベース1とホルダー3との重なり箇所では、ベース1側の左右の平坦面14,14に、ホルダー3側の左右の円弧面32,32が当接していて、しかも、それらの円弧面32,32は、縦軸Yに平行でレーザダイオード7の発光点Pを通過する中心軸線Oからの離間距離が一定に定められているので、円弧面32,32を平坦面14,14上で滑らせることによって容易に行うことができる。しかも、円弧面32,32は平坦面14,14に線接触しているだけであるので、円弧面32,32が平坦面14,14上で滑らかに滑ることになり、そのことが、傾角調整をいっそう容易に行うことに役立つ。そして、そのような傾角調整の際にも、ホルダー3がベース1に対して縦軸Y方向(上下方向)に動かないように結合具5によって位置決めされているので、傾角調整に伴ってホルダー3が上下方向に位置ずれすることはない。さらに、上下の突片55,55がレーザダイオード6の鍔形部71の左右方向中央部に弾接しているので、傾角調整した後のレーザダイオード7の位置が、その後にずれてしまうという事態も起こらない。
なお、2軸方向での位置調整作業及び傾角調整作業を完了した後では、ベース1とホルダー3、ホルダー3とレーザダイオード7を、それぞれ接着剤で接合しておくことも可能である。
この実施形態では、ベース1側の受面を左右の平坦面32,32によって形成し、ホルダー3側の当り部を左右の円弧面32,32によって形成してあるけれども、この点は、ベース1側の受面を上記中心軸線Oからの離間距離が一定の円弧面とし、ホルダー3側の当り部を丸みを持った左右のコーナ部によって形成することも可能である。
(A)は本発明に係る光ピックアップ装置に用いられる発光ユニットのベースを示した概略斜視図、(B)は同発光ユニットのホルダーを示した概略斜視図、(C)は同発光ユニットの結合具を示した概略斜視図である。 発光ユニットの横断平面図である。 発光ユニットの後面図である。 図3のIV−IV線に沿う部分の断面図である。 作用説明図である。
符号の説明
1 ベース
3 ホルダー
5 結合具
7 レーザダイオード
14 平坦面(受面)
32 円弧面(当り部)
51 板片部
52 縦長片部
53 前側係止片
54 後側押圧片
55 突片
55a 突片の弾接部
A 発光ユニット
P レーザダイオードの発光点
O 中心軸線
Y 縦軸
X 横軸

Claims (6)

  1. 光軸上に並べて配備された複数種類の光学部品と、光源としてのレーザダイオードを保持したホルダーがベースの背部に取り付けられて上記光軸に対して位置合わせされる発光ユニットとを備え、上記発光ユニットが、上記ベースを上記光軸に直交しかつ互いに直交する縦軸及び横軸の2軸方向に位置調整することによって当該光ピックアップ装置に組み込まれる光ピックアップ装置において、
    上記発光ユニットが、上記縦軸方向で対向する一対の板片部と、それらの板片部の前端にそれぞれ設けられた前側係止片と、それらの板片部の後端にそれぞれ設けられて上記前側係止片との間で上記ベース及びホルダーを弾圧状態で挟み付けて位置固定する後側押圧片と、一対の上記板片部を連結する縦長片部と、を一体に備えた板ばね材でなる結合具を有していると共に、この結合具の一対の上記板片部によって上記ベース及び上記ホルダーがそれぞれ挾まれてそれら両者が上記縦軸方向で相対的に位置決めされており、
    ベースとホルダーとの重なり箇所では、ベース側に形成された受面にホルダー側に形成された当り部が当接していると共に、受面が一定の開き角度を有する一対の平坦面によって形成され、当り部が一対の上記平坦面の相互間に嵌合されかつ上記縦軸に平行で上記レーザダイオードの発光点を通過する中心軸線からの離間距離が一定に定められた円弧面に形成されており、
    上記結合具の後側押圧片が、上記中心軸線の背部で上記レーザダイオードに弾接しかつそのレーザダイオードの発光点を挟む両側にそれぞれ配備されてそのレーザダイオードを介し上記当り部を上記受面に弾圧させる突片でなり、上記レーザダイオードに対するそれらの突片の弾接部の輪郭線が円弧状に形成されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 光軸上に並べて配備された複数種類の光学部品と、光源としてのレーザダイオードを保持したホルダーがベースの背部に取り付けられて上記光軸に対して位置合わせされる発光ユニットとを備え、上記発光ユニットが、上記ベースを上記光軸に直交しかつ互いに直交する縦軸及び横軸の2軸方向に位置調整することによって当該光ピックアップ装置に組み込まれる光ピックアップ装置において、
    上記発光ユニットが、上記ベース及びホルダーを弾圧状態で挟み付けて位置固定する前側係止片及び後側押圧片とを一体に備えた板ばね材でなる結合具を有し、ベースとホルダーとの重なり箇所では、ベース側に形成された受面にホルダー側に形成された当り部が当接していると共に、上記受面と上記当り部とは、上記縦軸に平行で上記レーザダイオードの発光点を通過する中心軸線の周りで当り部が受面に対して摺動する形状に形成されており、
    上記結合具の後側押圧片が、上記中心軸線の背部で上記レーザダイオードに弾接することによってそのレーザダイオードを介し上記当り部を上記受面に弾圧させる突片でなることを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 上記結合具が、上記縦軸方向で対向する一対の板片部を備え、それらの板片部によって上記ベース及び上記ホルダーがそれぞれ挾まれてそれら両者が上記縦軸方向で相対的に位置決めされている請求項1に記載した光ピックアップ装置。
  4. 上記突片が、上記レーザダイオードの発光点を挟む両側に配備されている請求項2又は請求項3に記載した光ピックアップ装置。
  5. 上記レーザダイオードに対する上記突片の弾接部の輪郭線が円弧状に形成されている請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載した光ピックアップ装置。
  6. 上記受面が一定の開き角度を有する一対の平坦面によって形成され、上記当り部が一対の上記平坦面の相互間に嵌合されかつ上記中心軸線からの離間距離が一定に定められた円弧面によって形成されている請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載した光ピックアップ装置。
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