JP2003203360A - 光ヘッド装置およびその製造方法 - Google Patents

光ヘッド装置およびその製造方法

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JP2003203360A
JP2003203360A JP2001397854A JP2001397854A JP2003203360A JP 2003203360 A JP2003203360 A JP 2003203360A JP 2001397854 A JP2001397854 A JP 2001397854A JP 2001397854 A JP2001397854 A JP 2001397854A JP 2003203360 A JP2003203360 A JP 2003203360A
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diffraction grating
eccentric pin
holder
light
insertion hole
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JP2001397854A
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English (en)
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Osamu Ishibashi
治 石橋
Shinroku Asakawa
新六 浅川
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム上で回折格子の光軸上の位置、およ
び向きの双方を容易に調整することのできる光ヘッド装
置、およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】 光ヘッド装置のフレーム3にはホルダ装
着穴36、第1の偏芯ピン挿入穴37、および第2の偏
芯ピン挿入穴38が形成され、回折格子を保持する回折
格子ホルダ40の外周面には、軸線方向に延びた第1の
溝41と、軸線方向と直交する方向に延びた第2の溝4
2とが形成されている。第1の偏芯ピン挿入穴37を介
して第1の溝41に第1の偏芯ピン61を挿入した状態
で第1の偏芯ピン61を回転させると回折格子ホルダ4
0が軸線周りに回転し、第2の偏芯ピン挿入穴38を介
して第2の溝42に偏芯ピン62を挿入した状態で第2
の偏芯ピン62を回転させると回折格子ホルダ40が軸
線方向に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)やDVD(ディジタルバーサタイルディス
ク)などの光記録媒体の記録、再生に用いられる光ヘッ
ド装置、およびその製造方法に関するものである。さら
に詳しくは、光ヘッド装置のフレームに対して回折格子
を所定の位置および向きに調整した状態で搭載するため
の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CDやDVD等の光記録媒体の記録、再
生に用いられる光ヘッド装置では、光源からの出射光を
対物レンズに導き、この対物レンズによって収束させた
光を光記録媒体に収束させる。この際に、対物レンズの
トラッキング方向およびフォーカシング方向への駆動
は、レンズ駆動装置によって行われる。また、光記録媒
体からの戻り光を受光素子に導いて光記録媒体に書き込
まれていた情報を再生するようになっている。ここで、
光源、対物レンズ、受光素子などは、その他の光学部品
とともに樹脂製あるいは金属製のフレーム上に搭載され
ている。
【0003】さらに、光ヘッド装置では、光記録媒体か
らの戻り光を分割し、かつ、受光素子上の所定位置で受
光するための光学素子として、あるいは光源から出射さ
れた光から3スポットを形成するための光学素子とし
て、さらには2つの光源から出射された光を共通の光路
上に導くための光学素子として回折格子が用いられ、こ
のような回折格子もフレーム上に搭載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】回折格子をフレームに
搭載するにあたって、例えば、光記録媒体からの戻り光
を受光素子上の所定位置で受光するための回折格子の場
合には、光源および受光素子をフレームに搭載した後、
光源から光を出射する一方、その戻り光を受光素子でモ
ニターしながら回折格子をフレームに搭載する。この
際、回折格子については、光路上の位置、および向きの
双方を調整する必要があるが、従来は、このような調整
を容易に行える構成になっていなかったため、調整作業
に多大な手間がかかっていたという問題点がある。
【0005】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
フレーム上で回折格子の光軸上の位置、および向きの双
方を容易に調整することのできる光ヘッド装置、および
その製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、光源と、該光源からの出射光を光記録
媒体に収束させるための対物レンズと、前記光記録媒体
からの戻り光を受光する受光素子と、前記光源、前記対
物レンズ、および前記受光素子が搭載されたフレームと
を有する光ヘッド装置において、さらに、前記光源から
出射された光、あるいは前記受光素子に向かう光を回折
させる回折格子と、該回折格子を保持して当該回折格子
を前記フレームに搭載するための筒状の回折格子ホルダ
とを有し、前記フレームには、前記回折格子ホルダが軸
線周りに回転するときの第1の案内部、および軸線方向
に移動するときの第2の案内部を備えたホルダ装着穴
と、該ホルダ装着穴の軸線に対して直交する2方向から
当該ホルダ装着穴に各々連通する第1の偏芯ピン挿入穴
および第2の偏芯ピン挿入穴が形成されている一方、前
記回折格子ホルダの外周面には、前記第1の偏芯ピン挿
入穴と連通する位置から軸線方向に延びた第1の溝と、
前記第2の偏芯ピン挿入穴と連通する位置から前記軸線
方向と直交する方向に延びた第2の溝とが形成されてい
ることを特徴とする。
【0007】本発明において、フレームには、ホルダ装
着穴、第1の偏芯ピン挿入穴、および第2の偏芯ピン挿
入穴が形成されている一方、回折格子ホルダの外周面に
は、軸線方向に延びた第1の溝と、軸線方向と直交する
方向に延びた第2の溝とが形成されているので、第1の
偏芯ピン挿入穴を介して第1の溝に偏芯ピンを挿入して
第1の偏芯ピンを回転させるだけで回折格子ホルダを第
1の案内部に沿って軸線周りに回転させることができる
とともに、第2の偏芯ピン挿入穴を介して第2の溝に偏
芯ピンを挿入した状態で第2の偏芯ピンを回転させるだ
けで回折格子ホルダを第2の案内部に沿って軸線方向に
移動させることができる。それ故、回折格子の光軸上の
位置、および回折格子の向きを容易、かつ、効率よく調
整することができる。
【0008】本発明において、前記第1の偏芯ピン挿入
穴、および前記第2の偏芯ピン挿入穴は、互いに反対方
向から前記ホルダ装着穴に連通していることが好まし
い。このように構成すると、第1の偏芯ピン挿入穴、お
よび第2の偏芯ピン挿入穴に対して、反対方向から偏芯
ピンを差し込むことができる。従って、作業者は、両手
で第1の偏芯ピンおよび第2の偏芯ピンをもってそれら
を同時に回転させることができるので、回折格子の光軸
上の位置、および回折格子の向きの双方を同時に調整す
ることができる。
【0009】本発明において、前記回折格子ホルダは、
前記ホルダ装着穴の内壁にバネ部材によって付勢されて
いることが好ましい。このように構成すると、ホルダ装
着穴の寸法が高い精度を有していない場合でも、ホルダ
装着穴に回折格子ホルダを確実に装着できる。
【0010】本発明は、例えば、前記受光素子に向かう
光を回折する回折格子をフレームに搭載するのに適用す
ることができる。
【0011】また、本発明は、前記光源から出射された
光を回折する回折格子をフレームに搭載するのに適用し
てもよい。例えば、前記光源として前記回折格子に向け
て光を出射する第1の光源および第2の光源を有する場
合に、前記第1の光源から出射された第1の光を透過
し、前記第2の光源から出射された第2の光を回折し
て、前記第1の光および前記第2の光の光路を一致させ
る光路合成素子としての回折格子を用いる場合に本発明
を適用してもよい。
【0012】このように構成した光ヘッド装置の製造方
法では、前記第1の偏芯ピン挿入穴を介して前記第1の
溝に偏芯ピンを挿入した状態で該偏芯ピンを回転させて
前記回折格子ホルダを軸線周りに回転させる一方、前記
第2の偏芯ピン挿入穴を介して前記第2の溝に偏芯ピン
を挿入した状態で該偏芯ピンを回転させて前記回折格子
ホルダを軸線方向に移動させることにより、前記回折格
子を光路上の所定位置で所定の向きに配置する。
【0013】この場合、前記第1の偏芯ピン挿入穴を介
して前記第1の溝に第1の偏芯ピンを挿入し、かつ、前
記第2の偏芯ピン挿入穴を介して前記第2の溝に第2の
偏芯ピンを挿入した状態で、前記第1の偏芯ピンおよび
前記第2の偏芯ピンを同時に回転させることが好まし
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明を適
用した光ヘッド装置を説明する。
【0015】[全体構成]図1は、CD、CD−R、あ
るいはDVDの記録、再生を行う光ヘッド装置の光学系
の説明図である。図2(A)、(B)はそれぞれ、光ヘ
ッド装置の平面図および底面図である。図3(A)、
(B)はそれぞれ、光ヘッド装置の正面図および背面図
である。図4(A)、(B)はそれぞれ、光ヘッド装置
の左側面図および右側面図である。
【0016】図1において、光ヘッド装置1は樹脂製の
フレーム3を有しており、このフレーム3には、以下に
説明する光学系が搭載されている。光ヘッド装置1の光
学系は、レーザ光L1を出射するレーザダイオード4
と、レーザダイオード4から出射されたレーザ光L1を
直角に反射するハーフミラー7と、ハーフミラー7で反
射されたレーザ光を平行光化するコリメートレンズ6
と、コリメートレンズ6で平行光化された光を光記録媒
体2に収束させる対物レンズ9とを有している。また、
光記録媒体2で反射した戻り光L2は、対物レンズ9、
コリメートレンズ6、ハーフミラー7を透過した後、受
光素子5で検出されるようになっている。
【0017】ここで、フレーム3は、図2(A)、
(B)、図3(A)、(B)、および図4(A)、
(B)に示すように、機器に対して相互に平行となるよ
うに取り付けた2本のガイドシャフト(図示せず)が通
される連結部301、302、303が形成されてい
る。
【0018】フレーム3の上面には、対物レンズ9をフ
ォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動する対
物レンズ駆動装置70が搭載され、この対物レンズ駆動
装置70は、対物レンズ9を保持したレンズホルダ71
を有している。このレンズホルダ71は、円筒状の胴部
72と、この胴部72の内側に形成された円筒状の軸受
け部73を備えている。胴部72の外周面には一対のト
ラッキング駆動用コイル81と、一対のフォーカシング
駆動用コイル82が構成されている。なお、ホルダ支持
部材35の上面には、カバー(図示せず)が被せられて
いる。
【0019】フレーム3に保持されているホルダ支持部
材35の底壁からは支軸91が直立し、この支軸91は
レンズホルダ71の軸受け部73の内側に差し込まれて
いる。ホルダ支持部材35には外壁356および内壁3
57が形成され、外壁356にはトラッキング用駆動コ
イル81と対峙してトラッキング磁気回路を構成する一
対のトラッキング用駆動マグネット83が取り付けられ
ている。従って、レンズホルダ71を支軸91の回りに
回転させ、トラッキングエラー補正を行うことができ
る。また、外壁356にはフォーカシング用駆動コイル
82に対峙してフォーカシング磁気回路を構成する一対
のフォーカシング用駆動マグネット84が取り付けられ
ている。従って、レンズホルダ71を支軸91の軸線方
向に移動させ、フォーカシングエラー補正を行うことが
できる。
【0020】レンズホルダ71には、ホルダ支持部材3
5の切り起こし部359に途中位置が支持されたフレキ
シブル基板50が接続されている。ここに接続されてい
るのは、レーザダイオード4や受光素子5への給電パタ
ーンなどが形成された共通のフレキブル基板50の端部
51である。フレキシブル基板50には、厚手の絶縁基
板52が貼り合わされ、フレキシブル基板50および絶
縁基板52は、フレーム3の正面にネジ53などで固着
されている。なお、フレキシブル基板50には、コネク
タ59や各種電子部品が実装されている。
【0021】本形態において、フレーム3の正面と左側
面との角部分にはレーザダイオード4が搭載されてい
る。ここにレーザダイオード4を搭載するにあたって
は、レーザダイオード4を回路基板60の裏面側に実装
する一方、フレーム3には穴34(図1参照)を形成
し、この穴34の入り口にレーザダイオード4を圧入し
ている。ここで、回路基板60には、フレキシブル基板
5の端部54が接続されている。なお、穴34の奥に
は、図1に示すように、レーザダイオード4から出射さ
れた光から3スポットを形成するための回折格子10が
配置されている。
【0022】[回折格子の搭載構造]図5(A)、
(B)は、光ヘッド装置から受光素子を外した状態のフ
レームの底面図、および回折格子ホルダを外した状態の
フレームの底面図である。図6(A)、(B)、(C)
はそれぞれ、本形態の光ヘッド装置のフレームから外し
た回折格子ホルダを斜め前方からみた斜視図、回折格子
ホルダを斜め後方からみた斜視図、および回折格子ホル
ダを図6(B)に示す状態から軸線周りに180度、回
転させたときの斜視図である。図7(A)、(B)は、
光ヘッド装置のフレーム上において回折格子ホルダ(回
折格子)の向きを調整する様子を示す縦断面図、および
フレーム上において回折格子ホルダ(回折格子)の光路
上の位置を調整する様子を示す横断面図である。
【0023】図2(B)、および図4(A)、(B)に
おいて、フレーム3の底面に受光素子5を搭載するにあ
たっては、本形態では、フレキシブル基板50において
フレーム3の底面側に折り曲げられた端部55に受光素
子5を実装し、この端部55には、小さな絶縁基板57
に貼り合わせる。一方、フレーム3の底部には、図5
(A)、(B)に示すように、ホルダ装着穴36を形成
し、図4(A)、(B)に示すように、このホルダ装着
穴36に受光素子5が対峙するように絶縁基板57をフ
レーム3の接着用突起305、306に接着固定してあ
る。なお、フレキシブル基板50の端部55、および絶
縁基板57には、受光素子5をホルダ接着穴36に対峙
させるための開口が形成されている。
【0024】本形態において、フレーム3には、図4
(A)、(B)、および図5(A)、(B)に示すよう
に、ホルダ装着穴36の軸線に対して直交する2方向
(左側および右側)からホルダ装着穴36に各々連通す
る第1の偏芯ピン挿入穴37、および第2の偏芯ピン挿
入穴38が形成されている。本形態において、第1の偏
芯ピン挿入穴37と第2の偏芯ピン挿入穴38は、互い
に反対方向からホルダ装着穴36に連通している。
【0025】また、ホルダ装着穴36内には、図6
(A)、(B)、(C)に示す樹脂製の円筒状の回折格
子ホルダ40が装着され、この回折格子ホルダ40の内
部には矩形板状の回折格子8が接着固定されている。
【0026】この回折格子ホルダ40の外周面には、図
6(A)、(B)、(C)、および図7(A)、(B)
に示すように、回折格子ホルダ40をホルダ装着穴36
に装着した状態で第1の偏芯ピン挿入穴37が連通する
位置から第1の溝41が軸線方向に延びており、さらに
第2の偏芯ピン挿入穴38が連通する位置からは、第2
の溝42が軸線方向と直交する方向に延びている。
【0027】また、ホルダ装着穴36には、そこに回折
格子ホルダ8を装着した状態で回折格子ホルダ40が軸
線周りに回転するときの第1の案内部361と、回折格
子ホルダ40が軸線方向に移動するときの第2の案内部
362とがホルダ装着穴36の内周壁によって形成され
ている。
【0028】さらに、フレーム3には、ホルダ装着穴3
6内に突き出た板バネ39がネジ止め固定、あるいは埋
め込み固定されている。ここで、板バネ36は、ホルダ
装着穴36に装着された回折格子ホルダ40の外周側面
に当接し、回折格子ホルダ40をホルダ装着穴36の内
周面のうち、直交する2壁面に向けて弾性をもって押圧
している。
【0029】光ヘッド装置1を製造するにあたって、回
折格子8については、光路上の所定位置(回折格子8の
厚さ方向における位置)と、回折格子8の面内における
向きを調整した上でフレーム3上に固定する必要があ
る。
【0030】そこで、本形態では、まず、回折格子8を
保持した回折格子ホルダ40をフレーム3のホルダ装着
穴36に装着するとともに、レーザダイオード4および
受光素子5をフレーム3上に固定する。この状態で、回
折格子ホルダ40は、板バネ39によってホルダ装着穴
36の内周面に向けて弾性をもって押圧されているだけ
であるため、回折格子ホルダ40は、図7(A)に矢印
Aで示すように、ホルダ装着穴36内で軸線周りに回転
可能であるとともに、図7(B)に矢印Bで示すよう
に、軸線方向に移動可能な状態にある。
【0031】次に、フレーム3の第1の偏芯ピン挿入穴
37を介して回折格子ホルダ40の第1の溝41に第1
の偏芯ピン61を挿入するとともに、フレーム3の第2
の偏芯ピン挿入穴38を介して回折格子ホルダ40の第
2の溝42に第2の偏芯ピン62を挿入する。
【0032】次に、レーザダイオード4を点灯させ、レ
ーザダイオード4からレーザ光を出射する一方、その戻
り光を受光素子5でモニターしながら、第1の偏芯ピン
61を回転させる。その結果、第1の偏芯ピン61が第
1の溝41の内壁に当接して回折格子ホルダ40が、矢
印Aで示すように、軸線周りに回転するので、その向き
を調整することができる。
【0033】また、第2の偏芯ピン62を回転させると
第2の偏芯ピン62が第2の溝42の内壁に当接して回
折格子ホルダ40が、矢印Bで示すように、軸線方向に
移動するので、その位置を調整することができる。
【0034】このように、本形態の光ヘッド装置1、お
よびその製造方法では、フレーム3にホルダ装着穴3
6、第1の偏芯ピン挿入穴37、および第2の偏芯ピン
挿入穴38が形成されている一方、回折格子ホルダ40
の外周面には、軸線方向に延びた第1の溝41と、軸線
方向と直交する方向に延びた第2の溝42とが形成され
ているので、第1の偏芯ピン挿入穴37を介して第1の
溝41に第1の偏芯ピン61を挿入した状態で第1の偏
芯ピン61を回転させるだけで回折格子ホルダ40を第
1の案内部361に沿って軸線周りに回転させることが
できるとともに、第2の偏芯ピン挿入穴38を介して第
2の溝42に偏芯ピン62を挿入した状態で第2の偏芯
ピン62を回転させるだけで回折格子ホルダ40を第2
の案内部362に沿って軸線方向に移動させることがで
きる。それ故、回折格子8の光軸上の位置、および回折
格子8の向きを容易、かつ、効率よく調整することがで
きる。
【0035】また、本形態において、第1の偏芯ピン挿
入穴37、および第2の偏芯ピン挿入穴38が互いに反
対方向からホルダ装着穴36に連通しているため、作業
者は、両手で第1の偏芯ピン61および第2の偏芯ピン
62をもってそれらを同時に回転させることができるの
で、調整作業を効率よく行うことができる。
【0036】さらに、回折格子ホルダ40は、ホルダ装
着穴36の内壁に向かって板バネ39によって付勢され
ているため、ホルダ装着穴36の寸法精度が低い場合で
も、ホルダ装着穴36に回折格子ホルダ40を確実に装
着できる。
【0037】[その他の実施の形態]上記形態では、光
記録媒体3からの戻り光L2を受光素子5上の所定位置
で受光するための回折格子8の位置および向きを調整す
る例を説明したが、その他の用途に使用される回折格子
8の位置および向きを調整するのに本発明を適用しても
よい。
【0038】例えば、図8に示すように、光ヘッド装置
では、CD用のレーザダイオード4Aと、DVD用のレ
ーザダイオード4Bとをフレーム上の近接した位置に配
置し、かつ、レーザダイオード4A、4Bと共通光路8
0との間に、レーザダイオード4Aから出射された第1
のレーザ光L11を透過して共通光路80に導くととも
に、レーザダイオード4Bから出射された第2のレーザ
光L12を回折して共通光路80に導く回折格子8(光
路合成素子)を配置する場合がある。このような場合に
も、回折格子8の光路上の位置、および向きの双方を調
整するにあたって本発明を適用してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、フレ
ームには、ホルダ装着穴、第1の偏芯ピン挿入穴、およ
び第2の偏芯ピン挿入穴が形成されている一方、回折格
子ホルダの外周面には、軸線方向に延びた第1の溝と、
軸線方向と直交する方向に延びた第2の溝とが形成され
ているので、第1の偏芯ピン挿入穴を介して第1の溝に
第1の偏芯ピンを挿入した状態で第1の偏芯ピン回転さ
せるだけで回折格子ホルダを第1の案内部に沿って軸線
周りに回転させることができるとともに、第2の偏芯ピ
ン挿入穴を介して第2の溝に偏芯ピンを挿入した状態で
第2の偏芯ピンを回転させるだけで回折格子ホルダを第
2の案内部に沿って軸線方向に移動させることができ
る。それ故、回折格子の光軸上の位置、および回折格子
の向きを容易、かつ、効率よく調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、CD、CD−R、あるいはDVDの記
録、再生を行う光ヘッド装置の光学系の説明図である。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ、図1に示す光ヘッ
ド装置の平面図および底面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ、図1に示す光ヘッ
ド装置の正面図および背面図である。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ、図1に示す光ヘッ
ド装置の左側面図および右側面図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ、図1に示す光ヘッ
ド装置から受光素子を外した状態のフレームの底面図、
および回折格子ホルダを外した状態のフレームの底面図
である。
【図6】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、図1に示
す光ヘッド装置のフレームから外した回折格子ホルダを
斜め前方からみた斜視図、回折格子ホルダを斜め後方か
らみた斜視図、および回折格子ホルダを図6(B)に示
す状態から軸線周りに180度、回転させたときの斜視
図である。
【図7】(A)、(B)は、図1に示す光ヘッド装置の
フレーム上において回折格子ホルダ(回折格子)の向き
を調整する様子を示す縦断面図、およびフレーム上にお
いて回折格子ホルダ(回折格子)の光路上の位置を調整
する様子を示す横断面図である。
【図8】本発明の別の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置 2 光記録媒体 3 フレーム 4 レーザダイオード(光源) 4A CD用のレーザダイオード(光源) 4B DVD用のレーザダイオード(光源) 5 受光素子 6 コリメートレンズ 7 ハーフミラー 8 回折格子 9 対物レンズ 36 ホルダ装着穴 37 第1の偏芯ピン挿入穴 38 第2の偏芯ピン挿入穴 39 板バネ(バネ部材) 41 第1の溝 42 第2の溝 50 フレキシブル基板 70 対物レンズ駆動装置 80 共通光路 361 第1の案内部 362 第2の案内部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D117 AA02 CC07 HH02 KK01 KK21 5D119 AA38 BA01 JA03 JA13 JA22 JC01 JC04 JC07 NA05 5D789 AA38 BA01 JA03 JA13 JA22 JC01 JC04 JC07 NA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源からの出射光を光記録媒
    体に収束させるための対物レンズと、前記光記録媒体か
    らの戻り光を受光する受光素子と、前記光源、前記対物
    レンズ、および前記受光素子が搭載されたフレームとを
    有する光ヘッド装置において、 さらに、前記光源から出射された光、あるいは前記受光
    素子に向かう光を回折させる回折格子と、該回折格子を
    保持して当該回折格子を前記フレームに搭載するための
    筒状の回折格子ホルダとを有し、 前記フレームには、前記回折格子ホルダが軸線周りに回
    転するときの第1の案内部、および軸線方向に移動する
    ときの第2の案内部を備えたホルダ装着穴と、該ホルダ
    装着穴の軸線に対して直交する2方向から当該ホルダ装
    着穴に各々連通する第1の偏芯ピン挿入穴および第2の
    偏芯ピン挿入穴が形成されている一方、 前記回折格子ホルダの外周面には、前記第1の偏芯ピン
    挿入穴と連通する位置から軸線方向に延びた第1の溝
    と、前記第2の偏芯ピン挿入穴と連通する位置から前記
    軸線方向と直交する方向に延びた第2の溝とが形成され
    ていることを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1の偏芯ピン
    挿入穴、および前記第2の偏芯ピン挿入穴は、互いに反
    対方向から前記ホルダ装着穴に連通していることを特徴
    とする光ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記回折格
    子ホルダは、前記ホルダ装着穴の内壁に向けてバネ部材
    によって弾性をもって押圧されていることを特徴とする
    光ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記回折格子は、前記受光素子に向かう光を回折するこ
    とを特徴とする光ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記回折格子は、前記光源から出射された光を回折する
    ことを特徴とする光ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記光源として、前
    記回折格子に向けて光を出射する第1の光源および第2
    の光源を有し、 前記回折格子は、前記第1の光源から出射された第1の
    光を透過し、前記第2の光源から出射された第2の光を
    回折して前記第1の光および前記第2の光の光路を一致
    させる光路合成素子であることを特徴とする光ヘッド装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに規定する
    光ヘッド装置の製造方法において、 前記第1の偏芯ピン挿入穴を介して前記第1の溝に偏芯
    ピンを挿入した状態で該偏芯ピンを回転させて前記回折
    格子ホルダを軸線周りに回転させる一方、前記第2の偏
    芯ピン挿入穴を介して前記第2の溝に偏芯ピンを挿入し
    た状態で該偏芯ピンを回転させて前記回折格子ホルダを
    軸線方向に移動させることにより、前記回折格子を光路
    上の所定位置で所定の向きに配置することを特徴とする
    光ヘッド装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記第1の偏芯ピン
    挿入穴を介して前記第1の溝に第1の偏芯ピンを挿入
    し、かつ、前記第2の偏芯ピン挿入穴を介して前記第2
    の溝に第2の偏芯ピンを挿入した状態で、前記第1の偏
    芯ピンおよび前記第2の偏芯ピンを同時に回転させて、
    前記回折格子の光路上の位置、および向きを同時に調整
    することを特徴とする光ヘッド装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005100613A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Thomson Licensing Sa 光記録媒体の読取り又は書込み装置の走査装置
WO2007114004A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-11 Pioneer Corporation 回折格子の保持体、ピックアップ装置および回折格子の位置調整方法

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