JPH10162376A - 光ヘッドアクチュエータ - Google Patents
光ヘッドアクチュエータInfo
- Publication number
- JPH10162376A JPH10162376A JP8324344A JP32434496A JPH10162376A JP H10162376 A JPH10162376 A JP H10162376A JP 8324344 A JP8324344 A JP 8324344A JP 32434496 A JP32434496 A JP 32434496A JP H10162376 A JPH10162376 A JP H10162376A
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- Japan
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- photodiode
- actuator
- base
- optical head
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- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光学調整を容易にすることのできる光ヘッド
アクチュエータを提供すること。 【解決手段】 フォトダイオード5−2を、これを実装
したフォトダイオードプレート5−11とこのフォトダ
イオードプレートを片持ち式にて支持するフォトダイオ
ードベース5−12とを介してアクチュエータベースに
組み付ける。しかも、前記フォトダイオードプレートと
前記アクチュエータベースとを前記片持ち式の支持部に
おいて連結した一体成形構造とした。
アクチュエータを提供すること。 【解決手段】 フォトダイオード5−2を、これを実装
したフォトダイオードプレート5−11とこのフォトダ
イオードプレートを片持ち式にて支持するフォトダイオ
ードベース5−12とを介してアクチュエータベースに
組み付ける。しかも、前記フォトダイオードプレートと
前記アクチュエータベースとを前記片持ち式の支持部に
おいて連結した一体成形構造とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクドライバ
に設けられる光ヘッドアクチュエータに関し、特に、ピ
ックアップ用のレンズを保持しているレンズホルダの改
良に関する。
に設けられる光ヘッドアクチュエータに関し、特に、ピ
ックアップ用のレンズを保持しているレンズホルダの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9を参照して,この種の光ヘ
ッドアクチュエータ10は、アクチュエータベース11
と、アクチュエータベース11に装着されるアクチュエ
ータ部12とを有し、CD等の光記録媒体を回転・駆動
するモータ13と共に所定のスペース内に収納され、光
ピックアップ装置を構成する。
ッドアクチュエータ10は、アクチュエータベース11
と、アクチュエータベース11に装着されるアクチュエ
ータ部12とを有し、CD等の光記録媒体を回転・駆動
するモータ13と共に所定のスペース内に収納され、光
ピックアップ装置を構成する。
【0003】なお、光ヘッドアクチュエータ10は、ビ
ームスプリッタ14、ハーフミラー15等の光学部品1
6、フレキシブル回路基板17を備えている。フレキシ
ブル回路基板17には、コネクタ、グレーティング及び
レーザーダイオード等のレーザ部18と、フォトダイオ
ード19、及び可変抵抗20、チップコンデンサ21等
の電子部品22が搭載されている。フレキシブル回路基
板17は、折り曲げられて立体的にアクチュエータベー
ス11に取り付けられる。レーザ部18は、アクチュエ
ータベース11の支持部24に、押さえ板によって取り
付けられる。
ームスプリッタ14、ハーフミラー15等の光学部品1
6、フレキシブル回路基板17を備えている。フレキシ
ブル回路基板17には、コネクタ、グレーティング及び
レーザーダイオード等のレーザ部18と、フォトダイオ
ード19、及び可変抵抗20、チップコンデンサ21等
の電子部品22が搭載されている。フレキシブル回路基
板17は、折り曲げられて立体的にアクチュエータベー
ス11に取り付けられる。レーザ部18は、アクチュエ
ータベース11の支持部24に、押さえ板によって取り
付けられる。
【0004】この光ヘッドアクチュエータ10において
は、レーザ部18におけるレーザーダイオードで発生さ
れたレーザ光がハーフミラー15、ビームスプリッタ1
4、アクチュエータ部12における対物レンズ等を経由
して光記録媒体に照射され、その反射光が対物レンズ、
ビームスプリッタ14、ハーフミラー15等を経由して
フォトダイオード19に受光される。
は、レーザ部18におけるレーザーダイオードで発生さ
れたレーザ光がハーフミラー15、ビームスプリッタ1
4、アクチュエータ部12における対物レンズ等を経由
して光記録媒体に照射され、その反射光が対物レンズ、
ビームスプリッタ14、ハーフミラー15等を経由して
フォトダイオード19に受光される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フォトダイ
オード19は、図10に示すように、フォトダイオード
ホルダ30に取り付けられ、このフォトダイオードホル
ダ30はアクチュエータベース11に接着により固定さ
れる。31は接着部を示す。この固定の前、すなわち製
造工程の最終段階において、光学調整が行われる。この
光学調整は、レーザーダイオードをその光軸方向に位置
調整することでZ軸、すなわち光路長調整が行われる。
この光路長調整は、光記録媒体を間にした送光系と受光
系の光路長を等しくするための調整である。一方、フォ
トダイオードホルダ30をアクチュエータベース11上
でスライドさせることでX−Y軸調整が行われる。この
X−Y軸調整は、反射光をフォトダイオード19の中心
で受けるようにするための調整である。
オード19は、図10に示すように、フォトダイオード
ホルダ30に取り付けられ、このフォトダイオードホル
ダ30はアクチュエータベース11に接着により固定さ
れる。31は接着部を示す。この固定の前、すなわち製
造工程の最終段階において、光学調整が行われる。この
光学調整は、レーザーダイオードをその光軸方向に位置
調整することでZ軸、すなわち光路長調整が行われる。
この光路長調整は、光記録媒体を間にした送光系と受光
系の光路長を等しくするための調整である。一方、フォ
トダイオードホルダ30をアクチュエータベース11上
でスライドさせることでX−Y軸調整が行われる。この
X−Y軸調整は、反射光をフォトダイオード19の中心
で受けるようにするための調整である。
【0006】しかしながら、上記従来の構造では、光学
調整は、光路長調整とX−Y軸調整とを交互に行う必要
があり、作業が面倒で時間も要する。これは、レーザー
ダイオードは、レーザ部18における取り付けを容易に
するためにわずかにガタが生ずるような空間に保持され
ており、光路長調整の移動の際にレーザーダイオードの
発光点がずれてしまうことによる。
調整は、光路長調整とX−Y軸調整とを交互に行う必要
があり、作業が面倒で時間も要する。これは、レーザー
ダイオードは、レーザ部18における取り付けを容易に
するためにわずかにガタが生ずるような空間に保持され
ており、光路長調整の移動の際にレーザーダイオードの
発光点がずれてしまうことによる。
【0007】そこで、本発明の課題は、光学調整を容易
にすることのできる光ヘッドアクチュエータを提供する
ことにある。
にすることのできる光ヘッドアクチュエータを提供する
ことにある。
【0008】本発明の他の課題は、上記の課題をできる
だけ少ない部品点数で達成できるようにすることにあ
る。
だけ少ない部品点数で達成できるようにすることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクチュエー
タベースと、このアクチュエータベースに組み付けられ
光学式記録媒体からの反射光を受光するフォトダイオー
ドとを含む光ヘッドアクチュエータにおいて、前記フォ
トダイオードは、これを実装したフォトダイオードプレ
ートとこのフォトダイオードプレートを片持ち式にて支
持するフォトダイオードベースとを介して前記アクチュ
エータベースに組み付けられており、しかも前記フォト
ダイオードプレートと前記アクチュエータベースとを前
記片持ち式の支持部において連結した一体成形構造とし
たことを特徴とする。
タベースと、このアクチュエータベースに組み付けられ
光学式記録媒体からの反射光を受光するフォトダイオー
ドとを含む光ヘッドアクチュエータにおいて、前記フォ
トダイオードは、これを実装したフォトダイオードプレ
ートとこのフォトダイオードプレートを片持ち式にて支
持するフォトダイオードベースとを介して前記アクチュ
エータベースに組み付けられており、しかも前記フォト
ダイオードプレートと前記アクチュエータベースとを前
記片持ち式の支持部において連結した一体成形構造とし
たことを特徴とする。
【0010】なお、前記フォトダイオードプレートの前
記支持部とは反対側の端部に、ネジを挿通可能な切欠き
あるいは穴を設け、この切欠きあるいは穴に対応する前
記フォトダイオードベースには前記ネジ用のネジ穴を設
けて成り、前記ネジにより前記フォトダイオードプレー
トを前記支持部を支点として変位させて光路長の微調整
を行うことを特徴とする。
記支持部とは反対側の端部に、ネジを挿通可能な切欠き
あるいは穴を設け、この切欠きあるいは穴に対応する前
記フォトダイオードベースには前記ネジ用のネジ穴を設
けて成り、前記ネジにより前記フォトダイオードプレー
トを前記支持部を支点として変位させて光路長の微調整
を行うことを特徴とする。
【0011】また、前記支持部の支点は前記フォトダイ
オードの受光面の延長面上にあることを特徴とする。
オードの受光面の延長面上にあることを特徴とする。
【0012】加えて、前記フォトダイオードベースは、
前記アクチュエータベースに、前記フォトダイオードの
受光面に平行な面上で互いに直角の2軸に関して位置調
整可能に取り付けられていることを特徴とする。
前記アクチュエータベースに、前記フォトダイオードの
受光面に平行な面上で互いに直角の2軸に関して位置調
整可能に取り付けられていることを特徴とする。
【0013】更に、前記アクチュエータベースにネジ止
めにより取り付けられるカバーを備え、前記アクチュエ
ータベースと前記カバーとの間に、該カバーの弾性で前
記フォトダイオードベースが保持されることを特徴とす
る。
めにより取り付けられるカバーを備え、前記アクチュエ
ータベースと前記カバーとの間に、該カバーの弾性で前
記フォトダイオードベースが保持されることを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
好ましい実施の形態について説明する。始めに、光ヘッ
ドアクチュエータ全体の構造について説明する。図1、
図2を参照して、この光ヘッドアクチュエータは、レー
ザ光を発生するレーザ部1を備えている。レーザ部1か
ら発したレーザ光はビームスプリッタ2から対物レンズ
3を介して光記録媒体である光ディスク4に照射され
る。光ディスク4からの反射光は対物レンズ3からビー
ムスプリッタ2を介して受光装置5に入射する。即ち、
受光装置5は光ディスク4からの反射光を受光する。
好ましい実施の形態について説明する。始めに、光ヘッ
ドアクチュエータ全体の構造について説明する。図1、
図2を参照して、この光ヘッドアクチュエータは、レー
ザ光を発生するレーザ部1を備えている。レーザ部1か
ら発したレーザ光はビームスプリッタ2から対物レンズ
3を介して光記録媒体である光ディスク4に照射され
る。光ディスク4からの反射光は対物レンズ3からビー
ムスプリッタ2を介して受光装置5に入射する。即ち、
受光装置5は光ディスク4からの反射光を受光する。
【0015】レーザ部1及びビームスプリッタ2はアク
チュエータベース6に保持されている。アクチュエータ
ベース6は光ディスクドライブの筐体に保持固定され
る。アクチュエータベース6の側面には回路基板7が固
定されている。回路基板7はそれに搭載されたコネクタ
7−1により光ディスクドライブの他の回路要素に電気
的に接続される。
チュエータベース6に保持されている。アクチュエータ
ベース6は光ディスクドライブの筐体に保持固定され
る。アクチュエータベース6の側面には回路基板7が固
定されている。回路基板7はそれに搭載されたコネクタ
7−1により光ディスクドライブの他の回路要素に電気
的に接続される。
【0016】本実施の形態では、アクチュエータベース
6の下面に上述の受光装置5が組み付けられている。受
光装置5は、素子ホルダ5−1にフォトダイオード5−
2を搭載して成る。素子ホルダ5−1はフォトダイオー
ド5−2よりも投影面積が大なるものであり、フォトダ
イオード5−2よりも素子ホルダ5−1が外側に突出し
ている。この素子ホルダ5−1の外側に突出した部分を
利用して、以下に説明するように、受光装置5をカバー
8を用いてアクチュエータベース6に保持させている。
6の下面に上述の受光装置5が組み付けられている。受
光装置5は、素子ホルダ5−1にフォトダイオード5−
2を搭載して成る。素子ホルダ5−1はフォトダイオー
ド5−2よりも投影面積が大なるものであり、フォトダ
イオード5−2よりも素子ホルダ5−1が外側に突出し
ている。この素子ホルダ5−1の外側に突出した部分を
利用して、以下に説明するように、受光装置5をカバー
8を用いてアクチュエータベース6に保持させている。
【0017】図3及び図4をも参照して、アクチュエー
タベース6は受光装置5を組付けるための組付け面6−
1を有している。組付け面6−1には素子ホルダ5−1
を受け入れるための溝又は凹所6−2が形成されてい
る。凹所6−2の幅寸法は素子ホルダ5−1の幅寸法よ
りも大きく、また深さ寸法は素子ホルダ5−1の主部の
厚み寸法と実質的に同等若しくは僅かに浅く作られてい
る。
タベース6は受光装置5を組付けるための組付け面6−
1を有している。組付け面6−1には素子ホルダ5−1
を受け入れるための溝又は凹所6−2が形成されてい
る。凹所6−2の幅寸法は素子ホルダ5−1の幅寸法よ
りも大きく、また深さ寸法は素子ホルダ5−1の主部の
厚み寸法と実質的に同等若しくは僅かに浅く作られてい
る。
【0018】組付け面6−1にはさらに、この凹所6−
2の両側に隣接した夫々2つずつ、合計4つの突起6−
3が形成されている。これらの突起6−3はアクチュエ
ータベース6と一体に成形されているが、別体のものを
取り付けてもよい。
2の両側に隣接した夫々2つずつ、合計4つの突起6−
3が形成されている。これらの突起6−3はアクチュエ
ータベース6と一体に成形されているが、別体のものを
取り付けてもよい。
【0019】カバー8は金属板より作られたものであ
り、中央の開孔部を有する主部8aと、これの両端にL
形に折り曲げて一体に形成された両端部8b,8cとを
有するものである。アクチュエータベース6にカバー8
を取り付けるには、凹所6−2を跨ぐように両端部8
b,8cを組付け面6−1に当接し、かつ両端部8b,
8cをネジ9によりアクチュエータベース6に固着す
る。アクチュエータベース6に当接されたカバー8の両
端部8a,8bは一部が凹所6−2に対向する。したが
って、ネジ9を締め付けると、凹所6−2の深さ寸法と
素子ホルダ5−1の主部の厚み寸法との関係で、両端部
8a,8bは素子ホルダ5−1の互いに対向する両端部
を凹所の内底部に向けて弾性的に押圧することになる。
即ち、アクチュエータベース6とカバー8との間にカバ
ー8の弾性で受光装置5を保持した状態になる。
り、中央の開孔部を有する主部8aと、これの両端にL
形に折り曲げて一体に形成された両端部8b,8cとを
有するものである。アクチュエータベース6にカバー8
を取り付けるには、凹所6−2を跨ぐように両端部8
b,8cを組付け面6−1に当接し、かつ両端部8b,
8cをネジ9によりアクチュエータベース6に固着す
る。アクチュエータベース6に当接されたカバー8の両
端部8a,8bは一部が凹所6−2に対向する。したが
って、ネジ9を締め付けると、凹所6−2の深さ寸法と
素子ホルダ5−1の主部の厚み寸法との関係で、両端部
8a,8bは素子ホルダ5−1の互いに対向する両端部
を凹所の内底部に向けて弾性的に押圧することになる。
即ち、アクチュエータベース6とカバー8との間にカバ
ー8の弾性で受光装置5を保持した状態になる。
【0020】アクチュエータベース6への取り付けに際
し、アクチュエータベース6の突起6−3をカバー8の
両端部の穴8−1に嵌合させ、これによりカバー8の動
きを止めてネジ9を締め付けることが好ましい。これに
よれば、ネジ9による回転力が素子ホルダ5−1に伝わ
るのを防止できるので、凹所6−2内での受光装置5の
X−Y軸調整を伴った位置決め作業が簡単になる。即
ち、凹所6−2内で受光装置5のX−Y軸に関する位置
を調整した後に、ネジ9をしっかりと締め付けること
で、受光装置5を所望位置に正確に位置付けることがで
きる。
し、アクチュエータベース6の突起6−3をカバー8の
両端部の穴8−1に嵌合させ、これによりカバー8の動
きを止めてネジ9を締め付けることが好ましい。これに
よれば、ネジ9による回転力が素子ホルダ5−1に伝わ
るのを防止できるので、凹所6−2内での受光装置5の
X−Y軸調整を伴った位置決め作業が簡単になる。即
ち、凹所6−2内で受光装置5のX−Y軸に関する位置
を調整した後に、ネジ9をしっかりと締め付けること
で、受光装置5を所望位置に正確に位置付けることがで
きる。
【0021】更に、カバー8は、アクチュエータベース
6に取り付けられた状態で、その主部8aが受光装置5
を上方から覆い、カバーすることになる。したがって受
光装置5はカバー8の主部8aにより外部から衝撃など
の力が加わることを防護される。
6に取り付けられた状態で、その主部8aが受光装置5
を上方から覆い、カバーすることになる。したがって受
光装置5はカバー8の主部8aにより外部から衝撃など
の力が加わることを防護される。
【0022】なお、ネジ9の代わりに他の固着手段にて
カバー8をアクチュエータベース6に固着してもよい。
また、突起6−3の数に様々な変形が可能なことは言う
までもない。
カバー8をアクチュエータベース6に固着してもよい。
また、突起6−3の数に様々な変形が可能なことは言う
までもない。
【0023】次に、図5、図6を参照して、素子ホルダ
5−1の構造について説明する。フォトダイオード5−
2は、前述したように素子ホルダ5−1に実装される
が、この素子ホルダ5−1は、フォトダイオード5−2
を実装したフォトダイオードプレート5−11とこのフ
ォトダイオードプレート5−11を片持ち式にて支持し
ているフォトダイオードベース5−12とから成る。特
に、フォトダイオードプレート5−11とフォトダイオ
ードベース5−12とは、その一端側において連結され
た形状にて金属材料の一体成形により作られている。フ
ォトダイオードプレート5−11の他端側には、ネジ5
−13の挿通可能な穴5−11aが設けられ、これに対
応するフォトダイオードベース5−12にはネジ5−1
3を受け入れるネジ穴(図示せず)が設けられている。
フォトダイオードベース5−12は、光記録媒体からの
反射光が通過可能なように中空体であり、反射光は図6
中下側からフォトダイオードベース5−12の中空部を
通してフォトダイオード5−2に入射する。そして、ネ
ジ5−13の挿入深さを変えることでZ軸、すなわち光
路長の微調整が行われる。
5−1の構造について説明する。フォトダイオード5−
2は、前述したように素子ホルダ5−1に実装される
が、この素子ホルダ5−1は、フォトダイオード5−2
を実装したフォトダイオードプレート5−11とこのフ
ォトダイオードプレート5−11を片持ち式にて支持し
ているフォトダイオードベース5−12とから成る。特
に、フォトダイオードプレート5−11とフォトダイオ
ードベース5−12とは、その一端側において連結され
た形状にて金属材料の一体成形により作られている。フ
ォトダイオードプレート5−11の他端側には、ネジ5
−13の挿通可能な穴5−11aが設けられ、これに対
応するフォトダイオードベース5−12にはネジ5−1
3を受け入れるネジ穴(図示せず)が設けられている。
フォトダイオードベース5−12は、光記録媒体からの
反射光が通過可能なように中空体であり、反射光は図6
中下側からフォトダイオードベース5−12の中空部を
通してフォトダイオード5−2に入射する。そして、ネ
ジ5−13の挿入深さを変えることでZ軸、すなわち光
路長の微調整が行われる。
【0024】ここで、ネジ5−13の挿入深さを変える
と、フォトダイオードプレート5−11はその一端側の
連結部分が支持部となり、この支持部を支点として他端
側が上下動する。ここでは、支持部の支点がフォトダイ
オード5−2の受光面の延長面上、すなわち同一の高さ
にあることを特徴とする。
と、フォトダイオードプレート5−11はその一端側の
連結部分が支持部となり、この支持部を支点として他端
側が上下動する。ここでは、支持部の支点がフォトダイ
オード5−2の受光面の延長面上、すなわち同一の高さ
にあることを特徴とする。
【0025】図7は、フォトダイオードプレート5−1
1の位置変位に伴うフォトダイオード5−2の受光点の
位置ずれを示している。図示のように、ネジ5−13の
挿入深さを深くしてフォトダイオードプレート5−11
を下側に角度θだけ回動させた場合、フォトダイオード
5−2の受光点はδ[=L(1−cosθ)]だけの最
小値で済む。これは、支持部の支点とフォトダイオード
5−2の受光面とが同一の高さにあることによる。
1の位置変位に伴うフォトダイオード5−2の受光点の
位置ずれを示している。図示のように、ネジ5−13の
挿入深さを深くしてフォトダイオードプレート5−11
を下側に角度θだけ回動させた場合、フォトダイオード
5−2の受光点はδ[=L(1−cosθ)]だけの最
小値で済む。これは、支持部の支点とフォトダイオード
5−2の受光面とが同一の高さにあることによる。
【0026】以上のような構造により、X−Y軸調整と
光路長調整とを、フォトダイオードプレート5−11と
フォトダイオードベース5−12とを一体化した素子フ
ルダ5−1により行うことができるので、光学調整作業
は容易であり、部品点数も2点で済む。
光路長調整とを、フォトダイオードプレート5−11と
フォトダイオードベース5−12とを一体化した素子フ
ルダ5−1により行うことができるので、光学調整作業
は容易であり、部品点数も2点で済む。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば少ない部品点数で光学調整を容易にすることのできる
光ヘッドアクチュエータを提供することができる。
ば少ない部品点数で光学調整を容易にすることのできる
光ヘッドアクチュエータを提供することができる。
【図1】本発明による光ヘッドアクチュエータの内部構
造を説明するための縦断面図である。
造を説明するための縦断面図である。
【図2】図1に示された光ヘッドアクチュエータの底面
図である。
図である。
【図3】図1に示された受光装置の保持構造を説明する
ための斜視図である。
ための斜視図である。
【図4】図3のA−A´線による断面図である。
【図5】図1に示された素子ホルダを説明するための図
である。
である。
【図6】図5に示されている素子ホルダの断面図であ
る。
る。
【図7】図5に示されている素子ホルダの光路長調整に
伴う作用を説明するための模式図である。
伴う作用を説明するための模式図である。
【図8】従来の光ヘッドアクチュエータの平面図であ
る。
る。
【図9】図8の光ヘッドアクチュエータを矢印B方向か
ら見た側面図である。
ら見た側面図である。
【図10】図8に示されたフォトダイオードの取付け構
造を説明するための図である。
造を説明するための図である。
1 レーザ部 2 ビームスプリッタ 3 対物レンズ 4 光ディスク 5 受光装置 5−1 素子ホルダ 5−2 フォトダイオード 5−11 フォトダイオードプレート 5−12 フォトダイオードベース 6 アクチュエータベース 8 カバー
Claims (5)
- 【請求項1】 アクチュエータベースと、このアクチュ
エータベースに組み付けられ光学式記録媒体からの反射
光を受光するフォトダイオードとを含む光ヘッドアクチ
ュエータにおいて、前記フォトダイオードは、これを実
装したフォトダイオードプレートとこのフォトダイオー
ドプレートを片持ち式にて支持するフォトダイオードベ
ースとを介して前記アクチュエータベースに組み付けら
れており、しかも前記フォトダイオードプレートと前記
アクチュエータベースとを前記片持ち式の支持部におい
て連結した一体成形構造としたことを特徴とする光ヘッ
ドアクチュエータ。 - 【請求項2】 請求項1記載の光ヘッドアクチュエータ
において、前記フォトダイオードプレートの前記支持部
とは反対側の端部に、ネジを挿通可能な切欠きあるいは
穴を設け、この切欠きあるいは穴に対応する前記フォト
ダイオードベースには前記ネジ用のネジ穴を設けて成
り、前記ネジにより前記フォトダイオードプレートを前
記支持部を支点として変位させて光路長の微調整を行う
ことを特徴とする光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項3】 請求項2記載の光ヘッドアクチュエータ
において、前記支持部の支点は前記フォトダイオードの
受光面の延長面上にあることを特徴とする光ヘッドアク
チュエータ。 - 【請求項4】 請求項3記載の光ヘッドアクチュエータ
において、前記フォトダイオードベースは、前記アクチ
ュエータベースに、前記フォトダイオードの受光面に平
行な面上で互いに直角の2軸に関して位置調整可能に取
り付けられていることを特徴とする光ヘッドアクチュエ
ータ。 - 【請求項5】 請求項4記載の光ヘッドアクチュエータ
において、更に、前記アクチュエータベースにネジ止め
により取り付けられるカバーを備え、前記アクチュエー
タベースと前記カバーとの間に、該カバーの弾性で前記
フォトダイオードベースを保持したことを特徴とする光
ヘッドアクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32434496A JP3473663B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 光ヘッドアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32434496A JP3473663B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 光ヘッドアクチュエータ |
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JPH10162376A true JPH10162376A (ja) | 1998-06-19 |
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JP (1) | JP3473663B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100403928B1 (ko) * | 2001-07-27 | 2003-10-30 | 삼성전기주식회사 | 일체형 광픽업 액츄에이터 |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP32434496A patent/JP3473663B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100403928B1 (ko) * | 2001-07-27 | 2003-10-30 | 삼성전기주식회사 | 일체형 광픽업 액츄에이터 |
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Publication number | Publication date |
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