JP3619422B2 - 光ヘッド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光記録ディスクに対して情報の記録・再生を行なう光ヘッド装置に関するものである。さらに詳しくは、フレーム上での対物レンズの位置調整技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンパクトディスク(CD)、ディジタルバーサタイルディスク(DVD)等の光記録ディスクから記録情報を再生するための光ヘッド装置では、図1(A)に示すように、光記録ディスク100の半径方向に2本のガイド軸101、102が平行に延びており、これらのガイド軸101、102に沿って対物レンズ5を搭載したフレーム9が移動するようになっている。
【0003】
このフレーム9上には、図8(A)、(B)に示すように、球座50、ヨーク2およびレンズホルダ3がこの順に重ねられており、対物レンズ5は、レンズホルダ3に保持されている。ヨーク2の底面部22では、円筒部28が下方に突き出ており、この円筒部28の内側にはレンズホルダ3を支持する支軸23の下端部231が圧入固定されている。
【0004】
ここで、球座50は、図9に平面図を示すような形状を有しており、球座50には、ヨーク2の底面部22から突き出た円筒部28および支軸23が差し込まれる差し込み穴51が形成されている。従来は、この差し込み穴51として、円筒部28を嵌め込み固定できる大きさの穴が形成されている。従って、球座50とヨーク2とは一体になっている。
【0005】
このように構成した球座50を介してヨーク2をフレーム9上に搭載するにあたっては、図8に示すように、フレーム9に対して、凹部からなる部品搭載部98を形成するとともに、この部分搭載部98に球座50の下面52が当るようにしてヨーク2を配置する。従って、矢印Dで示すように、フレーム9の部分搭載部98に対して球座50の下面52を摺動させながらヨーク2の傾きを変化させて対物レンズ5の傾きを調整している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成した光ヘッド装置2において、球座50は、フレーム9上で傾くことはできるが、フレーム9上を平面方向(矢印Eで示す)に移動することはできず、また、ヨーク2は、球座50と一体になっているので、フレーム9上を平面方向に移動することができない。従って、対物レンズ5もフレーム9を平面方向に移動することができない。
【0007】
このため、図1(A)に示すガイド軸101、102の間における対物レンズ5の位置が適正であれば、図6(A)に示すように、CDを再生するときに形成した3ビームによってトラッキングエラー信号を生成したとき、対物レンズ5が光記録ディスク100の内周領域に位置している状態、および対物レンズ5が光記録ディスク100の外周領域に位置している状態のいずれの状態においても、スポットと記録ディスクのトラックとの位置関係に大きな差がないので、トラッキングエラー信号の劣化が発生することはない。しかしながら、ガイド軸101、102の間における対物レンズ5の位置がずれていると、図6(B)に示すように、対物レンズ5が光記録ディスク100の内周領域に位置している状態と、対物レンズ5が光記録ディスク100の外周領域に位置している状態との間で、スポットと記録ディスクのトラックとの位置関係に大きな差が発生し、トラッキングエラー信号が劣化するという問題点があるが、従来の光ヘッド装置1では、このような不具合があっても、対物レンズ5の位置を調整できない。
【0008】
従って、従来は、各部品を高い寸法精度で製造するなどの対策を行なっているが、このような対策は製造コストを上昇させる。また、部品の寸法精度を高めても組立誤差の影響などにより、最適な条件下で光記録ディスクからの信号の再生、記録を行えないという問題点ある。
【0009】
そこで、本発明の課題は、上記の問題点を解消することにあり、フレーム上で対物レンズの位置を調整可能とすることにより、最適な条件下で光記録ディスクからの信号の再生、記録を行うことのできる光ヘッド装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、対物レンズを保持するレンズホルダと、該レンズホルダをトラッキング方向およびフォーカシング方向に移動可能に支持する支軸を備えたホルダ支持体と、該ホルダ支持体をその底面に配置された傾角調整用の球座を介して支持した状態でディスク半径方向に駆動されるフレームとを有する軸摺動回動型の光ヘッド装置において、前記ホルダ支持体の底面から前記球座に向けて、前記支軸が固定された円筒部が突出している一方、前記球座の上面には、前記円筒部が緩く嵌まる差し込み穴が形成され、前記球座と前記ホルダ支持体とは、前記ホルダ支持体の底面が前記球座の上面に重なった状態で当該球座の上面によって規定される平面方向に相対移動可能であることを特徴とする。
【0011】
本発明において、前記フレームは、例えば、ディスク半径方向に平行に延びた一対のガイド軸によってディスク半径方向に案内されるように構成されている。
【0012】
本発明において、前記差し込み穴は、例えば、該差し込み穴内で前記円筒部が前記フレームの駆動方向と直交する方向、例えば、前記ガイド軸と直交する方向へ移動可能とする。
【0013】
本発明において、フレームは、ホルダ支持体を傾角調整用の球座を介して支持しており、この球座は、フレームに対して回転することはあってもフレーム上を平面方向に移動することはできない。但し、本発明では、ホルダ支持体が球座に対して平面方向に相対移動可能であるため、フレーム上におけるホルダ支持体の位置を調整できる。例えば、フレーム上において、このフレームの駆動方向と直交する方向(ガイド軸と直交する方向)にホルダ支持体をずらことができる。従って、ホルダ支持体とともに、レンズホルダに保持されている対物レンズの位置もフレーム上でこのフレームの駆動方向と直交する方向(ガイド軸と直交する方向)に調整することができる。それ故、光ヘッド装置を組み立てるとき、例えば、ガイド軸間におけるホルダ支持体の位置(対物レンズ)の位置がずれていれば、それを調整することができる。よって、CDを再生するときに形成した3ビームによってトラッキングエラー信号を生成しようとしたとき、対物レンズが光記録ディスクの内周領域に位置している状態、および対物レンズが光記録ディスクの外周領域に位置している状態のいずれの状態においても、トラッキングエラー信号を適正に生成することができるなど、最適な条件下で光記録ディスクからの信号の再生、記録を行うことができる。
【0014】
本発明において、前記連結部では、前記ホルダ支持体が前記球座に対して前記フレームの駆動方向と平行な方向(前記ガイド軸と平行な方向)に移動することが規制されていることが好ましい。このように余計な方向への移動が規制されておれば、対物レンズの位置調整が容易となる。
【0016】
本発明において、前記差し込み穴は、前記フレームの駆動方向と直交する方向、例えば、前記ガイド軸と直交する方向に延びる長穴形状を有していることにより、前記ホルダ支持体が前記球座に対して前記ガイド軸と直交する方向へ移動することが可能である一方、前記ガイド軸に平行な方向へ移動することが規制されていることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下に説明する形態は、基本的な構造が従来の技術で説明したものと共通しているので、対応する部分には同符号を付してある。
【0018】
(光ヘッド装置の全体構成)
図1(A)、(B)はそれぞれ、光ヘッド装置における光記録ディスクとガイド軸との位置関係を示す平面図、およびこの光ヘッド装置の平面図である。図2(A)、(B)は、この光ヘッド装置において、対物レンズ駆動装置および各種光学部品が搭載されるフレームの平面図、およびこのフレームにおいてヨークを球座を介して支持するヨーク搭載部を拡大して示す斜視図である。図3(A)、(B)、(C)はそれぞれ、図1に示す光ヘッド装置においてヨークの内側にレンズホルダを配置した状態の平面図、側面図および縦断面図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ、図3に示すヨークの平面図、底面図および縦断面図である。図5(A)、(B)はそれぞれ、ヨークの底面部とフレームとの間に配置される球座の平面図および側面図である。
【0019】
図1(A)に示すように、光ピックップ装置1では、光記録ディスク100の半径方向に2本のガイド軸101、102が平行に配置され、これらのガイド軸101、102に沿って対物レンズ5を搭載したフレーム9が移動するようになっている。また、フレーム9には、対物レンズ5をトラッキング方向およびフォーカシング方向に駆動する対物レンズ駆動装置1Aも搭載されている。
【0020】
図1(B)に示すように、この光ヘッド装置1に用いられた対物レンズ駆動装置1Aは、軸摺動回動型である。対物レンズ駆動装置1Aには、カップ形状を有する金属製のヨーク2、このヨーク2の内側に装着されているプラスチック製のレンズホルダ3などが構成され、これらの部品は合成樹脂製のフレーム9の上に搭載されている。本形態において、ヨーク2は、レンズホルダ3を内側に保持してそれをフレーム9上に配置するホルダ支持体である。
【0021】
(フレーム9の構成)
図1(B)および図2(A)において、フレーム9は、ヨーク2が搭載される部品搭載部91、そこから両側に延設された連結部92、93などから構成され、略くの字状の平面形状を有している。2つの連結部92、93のうち、連結部92の先端側には、フレーム9をディスク半径方向(矢印Cで示す方向)に案内するガイド軸101が通る2つのガイド穴94が形成されている。一方、連結部93の先端側には、同じくフレーム9をディスク半径方向(矢印Cで示す方向)に案内するためのガイド軸102を受ける凹部96が形成されている。従って、フレーム9は、ガイド軸101、102、ガイド穴94、およびガイド軸受け用の凹部96を介してディスク半径方向に移動することになる。
【0022】
フレーム9において、部品搭載部98は、図2(B)に示すように、円形の凹部として形成されている。なお、部品搭載部98の下側には、図示を省略するが、半導体レーザ、回折格子、ビームスプリッタ、1/2波長板、全反射ミラーなどの各種光学部品が搭載され、これらの光学部品によって半導体レーザから出射されたレーザ光は、CD用対物レンズ5(図1(A)を参照)に導かれるようになっている。また、光記録ディスクから反射光は、CD用対物レンズ5で受光された後、上記の各種光学部品を介して光検出器において検出され、光記録ディスクに記録されている情報が再生されるようになっている。
【0023】
図1(B)、図3(A)、(B)、(C)、図4(A)、(B)、(C)に示すように、ヨーク2は、円筒状の側面部21と底面部22を備え、底面部22の中心には支軸23が直立している。
【0024】
レンズホルダ3は、ほぼ円筒形状の外周板部分32と、円筒状の内周板部分33とを備えており、この内周板部分33の内側の中空部分が、上記の支軸23が貫通する軸穴34となっている。支軸23を軸穴34に貫通させた状態においては、支軸23を中心としてレンズホルダ3は回転自在であると共に、支軸23の軸線方向に摺動自在となっている。レンズホルダ3の内部において、外周板部分32と内周板部分33の間は複数の補強リブ31によって連結されている。
【0025】
ヨーク2とレンズホルダ3の間には、レンズホルダ3に搭載されているCD用対物レンズ5をトラッキング方向(矢印Aの方向)に移動させるためのトラッキング駆動機構、およびフォーカシング方向(矢印Bの方向)に移動させるためのフォーカシング駆動機構が組付けられている。これらの駆動機構は磁気駆動式のものである。例えば、トラッキング駆動機構は、レンズホルダ3の外周板部分32の外周面に180度の間隔で取り付けたトラッキング用駆動コイル71、72を備えている。また、ヨーク2の側面部21の内周面には、180度の間隔で取り付けた一対のトラッキング用永久磁石73、74を備えている。これらの駆動コイルに対する給電を制御することにより、駆動コイル71、72と、対応する永久磁石73、74との間に発生する磁力によって、レンズホルダ3を支軸23の回りに所定の角度範囲に渡って回転させることができる。すなわち、レンズホルダ3に搭載されているCD用対物レンズ5をトラッキング方向に移動させることができる。フォーカシング駆動機構も基本的には同様な構成となっており、フォーカシング用駆動コイル61、62と、対応する永久磁石63、64との間に発生する磁力によって、レンズホルダ3を支軸23の軸線方向に摺動させるようになっている。
【0026】
また、ヨーク2に対しては、断面コの字形状の内ヨーク29が取り付けられ、この内ヨーク29の端部は、フォーカシング用駆動コイル61、62を挟んで永久磁石63、64と対峙している。
【0027】
ここで、レンズホルダ3の側に搭載されている各駆動コイル61、62、71、72等へ給電を行なうために、レンズホルダ3とヨーク2の間には、フレキシブルプリント基板8が懸け渡されている。本例では、フレキシブルプリント基板8は、レンズホルダ3の側とヨーク2の側との間でU字状に弛んだ状態で架け渡され、この弛み部分がレンズホルダ3の回転に伴って変形することになる。なお、フレキシブルプリント基板8に対する給電は、フレーム9上に搭載されているコネクタ80、回路基板81、およびそれから引き出されているフレキシブルプリント基板82を介して行われる。
【0028】
(ヨーク2と球座50との連結部の構成)
このように構成した対物レンズ駆動装置1において、レンズホルダ3を支軸23を介して支持したヨーク3は、図3(A)、(B)に示すような構造をもって、フレーム9の部品搭載部98(図2(A)、(B)を参照)の上に球座50を介して配置される。
【0029】
この球座50は、図5(A)、(B)に示すように、下面52が下方に向けて円弧状に膨らんだ円盤の一部を切欠いた形状を有しており、その中央には、差し込み穴51が形成されている。また、球座50の上面には小突起53が形成されている。
【0030】
これに対して、図3(A)、(B)に示すように、ヨーク2の底面部22では、この底面部22の中心部に対するバーリング加工によって円筒部28が突き出ており、この円筒部28の内側は、支軸23の下端部231が圧入固定された軸固定穴になっている。
【0031】
本形態では、円筒部28および支軸23の下端部231が球座50の差し込み穴51に差し込まれた状態で、ヨーク2とフレーム3との間に球座50が配置されている。また、この状態において、球座50の小突起53とヨーク2の底面部22で重なる位置には回転防止穴27が形成され、この回転防止穴27に球座50の小突起53が嵌まるようになっている。
【0032】
このようにして、ヨーク2の底面部22に球座50を重ねた状態で、ヨーク2をフレーム9の部品搭載部98に配置した後は、図1(B)に示す押さえばね55をねじによって固定すると、ヨーク2は、フレーム9に対して押さえばね55によって弾性をもって押し付け固定される。
【0033】
また、フレーム9に形成されているやや大きめの貫通穴991、992(図2(A)を参照)を介して、フレーム9の下方から、ヨーク2の底面部22に形成されているねじ穴261、262に対してねじ(図示せず)を止めれば、ヨーク2をフレーム9に固定することができるとともに、このねじ止め位置が押さえばね55と反対側に位置するので、2つのねじの締め具合を調整すれば、球座50の下面52がガイド面になって、ヨーク2は、矢印Dで示すように傾くので、レンズホルダ3に保持された対物レンズ5の光軸の傾き調整(傾角調整)を行うことができる。
【0034】
このようにして光ヘッド装置1を組み立てる際、本形態では、球座50に形成されている差し込み穴51がガイド軸101、102と直交する方向に延びた長穴であり、かつ、球座50の小突起53が嵌まるヨーク2側の回転防止穴27もガイド軸101、102と直交する方向に延びた長穴である。従って、ヨーク2は、図3(C)および図5(A)に矢印Eで示すように、差し込み穴51および回転防止穴27が形成されている範囲内において、ガイド軸101、102と直交する方向に向かって球座50に対して平面方向に相対移動することができる。
【0035】
但し、このような移動を行わせる際、差し込み穴51の幅はヨーク2の円筒部28よりもわずかに広いだけであり、かつ、球座50の小突起53がヨーク2の長穴状の回転防止穴27に嵌っているので、ヨーク2は、球座50に対してガイド軸101、102と直交する方向には移動可能であるが、ガイド軸101、102と平行な方向にずれることはない。
【0036】
(本形態の効果)
このように、本形態の光ヘッド装置1において、フレーム9上でヨーク2(対物レンズ5)の傾角を調整するための球座50とヨーク2の底面部22と間において、ヨーク2の底面部22から下方に突き出ている円筒部28および支軸23の下端部231が嵌まる球座50側の差し込み穴51は、ガイド軸101、102と直交する方向に延びた長穴として形成されているため、ガイド軸101、102間におけるヨーク2の位置(ガイド軸101、102間における対物レンズ5の位置)がずれておれば、ヨーク2を球座50に対してガイド軸101、102と直交する方向に移動させて、ガイド軸101、102間におけるヨーク2の位置、すなわち、ガイド軸101、102間における対物レンズ5の位置を調整することができる。従って、CDを再生するときに形成した3ビームによってトラッキングエラー信号を生成しようとしたとき、図6(B)に示すように、光スポットの位置がガイド軸101、102に直交する方向でずれているときには、対物レンズ5の位置を調整することによって、図6(A)に示すように、光スポットを適正な位置に形成することができる。それ故、対物レンズ5が光記録ディスク100の内周領域に位置している状態、および対物レンズ5が光記録ディスク100の外周領域に位置している状態のいずれの状態においても、トラッキングエラー信号を適正に生成することができる。
【0037】
(その他の実施の形態)
なお、ヨーク2を球座50に対して、少なくともガイド軸101、102に直交する方向に移動可能に構成するという観点からすれば、図5(A)に示したような長穴に限らず、図7(A)に示すように、ヨーク2の円筒部28および支軸23よりも大きな円形の差し込み穴51、あるいは、図7(A)に示すように、ヨーク2の円筒部28および支軸23よりも大きな矩形の差し込み穴51であってもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る光ヘッド装置では、ホルダ支持体が球座に対して平面方向に相対移動可能であるため、フレーム上におけるホルダ支持体の位置を調整できる。例えば、フレーム上においてフレームの駆動方向と直交する方向にホルダ支持体をずらことができる。従って、ホルダ支持体とともに、レンズホルダに保持されている対物レンズの位置もフレーム上でこのフレームの駆動方向と直交する方向に調整することができる。それ故、光ヘッド装置を組み立てるとき、例えば、ガイド軸間におけるホルダ支持体の位置(対物レンズ)の位置がずれていれば、それを調整することができる。よって、CDを再生するときに形成した3ビームによってトラッキングエラー信号を生成しようとしたとき、対物レンズが光記録ディスクの内周領域に位置している状態、および対物レンズが光記録ディスクの外周領域に位置している状態のいずれの状態においても、トラッキングエラー信号を適正に生成することができるなど、最適な条件下で光記録ディスクからの信号の再生、記録を行うことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)はそれぞれ、光ヘッド装置における光記録ディスクとガイド軸との位置関係を示す平面図、およびこの光ヘッド装置の平面図である。
【図2】(A)、(B)は、図1に示す光ヘッド装置において、対物レンズ駆動装置および各種光学部品が搭載されるフレームの平面図、およびこのフレームにおいてヨークを球座を介して支持するヨーク搭載部を拡大して示す斜視図である。
【図3】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明を適用した光ヘッド装置においてヨークの内側にレンズホルダを配置した状態の平面図、側面図および縦断面図である。
【図4】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、図3に示すヨークの平面図、底面図および縦断面図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用した光ヘッド装置においてヨークの底面部とフレームとの間に配置される球座の平面図および側面図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ、ガイド軸間における対物レンズが適正であるときの光記録ディスクのトラックとスポットとの位置関係を示す説明図、およびガイド軸間における対物レンズがずれているときの光記録ディスクのトラックとスポットとの位置関係を示す説明図である。
【図7】(A)、(B)はいずれも、本発明を適用した光ヘッド装置においてヨークの底面部とフレームとの間に配置される別の球座の平面図である。
【図8】(A)、(B)はそれぞれ、従来の光ヘッド装置においてヨークの内側にレンズホルダを配置した後、ヨークを球座を介してフレーム上に搭載した状態の側面図および縦断面図である。
【図9】図8に示す球座の平面図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置
1A 対物レンズ駆動装置
2 ヨーク(ホルダ支持体)
3 レンズホルダ
5 対物レンズ
9 フレーム
23 支軸
27 ヨークの回転防止穴
28 円筒部(ヨークの底面部から下方に突き出た突起)
50 球座
51 球座の差し込み穴
52 球座の下面
53 球座の小突起
98 フレームの部品搭載部
100 光記録ディスク
101、102 ガイド軸
231 支軸の下端部(ヨークの底面部から下方に突き出た突起)

Claims (5)

  1. 対物レンズを保持するレンズホルダと、該レンズホルダをトラッキング方向およびフォーカシング方向に移動可能に支持する支軸を備えたホルダ支持体と、該ホルダ支持体をその底面に配置された傾角調整用の球座を介して支持した状態でディスク半径方向に駆動されるフレームとを有する軸摺動回動型の光ヘッド装置において、
    前記ホルダ支持体の底面から前記球座に向けて前記支軸が固定された円筒部が突出している一方、前記球座の上面には、前記円筒部が緩く嵌まる差し込み穴が形成され、
    前記球座と前記ホルダ支持体とは、前記ホルダ支持体の底面が前記球座の上面に重なった状態で当該球座の上面によって規定される平面方向に相対移動可能であることを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 請求項1において、前記フレームは、ディスク半径方向に平行に延びた一対のガイド軸によってディスク半径方向に案内されるように構成されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  3. 請求項2において、前記差し込み穴は、該差し込み穴内で前記円筒部が前記フレームの駆動方向と直交する方向へ移動可能に形成されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  4. 請求項3において、前記差し込み穴は、該差し込み穴内で前記円筒部が前記フレームの駆動方向へ移動を規制可能に形成されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記差し込み穴は、前記フレームの駆動方向と直交する方向に延びる長穴形状を有していることにより、前記ホルダ支持体が前記球座に対して前記フレームの駆動方向と直交する方向へ移動することが可能である一方、前記フレームの駆動方向と平行な方向への移動が規制されていることを特徴とする光ヘッド装置。
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