JP4350666B2 - 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置および光ディスク装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置および光ディスク装置 Download PDF

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Description

本発明は、光ディスクに対して情報の記録/再生を行うために用いる、対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置および光ディスク装置に関するものである。
光ディスク装置では、レーザの光束を光ディスクに照射し、その反射光を識別することによって情報を読み取っている。光ディスク装置に搭載されている対物レンズ駆動装置は、反射光から得られる制御信号を用いて、対物レンズをフォーカシング方向と、トラッキング方向に駆動して光ディスクの面振れや、偏芯などの動きに追従させ、記録面上に良好なスポットを形成するようにいる。
対物レンズ駆動装置の駆動部には電磁モータが採用されていることが多く、電磁モータには、可動部側にコイル、固定部側に磁気回路を配置するムービングコイル方式と、可動部側に磁石、固定部側に駆動コイルを配置するムービングマグネット方式がある。近年、高倍速の記録、再生が望まれるようになり、光ディスクの回転数が高くなっているために大きな加速度が必要となることから、加速度感度の高いムービングコイル方式が有利である。また、電磁モータの感度を上げるためにはコイルを貫く磁束を大きくすることが効果的であるが、ムービングマグネット方式では磁束を大きくするために磁石が大きくなると可動部の質量増加につながり、加速度感度特性を向上させることが難しい。
一方、ムービングコイル方式では固定部の磁石を大きくすることで磁束を大きくすることにより、磁束の増加分に比例して加速度感度を増加させることができる。しかし、可動部側に駆動コイルが搭載されているため、駆動コイルへの電流供給が一つの課題となっている。ムービングコイル方式においては可動部を導電性の複数の弾性支持部材で駆動コイルに電流を供給するとともに、可動部を弾性的に支持する構成が多い。従来、弾性支持部材として断面が丸形状のワイヤばねが多く採用されていたが、最近になって、薄板を高精度にプレスで打ち抜いて棒状に加工し、樹脂に位置決めした状態でインサート成型した一体成型方式も多く採用されるようになってきている。
ところで、光ディスクの高密度化のためには、小さなスポットを形成することが必要であり、このためには対物レンズのNAを大きくするか、レーザの波長を短くする必要がある。ここで、NAを大きくしたり、レーザの波長を短くすると、対物レンズの光軸と光ディスクの垂直度がずれることによるコマ収差が発生し易くなり、スポットの品質が劣化する。これによって、記録再生品質が劣化してしまうという問題が生じる。そのため光ディスクと対物レンズの傾きの精度向上が必要となる。
近年では特に傾きに対する精度が厳しくなり、光ディスクと対物レンズの傾き(チルト)を、対物レンズを含む対物レンズ駆動装置の可動部をメディアの傾きにあわせてチルト駆動(傾斜動作)を行う3軸駆動または4軸駆動の対物レンズ駆動装置を用いたシステムも提案されている。このようなシステムでは低コスト、省スペース化が可能であり,また可動部が軽量であるため高速なメディアの傾きにも追従させることができる。特に、ムービングコイル方式の対物レンズ駆動装置においては、3軸駆動で6本、4軸駆動で8本の弾性支持部材が必要となってくるため、一体成型方式によって弾性支持部材を構成するメリットが大きくなってくる。
図17は従来の対物レンズ駆動装置の外観を示す斜視図であり、1は対物レンズ、2は対物レンズ保持部材、3は絶縁基板中に導体の渦巻き状コイルパタンが形成されてなるプリントコイル基板、4は弾性支持部材、5は固定部材、6はベース、7は駆動用磁石、8は中継部材、9はサブホルダを示す。
ベース6の中央部には孔部が形成されており、この孔部の両側部に互いに対向するように壁部6a,6aが設けられており、ベース6の両側部に壁部6a,6aの挟むように固定部材5,5が固定される。壁部6a,6aにはそれぞれ駆動用磁石7が固定されており、駆動用磁石7,7の間に対物レンズ1を保持する対物レンズ保持部材2が配置される。
対物レンズ保持部材2は中央部に孔部を有する略直方体形状であり、この孔部の最上部に対物レンズ1が取り付けられている。また、対物レンズ保持部材2のタンジェンシャル方向における両側側面にはそれぞれプリントコイル基板3,3が取り付けられる。さらに、対物レンズ保持部材2のトラッキング方向における両側側面にはそれぞれ中継部材8,8が取り付けられている。以下、説明の便宜のため対物レンズ保持部材2に対物レンズ1、プリントコイル基板3,3および中継部材8,8を取り付けたものを可動部と称することにする。
可動部はサブホルダ9に固定される。このサブホルダ9には弾性支持部材4の端部をインサート成形によって固定かつ支持する支持部9a,9aが備えられており、この支持部9a,9aは、可動部がサブホルダ9に固定された際に、可動部のトラッキング方向における両側側面からトラッキング方向に延出する。また、弾性支持部材4の端部をインサート成形した際に、この支持部9a,9aから各弾性支持部材4の端部がトラッキング方向でかつ可動部側に突出する。以下、この突出部分を可動部側端子と称することにする。
固定部材5には、トラッキング方向両側2箇所において弾性支持部材4の一端部が2本ずつインサート成形によって固定かつ支持されており、弾性支持部材4の他端部はサブホルダ9に固定される。すなわち、可動部は、タンジェンシャル方向両側の固定部材5,5から計8本の弾性支持部材4によって弾性的に支持される。ここで、8本の弾性支持部材4は同一平面上に位置している。
中継部材8は、プリントコイル基板3内のコイルパタンと弾性支持部材4の可動部側端子と電気的に接続する機能を果たすものであり、図17に示す従来技術においては、絶縁基板にプリントコイル基板3内のコイルパタンと電気的に接続する端子と、弾性支持部材4の可動部側端子と電気的に接続するランド部と、両者を接続する配線パタンとを形成してなるプリント基板によって構成されている。プリントコイル基板3と弾性支持部材4とは中継部材8を介して電気的に接続される。
図18は図17における中継部材付近の拡大図であり、中継部材8には、4つのランド部がタンジェンシャル方向に並べて形成されており、サブホルダ9に固定された4つの弾性支持部材4の可動部側端子の先端部が中継部材8のランド部に半田固定される。
プリントコイル基板3の表面近傍には駆動用磁石7,7が配置されており、前述の磁気回路で発生された磁束がコイルパタンを貫いている。このコイルパタンに電流を流すと電流が磁束を横切ることで駆動力を発生し、可動部(対物レンズ)を所望の方向に駆動することが可能になる。
特開平9−190644号公報
しかしながら、図17,図18に示す従来技術においては、プリント基板である中継部材8と弾性支持部材4との半田接続を行ったとき、半田の熱によって弾性支持部材4が膨張してしまうおそれがあり、この状態で中継部材8と固定されるため、冷えた時には弾性支持部材4が撓んでしまうという問題があった。弾性支持部材4が撓んでいると、対物レンズ1の位置精度や、傾き精度が悪化するだけではなく、駆動コイルで発生した駆動力が本来望んでいる方向に伝わらず、異常な動きをしてしまうおそれがある。特にフォーカシング動作、またはトラッキング動作を行ったときにレンズが傾いてしまうことが問題となる場合が多い。
本発明は、弾性支持部材がインサート成型されている対物レンズ駆動装置において、弾性支持部材の半田時の熱による変形を抑えることで、対物レンズ組付位置精度および傾き精度を向上し、またフォーカシング、トラッキング移動による対物レンズの傾きを低減することを実現した対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置および光ディスク装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、対物レンズと、この対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、複数の駆動コイルと、この駆動コイルの端子の電気的配線を行う中継部材とによって構成されている可動部と、この可動部を少なくともフォーカシング方向とトラッキング方向の2方向に移動可能に支持する導電性の複数の弾性支持部材と、前記可動部を固定しかつ前記弾性支持部材の一方の端部をインサート成型するサブホルダと、前記弾性支持部材の他方の端部をインサート成型して支持する支持部材と備えた光ディスクの対物レンズ駆動装置において、前記中継部材を前記弾性支持部材に半田によって電気的に連結し、前記中継部材における前記弾性支持部材との連結部を前記対物レンズ保持部材に対して変形可能に形成したことを特徴とする。
このように構成したことにより、弾性支持部材と中継部材の半田固定時に弾性支持部材の変形を抑え、対物レンズ組付位置精度および傾き精度を向上させ、またフォーカシング、トラッキング移動による対物レンズの傾きを低減することができる。
また請求項2に記載の発明は、前記中継部材を、少なくとも前記弾性支持部材との連結部に可撓性を有するフレキシブル基板とし、前記対物レンズ保持部材に対して前記連結部が固定されていないことを特徴とする。このように構成したことにより、中継部材にフレキシブル基板を用い、弾性支持部材との半田固定時にフレキシブル基板で変形を吸収することで弾性支持部材の変形を抑えることができる。
また請求項3に記載の発明は、前記フレキシブル基板と前記弾性支持部材との連結部は接触した状態で半田固定されていることを特徴とする。このように構成したことにより、フレキシブル基板と弾性支持部材の可動部側端子を接触させておくことによって、ブリッジ半田の必要性をなくし、半田作業を容易にすることができる。
また請求項4に記載の発明は、前記中継部材は、導電性材料から構成され、前記対物レンズ保持部材にインサート成型された導電性端子であって、前記弾性支持部材との連結部から前記対物レンズ保持部材までの間に弾性部を有することを特徴とする。このように構成したことにより、中継部材に対物レンズ保持部材にインサート成型された導電性部材を用い、その弾性支持部材との連結部分を変形し易くしておくことで半田固定時の弾性支持部材の変形を抑えることができる。
また請求項5に記載の発明は、前記中継部材は、前記対物レンズ保持部材に巻回されかつ導電性の線材からなり、少なくとも前記弾性支持部材との連結部が前記対物レンズ保持部材に対して固定されていないことを特徴とする。このように構成したことにより、中継部材に対物レンズ保持部材に巻回された導電性の線材を用い、その弾性支持部材との連結部分を変形し易くしておくことで半田固定時の弾性支持部材の変形を抑えることができる。
また請求項6に記載の発明は、対物レンズと、この対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、複数の駆動コイルと、この駆動コイルの端子の電気的配線を行う中継部材とによって構成されている可動部と、この可動部を少なくともフォーカシング方向とトラッキング方向の2方向に移動可能に支持する導電性の複数の弾性支持部材と、前記可動部を固定しかつ前記弾性支持部材の一方の端部をインサート成型するサブホルダと、前記弾性支持部材の他方の端部をインサート成型して支持する支持部材と備えた光ディスクの対物レンズ駆動装置において、前記弾性支持部材を前記中継部材に半田で電気的に連結し、前記弾性支持部材における前記中継部材との連結部を前記サブホルダに対して変形可能に構成したことを特徴とする。
このように、弾性支持部材の中継部材との連結部をサブホルダに対して変形可能にしておくことにより、弾性支持部材の変形を抑えることができる。
また請求項7に記載の発明は、対物レンズと、この対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、複数の駆動コイルと、この駆動コイルの端子の電気的配線を行う中継部材とによって構成されている可動部と、この可動部を少なくともフォーカシング方向とトラッキング方向の2方向に移動可能に支持する導電性の複数の弾性支持部材と、前記可動部を固定しかつ前記弾性支持部材の一方の端部をインサート成型するサブホルダと、前記弾性支持部材の他方の端部をインサート成型して支持する支持部材と備えた光ディスクの対物レンズ駆動装置において、前記サブホルダから固定部材を延出させ、前記弾性支持部材と前記中継部材とを連結する際に、前記固定部材を前記可動部に接着剤で固定したうえで、前記中継部材の端子に前記弾性支持部材の一方の端部を半田で電気的に連結したことを特徴とする。
このように構成したことにより、弾性支持部材の中継部材とを連結するに先立ち、弾性支持部材と中継部材において電気的に導通しない部分を接着剤で固定した後に、半田で電気的に接続することで弾性支持部材の変形を抑え、対物レンズ組付位置精度および傾き精度を向上し、またフォーカシング、トラッキング移動による対物レンズの傾きを低減することができる。
また請求項8に記載の発明は、前記弾性支持部材と前記中継部材との連結部近傍に、前記固定部材の接着剤固定領域を有することを特徴とする。このように、弾性支持部材の中継部材との連結部分の近傍に接着剤固定領域を設けたことにより、確実に固定することができる。
また請求項に記載の発明は、光ピックアップ装置において、光ディスクに対して照射光を発するレーザ光源と、前記光ディスクからの反射光を受光する受光光学系と、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明の光ディスクの対物レンズ駆動装置を備えたことを特徴とする。
このように構成したことにより、フォーカシング、トラッキングで発生するチルトを低減することで、良好なスポットを維持し、良好な信号を得ることができる光ピックアップ装置を提供することができる。
また請求項1に記載の発明は、光ディスク装置において、光ディスクを回転駆動する回転駆動系と、前記光ディスクの半径方向に移動自在に設けられた請求項に記載の発明の光ピックアップ装置とを備えたことを特徴とする。
このように構成したことにより、良好な信号が得られる光ピックアップを用いることで、データの読み書きを良好に行うことが可能な光ディスク装置を提供することができる。
本発明によれば、弾性支持部材がインサート成型されている対物レンズ駆動装置において、弾性支持部材の半田時の熱による変形を抑えることで、対物レンズ組付位置精度および傾き精度を向上させ、またフォーカシング、トラッキング移動による対物レンズの傾きを低減することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態における対物レンズ駆動装置の外観を示す斜視図であり、1は対物レンズ、2は対物レンズ保持部材、3は絶縁基板中に胴体の渦巻き状コイルパタンが形成されてなるプリントコイル基板、4は弾性支持部材、5は固定部材、6はベース、7は駆動用磁石、8は中継部材、9はサブホルダを示す。なお、図17に示す従来技術における部材と同一の部材あるいは同一機能の部材には同一の符号を付してある。
第1の実施形態は、図17に示す従来技術において中継部材8の構成および中継部材8付近の構成が異なるものである。
ベース6の中央部には孔部が形成されており、この孔部の両側部に互いに対向するように壁部6a,6aが設けられており、ベース6の両側部に壁部6a,6aの挟むように固定部材5,5が固定されている。壁部6a,6aにはそれぞれ駆動用磁石7が固定されており、駆動用磁石7,7の間に対物レンズ1を保持する対物レンズ保持部材2が配置される。
対物レンズ保持部材2は中央部に孔部を有する略直方体形状であり、この孔部の最上部に対物レンズ1が取り付けられている。また、対物レンズ保持部材2のタンジェンシャル方向における両側側面にはそれぞれプリントコイル基板3,3が取り付けられている。さらに、対物レンズ保持部材2のトラッキング方向における両側側面にはそれぞれ中継部材8,8が取り付けられている。以下、説明の便宜のため対物レンズ保持部材2に対物レンズ1、プリントコイル基板3,3および中継部材8,8を取り付けたものを可動部と称することにする。
可動部はサブホルダ9に固定される。このサブホルダ9には弾性支持部材4の端部をインサート成形によって固定かつ支持する支持部9a,9aが備えられており、この支持部9a,9aは、可動部がサブホルダ9に固定された際に、可動部のトラッキング方向における両側側面からトラッキング方向に延出する。また、弾性支持部材4の端部をインサート成形した際に、この支持部9a,9aから各弾性支持部材4の端部がトラッキング方向でかつ可動部側に突出する。以下、この突出部分を可動部側端子と称することにする。
固定部材5には、トラッキング方向両側2箇所において弾性支持部材4の一端部が2本ずつ固定されており、弾性支持部材4の他端部はサブホルダ9に固定されている。すなわち、可動部は、タンジェンシャル方向両側の固定部材5,5から計8本の弾性支持部材4によって弾性的に支持される。ここで、8本の弾性支持部材4は同一平面上に位置している。
中継部材8は、プリントコイル基板3内のコイルパタンと電気的に接続する端子と、弾性支持部材4の可動部側端子と電気的に接続するランド部と、両者を接続する配線パタンとを形成してなる基板であり、プリントコイル基板3と弾性支持部材4とは中継部材8を介して電気的に接続される。
図2(a)は図1における中継部材付近の拡大図、図2(b)は中継部材の構成を示す斜視図であり、中継部材8には、トラッキング方向に自由度を有するフレキシブル基板部8aが備えられており、このフレキシブル基板部8aの自由端部にランド部が形成されている。そして、サブホルダ9に固定された4つの弾性支持部材4の可動部側端部がフレキシブル基板部8aのランド部に半田固定される。
次に、図1に示す対物レンズ駆動装置の組み立てについて説明する。
まず、対物レンズ保持部材2に、対物レンズ1、プリントコイル基板2および中継部材8を取り付けることで可動部を構成し、中継部材8の端子にプリントコイル基板2のコイルパタンの端子を接続する。
一方、図3に示すように、薄板のプレス加工などによって枠内に、8本の弾性支持部材4となる棒状部分を所定位置に位置付けてなる一体成型部品を作成し、図4に示すように棒状部分の一端は可動部の一部となるサブホルダ9に、他端はベース6に固定される固定部材5,5にインサート成型する。このように弾性支持部材をあらかじめ位置決めした状態で樹脂に一体に成型することで、支持部材間の相対位置を高精度に保てるようになっている。
次に、インサート成型された図3に示す一体成型部品を、図4に示すように磁性体の板金を折り曲げてなるベース6に取り付け、壁部6a,6aに駆動用磁石7,7を取り付け、一体成型部品の枠部などの不要部を組付途中で除去した後、可動部がサブホルダ9上に取り付けられる。ベース6の折り曲げ部(壁部6a,6a)はヨークとなっており、駆動用磁石7,7が取り付けられることによって磁気回路が構成される。ここでフレキシブル基板部8a,8aのランド部と弾性支持部材4の可動部側端子を半田固定することで弾性支持部材4の固定部側端子と中継部材8の配線パタンが電気的に接続され、固定部材5側の端子からプリントコイル基板3のコイルに電流を供給することが可能となる。すなわち、フレキシブル基板部8aにおける弾性支持部材4との半田接続部分は、対物レンズ保持部材2に完全には固定されておらず、トラッキング方向に自由度をもって取り付けられた状態になる。
プリントコイル基板3の表面近傍には駆動用磁石7が配置されるようになっており、前述の磁気回路で発生された磁束がプリントコイル基板3のコイルを貫いている。コイルに電流を流すと電流が磁束を横切ることで駆動力が発生し、可動部(対物レンズ)を所望の方向に駆動するようになっている。
このように構成したことにより、半田固定した時の熱変形によって弾性支持部材4が引っ張られることがなく、精度を保ったまま組付けを行うことができる。その結果、対物レンズ1のベース6に対する位置および角度精度が保たれるだけではなく、フォーカス、トラック駆動した際のレンズの傾きを抑えることができる。しかも、フレキシブル基板部8aのランド部が弾性支持部材4にわずかに接触するように、フレキシブル基板部8aの角度をつけて配置しておくことによってブリッジ半田の必要性がなくなり、半田作業を容易にすることができる。
図5は本発明の第1の実施形態における対物レンズ駆動装置の変形例の外観を示す斜視図、図6は図5における中継部材付近の拡大図である。
この変形例は、図1に示す構成における中継部材8として、導電性部材8bを対物レンズ保持部材2にインサート成型したものである。図6に示すように、インサート導電性部材8bの両端は対物レンズ保持部材2から突出して、端子を形成している。一方の端子はプリントコイル基板3のランド部に接続され、他方の端子は弾性支持部材4の可動部側端子と接続される。ここで、インサート導電性部材8bにおける他方の端子となる部分は、対物レンズ保持部材2にインサートされた部分を固定端としてL字状に延出させている。そのため導電性部材8bの自由端部がトラッキング方向に撓むようになり、しかも、L字の根元部分は細長く形成されており、半田固定の際の熱による変形を吸収するように構成されている。
このように構成したことにより、半田固定した時の熱変形によって弾性支持部材4が引っ張られることがなく、精度を保ったまま組付けを行うことができる。これによって対物レンズ1のベース6に対する位置、および角度精度が保たれるだけではなく、フォーカス、トラック駆動した際の対物レンズの傾きを抑えることができる。
図7は本発明の第1の実施形態における対物レンズ駆動装置の他の変形例の外観を示す斜視図、図8は図7における中継部材付近の拡大図である。
この変形例は、図1に示す構成における中継部材8として、対物レンズ保持部材2に導電性線材10を巻回した構成であり、この導電性線材10によってプリントコイル基板3のコイルと弾性支持部材4との配線を行うものである。導電性線材10は、対物レンズ保持部材2に鉢巻状に巻回され、数箇所において接着剤により固定されている。導電性線材10の一部は前述のプリントコイル基板3のランド部に接続され、別の部分では弾性支持部材4の可動部側端子と接続される。
導電性線材10と弾性支持部材4との接続部は、対物レンズ保持部材2のトラッキング方向の両側面に凹凸を形成することによって、対物レンズ保持部材2から導電性線材10が離れた部分を形成し、この部分に弾性支持部材4の可動部側端子を接続する。すなわち、導電性線材10における弾性支持部材4との接続部は対物レンズ保持部材2に直接固定されておらず、接続部となる対物レンズ保持部材2から離れた部分はトラッキング方向に自由度を有するため、弾性支持部材4の熱による変形を吸収するようになっている。
このように構成したことにより、半田固定した時の熱変形によって弾性支持部材4が引っ張られることがなく、精度を保ったまま組付けを行うことができる。その結果、対物レンズ1のベース6に対する位置、および角度精度が保たれるだけではなく、フォーカス、トラック駆動した際のレンズの傾きを抑えることができる。
なお、本実施形態では駆動コイルにプリントコイル基板を使用したが、導線を巻回してなる一般的なコイルを用いてもよい。
(第2の実施形態)
図9は本発明の第2の実施形態における対物レンズ駆動装置の外観を示す斜視図、図10は図9における中継部材付近の拡大図である。なお、図1、図2に示す第1の実施形態における部材と同一の部材、あるいは同一機能の部材については同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
第2の実施形態は、図1,図2に示す第1の実施形態の中継部材8の機能を果たす部材として、対物レンズ保持部材2上に導電性成型パタン20を形成し、導電性成型パタン20を中継してプリントコイル基板3への電流供給を行うものである。この構成の場合、第1の実施形態における中継部材8が不要となり、組付工程が容易になるというメリットがある。しかし、対物レンズ保持部材2に導電性成型パタン20が直接形成されているため、弾性支持部材4の可動部側端子を半田固定した際に、弾性支持部材4が変形してしまうと言う問題が回避できない。
そこで第2実施形態では、弾性支持部材4の可動部側端子に変形自由度を持たせることによって、半田時の弾性支持部材4の熱変形を吸収するものである。以下に詳細な構成を説明する。
図10に示すように、第2の実施形態の可動部におけるトラッキング方向の両側面には導電性成型パタン20が形成されており、この導電性成型パタン20は、プリントコイル基板3の端子と接続し、各端子に対応するランド部をタンジェンシャル方向に並べるように、対物レンズ保持部材2に直接形成したパタンである。
また、弾性支持部材4の可動部側端子の先端部は矩形に形成されている。さらに、可動部側端子における前記矩形部分とサブホルダ9との間が少なくともトラッキング方向の剛性が小さくなるように薄くあるいは細く形成されている。そのため、可動部側端子は、可動部を弾性支持する機能部とは独立して構成されている。
図9,図10に示す8本の弾性支持部材4も第1の実施形態と同様に、薄板のプレス加工などによって枠内に、8本の弾性支持部材4となる棒状部分を所定位置に位置付けてなる一体成型部品を作成し、この一体成型部品をサブホルダ9および固定部材5,5にインサート成型する。そして、一体成型部品における不要な部分を除いた後に、弾性支持部材4の矩形部分の根元に90°の曲げを施し、この矩形部分に導電成型パタン20のランド部を対向させ、両者を半田固定することによって弾性支持部材4の固定部側端子とプリントコイル基板3が電気的に接続され、固定部材5,5側の端子からプリントコイル基板3内のコイルに電流を供給することが可能となる。そして、コイルに電流を流すことにより、第1の実施形態と同様に駆動力を発生し、可動部(対物レンズ)を所望の方向に駆動することができる。
このように構成した第2の実施形態によれば、弾性支持部材4の可動部側端子がサブホルダ9に対してトラッキング方向に自由度をもって取り付けられており、可動部を弾性支持する機能部とは独立して構成されているので、半田固定した時の熱変形によって弾性支持部材4が引っ張られることがなく、精度を保ったまま組付けを行うことができる。その結果、対物レンズのベースに対する位置、および角度精度が保たれるだけではなく、フォーカス、トラック駆動した際のレンズの傾きを抑えることができる。
(第3の実施形態)
図11は本発明の第3の実施形態における対物レンズ駆動装置の外観を示す斜視図、図12は図11における中継部材付近の拡大図である。なお、図17に示す従来技術における部材と同一の部材、あるいは同一機能の部材については同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
第3の実施形態は、図17に示す従来技術において、4つの弾性支持部材4の可動部側端子の両側近傍で、しかも可動部側端子とともにタンジェンシャル方向に並ぶように固定端子4aを配置したものである。この固定端子4aも4つの弾性支持部材4とともにサブホルダ9にインサート成形されている。
可動部をサブホルダ9に搭載する際において、プリント基板からなる中継部材8のランド部と弾性支持部材4の可動部側端子を半田固定する前に、固定端子4aの周囲を接着剤により固定する。接着剤によっては硬化時に収縮の大きいものがあるが、できるだけ収縮が小さいものを用いることが望ましい。いずれにしても半田の熱によるほど大きな変形をすることはない。
固定端子4a,4aを接着固定した後に、中継部材8のランド部と弾性支持部材4の可動部側端子を半田固定して電気的に接続することにより、固定部材5,5側からコイルに電流を供給することが可能となる。プリントコイル基板3の表面近傍には駆動用磁石7が配置され、前述の磁気回路で発生された磁束がコイルを貫いている。コイルに電流を流すと電流が磁束を横切ることで駆動力を発生し、可動部(対物レンズ)を所望の方向に駆動するようになっている。
本実施形態によれば、接着剤によりあらかじめ固定されているので、半田固定した時の熱変形によって弾性支持部材が引っ張ることがなく、精度を保ったまま組付けを行うことができるため、対物レンズ1のベース6に対する位置、および角度精度が保たれるだけではなく、フォーカス、トラック駆動した際のレンズの傾きを抑えることができる。
図13は本発明の参考例における対物レンズ駆動装置の外観を示す斜視図、図14は図13における中継部材付近の拡大図である。なお、図17に示す従来技術における部材と同一の部材、あるいは同一機能の部材については同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
参考例は、可動部をサブホルダ7上に取り付けた後に、プリント基板である中継部材8のランド部と弾性支持部材4の可動部側端子を非加熱硬化性の導電性を有する接着材11(銀ペーストなど)を用いて電気的に接続したものである。
このように参考例によれば、中継部材8のランド部と弾性支持部材4の可動部側端子を非加熱性の接着材11によって接続、固定するため、半田による固定時のように弾性支持部材4に熱が加わらないので、可動部側端子が変形をすることが防止できる。
両者の端子を接着材11により電気的に接続し、中継部材8のランド部と弾性支持部材4の可動部側端子を固定することにより、固定部材5,5側からコイルに電流を供給することが可能となる。プリントコイル基板3の表面近傍には駆動用磁石7が配置され、前述の磁気回路で発生された磁束がコイルを貫いている。コイルに電流を流すと電流が磁束を横切ることで駆動力を発生し、可動部(対物レンズ)を所望の方向に駆動するようになっている。
そのため、接着材11で固定した時に可動部側端子が熱変形しないので、弾性支持部材4が引っ張られることがなく、精度を保ったまま組付けを行うことができるため、対物レンズ1のベース6に対する位置、および角度精度が保たれるだけではなく、フォーカス、トラック駆動した際のレンズの傾きを抑えることができる。
図15は図1〜図1にて説明した実施形態の対物レンズ駆動装置を搭載した本発明に係る光ピックアップ装置の実施形態を説明するための概略構成図であって、31は光源、32はコリメートレンズ、33はビームスプリッタ、34は立上げミラー、35は集光レンズ、36はシリンドリカルレンズ、37は受光素子、38は光ディスクであって、39が図1〜図1に示す本発明の対物レンズ駆動装置、40は光ピックアップ装置である。
光源31から出射した拡散光は、コリメートレンズ32によって略平行光になる。その後、ビームスプリッタ33を通り、立上げミラー34により折り曲げられる。立上げミラー34によって折り曲げられた平行光は対物レンズ駆動装置39の対物レンズ1に入射し、光ディスク38上に光スポットSを形成する。光ディスク38からの光スポットSの反射光は、ビームスプリッタ33によって偏向されて、集光レンズ35とシリンドリカルレンズ36を通った後、受光素子37に入射する。
このように、光ディスク38上の光スポットSの反射光が受光素子37に入射するように配置しておく。受光素子37で得られた信号を基にして、演算処理部などの対物レンズ制御手段(図示せず)によって制御信号を生成し、対物レンズ駆動装置39に出力することにより、フォーカスコイル,トラックコイルを駆動し、光ディスク38に対して対物レンズ1を追従させることにより光ディスク38に記録された情報を再生することができる。
ここで、光ピックアップ装置40に搭載されている対物レンズ駆動装置39は図1〜図14を用いて説明した、弾性支持部材の半田時の熱による変形を抑えることで、対物レンズ組付位置精度および傾き精度を向上させ、またフォーカシング、トラッキング移動による対物レンズの傾きを低減することを実現した対物レンズ駆動装置であるため、良好な信号を得られる光ピックアップ装置を提供することができる。
図16(a)は図1〜図1にて説明した本発明の実施形態の対物レンズ駆動装置を備えた図15の光ピックアップ装置を搭載した光ディスク装置の実施形態を説明するための概略構成を示す平面図、図16(b)は図16(a)の光ディスク装置の正面図であり、41は光ディスク装置の筐体、42は防振ゴム、43は光ディスク38の回転駆動手段であるスピンドルモータ、44はシークレール、45はピックアップモジュールベースであって、光ディスク装置の筐体41に防振ゴム42を介してピックアップモジュールベース45が設置されている。ピックアップモジュールベース45には光ディスク38を回転駆動させるスピンドルモータ43が設置されている。また、ピックアップモジュールベース45に取り付けられたシークレール44には光ピックアップ装置40が搭載されている。光ピックアップ装置40は、図示しないシークモータなどからなるピックアップ駆動手段によってシークレール44上を光ディスク38の半径方向に移動駆動される。
ここで図16に示す光ディスク装置に搭載されている光ピックアップ装置40は、前述したように良好なスポットを維持し、良好な信号を得ることができるため、記録再生性能が優れた光ディスクドライブを提供することができる。
本発明は、高密度,大容量の光ディスクを記録媒体とする記録/再生装置等に利用可能である。
本発明の第1の実施形態における対物レンズ駆動装置の外観を示す斜視図 図1における中継部材付近の拡大図 一体成型する前の弾性支持部材を示す斜視図 図3の弾性支持部材をベースに組み付けた状態を示す斜視図 本発明の第1の実施形態における対物レンズ駆動装置の変形例の外観を示す斜視図 図5における中継部材付近の拡大図 本発明の第1の実施形態における対物レンズ駆動装置の他の変形例の外観を示す斜視図 図7における中継部材付近の拡大図 本発明の第2の実施形態における対物レンズ駆動装置の外観を示す斜視図 図9における中継部材付近の拡大図 本発明の第3の実施形態における対物レンズ駆動装置の外観を示す斜視図 図11における中継部材付近の拡大図 本発明の参考例における対物レンズ駆動装置の外観を示す斜視図 図13における中継部材付近の拡大図 図1〜図1にて説明した実施形態の対物レンズ駆動装置を搭載した本発明に係る光ピックアップ装置の実施形態を説明するための概略構成図 図15の光ピックアップ装置を搭載した光ディスク装置の実施形態を説明するための概略構成を示す説明図 従来の対物レンズ駆動装置の外観を示す斜視図 図17における中継部材付近の拡大図
符号の説明
1 対物レンズ
2 対物レンズ保持部材
3 プリントコイル基板
4 弾性支持部材
4a,4a 固定端子
5 固定部材
6 ベース
7 駆動用磁石
8 中継部材
8a フレキシブル基板部
8b 導電性部材
9 サブホルダ
10 導電性線材
11 接着材

Claims (10)

  1. 対物レンズと、この対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、複数の駆動コイルと、この駆動コイルの端子の電気的配線を行う中継部材とによって構成されている可動部と、この可動部を少なくともフォーカシング方向とトラッキング方向の2方向に移動可能に支持する導電性の複数の弾性支持部材と、前記可動部を固定しかつ前記弾性支持部材の一方の端部をインサート成型するサブホルダと、前記弾性支持部材の他方の端部をインサート成型して支持する支持部材と備えた光ディスクの対物レンズ駆動装置において、
    前記中継部材を前記弾性支持部材に半田によって電気的に連結し、前記中継部材における前記弾性支持部材との連結部を前記対物レンズ保持部材に対して変形可能に形成したことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 前記中継部材を、少なくとも前記弾性支持部材との連結部に可撓性を有するフレキシブル基板とし、前記対物レンズ保持部材に対して前記連結部が固定されていないことを特徴とする請求項1記載の光ディスクの対物レンズ駆動装置。
  3. 前記フレキシブル基板と前記弾性支持部材との連結部は接触した状態で半田固定されていることを特徴とする請求項1または2記載の光ディスクの対物レンズ駆動装置。
  4. 前記中継部材は、導電性材料から構成され、前記対物レンズ保持部材にインサート成型された導電性端子であって、前記弾性支持部材との連結部から前記対物レンズ保持部材までの間に弾性部を有することを特徴とする請求項1記載の光ディスクの対物レンズ駆動装置。
  5. 前記中継部材は、前記対物レンズ保持部材に巻回されかつ導電性の線材からなり、少なくとも前記弾性支持部材との連結部が前記対物レンズ保持部材に対して固定されていないことを特徴とする請求項1記載の光ディスクの対物レンズ駆動装置。
  6. 対物レンズと、この対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、複数の駆動コイルと、この駆動コイルの端子の電気的配線を行う中継部材とによって構成されている可動部と、この可動部を少なくともフォーカシング方向とトラッキング方向の2方向に移動可能に支持する導電性の複数の弾性支持部材と、前記可動部を固定しかつ前記弾性支持部材の一方の端部をインサート成型するサブホルダと、前記弾性支持部材の他方の端部をインサート成型して支持する支持部材と備えた光ディスクの対物レンズ駆動装置において、
    前記弾性支持部材を前記中継部材に半田で電気的に連結し、前記弾性支持部材における前記中継部材との連結部を前記サブホルダに対して変形可能に構成したことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  7. 対物レンズと、この対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、複数の駆動コイルと、この駆動コイルの端子の電気的配線を行う中継部材とによって構成されている可動部と、この可動部を少なくともフォーカシング方向とトラッキング方向の2方向に移動可能に支持する導電性の複数の弾性支持部材と、前記可動部を固定しかつ前記弾性支持部材の一方の端部をインサート成型するサブホルダと、前記弾性支持部材の他方の端部をインサート成型して支持する支持部材と備えた光ディスクの対物レンズ駆動装置において、
    前記サブホルダから固定部材を延出させ、前記弾性支持部材と前記中継部材とを連結する際に、前記固定部材を前記可動部に接着剤で固定したうえで、前記中継部材の端子に前記弾性支持部材の一方の端部を半田で電気的に連結したことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  8. 記弾性支持部材と前記中継部材との連結部近傍に、前記固定部材の接着剤固定領域を有することを特徴とする請求項7記載の対物レンズ駆動装置。
  9. 光ディスクに対して照射光を発するレーザ光源と、前記光ディスクからの反射光を受光する受光光学系と、請求項1〜8のいずれか1項記載の光ディスクの対物レンズ駆動装置を備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  10. 光ディスクを回転駆動する回転駆動系と、前記光ディスクの半径方向に移動自在に設けられた請求項9記載の光ピックアップ装置とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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