JP4533200B2 - 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置および光ディスクドライブ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、対物レンズ駆動装置およびそれを用いた光ピックアップ装置並びにその光ピックアップ装置を備えた光ディスクドライブ装置に関する。
光ディスクドライブ装置では、光ピックアップ装置のレーザ光源からの光束をディスク状の光記録媒体(以下、光ディスクと言う)に照射し、その光ディスクからの反射光を受光素子で受光して識別することによって情報を読取っている。光ディスクドライブ装置の光ピックアップ装置に搭載されている対物レンズ駆動装置は、光ディスクの反射光から得られる制御信号を用いて、対物レンズをフォーカシング方向と、トラッキング方向に駆動して光ディスクの面振れや、偏芯などの動きに追従させ、光ディスクの記録面上に良好なスポットを形成するようにしている。
対物レンズ駆動装置は、その駆動部は電磁モータが採用されていることが多い。電磁モータには可動部側にコイル、固定部側に磁気回路を配置するムービングコイル方式と、可動部側に磁石、固定部側に駆動コイルを配置するムービングマグネット方式がある。近年、高倍速の記録、再生が望まれるようになり、光ディスクの回転数が高くなっているため大きな加速度が必要となることから、加速度感度の高いムービングコイル方式が有利である。電磁モータでは感度を上げるためにはコイルを貫く磁束を大きくすることが効果的であるが、ムービングマグネット方式では磁束を大きくするために磁石が大きくなると、可動部の質量増加につながり、加速度感度特性を向上させることが難しい。
一方、ムービングコイル方式では、固定部の磁石を大きくすることで磁束を大きくすると、磁束の増加分に比例して加速度感度を増加することができる。しかし、可動部側に駆動コイルが搭載されているため、駆動コイルへの電流供給が一つの課題となっている。
また、ムービングコイル方式においては可動部を導電性の複数の弾性支持部材で駆動コイルに電流を供給すると共に、可動部を弾性的に支持する構成が多い。従来は複数の弾性支持部材として断面が丸形状のワイヤを用いた弾性支持部材方式が多く採用されていたが、最近になって、薄板を高精度にプレスで打ち抜いて棒状に加工し、樹脂に位置決めした状態でインサート成型した一体成型方式も多く採用されるようになってきている。
ここで、光ディスクの高密度化のためには、小さなスポットを形成することが必要であり、このためには対物レンズの開口数(NA)を大きくするか、レーザの波長を短くする必要がある。しかし、NAを大きくしたり、レーザの波長を短くすると、対物レンズの光軸と光ディスクの垂直度がずれることによるコマ収差が発生し易くなり、スポットの品質が劣化する。これによって、記録・再生品質が劣化してしまうという問題が生じる。そのため光ディスクと対物レンズの傾きの精度向上が必要となる。近年では特に傾きに対する精度が厳しくなり、光ディスクと対物レンズの傾き(チルト)を、対物レンズを含む対物レンズ駆動装置の可動部を光ディスクの傾きに合わせてチルト駆動(傾斜動作)を行う3軸駆動または4軸駆動の対物レンズ駆動装置を用いたシステムも提案されている(特許文献1等)。このシステムでは低コスト、省スペース化が可能であり、また、可動部が軽量であるため高速な光ディスクの傾きにも追従させることができる。
ここで、従来の光ディスクドライブ装置に用いられる光ピックアップ装置の対物レンズ駆動装置の一例を以下に説明する。図34は対物レンズ駆動装置の全体斜視図、図35は対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図、図36は対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。
図34において、この対物レンズ駆動装置では、対物レンズ1が対物レンズ保持部材2に保持されており、対物レンズ保持部材2のタンジェンシャル方向における両側の側面にはタンジェンシャル方向を巻回軸とした平面状の駆動コイル3A,3Bが取り付けられている。また、対物レンズ保持部材2のトラッキング方向における両側の側面には中継基板7が取り付けられ、可動部を構成している。中継基板7のランド部にはコイルの端子が接続されている。また、磁性体の板金を折り曲げたベース4の折り曲げ部はヨークになっており、このヨークに駆動磁石6A,6Bが取り付けられ、磁気回路を構成している。駆動磁石6A,6Bはその表面を前述の駆動コイル3A,3Bと所定の隙間を隔てて配置されている。さらに、タンジェンシャル方向を長手方向として、真直なワイヤばね8が配置されており、このワイヤばね8の一端は可動部上の中継基板7のランド部に固定され、ワイヤばね8の他端はベース4に固定された固定部材5に固定されている。尚、ワイヤばね8は導電性であり、その両端は電気的にも接続されていて、固定部材5側の回路基板等から可動部の駆動コイル3A,3Bに電流を供給することによって可動部を所望の方向に駆動することが可能になっている。
次にモータ部の詳細な説明をする。前述の駆動コイル3A,3Bは、図35、図36に示すように、トラッキングコイル31とフォーカシングコイル32およびチルトコイル33であって、トラッキングコイル31のトラッキング方向における両側にはフォーカシングコイル32が配置されている。また、前述の駆動磁石6A,6Bは、フォーカシング方向の着磁境界線aを有し、この着磁境界線aの両側において、各トラッキングコイル31の対向したフォーカシング方向に電流が流れる部分に互いに反対方向の磁束を与え、さらに前記駆動磁石6A,6Bは、トラッキング方向の着磁境界線b、b’を有し、この着磁境界線b、b’の両側において、各フォーカシングコイル32の対向するトラッキング方向に電流が流れる部分に互いに反対方向の磁束を与えるように着磁されている。
ここで、トラッキングコイル31のトラッキング方向における両側にフォーカシングコイル32と略同形状のチルトコイル33が配置されており、そのトラッキング方向に電流が流れる部分はトラッキング方向の着磁境界線b、b’を挟んで両側に配置されている。トラッキングコイル31の両側のチルトコイル33ではフォーカシング方向において反対方向の推力が発生するように電流と磁束の向きが設定されており、チルトコイル33に電流を供給することでラジアルチルト方向に駆動することができる。
特開平10−116431号公報
従来、上記のような構成でチルト駆動の対物レンズ駆動装置を実現することはできていた。しかしながら、光ディスクドライブ装置の高速化(高倍速化)に伴い、推力不足の問題が発生してきている。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、対物レンズ駆動装置において、チルトコイルの駆動トルクを増大させることを目的としている。
より詳しく述べると、本発明では、
(1)対物レンズ駆動装置において、チルトコイルの有効長および作用半径を大きくすることで駆動トルクを増大し、効率の良いチルトコイルを提供すること、
(2)チルトコイルの有効長および作用半径が最も大きくなる構成とし、最良な構成を得ること、
(3)平面コイルを用いた構成でチルトコイルの効率を向上すること、
(4)フォーカシング、トラッキングコイルと組合わせて3軸、または4軸の対物レンズ駆動装置を提供すること、
(5)可動部直巻きが可能な筒状コイルでチルトコイルを構成することで組付性を向上しコストを低減すること、
(6)チルトコイルがフォーカシング方向の着磁境界線を跨ぐようにすることで、フォーカシング、トラッキングオフセット時のクロスアクションを低減すること、
(7)チルトコイルを対物レンズに対するバランサに兼用することで、軽量かつ、高次共振特性を高くし、さらにはクロスアクションを低減すること、
(8)ムービングマグネット方式の対物レンズ駆動装置でチルトコイルの有効長および作用半径を大きくすることで駆動トルクを増大すること、
(9)対物レンズ駆動装置のチルトコイルの効率を上げることでスポットを維持し、良好な信号を得ることができる光ピックアップ装置を提供すること、
(10)良好な信号が得られる光ピックアップ装置を用いることで、データの読み書きを良好に行うことが可能な光ディスクドライブ装置を提供すること、
などを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明では以下のような技術的手段を採っている。
本発明の第1の手段は、対物レンズと、該対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、複数の駆動コイルとからなる可動部と、前記駆動コイルの少なくとも一部に近接して配置され且つ磁束が貫くように着磁された駆動磁石と、からなる対物レンズ駆動装置において、前記複数の駆動コイルの一つは前記対物レンズをチルトさせるチルトコイルであって、該チルトコイルは、前記駆動磁石の着磁方向であるタンジェンシャル方向から見て前記対物レンズのフォーカシング方向とトラッキング方向に対して傾斜した二つの斜辺を有し、該チルトコイルの前記駆動磁石に近接する二つの斜辺の延長線が、前記可動部の重心を通るタンジェンシャル方向の略中心軸を通っていることを特徴とする(請求項1)。
本発明の第2の手段は、第1の手段の対物レンズ駆動装置において、前記チルトコイルの斜辺は、前記駆動磁石の着磁方向から見て、前記可動部の中心と、前記駆動磁石の前記チルトコイルが近接する領域における前記可動部の中心と最も遠い頂点とを結ぶ線に略平行であることを特徴とする(請求項2)。
また、本発明の第3の手段は、第1または第2の手段の対物レンズ駆動装置において、前記チルトコイルは前記駆動磁石の着磁方向を巻回軸とし、かつ略三角形または略台形形状をしており、該チルトコイルの少なくとも一部の辺に近接する前記駆動磁石は、前記三角形または台形を形成する二つの斜辺のそれぞれに対して反対方向の磁束を与えていることを特徴とする(請求項3)。
本発明の第4の手段は、第3の手段の対物レンズ駆動装置において、前記複数の駆動コイルは、前記着磁方向を中心軸として巻回された平面状のフォーカシングコイルとトラッキングコイルおよび前記チルトコイルであって、前記トラッキングコイルのトラッキング方向における両側にはフォーカシングコイルが配置されており、前記駆動磁石はフォーカシング方向の着磁境界線aを有し、該着磁境界線aの両側に配置される各トラッキングコイルの対向するフォーカシング方向に電流が流れる部分に互いに反対方向の磁束を与え、さらに前記駆動磁石はトラッキング方向の着磁境界線b、b’を有し、該着磁境界線b、b’の両側に配置される各フォーカシングコイルの対向するトラッキング方向に電流が流れる部分に互いに反対方向の磁束を与えるように着磁されており、前記着磁境界線aまたは前記着磁境界線b、b’を挟んで略両側に前記チルトコイルの二つの斜辺がそれぞれ配置されていることを特徴とする(請求項4)。
本発明の第5の手段は、第3の手段の対物レンズ駆動装置において、前記複数の駆動コイルは、前記着磁方向を中心軸として巻回された平面状のフォーカシングコイルとトラッキングコイルおよび前記チルトコイルであって、前記フォーカシングコイルのトラッキング方向における両側にはトラッキングコイルが配置されており、前記駆動磁石はトラッキング方向の着磁境界線cを有し、該着磁境界線cの両側に配置される各フォーカシングコイルのトラッキング方向に電流が流れる部分に、互いに反対方向の磁束を与えるように着磁されており、前記着磁境界線cを挟んで略両側に前記チルトコイルの二つの斜辺がそれぞれ配置されていることを特徴とする(請求項5)。
本発明の第6の手段は、第3の手段の対物レンズ駆動装置において、前記複数の駆動コイルは、前記着磁方向を中心軸として巻回された平面状のフォーカシングコイルとトラッキングコイルおよび前記チルトコイルであって、前記駆動磁石はフォーカシング方向の着磁境界線dを有し、該着磁境界線dの両側に配置される各トラッキングコイルのフォーカシング方向に電流が流れる部分に互いに反対方向の磁束を与え、さらに前記駆動磁石は前記着磁境界線dと略十字状に交わる着磁境界線eを有し、該着磁境界線eの両側に配置される各フォーカシングコイルのトラッキング方向に電流が流れる部分に互いに反対方向の磁束を与えるように着磁されており、前記着磁境界線d、または前記着磁境界線eを挟んで両側に前記チルトコイルの二つの斜辺がそれぞれ配置されていることを特徴とする(請求項6)。
本発明の第7の手段は、第1または第2の手段の対物レンズ駆動装置において、前記チルトコイルはフォーカシング方向とトラッキング方向を含む平面上で、かつ前記対物レンズの光軸と所定の角度をもつ軸を中心として巻回されている筒状コイルであり、該チルトコイルは、前記駆動磁石の着磁方向であるタンジェンシャル方向から見て前記対物レンズのフォーカシング方向とトラッキング方向に対して傾斜した二つの斜辺を有し、該チルトコイルの二つの斜辺に近接する前記駆動磁石は、前記チルトコイルの近接する二つの斜辺の略中心に対して両側で反対方向の磁束を与えていることを特徴とする(請求項7)。
本発明の第8の手段は、第1〜4、6、7のいずれか一つの手段の対物レンズ駆動装置において、前記駆動磁石の着磁方向はフォーカシング方向の着磁境界線を有し、該着磁境界線に対してトラッキング方向における両側で反対方向であることを特徴とする(請求項8)。
また、本発明の第9の手段は、第1〜4、6、7のいずれか一つの手段の対物レンズ駆動装置において、前記チルトコイルのみの重心が、前記可動部全体の重心に対して対物レンズと反対側に配置されていることを特徴とする(請求項9)。
本発明の第10の手段は、対物レンズと、該対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、矩形の駆動磁石とからなる可動部と、固定部に巻回された複数の駆動コイルとからなり、該駆動コイルの少なくとも一部の辺は、該駆動磁石が発生する磁束に対して略垂直に電流が流れるように前記駆動磁石に近接して配置されている対物レンズ駆動装置において、前記複数の駆動コイルの一つは前記対物レンズをチルトさせるチルトコイルであって、該チルトコイルは、前記駆動磁石の着磁方向であるタンジェンシャル方向から見て前記対物レンズのフォーカシング方向とトラッキング方向に対して傾斜した二つの斜辺を有し、
該チルトコイルの前記駆動磁石に近接する二つの斜辺の延長線が、前記可動部の重心を通るタンジェンシャル方向の略中心軸を通っており、該チルトコイルの前記駆動磁石に近接する二つの斜辺は前記矩形の駆動磁石の略対角方向に略平行であることを特徴とする(請求項10)。
本発明の第11の手段は、光記録媒体に対して情報の記録または再生あるいは消去を行なう光ピックアップ装置において、前記光記録媒体に対して照射光を発する光源と、前記光記録媒体からの反射光を受光する受光光学系と、第1〜第10のいずれか一つの手段の対物レンズ駆動装置を備えることを特徴とする(請求項11)。
また、本発明の第12の手段は、ディスク状の光記録媒体を回転駆動する回転駆動系と、前記光記録媒体の半径方向に移動自在に設けられた光ピックアップ装置とを備える光ディスクドライブ装置において、前記光ピックアップ装置として、第11の手段の光ピックアップ装置を備えたことを特徴とする(請求項12)。
第1の手段の対物レンズ駆動装置においては、チルトコイルは、駆動磁石の着磁方向であるタンジェンシャル方向から見て対物レンズのフォーカシング方向とトラッキング方向に対して傾斜した二つの斜辺を有し、チルトコイルの駆動磁石に近接する二つの斜辺の延長線が、可動部の重心を通るタンジェンシャル方向の略中心軸を通っていることにより、チルトコイルの有効長および作用半径を大きくすることができ、駆動トルクを増大して効率の良いチルトコイルを提供することができる。
また、第2の手段の対物レンズ駆動装置においては、チルトコイルの有効長および作用半径が最も大きくなる構成とし、最良な構成を得ることができる。
さらに第3の手段の対物レンズ駆動装置においては、平面コイルを用いた構成でチルトコイルの効率を向上することができる。
さらに第4〜6のいずれかの手段の対物レンズ駆動装置においては、フォーカシング、トラッキングコイルと組合わせて3軸、または4軸の対物レンズ駆動装置を実現することができる。

第7の手段の対物レンズ駆動装置においては、可動部直巻きが可能な筒状コイルでチルトコイルを構成することで組付性を向上し、コストを低減することができる。
また、第8の手段の対物レンズ駆動装置においては、チルトコイルがフォーカシング方向の着磁境界線を跨ぐようにすることで、フォーカシング、トラッキングオフセット時のクロスアクションを低減することができる。
さらに第9の手段の対物レンズ駆動装置においては、チルトコイルを対物レンズに対するバランサに兼用することで、軽量かつ、高次共振特性を高くすることができ、さらにはクロスアクションを低減することができる。
また、第10の手段の対物レンズ駆動装置においては、ムービングマグネット方式の対物レンズ駆動装置でチルトコイルの有効長および作用半径を大きくすることで、駆動トルクを増大することができる。
第11の手段の光ピックアップ装置においては、第1〜第10のいずれか一つの手段の対物レンズ駆動装置を備えることにより、チルトコイルの効率を上げて、良好なスポットを維持し、良好な信号を得ることができる光ピックアップ装置を実現することができる。
また、第12の手段の光ディスクドライブ装置においては、第11の手段の良好な信号が得られる光ピックアップ装置を用いることにより、データの読み書きを良好に行うことが可能な光ディスクドライブ装置を実現することができる。
以下、本発明の具体的な構成、動作および作用を、図示の実施例に基いて詳細に説明する。
[実施例1(平面コイル:左右対称上下同一磁気回路の構成例)]
[実施例1−1(フォーカシングコイルに重ねてチルトコイルを配置)]
まず本発明の第1〜4の手段に係る実施例1−1を以下に説明する。本実施例の構成の説明図を図1〜図3に示す。図1は対物レンズ駆動装置の全体斜視図、図2は対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図、図3は対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。
図1、図2に示すように、対物レンズ1が対物レンズ保持部材2に保持されており、対物レンズ保持部材2のタンジェンシャル方向における両側の側面にはタンジェンシャル方向を巻回軸とした平面状の駆動コイル3A,3Bが取り付けられている。また、対物レンズ保持部材2のトラッキング方向における両側の側面には中継基板7が取り付けられ、可動部を構成している。中継基板7のランド部にはコイルの端子が接続されている。
また、磁性体の板金を折り曲げたベース4の折り曲げ部はヨークになっており、該ヨークには駆動磁石6A,6Bが取り付けられ、磁気回路を構成している。駆動磁石6A,6Bはその表面を前述の駆動コイル3A,3Bと所定の隙間を隔てて配置されている。
さらに、タンジェンシャル方向を長手方向として、真直なワイヤばね8が配置されており、ワイヤばね8の一端は可動部上の中継基板7のランド部に固定され、ワイヤばね8の他端はベースに固定された固定部材5に固定されている。尚、ワイヤばね8は導電性であり、その両端は電気的にも接続されていて、固定部材5側の回路基板等から駆動コイルに電流を供給することによって可動部を所望の方向に駆動することが可能になっている。
次にモータ部の詳細な説明をする。前述の駆動コイル3A,3Bは、図2、図3に示すように、トラッキングコイル31とフォーカシングコイル32およびチルトコイル33であって、トラッキングコイル31のトラッキング方向における両側にはフォーカシングコイル32が配置されている。また、前述の駆動磁石6A,6Bは、図3に示すように、フォーカシング方向の着磁境界線aを有し、この着磁境界線aの両側において、各トラッキングコイル31の対向したフォーカシング方向に電流が流れる部分に互いに反対方向の磁束を与え、さらに、前記駆動磁石6A,6Bはトラッキング方向の着磁境界線b、b’を有し、この着磁境界線b、b’の両側において、各フォーカシングコイル32の対向するトラッキング方向に電流が流れる部分に互いに反対方向の磁束を与えるように着磁されている。なお、この駆動磁石6A,6Bは、一つの磁石を多極に着磁しても良いし、または幾つかの磁石を複数並べて構成してもよい。
ここで、図3においては、トラッキングコイル31のトラッキング方向における両側に三角形状のチルトコイル33が配置されており、その二つの斜辺はトラッキング方向の着磁境界線b、b’を挟んで両側に配置されている。
また、タンジェンシャル方向から見て、この二つの斜辺の延長線は可動部の中心と略一致するようになっている。ここで可動部の中心とは、可動部全体の質量中心である重心および、ワイヤばね8の支持中心の両方を意味する。
このように三角形状のチルトコイル33にし、傾斜角度αの斜辺を設けることにより、図5(a)に示すように、チルトコイル33の有効長を長く確保することができ、また、作用半径rもr’と大きくなるため、駆動トルクFもより大きな駆動トルク(推力)F’を得ることができる。
また、チルトコイル33の斜辺は、駆動磁石6A,6Bの頂点と中立位置における可動部の中心(=駆動磁石の中心)とを結ぶ線と略平行になるようにすることで最も高い効果を得ることができる。
本発明におけるチルトコイル33のトルクは従来のトルクをToldとすると、従来の構成(チルトコイルの有効部がトラッキング方向の場合)に対する駆動トルクTnewの向上率は、
Tnew=(cosα)^2*Told
となり、αを横軸、トルク向上率を縦軸に取ると幾何学的には図5(b)に示すようなトルク向上率を見込むことができる。
ここで可動部がフォーカシング方向に移動した時にチルトコイル33の斜辺が着磁境界線b、b’を跨いでしまうため、不要な力が発生し、クロスアクションが発生しやすい。これが問題となる場合には、チルトコイル33の形状を図4に示すように台形にするとよい。但し、台形の場合はチルトコイル33の無効長の部分の比率が大きくなってしまうため、効率は低下してしまう。
なお、以上のような平面コイルを用いたモータ構成では、図6および図7に示すように、トラッキングコイル31、フォーカシングコイル32およびチルトコイル33として、プリント基板に渦巻状のコイルパターンを形成したプリントコイル3A’,3B’を複数用いて構成してもよい。図7に示すようなプリントコイルは巻線コイルに比較して部品単価は高いが、組付け性が良いため、本実施例のような複雑なコイル構成の場合、トータルでは低コストな対物レンズ駆動装置を提供することができる。
[実施例1−2(トラッキングコイル部にチルトコイルを配置)]
次に本発明の第8の手段に係る実施例1−2を以下に説明する。本実施例の構成の説明図を、図8〜図10に示す。図8は対物レンズ駆動装置の全体斜視図、図9は対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図、図10は対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。
前述の実施例1−1ではトラッキング方向の着磁境界線b、b’の両側にチルトコイル33の斜辺が配置されていた。ところが、フォーカシング方向に可動部が駆動されたとき、駆動コイル3A,3Bが駆動磁石6A,6Bに対してオフセットする状態となる。駆動磁石6A,6Bによる磁束密度分布は均一にすることが難しいため、オフセットすると不要な推力が発生する。また、光ディスクのフォーカシング方向の可動範囲は比較的大きいため(±1mm程度)、クロスアクションが増大するなどという問題が発生することになる。そこで、この実施例1−2ではチルトコイル33をトラッキングコイル31と重なるように配置し、チルトコイル33の斜辺はトラッキング方向ではなく、フォーカシング方向の着磁境界線aを跨ぐようにすることでオフセットによるクロスアクションを低減するようにしている。
[実施例1−3(トラッキングコイルの下方にチルトコイルを配置)]
次に本発明の第9の手段に係る実施例1−3を以下に説明する。本実施例の構成の説明図を図11〜図13に示す。図11は対物レンズ駆動装置の全体斜視図、図12は対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図、図13は対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。
前述の実施例1−2ではチルトコイル33をトラッキングコイル31に重ねて配置したが、この実施例1−3では、チルトコイル33をトラッキングコイル31のフォーカシング方向で対物レンズ1と反対側に並べて配置した例である。ここで可動部の中心はあくまでトラッキングコイル31の推力中心と一致するようにレイアウトされている。従って対物レンズ駆動装置全体の大きさを同じとした時には、実施例1−2に比較して可動部の中心がより光ディスク側に配置されるようになる。従って対物レンズ1の主点と可動部中心との距離を小さくすることができるので、チルト動作によるトラッキング方向へのクロスアクションを低減することができる。また、対物レンズ1の主点が可動部重心に近い方が可動部の弾性変形による高次共振の振幅が小さくなるため、サーボの帯域を高く設定することができるようになる。さらにチルトコイル33が可動部の下方に位置することになるので、対物レンズ1にガラスレンズなどを用いた場合には、特にチルトコイル33の質量増加によって、フォーカシング、トラッキングの加速度特性を劣化させることがなく、良好な加速度特性を得ることができる。
[実施例2(平面コイル:上下2極着磁磁気回路の構成例)]
次に本発明の第5の手段に係る実施例2を以下に説明する。本実施例の構成の説明図を図14〜図16に示す。図14は対物レンズ駆動装置の全体斜視図、図15は対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図、図16は対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。
図14、図15に示すように、対物レンズ1が対物レンズ保持部材2に保持されており、対物レンズ保持部材2のタンジェンシャル方向における両側の側面にはタンジェンシャル方向を巻回軸とした平面状の駆動コイル3A,3Bが取り付けられている。また、対物レンズ保持部材2のトラッキング方向における両側の側面には中継基板7が取り付けられ、可動部を構成している。中継基板7のランド部にはコイルの端子が接続されている。また、磁性体の板金を折り曲げたベース4の折り曲げ部はヨークになっており、このヨークに駆動磁石6A,6Bが取り付けられ、磁気回路を構成している。駆動磁石6A,6Bはその表面を前述の駆動コイル3A,3Bと所定の隙間を隔てて配置されている。さらに、タンジェンシャル方向を長手方向として、真直なワイヤばね8が配置されており、このワイヤばね8の一端は可動部上の中継基板7のランド部に固定され、ワイヤばね8の他端はベース4に固定された固定部材5に固定されている。尚、ワイヤばね8は導電性であり、その両端は電気的にも接続されていて、固定部材5側の回路基板等から駆動コイル3A,3Bに電流を供給することによって可動部を所望の方向に駆動することが可能になっている。
次にモータ部の詳細な説明をする。図15および図16に示すように、可動部のタンジェンシャル方向片側における駆動コイル3A(3B)は、一つのフォーカシングコイル32と4連のトラッキングコイル31および、2連のチルトコイル33で構成されている。前述の駆動磁石6A(6B)はトラッキング方向の着磁境界線cを有し、該着磁境界線cの両側で、フォーカシングコイル32のトラッキング方向に電流が流れる部分に反対方向の磁束を与えている。着磁境界線cのフォーカシング方向における両側、かつフォーカシングコイル32のトラッキング方向における両側にはそれぞれトラッキングコイル31が配置され、各々のフォーカシング方向に電流が流れ、フォーカシングコイル32に隣接する部分のみを駆動磁石6A(6B)の表面近傍に配置されている。駆動磁石6A(6B)は、一つの磁石を多極に着磁しても良いし、または幾つかの磁石を複数並べて構成してもよい。
ここで、フォーカシングコイル32のトラッキング方向における両側に隣接し、トラッキングコイル31の一部と重なった位置に三角形状のチルトコイル33が配置されている。チルトコイル33の二つの斜辺はトラッキング方向の着磁境界線cを跨いで両側に配置されている。
タンジェンシャル方向から見て、この二つの斜辺の延長線は可動部の中心と略一致するようになっている。ここで可動部の中心とは、質量中心である重心および、ワイヤばね8の支持中心の両方を意味する。このようにすることで、チルトコイル33の有効長を長く確保することができ、また、作用半径も大きくなるため、大きな駆動トルクを得ることが可能となる。
[実施例3(平面コイル:4極着磁磁気回路の構成例)]
[実施例3−1(トラッキング方向に並べてチルトコイルを配置)]
次に本発明の第6の手段に係る実施例3−1を以下に説明する。本実施例の構成の説明図を図17〜図19に示す。図17は対物レンズ駆動装置の全体斜視図、図18は対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図、図19は対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。
図17、図18に示すように、対物レンズ1が対物レンズ保持部材2に保持されており、対物レンズ保持部材2のタンジェンシャル方向における両側の側面にはタンジェンシャル方向を巻回軸とした平面状の駆動コイル3A,3Bが取り付けられている。また、対物レンズ保持部材2のトラッキング方向における両側の側面には中継基板7が取り付けられ、可動部を構成している。中継基板7のランド部にはコイルの端子が接続されている。また、磁性体の板金を折り曲げたベース4の折り曲げ部はヨークになっており、このヨークに駆動磁石6A,6Bが取り付けられ、磁気回路を構成している。駆動磁石6A,6Bはその表面を前述の駆動コイル3A,3Bと所定の隙間を隔てて配置されている。さらに、タンジェンシャル方向を長手方向として、真直なワイヤばね8が配置されており、このワイヤばね8の一端は可動部上の中継基板7のランド部に固定され、ワイヤばね8の他端はベース4に固定された固定部材5に固定されている。尚、ワイヤばね8は導電性であり、その両端は電気的にも接続されていて、固定部材5側の回路基板等から駆動コイル3A,3Bに電流を供給することによって可動部を所望の方向に駆動することが可能になっている。
次にモータ部の詳細な説明をする。図18および図19に示すように、可動部のタンジェンシャル方向片側における駆動コイル3A(3B)は、2連のフォーカシングコイル32と2連のトラッキングコイル31および、2連のチルトコイル33で構成されている。駆動磁石6A(6B)はトラッキング方向の着磁境界線dを有し、該着磁境界線dのフォーカシング方向における両側には2連のトラッキングコイル31がそれぞれ1個ずつフォーカシング方向に並んでいる。さらに駆動磁石6A(6B)には着磁境界線dと十字状にフォーカシング方向の着磁境界線eを有し、該着磁境界線eのトラッキング方向における両側には2連のフォーカシングコイル32がそれぞれ1個ずつトラッキング方向に並んでいる。これらのフォーカシングコイル32とトラッキングコイル31は互いに重なっていても良いし、同一面に並べて配置しても良い(図では重なっている例を示している)。
ここで、フォーカシング方向の着磁境界線eのトラッキング方向における両側に三角形状のチルトコイル33が配置されている。チルトコイル33の二つの斜辺はトラッキング方向の着磁境界線dを跨いで両側に配置されている。
タンジェンシャル方向から見て、この二つの斜辺の延長線は可動部の中心と略一致するようになっている。ここで可動部の中心とは、質量中心である重心および、ワイヤばね8の支持中心の両方を意味する。このようにすることで、チルトコイル33の有効長を長く確保することができ、また、作用半径も大きくなるため、大きな駆動トルクを得ることが可能となる。
[実施例3−2(トラッキング方向およびフォーカシング方向に並べてチルトコイルを配置)]
次に本発明の第6の手段に係る別の実施例3−2を以下に説明する。本実施例の構成の説明図を図20〜図22に示す。図20は対物レンズ駆動装置の全体斜視図、図21は対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図、図22は対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。
前述の実施例3−1でチルト方向の推力が足りない場合には、図20〜図23に示すように、チルトコイル33を4連にしても良い。この場合は、実施例3−1の構成に加えて、トラッキング方向の着磁境界線dのフォーカシング方向における両側に三角形状のチルトコイル33を追加し、これらのチルトコイル33の二つの斜辺はフォーカシング方向の着磁境界線eを跨いで両側に配置されるようにする。
この構成では実施例3−1に対してチルトコイル33の占有する体積が倍になるので、チルト推力を増大することが可能である。
[実施例3−3(トラッキングコイルの下方にチルトコイルを配置)]
次に本発明の第6、第9の手段に係る実施例3−3を以下に説明する。本実施例の構成の説明図を図23〜図25に示す。図23は対物レンズ駆動装置の全体斜視図、図24は対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図、図25は対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。
この実施例3−3では図23〜図25に示すように、トラッキングコイル31と同一な面上で、フォーカシング方向の対物レンズ1と反対側にチルトコイル33が配置されている。すなわち可動部のタンジェンシャル方向片側における駆動コイル3A(3B)は、2連のフォーカシングコイル32と1連のトラッキングコイル31および、1連のチルトコイル33で構成されている。駆動磁石6A(6B)はトラッキング方向の着磁境界線dを有し、該着磁境界線dのフォーカシング方向における対物レンズ1側(光ディスク側)にはトラッキングコイル31が配置されている。さらに駆動磁石6A(6B)には着磁境界線dと十字状にフォーカシング方向の着磁境界線eを有し、該着磁境界線eのトラッキング方向における両側には2連のフォーカシングコイル32がそれぞれ1個ずつトラッキング方向に並んでいる。
ここで、トラッキング方向の着磁境界線dのフォーカシング方向における対物レンズ1と反対側に三角形状のチルトコイル33がトラッキングコイル31と同一面上に配置されている。このチルトコイル33の二つの斜辺はフォーカシング方向の着磁境界線eを跨いで両側に配置されている。
ここで可動部の中心はあくまでトラッキングコイル31の推力中心と一致するようにレイアウトされている。従って対物レンズ駆動装置全体の大きさを同じとした時には、実施例3−1や実施例3−2に比較して可動部の中心がより光ディスク側に配置されるようになる。これによって対物レンズ1の主点と可動部中心との距離を小さくすることができるので、チルト動作によるトラッキング方向へのクロスアクションを低減することができる。また、対物レンズ1の主点が可動部重心に近い方が可動部の弾性変形による高次共振の振幅が小さくなるため、サーボの帯域を高く設定することができるようになる。さらにチルトコイル33が可動部の下方に位置することになるので、対物レンズ1にガラスレンズなどを用いた場合には、特にチルトコイル33の質量増加によって、フォーカシング、トラッキングの加速度特性を劣化させることがなく、良好な加速度特性を得ることができる。
[実施例4(チルトコイルを対物レンズ保持部材に巻きつけた構成例)]
次に本発明の第7の手段に係る実施例4を以下に説明する。本実施例の構成の説明図を図26〜図28に示す。図26は対物レンズ駆動装置の全体斜視図、図27は対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図、図28は対物レンズ駆動装置のモータ部のチルトコイルと駆動磁石のみを示す要部平面図である。
図26、図27に示すように、対物レンズ1が対物レンズ保持部材2に保持されており、対物レンズ保持部材2のタンジェンシャル方向における両側の側面にはタンジェンシャル方向を巻回軸とした平面状の駆動コイル3A,3B(ここではフォーカシングコイル32およびトラッキングコイル31)と筒状のチルトコイル33が取り付けられている。また、対物レンズ保持部材2のトラッキング方向における両側の側面には中継基板7が取り付けられ、可動部を構成している。中継基板7のランド部にはコイルの端子が接続されている。また、磁性体の板金を折り曲げたベース4の折り曲げ部はヨークになっており、このヨークに駆動磁石6A,6Bが取り付けられ、磁気回路を構成している。駆動磁石6A,6Bはその表面を前述の駆動コイル3A,3Bと所定の隙間を隔てて配置されている。さらに、タンジェンシャル方向を長手方向として、真直なワイヤばね8が配置されており、このワイヤばね8の一端は可動部上の中継基板7のランド部に固定され、ワイヤばね8の他端はベース4に固定された固定部材5に固定されている。尚、ワイヤばね8は導電性であり、その両端は電気的にも接続されていて、固定部材5側の回路基板等から駆動コイル3A,3Bに電流を供給することによって可動部を所望の方向に駆動することが可能になっている。
次にモータ部の詳細な説明をする。図27および図28に示すように、可動部のタンジェンシャル方向側面の駆動コイル3A(3B)は、一つの平面状のフォーカシングコイル32と4連の平面状のトラッキングコイル31で構成され、さらに2連の筒状チルトコイル33が設けられている。前述の駆動磁石6A,6Bはトラッキング方向の着磁境界線fを有し、該着磁境界線fの両側で、フォーカシングコイル32のトラッキング方向に電流が流れる部分に反対方向の磁束を与えている。着磁境界線fのフォーカシング方向における両側、かつフォーカシングコイル32のトラッキング方向における両側にはそれぞれトラッキングコイル31が配置され、各々のフォーカシング方向に電流が流れ、フォーカシングコイル32に隣接する部分のみを駆動磁石6A(6B)の表面近傍に配置されている。駆動磁石6A(6B)は、一つの磁石を多極に着磁しても良いし、または幾つかの磁石を複数並べて構成してもよい。
ここでチルトコイル33は対物レンズ1の光軸と所定の角度±αをなす軸を中心として筒状に対物レンズ保持部材2に直巻されている。チルトコイル33の対物レンズ保持部材2のタンジェンシャル方向両側側面の斜めの辺は駆動磁石6A,6Bの表面近傍に配置されている。
タンジェンシャル方向から見て、この二つの斜辺の延長線は可動部の中心と略一致するようになっている。ここで可動部の中心とは、質量中心である重心および、ワイヤばね8の支持中心の両方を意味する。このようにすることで、チルトコイル33の有効長を長く確保することができ、また、作用半径も大きくなるため、大きな駆動トルクを得ることが可能となる。
本構成のチルトコイル33のように対物レンズ保持部材2にコイルを直巻する構成は、組付け性も容易なので、低コストで実現することができ、また、対物レンズ保持部材2に対する組付け誤差が小さい。さらに、フォーカシングコイル32とトラッキングコイル31をプリントコイルなどで構成すれば、3軸、4軸駆動の対物レンズ駆動装置を比較的容易に実現することが可能である。
[実施例5(ムービングマグネット方式の構成例)]
本発明の第10の手段に係る実施例5を以下に説明する。本実施例の構成の説明図を、図29〜図31に示す。図29は対物レンズ駆動装置の全体斜視図、図30は対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図、図31は対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。
図29、図30に示すように、対物レンズ1が対物レンズ保持部材2に保持されており、対物レンズ保持部材2のタンジェンシャル方向における両側の側面にはフォーカシング方向の着磁境界線gを有し、タンジェンシャル方向に2極に着磁された駆動磁石6A,6Bが取り付けられ、可動部を構成している。また、ベース4側にはフォーカシングコイル32、トラッキングコイル31およびチルトコイル33からなる駆動コイル3A,3Bが取り付けられている。駆動コイル3A,3Bはその表面を前述の駆動磁石6A,6Bと所定の隙間を隔てて配置されている。さらに、タンジェンシャル方向を長手方向として、真直なワイヤばね8が配置されており、このワイヤばね8の一端は可動部側面に固定され、ワイヤばね8の他端はベース4に固定された固定部材5に固定されている。駆動コイル3A,3Bは図示しない配線を介して固定部材5の回路基板等と接続され、駆動コイル3A,3Bに電流を供給することによって可動部を所望の方向に駆動することが可能になっている。
次にモータ部の詳細な説明をする。図29〜31に示すように、可動部に対向するタンジェンシャル方向片側の駆動コイル3A(3B)は、2連のフォーカシングコイル32と2連のトラッキングコイル31および、1連のチルトコイル33で構成されている。対物レンズ駆動装置としては、これらの駆動コイル3A(3B)は可動部を挟んでタンジェンシャル方向両側に配置されるので、これらが直列につながっている。前述の可動部側に設けた駆動磁石6A,6Bはフォーカシング方向の着磁境界線gを有し、該着磁境界線gの両側で、反対方向の磁束が発生している。着磁境界線gのトラッキング方向における両側には、トラッキング方向を巻回軸とし、互いに反対方向に巻回されたフォーカシングコイル32と、フォーカシング方向を巻回軸とし、互いに反対方向に巻回されたトラッキングコイル31が配置されている。また、チルトコイル33は、前述の矩形の駆動磁石6A(6B)の対角線の方向に平行になるように巻回されている。そして、各々の駆動コイルに電流を流すことによって各々の軸方向に可動部を駆動することが可能である。
また、タンジェンシャル方向から見て、駆動磁石6A(6B)の着磁境界線gは可動部の中心と略一致するようになっている。ここで可動部の中心とは、質量中心である重心および、ワイヤばね8の支持中心の両方を意味する。このようにすることでチルトコイル33の効率が向上し、大きな駆動トルクを得ることが可能となる。
[実施例6(実施例1〜5のいずれかの対物レンズ駆動装置を搭載した光ピックアップ装置の実施例)]
次に本発明の第11の手段に係る実施例6の構成を図32を用いて説明する。図32は光ピックアップ装置の一構成例を示す概略構成図である。この光ピックアップ装置42に搭載されている光源(例えば半導体レーザ(LD))43から出射した拡散光は、コリメートレンズ44によって略平行光になる。その後ビームスプリッタ45を通り、立上げミラー46により光路を折り曲げられる。立上げミラー46によって光路を折り曲げられた平行光は光ピックアップ装置42に搭載された対物レンズ駆動装置41の対物レンズ1に入射し、光記録媒体である光ディスク16上に微小なスポットを形成する。スポットによる光ディスク16からの反射光はビームスプリッタ45によって入射した方向と向きを90度変えて、受光光学系50の集光レンズ47とシリンドリカルレンズ48を通った後、受光素子49に入射する。尚、光ディスク16上のスポットの反射光が受光素子49に入射するように配置しておき、受光素子49で得られた信号(フォーカシングエラー信号、トラッキングエラー信号等)を元にして対物レンズ駆動装置41のフォーカシングコイル32とトラッキングコイル31を駆動することによって光ディスク16に対して対物レンズ1を追従することで光ディスクの情報を得ることができる。
ここで、光ピックアップ装置42に搭載されている対物レンズ駆動装置41としては、実施例1〜実施例5で説明した、フォーカシング動作、トラッキング動作によるチルト変動が小さい対物レンズ駆動装置41が搭載されているため、良好な信号を得られる光ピックアップ装置を実現することができる。
[実施例7(実施例6の光ピックアップ装置を搭載した光ディスクドライブ装置の実施例)]
次に本発明の第12の手段に係る実施例7の構成を図33を用いて説明する。図33は光ディスクドライブ装置の一構成例を示す図であって、(a)は光ディスクドライブ装置の概略平面図、(b)は光ディスクドライブ装置の概略側面図である。
光ディスクドライブ装置の筐体51に防振ゴム52を介してピックアップモジュールベース53が設置されている。ピックアップモジュールベース53には光ディスク16を回転させるスピンドルモータ54が固定されている。また、ピックアップモジュールベース53に取り付けられたシークレール55には図32に示した構成の光ピックアップ装置42が搭載されている。この光ピックアップ装置42はシークレール55上を光ディスク16の半径方向に移動可能である。
ここで本実施例の光ディスクドライブ装置に搭載されている光ピックアップ装置42は、実施例6で説明したような良好なスポットを維持し、良好な信号を得ることができる光ピックアップ装置であるため、記録・再生性能が優れた光ディスクドライブ装置を提供することができる。
本発明の一実施例を示す対物レンズ駆動装置の全体斜視図である。 図1に示す対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図である。 図1に示す対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。 図1に示す対物レンズ駆動装置のモータ部の別の構成を示す要部平面図である。 チルトコイルを三角形状にした場合の作用効果の説明図であり、(a)はチルトコイルに角度αの傾斜辺を設けた場合のコイル有効長の変化と作用半径および推力の変化を示す図、(b)はチルトコイルの傾斜辺の角度αに対するトルク向上率を示す図である。 本発明の別の実施例を示す対物レンズ駆動装置の全体斜視図である。 図6に示す対物レンズ駆動装置の駆動コイルをプリント基板に形成した場合の例を示すプリントコイルの平面図である。 本発明のさらに別の実施例を示す対物レンズ駆動装置の全体斜視図である。 図8に示す対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図である。 図8に示す対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。 本発明のさらに別の実施例を示す対物レンズ駆動装置の全体斜視図である。 図11に示す対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図である。 図11に示す対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。 本発明のさらに別の実施例を示す対物レンズ駆動装置の全体斜視図である。 図14に示す対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図である。 図14に示す対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。 本発明のさらに別の実施例を示す対物レンズ駆動装置の全体斜視図である。 図17に示す対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図である。 図17に示す対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。 本発明のさらに別の実施例を示す対物レンズ駆動装置の全体斜視図である。 図20に示す対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図である。 図20に示す対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。 本発明のさらに別の実施例を示す対物レンズ駆動装置の全体斜視図である。 図23に示す対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図である。 図23に示す対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。 本発明のさらに別の実施例を示す対物レンズ駆動装置の全体斜視図である。 図26に示す対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図である。 図26に示す対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。 本発明のさらに別の実施例を示す対物レンズ駆動装置の全体斜視図である。 図29に示す対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図である。 図29に示す対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。 本発明のさらに別の実施例を示す光ピックアップ装置の概略構成図である。 本発明のさらに別の実施例を示す光ディスクドライブ装置の構成説明図である。 従来技術の一例を示す対物レンズ駆動装置の全体斜視図である。 図34に示す対物レンズ駆動装置の可動部のみを示す要部斜視図である。 図34に示す対物レンズ駆動装置のモータ部のみを示す要部平面図である。
符号の説明
1:対物レンズ
2:対物レンズ保持部材
3A,3B:駆動コイル
4:ベース
5:固定部材
6A,6B:駆動磁石
7:中継基板
8:ワイヤばね
16:光ディスク(光記録媒体)
31:トラッキングコイル
32:フォーカシングコイル
33:チルトコイル
41:対物レンズ駆動装置
42:光ピックアップ装置
43:光源
44:コリメートレンズ
45:ビームスプリッタ
46:立上げミラー
47:集光レンズ
48:シリンドリカルレンズ
49:受光素子
50:受光光学系
51:筐体
52:防振ゴム
53:ピックアップモジュールベース
54:スピンドルモータ
55:シークレール

Claims (12)

  1. 対物レンズと、該対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、複数の駆動コイルとからなる可動部と、前記駆動コイルの少なくとも一部に近接して配置され且つ磁束が貫くように着磁された駆動磁石と、からなる対物レンズ駆動装置において、
    前記複数の駆動コイルの一つは前記対物レンズをチルトさせるチルトコイルであって、該チルトコイルは、前記駆動磁石の着磁方向であるタンジェンシャル方向から見て前記対物レンズのフォーカシング方向とトラッキング方向に対して傾斜した二つの斜辺を有し、
    該チルトコイルの前記駆動磁石に近接する二つの斜辺の延長線が、前記可動部の重心を通るタンジェンシャル方向の略中心軸を通っていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 請求項1記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記チルトコイルの斜辺は、前記駆動磁石の着磁方向から見て、前記可動部の中心と、前記駆動磁石の前記チルトコイルが近接する領域における前記可動部の中心と最も遠い頂点とを結ぶ線に略平行であることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  3. 請求項1または2記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記チルトコイルは前記駆動磁石の着磁方向を巻回軸とし、かつ略三角形または略台形形状をしており、該チルトコイルの少なくとも一部の辺に近接する前記駆動磁石は、前記三角形または台形を形成する二つの斜辺のそれぞれに対して反対方向の磁束を与えていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  4. 請求項3記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記複数の駆動コイルは、前記着磁方向を中心軸として巻回された平面状のフォーカシングコイルとトラッキングコイルおよび前記チルトコイルであって、前記トラッキングコイルのトラッキング方向における両側にはフォーカシングコイルが配置されており、前記駆動磁石はフォーカシング方向の着磁境界線aを有し、該着磁境界線aの両側に配置される各トラッキングコイルの対向するフォーカシング方向に電流が流れる部分に互いに反対方向の磁束を与え、さらに前記駆動磁石はトラッキング方向の着磁境界線b、b’を有し、該着磁境界線b、b’の両側に配置される各フォーカシングコイルの対向するトラッキング方向に電流が流れる部分に互いに反対方向の磁束を与えるように着磁されており、前記着磁境界線aまたは前記着磁境界線b、b’を挟んで略両側に前記チルトコイルの二つの斜辺がそれぞれ配置されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  5. 請求項3記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記複数の駆動コイルは、前記着磁方向を中心軸として巻回された平面状のフォーカシングコイルとトラッキングコイルおよび前記チルトコイルであって、前記フォーカシングコイルのトラッキング方向における両側にはトラッキングコイルが配置されており、前記駆動磁石はトラッキング方向の着磁境界線cを有し、該着磁境界線cの両側に配置される各フォーカシングコイルのトラッキング方向に電流が流れる部分に、互いに反対方向の磁束を与えるように着磁されており、前記着磁境界線cを挟んで略両側に前記チルトコイルの二つの斜辺がそれぞれ配置されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  6. 請求項3記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記複数の駆動コイルは、前記着磁方向を中心軸として巻回された平面状のフォーカシングコイルとトラッキングコイルおよび前記チルトコイルであって、前記駆動磁石はフォーカシング方向の着磁境界線dを有し、該着磁境界線dの両側に配置される各トラッキングコイルのフォーカシング方向に電流が流れる部分に互いに反対方向の磁束を与え、さらに前記駆動磁石は前記着磁境界線dと略十字状に交わる着磁境界線eを有し、該着磁境界線eの両側に配置される各フォーカシングコイルのトラッキング方向に電流が流れる部分に互いに反対方向の磁束を与えるように着磁されており、前記着磁境界線d、または前記着磁境界線eを挟んで両側に前記チルトコイルの二つの斜辺がそれぞれ配置されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  7. 請求項1または2記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記チルトコイルはフォーカシング方向とトラッキング方向を含む平面上で、かつ前記対物レンズの光軸と所定の角度をもつ軸を中心として巻回されている筒状コイルであり、該チルトコイルは、前記駆動磁石の着磁方向であるタンジェンシャル方向から見て前記対物レンズのフォーカシング方向とトラッキング方向に対して傾斜した二つの斜辺を有し、
    該チルトコイルの二つの斜辺に近接する前記駆動磁石は、前記チルトコイルの近接する二つの斜辺の略中心に対して両側で反対方向の磁束を与えていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  8. 請求項1〜4、6、7のいずれか一つに記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記駆動磁石の着磁方向はフォーカシング方向の着磁境界線を有し、該着磁境界線に対してトラッキング方向における両側で反対方向であることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  9. 請求項1〜4、6、7のいずれか一つに記載の対物レンズ駆動装置において、
    前記チルトコイルのみの重心が、前記可動部全体の重心に対して対物レンズと反対側に配置されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  10. 対物レンズと、該対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、矩形の駆動磁石とからなる可動部と、固定部に巻回された複数の駆動コイルとからなり、該駆動コイルの少なくとも一部の辺は、該駆動磁石が発生する磁束に対して略垂直に電流が流れるように前記駆動磁石に近接して配置されている対物レンズ駆動装置において、
    前記複数の駆動コイルの一つは前記対物レンズをチルトさせるチルトコイルであって、
    該チルトコイルは、前記駆動磁石の着磁方向であるタンジェンシャル方向から見て前記対物レンズのフォーカシング方向とトラッキング方向に対して傾斜した二つの斜辺を有し、
    該チルトコイルの前記駆動磁石に近接する二つの斜辺の延長線が、前記可動部の重心を通るタンジェンシャル方向の略中心軸を通っており、
    該チルトコイルの前記駆動磁石に近接する二つの斜辺は前記矩形の駆動磁石の略対角方向に略平行であることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  11. 光記録媒体に対して情報の記録または再生あるいは消去を行なう光ピックアップ装置において、
    前記光記録媒体に対して照射光を発する光源と、前記光記録媒体からの反射光を受光する受光光学系と、請求項1〜10のいずれか一つに記載の対物レンズ駆動装置を備えることを特徴とする光ピックアップ装置。
  12. ディスク状の光記録媒体を回転駆動する回転駆動系と、前記光記録媒体の半径方向に移動自在に設けられた光ピックアップ装置とを備える光ディスクドライブ装置において、
    前記光ピックアップ装置として、請求項11記載の光ピックアップ装置を備えたことを特徴とする光ディスクドライブ装置。
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