JP2511574Y2 - 光ピツクアツプの回析格子支持構造 - Google Patents

光ピツクアツプの回析格子支持構造

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JP2511574Y2
JP2511574Y2 JP1986100108U JP10010886U JP2511574Y2 JP 2511574 Y2 JP2511574 Y2 JP 2511574Y2 JP 1986100108 U JP1986100108 U JP 1986100108U JP 10010886 U JP10010886 U JP 10010886U JP 2511574 Y2 JP2511574 Y2 JP 2511574Y2
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秀一 小名山
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、光ディスク装置の光ピックアップに適用
され、半導体レーザの前方に配置される回折格子を支持
する回折格子支持構造に関する。
[従来の技術] 第4図、第5図に従来の回折格子支持構造を示す。ま
ず、光ピックアップの概略構成を第3図により説明する
と、1はピックアップ枠体、2はレーザ光を発する半導
体レーザ、3は半導体レーザ2から出たレーザ光を、フ
ォーカス制御およびトラッキング制御のために例えば3
本のビームに回折させる回折格子を収容した回折格子ホ
ルダ、4はコリメータレンズ、5はミラー、6は対物レ
ンズ、7はこの対物レンズ6を保持する対物レンズホル
ダ、8はフォーカス制御、トラッキング制御のための対
物レンズ駆動装置、9は半導体レーザ2からの光を透過
し戻り光を図示せぬ光検出器の方向に反射するハーフプ
リズム、10は光ディスク、11は光ピックアップを光ディ
スク10の半径方向に案内するガイドシャフトである。
第4図は、第3図のA部に相当するもので、ピックア
ップ枠体1には、円筒状の中空部1aが形成され、この円
筒中空部1aに前記回折格子ホルダ3及び半導体レーザ2
が収容されている。半導体レーザ2は、レーザホルダ12
に接合保持されている。レーザホルダ12はねじ13により
ピックアップ枠体1に取り付け固定されるが、ねじ13を
挿通する穴はばか穴とされており、図示せざる調整治具
を調整用穴12aに結合させレーザホルダ12をX方向、Y
方向に微動させ、半導体レーザ2の光軸の調整を行なう
ようになっている。なお、14は半導体レーザ2ののリー
ド線である。また、レーザホルダ12は、その外側面にプ
リント配線のパターンを持つプリント基板としても用い
られる。
回折格子3は、スプリング15により奥端側(第4図で
右方)に圧着されるが、従来は、このスプリング13の後
端が半導体レーザ2のつば状の基部2aに置かれており、
レーザホルダ12がスプリング押えを兼ねるものであっ
た。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来の構造では、スプリング13の反力がレーザホ
ルダ12に直接作用するものであるから、レーザホルダ12
による半導体レーザ2の正確な光軸調整、すなわち、ね
じ13を緩めてレーザホルダ12をX方向Y方向に微動させ
る操作が、スプリング13の反力によって阻害されやす
く、また、光軸調整後もスプリング13の弾発力がレーザ
ホルダ12に作用し続けるため、レーザホルダ12に経時的
変形が生じやすく、それにともなって光軸が狂う恐れが
あった。
この考案は、上記の欠点を解消したものであり、レー
ザホルダ12にばね負荷が作用せず、光軸調整が容易であ
り、またレーザホルダの経時変形の少ない回折格子支持
構造を得ることを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この考案は上記問題点を解決するために、底部にレー
ザ光の光路となる開口を有する有底中空形状をなし、か
つ軸線を縦断して外面と中空部とを連通する縦溝を形成
してなるピックアップ枠体と、回折格子を保持し、前記
ピックアップ枠体の中空部奥端の底部に配置される回折
格子ホルダと、半導体レーザを保持し、前記ピックアッ
プ枠体の先端開口部に位置調整可能に固定されるレーザ
ホルダと、前記回折格子を跨ぐ大きさの大略コ字形状の
基端部から接続部を介して舌端部を弾発的に折り返し形
成してなり、前記ピックアップ枠体の縦溝に挿入され、
該基端部が該縦溝の内壁に係止し、該舌端部が前記回折
格子ホルダに係止し、該舌端部の弾発力により該回折格
子ホルダを位置決め固定するリーフスプリングとを具備
することを特徴とするものである。
[作用] 本考案によれば、回折格子ホルダを圧着するリーフス
プリングの反力を、半導体レーザと回折格子ホルダの中
間の縦溝の内壁、すなわちピックアップ枠体自身で受け
ることができ、レーザホルダにはリーフスプリングの弾
発力が一切作用しなくなるため、レーザホルダの取り付
け位置を調整して行う光軸調整が、回折格子の配置に影
響されることなく、かつまた回折格子の配置に影響する
ことなく確実かつ高精度に可能となる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図ないし第3図を参照し
て説明する。第1図(a)は、本考案の光ピックアップ
の回折格子支持構造を適用した光ピックアップの要部断
面図、第1図(b)は、第1図(a)のA−A横断面
図、第2図は、第1図(a)の左側面図、第6,7図は、
それぞれ第1,2図に示したリーフスプリング及び回折格
子ホルダの斜視図である。
第1,2図中、回折格子ホルダ3、半導体レーザ2、レ
ーザホルダ12等は従来と共通するが、本実施例では、ピ
ックアップ枠体1に縦溝1bを設け、これに挿入したリー
フスプリング16により回折格子ホルダ3を中空部1aの奥
端1hに圧着し、これによりリーフスプリング16の反力を
ピックアップ枠体1で受けるようにしている。
リーフスプリング16は、リーフスプリング横幅1eより
ピックアップ縦溝幅1fを僅かに大としてあり、回折格子
ホルダ3を中空部1aに挿入した後、第1図上部より縦溝
1bに挿入することで固定される。リーフスプリング16
は、回折格子ホルダ左端面1cと縦溝1bの内壁端面1dとに
より挟持され、回折格子ホルダ3を圧着すると同時にリ
ーフスプリング16自身も固定される。
回折格子ホルダ3は、第1図及び第7図に示したよう
に円盤状をなし、その外径は中空部1aより少し小さく、
中空部1aにレーザホルダ12が取付けられる入口側から挿
入可能である。また、中空部1aの奥端1hにおける中空部
1aの中心軸を中心とする回転方向の角度を規制するた
め、外周面に溝3a(第7図参照)が形成してある。ま
た、中空部奥端1hと反対側の面に中央部には、回折格子
3bが固着される凹部3c(第1図参照)が形成してあり、
凹部3cの底面に形成したレーザ光の光路となる透孔3d
が、光ピックアップ枠体1の底部に形成した開口に連通
している。
リーフスプリング16は0.2mm厚の板ばね材料をコ状に
折曲げ、接続部16aを挟んで一対の端部すなわち基端部1
6bと舌端部16cを形成し、舌端部16cを基端部16bよりも
接続部16aからの長さを短かく形成し、さらに各端部16
b、16cの中央部を先端から切り欠いて切欠部16d、16eを
形成してある。この切欠部16d、16eの幅は回折格子3bの
幅よりも若干大としてある。舌端部16cの先端は、基端
部16bから離れる方向へ漸次傾斜する第1の部分16fと、
この第1の部分16fの先端から基端部16bへ接近する方向
へ漸次傾斜する第2の部分16gを有する。
ところで、ピックアップ枠体1は、底部にレーザ光の
光路となる開口を有する有底中空形状をなすが、ここえ
は縦溝1bが軸線を縦断して外面と中空部1aを連通してい
る。すなわち、縦溝1bは、ピックアップ枠体1の上面に
開口し、中空部18を横切って形成されている。
リーフスプリング16は、舌端部16cを中空部奥端1hに
向け、基端部16b、舌端部16c、接続部16aの順に縦溝1b
内に挿入される。このとき、基端部16b側に舌端部16cが
若干近接変形して弾発力を生じ、舌端部16cの切欠部16e
に回折格子3bが入り込む恰好で、回折格子ホルダ3は中
空部奥端1hに対し押圧固定される。なお、中空部18の直
径は、縦溝1bからレーザホルダ12が取付けられる入口側
までの間は回折格子ホルダ3の外径より若干大きな寸法
とし、回折格子ホルダ3の挿入を容易にするよう配慮し
てある。
このように、上記構成によれば、リーフスプリング16
の反力はピックアップ枠体1が受け、レーザホルダ12に
は作用しない。このため、ねじ13を緩めつけながら、調
整用治具によりレーザホルダ12をX方向或いはY方向に
微調整する際に、レーザホルダ12の位置調整がリーフス
プリング16によって阻害されることはない。従って、レ
ーザホルダ12の取り付け位置を調整して行う半導体レー
ザ2の光軸調整が、回折格子3bの配置に影響されること
はなく、かつまた回折格子3bの配置に影響することもな
く確実かつ高精度に可能であり、半導体レーザ式光ピッ
クアップの性能を最大限引き出すことができる。また、
光軸調整後も、リーフスプリング16の弾発力がレーザホ
ルダ12には作用しないため、レーザホルダ12に経時的変
形が生ずることはなく、経時的な光軸の狂いを良好に排
除することができる。さらに、リーフスプリング16自体
は、回折格子3bを跨ぐ大きさの大略コ字形状の基端部16
bから接続部16aを介して舌端部16cを弾発的に折り返し
形成してなり、ピックアップ枠体1の縦溝1bに挿入した
ときに、基端部16bが縦溝1bの内壁に係止し、舌端部16c
が回折格子ホルダ3に係止し、基端部16b側に舌端部16c
が若干近接変形するときに生ずる弾発力でもって、溝部
1b内壁と回折格子ホルダ3の端面との間に安定的に挟持
されるため、回折格子ホルダ3に対する位置決め固定状
態を安定的に維持することができる。
なお、上記実施例では、リーフスプリング16を接続部
16aを上にして縦溝1b内に装着したが、接続部16aを下に
して縦溝1b内に装着することも可能である。ただし、そ
の場合には、接続部16aがピックアップ枠体1の中空部1
aへの塵埃侵入を阻止できなくなるため、リーフスプリ
ング16は接続部16aを上にして縦溝1b内に装着する方が
好ましい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、リーフスプリン
グの反力はピックアップ枠体が受け、レーザホルダには
作用しないため、ねじを緩めつけながら、調整用治具に
よりレーザホルダを光軸に直交する2軸平面内で微動さ
せる際に、レーザホルダの位置調整がリーフスプリング
によって阻害されることはなく、従ってレーザホルダの
取り付け位置を調整して行う半導体レーザの光軸調整
が、回折格子の配置に影響されることなく、かつまた回
折格子の配置に影響することなく確実かつ高精度に可能
であり、半導体レーザ式光ピックアップの性能を最大限
引き出すことができ、さらに光軸調整後も、リーフスプ
リングの弾発力がレーザホルダには作用しないため、レ
ーザホルダに経時的変形が生ずることはなく、経時的な
光軸の狂いを良好に排除することができ、またリーフス
プリング自体は、回折格子を跨ぐ大きさの大略コ字形状
の基端部から接続部を介して舌端部を弾発的に折り返し
形成してなり、ピックアップ枠体の縦溝に挿入したとき
に、基端部が縦溝の内壁に係止し、舌端部が回折格子ホ
ルダに係止し、舌端部に生ずる弾発力でもって、溝部内
壁と回折格子ホルダの端面との間に安定的に挟持される
ため、回折格子ホルダに対する位置決め固定状態を安定
的に組持することができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の回折格子支持構造を適用した光ピッ
クアップの一実施例を示す要部断面図で、第1図(a)
は第3図におけるA部に対応する縦断面図、第1図
(b)は第1図(a)のA−A横断面図である。第2図
は、第1図(a)の左側面図、第3図は、本考案および
従来例の両者に共通する光ピックアップの概略構成図、
第4図は、従来例を示す断面図で、第3図におけるA部
に対応する縦断面図、第5図は、第4図の左側面図であ
る。第6,7図は、第1図に示したリーフスプリングと回
折格子ホルダの各斜視図である。 1……ピックアップ枠体 1a……中空部 1b……縦溝 2……半導体レーザ 3……回折格子ホルダ 3b……回折格子 12……レーザホルダ 16……リーフスプリング 16a……接続部 16b……基端部 16c……舌端部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部にレーザ光の光路となる開口を有する
    有底中空形状をなし、かつ軸線を縦断して外面と中空部
    とを連通する縦溝を形成してなるピックアップ枠体と、
    回折格子を保持し、前記ピックアップ枠体の中空部奥端
    の底部に配置される回折格子ホルダと、半導体レーザを
    保持し、前記ピックアップ枠体の先端開口部に位置調整
    可能に固定されるレーザホルダと、前記回折格子を跨ぐ
    大きさの大略コ字形状の基端部から接続部を介して舌端
    部を弾発的に折り返し形成してなり、前記ピックアップ
    枠体の縦溝に挿入され、該基端部が該縦溝の内壁に係止
    し、前記舌端部が前記回折格子ホルダに係止し、該舌端
    部の弾発力により該回折格子ホルダを位置決め固定する
    リーフスプリングとを具備することを特徴とする光ピッ
    クアップの回折格子支持構造。
JP1986100108U 1986-06-30 1986-06-30 光ピツクアツプの回析格子支持構造 Expired - Lifetime JP2511574Y2 (ja)

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CN102770919A (zh) * 2009-09-30 2012-11-07 三洋电机株式会社 弹性部件、光学元件的安装结构以及具备它的拾取装置

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