JP2944062B2 - レーザダイオードモジュール - Google Patents

レーザダイオードモジュール

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JP2944062B2
JP2944062B2 JP5170525A JP17052593A JP2944062B2 JP 2944062 B2 JP2944062 B2 JP 2944062B2 JP 5170525 A JP5170525 A JP 5170525A JP 17052593 A JP17052593 A JP 17052593A JP 2944062 B2 JP2944062 B2 JP 2944062B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバーコードリーダに、組
込まれるモジュールであって、光源としてレーザダイオ
ードを用いたモジュールに関する。
【0002】バーコードリーダ1は、図23に示す概略
構成を有する。光源モジュール2から射出したレーザ光
3が、走査光学系4によって、矢印5方向に走査され、
商品6のバーコード7上を走査する。バーコード7で反
射して強度変調を受けた反射レーザ光8が、光検出器9
で検出され、光検出器9が電気信号を出力する。電気信
号は処理回路10で処理され、バーコード読取りデータ
が出力される。
【0003】近年、バーコードリーダは、小型化が進ん
でいる。これに伴って、光源モジュールも小型化が求め
られている。従来、レーザ光源として、He−Neレー
ザが用いられていたけれども、小型化のために、レーザ
ダイオードが用いられるようになってきている。
【0004】レーザダイオード11には、図24に示す
ように、通常10μm 程度の非点隔差aを有する。この
非点隔差は、レーザダイオード毎に、±5μm 程度ばら
ついている。非点隔差aが存在することにより、レーザ
ダイオード11より射出したレーザ光12の遠視野像1
3は、垂直方向が長軸14,水平方向が短軸15の楕円
形状となっている。
【0005】以下、上記レーザ光12をレンズ16によ
り収束させた場合において、レーザ光12のうち垂直面
内の垂直方向レーザ光12V の焦点を垂直方向焦点FV
といい、水平面内の水平方向レーザ光12H の焦点を水
平方向焦点FH という。
【0006】上記非点隔差aが±5μm 程度ばらつく
と、垂直方向焦点FV と水平方向焦点FH との間の距離
bは±数10mmばらついてしまう。この距離bにばらつ
きがあると、各バーコードリーダ毎に、読取り性能がば
らつくことになり、好ましくない。従って、レーザダイ
オードを光源として用いたレーザダイオードモジュール
にあっては、上記距離bのばらつきを無くするように調
整しうる構成となっている必要がある。
【0007】また、レーザダイオードモジュールは小型
であることが必要である。
【0008】
【従来の技術】図25は、従来の1例のレーザダイオー
ドモジュール20を示す。このモジュール20は、本体
21に、レーザダイオード22,コリメータレンズ2
3,垂直方向に絞る垂直方向用シリンドリカルレンズ2
4,水平方向に絞る水平方向用シリンドリカルレンズ2
5が、光軸26上に並んで配された構成である。レンズ
24,25は、独立に、光軸26に沿う方向に位置調整
可能としてある。レンズ25を光軸26方向に位置調整
することによって、水平方向焦点FH の位置が調整され
る。また、レンズ26を同じく光軸26方向に位置調整
することによって、垂直方向焦点FV の位置が調整され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】複数のレンズ23,2
4,25が設けてあるため、モジュール20はサイズが
大きくなり、またコスト高であった。
【0010】そこで、本発明は、小型化及び構成の簡略
化を実現したレーザダイオードモジュールを提供するこ
とを目的とする。
【0011】ここで、説明の便宜上、本発明の解決手段
の手がかりとなる現象であって、本発明者が見い出した
現象について説明する。
【0012】本発明者は、図26(A),(B)に示す
ように、レンズ30を水平軸31に関して傾斜させたと
ころ、水平方向ビーム32H のビームウエストの位置P
H は変化せず、垂直方向ビーム32V のビームウエスト
の位置PV がPV1へと、レンズ30に近づく方向に移動
することを見い出した。また、レンズ30の傾斜角θ
と、ビームウエスト位置PV の変位量とは、図27に線
Iで示す関係があることも見い出した。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、レー
ザ光を発するレーザダイオードモジュールにおいて、レ
ーザダイオードが固定されたベースと、上記レーザダイ
オードより射出したレーザ光が透過するレンズが固定さ
れており、上記ベースに取り付けられたレンズホルダ
と、上記レンズをレーザ光の光軸に対して傾斜すべく、
該レンズホルダ全体を上記ベースに対して回動させるレ
ンズホルダ回動機構とを有し、該レンズホルダ回動機構
は前記レンズホルダに支持されかつ前記ベースに当接す
る調整用ねじと、前記レンズホルダを押さえ付けるばね
を有する構成としたものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1において、前
記レンズホルダの回動中心となる端部は面取りされてお
り、前記レンズホルダを回動させた際の上下方向の光軸
の移動が小さくなるようにするように構成したものであ
る。
【0015】請求項3の発明は、レーザ光を発するレー
ザダイオードモジュールにおいて、レーザダイオードが
固定されたベースと、該ベースに取り付けられており、
撓み変形しうる板状部を有し、該板状部に上記レーザダ
イオードより射出したレーザ光が透過するレンズが固定
してあるレンズホルダと、上記レンズをレーザ光の光軸
に対して傾斜すべく、上記板状部を撓ませる板状部撓み
機構を有し、該板状部撓み機構はレンズホルダに支持さ
れ、かつ前記板状部に当接する調整用ねじを有する構成
としたものである。
【0016】請求項4の発明は、レーザ光を発するレー
ザダイオードモジュールにおいて、 レーザダイオードが
取り付けられたベースを、撓み変形しうる板状部を有
し、該板状部に、上記レーザダイオードより射出したレ
ーザ光が透過するレンズを取り付けた構成とし、上記レ
ンズをレーザ光の光軸に対して傾斜すべく、上記板状部
を撓ませる板状部撓み機構を有し、前記板状部撓み機構
は前記ベースに支持され、かつ前記板状部に当接する調
整用ねじを有する構成としたものである。
【0017】請求項5の発明は、請求項1ないし3のい
ずれか一項記載のレンズホルダは、上記ベースに沿って
前後に位置調整可能である構成としたものである。
【0018】請求項6の発明は、請求項4のレーザダイ
オードにおいて、上記ベースに沿って前後に位置調整可
能である構成としたものである。
【0019】請求項7の発明は、レーザ光を発するレー
ザダイオードモジュールにおいて、レーザダイオード
と、上記レーザダイオードより射出したレーザ光が透過
するレンズを固定する第1のレンズホルダと、該レンズ
ホルダを回動可能に保持する第2のホルダと、該第2の
ホルダ及び前記レーザダイオードを保持するベースとを
有し、前記レンズはレーザ光が伝播する光軸に対し傾斜
しており、前記第1のレンズホルダは円筒状であり、前
記第2のホルダは前記円筒状の第1のレンズホルダを収
容する円筒状の孔を有する構成としたものである。
【0020】請求項8の発明は、前記レーザダイオード
モジュールは更に、前記第のレンズホルダを固定するた
めの部材を有する構成としたものである。
【0021】請求項9の発明は、前記円筒状の第1のレ
ンズホルダは治具が係合される溝を有する構成としたも
のである。
【0022】請求項10の発明は、前記第2のホルダの
前記円筒状の孔の端部の径は、前記円筒状の第1のレン
ズホルダの径よりも小さく、該第1のレンズホルダの端
部が前記第2のホルダの端部に当接する構成としたもの
である。
【0023】請求項11の発明は、前記レーザダイオー
ドモジュールは更に、一端が前記ベースに取り付けら
れ、他端が前記第2のホルダに係合するばねを有する構
成としたものである。
【0024】請求項12の発明は、レーザ光を発するレ
ーザダイオードモジュールにおいて、レーザダイオード
と、該レーザダイオードを保持するレーザダイオードホ
ルダと、前記レーザダイオードから射出したレーザ光が
透過するレンズと、該レンズを保持するレンズホルダ
と、該レーザダイオードホルダを保持するとともに、上
記レンズホルダを回動可能に保持するベースとを有し、
前記レンズはレーザ光が伝播する光軸に対し傾斜してお
り、前記レンズホルダは円筒状であり、前記ベースは前
記円筒状のレンズホルダを収容する円筒状の孔を有する
構成としたものである。
【0025】請求項13の発明は、前記レーザダイオー
ドモジュールは更に、一端が前記 ベースに取り付けら
れ、他端が前記レーザダイオードホルダに係合するばね
を有する構成としたものである。
【0026】請求項14の発明は、レーザ光を発するレ
ーザダイオードモジュールにおいて、レーザダイオード
が固定されたベースと、上記レーザダイオードより射出
したレーザ光が透過するレンズが固定されており、上記
ベースに取り付けられたレンズホルダと、上記レンズを
レーザ光の光軸に対して傾斜すべく、該レンズホルダ全
体を上記ベースに対して回動させるレンズホルダ回動機
構)と、前記レーザダイオードと前記レンズとの間隔を
前記ベースに沿って前後に調整する位置調整機構とを有
する構成としたものである。
【0027】
【作用】請求項1のレンズホルダ回動機構は、レンズホ
ルダ毎レンズを傾斜させるように作用する。
【0028】請求項2の前記レンズホルダの回動中心と
なる端部が面取りされていることは、前記レンズホルダ
を回動させた際の上下方向の光軸の移動が小さくなるよ
うに作用する
【0029】請求項3及び4板状部撓み機構は、レンズ
を傾斜させる作業を安定化させるように作用する。
【0030】請求項5及び6のレンズホルダ又はレーザ
ダイオードを前後に位置調整する構成は、水平方向焦点
合せを可能とするように作用する。
【0031】請求項及び12の構成は、レンズホルダ
が第2のホルダ及びベースに対してそれぞれ回動可能に
保持されているとともに、レンズホルダが円筒状なので
レンズの傾きの調整を容易にする。。
【0032】
【0033】請求項8の部材は、レンズホルダを確実に
固定できる。
【0034】請求項9の溝は、レンズの傾きの調整を容
易にする。
【0035】請求項10の構成は、確実にレンズホルダ
を第2のホルダ内に位置決めできる。
【0036】請求項11のばねは、第2のホルダをベー
スに確実に固定する。
【0037】請求項13のばねは、レーザダイオードホ
ルダをベースに確実に固定する。また、請求項14はレ
ンズの光軸に対する傾き及びレーザダイオードとレンズ
との間隔を調整することが可能になる。
【0038】
【実施例】図1(A)及び(B)は本発明の第1実施例
によるレーザダイオードモジュール40の正面図及び側
面図でり、図2は第1実施例の斜視図である。レーザダ
イオードモジュール40は、レーザダイオード42が固
定される第1の垂直部43cを有するベース41を具備
する。更に、ベース41はレンズホルダ載置部43を有
する。このレンズホルダ載置部43は、第1の水平レン
ズホルダ載置部43aと第2の垂直部43bとを有す
る。これらの部分43aと43bの表面は、高精度に平
坦な面である。
【0039】レンズホルダ44は略L字型であり、垂直
部44aと水平部44bとを有する。レンズ45は垂直
部44aに固定されている。貫通するめねじ46は、レ
ンズホルダ44の水平部44bの端部に設けられてい
る。レンズホルダ44を回動させる調整用ねじ47は、
めねじ46に係合する。調整用ねじ47の端部は、レン
ズホルダ44の水平部44bの底面から突出可能であ
る。
【0040】水平方向に横長の長孔48が、ベース41
の垂直壁41aに形成されている。おねじ49は、レン
ズホルダ44の垂直部44aと水平部44bとが接続す
る端部に形成されためねじ50に係合する。
【0041】板ばね51はレンズホルダ44を、ベーベ
ース41のレンズホルダ載置部43上に押え付ける。
【0042】レンズホルダ44の調整作業は、次のよう
に行う。図1(A)に示すように、この調整作業のため
に、光学ベンチ60とビーム径測定器61とを用いる。
調整作業の第1のステップでは、レーザダイオード42
と測定器61との距離が所定距離Lになるように、ベー
ス41と測定器61を光学ベンチ60上に置く。
【0043】調整作業の第2のステップでは、水平方向
焦点合わせを以下のように行う。すなわち、調整用ねじ
47がホルダ44の水平部44bの下面より突出してい
ない状態で(レンズ45が傾斜していない状態で)、ね
じ49をゆるめ、測定器61の出力をモニタしながらホ
ルダ44をベース41に沿って矢印A方向に移動させ、
ビーム径が最小となる位置を求める。この位置が求まっ
たならば、ねじ49を締めて、ホルダ44をベース41
に仮固定する。
【0044】調整作業の第3のステップでは、垂直方向
焦点合せを行う。まず、測定器61を矢印B方向に移動
させて、所定位置に固定する。この後、ねじ47をねじ
込む方向に回し、水平部44bより突出させる。これに
より、ねじ47がレンズホルダ載置部43aを押し、ホ
ルダ44が矢印C方向に回動され、レンズ45が回動
し、垂直面に対して角度θ傾斜する。
【0045】ここで、ホルダ44ごと回動するため、レ
ンズ45には何ら応力は作用しない。即ち、レンズ45
は全く応力を作用されない状態で傾斜する。ねじ47を
ねじ込む操作は、測定器61の測定値をモニタしながら
行ない、測定値が最小となるまで行う。この状態で、ね
じ49を締めてホルダ44をベース41に固定する。以
上により、調整が完了する。
【0046】上記ホルダ44の角部は図3(A)に示す
ように、面取りがしてあり、面取り部55が形成してあ
る。このため、上記 第3のステップでは、ホルダ44
は面取り部55の端部56を中心に、矢印C方向に回動
する。面取り部55は、端部56がめねじ部50の直下
に対応する部位となる大きさとしてある。面取り部55
が設けられていないと、めねじ部50は、図3(B)に
示すように移動し、垂直方向の移動量が多くなり、長孔
48との関係で、ホルダ44の傾斜角が極く僅かな角度
に制限されてしまい好ましくない。これに対し、本実施
例のように、面取り部55を有すると、めねじ部50
は、図3(A)に示すように移動し、垂直方向の移動量
は少ない。このため、ホルダ44は、長孔48があって
も、約10度程度は回動可能となり、垂直方向焦点合せ
は、支障なく行われる。
【0047】なお、板ばね51がホルダ44を底面43
a上に押さえているため、ホルダ44は、端部56が底
面43aに当接した状態で、端部54を中心に回動され
る。従って、レンズ45の傾斜角の調節は精度良く安定
に行われる。
【0048】また、図3(C)に示すように、調整ねじ
47をベース41に設け、めねじ46aにねじ込むこと
によってレンズホルダ載置部43aより突出してレンズ
ホルダ44の水平部44aを押しあげるように構成して
もよい。
【0049】図4及び図5は、本発明の第2実施例によ
るレーザダイオードモジュール40Aを示す。このモジ
ュール40Aは、長孔71を有するベース41Aを具備
する。この長孔71はベース41Aの垂直部41に設け
られ、水平方向に長い。レンズホルダ44は、矢印C方
向に回動可能である。レーザダイオード42はレーザダ
イオードホルダ70に設けられ、これをベース41A上
を長孔71に沿って矢印A方向に移動可能である。な
お、図4及び図5に示すベース41Aは、図1(A)及
び図(B)並びに図2に示すベース41の垂直部43c
を具備しない。固定用ねじ72は、レーザダイオードホ
ルダ70を所定位置に固定する。このねじ72は長孔7
1内に挿入され、レーザダイオードホルダ70に形成さ
れためねじに係合する。
【0050】水平方向焦点の位置は、レーザダイオード
ホルダ70を移動させて調整される。垂直方向焦点の位
置は、前述の第1の実施例と同じように、ねじ47を用
いて調整できる。
【0051】図6(A),(B)及び図7は、本発明の
第3実施例によるレーザダイオードモジュール40Bを
示す。図中、前述の図に示す部分と同一のものには同一
の参照番号を付してある。
【0052】前述したレンズホルダ44に代えて用いら
れるレンズホルダ44Aは、第1の垂直な板状部81a
と第2の垂直部81bとを有する。レンズホルダ44A
は一体に成形された部材で、垂直部81aと81bは一
体に成形されかつスリット80を介して対向している。
第2の垂直部81bは水平方向に延びる貫通孔80bを
有し、レンズ45からのレーザ光を通過させる。貫通す
るめねじ84は第2の垂直部81bに設けられ、かつ貫
通孔80bの上部に位置する。おねじ82はめねじ84
に螺合し、第1の垂直部81aの上部に当接する。ねじ
82を回すことでねじ82は第1の垂直部81aをゆっ
くりと押し、これにより第1の垂直部81aが傾き、こ
の結果レンズ45が角度θだけ傾く。スリット80は垂
直部81aをフレキシブルにする。これにより、垂直方
向焦点が調整できる。
【0053】水平方向焦点は第1の実施例と同一の方法
で調整できる。すなわち、レンズホルダ44Aはレンス
ホルダ載置部43a上をスライドでき、最小のビーム径
が得られた所で固定される。
【0054】図8は第3の実施例で用いられるレンズホ
ルダ44Aの第1の変形例44Bを示す図である。図8
において、前述した図に示される部分と同一のものには
同一の参照番号を付してある。溝(くびれ部)90が第
1の垂直部81aの外側のつけね部に形成されている。
この溝90は、第1の垂直部81aを撓み易くする。
【0055】図9は第3の実施例で用いられるレンズホ
ルダ44Aの第2の変形例44Cを示す図である。図9
において、前述した図に示される部分と同一のものには
同一の参照番号を付してある。第2の垂直部81bは、
スリット80上に位置する水平方向の突起部81b’を
有する。おねじ91はこの突起部81b’を垂直方向に
貫通し、これから飛び出る。突起部81b’には、おね
じ91に螺合するめねじが形成されている。上方から調
整用ねじ91を回し、楔92をスリット80内に押し込
んで、板状部81を撓ませる。この作業は上方からであ
り、レーザ光をさえぎらずに調整作業が行える。
【0056】図10は第3の実施例で用いられるレンズ
ホルダ44Aの第3の変形例44Dを示す図である。図
10において、前述した図に示される部分と同一のもの
に同一の参照番号を付してある。図10のレンズホルダ
44Dは、断面が楕円状の棒93をスリット80内で回
して、板状部81を撓ませる構成である。
【0057】図11(A)および(B)並びに図12を
参照して、本発明の第4実施例によるレーザダイオード
モジュール40Cを説明する。これらの図において、前
述した図に示される部分と同一のものには同一の参照番
号を付してある。
【0058】レンズホルダ44B−1は垂直部81aと
81bとを有する。斜面部95が垂直部81bのコーナ
ーに形成されている。一端がベース41の垂直部41a
に埋め込まれた板ばね96が、垂直部81bの斜面部9
5と係合している。板ばね96は斜面部95を押さ付
け、図11(B)に示す矢印97の方向にばね付勢して
いる。これにより、レンズホルダ44B−1はレンズホ
ルダ載置部43a及び垂直部43bに押し付けられてい
る。レンズホルダ44B−1は、位置調整後は、接着し
てベース41に固定されている。
【0059】図13及び図14は、本発明の第5実施例
によるレーザダイオードモジュール40Dを示す。これ
らの図において、前述した図に示される部分と同一のも
のには同一の参照番号を付してある。ベース41Bは、
第1の垂直な板状部101aと第2の垂直部101bと
を有し、これらはスリット100を介して離間されてい
る。レンズ45は第1の垂直部101aに固定されてい
る。おねじ102は第2の垂直部101bに形成された
めねじに螺合し、ここから突出している。レンズ45か
らのレーザ光がを通す貫通孔103が第2の垂直部10
1bに設けられている。ねじ102は垂直部101aの
上部に当接している。このねじ102を回すことで垂直
部101aは が撓まされ、レンズ45を傾斜させるこ
とができる。レーザダイオード42は、第2の実施例で
用いられているレーザダイオードホルダ70に保持され
ている。調整用ねじ102は光学ベンチに固定されたベ
ース41Bに設けられているので、ねじ102の扱いは
容易である。
【0060】次に、図15(A)及び(B)並びに図1
6を参照して、本発明の第6の実施例によるレーザダイ
オードモジュール40Eを説明する。このレーザダイオ
ードモジュール40Eは、第1の垂直部111aと第2
の垂直部111bとホルダ載置部111cとを有するベ
ース111を具備する。第1及び第2の垂直部111a
及び111bは直交するように設けられている。レーザ
ダイオード42は第2の垂直部111bに固定されてい
る。
【0061】ホルダ114はホルダ載置部111c上に
スライド可能に置かれる。板ばね113は、ホルダ11
4がベース111の第1の垂直部111aに接触する状
態で、ホルダ載置部111c上に固定する。板ばね11
3の一端は第1の垂直部111aに埋め込まれ、他端は
ホルダ114のエッジに係合する。
【0062】ホルダ114は大きな円筒状の貫通孔11
7と2つの小さな円筒状の貫通孔115と116とを有
する。貫通孔115と116は貫通孔117の両側に設
けられ、かつ貫通孔117に接続している。レーザダイ
オード42からのレーザ光は貫通孔116に入る。貫通
孔177は円筒状のレンズホルダ118を収容し、ホル
ダ114とほぼ同一の幅を有する。レンズホルレンズホ
ルダ118は貫通孔120を有する。レンズホルダ11
8がホルダ114に挿入され、所定の位置に置かれた時
に、貫通孔120は貫通孔115と116とに連結す
る。レンズ45はレンズホルダ118の貫通孔120内
にある。貫通孔116からのレーザ光はレンズ45を通
り、貫通孔115を介して射出される。直線状の溝がレ
ンズホルダ118の全面に形成されている。この溝11
9に係合する治具を用いてホルダ114内のレンズホル
ダ118を回転させることで、レーザダイオード42か
ら射出されたレーザ光に対しレンズ45を傾けることが
できる。これによって、垂直方向焦点を調整することが
できる。水平方向焦点はホルダ114をAの方向に動か
すことで調整できる。
【0063】次に、図17(A)及び(B)並びに図1
8を参照して、本発明の第6の実施例によるレーザダイ
オードモジュール40Eの第1の変形例40Fを説明す
る。なお、これらの図において、図15(A)及び
(B)並びに図16に示す部分と同一のものには同一の
参照番号を付してある。
【0064】図17(A)及び(B)並びに図18に示
すレーザダイオードモジュール40Fはおねじ127に
よってホルダ114に取付けられた板ばね126を有す
る。この板ばね126は、レンズホルダ118をベース
111の第1の垂直部111aに押し付ける。これによ
って、レーザダイオード42の光軸に垂直な方向におい
て、レンズホルダ118及びレンズ45が位置ずれを起
こすことを防止することができる。
【0065】図19(A)及び(B)並びに図20は、
本発明の第6の実施例によるレーザダイオードモジュー
ル40Eの第2の変形例40Gを示す図である。なお、
これらの図において、前述した図に示した部分と同一の
ものには同一の参照番号を付してある。
【0066】レーザダイオードモジュール40Gは、貫
通孔117Aと前述の貫通孔115及び116とを有す
るホルダ114Aを具備する。レンズホルダ118は、
ベース111の第1の垂直部111aに当接するホルダ
114Aの側から、貫通孔117A内に挿入される。貫
通孔117Aの外側における貫通孔117Aの径は、レ
ンズホルダ118の径よりも小さい。従って、レンズホ
ルダ118の円形状のエッジはホルダ114Aの貫通孔
117Aの内壁に当接する。図20に示すように、レン
ズホルダ118が挿入されたホルダ114Aがホルダ載
置部111cに置かれた時に、板ばね113はホルダ1
14Aをベース111の第1の垂直部111aに押し付
け、溝119に対向するレンズホルダ118の端面がベ
ース111の第1の垂直部111aに押圧されるように
する。これにより、レーザダイオード42の光軸がレン
ズ45の光軸と一致する所定位置からレンズホルダ11
8とレンズ45が位置ずれを起こすことが防止できる。
垂直方向焦点は、治具でレンズホルダ118を回すこと
で調整可能である。
【0067】次に、図21(A)及び(B)並びに図2
2を参照して、本発明の第6の実施例によるレーザダイ
オードモジュール40Eの第3の変形例40Hを説明す
る。なお、これらの図において、前述した図に示した部
分と同一のものには同一の参照番号を付してある。
【0068】図21(A)及び(B)並びに図22に示
すレーザダイオードモジュール40Hは孔136を有す
るベース131を具備する。この孔136内には、レン
ズホルダ118が挿入される。レンズホルダ118が孔
136内に挿入され所定位置に置かれたときに、孔13
2はレンズホルダ118の貫通孔120に連結する。図
21(A)に示すように、レーザダイオード42から射
出されたレーザ光を通す孔133がベース131内に形
成されている。ベース131は、垂直部131aとレー
ザダイオード載置面131bとで規定されるレーザダイ
オードホルダ収容空間を有する。レーザダイオード載置
面131b上をA方向に移動可能なブロック型のレーザ
ダイオードホルダ141は、レーザダイオード42を保
持する。ベース131の垂直部131aに一端が埋め込
まれた板ばね135はホルダ141のエッジに係合し、
これを垂垂直部131aに押し付ける。水平方向焦点
は、A方向にレーザダイオードホルダ141を動かすこ
とで調整できる。また、垂直方向焦点はレンズホルダ1
18を回すことで調整できる。
【0069】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、小
型で収差を容易に補正できるレーザダイオードモジュー
ルを提供することができる。より詳細には、次の通りで
ある。
【0070】請求項1の発明によれば、レンズに全く応
力を作用させずに、レンズを傾斜させることが出来る。
また、レーザダイオードの非点隔差にばらつきがあるに
も拘らず、水平方向レーザ光の焦点位置と垂直方向レー
ザ光の焦点位置との間の寸法を一定とすることが出来、
しかも、従来に比べて相当に小型化を図ることが出来、
更には安価とし得る。また、請求項2の発明によれば、
レンズホルダを回動させた際の上下方向の光軸の移動が
小さくなるようにすることができる
【0071】請求項の発明によれば、レンズホルダは
固定したままレンズを傾斜させることが出来る。また、
レーザダイオードの非点隔差にばらつきがあるにも拘ら
ず、水平方向レーザ光の焦点位置と垂直方向レーザ光の
焦点位置との間の寸法を一定とすることが出来、しか
も、従来に比べて相当に小型化を図ることが出来、更に
は安価とし得る。
【0072】請求項の発明によれば、ベースの一部を
操作する作業となるため、ベースに比べてサイズの小さ
いホルダに対して作業する場合に比べて作業がし易い。
また、レーザダイオードの非点隔差にばらつきがあるに
も拘らず、水平方向レーザ光の焦点位置と垂直方向レー
ザ光の焦点位置との間の寸法を一定とすることが出来、
しかも、従来に比べて相当に小型化を図ることが出来、
更には安価とし得る。
【0073】請求項5及び6の発明によれば、水平方向
焦点合せを容易に行うことが出来る。
【0074】請求項の発明によれば、レンズを収容す
るレンズホルダが第2のホルダ回動可能に保持されてい
るので、上記請求項1と同様の効果が得られる。また、
レンズホルダが円筒状なのでレンズの傾きの調整を容易
にすることができる。請求項8の発明によれば、部材に
よりレンズホルダを確実に固定できる。請求項9の発明
によれば、治具が係合する溝が設けられているので、レ
ンズの傾きの調整を容易にすることができる。
【0075】
【0076】請求項13の発明によれば、ばねによりレ
ーザダイオードホルダをベースに確実に固定することが
できる。また、請求項14の発明によれば、レンズの光
軸に対する傾き及びレーザダイオードとレンズとの間隔
を調整することが可能になる。
【0077】請求項9の発明によれば、治具が係合する
溝が設けられているので、レンズの傾きの調整を容易に
することができる。
【0078】請求項10の発明によれば、レンズホルダ
を第2のホルダ内に確実に位置決めできる。
【0079】請求項11の発明によれば、ばねにより、
第2のホルダをベースに確実に固定できる。
【0080】請求項12の発明によれば、レンズを収容
するレンズホルダがベースに回動可能に保持されている
ので、上記請求項1と同様の効果が得られる。また、レ
ンズホルダが円筒状なのでレンズの傾きの調整を容易に
することができる
【0081】
【0082】請求項14の発明によれば、ばねによりレ
ーザダイオードホルダをベースに確実に固定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるレーザダイオードモ
ジュールを示す図である。
【図2】図1に示すレーザダイオードモジュールの斜視
図である。
【図3】図1中、レンズホルダの回動時のねじ孔の変位
および第1の実施例の変形例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例によるレーザダイオードモ
ジュールを示す図である。
【図5】図4に示す第2実施例によるレーザダイオード
モジュールの斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例によるレーザダイオードモ
ジュールを示す図である。
【図7】図6に示す第3実施例によるレーザダイオード
モジュールの斜視図である。
【図8】ホルダの第1の変形例を示す図である。
【図9】ホルダの第2の変形例を示す図である。
【図10】ホルダの第3の変形例を示す図である。
【図11】本発明の第4実施例によるレーザダイオード
モジュールを示す図である。
【図12】図11に示す第4実施例によるレーザダイオ
ードモジュールを示す斜視図である。
【図13】本発明の第5実施例によるレーザダイオード
モジュールを示す図である。
【図14】図13に示す第5実施例によるレーザダイオ
ードモジュールを示す斜視図である。
【図15】本発明の第6実施例によるレーザダイオード
モジュールを示す図である。
【図16】図15に示す第6実施例によるレーザダイオ
ードモジュールを示す斜視図である。
【図17】図15及び図16に示すレーザダイオードモ
ジュールの第1の変形例を示す図である。
【図18】図17に示す第1の変形例の斜視図である。
【図19】図15及び16に示すレーザダイオードモジ
ュールの第2の変形例を示す図である。
【図20】図19に示す第2の変形例の斜視図である。
【図21】図15及び図16に示すレーザダイオードモ
ジュールの第3の変形例を示す図である。
【図22】図21に示す第3の変形例の斜視図である。
【図23】バーコードリーダの概略構成を示す図であ
る。
【図24】レーザダイオードの非点隔差及びこれによる
垂直位置のずれを説明する図である。
【図25】従来の1例のレーザダイオードモジュールを
示す図である。
【図26】レンズを傾斜させることによりビームウエス
ト位置の変位を説明する図である。
【図27】レンズ傾斜角とビームウエスト位置の変位量
との関係を示す図である。
【符号の説明】
40,40A,40B,40C,40D レーザダイオ
ードモジュール 41,41A,41B ベース 42 レーザダイオード 43 レンズホルダ載置部 43a 底面 43b 側面 44,44A,44B,44B−1,44C,44D
レンズホルダ 44a 垂直部 44b 水平部 45 レンズ 46 めねじ 47,82,91,102 調整用ねじ 48,71 長孔 49,72 固定用ねじ 50 めねじ部 51,96 板ばね 55 面取り部 60 光学ベンチ 61 ビーム径測定器 70 レーザダイオードホルダ 80,100 スリット 81,101 垂直板状部 90 溝部 92 楔 93 楕円棒 95 斜面部 111 ベース 113 板ばね 114 ホルダ 118 レンズホルダ 119 溝 126 板ばね 127 ねじ 131 ベース 135 板ばね 141 レーザダイオードホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 稔幸 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 熊谷 利光 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 山崎 行造 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 大川 正徳 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−25810(JP,A) 特開 昭63−316822(JP,A) 特開 平5−243688(JP,A) 実開 昭60−153560(JP,U)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発するレーザダイオードモジ
    ュールにおいて、 レーザダイオード(42)が固定されたベース(41)
    と、 上記レーザダイオードより射出したレーザ光が透過する
    レンズ(45)が固定されており、上記ベースに取り付
    けられたレンズホルダ(44)と、 上記レンズをレーザ光の光軸に対して傾斜すべく、該レ
    ンズホルダ全体を上記ベースに対して光軸上で回動させ
    るレンズホルダ回動機構とを有し、 該レンズホルダ回動機構は前記レンズホルダに支持され
    かつ前記ベースに当接する調整用ねじ(47)と、前記
    レンズホルダを押さえ付けるばね(51)を有すること
    を特徴とするレーザダイオードモジュール。
  2. 【請求項2】 前記レンズホルダの回動中心となる端部
    は面取りされており、前記レンズホルダを回動させた際
    の上下方向の光軸の移動が小さくなるようにすることを
    特徴とする請求項1記載のレーザダイオードモジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 レーザ光を発するレーザダイオードモジ
    ュールにおいて、 レーザダイオード(42)が固定されたベース(41)
    と、 該ベースに取り付けられており、撓み変形しうる板状部
    (81)を有し、該板状部に上記レーザダイオードより
    射出したレーザ光が透過するレンズ(45)が固定して
    あるレンズホルダ(44A)と、 上記レンズをレーザ光の光軸上で該光軸に対して傾斜す
    べく、上記板状部を撓ませる板状部撓み機構(82)を
    有し、 該板状部撓み機構はレンズホルダに支持され、かつ前記
    板状部に当接する調整用ねじ(82)を有することを特
    徴とするレーザダイオードモジュール。
  4. 【請求項4】 レーザ光を発するレーザダイオードモジ
    ュールにおいて、 レーザダイオード(42)が取り付けられたベース(4
    1B)を、撓み変形しうる板状部(101)を有し、該
    板状部に、上記レーザダイオードより射出したレーザ光
    が透過するレンズ(45)を取り付けた構成とし、 上記レンズをレーザ光の光軸の光軸上で該光軸に対して
    傾斜すべく、上記板状部を撓ませる板状部撓み機構(1
    02)を有し、 前記板状部撓み機構は前記ベースに支持され、かつ前記
    板状部に当接する調整用ねじ(102)を有することを
    特徴とするレーザダイオードモジュール。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか一項記載の
    レンズホルダ(44,44A)は、上記ベースに沿って
    前後に位置調整可能である構成としたことを特徴とする
    レーザダイオードモジュール。
  6. 【請求項6】 請求項4のレーザダイオード(42)
    は、上記ベース(41B)に沿って前後に位置調整可能
    である構成としたことを特徴とするレーザダイオードモ
    ジュール。
  7. 【請求項7】 レーザ光を発するレーザダイオードモジ
    ュールにおいて、 レーザダイオード(42)と、 上記レーザダイオードより射出したレーザ光が透過する
    レンズ(45)を固定する第1のレンズホルダ(11
    8)と、 該レンズホルダ(118)を回動可能に保持する第2の
    ホルダ(114)と、該第2のホルダ及び前記レーザダ
    イオード(42)を保持するベース(111)とを有
    し、 前記レンズはレーザ光が伝播する光軸に対し傾斜してお
    り、 前記第1のレンズホルダ(118)は円筒状であり、前
    記第2のホルダ(114)は前記円筒状の第1のレンズ
    ホルダ(118)を収容する円筒状の孔(117)を有
    することを特徴とするレーザダイオードモジュール。
  8. 【請求項8】 前記レーザダイオードモジュールは更
    に、前記第のレンズホルダ(118)を固定するための
    部材(126、127)を有することを特徴とする請求
    項7記載のレーザダイオードモジュール。
  9. 【請求項9】 前記円筒状の第1のレンズホルダ(11
    8)は治具が係合される溝(119)を有することを特
    徴とする請求項7記載のレーザダイオードモジュール。
  10. 【請求項10】 前記第2のホルダ(114)の前記円
    筒状の孔(117)の端部の径は、前記円筒状の第1の
    レンズホルダ(118)の径よりも小さく、該第1のレ
    ンズホルダの端部が前記第2のホルダの端部に当接する
    ことを特徴とする請求項7ないし9いづれか一項記載の
    レーザダイオードモジュール。
  11. 【請求項11】 前記レーザダイオードモジュールは更
    に、一端が前記ベース(111)に取り付けられ、他端
    が前記第2のホルダ(114)に係合するばね(11
    3)を有することを特徴とする請求項7ないし10いづ
    れか一項記載のレーザダイオードモジュール。
  12. 【請求項12】 レーザ光を発するレーザダイオードモ
    ジュールにおいて、レーザダイオード(42)と、 該レーザダイオード(42)を保持するレーザダイオー
    ドホルダ(141)と、 前記レーザダイオードから射出したレーザ光が透過する
    レンズ(45)と、 該レンズ(45)を保持するレンズホルダ(118)
    と、 該レーザダイオードホルダ(141)を保持するととも
    に、上記レンズホルダ(118)を回動可能に保持する
    ベース(131)とを有し、 前記レンズはレーザ光が伝播する光軸に対し傾斜してお
    り、 前記レンズホルダ(118)は円筒状であり、前記ベー
    ス(131)は前記円筒状のレンズホルダ(118)を
    収容する円筒状の孔(136)を有することを特徴とす
    るレーザダイオードモジュール。
  13. 【請求項13】 前記レーザダイオードモジュールは更
    に、一端が前記ベース(131)に取り付けられ、他端
    が前記レーザダイオードホルダ(141)に係合するば
    ね(135)を有することを特徴とする請求項12記載
    のレーザダイオードモジュール。
  14. 【請求項14】 レーザ光を発するレーザダイオードモ
    ジュールにおいて、レーザダイオード(42)が固定さ
    れたベース(41)と、 上記レーザダイオードより射出したレーザ光が透過する
    レンズ(45)が固定されており、上記ベースに取り付
    けられたレンズホルダ(44)と、 上記レンズをレーザ光の光軸に対して傾斜すべく、該レ
    ンズホルダ全体を上記ベースに対して光軸上で回動させ
    るレンズホルダ回動機構と、 前記レーザダイオードと前記レンズとの間隔を前記ベー
    スに沿って前後に調整する位置調整機構とを有すること
    を特徴とするレーザダイオードモジュール。
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