JP3518663B2 - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JP3518663B2
JP3518663B2 JP13160298A JP13160298A JP3518663B2 JP 3518663 B2 JP3518663 B2 JP 3518663B2 JP 13160298 A JP13160298 A JP 13160298A JP 13160298 A JP13160298 A JP 13160298A JP 3518663 B2 JP3518663 B2 JP 3518663B2
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/082Aligning the head or the light source relative to the record carrier otherwise than during transducing, e.g. adjusting tilt set screw during assembly of head
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/22Apparatus or processes for the manufacture of optical heads, e.g. assembly
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
    • G11B2220/2537Optical discs

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスク等
の光ディスクを用いた光ディスク装置に好適な光ピック
アップに関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップは、光ディスク装置に取
り付けられて、レーザ光を光ディスクに入射させて、こ
のディスク面に情報を記録したり、記録された情報を再
生したりするものである。
【0003】図9において、従来の光ピックアップ50
は、光ディスク装置に取り付けられて往復動するキャリ
ッジ51と、このキャリッジ51に取り付く投受光部1
8と、この投受光部18に電気信号を供給するフレキシ
ブル基板19及び回路基板21と、この回路基板21を
被うカバー55とから構成されている。
【0004】投受光部18には、金属製の本体23と一
体成形された鍔状のステム部23aが形成されていて、
この本体23内にレーザダイオードなどの発光素子及び
フォトダイオードなどの受光素子、集積プリズムなどの
光学部品が収納されている。さらに、ステム部23aの
両側面には、湾曲した曲面部25が形成されていて、そ
の底部18bには発光素子及び受光素子の端子100が
外方に複数本突き出している。また、底部18bの反対
側であるステム部23aの前面は、投受光部18をキャ
リッジ51へ取り付けるための取り付け基準面となって
いる。そして、本体23の端子100と反対側には、レ
ーザ光が出入射する窓部を形成した投受光面33が設け
られている。
【0005】回路基板21面には電子部品(図示せず)
が半田付けされ、その周縁部には一部を切り欠いた溝部
60が形成されている。投受光部18の端子100を回
路基板21の溝部60に挿通させて、半田付けさせるこ
とによって、端子100と回路基板21とが導通するよ
うになっている。この回路基板21は、投受光部18の
発光素子を安定して駆動させる回路を構成している。
【0006】カバー55は、1つの開口を備えるように
金属板を折り曲げて形成された箱体であり、そのカバー
55の両側壁には一部を切り欠いて折り曲げた爪部61
が形成されている。そして、上述した本体23の底部1
8b側にフレキシブル基板19の一部及び回路基板21
を取り付け、カバー55を投受光部18のステム部23
aに当接するように被せるようになっている。
【0007】キャリッジ51は、アルミニウムなどの金
属材料を比較的厚みのある箱状にダイキャスト成形され
たものであり、本体62と、この本体62から同じ方向
に、一定の間隔をもたせて延設された長さの異なる2つ
の腕部63a,63bとから構成されている。そして、
両方の腕部63a,63bの内側には、段部65及びこ
の段部65に近接して凹部66がそれぞれ形成されてい
る。さらに、段部65には湾曲した溝部67が形成さ
れ、この溝部67の一面が投受光部18の取り付け基準
面となっている。そして、凹部66の内部には取付孔6
8が形成され、また、長い腕部63aの先端部分には切
り欠き溝64が形成されている。
【0008】さらに、本体62の中央部には、腕部63
a,63bの延設方向に沿って細長く溝状となった凹部
70が形成されている。この凹部70の中央には、取り
付け基準面となる傾斜面73aを備えた三角柱状の突部
73が本体62と一体に形成されている。そして、キャ
リッジ51の突部73の傾斜面73aには、平板状のミ
ラー40が適宜接着剤等で取り付け固定されている。ま
た、本体62に凹部70を形成することにより、腕部6
3a,63b間に、この腕部63a,63bを繋ぐ薄肉
状の壁部71が本体62と一体に形成されている。そし
て、壁部71の中央には丸孔72が貫通して形成されて
いる。キャリッジ51には、突部73の真上に配された
対物レンズ(図示せず)が取り付け固定されている。
【0009】このようなキャリッジ51に投受光部18
を組み込む場合において、キャリッジ51の溝部67に
投受光部18の曲面部25を嵌合させ、ステム部23a
の前面を溝部67の取り付け基準面に押し当てた状態
で、投受光部18の取付位置を微調整した後、接着剤等
で固着してから、カバー55を後方から被せ、取付孔6
8にカバー55の爪部61がスナップ止めされるように
なっている。
【0010】次に、キャリッジ51にミラー40を組み
立てるには、ミラー40の裏面に紫外線硬化型の接着剤
等を塗布して、このミラー40を突部73の傾斜面73
aに正確に取り付け固定している。
【0011】そして、キャリッジ51においては、切り
欠き溝64に図示しないシャフト棒を配して、キャリッ
ジ51が光ディスク装置内でシャフト棒に沿って移動し
て、光ディスクの記録面に追従するようになっている。
【0012】このように構成された光ピックアップ50
において、投受光部18の投受光面33から出たレーザ
光は、壁部71の丸孔72を通り、さらにミラー40を
通って直角に折り曲がり、対物レンズ14に入射する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、前記従来
例のキャリッジ51は、剛性が高く、精度良く加工でき
るアルミダイキャストが用いられ、そして、組み込み精
度が要求される投受光部18を組み込む際、このアルミ
ダイキャストの加工面を基準に組み立てられている。し
かし、アルミダイキャスト自体の値段が高くコストアッ
プの原因となっていた。そこで、近年のコストダウンの
要請から、キャリッジ51をアルミダイキャストからコ
ストの安い板金に代えて、従来の光ピックアップ50と
同じ構造にして組み込んだ際、板金のキャリッジ51に
投受光部18を取り付け、位置決め調整する方法だと、
板金の加工精度が得られないことと、さらにキャリッジ
51が変形して、位置決め精度を簡単に出すことが出来
ないという問題があった。
【0014】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、コストの安い板金からなるキャリッジを用いて
も精度良く投受光部を固定できる光ピックアップを提供
することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、板金からなるキャリッジと、
このキャリッジに取り付けられ、発光素子と受光素子を
有する投受光部と、前記キャリッジに取り付けられ、前
記投受光部が組み込まれたホルダとを備え、前記キャリ
ッジは、平板状の底板部と、この底板部に設けられた一
対の折曲片を有し、前記投受光部は、前面に投受光面と
なる窓部を設けた本体と、この本体の前記窓部と反対側
から延びる端子を有し、前記ホルダは、一対の側壁部
と、底壁部を有し、前記投受光部と前記ホルダが組み合
わされた状態で、前記一対の折曲片の間に前記投受光部
を配置し、前記投受光部を接着手段を介して前記折曲片
に取り付け固定してなる構成とした。
【0016】また、第2の解決手段として、前記折曲片
には、前記投受光部と共に前記ホルダが前記接着手段を
介して取り付けられた構成とした。
【0017】また、第3の解決手段として、前記投受光
部の前記本体は、鍔状のステム部を有すると共に、前記
ホルダは、前記ステム部を嵌合する鍔部が設けられ、前
記折曲片と前記ステム部との間、及び前記折曲片と前記
鍔部との間が前記接着手段を介して固定された構成とし
た。
【0018】また、第4の解決手段として、前記キャリ
ッジには、前記底板部から折り曲げられた受け部を有
し、前記受け部と前記投受光面との間が前記接着手段を
介して固定された構成とした。また、第5の解決手段と
して、前記一対の折曲片は、互いに対向するように前記
底板部から切り起こされて形成された構成とした。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態である光ピッ
クアップについて、図1乃至図8の図面を参照して以下
に説明する。
【0020】図1は、本発明の光ピックアップ10の斜
視図である。図1に示すように、光ピックアップ10
は、金属製の板金からなるキャリッジ12内に収納され
る、対物レンズ14を備えたレンズアクチュエータ11
0と、該対物レンズ14にミラー40を通じてレーザ光
を出射し、また対物レンズ14からの戻り光を入射する
投受光部18と、この投受光部18を組み込んだホルダ
ー20と、このホルダー20を被うカバー22から構成
されている。
【0021】図4は、本発明の光ピックアップ10のキ
ャリッジ12を示す斜視図である。図4に示すように、
キャリッジ12は、長方形をした金属製からなる平板状
の底板部24と、この底板部24の長手方向の両縁に沿
って、それぞれ対向立設された第1の側壁部26、第2
の側壁部27とから構成されている。この第1、第2の
側壁部26,27の一端は、底板部24から突出してい
る。さらに、第1、第2の側壁部26,27と同じよう
に立設された第3の側壁部29,29は、この側壁部2
6,27の長手方向に、一定の空間をもたせて底板部2
4と一体にそれぞれ設けられている。そして、第3の側
壁部29,29には、貫通した丸孔30が図示しない1
つのシャフト棒によって挿通される大きさにそれぞれ形
成されている。第1の側壁部26の先端には、切り欠き
溝28が形成されている。
【0022】次に、底板部24には、略方形状の開口部
36が形成されていて、この開口部36に面する縁部の
一部には、対向立設させた一対の第1の切り起こし片3
8が形成され、その対向面は側壁面38bとなってい
る。さらに、底板部24の外方の縁部には、略矩形状の
切り欠き部39が形成されている。この切り欠き部39
の対向する側の縁部には、第1、第2の側壁部26,2
7に沿うように、対向立設された折曲片、即ち第2の切
り起こし片31がそれぞれ形成されている。この第2の
切り起こし片31は、折り曲げ治具(図示せず)によっ
て、底板部24から互いに対向するように切り起こさ
、ほぼ直角に折り曲げて形成されたものである。さら
に、この切り欠き部39の残りの縁部には、第2の切り
起こし片31の対向する側壁面31bと直交方向に、側
壁面を備えた略凸状をした受け部42が立設形成されて
いる。この受け部42の中央には、丸孔72が貫通して
形成されている。
【0023】次に、各第2の切り起こし片31には、こ
の側壁面31bと直角に、平坦状の端面31aが形成さ
れている。そして、この端面31aは、投受光部18を
組み込んだホルダー20が取り付けられる。
【0024】次に、各第1の切り起こし片38には、こ
の側壁面38bの一方の角を斜めにカットしてなる傾斜
部38aが設けられ、バリなどがないように精度良く加
工形成されている。そして、傾斜部38a側であって、
第1の切り起こし片38の側壁38b間に、後述するミ
ラー40が組み込まれる。
【0025】図5は、本発明の光ピックアップ10のキ
ャリッジ12にミラー40を取り付けた状態を示す斜視
図である。図5に示すミラー40は、光学ガラスまたは
光学樹脂部材に金属膜を蒸着した方形板をしている。こ
のミラー40の側壁部40a及び表面部(又は裏面部)
40bは、精度良く加工されている。つまり、表面部4
0bは、入射したレーザ光を所定の角度であらかじめ決
められた箇所に出射するように、このレーザ光を反射す
るものであり、側壁部40aは、第1の切り起こし片3
8の側壁面38b間に取り付けられる。
【0026】図6は、本発明の光ピックアップ10の投
受光部18等を組み込んだホルダー20を示す斜視図で
ある。図6に示すように、投受光部18には、金属製の
本体23と一体成形された鍔状のステム部23aが形成
されていて、この本体23内にはレーザダイオードなど
の発光素子及びフォトダイオードなどの受光素子、集積
プリズムなどの光学部品が収納されている。さらに、ス
テム部23aの左右両側面には、湾曲した曲面部25が
形成されていて、その後部には発光素子及び受光素子の
端子100が外方(図6中、奥側方向)に複数本突き出
している。また、ステム部23aの前面は、投受光部1
8をキャリッジ12に取り付けるための取り付け面とな
っている。そして、本体23の前面は、レーザ光が出入
射する窓部33aを形成した投受光面33となってい
る。
【0027】ホルダー20は、ダイキャスト成形または
モールド成形されたもので、対向配置された側壁部16
と、この側壁部16の一端に設けられた鍔部4aと、底
壁部17とから構成されている。鍔部4aには、曲面状
の開口14が形成されていて、この開口14に投受光部
18のステム部23aの曲面部25が接着剤などの接着
手段13を用いて嵌合配置されるようになっている。そ
して、ホルダー20の側壁部16間には、高調波重畳回
路を構成するため、電子部品を備えた回路基板21が配
置されている。回路基板21の周縁部には、一部を切り
欠いた溝部60が形成され、投受光部18の端子100
をこの溝部60に挿通させて、半田付け固定することに
よって、端子100と回路基板21とが導通するように
なっている。
【0028】図2は、本発明の光ピックアップ10の第
2の側壁部27をはずした状態での一部拡大斜視図であ
る。カバー22は、1つの開口を備えた金属製の箱体で
あり、開口からホルダー20全体に被せて、カバー22
の開口側に突出させた取付爪22aをホルダー20の取
付孔45に嵌入させて、その後取付爪22aの先端部を
曲げることにより固定するようになっている。なお、図
1に示すように、カバー22の開口に対向する側壁に
は、位置決め調整用の2つの孔46が並んで形成されて
いる。
【0029】次に、図1に示すように、レンズアクチュ
エータ110は、アクチュエータベース111と、この
アクチュエータベース111に可撓性をもって保持さ
れ、対物レンズ14を有するレンズホルダー112と、
このレンズホルダー112に一体化したヨーク113と
から構成されている。そして、アクチュエータベース1
11は、キャリッジ12の開口部36上に取り付け固定
されるようになっている。
【0030】次に、各構成部品の組み立てについて説明
する。図8Aには、本発明の光ピックアップ10におい
て、模式的に示したキャリッジ12の中央付近断面図が
示されてあり、図8Bには、キャリッジ12にミラー4
0を組み込み固定するための治具を示した斜視図が示さ
れている。
【0031】最初に、ミラー40をキャリッジ12に組
み込むための治具について説明する。図8Bにおいて、
治具の平坦な基台151の四隅には、略直方体をした突
状部152a,152b,152c,152dが、この
基台151と一体にそれぞれ設けられている。そして、
突状部152a,152b、152c、152dには、
一部に切り欠きされた段部153がその外側方向にそれ
ぞれ設けられていて、そのうちの突状部152a、15
2bの段部153には、係止部154,154がそれぞ
れ取り付け固定されている。そして、突状部152a,
152bの段部153、153間には、細長の円柱状を
したシャフト棒155が取り付けられて、係止部15
4,154で押え固定されている。このシャフト棒15
5は、光ピックアップ10をディスク装置に取り付けた
ときに用いるシャフト棒と同じ径となっている。
【0032】基台151の上面中央部分には、前述した
突状部152a,152b,152c,152dよりも
低い高さで、略V字状をした切り欠き部156aを備え
た突起部156がこの基台151と一体に設けられてい
る。そして、この突起部156の切り欠き部156aの
幅寸法は、第1の切り起こし片38間の幅寸法より、狭
くなっている。さらに、基台151上面の、突起部15
6の前後の位置に、ピン157が設けられている。
【0033】次に、図8に基づいて、本発明の光ピック
アップ10のミラー40をキャリッジ12の第1の切り
起こし片38に組み込む方法を説明する。先ず、治具の
突起部156の切り欠き部156aにミラー40を傾斜
させた状態に載置して、さらに、キャリッジ12を逆さ
まの状態でその上に配して、キャリッジ12の第1の側
壁部26の切り欠き溝28を治具のシャフト棒155に
嵌合させる。さらに、キャリッジ12の底板部24のピ
ン受け孔(図示せず)にピン157を挿通させて、キャ
リッジ12を動かないように治具の基台151上に保持
する。このとき、ミラー40は、第1の切り起こし片3
8の側壁面38b間の空間に、第1の切り起こし片38
の傾斜面38aよりもミラー40の表面部40bが僅か
に突き出した状態に位置する。
【0034】次に、キャリッジ12の裏側から、第1の
切り起こし片38の側壁38bと、ミラー40の側壁4
0aとの隙間(図3での隙間寸法幅H2は、0.1mm
以下である。)に紫外線硬化型の接着剤13を注入充填
させ、紫外線を照射することにより、図5に示すよう
に、浮かせた状態で固着させる。ここで、治具にて、ミ
ラー40は、取付基準面である突起部156の切り欠き
部に載置されて、切り起こし片39と固着されるので、
精度良く取り付け固定することができる。また、キャリ
ッジ12の第1の切り起こし片38には、切り起こすこ
とにより空間ができ、この空間が接着剤13を充填塗布
させるための注入口となるので、キャリッジ12の裏側
から簡単に接着でき、作業性を向上させることができ
る。また、第1の切り起こし片38の傾斜面38aに、
この傾斜面38aから表面部40bを突き出た状態にミ
ラー40を取り付けたことにより、上述した接着剤13
がミラー40の表面部40bにはみ出ることのない構造
に形成することができる。
【0035】次に、レンズアクチュエータ110は、対
物レンズ14がミラー40からの出射光の中心に位置す
るように、キャリッジ12の底板部24にある開口部3
6の真上に跨って配される。
【0036】次に、図2に基づいて、本発明の光ピック
アップ10の投受光部18をキャリッジ12の第2の切
り起こし片31に組み込む方法を説明する。あらかじめ
ホルダー20に投受光部18を一体に組み込んだ状態に
しておく。そして、キャリッジ12の、第2の切り起こ
し片31,31と受け部42で囲まれた空間(切り欠き
部39)に、投受光部18を組み込んだホルダー20を
取り付け固定するには、先ず治具を用いて、上記空間内
に一定の隙間をもたせて、投受光部18を浮かせた状態
に配置する。このとき、上記治具を用いて、図3に示す
ように、投受光部18の窓部33aと、受け部42の丸
孔72とを僅かな隙間をもたせて対向配置させている。
また、第2の切り起こし片31の端面31aと、ホルダ
ー20の鍔部4a及びこの鍔部4aに取り付け固定され
た投受光部18のステム部23aの上面とを僅かな隙間
をもたせて対向配置させている。次に、投受光部18か
ら出射されるレーザ光が、ミラー40を通じて、レンズ
ホルダー112の対物レンズ14中央に出射するよう
に、ホルダー20の孔46に別の治具を挿入して、この
孔46中心に投受光部18の取り付け位置を調整する。
【0037】その後、上述した第2の切り起こし片31
の端面31aと、ホルダー20の鍔部4a及び投受光部
18のステム部23aの上面との間に、その隙間寸法H
1を200μm以下にして、紫外線硬化型の接着剤13
を注入充填させて取り付け固定する(図7中、Sの箇
所)。さらに、投受光部27の投受光面33と受け部4
2の側壁面との間にも、レーザ光を光路となる窓部33
a及び丸孔72を塞がないように、紫外線硬化型の接着
剤13を注入充填させて、取り付け固定する(図7中、
Tの箇所)。このように、少なくとも4箇所を接着剤1
3にて取り付けるので、投受光部18をキャリッジ12
に確実に固定することができる。
【0038】組み込みが完成した本発明の光ピックアッ
プ10において、投受光部18の投受光面33から出た
レーザ光は、受け部42の丸孔72を通り、さらにミラ
ー40を通って、直角に折り曲がり、対物レンズ14に
入射する。そして、この対物レンズ14から出射したレ
ーザ光は、光ディスク面にて集光して、すなわち、光デ
ィスクに記録された情報を読み込んで、さらに光ディス
ク面からこの情報に応じて反射した戻り光を、同じ光路
を通って、投受光部18内の受光素子に入射させる。そ
して、この戻り光の光量に応じて、必要な電気信号に変
換して、光ディスクの情報を読み取ることができる。ま
た、光ディスク面の情報に追従して、光ピックアップ1
0のキャリッジ12は、光ディスク装置のシャフト棒に
沿って制御された動きをする。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、板金からなる
キャリッジと、このキャリッジの一部を折り曲げた折曲
片と、該折曲片の間に所定の隙間を設けて投受光部を配
置し、投受光部を接着手段を介して該折曲片に取り付け
固定することにより、浮かせた状態で、投受光部がキャ
リッジに取り付け固定されるので、位置決め固定する際
にキャリッジにストレスがかかることなく、投受光部の
位置決めを精度良く調整することができる。
【0040】さらに、折曲片は、対向配置された一対の
折曲片からなり、互いに対向するように切り起こしてな
ることにより、戻り方向に変形しやすくなるが、この変
形しようとする力が互いに打ち消しあう方向に働くの
で、戻り方向への変形をし難くし、確実に且つ精度良く
取り付け固定することができる。
【0041】さらに、折曲片の端面と投受光部との隙間
が200μm以下となることにより、取り付け接着面に
おける線膨張係数の変化量を減らすことができて、安定
した位置決め精度を保つことができる。
【0042】さらに、キャリッジの一部を、互いに対向
した状態で起こして折曲片を形成し、治具を用いて、投
受光部を該折曲片の空間に一定の隙間を設けて配置し、
投受光部の位置決め調整を行って、さらに接着手段を用
いて該投受光部を折曲片に取り付け固定することによ
り、安価なキャリッジでも精度良く組み込みできるの
で、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップの斜視図である。
【図2】本発明の第2の側壁部をはずした状態での光ピ
ックアップの一部拡大斜視図である。
【図3】本発明の光ピックアップの一部拡大平面図であ
る。
【図4】本発明の光ピックアップのキャリッジの斜視図
である。
【図5】本発明の光ピックアップのキャリッジにミラー
を取り付けた状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の光ピックアップの投受光部及びホルダ
ーの組み込みを示す一部拡大斜視図である。
【図7】本発明の光ピックアップの平面図である。
【図8】図8Aは、本発明の光ピックアップにおける、
模式的に示したキャリッジの中央付近断面図であり、図
8Bは、ミラーを組み込むための治具を示した斜視図で
ある。
【図9】従来の光ピックアップの一部分解斜視図であ
る。
【符号の説明】 10 光ピックアップ 12 キャリッジ 13 接着手段 18 投受光部 31 折曲片(第2の切り起こし片)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板金からなるキャリッジと、このキャリ
    ッジに取り付けられ、発光素子と受光素子を有する投受
    光部と、前記キャリッジに取り付けられ、前記投受光部
    が組み込まれたホルダとを備え、前記キャリッジは、平
    板状の底板部と、この底板部に設けられた一対の折曲片
    を有し、前記投受光部は、前面に投受光面となる窓部を
    設けた本体と、この本体の前記窓部と反対側から延びる
    端子を有し、前記ホルダは、一対の側壁部と、底壁部を
    有し、前記投受光部と前記ホルダが組み合わされた状態
    で、前記一対の折曲片の間に前記投受光部を配置し、前
    記投受光部を接着手段を介して前記折曲片に取り付け固
    定してなることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 前記折曲片には、前記投受光部と共に前
    記ホルダが前記接着手段を介して取り付けられたことを
    特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 前記投受光部の前記本体は、鍔状のステ
    ム部を有すると共に、前記ホルダは、前記ステム部を嵌
    合する鍔部が設けられ、前記折曲片と前記ステム部との
    間、及び前記折曲片と前記鍔部との間が前記接着手段を
    介して固定されたことを特徴とする請求項記載の光ピ
    ックアップ。
  4. 【請求項4】 前記キャリッジには、前記底板部から折
    り曲げられた受け部を有し、前記受け部と前記投受光面
    との間が前記接着手段を介して固定されたことを特徴と
    する請求項1から3の何れかに記載の光ピックアップ。
  5. 【請求項5】 前記一対の折曲片は、互いに対向するよ
    うに前記底板部から切り起こされて形成されたことを特
    徴とする請求項1から4の何れかに記載の光ピックアッ
    プ。
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