JP2005011401A - 光ピックアップ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が少なくてホルダの微調整を迅速容易に行うこと。
【解決手段】レーザダイオードLD付きホルダ2の裏面中央に横断方向Y−Yに沿って角状支点11aが形成されており、該支点11aをベース1の外周面に当接させ、板ばね8の両弾性アーム部8aによりホルダ2の一端部側をベース1に向けて付勢し、調整ねじ3をホルダ2の他端部に貫設した挿通孔2bを通ってベース1のねじ孔にねじ込むことにより、ホルダ2をベース1に仮止めし、該ホルダ2の位置をベース1の外周面に沿って縦横X−X,Y−Yに微調整すると共に、調整ねじ3のねじ込み量を板ばね8の弾性力に抗して微調整することにより、支点11aを中心にホルダ2の姿勢を修正し、ホルダ2をベース1に紫外線硬化性接着剤9で固定する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばDVD・RWなどの光ディスク、磁気ディスク(以下、ディスクと略称)の再生や記録または消去を行うための光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】
光ピックアップの原理を説明すると、図7に示すように、ベース1の外周面にホルダ2を介して取り付けたレーザダイオードLDからレーザ光O1を回折格子G、ハ−フミラーHM、コリメータレンズQWP及び対物レンズOLを介してディスクDに投射し、その反射光をハ−フミラーHMを介してフォトダイオードPDで受光することにより、ディスクDに記録されている情報を読み取る。
【0003】
上記構成において、レーザ光O1の拡がり角のばらつきにより、そのレーザ光O1がコリメータレンズQWPの光軸O2からずれることがあり、そのずれを補正する技術として特許文献1に記載したものがある。これは、図8及び図9に示すように、縦断方向X−Xに長くて横断方向Y−Yに短い矩形ホルダ2の中央部にレーザダイオードLDを嵌入させるためのレーザ孔2aが貫設されると共に、該ホルダ2の四隅に調整ねじを挿通するための挿通孔2bが形成され、そのホルダ2の裏面に挿通孔2bと同心状の突起部2Aが突設され、各挿通孔2bに4本の調整ねじ3が挿通されると共に、該各調整ねじ3にコイルばね4が外嵌されている。
【0004】
レーザダイオードLDの取付手順を説明すると、ホルダ2にレーザダイオードLDをビス5止めした後、突起部2Aをベース1の開口部1aに嵌合させ、各コイルばね4をベース1とホルダ2との間に介在させた状態で各調整ねじ3を該ベース1のねじ孔1bにねじ込むことにより、ホルダ2を介してレーザダイオードLDをベース1の外周面に係止し、レーザ光O1をコリメータレンズQWPの光軸O2上に位置決めする。次に、各調整ねじ3のねじ込み量を各コイルばね4の弾性力に抗して微調整することにより、開口部1aと突起部2Aとの接点Pを中心にホルダ2の姿勢を矢印a,b方向にわずかに回動させて修正し、レーザ光O1の拡がり角のばらつきによる平行光強度中心のずれを補正して、そのレーザ光O1をコリメータレンズQWPの光軸O2に一致させる。
【0005】
【特許文献1】
特開平2−220228号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、ホルダ2の突起部2Aを開口部1aに嵌合させるようになっており、製作誤差によりレーザ光O1がコリメータレンズQWPの光軸O2上からベース1の外周面に沿って縦横X−X,Y−Yに位置ずれした場合には、その位置ずれを修正することができないから、ホルダ2を廃棄するしかなく、コストアップになる。また、各調整ねじ3のねじ込み量を微調整してホルダ2の姿勢を修正するようになっており、その調整ねじ3の数が多いから、微調整に手間と時間とがかかって面倒である。更に、複数の調整ねじ3及びコイルばね4が必要であって、部品点数が多いから、製作費が高くつく。
【0007】
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、部品点数が少なくてホルダの姿勢及びその位置の微調整を迅速容易に行うことができるようにした光ピックアップを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、レーザダイオード付きホルダに貫設した複数の挿通孔に調整ねじを挿通すると共に、該各調整ねじにコイルばねを外嵌させ、該各コイルばねをベースとホルダとの間に介在させた状態で該ベースの複数のねじ孔に前記各調整ねじをねじ込むことにより、ホルダを介してレーザダイオードをベースの外周面に係止しており、該レーザダイオードからレーザ光をコリメータレンズ及び対物レンズを介してディスクに投射し、その反射光をフォトダイオードで受光することにより、ディスクに記録されている情報を読み取るようにした光ピックアップにおいて、前記ホルダが縦断方向に長い矩形金属板からなり、該ホルダの中央にレーザダイオードを嵌入させるためのレーザ孔が貫設され、前記ホルダの裏面中央に横断方向に沿って角状支点を形成すると共に、該支点から裏面両端に向けてなだらかに傾斜する傾斜面を形成することにより、そのホルダの裏面が側面視略V字状に形成され、前記ホルダの一端部の正面両側縁に凹溝を形成することにより、その一端部の裏面両側縁に一対のストッパが切り残され、前記ホルダの他端部の裏面両側縁を切除して前記各凹溝に連通する一対の連通溝が形成され、前記各コイルばねに代えて1枚の板ばねが用いられ、該板ばねの中央部から一端部にかけて略U字状凹部を形成することにより、その一端部の両側縁に凹部を間に挟んで一対の弾性アーム部が切り残され、前記調整ねじが1本だけ用いられ、該調整ねじに対向して前記ホルダ及び板ばねの他端部にその調整ねじよりも大径の挿通孔が貫設され、前記ホルダの正面に一対の位置決め治具用係合孔が形成されており、レーザダイオードをレーザ孔に嵌入させたホルダの裏面に板ばねを対向させると共に、該板ばねの両弾性アーム部をホルダの各ストッパに係合させ、その板ばねの他端部及びホルダの支点をベースの外周面に当接させ、調整ねじをホルダ及び板ばねの挿通孔に通してベースのねじ孔にねじ込むことにより、ホルダをベースに仮止めし、位置決め治具をホルダの両係止孔に係合させて該ホルダの位置をベースの外周面に沿って縦横に微調整すると共に、調整ねじのねじ込み量を両弾性アーム部の弾性力に抗して微調整することにより、支点を中心にホルダの姿勢を修正し、ホルダとベースとの間に紫外線硬化性接着剤を注入し、その接着剤を紫外線の照射により硬化させてホルダをベースに固定することを特徴としている。
【0009】
上記構成は実施の一形態(図1から図6参照)に相当するものであって、これによれば、ホルダが支点を介してベースの外周面に移動可能に当接されているので、該ホルダの正面に形成した一対の係合孔に位置決め治具を係合させ、該治具を移動させてホルダの位置をベースの外周面に沿って縦横に微調整することにより、レーザ光をコリメータレンズの光軸上に精密に位置決めすることができる。
【0010】
また、調整ねじのねじ込み量を板ばねの弾性力に抗して微調整することにより、支点を中心にホルダの姿勢を修正し、これによって、レーザ光の拡がり角のばらつきによる平行光強度中心のずれを補正して、そのレーザ光をコリメータレンズの光軸に一致させることができ、この場合、調整ねじが1本だけであるから、その微調整を迅速容易に行うことができる。
【0011】
更に、ホルダの裏面に板ばねを対向させると共に、該板ばねの両弾性アーム部をホルダの各ストッパに係合させるだけで、その板ばねをホルダに簡単に組み合わせることができると共に、両弾性アーム部によりホルダの一端部をベースに向けて確実に付勢することができる。
【0012】
また更に、紫外線硬化性接着剤によりホルダをベースに固定するようになっており、従来のようにホルダをねじ止めする場合に比べて、その固定作業を低コストで迅速確実に行うことができる。
【0013】
しかも、調整ねじ及び板ばねが1つずつでよく、従来に比べて部品点数が少ないから、製作費が安くつく。
【0014】
請求項2に記載の発明は、ベースの外周面にホルダを介して取り付けたレーザダイオードからレーザ光をコリメータレンズ及び対物レンズを介してディスクに投射し、その反射光をフォトダイオードで受光することにより、ディスクに記録されている情報を読み取るようにした光ピックアップにおいて、前記ホルダが縦断方向に長い矩形金属板からなり、該ホルダの中央にレーザダイオードを嵌入させるためのレーザ孔が貫設され、前記ホルダの裏面中央に横断方向に沿って角状支点が形成されており、該支点をベースの外周面に当接させ、板ばねによりホルダの一端部側をベースに向けて付勢し、調整ねじをホルダの他端部に貫設した挿通孔を通ってベースのねじ孔にねじ込むことにより、ホルダをベースに仮止めし、該ホルダの位置をベースの外周面に沿って縦横に微調整すると共に、調整ねじのねじ込み量を板ばねの弾性力に抗して微調整することにより、支点を中心にホルダの姿勢を修正し、ホルダとベースとの間に接着剤を注入することにより、該ホルダをベースに固定することを特徴としている。
【0015】
上記構成によれば、ホルダが支点を介してベースの外周面に移動可能に当接されているので、該ホルダの位置をベースの外周面に沿って縦横に微調整することにより、レーザ光をコリメータレンズの光軸上に精密に位置決めすることができる。
【0016】
また、調整ねじのねじ込み量を板ばねの弾性力に抗して微調整することにより、支点を中心にホルダの姿勢を修正し、これによって、レーザ光の拡がり角のばらつきによる平行光強度中心のずれを補正して、そのレーザ光をコリメータレンズの光軸に一致させることができ、この場合、調整ねじが1本だけであるから、その微調整を迅速容易に行うことができる。
【0017】
更に、調整ねじ及び板ばねが1つずつでよく、従来に比べて部品点数が少ないから、製作費が安くつく。
【0018】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記ホルダの一端部の正面両側縁に凹溝を形成することにより、その一端部の裏面両側縁に一対のストッパが切り残され、前記ホルダの他端部の裏面両側縁を切除して前記各凹溝に連通する一対の連通溝が形成され、前記板ばねの中央部から一端部にかけて略U字状凹部を形成することにより、その一端部の両側縁に凹部を間に挟んで一対の弾性アーム部が切り残されており、ホルダの裏面に板ばねを対向させると共に、該板ばねの両弾性アーム部をホルダの各ストッパに係合させるようにしたことを特徴としている。
【0019】
上記構成によれば、ホルダの裏面に板ばねを対向させると共に、該板ばねの両弾性アーム部をホルダの各ストッパに係合させるだけで、その板ばねをホルダに簡単に組み合わせることができると共に、両弾性アーム部によりホルダの一端部をベースに向けて確実に付勢することができる。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記接着剤が紫外線硬化性接着剤からなり、その接着剤をホルダとベースとの間に注入し紫外線の照射により硬化させることを特徴としている。
【0021】
上記構成によれば、紫外線硬化性接着剤によりホルダをベースに固定するようになっており、従来のようにホルダをねじ止めする場合に比べて、その固定作業を低コストで迅速確実に行うことができる。
【0022】
請求項5に記載の発明は、請求項2から4のいずれかに記載の発明において、前記ホルダの正面に位置決め治具用係合孔が形成されており、該係合孔に位置決め治具を係合させて該ホルダの位置をベースの外周面に沿って縦横に微調整するようにしたことを特徴としている。
【0023】
上記構成によれば、ホルダの正面に形成した係合孔に位置決め治具を係合させ、該治具を移動させてホルダの位置をベースの外周面に沿って縦横に微調整することにより、レーザ光をコリメータレンズの光軸上に精密に位置決めすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は光ピックアップを示すものであって、ガイドレール7に沿って移動可能な熱伝導性に優れた材料(例えばアルミ)からなるベース1の外周面にレーザダイオードLD付きホルダ2が当接され、該ホルダ2の一端部をベース1に向けて付勢する板ばね8が設けられ、該板ばね8に抗してホルダ2の他端部が調整ねじ3によりベース1に仮止めされ、紫外線硬化性接着剤9によりホルダ2がベース1に固定されている。
【0025】
前記ホルダ2は、図3から図5に示すように、熱伝導性が良好な金属材料(例えば亜鉛)により縦断方向X−Xに長くて横断方向Y−Yに短く形成され、該ホルダ2の中央にレーザダイオードLDを嵌入させるためのレーザ孔2aが貫設され、前記ホルダ2の裏面中央に横断方向Y−Yに沿って角状支点11aを形成すると共に、該支点11aから裏面両端に向けてなだらかに傾斜する傾斜面11bを形成することにより、そのホルダ2の裏面11が側面視略V字状に形成され(図1参照)、前記ホルダ2の一端部の正面両側縁に凹溝12を形成することにより、その一端部の裏面両側縁に一対のストッパ13が切り残され、前記ホルダ2の他端部の裏面両側縁を切除して前記各凹溝12に連通する一対の連通溝14が形成され、ホルダ2の他端部に貫設した挿通孔2bが調整ねじ3よりも大径に形成され、ホルダ2の正面15にレーザ孔2aを間に挟んで係合孔16が形成されており、該両係合孔16に位置決め治具17(図6参照)を係合させるようになっている。
【0026】
前記板ばね8は、図3及び図4に示すように、熱伝導性が良好な金属材料(例えばりん青銅)により形成され、中央から一端部にかけて略U字状凹部19を形成することにより、その一端部の両側縁に凹部19を間に挟んで一対の弾性アーム部8aが切り残されており、該両弾性アーム部8aを各連通溝14から各凹溝12に挿通して各ストッパ13に係合させる。また、板ばね8の他端部に前記ホルダ2の挿通孔2bとほぼ同心同径の挿通孔8bが貫設されている。
【0027】
レーザダイオードLDの取付手順を説明すると、図6(a)に示すように、レーザダイオードLDをレーザ孔2aに嵌入させたホルダ2の裏面11に板ばね8を対向させると共に、該板ばね8の両弾性アーム部8aをホルダ2の各ストッパ13に係合させ、その板ばね8の他端部及びホルダ2の支点11aをベース1の外周面に当接させ、調整ねじ3をホルダ2及び板ばね8の挿通孔2b,8bに通してベース1のねじ孔1bにねじ込むことにより、ホルダ2をベース1に仮止めする。この場合、両弾性アーム部8aをストッパ13に係合させるだけで、板ばね8をホルダ2に簡単に組み合わせることができると共に、両弾性アーム部8aによりホルダ2の一端部をベース1に向けて確実に付勢することができる。
【0028】
次に、図6(b)に示すように、位置決め治具17の係合ピン17aをホルダ2の各係合孔16に係合させ、該治具17を移動させてホルダ2の位置をベース1の外周面に沿って縦横X−X,Y−Yに微調整することにより、レーザ光O1をコリメータレンズQWPの光軸O2上に一致させ(図7参照)、続いて、調整ねじ3のねじ込み量を両弾性アーム部8aの弾性力に抗して微調整することにより、支点11aを中心にホルダ2の姿勢を矢印a,b方向に修正し、これによって、レーザ光O1の拡がり角のばらつきによる平行光強度中心のずれを補正して、そのレーザ光O1をコリメータレンズQWPの光軸O2に一致させる。この場合、調整ねじ3が1本だけであるから、その微調整を迅速容易に行うことができると共に、板ばね8も1つでよいから、従来に比べて部品点数が少なくなり、製作費が安くつく。
【0029】
その後、図6(c)に示すように、紫外線硬化性接着剤9をベース1とホルダ2との間に注入し、その接着剤9を紫外線の照射により硬化させてホルダ2をベース1に固定すればよい。この場合、従来のようにホルダ2をねじ止めするのに比べて、その固定作業を低コストで迅速確実に行うことができる。
【0030】
上記構成において、アルミによりベース1を、亜鉛によりホルダ2を、りん青銅により板ばね8をそれぞれ形成することにより、レーザダイオードLDの発熱を促進して該レーザダイオードLDを効率良く作動させることができる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、実施の一形態(図1から図6参照)に示すように、ホルダが支点を介してベースの外周面に移動可能に当接されているので、該ホルダの正面に形成した一対の係合孔に位置決め治具を係合させ、該治具を移動させてホルダの位置をベースの外周面に沿って縦横に微調整することにより、レーザ光をコリメータレンズの光軸上に精密に位置決めすることができる。
【0032】
また、調整ねじのねじ込み量を板ばねの弾性力に抗して微調整することにより、支点を中心にホルダの姿勢を修正し、これによって、レーザ光の拡がり角のばらつきによる平行光強度中心のずれを補正して、そのレーザ光をコリメータレンズの光軸に一致させることができ、この場合、調整ねじが1本だけであるから、その微調整を迅速容易に行うことができる。
【0033】
更に、ホルダの裏面に板ばねを対向させると共に、該板ばねの両弾性アーム部をホルダの各ストッパに係合させるだけで、その板ばねをホルダに簡単に組み合わせることができると共に、両弾性アーム部によりホルダの一端部をベースに向けて確実に付勢することができる。
【0034】
また更に、紫外線硬化性接着剤によりホルダをベースに固定するようになっており、従来のようにホルダをねじ止めする場合に比べて、その固定作業を低コストで迅速確実に行うことができる。
【0035】
しかも、調整ねじ及び板ばねが1つずつでよく、従来に比べて部品点数が少ないから、製作費が安くつく。
【0036】
請求項2に記載の発明によれば、ホルダが支点を介してベースの外周面に移動可能に当接されているので、該ホルダの位置をベースの外周面に沿って縦横に微調整することにより、レーザ光をコリメータレンズの光軸上に精密に位置決めすることができる。
【0037】
また、調整ねじのねじ込み量を板ばねの弾性力に抗して微調整することにより、支点を中心にホルダの姿勢を修正し、これによって、レーザ光の拡がり角のばらつきによる平行光強度中心のずれを補正して、そのレーザ光をコリメータレンズの光軸に一致させることができ、この場合、調整ねじが1本だけであるから、その微調整を迅速容易に行うことができる。
【0038】
更に、調整ねじ及び板ばねが1つずつでよく、従来に比べて部品点数が少ないから、製作費が安くつく。
【0039】
請求項3に記載の発明によれば、ホルダの裏面に板ばねを対向させると共に、該板ばねの両弾性アーム部をホルダの各ストッパに係合させるだけで、その板ばねをホルダに簡単に組み合わせることができると共に、両弾性アーム部によりホルダの一端部をベースに向けて確実に付勢することができる。
【0040】
請求項4に記載の発明によれば、紫外線硬化性接着剤によりホルダをベースに固定するようになっており、従来のようにホルダをねじ止めする場合に比べて、その固定作業を低コストで迅速確実に行うことができる。
【0041】
請求項5に記載の発明によれば、ホルダの正面に形成した係合孔に位置決め治具を係合させ、該治具を移動させてホルダの位置をベースの外周面に沿って縦横に微調整することにより、レーザ光をコリメータレンズの光軸上に精密に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である光ピックアップの一部切り欠き平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同要部の斜視図である。
【図4】同要部の分解斜視図である。
【図5】同ホルダの裏面側斜視図である。
【図6】(a)から(c)はレーザダイオードの取付手順を示す説明図である。
【図7】同光ピックアップの原理を示す概略説明図である。
【図8】従来を示す水平断面図である。
【図9】同分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース
1b ねじ孔
2 ホルダ
2a レーザ孔
2b 挿通孔
3 調整ねじ
4 コイルばね
8 板ばね
8a 弾性アーム部
8b 挿通孔
9 紫外線硬化性接着剤
11 ホルダの裏面
11a 支点
11b 傾斜面
12 凹溝
13 ストッパ
14 連通溝
15 ホルダの正面
16 係合孔
17 位置決め治具
19 凹部
LD レーザダイオード
QWP コリメータレンズ
X−X 縦断方向
Y−Y 横断方向

Claims (5)

  1. レーザダイオード付きホルダに貫設した複数の挿通孔に調整ねじを挿通すると共に、該各調整ねじにコイルばねを外嵌させ、該各コイルばねをベースとホルダとの間に介在させた状態で該ベースの複数のねじ孔に前記各調整ねじをねじ込むことにより、ホルダを介してレーザダイオードをベースの外周面に係止しており、該レーザダイオードからレーザ光をコリメータレンズ及び対物レンズを介してディスクに投射し、その反射光をフォトダイオードで受光することにより、ディスクに記録されている情報を読み取るようにした光ピックアップにおいて、前記ホルダが縦断方向に長い矩形金属板からなり、該ホルダの中央にレーザダイオードを嵌入させるためのレーザ孔が貫設され、前記ホルダの裏面中央に横断方向に沿って角状支点を形成すると共に、該支点から裏面両端に向けてなだらかに傾斜する傾斜面を形成することにより、そのホルダの裏面が側面視略V字状に形成され、前記ホルダの一端部の正面両側縁に凹溝を形成することにより、その一端部の裏面両側縁に一対のストッパが切り残され、前記ホルダの他端部の裏面両側縁を切除して前記各凹溝に連通する一対の連通溝が形成され、前記各コイルばねに代えて1枚の板ばねが用いられ、該板ばねの中央部から一端部にかけて略U字状凹部を形成することにより、その一端部の両側縁に凹部を間に挟んで一対の弾性アーム部が切り残され、前記調整ねじが1本だけ用いられ、該調整ねじに対向して前記ホルダ及び板ばねの他端部にその調整ねじよりも大径の挿通孔が貫設され、前記ホルダの正面に一対の位置決め治具用係合孔が形成されており、レーザダイオードをレーザ孔に嵌入させたホルダの裏面に板ばねを対向させると共に、該板ばねの両弾性アーム部をホルダの各ストッパに係合させ、その板ばねの他端部及びホルダの支点をベースの外周面に当接させ、調整ねじをホルダ及び板ばねの挿通孔に通してベースのねじ孔にねじ込むことにより、ホルダをベースに仮止めし、位置決め治具をホルダの両係止孔に係合させて該ホルダの位置をベースの外周面に沿って縦横に微調整すると共に、調整ねじのねじ込み量を両弾性アーム部の弾性力に抗して微調整することにより、支点を中心にホルダの姿勢を修正し、ホルダとベースとの間に紫外線硬化性接着剤を注入し、その接着剤を紫外線の照射により硬化させてホルダをベースに固定することを特徴とする光ピックアップ。
  2. ベースの外周面にホルダを介して取り付けたレーザダイオードからレーザ光をコリメータレンズ及び対物レンズを介してディスクに投射し、その反射光をフォトダイオードで受光することにより、ディスクに記録されている情報を読み取るようにした光ピックアップにおいて、前記ホルダが縦断方向に長い矩形金属板からなり、該ホルダの中央にレーザダイオードを嵌入させるためのレーザ孔が貫設され、前記ホルダの裏面中央に横断方向に沿って角状支点が形成されており、該支点をベースの外周面に当接させ、板ばねによりホルダの一端部側をベースに向けて付勢し、調整ねじをホルダの他端部に貫設した挿通孔を通ってベースのねじ孔にねじ込むことにより、ホルダをベースに仮止めし、該ホルダの位置をベースの外周面に沿って縦横に微調整すると共に、調整ねじのねじ込み量を板ばねの弾性力に抗して微調整することにより、支点を中心にホルダの姿勢を修正し、ホルダとベースとの間に接着剤を注入することにより、該ホルダをベースに固定することを特徴とする光ピックアップ。
  3. 前記ホルダの一端部の正面両側縁に凹溝を形成することにより、その一端部の裏面両側縁に一対のストッパが切り残され、前記ホルダの他端部の裏面両側縁を切除して前記各凹溝に連通する一対の連通溝が形成され、前記板ばねの中央部から一端部にかけて略U字状凹部を形成することにより、その一端部の両側縁に凹部を間に挟んで一対の弾性アーム部が切り残されており、ホルダの裏面に板ばねを対向させると共に、該板ばねの両弾性アーム部をホルダの各ストッパに係合させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ。
  4. 前記接着剤が紫外線硬化性接着剤からなり、その接着剤をホルダとベースとの間に注入し紫外線の照射により硬化させることを特徴とする請求項2または3に記載の光ピックアップ。
  5. 前記ホルダの正面に位置決め治具用係合孔が形成されており、該係合孔に位置決め治具を係合させて該ホルダの位置をベースの外周面に沿って縦横に微調整するようにしたことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の光ピックアップ。
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