JP2009252272A - 光源用ホルダ及びそれを備えた光ピックアップ - Google Patents

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Abstract

【課題】光ピックアップが2つの光源を備える場合でも、光源を保持するための光源用ホルダに要するコストを低く抑えられる光源用ホルダを提供する。
【解決手段】光ピックアップに備えられる光源を保持するために使用される光源用ホルダ5は、ホルダ本体部51と、ホルダ本体部51を貫通する孔であって光源が嵌め込まれる貫通孔52と、ホルダ本体部51を挟んで互いに反対側となる第1の側(手前側)と第2の側(奥側)とのうち、第1の側から第1の光源を貫通孔52に嵌め込んだ場合に第1の光源を保持する第1の保持部54と、第2の側から第2の光源を貫通孔52に嵌め込んだ場合に第2の光源を保持する第2の保持部55と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、光ピックアップに備えられる光源を保持するために使用される光源用ホルダに関する。また、本発明は、そのような光源用ホルダを備える光ピックアップに関する。
コンパクトディスク(以下、CDという。)やデジタル多用途ディスク(以下、DVDという。)といった光記録媒体が普及している。更に、最近では、ブルーレイディスク(以下、BDという。)等の大容量の情報を記録できる光記録媒体も実用化されている。このような光記録媒体からの情報の読み取りや光記録媒体への情報の書き込みは、光ピックアップを用いて行われる。
光ピックアップにおいては、CDの情報の読み取りや書き込みを行う場合には例えば波長780nmの光が使用される。また、DVDの場合には例えば波長650nmの光が、BDの場合には例えば波長405nmの光が使用される。このために、従来の光ピックアップにおいては、複数種類の光記録媒体に対して情報の読み取りや書き込みが行えるように、互いに異なる波長の光を出射する複数の光源を備えるものがある。
光ピックアップにおいて、光記録媒体に光を照射するために使用される光源として、従来、半導体レーザ素子が使用される。この半導体レーザ素子は、ホルダに搭載された状態で光ピックアップに取り付けられるのが一般的である(例えば、特許文献1〜3を参照)。そして、複数種類の光記録媒体に対して情報の読み取りや書き込みが行えるように複数の半導体レーザ素子を有する場合には、半導体レーザ素子各々に対してホルダが必要となる。
ところで、光ピックアップに備えられる半導体レーザ素子から出射されるレーザ光は、一般的には直線偏光とされる。そして、複数の半導体レーザ素子を備える光ピックアップにおいては、各半導体レーザ素子から出射されるレーザ光(直線偏光)の偏光方向が異なる方向とされる場合がある。このような場合、ホルダに取り付ける半導体レーザ素子の取付方向(取付角)が異なることになるために、各半導体レーザ素子に対して異なる構造を持ったホルダを使用する必要があった。そのために、構造の異なるホルダ毎に別々の金型を準備して別々にホルダを作成する必要があり、光ピックアップの製造コストアップの要因となっていた。
特許第3779608号公報 特許第3833934号公報 特開2004−111507号公報
以上の点を鑑みて、本発明の目的は、光ピックアップが2つの光源を備える場合でも、光源を保持するための光源用ホルダに要するコストを低く抑えられる光源用ホルダを提供することである。また、本発明の他の目的は、そのような光源用ホルダを備えることにより、2つの光源を有する場合でも低コストで製造できる光ピックアップを提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、光ピックアップに備えられる光源を保持するために使用される光源用ホルダであって、ホルダ本体部と、前記ホルダ本体部を貫通する孔であって光源が嵌め込まれる貫通孔と、前記ホルダ本体部を挟んで互いに反対側となる第1の側と第2の側とのうち、前記第1の側から第1の光源を前記貫通孔に嵌め込んだ場合に前記第1の光源を保持する第1の保持部と、前記第2の側から第2の光源を前記貫通孔に嵌め込んだ場合に前記第2の光源を保持する第2の保持部と、を備えることを特徴としている。
本構成によれば、異なる2つの光源をそれぞれ別々の側から光源用ホルダに嵌め込んで保持することが可能となる。このために、光ピックアップにおいて2つの光源が必要となる場合であっても、準備する光源用ホルダは1種類でよい。このために、2種類の光源用ホルダを準備する場合に比べて製造コストを抑制することが可能となる。
上記構成の光源用ホルダの具体的な構成として、前記貫通孔の貫通方向の略中央には、前記貫通孔の内壁から突出するリング状のストッパー部が形成され、前記第1の保持部と前記第2の保持部とは、前記ストッパー部を挟んで互いに反対側の位置に形成され、前記第1の保持部には、前記貫通孔の内壁から突出して前記第1の側から嵌め込まれた前記第1の光源の一部を押圧する第1の押圧部が形成され、前記第2の保持部には、前記貫通孔の内壁から突出して前記第2の側から嵌め込まれた前記第2の光源の一部を押圧する第2の押圧部が形成されることとしてもよい。
本構成によれば、第1の光源或いは第2の光源を貫通孔に圧入した場合に、ストッパー部が光源の抜け止めとして機能する。従って、光源用ホルダに、第1の光源と第2の光源とのうちのいずれを取り付ける場合でも、光源を安定して保持することが可能となる。
また、上記構成の光源用ホルダにおいて、前記第1の光源及び前記第2の光源には溝部が形成され、前記第1の保持部には、前記貫通孔の内壁から突出して前記第1の光源の前記溝部と係合する第1の係合部が形成され、前記第2の保持部には、前記貫通孔の内壁から突出して前記第2の光源の前記溝部と係合する第2の係合部とが形成されることとしてもよい。また、上記構成において、前記第1の係合部と前記第2の係合部とが前記貫通孔の内壁から突出する方向は、互いに異なる方向であることとしてもよい。
2つの光源を光ピックアップに搭載する場合に、光源から出射される直線偏光の偏光方向を異なる方向とする場合がある。この場合、光源の取付方向は異なる方向とされる。この点、本構成によれば、係合部の突出方向によって光源の取付方向を管理できる。そして、2つの光源の取付方向が異なる場合でも、光源用ホルダを2つ準備する必要がなく、製造コストを抑制できる。
また、上記構成の光源用ホルダにおいて、前記ホルダ本体部には、前記貫通孔を挟んで1つずつ形成され、前記貫通孔と同一方向に貫通して前記ホルダ本体部の治具による保持を可能とする治具用孔が形成されることとしてもよい。この構成によれば、治具用孔が貫通孔であり、光源用ホルダに第1の光源と第2の光源のいずれの光源を取り付ける場合でも、治具を用いて行う光源の光軸合わせを容易に行える。
また、上記目的を達成するために本発明は、上記構成の光源用ホルダと、前記第1の光源と、前記第2の光源と、を備える光ピックアップであることを特徴としている。これによれば、2つの光源を備えるにもかかわらず、光源用ホルダを1種類準備すれば光ピックアップを製造できるために、製造コストを抑制することが可能となる。
上記構成の光ピックアップの具体的な構成として、前記第1の光源はBD用のレーザ光を出射する半導体レーザ素子であり、前記第2の光源はDVD用のレーザ光とCD用のレーザ光とを切り替えて出射する半導体レーザ素子であることとしても構わない。
本発明によれば、光ピックアップが2つの光源を備える場合でも、光源を保持するための光源用ホルダに要するコストを低く抑えられる光源用ホルダを提供できる。また、本発明によれば、2つの光源を有する場合でも低コストで製造できる光ピックアップを提供できる。
以下、本発明の光源用ホルダと光ピックアップの実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(光ピックアップの構成)
まず、本実施形態の光ピックアップの構成について説明する。図1は、本実施形態の光ピックアップの構成を示す概略平面図である。図2は、本実施形態の光ピックアップの構成を示す概略側面図で、図1の位置A側から見た側面図である。なお、図1においては、説明の便宜上、光ピックアップを構成する部材ではないガイドシャフト100a、100bについても示している。
光ピックアップ1は、図示しない光ディスク(図1を参照して、紙面の手前側に配置される)にレーザ光を照射し、光ディスクで反射される反射光を受け取り、光信号を電気信号に変換して出力する。光ピックアップ1は、通常、図1に示すように光ディスクの半径方向と平行な方向に延びる2本のガイドシャフト100a、100bに沿って移動可能な状態で配置される。これにより、光ピックアップ1は、高速回転する光ディスクに形成される各アドレスにアクセス可能となり、光ディスクに記録される情報の読み取りや光ディスクへの情報の書き込みが可能となる。
図1に示すように、光ピックアップ1には、2本のガイドシャフト100a、100bに対して光ピックアップ1が摺動可能に取り付けられるようにガイドシャフト支持部2a、2bが設けられる。また、光ピックアップ1には、図1及び図2に示すように、第1光源11と、第2光源21と、第1対物レンズ17と、第2対物レンズ25と、を備える。第1光源11から出射される光は、第1対物レンズ17によって光ディスクの記録層に集光される。また、第2光源21から出射されるレーザ光は、第2対物レンズ25によって光ディスクの記録層に集光される。
なお、本実施形態の光ピックアップ1は、BD、DVD及びCDの3種類の光ディスクに対して情報の読み取りと書き込みを可能に設けられている。そして、第1光源11は、例えば波長405nm帯のレーザ光を出射するBD用の半導体レーザ素子である。また、第2光源21は、例えば、波長650nm帯のレーザ光と波長780nm帯のレーザ光とを切り替えて出射できるDVD及びCD用の半導体レーザ素子(2波長レーザ)である。このような2波長レーザとしては、いわゆるモノリシック型の半導体レーザ素子やハイブリッド型の半導体レーザ素子が好適に使用される。なお、第1光源11及び第2光源21から出射されるレーザ光は直線偏光である。
図3は、本実施形態の光ピックアップ1が備える光学系の構成を示す概略平面図である。図3に示すように、本実施形態の光ピックアップ1においては、第1光源11から出射されるレーザ光が第1対物レンズ17へと至る経路と、第2光源21から出射されたレーザ光が第2対物レンズ25へと至る経路とは、異なる経路となっている。
第1光源11から出射されたレーザ光(直線偏光)は、回折素子12によって主ビームと2本の副ビームとに分けられる。その後、偏光ビームスプリッタ13によって反射され、第1コリメートレンズ14を通過する。第1コリメートレンズ14は、球面収差を補正できるように光軸方向(図3に矢印で示す方向)に移動可能に設けられている。なお、第1コリメートレンズ14の位置を調整することで、第1対物レンズ17に入射する光の収束発散状態を変化させることができる。
第1コリメートレンズ14を通過したレーザ光は、1/4波長板15で円偏光に変換され、第1立ち上げミラー16によって反射されて、その進行方向を光ディスクに向かう向き(図3において、紙面に対して手前へと向かう向きが該当)に変換される。第1立ち上げミラー16で反射された光は、第1対物レンズ17によって光ディスクの記録層に集光される。
その後、記録層で反射された反射光は、第1対物レンズ17を通過後、第1立ち上げミラー16で反射され、1/4波長板15で直線偏光に変換される。なお、この際の偏光方向は、第1光源11から出射された直線偏光の偏光方向に対して90度回転した方向である。
1/4波長板15を通過した反射光は、第1コリメートレンズ14、第1偏光ビームスプリッタ13を透過し、第1シリンドリカルレンズ18によって非点収差を与えられて第1フォトディテクタ19に集光する。第1フォトディテクタ19は、受光した光信号を電気信号に変換して出力する。なお、出力された電気信号は処理されて、再生RF信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等となる。
第2光源21から出射されたレーザ光(直線偏光)は、ハーフミラー22で反射されて、第2コリメートレンズ23で平行光に変換される。第2コリメートレンズ23で平行光に変換された光は、第2立ち上げミラー24によって反射されて、その進行方向を光ディスクに向かう向き(図3において、紙面に対して手前へと向かう向きが該当)に変換される。第2立ち上げミラー24で反射された光は、第2対物レンズ25によって光ディスクの記録層に集光される。
その後、記録層で反射された反射光は、第2対物レンズ25を通過後、第2立ち上げミラー24で反射され、第2コリメートレンズ23、ハーフミラー22を透過し、第2シリンドリカルレンズ26によって非点収差を与えられて第2フォトディテクタ27に集光する。第2フォトディテクタ27は、受光した光信号を電気信号に変換して出力する。なお、出力された電気信号は処理されて、再生RF信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等となる。
なお、第1対物レンズ17と第2対物レンズ25とは、同一の可動子4(図2参照)に搭載され、対物レンズアクチュエータ3(図1又は図2参照)によってフォーカシング方向(図1の紙面と垂直な方向)とトラッキング方向(図1のガイドシャフト100a、100bと平行な方向))とに移動可能となっている。そして、上述のフォーカスエラー信号やトラッキング信号に基づいて、フォーカシング調整やトラッキング調整が行えるようになっている。
以上のように構成される本実施形態の光ピックアップ1において、第1光源11と第2光源21とは、いずれも、図2に示すように光源用ホルダ5に保持された状態で光ピックアップ1の本体部に取り付けられる。ところで、本実施形態の光ピックアップ1においては、第1光源11から出射される直線偏光の偏光方向と、第2光源21から出射される直線偏光の偏光方向とは異なる方向となっている。このため、第1光源11と第2光源21とでは光源用ホルダへの取り付け角が異なり、従来においては異なるタイプの2種類の光源用ホルダを準備する必要があった。しかし、本実施形態の光ピックアップ1が備える光源用ホルダ5は、1種類で取り付け角の異なる第1光源11と第2光源21とに対応でき、そのために2種類の光源用ホルダを準備する必要がない構造となっている。
(光源用ホルダの構成)
以下、本実施形態の光源用ホルダ5の構成について説明する。図4は、本実施形態の光源用ホルダ5の構成を示す概略斜視図である。図5は、本実施形態の光源用ホルダ5の構成を示す概略平面図である。図6は、図5に示す本実施形態の光源用ホルダ5を裏面側から見た場合の概略平面図である。図7は、本実施形態の光源用ホルダ5に保持される半導体レーザ素子(第1光源11或いは第2光源21)の構造を説明するための図で、図7(a)は側面から見た図、図7(b)は上から見た図である。
光源用ホルダ5は、光源を固定するためのもので、弾性変形しやすくて、放熱性のよい材料(例えば、アルミニウム合金等)で形成される。光源用ホルダ5は、板状のホルダ本体51の略中央部に、ホルダ本体51を貫通する貫通孔52が形成された構造を有している。この貫通孔52には、第1光源11或いは第2光源21となる半導体レーザ素子が嵌め込まれる。
なお、第1光源11及び第2光源21となる半導体レーザ素子は、いずれも、図7に示すように、レーザ光を発するチップが固定される円筒形状のベース101と、ベース101の上に固定されてチップを覆う円筒形状のキャップ102と、を備える構成となっている。
図4に示すように、光源用ホルダ5の貫通孔52の内壁には、リング形状のストッパー部53が形成される。ストッパー部53は、貫通孔52の貫通方向の略中央に形成される。また、ストッパー部53は、第1光源11或いは第2光源21となる半導体レーザ素子を貫通孔52に嵌め込んだ(本実施形態では圧入する)際に、半導体レーザ素子のベース101がストッパー部53に当接するように設けられている。すなわち、ストッパー部53は、半導体レーザ素子を貫通孔52に圧入する際に、半導体レーザ素子が光源用ホルダ5から抜け落ちるのを防止する機能(抜け止め機能)を有する。
本実施形態の光源用ホルダ5は、このストッパー部53を境に、手前側が第1光源11となる半導体レーザ素子を保持する第1の保持部54として機能し、奥側が第2光源21となる半導体レーザ素子を保持する第2の保持部55として機能するように構成されている(図4参照)。このような点から、図5は第1の保持部54側から見た場合の光源用ホルダ5の概略平面図、図6は、第2の保持部55側から見た光源用ホルダ5の概略平面図に該当する。
図5に示すように、第1の保持部54には、貫通孔52の内壁から突出する第1の押圧リブ56aが3箇所に形成されている。この第1の押圧リブ56aは、その表面が図5に破線で示す円の一部(円弧)に沿うような曲面を有する。また、図5に破線で示す円の直径が、第1光源11となる半導体レーザ素子のベース101の直径より僅かに小さくなるように3つの第1の押圧リブ56aは形成されている。このために、図5を参照して、紙面手前側から紙面奥側に向かって、半導体レーザ素子をベース101が手前、キャップ102が奥となるような配置で貫通孔52に圧入した場合に、第1の押圧リブ56aがベース101を押圧して半導体レーザ素子を保持することができる。
また、図5に示すように、第1の保持部54には、貫通孔52の内壁から突出する第1の位置決め用リブ57aが1つ形成されている。図7に示すように、第1光源11となる半導体レーザ素子のベース101には、断面視略矩形状の溝103が形成されている。この溝103は、例えば半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の偏光方向を識別するために設けられている。従って、光源用ホルダ5に半導体レーザ素子に設けられる溝103と係合する位置決め用リブ57aを所定の位置に設けておけば、第1光源11から出射されるレーザ光(直線偏光)の偏光方向を一定の向きに揃えた状態で半導体レーザ素子を光源用ホルダ5に配置することが可能となる。第1の位置決め用リブ57aはこのような狙いで形成されている。
図6に示すように、第2の保持部55にも、第1の保持部54の第1の押圧リブ56aと同様に、貫通孔52の内壁から突出する第2の押圧リブ56bが3箇所に形成されている。また、第1の保持部54の第1の位置決め用リブ57aと同様に、貫通孔52の内壁から突出する第2の位置決め用リブ57bが1つ形成されている。ただし、第1の保持部54と第2の保持部55とでは、押圧リブと位置決め用リブの配置が異なっている。
すなわち、第2の押圧リブ56bと第2の位置決め用リブ57bとは、第1の保持部54に第1の押圧リブ56a及び第1の位置決め用リブ57aが形成される位置に対して、それぞれ角度αだけ回転した位置に設けられている。これは、本実施形態の光ピックアップ1においては、第1光源11から出射されるレーザ光と第2光源21から出射されるレーザ光とで、偏光方向を角度αだけ異ならせる必要があることに由来する。
本実施形態のように光源用ホルダ5を構成した場合には、次のような効果が得られる。すなわち、図4を参照して、第1光源11に対して光源用ホルダ5を使用する場合には、手前側から奥側に向かって、半導体レーザ素子を貫通孔52に圧入すれば、所望の取付角で半導体レーザ素子を保持した光源用ホルダ5を光ピックアップ1に設置できる。また、図4を参照して、第2光源21に対して光源用ホルダ5を使用する場合には、奥側から手前側に向かって、半導体レーザ素子を貫通孔52に圧入すれば、所望の取付角で半導体レーザ素子を保持した光源用ホルダ5を光ピックアップ1に設置できる。ここでは、半導体レーザ素子を取付孔52に圧入するにあたっては、キャップ102、ベース101の順で挿入することを前提としている。
なお、本実施形態の光源用ホルダ5には、図4〜図6に示すように、貫通孔5を挟んでホルダ本体51を貫通する孔58a、58bが1つずつ形成されている。この孔58a、58bは、光源用ホルダ5を治具によって保持し、光源11、21の光軸合わせを行えるようにするための治具用孔である。この治具用孔58a、58bは、光源用ホルダ5や治具の寸法公差を考慮して、一方が長孔とされている。そして、治具を保持するための治具用孔58a、58bを貫通孔とすることで、光源用ホルダ5を第1光源11と第2光源21とのうちのいずれに使用する場合でも、光源の光軸合わせを可能としている。
(その他)
以上に示した実施形態は一例であり、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば本実施形態では、第1の押圧リブ56a及び第2の押圧リブ56bの数を、それぞれ3つずつとしているが、この構成に限定される趣旨ではなく、その数は適宜変更してよい。また、押圧リブ56a、56bの形状も必ずしも本実施形態の構成に限定される趣旨ではない。半導体レーザ素子を貫通孔52に圧入することにより半導体レーザ素子が保持できれば他の構成でも構わない。
また、本実施形態では、第1の位置決め用リブ57a及び第2の位置決め用リブ57bの数を、それぞれ1つずつとしているが、この構成に限定される趣旨ではなく、半導体レーザ素子の構造に合わせて、その数を適宜変更しても構わない。また、位置決め用リブ57a、57bの形状も、半導体レーザ素子に形成される溝103の形状に合わせて適宜変更してよい。
また、本実施形態では、第1光源11と第2光源21とが同一形状である場合の光源用ホルダ5の構成を示した。しかし、第1光源11と第2光源21とで形状が異なる(サイズの違いも含む)場合もあり得る。このような場合でも、本発明の光源用ホルダは適用できる。すなわち、第1の保持部54と第2の保持部55とで、光源を保持する部分の形状を光源の形状に合わせて異ならせる構成とすればよい。
また、以上においては、第1光源11がBD用の半導体レーザ素子で、第2光源21がDVD及びCD用の半導体レーザ素子である光ピックアップについて示した。しかし、この構成に限定されず、2つの光源を使用する光ピックアップに対して本発明が広く適用できるのは言うまでもない。
本発明の光源用ホルダは、2つの光源を備える光ピックアップに対して好適に適用できる。
は、本実施形態の光ピックアップの構成を示す概略平面図である。 は、本実施形態の光ピックアップの構成を示す概略側面図で、図1の位置A側から見た側面図である。 は、本実施形態の光ピックアップが備える光学系の構成を示す概略平面図である。 は、本実施形態の光源用ホルダの構成を示す概略斜視図である。 は、本実施形態の光源用ホルダの構成を示す概略平面図である。 は、図5に示す本実施形態の光源用ホルダを裏面側から見た場合の概略平面図である。 は、本実施形態の光源用ホルダに保持される半導体レーザ素子の構造を説明するための図である。
符号の説明
1 光ピックアップ
11 第1光源(半導体レーザ素子)
21 第2光源(半導体レーザ素子)
51 ホルダ本体部
52 貫通孔
53 ストッパー部
54 第1の保持部
55 第2の保持部
56a 第1の押圧リブ(第1の押圧部)
56b 第2の押圧リブ(第2の押圧部)
57a 第1の位置決め用リブ(第1の係合部)
57b 第2の位置決め用リブ(第2の係合部)
58a、58b 治具用孔

Claims (7)

  1. 光ピックアップに備えられる光源を保持するために使用される光源用ホルダであって、
    ホルダ本体部と、
    前記ホルダ本体部を貫通する孔であって光源が嵌め込まれる貫通孔と、
    前記ホルダ本体部を挟んで互いに反対側となる第1の側と第2の側とのうち、前記第1の側から第1の光源を前記貫通孔に嵌め込んだ場合に前記第1の光源を保持する第1の保持部と、
    前記第2の側から第2の光源を前記貫通孔に嵌め込んだ場合に前記第2の光源を保持する第2の保持部と、
    を備えることを特徴とする光源用ホルダ。
  2. 前記貫通孔の貫通方向の略中央には、前記貫通孔の内壁から突出するリング状のストッパー部が形成され、
    前記第1の保持部と前記第2の保持部とは、前記ストッパー部を挟んで互いに反対側の位置に形成され、
    前記第1の保持部には、前記貫通孔の内壁から突出して前記第1の側から嵌め込まれた前記第1の光源の一部を押圧する第1の押圧部が形成され、
    前記第2の保持部には、前記貫通孔の内壁から突出して前記第2の側から嵌め込まれた前記第2の光源の一部を押圧する第2の押圧部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の光源用ホルダ。
  3. 前記第1の光源及び前記第2の光源には溝部が形成され、
    前記第1の保持部には、前記貫通孔の内壁から突出して前記第1の光源の前記溝部と係合する第1の係合部が形成され、
    前記第2の保持部には、前記貫通孔の内壁から突出して前記第2の光源の前記溝部と係合する第2の係合部とが形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光源用ホルダ。
  4. 前記第1の係合部と前記第2の係合部とが前記貫通孔の内壁から突出する方向は、互いに異なる方向であることを特徴とする請求項3に記載の光源用ホルダ。
  5. 前記ホルダ本体部には、前記貫通孔を挟んで1つずつ形成され、前記貫通孔と同一方向に貫通して前記ホルダ本体部の治具による保持を可能とする治具用孔が形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光源用ホルダ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の光源用ホルダと、前記第1の光源と、前記第2の光源と、を備えることを特徴とする光ピックアップ。
  7. 前記第1の光源はBD用のレーザ光を出射する半導体レーザ素子であり、前記第2の光源はDVD用のレーザ光とCD用のレーザ光とを切り替えて出射する半導体レーザ素子であることを特徴とする請求項6に記載の光ピックアップ。
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