JP2006079781A - 光ピックアップ及びディスクドライブ装置 - Google Patents

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真哉 蒔田
Katsutoshi Sato
克利 佐藤
Midori Kanetani
みどり 金谷
Hideo Okuma
英生 大熊
Kenji Yamamoto
健二 山本
Noriaki Nishi
紀彰 西
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Abstract

【課題】 光ピックアップの設計の容易化及び移動効率の向上等を図る。
【解決手段】 移動ベース7に固定された固定ブロック10と、該固定ブロックに対してフォーカシング方向及びトラッキング方向へ動作されると共に記録トラックの略接線方向に離隔して配置された第1の対物レンズ16と第2の対物レンズ17を保持する可動ブロック11とを設け、第2の対物レンズのレンズ中心S2がディスク状記録媒体100の中心を通り半径方向に延びる線分Lr上に位置され、第2の対物レンズのレンズ中心が最内周に存在する記録トラックTiに対応して位置されたときに、第1の対物レンズのレンズ中心S1が最内周に存在する記録トラック又は該記録トラックより外側に対応して位置され、第2の対物レンズのレンズ中心が最外周に存在する記録トラックToに対応して位置されたときに、第1の対物レンズのレンズ中心が最外周に存在する記録トラック又は該記録トラックより内側に対応して位置されるようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は光ピックアップ及びディスクドライブ装置に関する。詳しくは、2つの対物レンズを保持する対物レンズ駆動装置を有する光ピックアップ及びこれを備えたディスクドライブ装置についての技術分野に関する。
光ディスクや光磁気ディスク等のディスク状記録媒体に対して情報信号の記録や再生を行うディスクドライブ装置があり、このようなディスクドライブ装置には、ディスク状記録媒体の半径方向へ移動され該ディスク状記録媒体に対してレーザー光を照射する光ピックアップが設けられている。
光ピックアップには対物レンズ駆動装置が設けられており、該対物レンズ駆動装置によって、その可動ブロックに保持された対物レンズをディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向へ動作させてフォーカシング調整を行うと共に対物レンズをディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作させてトラッキング調整を行い、対物レンズを介してディスク状記録媒体に照射されるレーザー光のスポットがディスク状記録媒体の記録トラックに集光及び追従されるようにしている。
一方、ディスク状記録媒体は、近年、記録密度やカバー厚み等の相違により種々のタイプが開発されており、このようなディスク状記録媒体として、例えば、レーザー光の使用波長が780nm付近であるコンパクトディスク(CD:Compact Disc)、使用波長が660nm付近であるデジタルバーサタイルディスク(DVD:Digital Versatile Disc)、使用波長が405nm付近であるブルーレイディスク(BD:Blu-ray Disc)等が存在する。
このようなレーザー光の使用波長の異なる複数の種類のディスク状記録媒体に対して情報信号の記録や再生を行う光ピックアップとして、これらの複数のディスク状記録媒体に対応した2つの対物レンズを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された光ピックアップにあっては、波長の異なるレーザー光を2つの対物レンズによってそれぞれのディスク状記録媒体の記録面に集光させ、各ディスク状記録媒体に対する情報信号の記録や再生が行われる。
2つの対物レンズは、一方の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の中心を通り半径方向に延びる線分に対応して位置されており、各レンズ中心が、ディスク状記録媒体の半径方向、即ち、光ピックアップの移動方向に直交する方向である記録トラックの接線方向に離隔して可動ブロックに配置されている。
特開平9―35304号公報
ところで、光ピックアップは、ディスク状記録媒体の半径方向へ移動され、このとき対物レンズによって集光されたレーザー光のスポットが最内周にある記録トラックから最外周にある記録トラックまで追従される。
ところが、上記のような2つの対物レンズの各レンズ中心がディスク状記録媒体の記録トラックの接線方向に離隔して配置されている対物レンズ駆動装置において、図10に示すように、ディスク状記録媒体の中心Pを通り半径方向に延びる線分L上に位置する一方の対物レンズaを最内周にある記録トラックTiから最外周にある記録トラックToまで移動されるように設定すると、光ピックアップがディスク状記録媒体の外周側へ移動されたときには他方の対物レンズbのレンズ中心Sは記録トラックToの外側まで移動されるため、光ピックアップの移動中に双方の対物レンズa、bの各レンズ中心が記録トラックToに対応して位置されるが、他方の対物レンズbのレンズ中心Sからディスク状記録媒体の半径方向における記録トラックToまでの距離Hoは、他方の対物レンズbにとっては不必要な移動量となる。
一方、光ピックアップがディスク状記録媒体の内周側へ移動されたときには他方の対物レンズbのレンズ中心Sは記録トラックTiの外側までしか移動されないため、他方の対物レンズbのレンズ中心Sは記録トラックTiに対応して位置されない。従って、他方の対物レンズbのレンズ中心Sが記録トラックTiに対応して位置されるまで図10に示す距離Hi分だけ光ピックアップをディスク状記録媒体の内周側に移動させる必要があるが、このとき一方の対物レンズaにとっては距離Hiは不必要な移動量となる。また、距離Hiは、記録トラックToより記録トラックTiの曲率が大きいため、上記した距離Hoより大きなものとなる。
このように一方の対物レンズaを最内周にある記録トラックTiから最外周にある記録トラックToまで移動されるように設定すると、距離Hoと距離Hiの合計の距離分だけ何れかの対物レンズa、bにおいて不必要な移動量が生じてしまう。特に、距離Hiは、記録トラックToと記録トラックTiの曲率の相違により大きなものとなるため、他方の対物レンズbによって記録トラックTiに記録された情報を読み取る位置を光ピックアップの移動方向における内側の移動端に設定したときには、この移動端がディスクテーブルを回転させるスピンドルモーター側に近付いてしまい、光ピックアップの移動ベースとスピンドルモーターとの接触を回避するために、移動ベース又はスピンドルモーターの一部を凹ます等の手段が必要となり、ディスクドライブ装置の設計が困難となり製造コストの高騰を来たすという問題が生じてしまう。
また、距離Hoと距離Hiの合計の距離分の不必要な移動量が生じる分、光ピックアップの移動に関して非効率的であるという問題もある。
逆に、他方の対物レンズbを最内周にある記録トラックTiから最外周にある記録トラックToまで移動されるように設定した場合においても、やはり距離Hoと距離Hiの合計の距離分だけ何れかの対物レンズa、bにおいて不必要な移動量が生じてしまう。
そこで、本発明光ピックアップ及びディスクドライブ装置は、上記した問題点を克服し、光ピックアップの設計の容易化及び移動効率の向上等を図ることを課題とする。
本発明光ピックアップ及びディスクドライブ装置は、上記した課題を解決するために、対物レンズ駆動装置に、移動ベースに固定された固定ブロックと、該固定ブロックに対してディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向及びディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作されると共にフォーカシング方向及びトラッキング方向にともに直交する記録トラックの略接線方向に離隔して配置された第1の対物レンズと第2の対物レンズを保持する可動ブロックとを設け、上記第2の対物レンズのレンズ中心がディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の中心を通りディスク状記録媒体の半径方向に延びる線分上に位置され、移動ベースがディスク状記録媒体の内周側に移動され第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラック又は該記録トラックより外側に対応して位置され、移動ベースがディスク状記録媒体の外周側に移動され第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラック又は該記録トラックより内側に対応して位置されるようにしたものである。
従って、本発明光ピックアップ及びディスクドライブ装置にあっては、光ピックアップの移動量が最小化される。
本発明光ピックアップは、ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動される移動ベースと該移動ベースに配置された対物レンズ駆動装置とを備え、ディスクテーブルに装着された使用波長の異なる各ディスク状記録媒体に対応して少なくとも2種類の波長のレーザー光を照射する光ピックアップであって、上記対物レンズ駆動装置は、上記移動ベースに固定された固定ブロックと、該固定ブロックに対してディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向及びディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作されると共にフォーカシング方向及びトラッキング方向にともに直交する記録トラックの略接線方向に離隔して配置された第1の対物レンズと第2の対物レンズを保持する可動ブロックとを備え、上記第2の対物レンズのレンズ中心がディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の中心を通りディスク状記録媒体の半径方向に延びる線分上に位置され、移動ベースがディスク状記録媒体の内周側に移動され第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラック又は該記録トラックより外側に対応して位置され、移動ベースがディスク状記録媒体の外周側に移動され第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラック又は該記録トラックより内側に対応して位置されるようにしたことを特徴とする。
従って、第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックから最外周にある記録トラックまでの間に位置されているときには、第1の対物レンズのレンズ中心は、常に、最内周に存在する記録トラックから最外周に存在する記録トラックまでの範囲に存在するため、第1の対物レンズ及び第2の対物レンズによって集光されたレーザー光のスポットを最内周にある記録トラックから最外周にある記録トラックまで追従させるときの光ピックアップの移動量の最小化が図られ、光ピックアップの移動効率の向上を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置されるようにし、第1の対物レンズのレンズ中心と第2の対物レンズのレンズ中心とがともにディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置された状態を移動ベースの内周側における移動端に設定したので、光ピックアップの内周側への移動量を最小化することができ、その分、光ピックアップの移動ベースとスピンドルモーターとの接触を回避するために移動ベース又はスピンドルモーターの一部を凹ます等の手段が必要とならず、光ピックアップの設計の容易化を図ることができると共にスピンドルモーターの大型化を図ることにより回転駆動力(トルク)の向上を図ることができる。
請求項3に記載した発明にあっては、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置されるようにし、第1の対物レンズのレンズ中心と第2の対物レンズのレンズ中心とがともにディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置された状態を移動ベースの外周側における移動端に設定したので、光ピックアップの外周側への移動量を最小化することができ、その分、移動ベースの外側の部分を大きくすることが可能となり、移動ベースの外側の部分に配置されることが多い各光学部品の配置スペースを拡大することができる。
本発明ディスクドライブ装置は、ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動される移動ベースと該移動ベースに配置された対物レンズ駆動装置とを備え、ディスクテーブルに装着された使用波長の異なる各ディスク状記録媒体に対応して少なくとも2種類の波長のレーザー光を照射するように構成されたディスクドライブ装置であって、上記対物レンズ駆動装置は、上記移動ベースに固定された固定ブロックと、該固定ブロックに対してディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向及びディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作されると共にフォーカシング方向及びトラッキング方向にともに直交する記録トラックの略接線方向に離隔して配置された第1の対物レンズと第2の対物レンズを保持する可動ブロックとを備え、上記第2の対物レンズのレンズ中心がディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の中心を通りディスク状記録媒体の半径方向に延びる線分上に位置され、移動ベースがディスク状記録媒体の内周側に移動され第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラック又は該記録トラックより外側に対応して位置され、移動ベースがディスク状記録媒体の外周側に移動され第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラック又は該記録トラックより内側に対応して位置されるようにしたことを特徴とする。
従って、第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックから最外周にある記録トラックまでの間に位置されているときには、第1の対物レンズのレンズ中心は、常に、最内周に存在する記録トラックから最外周に存在する記録トラックまでの範囲に存在するため、第1の対物レンズ及び第2の対物レンズによって集光されたレーザー光のスポットを最内周にある記録トラックから最外周にある記録トラックまで追従させるときの光ピックアップの移動量の最小化が図られ、光ピックアップの移動効率の向上を図ることができる。
請求項5に記載した発明にあっては、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置されるようにし、第1の対物レンズのレンズ中心と第2の対物レンズのレンズ中心とがともにディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置された状態を移動ベースの内周側における移動端に設定したので、光ピックアップの内周側への移動量を最小化することができ、その分、光ピックアップの移動ベースとスピンドルモーターとの接触を回避するために移動ベース又はスピンドルモーターの一部を凹ます等の手段が必要とならず、ディスクドライブ装置の設計の容易化を図ることができると共にスピンドルモーターの大型化を図ることにより回転駆動力(トルク)の向上を図ることができる。
請求項6に記載した発明にあっては、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置されるようにし、第1の対物レンズのレンズ中心と第2の対物レンズのレンズ中心とがともにディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置された状態を移動ベースの外周側における移動端に設定したので、光ピックアップの外周側への移動量を最小化することができ、その分、移動ベースの外側の部分を大きくすることが可能となり、移動ベースの外側の部分に配置されることが多い各光学部品の配置スペースを拡大することができる。
以下に、本発明光ピックアップ及びディスクドライブ装置の最良の形態を添付図面を参照して説明する。
ディスクドライブ装置1は、外筐2内に所要の各部材及び各機構が配置されて成り(図1参照)、外筐2には図示しないディスク挿入口が形成されている。
外筐2内には図示しないシャーシが配置され、該シャーシに取り付けられたスピンドルモーターのモーター軸にディスクテーブル3が固定されている。
シャーシには、平行なガイド軸4、4が取り付けられると共に図示しない送りモーターによって回転されるリードスクリュー5が支持されている。
光ピックアップ6は、移動ベース7と該移動ベース7に設けられた所要の光学部品と移動ベース7上に配置された対物レンズ駆動装置8とを有し、移動ベース7の両端部に設けられた軸受部7a、7bがそれぞれガイド軸4、4に摺動自在に支持されている。
移動ベース7に設けられた図示しないナット部材がリードスクリュー5に螺合され、送りモーターによってリードスクリュー5が回転されると、ナット部材がリードスクリュー5の回転方向へ応じた方向へ送られ、光ピックアップ6がディスクテーブル3に装着されるディスク状記録媒体100の半径方向へ移動される。
ディスク状記録媒体100としては、デジタルバーサタイルディスク(DVD)100aとコンパクトディスク(CD)100bに加え、ブルーレイディスク(BD)100cが用いられる。これらの各ディスク状記録媒体100のレーザー光の使用波長は、DVD100aが約660nm、CD100bが約780nm、BD100cが約405nmである。
ディスク状記録媒体100にあっては、一般に、画像、音楽、文字等の情報が書き込まれインフォーメーションエリアと称される第1の書込領域と、ディスク状記録媒体100の種類や構成等の各種の媒体情報が書き込まれバーストカッティングエリアやトランジションエリア等と称される第2の書込領域とを有している。第2の書込領域は第1の書込領域の内側に形成され、ディスク状記録媒体100の最内周側に存在する書込領域である。
ディスクドライブ装置1において記録動作又は再生動作が行われるときは、光ピックアップ6がディスク状記録媒体100の内周側から外周側へ移動され、はじめに内周側に存在する第2の書込領域に記録された情報が読み出され、次に、第2の書込領域の外側に存在する第1の書込領域への情報の書込又は第1の書込領域に記録された情報の読取が行われる。
対物レンズ駆動装置8はベース部材9と固定ブロック10と該固定ブロック10に対して動作される可動ブロック11とを有している(図2及び図3参照)。
ベース部材9は磁性金属材料によって形成され、移動ベース7上に固定されたベース部9aと該ベース部9aからそれぞれ直角に立ち曲げられたヨーク部9b、9bとから成る。ヨーク部9b、9bは前後方向、即ち、ディスク状記録媒体100の記録トラックの接線方向(TAN)に離隔して設けられている。
ヨーク部9b、9bの互いに対向する面には、それぞれマグネット12、12が取り付けられている。
固定ブロック10は移動ベース7に固定されている。固定ブロック10の後面には図示しない回路基板の一端部が取り付けられ、該回路基板は図示しない電源回路に接続されている。
固定ブロック10にはそれぞれ支持バネ13、13、・・・の各後端部が接続され、該支持バネ13、13、・・・は固定ブロック10の後面に取り付けられた回路基板に接続されている。支持バネ13、13、・・・は固定ブロック10から前方へ向けて突出されている。
可動ブロック11は可動ホルダー14と駆動コイル15とを有している。
可動ホルダー14はレンズ取付部14aと該レンズ取付部14aの後側に設けられたコイル保持部14bとが一体に形成されて成る。
レンズ取付部14aには、前後に離隔して透過孔14c、14dが形成され(図3参照)、該透過孔14c、14dをそれぞれ上側から覆うようにして第1の対物レンズ16と第2の対物レンズ17が取り付けられている。
第1の対物レンズ16は、約660nm及び約780nmのレーザー光に対応した構成とされており、それぞれ開口数が0.5乃至0.65程度とされ、DVD100a又はCD100bの記録面にレーザー光を集光する役割を果たす。
第2の対物レンズ17は、約405nmのレーザー光に対応した構成とされており、開口数が0.85程度にされ、BD100cの記録面にレーザー光を集光する役割を果たす。
第2の対物レンズ17は第1の対物レンズ16よりも固定ブロック10側に配置されている。第2の対物レンズ17は、図4に示すように、レンズ中心S2が、光ピックアップ6の移動方向、即ち、ディスク状記録媒体100の半径方向に延びディスクテーブル3の回転中心(ディスク状記録媒体100の中心P)を通る線分Lr上に対応して位置されている。
第1の対物レンズ16は第2の対物レンズ17を挟んで固定ブロック10の反対側に配置されており、第1の対物レンズ16のレンズ中心S1は第2の対物レンズ17のレンズ中心S2を通りディスク状記録媒体100の記録トラックの接線方向に延びる線分Ltよりもディスクテーブル3側に位置されている(図4参照)。
可動ブロック11のコイル保持部14bは上下に貫通された略矩形の枠状に形成され、コイル保持部14bの内側には駆動コイル15が保持されている(図2及び図3参照)。
駆動コイル15は、可動ブロック11をフォーカシング方向へ動作させるためのフォーカシングコイル18と、可動ブロック11をトラッキング方向へ動作させるためのトラッキングコイル19、19とによって構成されている。フォーカシング方向はディスク状記録媒体100に離接する方向(図3に示すF方向)、即ち、上下方向であり、トラッキング方向はディスク状記録媒体100の半径方向(図2に示すT方向)、即ち、左右方向である。
フォーカシングコイル18及びトラッキングコイル19、19はそれぞれ略角筒状に巻回されて形成され、フォーカシングコイル18は巻軸方向が上下方向(フォーカシング方向)とされ、トラッキングコイル19、19は巻軸方向が前後方向(接線方向)とされている。トラッキングコイル19、19はフォーカシングコイル18の前面に左右に離隔して設けられている。
フォーカシングコイル18及びトラッキングコイル19、19の各一端部は、それぞれ可動ホルダー14の両側面に設けられた接続端子部14e、14e、・・・に接続されている。接続端子部14e、14e、・・・にはそれぞれ支持バネ13、13、・・・の各前端部が接続されている。従って、可動ブロック11は支持バネ13、13、・・・によって固定ブロック10と連結されて中空に保持される。
支持バネ13、13、・・・には、電源回路から固定ブロック10の後面に取り付けられた回路基板を介してフォーカシング調整用又はトラッキング調整用の駆動電流が供給される。従って、支持バネ13、13、・・・のうち各2本ずつが、それぞれフォーカシングコイル18とトラッキングコイル19、19への給電部材として機能する。
トラッキングコイル19、19を挟んだ前後両側の位置には、それぞれヨーク部9b、9bに取り付けられたマグネット12、12が配置される。
電源回路から回路基板及び支持バネ13、13、・・・を介してフォーカシングコイル18又はトラッキングコイル19、19、・・・に駆動電流が供給されると、これらの駆動電流の向きとマグネット12、12及びヨーク部9b、9bにより発生する磁束の方向とに応じて、可動ブロック11がフォーカシング方向又はトラッキング方向へ移動される。
可動ブロック11がフォーカシング方向又はトラッキング方向へ動作されるときには、支持バネ13、13、・・・が弾性変形される。
以下に、ディスク状記録媒体100の記録トラックに対する第1の対物レンズ16のレンズ中心S1と第2の対物レンズ17のレンズ中心S2との位置関係について説明する(図5乃至図8参照)。
光ピックアップ6にあっては、図5に示すように、移動ベース7がディスク状記録媒体100の内周側に移動され第2の対物レンズ17のレンズ中心S2がディスク状記録媒体100の最内周に存在する記録トラックTiに対応して位置されたときに、第1の対物レンズ16のレンズ中心S1が記録トラックTi又は該記録トラックTiより外側に対応して位置されるように第1の対物レンズ16と第2の対物レンズ17の可動ブロック11に対する位置が設定されている。
また、図5に示すように、移動ベース7がディスク状記録媒体100の外周側に移動され第2の対物レンズ17のレンズ中心S2がディスク状記録媒体100の最外周に存在する記録トラックToに対応して位置されたときには、第1の対物レンズ16のレンズ中心S1が記録トラックTo又は該記録トラックToより内側に対応して位置されるように第1の対物レンズ16と第2の対物レンズ17の可動ブロック11に対する位置が設定されている。
即ち、移動ベース7がディスク状記録媒体100の半径方向へ移動され第2の対物レンズ17のレンズ中心S2がディスク状記録媒体100の最内周に存在する記録トラックTiと最外周にある記録トラックToに対応して位置されているときには、第1の対物レンズ16のレンズ中心S1は、常に、記録トラックTiから記録トラックToまでの範囲に存在するように設定されている。
このような設定としては、(1)第2の対物レンズ17のレンズ中心S2が記録トラックTiに対応して位置されたときに第1の対物レンズ16のレンズ中心S1が記録トラックTiより外側に対応して位置されると共に第2の対物レンズ17のレンズ中心S2が記録トラックToに対応して位置されたときに第1の対物レンズ16のレンズ中心S1が記録トラックToより内側に対応して位置される場合(図5参照)、(2)第2の対物レンズ17のレンズ中心S2が記録トラックTiに対応して位置されたときに第1の対物レンズ16のレンズ中心S1が記録トラックTiに対応して位置されると共に第2の対物レンズ17のレンズ中心S2が記録トラックToに対応して位置されたときに第1の対物レンズ16のレンズ中心S1が記録トラックToより内側に対応して位置される場合(図6参照)、(3)第2の対物レンズ17のレンズ中心S2が記録トラックToに対応して位置されたときに第1の対物レンズ16のレンズ中心S1が記録トラックToに対応して位置されると共に第2の対物レンズ17のレンズ中心S2が記録トラックTiに対応して位置されたときに第1の対物レンズ16のレンズ中心S1が記録トラックTiより外側に対応して位置される場合(図7参照)の3通りの場合が考えられる。
(1)の場合については、第2の対物レンズ17のレンズ中心S2がディスク状記録媒体100の最内周に存在する記録トラックTiに対応して位置された状態は移動ベース7の内周側の移動端にはならず、第1の対物レンズ16のレンズ中心S1が記録トラックTiに対応して位置された状態が移動ベース7の内周側の移動端になる。また、第2の対物レンズ17のレンズ中心S2がディスク状記録媒体100の最外周に存在する記録トラックToに対応して位置された状態は移動ベース7の外周側の移動端にはならず、第1の対物レンズ16のレンズ中心S1が記録トラックToに対応して位置された状態が移動ベース7の外周側の移動端になる。
(2)の場合については、第2の対物レンズ17のレンズ中心S2及び第1の対物レンズ16のレンズ中心S1がともにディスク状記録媒体100の最内周に存在する記録トラックTiに対応して位置された状態が移動ベース7の内周側の移動端になり、第1の対物レンズ16のレンズ中心S1がディスク状記録媒体100の最外周に存在する記録トラックToに対応して位置された状態が移動ベース7の外周側の移動端になる。
(3)の場合については、第1の対物レンズ16のレンズ中心S1がディスク状記録媒体100の最内周に存在する記録トラックTiに対応して位置された状態が移動ベース7の内周側の移動端になり、第2の対物レンズ17のレンズ中心S2及び第1の対物レンズ16のレンズ中心S1がともにディスク状記録媒体100の最外周に存在する記録トラックToに対応して位置された状態が移動ベース7の外周側の移動端になる。
光ピックアップ6は、図8に示すように、DVD100a及びCD100b用の光学部品として、第1の発光素子20、カップリングレンズ21、第1の反射ミラー22、第1の回折素子23、第1のビームスプリッター24、第1のコリメーターレンズ25、第2のビームスプリッター26、第3のビームスプリッター27、第1の対物レンズ16、シリンドリカルレンズ28、ホログラム素子29、第1の受光素子30及び第1のモニター用受光素子31を備えている。
BD100c用の光学部品としては、第2の発光素子32、1/2波長板33、第4のビームスプリッター34、第2の回折素子35、第5のビームスプリッター36、第2の反射ミラー37、第2のコリメーターレンズ38、立ち上げミラー39、第2の対物レンズ17、マルチレンズ40、第2の受光素子41、第3のコリメーターレンズ42及び第2のモニター用受光素子43を備えている。
上記した各光学部品は、対物レンズ駆動装置8の内側、即ち、対物レンズ駆動装置8よりディスクテーブル3側の位置には配置されず、各光学部品のうち、多くの部品が対物レンズ駆動装置8の外側の位置に配置されている。
以上のように構成された光ピックアップ6において、第1の発光素子20からDVD100aに対応する約650nmの波長又はCD100bに対応する約780nmの波長を有するレーザー光が発光されると、レーザー光はカップリングレンズ21によって往路における光学倍率の変換が行われ、第1の反射ミラー22で反射されて第1の回折素子23によって回折されて主光束と副光束に分離される。分離されたレーザー光は第1のビームスプリッター24を透過され、第1のコリメーターレンズ25によって平行光束とされて第2のビームスプリッター26に入射される。第2のビームスプリッター26に入射されたレーザー光は、一部を除いて透過され、第3のビームスプリッター27で反射されて立ち上げられ第1の対物レンズ16によってDVD100a又はCD100bの記録面に照射される。
DVD100a又はCD100bの記録面に照射されたレーザー光は、該記録面で反射されて戻り光として再び第1の対物レンズ16、第3のビームスプリッター27、第2のビームスプリッター26及び第1のコリメーターレンズ25を介して第1のビームスプリッター24に入射される。レーザー光は第1のビームスプリッター24で反射されてシリンドリカルレンズ28によってビーム形状が整形され、ホログラム素子29を介して第1の受光素子30に入射される。第1の受光素子30に戻り光が入射されると、RF信号等の各信号が検出されDVD100a又はCD100bに対する情報信号の記録又は再生が行われる。
このとき第1の発光素子20から発光され第2のビームスプリッター26に入射されたレーザー光の一部は、第2のビームスプリッター26で反射されて第1のモニター用受光素子31で受光され、第1の発光素子20から発光されるレーザー光の光強度が略一定となるように制御される。
一方、第2の発光素子32からBD100cに対応する約405nmの波長を有するレーザー光が発光されると、レーザー光は1/2波長板33によって偏光面が回転されて一部を除いて第4のビームスプリッター34で反射され、第2の回折素子35によって回折されて主光束と副光束に分離される。分離されたレーザー光は第5のビームスプリッター36で反射され、第2の反射ミラー37で反射され第2のコリメーターレンズ38によって平行光束とされて第2のビームスプリッター26に入射される。第2のビームスプリッター26に入射されたレーザー光は、反射されて第3のビームスプリッター27を透過され、立ち上げミラー39によって立ち上げられて第2の対物レンズ17によってBD100cの記録面に照射される。
BD100cの記録面に照射されたレーザー光は、該記録面で反射されて戻り光として再び第2の対物レンズ17、立ち上げミラー39及び第3のビームスプリッター27を介して第5のビームスプリッター36に入射される。レーザー光は第5のビームスプリッター36を透過されてマルチレンズ40によって復路における光学倍率の変換とビーム整形が行われ第2の受光素子41に入射される。第2の受光素子41に戻り光が入射されると、RF信号等の各信号が検出されBD100cに対する情報信号の記録又は再生が行われる。
このとき第2の発光素子32から発光され第4のビームスプリッター34に入射されたレーザー光の一部は、第4のビームスプリッター34を透過されて第3のコリメーターレンズ42を介して第2のモニター用受光素子43で受光され、第2の発光素子32から発光されるレーザー光の光強度が略一定となるように制御される。
上記した記録動作及び再生動作において、フォーカシングコイル18に駆動電流が供給されると、上記したように、対物レンズ駆動装置8の可動ブロック11が固定ブロック10に対してフォーカシング方向へ動作され、第1の発光素子20又は第2の発光素子32から発光され第1の対物レンズ16又は第2の対物レンズ17を介して照射されるレーザー光のスポットがディスク状記録媒体100の記録トラックに集光するようにフォーカシング調整が為される。
また、トラッキングコイル19、19に駆動電流が供給されると、上記したように、対物レンズ駆動装置8の可動ブロック11が固定ブロック10に対してトラッキング方向へ動作され、第1の発光素子20又は第2の発光素子32から発光され第1の対物レンズ16又は第2の対物レンズ17を介して照射されるレーザー光のスポットがディスク状記録媒体100の記録トラックに追従するようにトラッキング調整が為される。
以上に記載した通り、光ピックアップ6にあっては、ディスク状記録媒体100の中心Pを通りディスク状記録媒体100の半径方向に延びる線分Lr上に位置された第2の対物レンズ17のレンズ中心S2がディスク状記録媒体100の最内周に存在する記録トラックTiに対応して位置されたときに、第1の対物レンズ16のレンズ中心S1がディスク状記録媒体100の最内周に存在する記録トラックTi又は該記録トラックTiより外側に対応して位置され、第2の対物レンズ17のレンズ中心S1がディスク状記録媒体100の最外周に存在する記録トラックToに対応して位置されたときに、第1の対物レンズ16のレンズ中心S1がディスク状記録媒体100の最外周に存在する記録トラックTo又は該記録トラックToより内側に対応して位置されるように第1の対物レンズ16と第2の対物レンズ17の可動ブロック11に対する位置が設定されている。
従って、第2の対物レンズ17のレンズ中心S2がディスク状記録媒体100の最内周に存在する記録トラックTiから最外周にある記録トラックToまでの間に位置されているときには、第1の対物レンズ16のレンズ中心S1は、常に、記録トラックTiから記録トラックToまでの範囲に存在するため、第1の対物レンズ16及び第2の対物レンズ17によって集光されたレーザー光のスポットを最内周にある記録トラックTiから最外周にある記録トラックToまで追従させるときの光ピックアップ6の移動量の最小化が図られ、光ピックアップ6の移動効率の向上を図ることができる。
特に、図6に示すように、第1の対物レンズ16のレンズ中心S1及び第2の対物レンズ17のレンズ中心S2がともにディスク状記録媒体100の最内周に存在する記録トラックTiに対応して位置された状態を光ピックアップ6の内周側の移動端に設定した場合には、光ピックアップ6の内周側への移動量を最小化することができ、その分、光ピックアップ6の移動ベース7とスピンドルモーターとの接触を回避するために移動ベース7又はスピンドルモーターの一部を凹ます等の手段が必要とならず、ディスクドライブ装置1の設計の容易化を図ることができると共にスピンドルモーターの大型化を図ることにより回転駆動力(トルク)の向上を図ることができる。
逆に、図7に示すように、第1の対物レンズ16のレンズ中心S1及び第2の対物レンズ17のレンズ中心S2がともにディスク状記録媒体100の最外周に存在する記録トラックToに対応して位置された状態を光ピックアップ6の外周側の移動端に設定した場合には、光ピックアップ6の外周側への移動量を最小化することができ、その分、移動ベース7の外側の部分を大きくすることが可能となり、上記のように対物レンズ駆動装置8の外側に配置されることが多い各光学部品の配置スペースを拡大することができる。
尚、上記には、可動ブロック11の先端側にDVD100a及びCD100b用の第1の対物レンズ16を配置し、可動ブロック11の基端側、即ち、固定ブロック10に近い側にBD100c用の第2の対物レンズ17を配置した例を示したが、逆に、可動ブロック11の先端側にBD100c用の第2の対物レンズ17を配置し、可動ブロック11の基端側、即ち、固定ブロック10に近い側にDVD100a及びCD100b用の第1の対物レンズ16を配置してもよい。
また、図9に示すように、可動ブロック11の先端側に第1の対物レンズ16又は第2の対物レンズ17を配置して線分Lr上に位置させ、可動ブロック11における固定ブロック10側の位置に線分Ltよりもレンズ中心がディスクテーブル3側に位置するように第2の対物レンズ17又は第1の対物レンズ16を配置してもよい。
尚、上記には、DVD100a、CD100b及びBD100cの3種類のディスク状記録媒体100、100、100を取り扱うディスクドライブ装置1を例として示したが、ディスクドライブ装置としては、DVD100aとBD100cの2種類のディスク状記録媒体100、100又はCD100bとBD100cの2種類のディスク状記録媒体100、100又はDVD100aとCD100bの2種類のディスク状記録媒体100、100を取り扱うものであってもよい。
尚、上記には、フォーカシング方向を上下方向、トラッキング方向を左右方向として説明したが、これらの方向は説明の便宜上、例として示したものであり、特にこれらの方向に限定されることはない。
上記した発明を実施するための最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図9と共に本発明を実施するための最良の形態を示すものであり、本図はディスクドライブ装置の概略斜視図である。 対物レンズ駆動装置の概略拡大平面図である。 対物レンズ駆動装置の一部を示す拡大断面図である。 2つの対物レンズの位置関係を示す概念図である。 図6及び図7と共に第2の対物レンズのレンズ中心が最内周又は最外周に存在する記録トラックに対応して位置されたときの第1の対物レンズの位置を示すものであり、本図は第1の対物レンズのレンズ中心が最内周に存在する記録トラックより外側に対応して位置されると共に最外周に存在する記録トラックより内側に対応して位置される場合を示した概念図である。 第1の対物レンズのレンズ中心が最内周に存在する記録トラックに対応して位置されると共に最外周に存在する記録トラックより内側に対応して位置される場合を示した概念図である。 第1の対物レンズのレンズ中心が最外周に存在する記録トラックに対応して位置されると共に最内周に存在する記録トラックより外側に対応して位置される場合を示した概念図である。 光ピックアップの各光学部品の配置構成を示す拡大平面図である。 2つの対物レンズの位置が異なる対物レンズ駆動装置を示す拡大平面図である。 従来の光ピックアップの問題点を説明するための概念図である。
符号の説明
100…ディスク状記録媒体、1…ディスクドライブ装置、3…ディスクテーブル、6…光ピックアップ、7…移動ベース、8…対物レンズ駆動装置、10…固定ブロック、11…可動ブロック、16…第1の対物レンズ、17…第2の対物レンズ

Claims (6)

  1. ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動される移動ベースと該移動ベースに配置された対物レンズ駆動装置とを備え、ディスクテーブルに装着された使用波長の異なる各ディスク状記録媒体に対応して少なくとも2種類の波長のレーザー光を照射する光ピックアップであって、
    上記対物レンズ駆動装置は、
    上記移動ベースに固定された固定ブロックと、
    該固定ブロックに対してディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向及びディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作されると共にフォーカシング方向及びトラッキング方向にともに直交する記録トラックの略接線方向に離隔して配置された第1の対物レンズと第2の対物レンズを保持する可動ブロックとを備え、
    上記第2の対物レンズのレンズ中心がディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の中心を通りディスク状記録媒体の半径方向に延びる線分上に位置され、
    移動ベースがディスク状記録媒体の内周側に移動され第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラック又は該記録トラックより外側に対応して位置され、
    移動ベースがディスク状記録媒体の外周側に移動され第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラック又は該記録トラックより内側に対応して位置されるようにした
    ことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 上記第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置されるようにし、
    第1の対物レンズのレンズ中心と第2の対物レンズのレンズ中心とがともにディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置された状態を移動ベースの内周側における移動端に設定した
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
  3. 上記第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置されるようにし、
    第1の対物レンズのレンズ中心と第2の対物レンズのレンズ中心とがともにディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置された状態を移動ベースの外周側における移動端に設定した
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
  4. ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動される移動ベースと該移動ベースに配置された対物レンズ駆動装置とを備え、ディスクテーブルに装着された使用波長の異なる各ディスク状記録媒体に対応して少なくとも2種類の波長のレーザー光を照射するように構成されたディスクドライブ装置であって、
    上記対物レンズ駆動装置は、
    上記移動ベースに固定された固定ブロックと、
    該固定ブロックに対してディスク状記録媒体の記録面に離接する方向であるフォーカシング方向及びディスク状記録媒体の略半径方向であるトラッキング方向へ動作されると共にフォーカシング方向及びトラッキング方向にともに直交する記録トラックの略接線方向に離隔して配置された第1の対物レンズと第2の対物レンズを保持する可動ブロックとを備え、
    上記第2の対物レンズのレンズ中心がディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の中心を通りディスク状記録媒体の半径方向に延びる線分上に位置され、
    移動ベースがディスク状記録媒体の内周側に移動され第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラック又は該記録トラックより外側に対応して位置され、
    移動ベースがディスク状記録媒体の外周側に移動され第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラック又は該記録トラックより内側に対応して位置されるようにした
    ことを特徴とするディスクドライブ装置。
  5. 上記第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置されるようにし、
    第1の対物レンズのレンズ中心と第2の対物レンズのレンズ中心とがともにディスク状記録媒体の最内周に存在する記録トラックに対応して位置された状態を移動ベースの内周側における移動端に設定した
    ことを特徴とする請求項4に記載のディスクドライブ装置。
  6. 上記第1の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置されたときに、第2の対物レンズのレンズ中心がディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置されるようにし、
    第1の対物レンズのレンズ中心と第2の対物レンズのレンズ中心とがともにディスク状記録媒体の最外周に存在する記録トラックに対応して位置された状態を移動ベースの外周側における移動端に設定した
    ことを特徴とする請求項4に記載のディスクドライブ装置。
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