JP2002508553A

JP2002508553A - 販売機

Info

Publication number: JP2002508553A
Application number: JP2000538326A
Authority: JP
Inventors: ルデイク，アーサー・ジー; カールソン，ポール; ハウエル，トム・ピー
Original assignee: ザ・コカーコーラ・カンパニー
Priority date: 1998-03-20
Filing date: 1999-03-17
Publication date: 2002-03-19
Also published as: EP1684244A3; AU759156B2; WO1999049429A3; US6556889B2; US6582037B1; US6199720B1; AU3094199A; ZA200004985B; AR014725A1; CN1154076C; EP1684244A2; BR9908973A; WO1999049429A2; CN1301372A; US20010000609A1; EP1064627A2

Abstract

(57)【要約】販売機は傾いて鉛直方向に間隔を置いて配置された複数の収納棚が備えている。この収納棚は販売機のキャビネットの内部の右側の壁の近傍に位置したエレベーターに飲料容器を選択的に供給することができる。収納棚の逃がし口ブロックによりエレベーターの上に飲料容器が放出される。エレベーターは鉛直方向に飲料容器を動かし、飲料容器を送出し機構に放出し、この送出し機構は販売機の外側に連絡した取出し口へと飲料容器をゆっくりと下降させる。キャビネット内部の鉛直の間隔を容易に変え得るようにキャビネット中の収納棚を容易に再形成することができる。収納棚の逃がし口ブロックは機械的に作動され、エレベーターの上にある作動装置によって飲料容器を放出する。従って個々の収納棚に対して電力および制御信号は不必要である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】（本発明の背景）本発明の分野本発明は販売製品、特に飲料容器の販売機に関する。特に本発明は鉛直方向に
間隔を置いて配置された複数の収納棚を備えたキャビネット、および収納棚から
包装された飲料を受取り、この包装された飲料を該キャビネットの前面にある取
出し口に送り出すエレベーターを有する販売機に関する。

【０００２】関連技術の説明収納棚または格納容器から販売すべき製品を放出させる種々の販売機が知られ
ている。通常、放出される製品は重力の影響下において収納棚または格納容器か
ら遠くへと落下する。典型的には落下する製品の経路に滑走通路が配置され、落
下する製品は収納棚または格納容器の下方にある取出し口へと向けられる。

【０００３】このような従来の販売機はその内部空間を十分利用しているとは言えない。製
品を取出し口に送るのに重力を使っているから、すべての収納棚または格納容器
は取出し口の上方に配置しなければならない。取出し口の近所および下方の空間
は販売すべき製品を収納するのに使用できない。従って取出し口は典型的には販
売機の下方の部分に位置している。販売機の下方の部分に取出し口を配置するこ
とは消費者にとっては不便である。販売製品を拾い上げるために消費者が屈まな
ければならないからである。

【０００４】幾つかの販売機はこの問題を避けるように設計されている。例えば一つの型で
は販売機の内部にエレベーターが取付けられている。エレベーターは製品を収納
区域から便利な高さにある取出し口に送り出す。しかしこの販売機は異なった大
きさの製品を販売するための調節が容易ではなく、販売機の収納棚、特に上方の
収納棚に製品を格納するのが困難なことである。さらにこの販売機は比較的複雑
であり、製造価格が高く、しばしば補修を必要とする。

【０００５】従って当業界においては販売可能な製品を格納するために販売機の内部の空間
をもっと十分に利用し得る販売機が要求されている。このような販売機では販売
製品を便利な高さの所に配置された取出し口に運ばなければならない。この販売
機では容易に変更が可能であり、販売機の所有者が種々の大きさの製品を販売す
るように選択できなければならない。この販売機は販売機の任意の収納区域に製
品を容易に格納できる製品格納システムをもっていなければならない。さらにこ
の販売機では、設計が簡単で製造価格が安く、操作に信頼性がなければならない
。

【０００６】（本発明の概要）従って本発明の主要な目的は、販売機の内部空間をさらに十分に利用し、製品
を消費者に対して便利な高さに配置された取出し口へと運んで販売する販売機を
提供することである。

【０００７】本発明の他の目的は、異なった大きさの飲料容器を収納棚に収納できるように
販売機内部の収納棚の間の鉛直な間隔を容易に調節し得る販売機を提供すること
である。

【０００８】本発明のさらに他の目的は、背の高い販売機（典型的には高さ７９インチ）の
一番上の棚でも平均的なサービス員が脚立の助けなしに製品を容易に格納できる
ようにすることである。

【０００９】本発明のさらに他の目的は、設計が簡単で製造価格が安く、操作に信頼性のあ
る販売機を提供することである。

【００１０】本発明のさらに他の目的は、販売される包装物を損傷または振盪することなく
販売製品を収納棚の上の格納位置から取出し口までゆっくりと動かし得る販売機
を提供することである。

【００１１】本発明のこれらの目的および他の目的は、キャビネット、該キャビネットの内
部に固定された少なくとも１個の支持用のブラケット、該少なくとも１個の支持
用のブラケットと滑りながら相互作用し、第１の位置と第２の位置との間を水平
に滑り得るようになっている収納棚、および該収納棚が該第２の位置にある場合
、該収納棚を傾いた位置で支える補助的な支持材を具備していることを特徴とす
る販売機を提供することにより充足される。

【００１２】また本発明のこれらの目的および他の目的は、キャビネット、該キャビネット
の内部に固定された複数の支持用のブラケット、および複数の収納棚を具備し、
該複数の収納棚は該キャビネットの内部で鉛直方向に間隔を置いて配置されてお
り、該複数の収納棚の各々は該複数の支持用のブラケットの中の少なくとも一つ
の支持用のブラケットと滑りながら相互作用し、各収納棚は第１の位置と第２の
位置との間を水平に滑ることができ、該複数の支持用のブラケットは該キャビネ
ットの内部に調節し得るように固定され、該複数の収納棚の鉛直方向の間隔は独
立に調節できることを特徴とする販売機を提供することによって充足される。

【００１３】また本発明のこれらの目的および他の目的は、キャビネットおよびその中にあ
る複数の鉛直方向に間隔を置いて配置された収納棚を有する販売機を用意し、該
複数の収納棚の中の一つの収納棚を把持し、該一つの収納棚をキャビネットの外
側へと水平に滑らせ、該一つの収納棚を水平に対して或る角度をつけて傾ける段
階から成ることを特徴とする販売機によるサービスを行なう方法を提供すること
により充足される。

【００１４】また本発明のこれらの目的および他の目的は、キャビネット、該キャビネット
の内部にある複数の支持用のブラケット、および複数の支持用のブラケットによ
り支持された複数の鉛直方向に間隔を置いて配置された収納棚を有する販売機を
用意し、複数の収納棚の中の一つの収納棚を把持し、該一つの収納棚を水平にキ
ャビネットの外側へと滑らせ、キャビネットから該一つの収納棚を取出し、取出
された一つの収納棚を支持する支持用のブラケットを鉛直に動かし、該一つの収
納棚をキャビネットの中に挿入して戻す段階から成ることを特徴とする販売機で
サービスを行なう方法を提供することにより充足される。

【００１５】また本発明のこれらの目的および他の目的は、キャビネット、該キャビネット
の内部で鉛直方向に間隔を置いて配置された複数の収納棚、該複数の収納棚の近
傍に配置されたエレベーターのシャフト、該エレベーターのシャフトの内部を鉛
直に動くように配置されたエレベーター、該キャビネットに取付けられ該エレベ
ーターを案内する案内棒、該エレベーターに取付けられ該案内棒によって案内さ
れる反対錘りを具備することを特徴とする販売機を提供することにより充足され
る。

【００１６】また本発明のこれらの目的および他の目的は、キャビネット、該キャビネット
の内部で鉛直方向に間隔を置いて配置された複数の収納棚、該キャビネットの内
部を鉛直に動くように配置されたエレベーター、および該エレベーターに取付け
られた少なくとも一つのソレノイドを具備し、該少なくとも一つのソレノイドは
該複数の収納棚の個々の部分と物理的に相互作用し得ることを特徴とする販売機
を提供することにより充足される。

【００１７】また本発明のこれらの目的および他の目的は、キャビネット、キャビネットの
内部に鉛直方向に間隔を置いて配置された複数の収納棚、複数の収納棚の上に配
置された販売製品、複数の収納棚の近傍にあるエレベーターのシャフト、および
該エレベーターのシャフトの中で鉛直に動き得るエレベーター、および該エレベ
ーターに取付けられた少なくとも一つのアクチュエータを有する販売機を用意し
、該複数の収納棚の中の一つの収納棚の近くの位置までエレベーターを鉛直に動
かし、該少なくとも一つのアクチュエータを作動させ、該一つの収納棚の近くの
区域の中でエレベーターを動かし、該一つの収納棚の近くをエレベーターが動く
際少なくとも一つのアクチュエータを一つの収納棚の一部と相互作用させ、販売
製品を該一つの収納棚からエレベーターへと放出させる段階を含むことを特徴と
する販売機の操作方法を提供することにより充足される。

【００１８】また本発明のこれらの目的および他の目的は、キャビネット、該キャビネット
の内部で鉛直方向に間隔を置いて配置された複数の収納棚、該複数の収納棚の近
傍に配置されたエレベーターのシャフト、該エレベーターのシャフトの内部を鉛
直に動くように配置されたエレベーター、および指示器を感知するために該エレ
ベーターの上に配置されたセンサーを具備することを特徴とする販売機を提供す
ることにより充足される。

【００１９】また本発明のこれらの目的および他の目的は、キャビネット、該キャビネット
の内部で鉛直方向に間隔を置いて配置された複数の収納棚、該複数の収納棚の近
傍に配置されたエレベーターのシャフト、該エレベーターのシャフトの内部を鉛
直に動くように配置されたエレベーター、該エレベーターのシャフトに沿って第
１の指示器を感知するための該エレベーターに配置された第１のセンサー、およ
び該複数の収納棚の中の一つの収納棚に取付けられた第２の指示器を感知するた
めの該エレベーターに配置された第２のセンサーを具備していることを特徴とす
る販売機を提供することにより充足される。

【００２０】また本発明のこれらの目的および他の目的は、キャビネット、該キャビネット
の内部で鉛直方向に間隔を置いて配置された複数の収納棚、該複数の収納棚の近
傍に配置されたエレベーターのシャフト、該エレベーターのシャフトの内部を鉛
直に動くように配置されたエレベーター、およびエレベーターのシャフトに沿っ
て位置し販売機の外側と連絡している取出し口を有する販売機を用意し、エレベ
ーターのシャフトの上部付近にエレベーターを位置させ、販売機の消費者から支
払いを受取り、支払いを受取ったらエレベーターをエレベーターのシャフトの中
央付近まで動かし、販売機の消費者から販売製品の選択を受取り、その選択を受
取ったら選ばれた販売製品を含む収納棚までエレベーターを動かし、選ばれた販
売製品をエレベーターの上に放出させ、エレベーターを取出し口へ動かし、選ば
れた販売製品をエレベーターから取出し口へ放出させる段階から成ることを特徴
とする販売機の操作方法を提供することにより充足される。

【００２１】また本発明のこれらの目的および他の目的は、複数の収納棚、エレベーターの
シャフト、エレベーターのシャフトの中を鉛直に動き得るエレベーター、該エレ
ベーターに取付けられたセンサー、および該センサーと連絡した制御装置を有す
る販売機を用意し、複数の収納棚に販売製品を収納し、制御装置をプログラムし
、エレベーターのシャフトの長さに沿ってエレベーターを通し、該センサーを用
いて収納棚を感知させ、センサーが感知したパラメータを制御装置に伝え、制御
装置の中でパラメータの処理を行なう段階から成ることを特徴とする販売機の初
期化を行なう方法を提供することにより充足される。

【００２２】また本発明のこれらの目的および他の目的は、販売機のための逃がし口（ｅｓ
ｃａｐｅｍｅｎｔ）機構において、該逃がし口機構は、本体、該本体に取付けら
れ、第１の位置と第２の位置の間を往復し得るスライド、該本体に回転し得るよ
うに取付けられた作動延長部材であって該スライドと係合する突起を含み該作動
延長部材が回転する際該突起により該スライドが該本体に対して動かされる作動
延長部材、および該本体に回転し得るように取付けられ該スライドと係合する部
分を含む第１のゲートを含み、該部分は該スライドが該第１の位置にある場合該
第１のゲートの運動を停止させ、該スライドが該第２の位置にある場合には該第
１のゲートの運動を許すことを特徴とする逃がし口機構を提供することにより充
足される。

【００２３】また本発明のこれらの目的および他の目的は、販売機の逃がし口機構を変更す
る方法において、該方法は、本体、往復し得るように該本体に取付けられたスラ
イド、該本体に回転し得るように取付けられた作動延長部材、本体に回転し得る
ように取付けられた第１のゲート、および本体に回転し得るように取付けられた
第２のゲートを用意し、第１の案内孔および第２の案内孔、および第１の案内孔
に配置され第２のゲートの回転軸として作用する案内ピンを本体に用意し、第１
の案内孔から案内ピンを抜き取り、第２のゲートを動かし、第２の案内孔に案内
ピンを挿入し、案内ピンが再び第２のゲートの回転軸になるようにする段階を含
むことを特徴とする方法を提供することにより充足される。

【００２４】また本発明のこれらの目的および他の目的は、販売機の逃がし口機構を操作す
る方法において、該方法は、本体、往復し得るように該本体に取付けられたスラ
イド、該本体に回転し得るように取付けられ該スライドと係合する突起を含む作
動延長部材、および本体に回転し得るように取付けられ該スライドと係合する突
起を含む第１のゲートを用意し、作動延長部材材を有するエレベーターを用意し
、該エレベーターを本体の近くに位置させ、本体の傍を通過させてエレベーター
を動かし、エレベーターのアクチュエータを作動延長部材と接触させ、作動延長
部材を本体に対して回転させ、作動延長部材の突起をスライドに対して接触させ
、スライドを第１の位置から第２の位置へ動かし、第１のゲートの部分とスライ
ドとの間の係合を緩め、本体に対して第１のゲートを回転させる段階から成るこ
とを特徴とする方法を提供することにより充足される。

【００２５】本発明の応用のさらに他の範囲は以下の詳細な説明によって明らかになるであ
ろう。しかしこれらの詳細な説明および特定の例は本発明の好適具体化例を示す
ものであるが、単に例示の目的で与えられたものであることを了解されたい。何
故なら、本発明の精神および範囲を逸脱することなく種々の変形および変更をな
し得ることは当業界の専門家には明白であるからである。

【００２６】（好適具体化例の詳細な説明）添付図面、特に図１を詳細に参照すれば、本発明の販売機の内部を示す前面図
が示されている。この販売機は前面の扉、表示部分および支払い受取り装置を有
しているが、これらは図示を簡単にするために省かれている。販売機の内部は断
熱されたキャビネット１２によって規定され、この中には複数の左側の架台１５
と右側の架台１４が含まれ、この上に複数の収納棚アセンブリー１が載せられる
ようになっている。

【００２７】各々の左側の架台１５は付随する右側の架台１４に関して僅かに高くなってお
り、各々の対になった架台の上にある各収納棚アセンブリー１は右側に僅かに傾
いている。飲料の容器Ｃは収納棚アセンブリー１の上に格納されている。飲料の
容器Ｃは重力の影響で右側へ転がるか滑る傾向をもっている。図１の配置は棚が
左側へ僅かに傾いているように逆転させることができることを了解されたい。

【００２８】キャビネット１２の右側の壁に沿ってエレベーターのシャフト１６がある。こ
のエレベーターのシャフト１６はキャビネット１２の右側の壁とこの壁から間隔
を置いて配置された支持用の柱１３との間にあるように規定されている。送出し
機構２００（点線で図示）がこの販売機の扉の裏側に連結されている。送出し機
構２００は扉を通って連結された取出し口１００（点線で図示）を含んでいる。
後で詳細に説明するように、飲料の容器Ｃは収納棚アセンブリー１からエレベー
ターのシャフト１６に沿って動き、飲料の容器Ｃを送出し機構２００へと動かす
エレベーターの運搬用プラットフォーム７０（図１５参照）へ送られる。

【００２９】図２はキャビネット１２から取出された一対の架台１５、１４を示す。左側の
架台１５は右側の架台１４に対し高い位置にあり、この架台の対１５、１４で支
えられた収納棚アセンブリー１は水平に対し約８°の角度で傾いている。

【００３０】右側の架台１４は一般的に平らな面３５をもっている。この平らな面３５の境
界は左側の持ち上げられた縁２３と右側の持ち上げられた縁２０になっている。
右側の架台１４をキャビネット１２の内側の後壁に連結するために後方の取付用
ブラケット３６が備えられている。右側の架台１４を支持用の柱１３に連結する
ために前方のブラケット３７が備えられている。

【００３１】前方の取付用ブラケット３７の上の右側の持ち上げられた縁２０の近くに右側
の鉤２１が配置されている。左側の持ち上げられた縁２３は平らな面３５の前方
の縁３８の所までには到達していない。図２で最も良く判るように、左側の持ち
上げられた縁２３から前方の縁３８までの間に角度のつけられた面２５がある。
この角度のつけられた表面２５は左側の持ち上げられた縁２３に対し約４５°の
角度をもち、右側の縁３８に対して約４５°の角度をもっている。左側の持ち上
げられた縁２３と角度のつけられた面２５の交点付近には右側の突起２８がある
。

【００３２】右側の架台１４の前方の取付用ブラケット３７は取付用の孔１６を含んでいる
。ネジまたはボルトのような適当な取付具により前方の取付用ブラケット３７を
支持用の柱１３に連結する。後方の取付用ブラケット３６も取付用の孔１７を含
んでいる。この場合もネジまたはボルトのような適当な取付具により後方の取付
用ブラケット３６をキャビネット１２の内側の後壁に連結する。

【００３３】前方および後方の取付用ブラケット３７および３６を取付けるためのネジまた
はボルトの代替物として、内側の後壁は後側の取付用ブラケット１７の取付用の
孔１７の間の間隔と等しい距離で水平方向に間隔を置いて配置された取付用の鉤
の２本の柱を含んでいることができる。さらに支持用の柱１３は前方の取付用ブ
ラケット３７の取付用の孔１６の間の間隔と等しい距離で、鉛直方向に間隔を置
いて配置された取付用の鉤の一本の柱を含んでいることができる。前方および後
方の取付用ブラケット３７および３６をキャビネット１２に取付けるためには、
取付用の孔１６および１７をそれぞれ支持用の柱１３の取付用の鉤およびキャビ
ネット１２の内側の後壁の上に鉤止めする。

【００３４】上記の取付用の配置により右側の架台１４を販売機のキャビネット１２の内側
で迅速且つ容易に調節することができる。鉛直方向の調節によって種々の大きさ
の販売製品に対し販売機を設定しまたは変更することができる。例えば数個の収
納棚アセンブリー１を鉛直方向に密な間隔で配置して１２オンスの缶を販売し、
他の数個の収納棚アセンブリー１は比較的大きな間隔で配置して２リットルのプ
ラスティックス容器を販売することができる。

【００３５】左側の架台１５も右側の架台１４に幾分か構造が似ている。左側の架台１５は
一般に平らな面３４を含んでいる。平らな面３４は左側の持ち上げられた縁３９
および右側の持ち上げられた縁２４が境界になっている。左側の架台１５をキャ
ビネット１２の左側の内側の側壁に連結するために後方の取付用ブラケット４０
が備えられている。左側の架台１５を左側の内部の側壁に連結するために前方の
ブラケット４１が備えられている。

【００３６】平らな面３４の前方の縁４２の中央部分に左側の鉤２２がある。右側の持ち上
げられた縁２４は平らな面３４の前方の縁４２の所までは到達していない。図２
から最も良く判るように、右側の持ち上げられた縁２４から前方の縁４２に至る
間は角度のつけられた面２６になっている。角度のつけられた表面２６は右側の
持ち上げられた縁２４に対し約４５℃の角度がつけられ、また前方の縁４２に対
して約４５°の角度をなしている。右側の持ち上げられた縁２４と角度のつけら
れた面２６との交点には左側の突起２７が配置されている。

【００３７】左側の架台１５の後方の取付用ブラケット４０は取付用の孔１８を含んでいる
。この場合もネジまたはボルト、または取付用の鉤の配置のような適当な取付具
により後方の取付用ブラケット４０および前方の取付用ブラケット４１をキャビ
ネット１２の内側の側壁に連結する。

【００３８】図３Ａおよび４は収納棚アセンブリー１を示す。収納棚アセンブリー１の主要
構成機素は棚皿２である。棚皿２はシート状の金属からつくられるか、プラステ
ィックスから成形されるか、あるいは他の適当な材料および方法を用いてつくる
ことができる。

【００３９】仕切材３は、仕切材の側方のつまみの上にある調節孔３１を棚皿２の中にある
調節孔３２と選択的に合せて取付けることにより棚皿２の上面に取付けられてい
る。合わせた孔に固定具、例えばネジ、リベット、ボルトとナットの組合せ、或
いは取付用の鉤を通し仕切材３を棚皿２に固定する。

【００４０】仕切材３は調節可能であるから、収納棚アセンブリー１はその上に載せられた
種々の大きさの飲料包装品を収容するように容易に配置を変更することができる
。収納棚アセンブリー１は、容器の高さに依存し棚皿２の上に２、３、および４
列の深さにして横にして並べて容器を収納することができる。

【００４１】例えば図３Ｂは同じ高さをもつ飲料容器Ｃ’を４列にして並べた収納棚アセン
ブリー１を示す。飲料容器Ｃ’は１２オンスの缶であり、仕切材３は等間隔に配
置されている。収納棚アセンブリー１に４列で収容した場合、各列の第１の飲料
容器Ｃ’はそれぞれ第１のゲート１１７に保持され、ここから放出される（図２
１〜３４を参照して後で詳細に説明する）。

【００４２】図３Ｃに示されているように、仕切材３の間隔を変更し、収納棚アセンブリー
１が背の高い飲料容器Ｃ”を３列で収容するようにすることができる。収納棚ア
センブリー１に３列で収容する場合には、最も前方にある列が最も前方にある第
１のゲート１１７により保持され、そこから放出される。中央の列は中央の第１
のゲート１１７によって保持されそこから放出され、最も後方にある列が最も後
方にある第１のゲート１１７により保持されそこから放出される。

【００４３】図３Ｄに示されているように、もっと丈の高い飲料容器Ｃ’’’を２列で収容
できるように仕切材３の間隔を変更することができる。収納棚アセンブリー１に
２列で収容する場合、一番前の列は二つの一番前の第１のゲート１１７により保
持されて放出され、一番後の列は二つの一番後の第１のゲート１１７により保持
されて放出される。

【００４４】図３Ｂ〜３Ｄから明らかなように、本発明の調節可能な仕切材の配置により、
多様な種々の販売方式の組合せを行なうことができる。販売機は或る与えられた
大きさの飲料容器だけを放出するように設定された幾つかの収納棚アセンブリー
をもつことができる。例えば一つの収納棚アセンブリーは１２オンスの缶だけを
放出し、他の収納棚アセンブリーは１リットルの瓶だけを、また他の収納棚アセ
ンブリーは１６オンスの缶だけを放出する等である。

【００４５】或る与えられた収納棚アセンブリー１の上にある各飲料容器は実質的に同じ直
径をもっていることが好ましい。従って販売機の内部では隣接した収納棚アセン
ブリー１の間で無駄な空間は存在しない。この基準の下で、直径が実質的に同じ
限り異なった高さをもつ飲料容器を同じ収納棚アセンブリーから販売することが
なお可能である。例えば一つの収納棚アセンブリー１が１２オンスの缶と１６オ
ンスの缶を放出するようにすることができよう。

【００４６】棚皿２に取り外し得るように取付けられた仕切材３を用いる代わりに、仕切材
３を棚皿２に永久的に固定することができる。このような配置では、仕切材３を
棚皿２と一体をなすようにつくるか、それに溶接するか、或いは他の永久的なま
たは半永久的な方法で取り付けることができる。仕切材を棚皿２に固定する場合
、販売機のサービス業者は種々の仕切材の配置をもった収納棚アセンブリー１を
得ることができる。販売機のサービス員は販売する容器に適した仕切材の配置を
もつ収納棚アセンブリー１を選ぶであろう。恐らく、販売機の中の各収納棚アセ
ンブリーの仕切材３を動かすのではなくて、選ばれた収納棚アセンブリーを販売
機の中に装着すると思われる。

【００４７】逃がし口ブロック・アセンブリー４が棚皿２の下側に取り付けられている（そ
の放出態様に関しては後で詳述する）。逃がし口ブロック・アセンブリー４は前
方の端の所に一体となってつくられた第１の把手６、および後方の端の所につく
られた第１のピボット・ピン５を含んでいる。案内の溝孔３３が逃がし口ブロッ
ク・アセンブリー４の下面に沿って該前方の端から後方の端へと走っている。

【００４８】棚皿２の下側にはまた第２の把手７およびスライド棒８が取り付けられている
。スライド棒８の後方の端は第２のピボット・ピン９を含んでいる。二つのアン
グル材のブラケット１０がヒンジ１１を介して棚皿２の下方に取り付けられてい
る。アングル材のブラケット１０はそれぞれ第１の縁２９および角度のついた縁
３０を含んでいる。アングル材のブラケット１０はそれぞれヒンジ１１の周りを
回転し、第１の縁２９が棚皿２に鉛直になるようにすることができる。

【００４９】図５および６は収納棚アセンブリー１の取出し方法を示す。収納棚アセンブリ
ー１は収納棚アセンブリーへの製品の格納、製品の詰まりの除去、販売製品の在
庫調査、または同様な操作を行なうために取出される。キャビネット１２から収
納棚アセンブリー１を滑り出させるために、サービス員は二つの把手６および７
を握って引張る。図５は収納棚アセンブリーを水平方向に全部引き出した状態を
示す。この時点において従業員は把手６および７によりなお収納棚アセンブリー
１の重量を支えているであろう。図６は傾けた位置にある収納棚アセンブリー１
を示す。サービス員が把手６および７を用い収納棚アセンブリーを下げると、収
納棚アセンブリー１は重力の影響で当然この位置に来る。

【００５０】ここで図７〜２２を参照し、収納棚アセンブリーを滑り出させ傾けることがで
きる架台１４、１５と収納棚アセンブリー１との間の相互作用の説明を行なうこ
とにする。図７および８に示されているように、収納棚アセンブリー１が架台１
４、１５に支えられている場合、右側の架台１４の右側の持ち上げられた縁２０
は案内の溝孔３３の内側にあり、スライド棒８は左側の架台１５の平らな面３４
によって支えられている。収納棚アセンブリー１がキャビネット１２の内側にあ
る場合、アングル材のブラケット１０は棚皿２の下側に隣接しそれとほぼ平行に
配置されている。アングル材のブラケット１０は右側の架台１４の左側の持ち上
げられた縁２３および左側の架台１５の右側の持ち上げられた縁２４によって支
えられている。

【００５１】図９〜１１に示されているように、収納棚アセンブリー１が全長に亙りキャビ
ネット１２から水平に引き出されている場合、アングル材のブラケット１０は最
早右側の架台１４の左側の持ち上げられた縁２３または左側の架台１５の右側の
持ち上げられた縁２４に接触していない。従ってアングル材のブラケット１０は
重力の影響の下でヒンジ１１の周りを自由に回転する。これに加えてアングル材
のブラケット１０はバネで偏らせられ、棚皿２の下側から遠ざかるようにピボッ
ト回転する助けとなっている。

【００５２】図１１から最も良く判るように、アングル材のブラケット１０がピボット回転
すると、アングル材のブラケット１０のそれぞれの第１の縁２９は棚皿２の下面
に対し約９０°の角度をなすであろう。逃がし口ブロック４の第１のピボット・
ピン５は右側の架台１４の右側の鉤２１に捕捉されている。またスライド棒８の
第２のピボット・ピン９は左側の鉤２２に捕捉されている。右側および左側の鉤
２１、２２と係合している第１および第２のピボット・ピン５、９は、キャビネ
ット１２に対し収納棚アセンブリー１が水平に滑る範囲を制限し、従って収納棚
アセンブリー１がうっかりキャビネット１２から完全に引き出されるのを防いで
いる。収納棚アセンブリー１をキャビネット１２から取出したい場合には、サー
ビス員は収納棚アセンブリー１の後端部を立ち上げ、収納棚アセンブリー１がキ
ャビネット１２から引き出されている間、第１および第２のピボット・ピン５、
９を右側および左側の鉤２１、２２から外すだけで良い。

【００５３】図１２は傾いた状態にある収納棚アセンブリー１を示す。アングル材のブラケ
ット１０が棚皿２の下側から一度外されると、従業員はなお把手６および７を握
ったまま、アングル材のブラケット１０の角度がつけられた表面３０が次の下方
にある架台の対１４、１５の右側および左側の突起２８、２７と係合するまで、
収納棚アセンブリーの前方をゆっくりと引き下げる。角度がつけられた表面３０
とアングル材のブラケット１０の第１の面２９との間の相対的な角度は収納棚ア
センブリー１の傾斜角によって決定されることに注目されたい。

【００５４】上記の滑らせ得る収納棚アセンブリーの配置により、高価なまたは複雑な装置
を用いる必要なく収納棚をキャビネットから容易に引き出し得ることが判る。例
えば引き出しの滑動装置、ローラ軸受、または他の複雑な装置は必要でない。こ
のような装置は付加装置として販売機の価格を増加させる。さらにこのような装
置には収納棚アセンブリーの両側で収納すべき空間が必要である。

【００５５】次に図１３Ａ、１３Ｂ、１３Ｃおよび図１を参照すれば、本発明のエレベータ
ー・システム５０が記載されている。このエレベーター・システム５０はキャビ
ネット１２の内側の右側の壁に取り付けられている。エレベーター・システム５
０の主要な機能は指示された収納棚アセンブリー１から飲料容器Ｃを受取り、そ
の飲料容器Ｃを送出し機構２００へと送ることである。

【００５６】図１３Ａはエレベーター・システムの構成機素を示す。エレベーター・システ
ム５０は二つの互いに連結された駆動滑車５１および５２を含んでいる。駆動滑
車５１および５２は互いに噛み合った歯車５３によって連結されている。別法と
して、駆動滑車５１および５２はベルトにより、直接的な摩擦係合により、或い
は力を伝達する任意の形の装置によって互いに連結することができる。モーター
によって駆動滑車５１および５２の少なくとも一つ、或いは歯車５３の少なくと
も一つを、直接或いは伝達システムを介して駆動する。

【００５７】図１３Ｂおよび１３Ｃは駆動滑車５２を示しているが、図示を簡単にするため
付随した歯車５３は取除かれている。駆動滑車５１は円筒形のドラムの形をして
おり、円筒形のドラムの各端にはフランジがつくられている。周りに駆動ケーブ
ル５４Ａおよび５４Ｂが巻き付けられ、従って駆動滑車５１によって駆動される
。駆動滑車５２は構造が実質的に駆動滑車５１と同じであり、周りに巻かれたケ
ーブル５５Ａおよび５５Ｂを含み、従ってそれによって駆動される。

【００５８】図１３Ａ〜１３Ｃに示されているように、駆動ケーブル５４Ａおよび５４Ｂは
駆動滑車５１の周りに巻き付けられ、駆動ケーブル５４Ｂが緩められ繰り出され
た際に駆動ケーブル５４Ａが巻き上げられ、またその逆も起こるようになってい
る。駆動ケーブル５４Ａはその一端が駆動滑車５１に取り付けられ、駆動滑車５
１の周りに数回巻き付けられ、次いで第１のアイドラ滑車６８Ａの上に延び、他
の端はエレベーターの背板５６に取り付けられている。駆動ケーブル５４Ｂは一
端が駆動滑車５１に取り付けられ、駆動滑車５１の周りに数回巻かれ、次いでケ
ーブル引張り機構５８を通って延び、他の端は反対錘り５７に取り付けられてい
る。

【００５９】同様に、駆動ケーブル５５Ａおよび５５Ｂは駆動滑車５２の周りに巻き付けら
れ、駆動ケーブル５５Ｂが緩められ繰り出された際に駆動ケーブル５５Ａが巻き
上げられ、またその逆も起こるようになっている。駆動ケーブル５５Ａは一端が
駆動滑車５２に取り付けられ、駆動滑車５２の周りに数回巻かれ、第２のアイド
ラ滑車６８Ｂの上に延び、次いでケーブル引張り機構５８を通って延び、他の端
は反対錘り５７に取り付けられている。駆動ケーブル５５Ｂはその一端が駆動滑
車５２に取り付けられ、駆動滑車５２の周りに数回巻き付けられ、他の端はエレ
ベーターの背板５６に取り付けられている。

【００６０】図１３Ａに示されているように、ケーブル引張り機構は駆動ケーブル５４Ｂお
よび５５Ａが通されている複数の引張り滑車を含んでいる。少なくとも２個の引
張り滑車はバネによって偏らせられ、引張って駆動ケーブル５４Ｂおよび５５Ａ
から緩みを取り去っている。少なくとも２個の引張って滑車は共通のバネに連結
されている（図示のように）か、或いは個別的なバネ、反対錘り、または他の形
の偏倚装置によって別々に偏らせられることができる。

【００６１】エレベータの背板５６および反対錘り５７には２本の軸受ケーブル５９および
６０が連結されている。軸受ケーブル５９は一端がエレベーターの背板５６に連
結され、第３のアイドラ滑車６９Ａの上を通り、次いで他の端の所で反対錘り５
７に連結されている。軸受ケーブル６０は一端が反対錘り５７に連結され、第４
のアイドラ滑車６９Ｂの上を通り、次いで他の端の所でエレベーターの背板５６
に連結されている。

【００６２】図１４から最も良く判るように、前方および後方の案内棒６１および６２はキ
ャビネット１２の内側の右側の側壁に連結されている。反対錘り５７は突起６３
を含み、この突起は前方および後方の案内棒６１および６２の内部溝孔６４の中
を滑ることができる。同様にエレベーターの背板５６は突起６７を含み、この突
起は前方および後方の案内棒６１および６２の外側の溝孔６６の中を滑ることが
できる。エレベーターの背板５６の突出した歯６７は隔離材６５を含んでいるか
ら、エレベーターは案内棒６１および６２から僅かに間隔を置いて配置されてい
る。従ってエレベーターの背板５６および反対錘り５７は案内棒６１および６２
の中を滑る際に互いの側を通り過ぎる。

【００６３】次に図１５〜１７を特に参照してエレベーターの運搬プラットフォーム７０の
説明を行なう。エレベーターの運搬プラットフォーム７０はエレベーターの背板
５６にしっかりと取り付けられている。エレベーターの運搬プラットフォーム７
０の主な機能は飲料容器Ｃが指定された収納棚アセンブリー１から送出し機構２
００へと動かされ、飲料容器Ｃを取出し口１００へと放出する際に飲料容器Ｃを
支えることである。

【００６４】エレベーターのプラットフォーム７０はエレベーターの背板５６にしっかりと
取り付けられたフランジ部分７１を含んでいる。このフランジ部分はコンベヤ・
ベルト７３で囲まれている。フランジ部分７１は傾いた部分７２を含み、この部
分はその上にある飲料容器Ｃがコンベヤ・ベルト７３の方へ転がるか滑るように
水平に対して傾いている。コンベヤ・ベルト７３は適当なローラ案内７４により
フランジのついた部分７１の上に支えられている。コンベヤ・ベルト７３は適当
な駆動機構により選択的に動かされる。

【００６５】操作中駆動滑車５１および５２は回転し、従って駆動ケーブル５４Ａ、５４Ｂ
、５５Ａおよび５５Ｂを動かす。駆動ケーブル５４Ａ、５４Ｂ、５５Ａおよび５
５Ｂの運動によりエレベーターの運搬プラットフォーム７０は鉛直に動かされる
。エレベーターの運搬プラットフォーム７０は主制御装置で制御されて指定され
た収納棚アセンブリー１の近傍の所望の場所まで動かされる。

【００６６】エレベーター運搬プラットフォーム７０が指定された収納棚アセンブリー１の
近傍に来ると、飲料容器Ｃは逃がし口ブロック４から傾いた部分７２の上に放出
される。飲料容器Ｃはコンベヤ・ベルト７３の上へと滑るかまたは転がって行く
。次に駆動滑車５１および５２を作動させ、駆動ケーブル５４Ａ、５４Ｂ、５５
Ａおよび５５Ｂを駆動させてエレベーターの運搬プラットフォーム７０を鉛直に
動かし送出し機構２００と並ぶようにする。図３５および３６に示されているよ
うに、この時コンベヤ・ベルト７３は飲料容器Ｃがその前方の縁７５から離れて
送出し機構２００の中へ入るように飲料容器Ｃを運搬する。

【００６７】次に図３５〜４０を特に参照して送出し機構２００を説明する。送出し機構２
００は販売機の扉の背面に取り付けられている。引渡し機構２００の主な機能は
飲料容器Ｃをエレベーターの運搬プラットフォーム７０から受取り、飲料容器Ｃ
を取出し口１００近くの位置までゆっくりと動かし、飲料容器Ｃを便利な高さの
所で直立させて消費者に提供することである。

【００６８】送出し機構２００は外側のハウジング２０１を含んでいる。外側のハウジング
２０１は開いた上部、開いた底部および側壁にある前方を向いた開口部をもって
いる。側壁にある前方を向いた開口部は大きさおよび位置が販売機の扉の開口部
に対応しており、取出し口１００をつくっている。

【００６９】外側のハウジング２０１の後方に向いた側壁の上方の縁に沿って傾斜路２０２
がつくられている。この傾斜路は水平に対し約４５℃の角度で延びている。傾斜
路２０２は、飲料容器Ｃがコンベヤ・ベルト７３の前方の縁７５から送出された
後、飲料容器Ｃを外側のハウジング２０１の開いた上部の中へと案内する役目を
する。

【００７０】Ｌ字型のプラットフォーム２０３は外側のハウジング２０１の開いた上部の近
くで動き得るように外側のハウジング２０１に取り付けられている。Ｌ字型のプ
ラットフォーム２０３は互いに約９０°の角度をもつ二つの脚部を結合させるこ
とによってつくられる。Ｌ字型のプラットフォーム２０３の後方の縁はプラット
フォームの案内ピン２０４を含んでいる。プラットフォームの案内ピン２０４は
Ｌ字型のプラットフォーム２０３の相対する側方の縁を通り過ぎて延びた二つの
延長部を含んでいる。この二つの延長部は外側のハウジング２０１の相対する側
の内部につくられた通路案内２１２の中に捕捉され、Ｌ字型のプラットフォーム
２０３の後方の縁の運動を案内するようになっている。

【００７１】Ｌ字型のプラットフォーム２０３の前方の縁はヒンジ２０５を含んでいる。ヒ
ンジ２０５はまた取出し口の扉２０６の上方の縁に取り付けられている。この配
置により取出し口の扉２０６はＬ字型のプラットフォーム２０３にピボット回転
するように取り付けられている。

【００７２】取出し口の扉２０６の下方の縁は可撓性のケーブル２０７の一端に連結されて
いる。可撓性のケーブル２０７は案内滑車２０８の上を過ぎ、その他の端は錘り
２０９に連結されている。錘り２０９は案内ハウジング２１０によって鉛直に移
動するように案内される。案内ハウジング２１０は取出し口の扉を開く機構２１
１に連結されている。これについては図４０を参照して後で詳細に説明する。

【００７３】引渡し機構２００を用い飲料容器Ｃを放出させる動作を次に図３５〜３９を参
照して説明する。図３５および３６に示されているように、Ｌ字型のプラットフ
ォーム２０３は最初外側のハウジング２０１の開いた上部の近くにある高い位置
に位置している。この高い位置においてＬ字型のプラットフォーム２０３の二つ
の脚部は水平に対し約４５°の角度をなしており、Ｌ字型のプラットフォーム２
０３はエレベーターの運搬プラットフォーム７０から飲料容器Ｃを受取れる状態
にある。

【００７４】飲料容器Ｃが図３７で示されているようにＬ字型のプラットフォーム２０３に
よって受取られると、飲料容器Ｃの重さによってＬ字型のプラットフォーム２０
３は下降する。Ｌ字型のプラットフォーム２０３の後方の縁は、プラットフォー
ムのピン２０４の延長部と外側のハウジング２０１につくられた通路案内２１２
との間の係合によって案内されて下降する。Ｌ字型のプラットフォーム２０３の
前方の縁は取出し口の扉２０６によって案内されて下降し、この扉は外側のハウ
ジング２０１の中につくられた通路の中を走る側方の縁を含んでいる。

【００７５】図３８はＬ字型のプラットフォーム２０３が下降する最も低い位置を示してい
る。この位置においてＬ字型のプラットフォーム２０３の一つの脚部は水平であ
り、他の脚部は鉛直である。取出し口の扉２０６は完全に引き下げられ、取出し
口１００を通して飲料容器Ｃを取出すことができる。図３９は消費者が飲料容器
Ｃを取出した後の送出し機構を示している。一度飲料容器が取出されると、錘り
２０９によってＬ字型のプラットフォーム２０３は図３５の元の高い位置へと上
昇する。

【００７６】Ｌ字型のプラットフォーム２０３が下降および上昇する速度は案内ハウジング
２１０の内部における錘り２０９が鉛直に動く速度によって制御される。錘り２
０９が鉛直に動く速度は取出し口の扉の開放機構２１１によって決定される。取
出し口の扉を開く機構２１１は錘り２０９と案内ハウジング２１０との間の空気
の圧力を調節することによって速度を制御する。

【００７７】案内ハウジング２１０は床２１３に対する空気密閉性の密封部材を有し、これ
が外側のハウジング２０１の開いた底部を封鎖している。錘り２０９の断面の形
状は案内ハウジング２１０の断面に対し対称的であるが、それよりも僅かに小さ
く、そのため空気は錘り２０９および案内ハウジング２１０の壁を通って徐々に
漏れることができる。従って錘り２０９の鉛直な運動は、錘りが上昇する際の錘
りの下部につくられる空気の真空度、および錘り２０９が下降する際の錘り２０
９の下方につくられる圧力によって遅延される。

【００７８】図４０に示されているように、取出し口の扉を開く機構２１１は案内ハウジン
グ２１０の底部と連絡している空気通路２１２を含んでいる。空気通路２１２は
分岐して空気取り込み通路２１４および空気排出通路２１５になっている。空気
取り込み通路２１４は空気を空気通路２１２の方へだけ流す取り込み検査弁２１
６を含んでいる。取り込みニードル弁２１７が取り込み検査弁２１６の上手に取
付けられている。この配置により錘り２０９の上昇速度、従ってＬ字型のプラッ
トフォーム２０３の下降速度は取り込みニードル弁２１７を調節することによっ
て制御することができる。

【００７９】同様に、空気排出通路２１５は空気通路２１２から空気を流出させるだけの排
出検査弁２１８を含んでいる。排出検査弁２１８の下手には排出ニードル弁２１
９が備えられている。この配置により錘り２０９の下降速度、従ってＬ字型のプ
ラットフォーム２０３の上昇速度は排出ニードル弁２１９を調節することによっ
て制御することができる。

【００８０】次に再び図１５〜１７を参照しソレノイド・アクチュエータ機構８０の動作の
説明を行なう。図１５はエレベーターの運搬プラットフォーム７０の下側に取付
けられた４個のソレノイド・アクチュエータ機構８０を示す。ソレノイド・アク
チュエータ機構８０の各々は飲料容器を放出するために逃がし口ブロック４を選
択的に作動させることができる。

【００８１】各ソレノイド・アクチュエータ機構８０はプランジャ８２を往復運動的に制御
する電磁コイル８１を含んでいる。プランジャ８２の一端にはバンパー８３が取
付けられている。バンパー８３は逃がし口ブロック４の一部と接触し、後で逃が
し口ブロック４と関連してもっと詳細に説明するように、逃がし口ブロック４に
より飲料容器Ｃを放出させる。

【００８２】図１６は作動していない状態におけるソレノイド・アクチュエータ機構８０を
示す。作動していない状態においては主制御装置によりソレノイド・アクチュエ
ータ機構８０の電磁コイル８１には電力は供給されない。この作動していない状
態ではエレベーターの運搬プラットフォーム７０は案内ブロック６１および６２
に沿い収納棚アセンブリー１を過ぎて鉛直に自由に動き、逃がし口ブロック４は
飲料容器を放出することはない。バンパー８３が電磁コイル８１の方へ引っ込ん
でおり、従って収納棚アセンブリー１のどの逃がし口ブロック４にも物理的に接
触していないために、放出は起こらない。

【００８３】図１７は作動状態にあるソレノイド・アクチュエータ機構８０を示す。作動状
態においては、主制御装置によりソレノイド・アクチュエータ機構８０の電磁コ
イル８１に電力が供給される。一度エレベーターの運搬プラットフォーム７０が
所望の収納棚アセンブリー１の近傍にあることを主制御装置が決定したら、主制
御装置は４個のうちの一つまたはそれ以上のソレノイド・アクチュエータ機構８
０の電磁コイル８１に対し電力を供給する。選ばれたソレノイド・アクチュエー
タ機構８０のプランジャ８２は延び出してバンパー８３を逃がし口ブロック４の
一部と接触させる。

【００８４】バンパー８３が逃がし口ブロック４の一部と接触すると、接触した逃がし口ブ
ロックの一部の近傍にある飲料容器はエレベーターの運搬プラットフォーム７０
の傾いた部分７２の上に放出される。また２個以上のソレノイド・アクチュエー
タ機構８０が同時に作動されることもあり得ることに注意されたい。このような
同時作動を用い単一の収納棚アセンブリー１から２個の個別的な飲料容器を同時
に放出させることができ、或いは逃がし口ブロック４の二つの部分を作動させる
ことができよう。後者の場合、逃がし口ブロック４のこの両方の部分は、形の大
きな飲料容器がエレベーターの運搬プラットフォーム７０へと放出される前に作
動されなければならない。逃がし口ブロックの機能は本明細書において後でさら
に詳細に説明する。

【００８５】図１８〜２０は本発明の販売機の主制御装置に使用するセンサー配列を示す。
このセンサー配列のに主な機能はエレベーターの運搬プラットフォーム７０、収
納棚アセンブリー１およびキャビネット１２の相対位置を決定し、また販売すべ
き飲料容器の格納状態を決定することである。

【００８６】エレベーターの運搬プラットフォーム７０は第１のセンサー９１、第２のセン
サー９２および第３のセンサー９３を含んでいる。第１、第２および第３のセン
サー９１、９２および９３は光センサーであり、送光器および受光器の両方を含
んでいる。別法として、これらのセンサーは誘導コイル型のセンサーまたはリー
ド（ｒｅｅｄ）スイッチ、物理パラメータ・センサー、または他の型の公知セン
サーであることができる。

【００８７】エレベーターの運搬プラットフォーム７０の第１のセンサー９１はキャビネッ
ト１２の内側の右側の側壁に面している。この内側の右側の側壁に沿って第１の
指示器９０が置かれている。第１の指示器９０はステッカーまたは転写体（ｄｅ
ｃａｌ）の形をしているか、或いは第１のセンサー９１がリード・スイッチであ
る場合には磁石である。各転写体は反射性をもち、第１のセンサー９１にによっ
て容易に読取られる例えばバーコードのようなコードを含んでいる。

【００８８】３個の転写体が側壁に貼り付けられている。第１の転写体はエレベーターのシ
ャフト１６の最上部端付近に貼り付けられている。第２の転写体はエレベーター
のシャフト１６の最下部端付近に貼り付けられ、第３の転写体は送出し機構２０
０の近くの側壁に貼り付けられている。

【００８９】エレベーターの運搬プラットフォームの第２のセンサー９２は収納棚アセンブ
リー１の方を向いている。各収納棚アセンブリー１は第２の指示器９４を含んで
いる。第２の指示器９４は逃がし口ブロック４の一部か、或いはエレベーターの
シャフト６に面した収納棚アセンブリー自身に面している。各収納棚アセンブリ
ー１の第２の指示器９４は反射性をもち、バーコードのようなコードを含んでい
る。別法として、第２の指示器９４は第２のセンサー９２がリード・スイッチで
ある場合には磁石である。個々のコードは第２のセンサー９２によって読取られ
、主制御装置により収納棚を識別するのに用いることができる。

【００９０】エレベーターの運搬プラットフォーム７０の第３のセンサー９３もまた収納棚
アセンブリー１の方を向いている。各収納棚アセンブリー１は第３の指示器９５
を含んでいる。第３の指示器９５は棚皿２の下方にあり逃がし口ブロック４の近
くにある動き得る部材に取付けられている。この第３の指示器９５もエレベータ
ーのシャフト１６の方を向き、その主な機能は、その収納棚アセンブリー１の上
にあるべき飲料容器Ｃに販売製品が収納されているかいないかの信号を第３のセ
ンサーに送ることである。

【００９１】図１９Ａ〜２０Ａに示された具体化例においては、各収納棚アセンブリー１
の第３の指示器９５は反射性であり、コードを含んでいることができる。図１９
Ａはその上に載せられた飲料容器Ｃが第１のゲート１１７によって押し止どめら
れている収納棚アセンブリー１の右下端部を示している。少なくとも一つの飲料
容器Ｃの重量がパドル９７によって支えられている。

【００９２】パドル９７はＬ字型をしており、第１のピボット支点９８を含んでいる。バネ
９９によりパドル９７は第１のピボット支点９８の周りに反時計方向に回転しよ
うとするが、飲料容器Ｃの重量はバネ９９の偏倚力を上回るのに十分な大きさで
ある。従って飲料容器Ｃと接触しているパドル９７の長辺は、飲料容器がパドル
９７の上に載っている場合、棚皿２に対して平らになろうとする。

【００９３】パドル９７の短い方の辺はその遠い方の端に第２のピボット１０１を含んでい
る。第２のピボット１０１と振動し得る背板９６の裏側との間には連結棒１０２
が連結されている。振動し得る背板９６は第３のピボット支点１０３の周りにピ
ボット回転する。

【００９４】飲料容器Ｃがパドル９７の上に載っている場合、連結棒１０２は第３のピボッ
ト支点１０３の周りで背板９６を振動させ、背板９６が実質的に棚皿２に対して
鉛直になるようにする。この鉛直の方向において背板９６に取付けられた第３の
指示器９５は第３のセンサー９３によって検出することができる。

【００９５】図２０Ａに示されているように、飲料容器Ｃがパドル９７の上に載っていない
場合、バネ９９はパドル９７を反時計方向に回転させる。パドル９７が反時計方
向に回転すると、連結棒１０２は第３のピボット支点１０３の周りに背板９６を
反時計方向に振動させ、背板９６は棚皿２に対して殆ど平行になる。この殆ど平
行な方向においては、背板９６に取付けられた第３の指示器９５は第３のセンサ
ー９５によって検出できない。

【００９６】図１９Ｂおよび２０Ｂに示された具体化例においては、各収納棚アセンブリー
１の第３の指示器９５は磁石であり、第３のセンサー９３はリード・スイッチで
ある。この具体化例に含まれる構成機素は廉価であり、従ってこれは好適な具体
化例である。図１９Ｂはその上に飲料容器Ｃが載せられ第１のゲート１１７によ
って押し止どめられている収納棚アセンブリー１の右下端部を示している。この
場合も少なくとも一つの飲料容器Ｃの重量がパドル９７によって支えられている
。

【００９７】この具体化例においては、パドル９７と第３の指示器９５の間の作動用連結ア
センブリー、即ち磁石は異なっている。この場合パドル９７はＬ字型であり、一
端にピボット支点３０１を有する短い方の辺を含んでいる。ピボット３０１はパ
ドルのフレーム３０２に連結されている。Ｌ字型のパドル９７の長い方の辺は収
納棚アセンブリー１の上で飲料容器Ｃに接触している。

【００９８】連結棒３０３はＬ字型のパドル９７の長辺の中央部分に連結され、また滑り部
材３０４に連結されている。連結棒３０３とＬ字型のパドル９７および滑り部材
３０４との間の連結は蝶番え式になっている。滑り部材３０４は逃がし口ブロッ
ク４の内部で案内されて横方向に動く。

【００９９】バネ３０５は滑りブロック３０４と連結棒３０３との間の連結材と係合してい
る。バネ３０５はエレベーターのシャフト１６から遠ざかるように偏倚力をこの
連結材にかける。この偏倚力はピボット３０１の周りで反時計方向にパドル９７
を回転させようとするが、飲料容器Ｃの重量はバネ３０５の偏倚力を上回るのに
十分な大きさである。従って飲料容器Ｃと接触しているパドル９７の長い方の辺
は飲料容器Ｃがパドル９７の上に載っている場合には棚皿２に対し平らになろう
とする。

【０１００】パドル９７の長い方の辺が棚皿２に対し平らになっている間、第３の指示器９
５はエレベーターのシャフト１６に対し比較的近い位置に来る。この近い位置で
第３のセンサー９３は第３の指示器９５を検出することができる。何故なら第３
の指示器９５の磁石は第３のセンサー９３のリード・スイッチの近くで磁場をつ
くるからである。この近い位置は容器が収納されている状態に対応する。

【０１０１】図２０Ｂに示されているように、飲料容器Ｃがパドル９７の上に載っていない
場合、バネ３０５はパドル９７を反時計方向に回転させようとする。パドル９７
のこの反時計方向の回転により第３の指示器９５はエレベーターのシャフト１６
から遠ざかる位置へと動く。この遠ざかった位置においては第３のセンサー９３
は第３の指示器９５を検出できない。何故なら第３の指示器９５の磁石によって
つくられる磁場は第３のセンサー９３のリード・スイッチから離れているからで
ある。この遠い位置は容器が品切れの状態に対応する。

【０１０２】図１９Ａおよび１９Ｂは、品切れ状態が指示された時に、１個または２個の飲
料容器Ｃを条件付担保として（ｉｎｅｓｃｒｏｗ）保持できることを示してい
る。換言すれば、パドル９７が反時計方向に自由に回転する場合、少なくとも１
個の飲料容器Ｃがなお棚皿２の上に存在している。担保として２個の飲料容器Ｃ
が示されているが、棚皿２に対してパドル９７の位置を簡単に動かすことにより
これよりも多いかまたは少ない個数の飲料容器を担保として保持するように、或
いは担保として飲料容器を全く保持しないように、品切れ状態を示す指示器を変
更することができよう。周囲温度の飲料の缶を販売機に再格納する場合、次に販
売すべき容器の少なくとも１個が冷たい状態にあり、従って直ぐ販売するのに適
しているから、飲料容器を担保として保持しておくことには利点がある。

【０１０３】各収納棚アセンブリーの逃がし口ブロック４には、品切れ状態を示す指示器は
１個しか示されていないが、各収納棚アセンブリー１の逃がし口ブロック４には
品切れ状態を示す指示器を複数個含ませることができる。例えば、収納棚アセン
ブリー１において仕切材３が４種の飲料容器を販売するように配列されている場
合、収納されていない状態を示す指示器を４個用い、この収納棚アセンブリー１
から販売される４種の異なった飲料容器のそれぞれの品切れ状態を指示させるこ
とができる。勿論この場合、エレベーターの運搬プラットフォーム７０も第３の
センサー９３を４個含んでいる。この４個の第３のセンサー９３は、収納棚アセ
ンブリー１の逃がし口ブロック４の４個の品切れ状態を示す指示器に対応するよ
うに、エレベーターの運搬プラットフォーム７０に沿って間隔を置いて配置され
ているであろう。

【０１０４】品切れ状態の指示は純粋に機械的な装置を用い収納棚アセンブリー１によって
なされることに注意されたい。従って個々の収納棚アセンブリーの収納状態を通
告するために、販売機と個々の収納棚アセンブリーとの間に電気的な配線を行な
う必要はない。このことは特に有利である。何故なら、収納棚アセンブリーに製
品を収納する際、或いは販売を行なっている際、収納棚アセンブリーを滑らせた
り傾けたりする時に、収納棚アセンブリーと販売機との間の電気的な配線は繰返
し応力を受け摩耗するからである。

【０１０５】次に販売機の操作を第１、第２および第３のセンサー９１、９２および９３と
関連させて説明する。販売機は使用する前に初期化しなければならない。サービ
ス員は販売機のキャビネット１２を開き、収納棚アセンブリー１の間の鉛直方向
の間隔、および各収納棚アセンブリー１の仕切材３の間の水平方向の間隔を検査
し調節する。収納棚アセンブリー１の鉛直方向の間隔および各収納棚アセンブリ
ー１の仕切材３の間の水平方向の間隔は、この販売機の設置場所に相応しいと決
定された飲料容器の組合せを販売するのに適した寸法に設定される。例えば１２
オンスの環を６０％、１６オンスのプラスティックス容器を３０％、１リットル
のプラスティックス容器を１０％販売するように販売機を設定することができる
。

【０１０６】収納棚アセンブリーに対する大きさの間隔を設定した後、サービス員は収納棚
アセンブリーの一つを滑らせて引き出して傾ける。次に販売すべき飲料容器を傾
けられた収納棚アセンブリー１の仕切材３の間に格納する。収納棚アセンブリー
の格納が終わったら、これを持ち上げて水平に滑らせ販売機のキャビネットの内
部に戻す。販売機の残りの収納棚アセンブリーに対しても同じ操作を繰返す。

【０１０７】販売機に製品を格納した後、サービス員は入力装置を使用して主制御装置をプ
ログラムする。入力装置は販売機の外部に備えられた顧客が選択するキーパッド
であるか、販売機の内部にある別の専用のキーパッドであることができる。サー
ビス員は、キャビネット１２の中の収納棚アセンブリー１の数、収納棚アセンブ
リー１の間の間隔、キャビネット１２の中における収納棚アセンブリー１の位置
または順序、販売すべき飲料容器の種類、販売すべき飲料容器の値段、および／
または他の同様なデータのような情報を主制御装置の中にプログラムする。

【０１０８】主制御装置のプログラムを終わった後、販売機の製品格納用の扉を閉じ施錠す
る。扉の閉鎖は主制御装置によって感知される。扉が閉ったら、主制御装置はエ
レベーターの運搬プラットフォーム７０をエレベーターのシャフト１６の一端か
ら他の端まで掃引するようにエレベーターの駆動システムに信号を送る。

【０１０９】この掃引の間、第２のセンサー９２は各収納棚アセンブリー１の第２の指示器
９４を感知する。感知された第２の指示器９４は主制御装置によって処理され、
収納棚アセンブリーの数および位置のようなサービス員がプログラムした情報が
実際に正しいかどうかが検証される。

【０１１０】別の方法では、サービス員は収納棚アセンブリーの数および位置に関する詳細
なデータを主制御装置にプログラムする必要はない。その代わり主制御装置は、
エレベーターの運搬プラットフォーム７０を掃引する間に第２のセンサー９２か
ら受取った信号に基づいて最初にこのデータを受取り保存する。

【０１１１】販売機の設定または初期化が終わったら、エレベーターの運搬プラットフォー
ム７０をエレベーターのシャフト１６の上部へと上昇させる。第１のセンサー９
１がエレベーターのシャフト１６の最上部付近にある第１の転写体を感知したら
、エレベーターの駆動システム５０はエレベーターの運搬プラットフォーム７０
を停止させる。エレベーターの運搬プラットフォーム７０はエレベーターのシャ
フト１６の最上部の位置に駐機していわゆる「待機状態」になり、この間販売機
は消費者を待っている。

【０１１２】エレベーターの運搬プラットフォーム７０をエレベーターのシャフト１６の最
上部に駐機させることにより、エレベーターのシャフトは妨害されない状態にあ
り、冷たい空気は自由にエレベーターのシャフト１６を通って収納棚アセンブリ
ー１の上にある飲料容器へと流れることができる。この販売機により冷たい飲料
容器を販売しようとする場合この配置は特に有利である。各販売サイクルを終え
た後、エレベーターの運搬プラットフォーム７０は再びエレベーターのシャフト
１６の最上部の所に駐機し、妨害されないエレベーターのシャフト１６の状態を
保つ。

【０１１３】主制御装置によって目覚まし信号が生成されるまで販売機は待機状態にあり、
エレベーターの運搬プラットフォーム７０は駐機状態を保っている。主制御装置
は、最初に販売機によって受取られた貨幣、トークン、紙幣、カードまたは他の
形の支払い手段に応答して目覚まし信号を発生する。消費者が最初の貨幣または
他の支払い手段を投入すると、主制御装置の目覚まし信号がエレベーターの駆動
システム５０に伝達される。

【０１１４】エレベーターの駆動システム５０は、第１のセンサー９１が取出し口１００の
近所にある第３の転写体を感知するまで、エレベーターの運搬プラットフォーム
７０を鉛直方向に下方へ動かす。第３の転写体が感知されると、エレベーターは
第３の転写体の近所に駐機する。第３の転写体はエレベーターのシャフト１６に
沿った中央部分に位置した取出し口１００の近所にある。従って、エレベーター
が第３の転写体の近所に駐機した場合、エレベーターの運搬プラットフォーム７
０はエレベーターのシャフト１６に沿った中央部分に止まっているするであろう
。エレベーターの運搬プラットフォーム７０を中央部分に位置させると販売時間
が減少する。何故ならエレベーターの運搬プラットフォーム７０は或るランダム
に選ばれた収納棚アセンブリーへの移動時間を減少させる最適な位置にいるから
である。

【０１１５】消費者は支払い手段の挿入を終わった後、望ましい飲料容器を選択して入力す
る。この選択が入力されたら、プログラムされた主制御装置にはどの収納棚アセ
ンブリー１が所望の飲料容器を含んでいるかが判る。従って主制御装置は他の信
号をエレベーターの駆動システム５０へ送り、これによってエレベーターの運搬
プラットフォーム７０は所望の飲料容器を含む収納棚アセンブリー１の方へ動か
される。

【０１１６】エレベーターの運搬プラットフォーム７０が所望の収納棚アセンブリー１へと
移動すると、第２のセンサー９２は通過する各収納棚アセンブリー１の第２の検
出器９４を検出する。通過する収納棚アセンブリー１は数を数えるかまたは他の
手段で解析され、エレベーターの運搬プラットフォーム７０の位置が検証され作
図される。この時間の間販売機は販売操作を待っている消費者に対し娯楽か、少
なくとも何らかの情報を与えることができる。この娯楽または情報は販売機のス
ピーカーから発せられる音楽の形をしていることができよう。別法として、販売
機のスクリーンに視覚的な画像を映し出すこともできよう。このような娯楽また
は情報は、販売機が消費者の選択を受取り選ばれた飲料容器を販売している段階
にあることを消費者に再確認させる。選ばれた飲料容器画像が最終的に取出し口
１００へ放出されるまで娯楽または情報は継続しなければならない。

【０１１７】所望の収納棚アセンブリーの第２の指示器９４が第２のセンサー９２によって
感知されると、主制御装置はエレベーターの運搬プラットフォーム７０を停止さ
せる。エレベーターの運搬プラットフォーム７０は、エレベーターの運搬プラッ
トフォーム７０の傾いた部分７２が所望の収納棚アセンブリー１の逃がし口ブロ
ック４の放出位置の僅かに上方にある位置で停止する。

【０１１８】次に図１７に示されているように、主制御装置は一つまたはそれ以上のソレノ
イド・アクチュエータ機構８０を作動状態に移行させる。最後に主制御装置はエ
レベーターの運搬プラットフォーム７０をゆっくりと下方に動かす。

【０１１９】この下方への運動の間、作動されたソレノイド・アクチュエータ機構８０の各
々のバンパー８３は収納棚アセンブリー１の逃がし口ブロック４の一部と接触す
る。この接触により逃がし口ブロック４の一部が作動し、結局飲料容器がエレベ
ーターの運搬プラットフォーム７０の傾いた部分７３の上に放出される。逃がし
口機構およびその動作については後で述べる。

【０１２０】飲料容器がエレベーターの運搬プラットフォーム７０の傾いた部分７３の上に
放出された後、飲料容器は転がるかまたは滑ってコンベヤ７３の上に載る。次い
で第１のセンサー９１が送出し機構２００の近くにある第３の転写体を感知する
まで、エレベーターの駆動システム５０は放出された飲料容器Ｃを載せたままエ
レベーターの運搬プラットフォーム７０を鉛直に動かす。第３の転写体を感知し
すると、主制御装置はその上に載った飲料容器をコンベヤ７３から送出し機構２
００へと放出させ、上記のように飲料容器が取出し口１００へと放出されるよう
にする。

【０１２１】飲料容器が放出されると、主制御装置はエレベーターの駆動システム５０を作
動させ、エレベーターの運搬プラットフォーム７０がエレベーターのシャフト１
６を掃引するようにする。この掃引の間、第３のセンサー９３は各収納棚アセン
ブリー１に付随した第３の指示器９５が存在するかしないかを感知する。第３の
指示器９５の存在が感知されたことは、品切れ表示機構に関連した飲料容器が収
納されていることを示す。第３の指示器９５が存在しないと感知されたことは、
品切れ表示機構に関連した飲料容器が収納されていないことを示す。

【０１２２】主制御装置は第３のセンサー９３からの信号を受取り、受取った信号を用いて
販売機の収納に関する全体的な状況を解析する。例えば一つの棚で特定の飲料容
器が品切れになっていると言う理由だけで、販売機全体にその特定の飲料容器が
品切れになっていることにはならない。何故なら他の収納棚アセンブリー１が同
じ特定の飲料容器を含んでいる可能性があるからである。特定の飲料容器を含む
すべての収納棚アセンブリーに対しそれぞれの第３の指示器によって示されるよ
うにその飲料容器が品切れの場合、販売機の主制御装置は販売機の外部に対し品
切れの表示を行ない消費者に警告を発する。

【０１２３】各販売サイクルの後でエレベーターの運搬プラットフォーム７０を掃引する変
わりの方法として、主制御装置は予め定められた数の販売サイクルの後でエレベ
ーターの運搬プラットフォーム７０を掃引することもできる。予め定められた販
売サイクルの数は品切れ表示機構によって品切れが表示された後担保として残さ
れている飲料容器の数と関連させることが有利である。

【０１２４】図３および４は棚皿２に対する構造的な関係で逃がし口ブロック４を示す。各
収納棚アセンブリー１は収納棚アセンブリー１の右側の縁に沿ってエレベーター
のシャフト１６に最も近接して延びた逃がし口ブロック４を含んでいる。各逃が
し口ブロック４は４個の逃がし口機構１０９を含んでいる。次に図２１〜３４を
参照して逃がし口機構１０９の特定の詳細点を説明する。

【０１２５】図２１は逃がし口機構１０９の一つをもった逃がし口ブロック４の分解図であ
る。図２２は逃がし口機構１０９の上面図を示す。各逃がし口機構１０９は逃が
し口ブロック４の中につくられた切り欠き部分１０８の内部を往復運動しながら
滑るスライド１１５を含んでいる。スライド１１５の往復運動しながら滑る運動
はスライド１１５の第１の案内孔１０７と係合する第１の案内ピン１１３によっ
て案内される。スライド１１５は通常案内バネ１１４によりエレベーターのシャ
フト１６の方へ収納棚アセンブリー１から離れるように偏らせられている。

【０１２６】スライド１１５は４組の細長い溝孔を含んでいる。第１の組の細長い溝孔１２
３はスライド１１５の最も右側の縁の近くにつくられている。第２および第３の
組の細長い溝孔１２４および１２５はスライド１１５の中央部分につくられてい
る。第４の組の細長い溝孔１２６はスライド１１５の最も左側の縁の近くにつく
られている。

【０１２７】作動延長部材１１６はスライド１１５の内部にピボット回転するように取付け
られている。作動延長部材１１６は二つのピボット案内１０６を含んでいる。第
２の案内ピン１１０は逃がし口ブロック４の中につくられた第１の案内孔１１９
を通り、スライド１１５の第１の組の細長い溝孔１２３を通り、作動延長部材１
１６の二つのピボット案内１０６を通る。第２の案内ピン１１０は逃がし口ブロ
ック４のほぼ全長に亙って延びた細長い棒の形をしている。

【０１２８】第１のゲート１１７はスライド１１５の内部にピボット回転するように取付け
られている。第２のゲート１１８は二つのピボット案内１０４を含んでいる。第
３の案内ピン１１１は逃がし口ブロック４の中につくられた第２の案内孔１２０
を通り、スライド１１５の第２の組の細長い溝孔１２４を通り、第２のゲート１
１８の二つのピボット案内１０４を通る。第３の案内ピン１１１は逃がし口ブロ
ック４のほぼ全長に亙って延びた細長い棒の形をしている。

【０１２９】第４の案内ピン１１２は逃がし口ブロック４の中につくられた第３の案内孔１
２２およびスライド１１５の第４の組の細長い溝孔１２６を通る。第４の案内ピ
ン１１２は逃がし口ブロック４のほぼ全長に亙って延びた細長い棒の形をしてい
る。逃がし口ブロックの第４の案内孔１２１についてはスライド１１５の第３の
組の溝孔１２５と関連させて後で説明する。

【０１３０】図２３および２４は逃がし口ブロック４の切り欠き部分１０８の上に載せられ
たスライド１１５を示す逃がし口機構１０９の断面図である。図２３および２４
はバネ１１４の偏倚力の下で最も右側の位置へ滑らされたスライド１１５を示し
ている。

【０１３１】図２３から判るように、スライド１１５はスライド１１５の最も右側の縁の近
くに下方の迫持台（ｌｏｗｅｒａｂｕｔｍｅｎｔ）１３１を含んでいる。下方
の迫持台１３１は第１のゲート１１７の下部１３２と係合している。下方の迫持
台１３１と第１のゲート１１７の下部との間の接触により、第１のゲート１１７
はスライド１１５に対して鉛直の関係を保つ。

【０１３２】図２４から判るように、下方の迫持台１３１の内部は作動延長部材１１６の延
長部１３３と係合している。下方の迫持台１３１と作動延長部材１１６の延長部
１３３との間の接触により作動延長部材１１６はスライド１１５に対して角度の
つけられた関係位置をとる。作動延長部材１１６はスライド１１５から約４５°
の角度で外側へ向かいスライド１１５の最も右側の縁を越えて延びている。

【０１３３】図２４から判るように、スライド１１５は第１のつまみ１２９および第２のつ
まみ１３０を含んでいる。第２のゲート１１８は第１のレバー１３４および第２
のレバー１３５を含んでいる。第１のレバー１３４の右側の縁は第１のつまみ１
２９の左側の縁と係合している。

【０１３４】次に図２５〜３２を参照して逃がし口機構の動作を説明する。図２５は図２４
の断面図と同じであるが、飲料容器Ｃおよびエレベーターの運搬プラットフォー
ム７０が描かれている点が異なっている。図２６〜２８は図２４および２５の断
面図と同様であるが、飲料容器Ｃをエレベーターの運搬プラットフォーム７０の
上に放出する際の種々の操作段階での逃がし口機構１０９が示されている。

【０１３５】図２９は図２３の断面図と同じであるが、飲料容器Ｃおよびエレベーターの運
搬プラットフォーム７０が描かれている。図３０〜３２は図２３および２９の断
面図と同様であるが、飲料容器Ｃをエレベーターの運搬プラットフォーム７０の
上に放出する際の種々の操作段階での逃がし口機構１０９が示されている。

【０１３６】図２５および２９は収納棚アセンブリー１に対して僅かに持ち上げられた位置
にあるエレベーターの運搬プラットフォーム７０を示す。アクチュエータ機構８
０は主制御装置によって作動状態に置かれている。作動状態は延び出したバンパ
ー８３によって特徴付けられる。

【０１３７】図２６および３０は鉛直方向に僅かに下げられた後のエレベーターの運搬プラ
ットフォーム７０を示す。アクチュエータ機構８０のバンパー８３は逃がし口機
構１０９の作動延長部材１６と接触する。作動延長部材１１６はスライド１１５
と平行になるまで第２の案内ピン１１０の周りをピボット回転する。このピボッ
ト運動により作動延長部材１１６の延長部１３３はスライド１１５の下方の迫持
台１３１を押す。下方の迫持台１３１が押されることによりスライド１１５は左
側に滑り、案内バネ１１４の偏倚力に抗して切り欠き部分の中に滑り込む。図３
０に示されているように、スライド１１５の左側への運動により第１のゲート１
１７の下部１３２を支えるための迫持台１３１の下部は第１のゲート１１７の下
部１３２の下から部分的に滑り出す。

【０１３８】図２６において第２のゲート１１８とスライド１１５の第１のつまみ１２９と
の間の相互作用も重要である。スライドが左側へ動くにつれ、第１のつまみ１２
９の左側の縁は第１のレバー１３４の右側の縁を圧す。この圧力によって第２の
ゲート１１８はスライド１１５から持ち上げられる。第２のゲート１１８はスラ
イド１１５から立ち上がった際次の飲料容器Ｃを阻止する作用をする。図２７お
よび３１はアクチュエータ機構８０のバンパー８３と作動延長部材１１６とが接
触している最後の瞬間を示している。この場合、スライド１１５は逃がし口ブロ
ック４の切り欠き部分１０８の内部の最も左側の延長部へと滑って行く。図３１
に示されているように、第１のゲート１１７の下部１３２を支える下方の迫持台
１３１の部分は第１のゲート１１７の下部１３２の下から完全に滑り出している
。この時台のゲート１１７は最早支えられていないから、第１のゲート１１７は
その上に載っている飲料容器Ｃの重量のために時計方向に落下するであろう。

【０１３９】図２７において第２のゲート１１８の第１のレバー１３４とスライド１１５の
第１のつまみ１２９との間の相互作用も重要である。この時第１のレバーは第１
のつまみ１２９の左側の縁とは接触していず、第１のつまみ１２９の上側の面の
上の位置にくる。この位置において第２のゲート１１８は回転が固定される。従
って第２のゲートは飲料容器Ｃの重さを支え、第１のゲート１１７が落下する際
飲料容器を１個だけ放出する作用をする。

【０１４０】図２８および３２はエレベーターの運搬プラットフォーム７０が通過し放出操
作が終わった後の逃がし口機構１０９を示す。バンパー８３が作動延長部材１１
６と接触しなくなると、スライド１１５は案内バネ１１４の効果により迅速に右
側へ滑る。スライド１１５が逃がし口ブロック４の切り欠き部分１０８の中の最
も右側の位置をとる場合、下方の迫持台１３１は再び第１のゲート１１７の下方
の部分１３２を支えるであろう。下方の第１のゲート１１７が鉛直の向きに支え
られている場合、飲料容器は逃がし口機構１０９によって保持される。さらにス
ライド１１５はその最も右側の位置をとっているから、第１のつまみ１２９は最
早第２のゲート１１８の第１のレバー１３４を支えない。第１のレバー１３４は
第１のつまみ１２９の左側の縁に対し再び接触する位置をとる。またスライド１
１５がその最も右側の位置へと動く際、第１のつまみ１２９の右側の縁は第２の
レバー１３５の左側の縁を圧す。第１のつまみ１２９と第２のレバー１３５の接
触により第２のゲート１１８は再び平らになり、スライド１１５の上部面に平行
になり、飲料容器Ｃは第２のゲート１１８の上を転がり、第１のゲート１１７に
当たって静止する。

【０１４１】上記の放出操作は幾つかの利点をもっていることに注意されたい。先ず、アク
チュエータ機構８０が作動される前においてエレベーターの運搬プラットフォー
ム７０を収納棚アセンブリーの側に正確に位置させる必要はない。本発明によれ
ば、アクチュエータ機構８０を作動させる前において収納棚アセンブリーの上部
または下部にある許容区域の内部の任意の場所にエレベーターの運搬プラットフ
ォームを位置させることができる。これは、逃がし口機構１０９がバンパー８３
の通過に応答して放出を行ない、バンパー８３によって直線的に圧されることに
応答して放出を行なうのではないからである。

【０１４２】逃がし口機構１０９を作動させるためにはエレベーターを収納棚アセンブリー
の直ぐ近傍に正確に位置させる必要はないから、エレベーター・システムの構成
機素は効果で複雑なものである必要はない。例えば正確な位置決めが必要ならば
、駆動源はステップ・モーターであることが最も良いが、本発明では簡単な直流
モーターを使用してこれを行なっている。さらに、正確な位置が重要である場合
には、駆動ケーブル５４Ａ、５４Ｂ、５５Ａおよび５５Ｂ、並びに軸受ケーブル
５９、６０は伸長できないものでなければならないが、本発明では駆動および軸
受ケーブルが少し伸長をすることは許容される。

【０１４３】図３３および３４は第２のゲート１１８の調節可能な特徴を示している。第２
のゲート１１８は二つの位置の一つにおいてピボット回転し得るようにスライド
１１５に取付けることができる。この二つの位置において逃がし口機構１０９は
或る範囲の直径（例えば２〜３．７５インチ）の飲料容器Ｃを放出することがで
きる。

【０１４４】図３３は小さい飲料容器Ｃを放出するのに最も適した第１の位置にある第２の
ゲート１１８を示す。図２３〜３２は上記のように第１の位置にある場合の第２
のゲート１１８の連結および機能を示す。

【０１４５】図３４は大きい直径の飲料容器Ｃ^Lを放出するのに最も適した第２の位置にある第２のゲート１１８を示す。第２のゲート１１８がこの第２の位置にある場合
、第３の案内ピン１１１は逃がし口ブロック４の中につくられた第２の案内孔１
２０から外され、逃がし口ブロック４の中につくられた第３の案内孔１２１に挿
入される。第３の案内ピン１１１は第３の案内孔１２１を通り、スライド１１５
の第３の組の細長い溝孔１２５を通り、第２のゲート１１８の二つのピボット案
内１０４を通る。

【０１４６】第２のゲート１１８は図２３〜３２に関連して説明したのと同じ方法で動作す
るが、この場合第１のレバー１３４はスライド１１５の第１のつまみ１２９では
なく第２のつまみ１３０によって操作される。従って１個の飲料缶Ｃ^Lが通過しているエレベーターの運搬プラットフォーム７０の上に放出される間、第２のゲ
ート１１８はなお収納された飲料容器Ｃ^Lの前進を阻む役目をする。

【０１４７】以上本発明を説明したが、本発明は多くの方法で変更し得ることは明らかであ
る。このような変更は本発明の精神および範囲を逸脱すると見做すべきではなく
、当業界の専門家には明らかなようにこれらのすべての変形は本発明の特許請求
の範囲内に含まれるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の販売機のキャビネットの内部の前面図。

【図２】キャビネットから取除かれた一対の架台の右側の透視図。

【図３Ａ】収納棚アセンブリーの右側の透視図。

【図３Ｂ】４列の飲料容器を収納するように配置された仕切材をもつ収納棚アセンブリー
の右側の透視図。

【図３Ｃ】３列の飲料容器を収納するように配置された仕切材をもつ収納棚アセンブリー
の右側の透視図。

【図３Ｄ】２列の飲料容器を収納するように配置された仕切材をもつ収納棚アセンブリー
の右側の透視図。

【図４】図３Ａに示された収納棚アセンブリーの分解図。

【図５】収納棚アセンブリーがキャビネットから水平に引き出されている販売機の右側
の透視図。

【図６】収納棚アセンブリーが傾いた位置にある販売機の右側の透視図。

【図７】収納棚がキャビネットの内部から部分的に引き出されている場合の架台および
収納棚アセンブリーの上面図。

【図８】図７の８−８の線に沿った断面図。

【図９】収納棚アセンブリーがキャビネットから水平に引き出されている場合の左側の
架台および収納棚アセンブリー後の上面図。

【図１０】図９の線１０−１０に沿った断面図。

【図１１】収納棚アセンブリーがキャビネットから水平に引き出されている場合の左側の
架台および収納棚アセンブリーを示す断面図。

【図１２】収納棚アセンブリーがキャビネットから水平に引き出され傾けられている場合
の架台および収納棚アセンブリーを示す断面図。

【図１３Ａ】本発明のエレベーター・システムの側面図。

【図１３Ｂ】本発明のエレベーター・システムの駆動滑車の側面図。

【図１３Ｃ】図１３Ｂの線１３Ｃ−１３Ｃに沿ってとった側面図。

【図１４】図１３Ａの線１４−１４に沿ってとった側面図。

【図１５】エレベーターの運搬プラットフォームの左側の透視図。

【図１６】作動していない状態のソレノイド・アクチュエータ機構を示すエレベーターの
運搬プラットフォームの断面図。

【図１７】作動している状態のソレノイド・アクチュエータ機構を示すエレベーターの運
搬プラットフォームの断面図。

【図１８】制御センサーの配列を示す右側の透視図。

【図１９Ａ】収納状態を示す光学的な品切れ指示器を示す図１８の線１９Ａ−１９Ａに沿っ
てとった断面図。

【図１９Ｂ】収納状態を示す磁気的な別の品切れ指示器を示す図１９Ａと同ような断面図。

【図２０Ａ】品切れ状態を指示する図１９Ａの光学的な品切れ指示器の断面図。

【図２０Ｂ】品切れ状態を指示する図１９Ｂの磁気的な品切れ指示器の断面図。

【図２１】逃がし口機構を有する逃がし口ブロックの分解図の形で示された右側の透視図
。

【図２２】逃がし口分解図の逃がし口機構の一つの上面図。

【図２３】図２２の線２３−２３に沿ってとった断面図。

【図２４】図２２の線２４−２４に沿ってとった断面図。

【図２５】飲料容器およびエレベーターの運搬プラットフォームを含めた図２５と同じ断
面図。

【図２６】飲料容器を放出する直前の逃がし口機構を示す図２５と同じ断面図。

【図２７】飲料容器を放出する際の逃がし口機構を示す図２５と同じ断面図。

【図２８】飲料容器を放出した後の逃がし口機構を示す図２５と同じ断面図。

【図２９】飲料容器およびエレベーターの運搬プラットフォームを含めた図２３と同じ断
面図。

【図３０】飲料容器を放出する直前の逃がし口機構を示す図２９と同じ断面図。

【図３１】飲料容器を放出する際の逃がし口機構を示す図２９と同じ断面図。

【図３２】飲料容器を放出した後の逃がし口機構を示す図２９と同じ断面図。

【図３３】小さい飲料容器の位置にある調節可能な第２のゲートを示す図２６と同じ断面
図。

【図３４】大きい飲料容器の位置にある調節可能な第２のゲートを示す図３３と同じ断面
図。

【図３５】飲料容器を受取る直前の送出し機構の断面図。

【図３６】飲料容器を受取っている送出し機構の図３５と同じ断面図。

【図３７】送出し機構が飲料容器を下降させ取出し口の扉を開いている図３５と同じ断面
図。

【図３８】取出し口の扉が完全に開き消費者が飲料容器を手に取ることができる状態の図
３５と同じ断面図。

【図３９】送出し機構から飲料容器が取出され、取出し口の扉が閉じる状態の図３５と同
じ断面図。

【図４０】図３９の点線の円２１１の内部に閉じ込められた取出し口開放機構の拡大図。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１２年４月２６日（２０００．４．２６）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷＦターム(参考） 3E046 BA03 BB03 BB04 CA12 CC02 CC04 CC06 CC07 DA10 EA08 EA20 EB02 FA04 FA10 HA08

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】キャビネット、該キャビネットの内部に固定された少なくとも１個の支持用のブラケット、該少なくとも１個の支持用のブラケットと滑り相互作用し、第１の位置と第２
の位置との間を水平に滑り得るようになっている収納棚、および該収納棚が該第２の位置にある場合該収納棚を傾いた位置で支える補助的な支
持材を具備していることを特徴とする販売機。
【請求項２】さらに、該収納棚が該少なくとも一つの支持用のブラケット
から離れることを妨げることにより該収納棚が該キャビネットから完全に引き出
されるのを防ぐ、該収納棚と該少なくとも１個の支持用のブラケットの間に配置
された係合用の制限材をさらに具備していることを特徴とする請求項１記載の販
売機。
【請求項３】該係合用の制限材は該収納棚の一つおよび該少なくとも一つ
の支持用のブラケットに取付けられた少なくとも１個のピン、および該収納棚の
他のものおよび該少なくとも１個の支持用のブラケットに取付けられた少なくと
も１個の鉤を含んでいることを特徴とする請求項２記載の販売機。
【請求項４】該少なくとも１個のピンは該収納棚に取付けられた２本のピ
ンから成り、該少なくとも一つの鉤は該少なくとも一つの支持用のブラケットに
取付けられた二つの鉤から成ることを特徴とする請求項３記載の販売機。
【請求項５】該補助的な支持材は該収納棚に取付けられていることを特徴
とする請求項１記載の販売機。
【請求項６】該補助的な支持材は該収納棚の下面にピボット回転するよう
に取付けられた少なくとも一つの板部材を含み、該少なくとも一つの板部材は該
収納棚が該キャビネットの中に水平に滑り込む際に該下面の近傍にほぼそれと平
行に存在し、該少なくとも一つの板部材は該収納棚が該第２の位置にある時に該
下面から遠ざかるようにピボット回転することを特徴とする請求項１記載の販売
機。
【請求項７】さらに、該キャビネットの一つおよび該少なくとも一つの支
持用のブラケットに備えられた突起を含み、該板部材の縁は該突起と接触して該
収納棚を該傾いた位置に支持することを特徴とする請求項６記載の販売機。
【請求項８】該少なくとも一つの板部材は二つの板部材から成り、該二つ
の板部材の各々はヒンジにより該収納棚の該下面に連結されていることを特徴と
する請求項６記載の販売機。
【請求項９】さらに、該少なくとも一つの支持用のブラケットに備えられ
た二つの突起を具備し、該二つの板部材の各々は一つの縁を含み、該縁の各々は
該突起の各々の一つと接触し、該収納棚を該傾いた位置で支持していることを特
徴とする請求項８記載の販売機。
【請求項１０】さらに、該少なくとも一つの支持用のブラケットにつくら
れた直線状の案内部材、および該収納棚につくられた直線状の追随部材を具備し、該収納棚が該第１の位置と
該第２の位置の間を水平に滑る際、該直線状の案内部材は該直線状の追随部材に
係合して該収納棚を案内することを特徴とする請求項１記載の販売機。
【請求項１１】該少なくとも支持用のブラケットは該キャビネットに固定
された右側の架台および左側の架台を含み、該収納棚の右側は該右側の架台によ
って支えられ、該収納棚の左側は該左側の架台によって支えられていることを特
徴とする請求項１記載の販売機。
【請求項１２】さらに、該右側の架台の上につくられたリブ、該収納棚の該右側につくられた溝、および該収納棚の該左側の下面に取付けられたスライド棒を含み、該収納棚が該第１
の位置と該第２の位置と間を滑る際、該溝は該右側の架台の上につくられた該リ
ブと係合し、該スライド棒は該左側の架台の上を滑って該収納棚を案内すること
を特徴とする請求項１１記載の販売機。
【請求項１３】さらに、該収納棚に取付けられ該収納棚の滑りを容易にす
る把手を含むことを特徴とする請求項１記載の販売機。
【請求項１４】さらに、該収納棚の上面に調節し得るように取付けられた
少なくとも一つの仕切材を含むことを特徴とする請求項１記載の販売機。
【請求項１５】さらに、該少なくとも一つの仕切材に備えられた取付け部
材、および該収納棚の該上面に取り付けられた位置決め部材を具備し、該少なくとも一つ
の仕切材は該取付け部材を該位置決め部材の選ばれた一つと合わせることにより
該収納棚の該上面に調節し得るように取付けられていることを特徴とする請求項
１４記載の販売機。
【請求項１６】キャビネット、該キャビネットの内部に固定された複数の支持用のブラケット、および複数の収納棚を具備し、該複数の収納棚は該キャビネットの内部で鉛直方向に
間隔を置いて配置されており、該複数の収納棚の各々は該複数の支持用のブラケ
ットの中の少なくとも一つの支持用のブラケットと滑り相互作用し、各収納棚は
第１の位置と第２の位置との間を水平に滑ることができ、該複数の支持用のブラ
ケットは該キャビネットの内部に調節し得るように固定され、該複数の収納棚の
鉛直方向の間隔は独立に調節できることを特徴とする販売機。
【請求項１７】該複数の収納棚は水平に対し或る角度をなして傾斜してい
ることを特徴とする請求項１６記載の販売機。
【請求項１８】キャビネットおよびその中にある複数の鉛直方向に間隔を
置いて配置された収納棚を有する販売機を用意し、該複数の収納棚の中の一つの収納棚を把持し、該一つの収納棚をキャビネットの外側へと水平に滑らせ、該一つの収納棚を水平に対して下方に或る角度をつけて傾ける段階から成るこ
とを特徴とする販売機によるサービスを行なう方法。
【請求項１９】さらに、一つの収納棚の上で販売製品を操作し、該一つの収納棚を上方に傾け、該一つの収納棚を水平にキャビネットの中に滑らせる段階を含むことを特徴と
する請求項１８記載の方法。
【請求項２０】さらに、一つの収納棚の上面に仕切材を取付け、該一つの収納棚の上面における仕切材の位置を調節する段階を含むことを特徴
とする請求項１８記載の方法。
【請求項２１】キャビネット、該キャビネットの内部にある複数の支持用
のブラケット、および複数の支持用のブラケットにより支持された複数の鉛直方
向に間隔を置いて配置された収納棚を有する販売機を用意し、複数の収納棚の中の一つの収納棚を把持し、該一つの収納棚を水平にキャビネットの外側へと滑らせ、キャビネットから該一つの収納棚を取出し、取出された一つの収納棚を支持する支持用のブラケットを鉛直に動かし、該一つの収納棚をキャビネットの中に挿入して戻す段階から成ることを特徴と
する販売機でサービスを行なう方法。
【請求項２２】キャビネット、該キャビネットの内部で鉛直方向に間隔を置いて配置された複数の収納棚、該複数の収納棚の近傍に配置されたエレベーターのシャフト、該エレベーターのシャフトの内部を鉛直に動くように配置されたエレベーター
、該キャビネットに取付けられ、該エレベーターを案内する案内棒、該エレベーターに取付けられ、該案内棒によって案内される反対錘りを具備す
ることを特徴とする販売機。
【請求項２３】さらに、第１、第２、第３、第４、第５および第６の弛緩
した部材を含み、該第１、第２、第３、第４、第５および第６の弛緩した部材は
該反対錘りを該エレベーターに取付ける役目をすることを特徴とする請求項２２
記載の販売機。
【請求項２４】さらに、該第１および第２の弛緩した部材と相互作用し、
該第１および第２の弛緩した部材を張力のかかった状態に保つ張力賦与装置を具
備していることを特徴とする請求項２３記載の販売機。
【請求項２５】該張力賦与装置は第１および第２の端を有するバネ、該バ
ネの該第１の端に取付けられた第１の滑車、および該バネの該第２の端に取付け
られた第２の滑車を含み、該第１の弛緩した部材は該第１の滑車の上を通り、該
第２の弛緩した部材は該第２の滑車の上を通ることを特徴とする請求項２４記載
の販売機。
【請求項２６】さらに、第１および第２の駆動滑車を含み、該第１、第２
、第３、第４、第５および第６の弛緩した部材の中の第１の対の弛緩した部材は
該第１の駆動滑車によって駆動され、該第１、第２、第３、第４、第５および第
６の弛緩した部材の中の第２の対の弛緩した部材は該第２の駆動滑車によって駆
動されることを特徴とする請求項２３記載の販売機。
【請求項２７】該第１の対の弛緩した部材は、該第１の駆動滑車の周りに
完全に巻き付けられ且つその一端が該第１の駆動滑車に連結されている該第１の
弛緩した部材、および該第１の駆動滑車の周りに完全に巻き付けられ且つその一
端が該第１の駆動滑車に連結されている該第３の弛緩した部材を含み、該第２の対の弛緩した部材は、該第２の駆動滑車の周りに完全に巻き付けられ
且つその一端が該第２の駆動滑車に連結されている該第２の弛緩した部材、およ
び該第２の駆動滑車の周りに完全に巻き付けられ且つその一端が該第２の駆動滑
車に連結されている該第４の弛緩した部材を含んでいることを特徴とする請求項
２６記載の販売機。
【請求項２８】該第１の駆動滑車および該第２の駆動滑車は互いに係合し
ており、該第１および第２の駆動滑車の一つの回転は該第１および第２の駆動滑
車の中の他のものの対応する反対方向の回転を必要とすることを特徴とする請求
項２６記載の販売機。
【請求項２９】さらに、互いに噛み合った歯車を含み、該第１および第２
の駆動滑車の間の係合は該噛み合った歯車によってなされることをことを特徴と
する請求項２８記載の販売機。
【請求項３０】キャビネット、該キャビネットの内部で鉛直方向に間隔を置いて配置された複数の収納棚、該キャビネットの内部を鉛直に動くように配置されたエレベーター、および該エレベーターに取付けられた少なくとも一つの作動装置を具備し、該少なく
とも一つの作動装置は該複数の収納棚の個々の部分と物理的に相互作用し得るこ
とを特徴とする販売機。
【請求項３１】該少なくとも一つの作動装置は複数のソレノイドを含み、
各ソレノイドは伸長し得るプランジャをもっていることを特徴とする請求項３０
記載の販売機。
【請求項３２】該複数のソレノイドは４個のソレノイドから成っているこ
とを特徴とする請求項３１記載の販売機。
【請求項３３】さらに該エレベーターに取付けられた材料の把手を具備し
ていることを特徴とする請求項３０記載の販売機。
【請求項３４】キャビネット、キャビネットの内部に鉛直方向に間隔を置
いて配置された複数の収納棚、複数の収納棚の上に配置された販売製品、複数の
収納棚の近傍にあるエレベーターのシャフト、および該エレベーターのシャフト
の中で鉛直に動き得るエレベーター、および該エレベーターに取付けられた少な
くとも一つのアクチュエータを有する販売機を用意し、該複数の収納棚の中の一つの収納棚の近くの位置までエレベーターを鉛直に動
かし、該少なくとも一つのアクチュエータを作動させ、該一つの収納棚の近くの区域の中でエレベーターを動かし、該一つの収納棚の近くをエレベーターが動く際、少なくとも一つのアクチュエ
ータを一つの収納棚の一部と相互作用させ、販売製品を該一つの収納棚からエレベーターへと放出させる段階を含むことを
特徴とする販売機の操作方法。
【請求項３５】該相互作用させる段階は少なくとも一つのアクチュエータ
と該一つの収納棚の部分との間で物理的に接触させる段階であることを特徴とす
る請求項３４記載の方法。
【請求項３６】さらに、エレベーターに沿って配置され販売機の外部と連
絡している取出し口を用意し、該取出し口の近くの位置までエレベーターを動かし、エレベーターの上の販売製品を取出し口に放出する段階を含むことを特徴とす
る請求項３４記載の方法。
【請求項３７】該少なくとも一つのアクチュエータは複数のソレノイドを
含み、該少なくとも一つのアクチュエータを作動させる段階は複数のソレノイド
の少なくとも一つのを電気的に励起させる段階から成ることを特徴とする請求項
３４記載の方法。
【請求項３８】キャビネット、該キャビネットの内部で鉛直方向に間隔を置いて配置された複数の収納棚、該複数の収納棚の近傍に配置されたエレベーターのシャフト、該エレベーターのシャフトの内部を鉛直に動くように配置されたエレベーター
、および指示器を感知するために該エレベーターの上に配置されたセンサーを具備する
ことを特徴とする販売機。
【請求項３９】該センサーは送光器および受光器を含む光学的センサーで
あることを特徴とする請求項３８記載の販売機。
【請求項４０】さらに、複数の指示器を含み、該複数の収納棚のそれぞれ
の収納棚は収納棚を識別するための該複数の指示器の中の一つの指示器を含み、
該エレベーターが該エレベーターのシャフトの中で該一つの指示器の傍を通過す
る際、該センサーは該一つの指示器を感知することができることを特徴とする請
求項３８記載の販売機。
【請求項４１】さらに、少なくとも一つの指示器を含み、該エレベーター
のシャフトは該少なくとも一つの指示器を具備し、該センサーは該エレベーター
のシャフトに対する該エレベーターの位置的な所在を決定するための該少なくと
も一つの指示器を感知することができることを特徴とする請求項３８記載の販売
機。
【請求項４２】該少なくとも一つの指示器は第１、第２および第３の指示
器を具備し、該第１の指示器は該エレベーターのシャフトの上部近くに位置し、
該第２の指示器は該エレベーターのシャフトの中央部近くに位置し、該第３の指
示器は該エレベーターのシャフトの下部近くに位置することを特徴とする請求項
４１記載の販売機。
【請求項４３】さらに、複数の指示器を含み、該複数の収納棚の各収納棚
は収納棚上における販売製品の収納状態を指示するための該複数の指示器の中の
一つの指示器を含み、該センサーは該エレベーターが該エレベーターのシャフト
の中の該一つの指示器の傍を通過する際該一つの指示器を感知することができる
ことを特徴とする請求項３８記載の販売機。
【請求項４４】さらに複数のレバーを含み、該複数の収納棚の中の各収納
棚は該複数のレバーの中の一つのレバーを含み、該一つのレバーは該一つの指示
器に連結され、該収納棚上の販売製品は該レバーと係合することができ、それに
よって該一つの指示器は該センサーに販売製品の収納状態を感知させることを特
徴とする請求項４３記載の販売機。
【請求項４５】さらに、該複数の収納棚の中の一つの収納棚に取付けられ
た逃がし口ブロックを具備し、該逃がし口ブロックは、第１の放出器および第２
の放出器、該第１の放出器によって放出された販売製品の収納状態を指示する第
１の指示器、および該第２の放出器によって放出された販売製品の収納状態を指
示する第２の指示器を含み、該センサーは該エレベーターが該第１および第２の
指示器の傍を通過する際該第１および第２の指示器を感知することができること
を特徴とする請求項３８記載の販売機。
【請求項４６】キャビネット、該キャビネットの内部で鉛直方向に間隔を置いて配置された複数の収納棚、該複数の収納棚の近傍に配置されたエレベーターのシャフト、該エレベーターのシャフトの内部を鉛直に動くように配置されたエレベーター
、該エレベーターのシャフトに沿って第１の指示器を感知するための該エレベー
ターに配置された第１のセンサー、および該複数の収納棚の中の一つの収納棚に取付けられた第２の指示器を感知するた
めの該エレベーターに配置された第２のセンサーを具備していることを特徴とす
る販売機。
【請求項４７】該第２の指示器は該複数の収納棚の中の一つの収納棚上に
おける販売製品の収納状態を指示することを特徴とする請求項４６記載の販売機
。
【請求項４８】該第２の指示器は該複数の収納棚の中の該一つの収納棚を
識別することを特徴とする請求項４６記載の販売機。
【請求項４９】さらに、該複数の収納棚の中の一つの収納棚に取付けられ
た第３の指示器を感知するための該エレベーター上に配置された第３のセンサー
を含むことを特徴とする請求項４６記載の販売機。
【請求項５０】該第２の指示器は該複数の収納棚の中の該一つの収納棚上
の販売製品の収納状態を感知し、該第３の指示器は該複数の収納棚の中の該一つ
の収納棚を識別することを特徴とする請求項４９記載の販売機。
【請求項５１】キャビネット、該キャビネットの内部で鉛直方向に間隔を
置いて配置された複数の収納棚、該複数の収納棚の近傍に配置されたエレベータ
ーのシャフト、該エレベーターのシャフトの内部を鉛直に動くように配置された
エレベーター、およびエレベーターのシャフトに沿って位置し販売機の外側と連
絡している取出し口を有する販売機を用意し、エレベーターのシャフトの上部付近にエレベーターを位置させ、販売機の消費者から支払いを受取り、支払いを受取ったらエレベーターをエレベーターのシャフトの中央付近まで動
かし、販売機の消費者から販売製品の選択を受取り、その選択を受取ったら選ばれた販売製品を含む収納棚までエレベーターを動か
し、選ばれた販売製品をエレベーターの上に放出させ、エレベーターを取出し口へ動かし、選ばれた販売製品をエレベーターから取出し口へ放出させる段階から成ること
を特徴とする販売機の操作方法。
【請求項５２】該取出し口はほぼエレベーターのシャフトの中央部に位置
していることを特徴とする請求項５１記載の方法。
【請求項５３】さらに、該放出段階の後でエレベーターのシャフトの上部
付近までエレベーターを戻す段階を含むことを特徴とする請求項５１記載の方法
。
【請求項５４】さらに、エレベーターの上方への運動を制限する止めをエ
レベーターのシャフトの上部に用意し、該エレベーターを戻す段階は該止めに対しエレベーターを接触させる段階から
成り、エレベーターのシャフトの中におけるエレベーターの鉛直の運動を行なわせる
ために、駆動滑車および該駆動滑車と係合する弛緩した駆動部材を用意し、該駆動滑車を駆動して該エレベーターを戻す段階を行ない、エレベーターが該止めに接触した後も該駆動滑車を駆動し続けて駆動滑車と弛
緩した駆動部材との間に滑りを誘起する段階を含むことを特徴とする請求項５３
記載の方法。
【請求項５５】複数の収納棚、エレベーターのシャフト、エレベーターの
シャフトの中を鉛直に動き得るエレベーター、該エレベーターに取付けられたセ
ンサー、および該センサーと連絡した制御装置を有する販売機を用意し、複数の収納棚に販売製品を収納し、制御装置をプログラムし、エレベーターのシャフトの長さに沿ってエレベーターを通し、該センサーを用いて収納棚を感知させ、センサーが感知したパラメータを制御装置に伝え、制御装置の中でパラメータの処理を行なう段階から成ることを特徴とする販売
機の初期化を行なう方法。
【請求項５６】該プログラムを行なう段階は、どの種類の販売製品が収納
棚上に存在するかを示すデータを入力する段階から成ることを特徴とする請求項
５５記載の方法。
【請求項５７】さらに、複数の収納棚に販売製品を収納する前に、複数の
収納棚の間の鉛直方向の間隔を調節する段階を含むことを特徴とする請求項５５
記載の方法。
【請求項５８】さらに、販売機の内部への通路を閉じる扉を用意し、販売製品を複数の収納棚に収納した後にこの扉を閉める段階を含み、扉を閉める段階の後でエレベーターの長さに沿ってエレベーターを動かす段階
を開始することを特徴とする請求項５５記載の方法。
【請求項５９】該プログラムを行なう段階は複数の収納棚の数に相当する
収納棚の数を入力する段階を含むことを特徴とする請求項５５記載の方法。
【請求項６０】該データ処理段階は複数の収納棚の数に対応する感知され
た数の所で得られる感知されたパラメータを解析する段階を含むことを特徴とす
る請求項５５記載の方法。
【請求項６１】該プログラムを行なう段階は複数の収納棚の数に相当する
収納棚の数を入力する段階を含むことを特徴とする請求項６０記載の方法。
【請求項６２】該プログラムを行なう段階はさらに該収納棚の数が感知さ
れた数に等しいことを検証する段階を含むことを特徴とする請求項６１記載の方
法。
【請求項６３】販売機のための逃がし口機構において、該逃がし口機構は
、本体、該本体に取付けられ、第１の位置と第２の位置の間を往復し得るスライド、該本体に回転し得るように取付けられた作動延長部材であって、該スライドと
係合する突起を含み、該作動延長部材が回転する際、該突起により該スライドが
該本体に対して動かされる作動延長部材、および該本体に回転し得るように取付けられ該スライドと係合する部分を含む第１の
ゲートを含み、該部分は該スライドが該第１の位置にある場合該第１のゲートの
運動を停止させ、該スライドが該第２の位置にある場合には該第１のゲートの運
動を許すことを特徴とする逃がし口機構。
【請求項６４】該作動延長部材および該第１のゲートは第１の軸の周りに
回転し得るように該本体に取付けられていることを特徴とする請求項６３記載の
逃がし口機構。
【請求項６５】さらに、該第１の方向に該スライドを偏らせるバネを含ん
でいることを特徴とする請求項６３記載の逃がし口機構。
【請求項６６】さらに、該本体に回転し得るように取付けられた第２のゲ
ートを含み、該第２のゲートは該スライドと係合したレバーを含み、該第２のゲ
ートは該スライドが該第１の位置にある場合には該スライドに実質的に平行な方
向に延び、該スライドが該第２の位置にある場合には該スライドに対し鋭角をな
す方向に延びることを特徴とする請求項６３記載の逃がし口機構。
【請求項６７】該作動延長部材および該第１のゲートは第１の軸の周りに
回転し得るように該本体に取付けられ、該第２のゲートは該第１の軸に対してず
らされた第２の軸の周りに回転し得るように該本体に取付けられていることを特
徴とする請求項６６記載の逃がし口機構。
【請求項６８】販売機の逃がし口機構を変更する方法において、該方法は
、本体、往復し得るように該本体に取付けられたスライド、該本体に回転し得る
ように取付けられた作動延長部材、本体に回転し得るように取付けられた第１の
ゲート、および本体に回転し得るように取付けられた第２のゲートを用意し、第１の案内孔および第２の案内孔、および第１の案内孔に配置され第２のゲー
トの回転軸として作用する案内ピンを本体に用意し、第１の案内孔から案内ピンを抜き取り、第２のゲートを動かし、第２の案内孔に案内ピンを挿入し、案内ピンが再び第２のゲートの回転軸にな
るようにする段階を含むことを特徴とする方法。
【請求項６９】販売機の逃がし口機構を操作する方法において、該方法は
、本体、往復し得るように該本体に取付けられたスライド、該本体に回転し得る
ように取付けられ該スライドと係合する突起を含む作動延長部材、および本体に
回転し得るように取付けられ該スライドと係合する突起を含む第１のゲートを用
意し、作動延長部材材を有するエレベーターを用意し、該エレベーターを本体の近くに位置させ、本体の傍を通過させてエレベーターを動かし、エレベーターのアクチュエータを作動延長部材と接触させ、作動延長部材を本体に対して回転させ、作動延長部材の突起をスライドに対して接触させ、スライドを第１の位置から第２の位置へ動かし、第１のゲートの部分とスライドとの間の係合を緩め、本体に対して第１のゲートを回転させる段階から成ることを特徴とする方法。
【請求項７０】本体の近所にエレベーターを位置させる段階はエレベータ
ーを本体の上方に位置させる段階であり、本体の傍を通過させてエレベーターを
動かす段階は本体の傍を通過させてエレベーターを下降させる段階であることを
特徴とする請求項６９記載の方法。
【請求項７１】さらに、スライドと係合するレバーを含んだ第２のゲート
を本体に回転し得るように取り付け、スライドを第２のゲートのレバーに対して接触させ、スライドが第１の位置から第２の位置に動くことに対応し第２のゲートをスラ
イドに対し角度をつけて持ち上げる段階を含むことを特徴とする請求項６９記載
の方法。
【請求項７２】該センサーは磁石が存在するかしないかを感知するリード
・スイッチであることを特徴とする請求項３８記載の販売機。
【請求項７３】キャビネット、該キャビネットの内部に鉛直方向に間隔を置いて配置された複数の収納棚、該複数の収納棚の近傍に配置されたエレベーターのシャフト、該エレベーターのシャフトの内部に鉛直に動くように配置されたエレベーター
、および取出し口および取出し口の扉を含む放出機構を具備し、該取出し口の扉は通常
は取出し口へ通じる通路を閉じているが、該エレベーターが販売製品を該放出機
構へ放出することに応答して該取出し口への通路が自動的に開くようになってい
ることを特徴とする販売機。
【請求項７４】該放出機構はさらに該エレベーターから販売製品を受取る
プラットフォームを含み、該プラットフォームは該取出し口の扉に連結され、扉
の反対錘りは該取出し口の扉に連結され、該プラットフォーム上の放出され得る
販売製品に関連した重量は該プラットフォームおよび取出し口の扉を動かしそれ
によって該取出し口を開くのに十分な重さであり、該扉の反対錘りに関連した重
量は該プラットフォーム上に放出され得る販売製品が存在しない場合に該取出し
口の扉およびプラットフォームを動かして取出し口に近づけるのに十分な重さで
あることを特徴とする請求項７３記載の販売機。
【請求項７５】該放出機構はさらに該扉の反対錘りがその内部で動く案内
を含み、該案内は該扉の反対錘りの断面に極めて近似した対応した断面を有し、
該扉の反対錘りが該案内の内部で動く際、ゆっくりと漏洩する真空または圧力が
つくられることを特徴とする請求項７４記載の販売機。
【請求項７６】該放出機構はさらに、該扉の反対錘りの運動によってつく
られる真空または圧力の漏洩速度を調節するための、該案内に連結された空気管
、および該空気管に連結された検査弁およびニードル弁を含んでいることを特徴
とする請求項７５記載の販売機。