JP2613927B2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2613927B2
JP2613927B2 JP22262688A JP22262688A JP2613927B2 JP 2613927 B2 JP2613927 B2 JP 2613927B2 JP 22262688 A JP22262688 A JP 22262688A JP 22262688 A JP22262688 A JP 22262688A JP 2613927 B2 JP2613927 B2 JP 2613927B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、並列状態で載置された複数の商品をその並
列方向の一側に横送りする横送り手段を備えた商品収納
部の複数個を、上下方向に所定間隔を隔てて配置し、こ
れら商品収納部から選択的に送り出されてくる商品を載
置支持する商品載置台と、この商品載置台を商品取出口
にまで上下方向に強制移動させる昇降駆動機構とを備え
た商品昇降装置を設けてある自動販売機に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の自動販売機では、第12図に示すよう
に、前記各商品収納部(50)の横送り手段を構成するチ
ェーンコンベア(51)の回転軸(52),(53)のうち、
搬送方向上手側に位置する回転軸(53)に、減速機構を
備えた電動モータ(54)を連動連結していた。
そして、商品選択信号に基づいて、その商品選択信号
に相当する商品が収納された商品収納部(50)に対応す
る位置に前記商品載置台(55)が停止されると、この商
品載置台(55)の停止検出信号に基づいて前記電動モー
タ(54)が駆動され、前記ベルトコンベア(51)上に載
置された商品(A)のうち、最前端に位置する商品
(A)が商品載置台(55)上に送り出される。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来の自動販売機による場合は、前記各商品収納
部(50)毎に、前記チェーンコンベア(51)を駆動する
ための電動モータ(54)が設けられているため、駆動機
構全体がコスト的に高く付くばかりでなく、これら各電
動モータ(54)に対して、商品載置台(55)の停止信号
等に基づいて各別に駆動制御するための制御回路が必要
で、搬送装置全体の制御系統が非常に複雑化する問題が
あった。
本発明の目的は、前記商品収納部での横送り駆動系の
合理的な改造により、商品の横送りを常に確実に行いな
がらも、搬送装置全体の駆動系及び制御系の簡素化を図
ると共に、商品載置台上への商品の送り出し時間の短縮
化を図る点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による自動販売機は、前記各商品収納部の横送
り手段に、回動自在な可動部材と、この可動部材の回動
力を商品横送り力として伝達する伝達手段とを備えさせ
るとともに、前記商品載置台に、前記各横送り手段の可
動部材を押圧回動させるための押圧部材と、この押圧部
材を強制的に回動させる駆動機構とを設け、前記押圧部
材を、前記駆動機構により回動される回動軸にそれの回
動方向に所定間隔を置いて一体回動状態で設けられた複
数個の押圧部から構成してある事を最大の特徴とし、さ
らに、本発明では、前記駆動機構から前記押圧部材への
動力伝達を断続するクラッチを設けると共に、前記押圧
部材の回動軸芯を前記可動部材の回動軸芯を通る鉛直線
に対して商品横送り方向で偏位した箇所に位置させてあ
る点並びに前記押圧部の2個を前記回動軸に一体回動状
態で取付けられた回動アームの両端部にこれの回動軸芯
を挾んで振り分け配置し、前記両押圧部を付勢機構によ
り前記回動軸の軸芯側へ移動付勢し、かつ、前記可動部
材の被押圧部との接当に伴って前記回動軸芯から離間す
る側へ移動可能に前記回動アームに摺動自在に外嵌する
と共に、前記両押圧部同士の間隔を前記押圧部材の昇降
時に前記可動部材の被押圧部に対する当該押圧部の移動
を許容できる大きさに規制する間隔規制部材を前記回動
アームに設けてある点にも特徴を有する。
〔作 用〕
商品選択信号に基づいて、その商品選択信号に相当す
る商品を収納した商品収納部の位置に商品載置台が停止
すると、この商品載置台に設けられた単一の駆動機構が
作動し、この駆動機構によって押圧部材が回動する。こ
の押圧部材の回動によって前記横送り手段の可動部材が
押圧回動され、更に、この回動力が前記伝達手段を介し
て商品横送り力として伝達され、並列状態で載置された
複数の商品のうち、横送り方向の最前端に位置する商品
が商品載置台上に送り出される。
しかも、押圧部材の押圧部を回動軸にそれの回動方向
に所定間隔を置いて複数個設けることによって、押圧部
を1個設けたものに比して、押圧部が可動部材に押圧作
用するまでの最大ロス時間の短縮化を図ることができ
る。
また、商品載置台を商品選択信号に相当する商品収納
部まで昇降させる場合あるいは商品を受け取った商品載
置台を商品排出口まで昇降させる場合に、クラッチを切
り操作しておけば、押圧部材が自由回転状態となるか
ら、商品載置台と一体昇降する押圧部材がその昇降中に
可動部材に接当しても押圧部材が逃げるように回動する
だけで可動部材が回動されることを確実に阻止すること
ができる。
さらに、前記押圧部の2個を上記のように回動アーム
に取付けることによって、押圧部材の昇降中に押圧部の
回動軸芯側端部が可動部材の被押圧部の外周縁部に接当
した場合に、押圧部にこれを回動軸芯から離間する側へ
移動させる力が作用するが、前記押圧部が付勢機構によ
る付勢力に抗して回動軸芯から離間する側へ移動するこ
とができるから、押圧部が移動不能状態で取付けられて
いる場合に可動部材が押圧部との接当により強制的に揺
動操作されることを確実に阻止することができる。
〔発明の効果〕
その結果、前記商品収納部が上下複数段に設けられて
いても、これら各商品収納部の横送り手段に対する駆動
源としては、前記商品載置台に設けられた単一の駆動機
構で済み、しかも、この単一の駆動機構を各種情報に基
づいて作動制御するだけでよいから、従来に比して、各
商品収納部の横送り手段を選択的に作動させるための駆
動構造全体を簡単かつ経済的に構成することができると
ともに、制御系統の簡素化をも同時に図ることができ
る。
その上、前記商品載置台の押圧部材は、前記横送り手
段の可動部材を面で押圧回動させるべく構成されている
から、前記押圧部材の連続回転によって横送り手段を所
定の速度で連続的に駆動することができるから、例え、
商品収納部への商品補充作業時のミスによって当該商品
収納部上の商品が歯抜け状態になっている条件下でも、
所望の商品を衝撃の少ない状態で商品載置台上に短時間
で取り出すことができる。
しかも、押圧部材の押圧部を複数個設けることによっ
て、押圧部材を回動させてこの回動力が回動部材に伝達
されるまでの最大ロス時間の短縮化を図ることができる
から、押圧部材に対して可動部材がどのような回動位置
で停止している場合でも、商品を商品載置台上に短時間
で取り出すことができる。
また、例えば、前記商品載置台に、電動モータに連動
された駆動ギヤと、この駆動ギヤを往復移動させる駆動
機構とを設けるとともに、前記各商品収納部の横送り手
段に、前記駆動ギヤに噛み合い可能な受動ギヤを設けて
構成した場合のように、前記駆動ギヤと受動ギヤとの噛
み合い位相の相違によって噛み合い不良を招来すること
がなく、商品載置台の停止位置精度をラフに行いながら
も、商品収納部に並列状態で収納された商品を常に確実
に横送りすることができるようになった。
又、商品載置台の昇降中に、押圧部材が可動部材に接
当しても、クラッチの作用により、可動部材が回動され
ることを確実に阻止することができるから、商品載置台
の昇降に伴う商品の不当な送り出しのない安全性の高い
自動販売機を提供することができた。
さらに、押圧部の2個を回動部材との接当に伴って逃
がす方向へ移動可能に取付けることによって、押圧部材
との接当に伴って可動部材が強制的に回動操作されて、
商品が送り出されることを確実に阻止することができ、
この点からも安全性の向上をより一層図ることができ
る。
〔実施例〕
次に、本発明による自動販売機の実施例を図面に基づ
いて説明する。
第9図は瓶ビール等の商品(A)を収納する自動販売
機を示し、ケーシング(3)の前面に、これの開口を閉
止する揺動開閉自在な内外二重の扉(1),(2)を取
付けるとともに、前記ケーシング(3)内に、これの内
部空間を商品収納室(S1)と冷凍動力室(S2)とに区画
形成する仕切り板(4)を設けてある。
前記ケーシング(3)の商品収納室(S1)内に、水平
方向に並列状態で載置された複数の商品(A)をその並
列方向の一側に横送りする横送り手段(B)を備えたチ
ェーンコンベア式の商品収納部(C)の複数個を、上下
方向に所定間隔を隔てて配置するとともに、前記商品収
納部(C)から選択的に送り出されてくる商品(A)を
載置支持する商品載置台(5)と、この商品載置台
(5)を前記扉(1),(2)の下部に形成された商品
取出口(6)にまで上下方向に強制移動させる昇降駆動
機構(7)とを備えた商品昇降装置(D)を設けてあ
る。
前記各商品収納部(C)は、第8図に示すように、前
記ケーシング(3)内に取付けられた収納フレーム(図
示せず)のうち、ケーシング(3)の左右方向に所定間
隔を隔てた部位に一対のローラ(9A),(9b)を回転自
在に取付けるとともに、これら両ローラ(9a),(9b)
に渡って横送り用ベルト(10)を巻回して構成されてい
る。
前記横送り手段(B)は、第4図及び第5図に示すよ
うに、前記ローラ(9a)(9b)のうち、横送り方向下手
側に位置するローラ(9a)の回転軸(11)の一端部に、
この回転軸(11)と一体的に回動する可動部材(12)を
取付けるとともに、この可動部材(12)の先端部には、
前記回転軸(11)と平行な軸芯周りで回転自在な被押圧
部としてのローラ(13)を取付けてある。
そして、前記ローラ(9a)の回転軸(11)をもって、
前記可動部材(12)の回動力を商品横送り力としてロー
ラ(9a)に伝達するための伝達手段を構成してある。
前記商品昇降装置(D)の昇降駆動機構(7)は、第
8図及び第9図に示すように、前記ケーシング(3)内
の上部及び下部に、ケーシング(3)の前後方向に平行
な軸芯(以下、前後軸芯と記載する。)周りで回転自在
なスプロケット(7a),(7b)を設け、これら両スプロ
ケット(7a),(7b)に渡って昇降用チェーン(7c)を
巻回するとともに、前記下部のスプロケット(7b)に正
逆転切換可能な電動モータ(7d)を連動連結して構成さ
れている。
前記商品載置台(5)は、前記昇降用チェーン(7c)
に水平姿勢で取付けられていて、前記電動モータ(7d)
の起動による昇降用チェーン(7c)の回動によって昇降
するように構成されている。
また、前記商品載置台(5)の取付け基端部に固着し
た筒状部材(14)を、前記ケーシング(3)の天板(3
a)と底板(3b)とに渡って取付けられた上下姿勢のガ
イド部材(15)にスライド移動自在に外嵌して、この商
品載置台(5)の昇降を案内すべく構成してある。
そして、第4図及び第5図に示すように、前記横送り
手段(B)の可動部材(12)に相対向する前記商品載置
台(5)のうち、ケーシング(3)の前後方向の一側部
に、ケーシング(3)の左右方向視においてほぼ上向き
コの字状のブラケット(16)を取付け、このブラケット
(16)に、前記各横送り手段(B)の可動部材(12)を
押圧回転させるための押圧部材(17)と、この押圧部材
(17)を強制的に回動させる駆動機構(E)とを設ける
と共に、前記押圧部材(17)を、前記駆動機構(E)に
より回動される回動軸(20)にそれの回動方向に所定間
隔を置いて一体回動状態で設けられた2個の押圧部(17
A),(17A)から構成してある。
前記押圧部(17A),(17A)は、第1図乃至第3図に
示すように、前記回動軸(20),(20)に一体回動状態
で取付けられた板状の回動アーム(17B)にこれの回動
軸芯(X)を挾んで振り分け配置され、又、前記押圧部
(17A),(17A)夫々は、2枚のほぼL字状の板部材
(17C),(17C)を、回動アーム(17B)を挾み込んだ
状態で重ね合わせて構成されている。
そして、前記両押圧部(17A),(17A)を付勢機構と
しての2つのスプリング(8),(8)により前記回動
軸(20)の軸芯側へ移動付勢し、かつ、前記可動部材
(12)のローラ(13)との接当に伴って前記回動軸芯
(X)から離間する側へ移動可能に前記回動アーム(17
B)に摺動自在に外嵌すると共に、前記両押圧部(17
A),(17A)同士の間隔を前記押圧部材(17)の昇降時
に前記可動部材(12)のローラ(13)に対する押圧部
(17A),(17A)の移動を許容できる大きさに規定する
間隔規制部材としてのピン(P),(P)を前記回動ア
ーム(17B)に付設してある。
前記駆動機構(E)は、前記ブラケット(16)のう
ち、前記可動部材(12)が存在する側の一端部に、前記
回転軸(11)と同軸芯上に位置するスライド移動自在な
筒状のスライド部材(18)を取付け、このスライド部材
(18)内に、一対のベアリング(19)を介して前記回転
軸(11)と同軸芯周りで回転自在な回動軸(20)を取付
けてある。
前記ブラケット(16)の他端部には、電動モータ(2
1)をその駆動軸(21a)が前記回転軸(11)と同軸芯上
に位置する状態で取付けてある。
また、前記回動軸(20)のうち、可動部材(12)が存
在する側の一端部に前記押圧部材(17)を取付けるとと
もに、前記回動軸(20)の他端部と電動モータ(21)の
駆動軸(21a)の先端部との相対向する箇所には、電動
モータ(21)から押圧部材(17)への伝動を入り切りす
るクラッチ(22)を設けてある。
このクラッチ(22)は、回転軸芯方向から係脱自在な
クラッチ爪(22a),(22b)を備えた一対のクラッチ板
(22A),(22B)から構成されている。
さらに、前記スライド部材(18)の外周面に形成した
周溝(18a)に係合するフォーク部材(23)の中間部分
を、前記ブラケット(16)の一端側に設けた取付け部材
(24)に枢着し、このフォーク部材(23)の他端部を、
前記ブラケット(16)に固着したソレノイド(25)の操
作軸(25a)に枢支連結するとともに、前記フォーク部
材(23)とブラケット(16)との間に、このフォーク部
材(23)、スライド部材(18)、ベアリング(19)、支
軸(20)を介して可動側クラッチ板(22A)を固定側ク
ラッチ板(22B)から係合離脱させたクラッチ切り位置
に移動付勢するスプリング(26)を張設してある。
前記ソレノイド(25)は、所定の商品収納部(C)に
対応する位置に前記商品載置台(5)が停止されたこと
の検出信号に基づいて伸長作動し、前記スプリング(2
6)の弾性付勢力に抗してフォーク部材(23)を強制揺
動させることにより、前記可動側クラッチ板(22A)を
固定側クラッチ板(22B)に係合させたクラッチ入り位
置に切り替え作動させるべく構成されている。
そして、第7図(ハ)に示すように、商品選択信号に
基づいて、その商品選択信号に相当する商品(A)が収
納された商品収納部(C)に対応する位置に前記商品載
置台(5)が停止されると、この商品載置台(5)の停
止検出信号に基づいて前記ソレノイド(25)及び電動モ
ータ(21)が駆動制御され、前記クラッチ(22)が入り
作動されるとともに、電動モータ(21)の回転力がクラ
ッチ(22)及び支軸(20)を介して押圧部材(17)に伝
達される。
そして、第7図(ニ)に示すように、押圧部材(17)
の駆動回転によって前記可動部材(12)のローラ(13)
が押圧回動され、この回動力が回転軸(11)、ローラ
(9a)を介して横送り用ベルト(10)に伝達され、この
横送り用ベルト(10)上に載置された商品(A)のう
ち、最前端に位置する商品(A)のみが商品載置台
(5)上に送り出される。
前記商品載置台(5)上に商品(A)が送り出された
ことをリミットスイッチや重量センサ等で検出すると、
前記電動モータ(21)が駆動停止されるとともに、前記
ソレノイド(25)が消磁され、クラッチ(22)がスプリ
ング(26)の弾性復元力で切り作動される。
その後、前記商品昇降装置(D)の電動モータ(7d)
が駆動され、前記商品載置台(5)が商品取出口(6)
に対応する位置にまで下降され、前記商品載置台(5)
上の商品(S)が商品取出口(6)側に払い出される。
前記商品載置台(5)の昇降時においては、前記クラ
ッチ(22)の切り作動により押圧部材(17)が自由回転
状態になるから、例えば第6図(イ)に示すように、押
圧部材(17)の押圧部(17A)又は(17A)が昇降途中の
他の商品収納部(C)の可動部材(12)のローラ(13)
に接当しても、第6図(ロ)に示すように、接当作用し
た側の押圧部(17A)がローラ(13)との接当を回避す
る側へ押し移動されることにより、押圧部材(17)を逃
げ揺動させることができ、このような押圧部材(17)と
他の商品収納部(C)の可動部材(12)との接当により
可動部材(12)が回動されて商品(A)が送り出される
ことを防止することができるようにしてある。
又、第7図(イ)に示す姿勢で下降中の押圧部材(1
7)の押圧部(17A)の回動軸芯側端部が昇降途中の他の
商品収納部(C)の可動部材(12)のローラ(13)の外
周縁部に接当した場合には、押圧部(17A)又は(17A)
にこれを回動軸芯(X)から離間する側へ移動させる力
が作用するが、第7図(ロ)に示すように、押圧部(17
A)又は(17A)がスプリング(8)による付勢力に抗し
て回動軸芯(X)から離間する側へ移動することができ
るから、押圧部(17A)又は(17)の回動軸芯側端部と
の接当により揺動操作されて、商品(A)が送り出され
ることを防止することができるようにしてある。
又、前記電動モータ(21)は、前記商品載置台(5)
上に商品(A)が送り出されたことの検出信号が出力さ
れないあいだは連続駆動されるから、例え、前記横送り
用ベルト(10)上に載置された商品(A)が商品補充作
業時のミスによって歯抜けになっている場合でも、指定
された商品(A)を商品載置台(5)上に確実・迅速に
送り出すことができる。
〔別実施例〕
上述の実施例では、前記駆動機構(E)を電動モータ
(21)とクラッチ(22)との組み合わせから構成した
が、油圧モータ等から構成して実施してもよい。
要するに、前記駆動機構(E)としては、前記押圧部
材(17)を強制的に回動させることのできるものであれ
ば、いかなる構造に構成してもよい。
又、上述実施例では、押圧部材(17)の押圧部(17
A)を2個設けたが、3個以上設けて実施してもよい。
又、上述実施例では、押圧部材(17)の押圧部材(17
A),(17A)を可動部材(12)のローラ(13)との接当
に伴って回動軸芯(X)から離間する側へ移動可能に回
動アーム(17B)に外嵌したが、押圧部(17A),(17
A)を回動アーム(17B)に移動不能状態で取付けて実施
してもよい。尚、この場合、押圧部(17A),(17A)を
回動アーム(17B)に一体形成してもよい。
又、上述の実施例では、前記押圧部材(17)の押圧部
(17A),(17A)をほぼLの字状に構成したが、この形
状に限定されるものではなく、前記各横送り手段(B)
の可動部材(12)を押圧できるものであれば、いかなる
形状に構成してもよく、また、その回動軸芯も各種条件
に応じて種々変更可能である。
又、上述の実施例では、前記各横送り手段(B)の可
動部材(12)を前後軸芯周りで回動自在に構成したが、
この回動軸芯に限定されるものではなく、例えば、前記
可動部材(12)をケーシング(3)の左右方向に沿う軸
芯周りで回動自在に構成して実施してもよく、また、こ
れに伴って前記伝達手段(11)の構造も種々変更可能で
ある。
又、上述の実施例では、前記商品収納部(C)として
チェーンコンベア式のものを用いたが、これに替えてバ
ーコンベア式やベルトコンベア式などを用いて実施して
もよい。
又、上述の実施例では、押圧部材(17)の昇降時に可
動部材(12)のローラ(13)に対する押圧部(17A),
(17A)の移動を許容できる大きさに規制する間隔規制
部材としてのピン(P),(P)を回動アーム(17B)
に付設したが、第10図及び第11図に示すように、押圧部
(17A)を構成する2枚の板部材(17C),(17C)のう
ちの一方を押圧部材(17)の回動軸芯(X)側へ延出し
た板部(17D)を有する形状に構成して、この板部(17
D),(17D)の端縁が接当する支軸(20)を間隔規制部
材として実施してもよい。
また、前記商品昇降装置(D)の構造も種々変更可能
である。
上述の実施例では、前記商品取出口(6)を前記両扉
(1),(2)の下部に形成したが、この商品取出口
(6)を両扉(1),(2)の上下中間部に形成して、
商品(A)を上方から払出すべく構成してもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明にかかる自動販売機の実施例を示し、第1
図は押圧部材の斜視図、第2図及び第3図は押圧部材の
正面図及び側面図、第4図及び第5図は押圧部材の駆動
機構を示す断面図及び斜視図、第6図(イ),(ロ)及
び第7図(イ),(ロ),(ハ),(ニ)は、押圧部材
の動作を示す説明図、第8図は商品搬送系の正面図、第
9図は自動販売機の全体斜視図である。第10図及び第11
図は押圧部材の別実施例を示す斜視図及び正面図であ
る。第12図は従来の自動販売機を示す搬送系の正面図で
ある。 (5)……商品載置台、(6)……商品取出口、(7)
……昇降駆動機構、(8)……付勢機構、(11)……伝
達手段、(12)……可動部材、(13)……被押圧部、
(17)……押圧部材、(17A)……押圧部、(17B)……
回動アーム、(20)……回動軸、(22)……クラッチ、
(A)……商品、(B)……横送り手段、(C)……商
品収納部、(D)……商品昇降装置、(E)……駆動機
構、(P)……間隔規制部材、(X)……回動軸芯。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列状態で載置された複数の商品(A)を
    その並列方向の一側に横送りする横送り手段(B)を備
    えた商品収納部(C)の複数個を、上下方向に所定間隔
    を隔てて配置し、これら商品収納部(C)から選択的に
    送り出されてくる商品(A)を載置支持する商品載置台
    (5)と、この商品載置台(5)を商品取出口(6)に
    まで上下方向に強制移動させる昇降駆動機構(7)とを
    備えた商品昇降装置(D)を設けてある自動販売機であ
    って、前記各商品収納部(C)の横送り手段(B)に、
    回動自在な可動部材(12)と、この可動部材(12)の回
    動力を商品横送り力として伝達する伝達手段(11)とを
    備えさせるとともに、前記商品載置台(5)に、前記各
    横送り手段(B)の可動部材(12)を押圧回動させるた
    めの押圧部材(17)と、この押圧部材(17)を強制的に
    回動させる駆動機構(E)とを設け、前記押圧部材(1
    7)を、前記駆動機構(E)により回動される回動軸(2
    0)にそれの回動方向に所定間隔を置いて一体回動状態
    で設けられた複数個の押圧部(17A)から構成してある
    自動販売機。
  2. 【請求項2】前記駆動機構(E)から前記押圧部材(1
    7)への動力伝達を断続するクラッチ(22)を設けると
    共に、前記押圧部材(17)の回動軸芯(X)を前記可動
    部材(12)の回動軸芯(X)を通る鉛直線に対して商品
    横送り方向で偏位した箇所に位置させてある請求項1記
    載の自動販売機。
  3. 【請求項3】前記押圧部(17A)の2個を前記回動軸(2
    0)に一体回動状態で取付けられた回動アーム(17B)の
    両端部にこれの回動軸芯(X)を挾んで振り分け配置
    し、前記両押圧部(17A),(17A)を付勢機構(8)に
    より前記回動軸(20)の軸芯側へ移動付勢し、かつ、前
    記可動部材(12)の被押圧部(13)との接当に伴って前
    記回動軸芯(X)から離間する側へ移動可能に前記回動
    アーム(17B)に摺動自在に外嵌すると共に、前記両押
    圧部(17A),(17A)同士の間隔を前記押圧部材(17)
    の昇降時に前記可動部材(12)の被押圧部(13)に対す
    る当該押圧部(17A),(17A)の移動を許容できる大き
    さに規制する間隔規制部材(P),(P)を前記回動ア
    ーム(17B)に設けてある請求項1又は2記載の自動販
    売機。
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