JPH07101467B2 - 自動販売機の昇降式商品搬送装置 - Google Patents

自動販売機の昇降式商品搬送装置

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JPH07101467B2
JPH07101467B2 JP22688489A JP22688489A JPH07101467B2 JP H07101467 B2 JPH07101467 B2 JP H07101467B2 JP 22688489 A JP22688489 A JP 22688489A JP 22688489 A JP22688489 A JP 22688489A JP H07101467 B2 JPH07101467 B2 JP H07101467B2
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靖夫 内川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、第1商品受台を、昇降経路に沿って往復昇降
させる第1昇降機構と、第2商品受台を昇降経路に沿っ
て往復昇降させる第2昇降機構が備えられ、駆動源であ
るアクチュエータが前記第1昇降機構に連動連結され、
前記第1昇降機構に第2昇降機構がクラッチを介して連
動連結され、前記アクチュエータ及び前記クラッチの作
動を制御する制御手段は、前記第1商品受台をその第1
待機位置から商品排出位置に移動させて商品排出を行う
場合には、前記クラッチを切り状態にして前記アクチュ
エータを作動させるように構成され、且つ、前記第2商
品受台をその第2待機位置から商品排出位置に移動させ
て商品排出を行う場合には、前記クラッチを入り状態に
して前記アクチュエータを作動させるように構成されて
いる自動販売機の昇降式商品搬送装置に関する。
〔従来の技術〕
冒記自動販売機の昇降式商品搬送装置としては、第5図
に示す如く構成され、次のような制御を行うものが提案
されている(特願平1−80447号)。即ち制御手段(3
0)では、第1商品(A)(商品貯蔵部から第1商品受
台で受け取られる商品)の排出を行う場合には、噛合式
のクラッチ(CL)を切り状態にしてアクチュエータであ
る電動モータ(M)を作動させることで、第1昇降機構
(3a)を作動させて第1商品受台(5a)のみを第1待機
位置から排出口(9)のある商品排出位置へ昇降移動さ
せ、そして商品排出後には電動モータ(M)を逆に作動
させて第1商品受台(5a)を第1待機位置へ復帰移動さ
せる。第2商品受台(5b)は、第1商品の排出が完了す
るまで第2待機位置で待機するようになっている。ま
た、第2商品(B)(商品貯蔵部から第2商品受台で受
け取られる商品)の排出を行う場合には、クラッチ(C
L)を入り状態にして前記電動モータ(M)を作動させ
ることで、第1昇降機構(3a)と第2昇降機構(3b)と
を同時に作動させ、第2商品受台(5b)のみを第2待機
位置から商品排出位置へ移動させ、そして商品排出後に
は電動モータ(M)を逆に作動させて第2商品受台(5
b)を第2待機位置へ復帰移動させる。第2商品受台(5
b)が昇降している間は第1商品受台(5a)も同時に昇
降しているが、第2商品受台(5b)が第2待機位置へ復
帰すると同時に第1商品受台(5a)も第1待機位置へ復
帰するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし上記のものは、第2商品の排出を行おうとしてク
ラッチを入り状態にする際に位相がずれてしまうことが
ある。このようなずれを生じると、第2商品受台が第2
待機位置へ復帰した際に、第1商品受台が第1待機位置
へ正確に復帰できなくなり、第1商品受台の停止位置と
第1待機位置とがずれてしまうことがある。
本発明は、かかる実情に着目して創案されたもので、そ
の目的は、第2商品排出後に生ずる第1商品受台の停止
位置と第1待機位置とのずれを解消することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明にあっては、前記第1
商品受台が第1待機位置にあるか否かを検出する第1検
出手段と、前記第2商品受台が第2待機位置にあるか否
かを検出する第2検出手段とが設けられ、前記制御手段
は、前記第1商品受台にて商品排出を行う際において、
その第1商品受台を第1待機位置に復帰移動させる場合
には、前記第1検出手段の情報に基づいて前記アクチュ
エータを作動させるように構成され、且つ、前記第2商
品受台にて排出を行う場合において、その第2商品受台
を第2待機位置に且つ前記第1商品受台を第1待機位置
に復帰移動させる場合には、前記第2検出手段の情報に
基づいて前記アクチュエータを作動させて前記第2商品
受台を前記第2待機位置に復帰させ、その後、前記クラ
ッチを切りにした状態で、前記第1検出手段の情報に基
づいて前記アクチュエータを作動させて前記第1商品受
台を前記第1待機位置に復帰させるように構成されてい
る点を第1の特徴構成にしている。
更に前記制御手段は、前記第2商品受台を前記商品排出
位置へ移動させた際に、前記クラッチを切り状態にして
前記アクチュエータを設定量オーバラン作動させ、その
後に前記クラッチを入り状態にするように構成されてい
る点を第2の特徴構成にしている。
〔作 用〕
第1の特徴構成によれば、制御手段は、第1商品の排出
を行う場合には、クラッチを切り状態にしてアクチュエ
ータを作動させることで、第1昇降機構のみを作動させ
て第1商品受台を第1待機位置から商品排出位置へ昇降
移動させる。そして商品排出後にはアクチュエータを再
び作動させ、第1検出手段の情報で示される第1待機位
置へ第1商品受台を復帰移動させる。また制御手段は、
第2商品の排出を行う場合には、クラッチを入り状態に
してアクチュエータを作動させ、第1昇降機構と第2昇
降機構とが同時に作動する状態で、第2商品受台を第2
待機位置から商品排出位置へ移動させる。そして商品排
出後にはアクチュエータを再び作動させて第1昇降手段
のみを作動させ、第2検出手段の情報で示される第2待
機位置へ第2商品受台を復帰移動させる。その後は、ク
ラッチを切り状態にしてアクチュエータを作動させるこ
で第1昇降手段のみを作動させ、第1検出手段の情報で
示される第1待機位置へ第1商品受台を復帰移動させ
る。
第2の特徴構成によれば、第1の特徴構成に次のような
作用が加わる。つまり制御装置は、第2商品の排出を行
う場合には、クラッチを入り状態にしてアクチュエータ
を作動させることで、第1昇降機構と第2昇降機構とが
同時に作動する状態で、第2商品受台を第2待機位置か
ら商品排出位置へ移動させる。第2商品受台が商品排出
位置へ達したらクラッチを切り状態にして第2商品受台
の方は停止させるとともに、アクチュエータを設定量オ
ーバラン作動させることで第1昇降機構のみを余分に作
動させ、第1商品受台を設定量だけ移動した位置で停止
させる。そして商品排出後にはクラッチを入り状態にし
てアクチュエータを作動させ、第2商品受台を第2検出
手段の情報で示される第2待機位置へ復帰移動させる。
第2商品受台が第2待機位置へ達したときには、第1商
品受台は第1待機位置に対して設定量だけ手前にある。
従ってその後は、クラッチを切りにした状態でアクチュ
エータをほぼ設定量オーバラン作動させ、第1昇降機構
のみを余分に作動させて第1商品受台を第1検出手段の
情報で示される第1待機位置へ復帰移動させる。
〔発明の効果〕
第1の特徴構成では、第2商品の排出時において第2商
品受台を第2待機位置へ復帰移動させた際、第1商品受
台の停止位置を補正して第1待機位置とのずれを解消す
ることができ、第1商品受台を第1待機位置に精度良く
停止できるようになった。
第2の特徴構成は、第1の特徴構成をより具体化したも
のである。第2商品受台を第2待機位置で停止させた際
に第1商品受台は必ず第2停止位置の手前に来ることに
なるので、第1商品受台が第1待機位置の手前側か向こ
う側にあるかの判断が不要となり、第1商品受台を第1
待機位置に容易に停止させることができる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図及び第3図は、大容量の重いビン入り飲料(A)
(第1商品に相当する)を載置貯蔵する商品収納棚(1
a)が上下に複数段設けられているビン商品貯蔵部
(1)と、缶入り飲料(B)(第2商品に相当する)を
貯蔵する複数個のサーペンタイン(2a)が前後左右に設
けられている缶商品貯蔵部(2)との間に、一対の昇降
機構(3a),(3b)の作動で共通の上下方向の昇降経路
(4)に沿って往復昇降される第1・第2商品受台とし
てのビン商品受台(5a)と缶商品受台(5b)が配置され
ている自動販売機を示している。
前記商品収納棚(1a)の各々は横送りコンベアで構成さ
れ、これら商品収納棚(1a)からビン商品受台(5a)に
ビン入り飲料(A)を受け渡すビン商品受渡口(6a)と
しての搬送終端部が昇降経路(4)に臨む姿勢で上下に
配置されている。一方、前記サーペンタイン(2a)の下
方には横送りコンベア(2b)が設けられ、サーペンタイ
ン(2a)から払出された缶入り飲料(B)をこの横送り
コンベア(2b)で受け取めて缶商品受台(5b)に受け渡
す缶商品受渡口(6b)としての搬送終端部がビン商品受
渡口(6a)よりも低い位置で前記昇降径路(4)に臨ん
でいる。
また、前記前面扉(7)に設けられた商品取出口(8)
に連なる商品排出口(9)が、上側3個のビン商品受渡
口(6a)と下側2個のビン商品受渡口(6b)との間の高
さ位置で昇降径路(4)に臨んでいる。
上側に位置するビン商品受台(5a)は、非販売動作時に
は前記商品排出口(9)に臨む第1待機位置(商品排出
位置に一致する)に待機して、昇降径路(4)に沿って
設けられている内扉(10)とで商品取出口(8)側から
ビン商品貯蔵部(1)内へのいたずらを防止するように
なっている。そして販売動作時にはいずれかのビン商品
受渡口(6a)からのみビン入り飲料(A)を受け取って
商品排出口(9)へ排出するように駆動される。一方、
下側に位置する缶商品受台(5b)は、非販売動作時には
缶商品受渡口(6b)に臨む第2待機位置(商品受取位
置)に待機し、商品販売動作時には缶商品受渡口(6b)
からのみ缶入り飲料(B)を受け取って商品排出口
(9)へ排出するように駆動される。
前記ビン商品昇降機構(3a)は、アクチュエータとして
のモータ(M)に連動される駆動小径スプロケット
(S1),(S1)と遊転小径スプロケット(S2),(S2
とに亘ってチェーン(11a),(11b)を巻回し、これら
チェーン(11a),(11b)にビン商品受台(5a)が連結
されて構成されている。缶商品昇降機構(3b)は、前記
駆動小径スプロケット(S1),(S1)が固定された駆動
用の第1従動軸(12)に遊転自在に支承されている遊転
大径スプロケット(S3)と、前記遊転小径スプロケット
(S2)を支承する第2従動軸(13)に固定されている従
動大径スプロケット(S4)とに亘ってチェーン(11b)
を巻回し、このチェーン(11b)に缶商品受台(5b)を
連結して構成されている。前記第2従動軸(12)と遊転
小径スプロケット(S2)との間には、電気的に入り切り
操作される噛合式のクラッチ(CL)が介装されている。
前記ビン商品昇降機構(3a)と缶商品昇降機構(3b)と
は、クラッチ(CL)の切り操作でビン商品受台(5a)の
みが昇降駆動可能となり、クラッチ(CL)の入り操作で
ビン商品受台(5a)と缶商品受台(5b)とが共に駆動昇
降可能となり、かつ、缶商品受台(5b)がスプロケット
径の比だけビン商品受台(5a)よりも高速で駆動昇降さ
れて、缶商品受台(5b)が第2待機位置(商品受取位
置)から商品排出位置に移動するときに、ビン商品受台
(5a)に近接しながら移動するように連係されている。
そして前記クラッチ(CL)は缶入り飲料(B)の販売動
作時にのみ入り操作され、通常は切り操作状態に保持さ
れている。
前記ビン商品受台(5a)と缶商品受台(5b)のそれぞれ
は、商品を受け止める水平姿勢と商品を払出す傾斜姿勢
とに切り替えることができるように、各々エレベータ台
(14a),(14b)に対して横軸芯周りで上下揺動自在に
枢支されており、また、前記両エレベータ台(14a),
(14b)は、それらに対応する昇降機構(3a),(3b)
のチェーン(11a),(11b)に連結されている。
前記エレベータ台(14a),(14b)の各々は、略上下方
向に設けた共通の直線ガイドレール(15)に係合案内さ
れて駆動昇降されるとともに、商品受台(5a),(5b)
の各々は、商品排出口(9)近くで屈曲する屈曲部分
(16a)を備えた共通の屈曲ガイドレール(16)に係合
案内されて、商品受台(5a),(5b)が商品排出口
(8)に臨む商品排出位置では屈曲部分(16a)の案内
作用で前傾姿勢に切換えられ、ビン入り飲料(A)や缶
入り飲料(B)が自重で商品排出口(9)に滑降して内
扉(10)を押し開き、ビン入り飲料(A)や缶入り飲料
(B)の先端部分が内扉(10)から少し前方へ突出した
姿勢で停止する。そして、購入者は商品取出口(8)に
設けた内扉(10)を開いてビン入り飲料(A)や缶入り
飲料(B)をつかんで機外に取出すことになる。
前記モータ(M)とクラッチ(CL)は、第1図に示すよ
うに、モータ(M)の出力部に直結される第1ブレーキ
(D1)や、前記第2従動軸(13)に制動力を付与する第
2ブレーキ(D2)や、内扉(10)をロックするロック装
置(R)などと共に一個の制御装置(30)に接続されて
いる。制御装置(30)には、各種のスイッチ(SW1)〜
(SW9)が接続されており、これらから制御情報が入力
されるようになっている。
(SW1)は、ビン商品受渡口(6a)の各々に設けられ、
ビン商品受台(5a)との接当で信号を出力する昇降位置
検知スイッチである。(SW2)は、横送りコンベア(1
a)上の終端側に設けられ、搬送されてきたビン入り飲
料(A)との接当で信号を出力する搬出検知スイッチで
ある。(SW3)は、第1待機位置つまりは商品排出位置
に設けられ、ビン商品受台(5a)との接当で信号を出力
する第1待機位置検知スイッチである。(SW4)は、前
記缶商品受渡口(6b)に設けられ、揺動開閉自在な断熱
扉(17)が横送りコンベア(2b)上を搬送されてきた缶
入り飲料(B)との接当によって押し開かれたことを検
出する搬出検知スイッチである。(SW5)は、缶商品受
台(5b)が第1待機位置つまりは缶商品受渡口(6b)に
臨む商品受取位置に達すると、缶商品受台(5b)との接
当で信号を出力する第2待機位置検知スイッチである。
また(SW6)は、ビン商品受台(5a)が商品排出口
(8)側へ下降してきたことを検知して前記ロック装置
へロック解除信号を出力する上部アンロックスイッチ、
(SW7)は、ビン商品受台(5a)又は缶商品受台(5b)
が商品排出口(8)側へ上昇してきたことを検知して前
記ロック解除信号を出力する下部アンロックスイッチ、
(SW8)は、ビン商品受台(5a)が所定の退避位置に達
すると、ビン商品受台(5a)との接当で信号を出力する
退避スイッチ、(SW9)は、ビン商品受台(5a)が上限
位置に達すると、ビン商品受台(5a)との接当で信号を
出力する上限リミッットスイッチである。これらはいず
れも昇降径路(4)に設けられている。
前記制御装置(30)は、各種のスイッチ(SW1)〜(S
W9)の情報に基づいて商品受台(5a),(5b)の昇降制
御を行うようになっている。先ず、前記ビン入り飲料
(A)の販売指令があった場合の具体的な動作について
説明する。
前記ビン入り飲料(A)の販売指令があれば、第1ブレ
ーキ(D1)を解除した後にモータ(M)を駆動し、駆動
小スプロケット(S1)を回転させてビン商品昇降機構
(3a)をのみ作動させ、商品排出口(9)に臨む第1待
機位置に待機していたビン商品受台(5a)を選択された
ビン入り飲料(A)のビン商品受渡口(6a)に向けて駆
動昇降する。
前記ビン商品受台(5a)が所定のビン商品受渡口(6a)
に臨む商品受取位置に到達し、そのビン商品受渡口(6
a)に対応する昇降位置検知スイッチ(SW1)からの信号
が検出されると、モータ(M)を駆動停止した後に第1
ブレーキ(D1)を作動させる。
そして前記ビン商品受渡口(6a)に対応する横送りコン
ベア(1a)を駆動してビン入り飲料(A)を横搬送して
いき、搬出検知スイッチ(SW2)によってビン入り飲料
(A)がビン商品受台(5a)に受け渡されたことが検出
されると、横送りコンベア(1a)の駆動を停止する。
そして第1ブレーキ(D1)を解除した後、モータ(M)
を逆方向に駆動してビン商品昇降機構(3a)を作動さ
せ、ビン商品受台(5a)を商品排出口(9)に向けて昇
降させる。第1待機位置検知スイッチ(SW3)によって
ビン商品受台(5a)が商品排出口(9)に臨む第1待機
位置に到達したことが検出されると、モータ(M)の駆
動を停止した後に第1ブレーキ(D1)を作動させる。ビ
ン入り飲料(A)を排出した後もその位置で待機させ
る。
次に缶入り飲料(B)の販売指令があった場合の具体的
な動作について説明する。尚、ここでは本発明の要点に
関連した動作を行うので第4図のフローチャートに基づ
く詳細な説明を行う。
前記缶入り飲料(B)の販売指令があると、選択された
所定のサーペンタイン(2a)から缶入り飲料(B)を払
出し、横送りコンベア(2b)上に受け止めさせるととも
に横送りコンベア(2b)の駆動させる(ステップ1,
2)。
第2待機位置(商品受取位置)に待機していた缶商品受
台(5b)に缶入り飲料(B)が受け渡されたことが搬出
検知スイッチ(SW4)によって検出されると、横送りコ
ンベア(2b)の駆動を停止する(ステップ3,4)。
そして第1ブレーキ(D1)と第2ブレーキ(D2)を解除
し、設定時間経過したらクラッチ(CL)を入り操作し、
更に設定時間経過したたモータ(M)を正転駆動させて
第2待機位置に待機していた缶商品受台(5b)を商品排
出口(9)に向けて上昇させる(ステップ5〜9)。
このとき、商品排出口(8)に臨む第1商品排出位置に
待機しているビン商品受台(5a)も上昇駆動されて缶商
品受台(5b)の商品排出位置への移動を許容する上方位
置に退避していく。
前記缶商品受台(5b)が商品排出口(8)側へ上昇して
きたことが下部アンロックスイッチ(SW7)によって検
出されると、ロック解除信号を出力して内扉(10)のロ
ック装置(R)を解除する(ステップ10〜11)。そして
第1待機位置検知スイッチ(SW3)(図中ホームSWと表
記する)によって商品排出口(8)に臨む商品排出位置
に達したことが検出されると、クラッチ(CL)を切り操
作した後に第2ブレーキ(D2)を作動させて缶商品受台
(5b)を停止させる(ステップ12〜14)。
前記ビン商品受台(5a)が退避位置に到達したことが退
避スイッチ(SW8)によって検出されると、モータ
(M)の駆動を停止して第1ブレーキ(D1)を作動させ
る(ステップ15〜17)。また、退避スイッチ(SW8)に
よる検知がなされず、上限位置に到達したことが上限リ
ミットスイッチ(SW9)によって検知されると、故障が
あるものとして異常発生の表示を行った後、モータ
(M)の駆動を停止して第1ブレーキ(D1)を作動させ
る(ステップ18,19,16,17)。
要するにここでは、缶商品受台(5b)が停止してからも
モータ(M)を正転駆動させたままでビン商品受台(5
a)の上昇を続行させ、ビン商品受台(5a)が設定量オ
ーバーランした退避位置に到達したらモータ(M)の駆
動を停止するのである。
前記缶商品受台(5b)から商品排出口(8)への缶入り
飲料(B)の排出が完了すると、第1・第2ブレーキ
(D1),(D2)を解除し、設定時間経過後にクラッチ
(CL)を入り操作し、更に設定時間経過後にモータ
(M)を逆転駆動し、缶商品受台(5b)をビン商品受台
(5a)と共に下降させる(ステップ20〜25)。
前記缶商品受台(5b)が缶商品受渡口(6b)に臨む第2
待機位置(商品受取位置)に到達したことが第2待機位
置検知スイッチ(SW5)によって検出されると、クラッ
チ(CL)を切り操作して第2ブレーキ(D2)を作動させ
る(ステップ26〜28)。
そしてビン商品受台(5a)が第1待機位置(商品排出位
置)に到達したことが第1待機位置検知スイッチ(S
W3)によって検知されると、モータ(M)の駆動を停止
して第1ブレーキ(D1)を作動させる(ステップ29〜3
1)。
要するに、缶商品受台(5b)が停止してからもモータ
(M)を逆転駆動させたままでビン商品受台(5a)を下
降させ、ビン商品受台(5a)が第1待機位置に到達した
ことが第1待機位置検知スイッチ(SW3)によって検出
されたら、モータ(M)の駆動を初めて停止して第1ブ
レーキ(D1)を作動させるのである。
但し、クラッチ(CL)を入り操作してから設定時間経過
するまでの間に第2待機位置検知スイッチ(SW5)によ
る検出がなされない場合には、異常発生の表示をしてモ
ータ(M)の駆動を停止させ、第1・第2ブレーキ
(D1),(D2)を作動させる(ステップ28,29)。
以上説明してきたように本発明を適用した昇降式商品搬
送装置では、缶入り飲料(B)の販売指令があった際に
は、缶商品受台(5b)を商品排出位置で停止させた後も
ビン商品受台(5a)を余分に上昇させるので、たとえク
ラッチ(CL)の噛合せにずれがあってビン商品受台(5
a)と缶商品受台(5b)との相対的な位置関係がずれて
も、缶商品受台(5b)第2待機位置に復帰移動させた際
に補正し、ビン商品受台(5a)を第1待機位置に正確に
停止させることができるのである。
〔別実施例〕
本発明は以下のようにして実施することも可能である。
(a) 缶商品受台(5b)が商品排出位置で停止する際
にはビン商品受台(5a)をオーバーランさせず、缶商品
受台(5b)を第2待機位置で停止させた際のビン商品受
台(5a)の位置と第1待機位置とのずれを、後にビン商
品受台(5a)を昇降させることで補正するようにしても
よい。
(b) 第1待機位置は、商品排出口(9)とは別の位
置に配置されていてもよい。
(c) 第1待機位置と第2待機位置とは並べて配置さ
れていてもよい。
(d) 商品排出口(9)はビン入り飲料を排出するも
のと缶入り飲料を排出するものに分かれていてもよい。
(e) 第1待機位置検知スイッチ(SW3)や第2待機
位置検知スイッチ(SW5)には、無接触式のセンサを用
いてもよい。
(f) 本発明は、2つのビン商品貯蔵部(1)の間
に、一対の昇降機構(3a),(3b)の作動で共通の上下
方向の昇降経路(4)に沿って往復昇降される2つのビ
ン商品受台を配置して構成した自動販売機や、2つの缶
商品貯蔵部(2)との間に、一対の昇降機構(3a),
(3b)の作動で共通の上下方向の昇降経路(4)に沿っ
て往復昇降される2つの缶商品受台(5b)が配置して構
成した自動販売機に適用してもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするた
めに符号を記すが、この記入により本発明は添付図面の
構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る自動販売機の昇降式商品搬送装置の
実施例を示し、第1図は制御構成を示す図、第2図は自
動販売機の縦断正面図、第3図は同縦断側面図、第4図
は第2商品排出時のフローチャートであり、第5図は従
来の自動販売機の概略を示す正面図である。 (CL)……クラッチ、(M)……アクチュエータ、(SW
3)……第1検出手段、(SW5)……第2検出手段、(3
a)……第1昇降機構、(3b)……第2昇降機構、
(4)……昇降経路、(5a)……第1商品受台、(5b)
……第2商品受台、(30)……制御手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1商品受台(5a)を、昇降経路(4)に
    沿って往復昇降させる第1昇降機構(3a)と、第2商品
    受台(5b)を昇降経路(4)に沿って往復昇降させる第
    2昇降機構(3b)が備えられ、駆動源であるアクチュエ
    ータ(M)が前記第1昇降機構(3a)に連動連結され、
    前記第1昇降機構(3a)に第2昇降機構(3b)がクラッ
    チ(CL)を介して連動連結され、前記アクチュエータ
    (M)及び前記クラッチ(CL)の作動を制御する制御手
    段(30)は、前記第1商品受台(5a)をその第1待機位
    置から商品排出位置に移動させて商品排出を行う場合に
    は、前記クラッチ(CL)を切り状態にして前記アクチュ
    エータ(M)を作動させるように構成され、且つ、前記
    第2商品受台(5b)をその第2待機位置から商品排出位
    置に移動させて商品排出を行う場合には、前記クラッチ
    (CL)を入り状態にして前記アクチュエータ(M)を作
    動させるように構成されている自動販売機の昇降式商品
    搬送装置であって、前記第1商品受台(5a)が第1待機
    位置にあるか否かを検出する第1検出手段(SW3)と、
    前記第2商品受台(5b)が第2待機位置にあるか否かを
    検出する第2検出手段(SW5)とが設けられ、前記制御
    手段(30)は、前記第1商品受台(5a)にて商品排出を
    行う際において、その第1商品受台(5a)を第1待機位
    置に復帰移動させる場合には、前記第1検出手段(S
    W3)の情報に基づいて前記アクチュエータ(M)を作動
    させるように構成され、且つ、前記第2商品受台(5b)
    にて排出を行う場合において、その第2商品受台(5b)
    を第2待機位置に且つ前記第1商品受台(5a)を第1待
    機位置に復帰移動させる場合には、前記第2検出手段
    (SW5)の情報に基づいて前記アクチュエータ(M)を
    作動させて前記第2商品受台(5a)を前記第2待機位置
    に復帰させ、その後、前記クラッチ(CL)を切りにした
    状態で、前記第1検出手段(SW3)の情報に基づいて前
    記アクチュエータ(M)を作動させて前記第1商品受台
    (5a)を前記第1待機位置に復帰させるように構成され
    ている自動販売機の昇降式商品搬送装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段(30)は、前記第2商品受台
    (5b)を前記商品排出位置へ移動させた際に、前記クラ
    ッチ(CL)を切り状態にして前記アクチュエータ(M)
    を設定量オーバラン作動させ、その後に前記クラッチ
    (CL)を入り状態にするように構成されている請求項1
    記載の自動販売機の昇降式商品搬送装置。
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