JP4078936B2 - コンベヤ式搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンベヤ式搬送装置の高速化に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンベヤ式搬送装置は、図9及び図10に示すように、2列のベルトコンベヤ1を間隔をおいて平行に且つ水平に配設し、これらベルトコンベヤ1の左右一対を前進、後退可能に構成すると共に、昇降装置により上下に移動可能に構成してある。
【0003】
このような構成において、物品Wをベルトコンベヤ1上に荷すくい(荷を引込む)する場合には、図9及び図10に示すようにベルトコンベヤ1を物品Wよりも低い下レベルに位置させ、ベルトコンベヤ1を前進させてその先端を物品の下方に位置させる(図9参照)。そこで、ベルトコンベヤ1を上レベルにまで上昇させると、ベルトコンベヤ1の先端は物品Wの先端部よりも内側の位置を押上げる(図9(c)参照)。その後、ベルトコンベヤ1を回転させながら後退させれば、物品Wはベルトコンベヤ1の推力を受けてベルト上に載置されるのである(図9(d)参照)。
【0004】
一方、ベルト上に載置された状態から(図9(e)参照)、荷おろし(払い出し)をする場合、ベルトコンベヤ1を回転させながら前進させれば(図9(f)参照)、物品Wは前進し、その先端がベルトから突出して荷おろし部に落下する。さらに、物品Wはベルトコンベヤ1により後方から押出されて、荷おろし部を滑りながら移動し(図9(g)参照)、後端部がベルトコンベヤ1から外れたときに荷おろしが完了するのである(図9(h)参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記構成においては、荷すくい時において、コンベヤ1が物品Wの底面に接触した後に回転するものであり(図9(c)参照)、又、荷すくいされた物品Wがコンベヤ1上で完全に停止してから走行台車及び昇降部が物品Wを払出す位置まで移動を始めるものであった。更に、荷おろしの際には、荷おろしをしたコンベヤ1が昇降部側へ完全に後退してから、次の目的の物品Wの位置へ向けて、走行台車を移動させ、昇降部を昇降させるものであった。このため、従来より、更に迅速に、物品の搬送を行うことのできるコンベヤ式搬送装置が期待されていた。なお、搬送を高速に行えるようにした搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−225908号公報
【0007】
本発明は、物品の引込み及び払い出しの作業を時間を無駄にすることなく、高速に行えるようにしたコンベヤ式搬送装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、物品の底部にコンベヤを接触させることにより該物品を昇降部上に引込むと共に、コンベヤを逆回転させることにより昇降部上の物品を払出すようにしたコンベヤ式搬送装置であって、
前記コンベヤが、物品引込用の中央部コンベヤと物品支持用の両側部コンベヤとから構成されると共に該中央部コンベヤは該両側部コンベヤ間の中央に設けられ、
物品を引き込む際、本体を走行させながらコンベヤを物品側へ向けて突出させると共に、前記昇降部を上昇させつつ前記中央部コンベヤを回転起動させながら物品の底面中央部のみに接触させて該物品を前記中央部コンベヤの回転力で昇降部上に引き込むことを特徴とするものである。つまり、物品を引き込む際、本体を走行させながら、コンベヤの物品側への突出動作を実施することにより、また物品へ向けてコンベヤを上昇させながら、コンベヤの回転動作を実施することにより、物品を引き込む際の時間の短縮を実現するものである。又、コンベヤは物品の底面中央部のみに接触するために、物品はコンベヤの回転力によって左右に振れることなく安定した姿勢で搬送装置へ向けて真っ直ぐに引き込まれる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、物品を引込む際、物品に向けて突出させたコンベヤが退入位置まで後退したことが確認されると、コンベヤ上で物品を移動させながら本体を走行させ、昇降部を昇降させることを特徴とするものである。請求項2の発明においては、請求項1の発明の効果を奏する上に、物品を引き込んだ後の次の目的位置までの移動を迅速に開始することができるので、サイクルタイムの短縮を実現できるものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、物品を払出す際、物品が荷おろしされたことが確認されると、昇降部側へのコンベヤの退入動作、次の目的位置への本体の走行動作、及び昇降部の昇降動作を同時に開始させることを特徴とするものである。請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明の効果を奏することができる上に、物品を払い出した後の次の目的位置までの移動を迅速に開始することができるので、サイクルタイムの短縮を実現できるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に示すように本発明に関するコンベヤ式搬送装置(スタッカークレーン)100は、物品の入庫ステーション101及び収容棚102と出庫ステーション103及び収容棚104との間を走行する。コンベヤ式搬送装置100は。入庫ステーション101から物品105を引込み(荷すくい)、その物品105を収容棚102、104の所定位置に収容し(荷おろし)、又は、収容棚102、104の所定位置に収容されている物品105を引込み(荷すくい)、出庫ステーション103に払出す(荷おろし)装置である。コンベヤ式搬送装置100は、本体としての走行台車106と、昇降部107と、スライダ108と、コンベヤ109とを備える。走行台車106は、レール110に案内され、入庫ステーション101、収容棚102、104及び出庫ステーション103に沿って走行用モータM1によって往復動する。昇降部107は走行台車106に設けられたマスト111に案内され、昇降用モータM2によって上下動する。スライダ108は昇降部107上に設けられ、スライド用モータM3によってレール110に対し直行する方向へ往復動する。コンベヤ109はスライダ108上に設けられ、スライダ108と共に、レール110に対し直行する方向へ移動すると共に、コンベヤ用モータM4によって回転する。上記各モータM1〜M4は、制御装置112によって制御される。各モータM1〜M4はそれぞれインバータ113〜116によって制御される。又、制御装置112は、入力機器としてエンコーダ117、エンコーダ118、スライダ位置センサ119、及び載置センサ120を備える。エンコーダ117は、走行用モータM1の回転から走行台車106の位置を検出する。エンコーダ118は、昇降用モータM2の回転から昇降部107の位置を検出する。スライダ位置センサ119は、スライダ108の水平方向の位置を検出する。載置センサ120は、コンベヤ109上における物品105の位置を検出する。制御装置112は、入力設定部121から目的の物品105の位置が入力された場合、上記エンコーダ117、エンコーダ118、スライダ位置センサ119、及び載置センサ120からの検出信号に基づき、フィードバック制御しながらコンベヤ109を目的の物品105の位置まで移動させる。上記制御装置112はマイクロコンピュータなどによって構成され、ROM等のメモリに格納されているプログラムに基づき上記各モータM1〜M4を制御する。
【0012】
次に、制御装置112の制御について図1、図2及び図8に基づき概略説明する。先ず、物品105はその先端が収容棚102、104から前方へ若干突入して載置されている。物品105がこのように載置されている状態において、制御装置112が、収容棚102の物品105(イ)を引込む際の制御について先ず、説明する。この場合、制御装置112は走行用モータM1及び昇降用モータM2を駆動することにより、コンベヤ109を目的の物品105(イ)の正面位置に向けて移動させる。コンベヤ109が目的の高さに達し、昇降用モータM2が停止すると、走行用モータM1に重複してスライド用モータM3を駆動し、コンベヤ109が目的の位置に達し、走行用モータM1が停止すると、スライド用モータM3に重複して昇降用モータM2を再び駆動し、コンベヤ109が目的の位置まで突出し、スライド用モータM3が停止すると、昇降用モータM2に重複してコンベヤ用モータM4を駆動する。上記スライド用モータM3の駆動によって、スライダ108は物品105(イ)に向けて突出することにより、コンベヤ109の先端が物品105(イ)の底面の真下に達する。その後、昇降用モータM4の駆動によってコンベヤ109は物品105(イ)の底面に接触する。上記コンベヤ用モータM4の駆動により、コンベヤ109の回転力によって物品105(イ)はコンベヤ109上に引込まれる。この際、従来技術のコンベヤ式搬送装置1は、コンベヤ109が物品105(イ)の底面に接触した後に、コンベヤ109の回転を開始する(図9(c))に対し、本実施例のコンベヤ式搬送装置100は上述のように、走行用モータM1、昇降用モータM2、スライド用モータM3、コンベヤ用モータM4が順次重複して駆動するため、コンベヤ109が物品105(イ)の底面に接触すると同時に引込みが開始され、物品105(イ)の引込み動作を高速に実行できる。物品105(イ)を引込んだコンベヤ109は、スライダ108のスライドによって昇降部107側へ後退する。物品105(イ)が昇降部107の先端よりも後退したか否かは、昇降部107の先端の設けられたはみ出し検出用センサ122によって検出される。
【0013】
上記はみ出し検出用センサ122が、物品105(イ)が昇降部107の先端よりも後退したことを検出すると、制御装置112は、物品105(イ)をコンベヤ109上を移動させながら走行用モータM1及び昇降用モータM2を駆動させる。これにより、この実施例のコンベヤ式搬送装置100は、時間的な無駄が無く、次の目的とする物品105の位置まで短時間で移動できる。
【0014】
次に、物品105を払出す際の制御について説明する。昇降部107に設けられている上記はみ出し検出用センサ122によって、物品105(イ)がコンベヤ109上から完全に払出されたことが検出されると、制御装置112はスライド用モータM3、走行用モータM1及び昇降用モータM2を同時に駆動する。これにより、コンベヤ109が後退し、昇降部107が上下動しながら走行台車106は次の物品105の位置まで、時間的な無駄が無く短時間で移動できることになる。
【0015】
次に、上述した走行台車106、昇降部107の駆動について説明する。図3に示すように、走行台車106は走行用モータM1によって駆動される車輪123を備える。昇降部107には、昇降用モータM2によって駆動される昇降ドラム124に巻き取られるワイヤロープ125がマスト111に設けられたプーリ126を介して取り付けられる。従って、昇降用モータM2によって昇降ドラム124が回転することにより、昇降部107はワイヤロープ125によって上下動することになる。
【0016】
又、図4に示すように、上記スライダ108は、上記昇降部107上に設けられたピニオン127及びラック128を介してスライド用モータM3によって、レール110と直交する方向へ往復動する構成となっている。
【0017】
コンべヤ109は図5に示すように、2組一対が背中合わせに設置されて使用される。即ち、例えば、右側の物品105は右側のコンベヤ109により一旦上面に引き込まれる。そして、所定の位置例えば、収容棚102,104の収容部に搬送された後、物品を払出して収容部に収容するものである。この場合、収納部がコンベヤ109の右側にあれば右側のコンベヤ109により払出を行い、収納部がコンベヤ109の左側にあれば左側のコンベヤ109により払出を行うのである。
【0018】
コンベヤ109は、本実施例のおいては図4に示すように、物品引込用の中央部のコンベヤ129と物品支持用の両側部のコンベヤ130,130により構成されている。
【0019】
図6に示すように、これらのコンベヤ129,130は何れも駆動ローラー41と従動ローラー42との間にベルト43を架設した周知の構成のものであり、それぞれの駆動ローラー41がスライダ108に取り付けられた支持台131に回動可能に支持されることにより、コンベヤ129,130は上下方向へ揺動可能に取着されている。
【0020】
又、中間部に配設されたガイドローラー45がそれぞれ昇降部107に取付けられた案内板132,133に案内されて駆動ローラー41を中心にコンベヤ129,130の傾斜角度を変化させるようになっている。
【0021】
ここで、中央部コンベヤ129及び両側部コンベヤ130の相違点は、中央部コンベヤ129は、ガイドローラー45が中央部の案内板132に案内され、両側コンベヤ130は、ガイドローラー45が両側部の案内板133に案内される点である。
【0022】
次に、これら案内板132及び案内板133について説明する。
案内板132,133には、それぞれガイドローラー45が挿入されるガイド溝47,52が形成されている。このガイド溝47,52は、上部水平溝47a,52aと、これの端部から下降する傾斜溝47b,52bと、これに続いて水平な下部水平溝47c,52cとを有している。
【0023】
傾斜溝47b,52bは同じ傾斜角度で形成されているが、中央の上部水平溝47aの高さは(図6に示すH1)、両側の上部水平溝52aのそれよりも若干低く、一方、中央の下部水平溝47cの高さ(図6に示すH2)は両側の下部水平溝52cのそれよりも若干高く構成されている。
【0024】
従って、ガイドローラー45は、スライダ108が図1に示すスライド中央まで後退したときにそれぞれ上部水平溝47a,52aに案内されているため、コンベヤ129,130はほぼ水平に保持されている。この場合、コンベヤ129,130の高さは、上部水平溝47a、52aの高さに応じて、図7(a)に示すように両側が高く、中央が低くなっている。よって、物品105の底面は両側で安定して支持されるのである。
【0025】
次に、スライダ108が移動するに応じて、ガイドローラー45は上部水平溝47a,52aから傾斜溝47b、52bに移動する。それにつれてガイドローラー45の高さは順次低くなり、コンベヤ129,130の先端が下降する。傾斜溝47b,52bは同じ傾斜に形成されているので、コンベヤ129,130の高さは図7(b)に示すように同じ高さになり、物品105の底面は全てのコンベヤ129,130により均等に支持されるのである。ここで、ガイドローラー45が傾斜溝52bの下端に位置した状態を図5においてスライドBと称する。
【0026】
ガイドローラー45が下部水平溝47c,52cに浸入すると、コンベヤ129,130の傾斜角度が最大になる。然しながら、中央の上部水平溝47cの高さは、両側の上部水平溝52cよりも若干低く設定されているので、中央部コンベヤ129の傾斜角度は、例えば10度であるのに対して、両側部コンベヤ130の傾斜角度は11度となる、即ち、コンベヤ129,130は、図7(c)に示すように、中央部が高く両側部が低くなるのである。従って、物品105は、底面中央部の中央が中央部コンベヤ129に接触してその推力を受けることになる。この位置を図5においてスライドと称する。
【0027】
尚、図6にしめるように、駆動ローラー41は、コンベヤ用モータ4に架設されたタイミングベルト54により駆動・回転されるようになっている。
【0028】
つぎに、物品を右側より荷すくいし、荷おろしする場合について説明する。
【0029】
走行用のモータM1及び昇降用モータM2を駆動して目的の物品105の底面の下方近傍にまでコンベヤ109を移動させ、スライド用モータM3を駆動することにより、3本のコンベヤ129,130をスライドAまで前進させる(図5(b))。これにより、図6に示すように、各コンベヤ129,130ガイドローラー45は、水平溝47c,52cに浸入してコンベヤ129,130は傾斜した状態で前進し、先端が物品105の下方に位置する。この場合、図7(c)に示すように、中央部のコンベヤ129は両側部より上方突出している。
【0030】
又、上記スライド用モータM3の駆動に重複して昇降用モータM2を駆動することにより、昇降部107を上昇させると、コンベヤ129の上面が物品105の先端部中央部を押上げる(図5(c)参照)。
【0031】
更に、上記スライド用モータM3の駆動に重複してコンベヤ用モータM4を駆動することにより、3本のコンベヤ129,130を駆動すると、物品105はその先端中央部に中央部コンベヤ129による推進力が付与されるので、左右に曲がることなく引込まれてコンベヤ109上に移動する。このように、コンベヤ109を物品105に向かって突出させ、且つ、昇降部107を上昇させながらコンベヤ109を起動させることにより、即ち、これら動作を重複させることにより、物品105の引込み動作において高速化を図ることができる。
【0032】
次に、スライド用モータM3を駆動してスライダ108を左方向に移動させると(図5(d)参照)、ガイドローラ45は傾斜溝47b、52bに移動して、物品105はその底面を3本のコンベヤ129,130により均等に支持され、又、コンベヤ129、130は順次傾斜角度が減少する。スライダ108が更に左行して図6に示すように、ガイドローラー45が上部水平溝47a、52aに案内されると、コンベヤ129,130はほぼ水平となり、且つ両側部コンベヤ130は中央部コンベヤ129よりも高くなる(図7(a)参照)。この時、物品105が昇降部107の先端よりも後退したことを、はみ出し検出用センサ122が検出すると、コンベヤ109上で物品105を移動させながら走行用モータM1及び昇降用モータM2を駆動してコンベヤ109を次の目的の物品105の位置まで移行させる。
【0033】
以上により、物品105の荷すくい動作は完了し、物品105は底面の両側を支持されて中央部が空いた状態となって、安定状態で支持されることとなる。
【0034】
次に、荷おろしの場合について説明する。走行用モータM1及び昇降用モータM2を駆動して、物品105の払い出す位置にコンベヤ109を移動させながら、スライド用モータM3を駆動することにより、図5(f)に示すように、コンベヤ109をスライドBの位置まで前進させる。この場合、ガイドローラ45は傾斜溝47b、52bに案内されているので、コンベヤ129,130は同じ高さにあり、物品105の底面は3本のコンベヤ129,130によって均等に支持されている。又、上記走行用モータM1及びスライド用モータM3と重複してコンベヤ用モータM4を駆動することにより、物品105をコンベヤ109の先端から押出す。
【0035】
このとき、物品105の先端がコンベヤ109の先端から突出すると、その先端が搬送先上に落下し、物品105は、後部を3本のコンベヤ129,130より押出されて引続きコンベヤ109の延長線上に真っ直ぐに払出される。そして、図1に示すはみ出し検出用センサ122の出力に基づき、物品105がコンベヤ109から払い出されたことが確認されると、コンベヤ109の昇降部107側への後退動作、次の目的の物品105の位置への走行台車106の走行動作及び昇降部107の昇降動作を同時に開始する。このようにコンベヤ109の後退動作、走行台車106の走行動作及び昇降部107の昇降動作を同時に開始することにより、時間の無駄の無い高速の搬送動作を実現できる。
【0036】
上記実施例によれば、荷すくい時には、中央部コンベヤ129により物品105に推力を付与するので、物品105が回転することなく引き込むことができ、また、昇降部107上に支持するときは両側部コンベヤ130により物品105を支持するので、物品105を安定的に支持することができるのである。
【0037】
又、以上の実施例では、コンベヤ109を3分割して3本のコンベヤ129,130により構成したので、物品105に対して推力を与える部分を中央部のみ、或いは両側部のみといったように容易に変更することができるのである。
【0038】
さらに、コンベヤ129,130の姿勢を制御するためのガイドローラ45が案内される上部水平溝47a、52a及び下部水平溝47c、52cの高さを異なる寸法に設定したので、引込時に物品105に対して中央部のコンベヤ129のみを容易に作用させ、荷おろし時に少なくとも両側部コンベヤ130を作用させることができるようになっている。
【0039】
尚、コンベヤ109として、ベルトコンベヤ、ローラコンベヤで構成できる。更に、荷おろし時に、3本のコンベヤ129、130の全体により物品105を押出すように構成したが、これに限らず、少なくとも両側のコンベヤ130により物品105を押出すように構成しても良く、要は物品105が曲がらないように真っ直ぐに押出せば良いものである。
【0040】
また、両側部コンベヤ130を中央部コンベヤ129と同様に進退可能に構成したが、両側部コンベヤ130は固定状態に配設されていてもよく、要は引込まれた物品105の両側を安定的に支持できれば良いものである。
【0041】
さらに、中央部コンベヤ129が前進しながらほぼ水平な状態から傾斜するように構成したが、中央部コンベヤ129が常時傾斜した状態としても良い。
【0042】
【発明の効果】
請求項1の発明は、荷すくいの際、走行台車を走行させながらコンベヤを物品に向かって突出させると共に、物品の底部にコンベヤを接触させるためにコンベヤを上昇させながらコンベヤを起動させるようにしたため、コンベヤの物品への接近と重複してコンベヤを起動でき、荷すくいの際の時間の短縮を実現できる。
【0043】
請求項2の発明は、荷すくいの際、物品側へ突出したコンベヤが後退したことが確認されると同時に、物品をコンベヤ上で移動させたまま、コンベヤを次の目的の物品の位置まで移動させるようにしたため、荷すくい後の次の目的位置までの移動を迅速に開始することができるので、サイクルタイムを短縮できる。
【0044】
請求項3の発明は、荷おろしの際、物品が払出されたことが確認されると同時に、コンベヤを後退させながら、コンベヤを次の目的の物品の位置まで移動させるようにしたため、荷おろし後の次の目的位置までの移動を迅速に開始することができるので、サイクルタイムを短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成図である。
【図2】本発明のコンベヤ式搬送装置を収容棚間に設置した状態の側面図である。
【図3】本発明のコンベヤ式搬送装置の正面図である。
【図4】昇降部の平面図である。
【図5】本発明の荷すくい及び荷おろしの作用を説明する模式図である。
【図6】併設された2組のコンベヤの正面部である。
【図7】スライドの移動に応じたコンベヤの高さを示す側面図である。
【図8】タイミングチャートである。
【図9】従来の搬送装置の荷すくい及び荷おろしを説明する模式図である。
【図10】従来の搬送装置の平面図である。
【符号の説明】
100 コンベヤ式搬送装置
105 物品
106 走行台車(本体)
107 昇降部
109 コンベヤ
102、104 収容棚

Claims (3)

  1. 物品の底部にコンベヤを接触させることにより該物品を昇降部上に引込むと共に、コンベヤを逆回転させることにより昇降部上の物品を払出すようにしたコンベヤ式搬送装置であって、
    前記コンベヤが、物品引込用の中央部コンベヤと物品支持用の両側部コンベヤとから構成されると共に該中央部コンベヤは該両側部コンベヤ間の中央に設けられ、
    物品を引き込む際、本体を走行させながらコンベヤを物品側へ向けて突出させると共に、前記昇降部を上昇させつつ前記中央部コンベヤを回転起動させながら物品の底面中央部のみに接触させて該物品を前記中央部コンベヤの回転力で昇降部上に引き込むことを特徴とするコンベヤ式搬送装置。
  2. 物品を引込む際、物品に向けて突出させたコンベヤが退入位置まで後退したことが確認されると、コンベヤ上で物品を移動させながら本体を走行させ、昇降部を昇降させることを特徴とする請求項1に記載のコンベヤ式搬送装置。
  3. 物品を払出す際、物品が荷おろしされたことが確認されると、昇降部側へのコンベヤの退入動作、次の目的位置への本体の走行動作、及び昇降部の昇降動作を同時に開始させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンベヤ式搬送装置。
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