JPH0672505A - 自動倉庫の入出庫用クレーンの制御方法および制御装置 - Google Patents

自動倉庫の入出庫用クレーンの制御方法および制御装置

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JPH0672505A
JPH0672505A JP22722292A JP22722292A JPH0672505A JP H0672505 A JPH0672505 A JP H0672505A JP 22722292 A JP22722292 A JP 22722292A JP 22722292 A JP22722292 A JP 22722292A JP H0672505 A JPH0672505 A JP H0672505A
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JP
Japan
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fork
load
motor
carriage
crane
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Application number
JP22722292A
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English (en)
Inventor
Shiyouichi Ieoka
昇一 家岡
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動倉庫の入出庫用クレーンにおいて、入出庫
動作に要する時間を短縮する。 【構成】荷を入出庫する際、クレーン5の走行台7を走
行させながら昇降キャレッジ9を昇降させるのと同時
に、フォーク10やその上に載置されている荷が入出庫
用の棚3a,3bや入庫されている荷に当接しないよう
にフォーク10の伸長を制御する。これにより、そのフ
ォーク10を所定の収納部2に伸長させて荷の受渡しを
行わせるようにする。従って、フォーク10が走行台7
や昇降キャレッジ9と同時に作動することになる。その
ため、走行台7と昇降キャレッジ9の作動を一旦停止し
た後にフォーク10を作動させて荷の受渡しを行わせる
場合に比べて、フォーク10の作動に要する時間分だけ
入出庫に要する時間を短くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動倉庫の入出庫用クレ
ーンの制御方法および制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動倉庫は、例えば、図
1に示すように構成されている。自動倉庫1は前後に立
設され、長さ方向(図2の左右方向)および高さ方向に
複数の収納部2を有する一対の棚3a,3b(但し、前
側の棚3bは最下段のみ図示)を備えている。その棚3
a,3bの各収納部2のうち、最下段最端部の一方は荷
の入出庫を行うためのホームポジション4となってい
る。
【0003】尚、各収納部2の奥行き及び幅は全て等し
くなっており、高さだけが異なる収納部2が、それぞれ
適宜な数だけ設けられている。そのため、各収納部2に
収納される荷についても、それぞれ高さだけが異なって
おり、奥行き及び幅は全て等しくなっている。
【0004】また、棚3a,3bの間には、スタッカ・
クレーン5が設けられている。このクレーン5は、地面
に敷設されたレール6上を走行する走行台7と、走行台
7の両端部から立設された一対のマスト8と、マスト8
間に上下動可能に配設された昇降キャレッジ9等を備え
ている。さらに、この昇降キャレッジ9には、前後方向
に移動可能なランニング・フォーク10が設けられてい
る。
【0005】走行台7には、クレーン5を棚3a,3b
に沿って走行駆動させるための走行モータ21が設けら
れている。また、マスト8には、昇降キャレッジ9を昇
降駆動させるための昇降モータ22が設けられている。
さらに、昇降キャレッジ9には、フォーク10を駆動さ
せるためのフォークモータ23が設けられている。
【0006】そして、各モータ21〜23を制御する制
御装置11がマスト8に設けられている。また、この自
動倉庫1から離れた場所には、入出庫管理用のコンピュ
ータ12(図1には図示しない)が設置されている。そ
のコンピュータ12および制御装置11にはそれぞれ、
図2に示すように、光通信装置12a,11aが付設さ
れている。すなわち、コンピュータ12と制御装置11
とは、光通信装置12a,11aを用いた光通信によっ
て、入出庫管理に必要なデータや入出庫の指示等をやり
とりを行うようになっている。
【0007】ここで、入出庫に必要なデータとは、各収
納部2の高さ、各収納部2に収納されている荷の有無、
荷の高さ、等である。また、入庫の指示とはホームポジ
ション4にある荷を所定の収納部2に収納させることで
あり、出庫の指示とは所定の収納部2から荷を取り出し
てホームポジション4まで移動させることである。
【0008】図3に、従来の自動倉庫1の制御系のブロ
ック回路図を示す。各モータ21〜23はインダクショ
ンモータであって、それぞれ専用のインバータ24〜2
6によって速度制御されるようになっている。
【0009】パルスエンコーダ27は走行モータ21の
回転に応じたパルスを出力し、パルスエンコーダ28は
昇降モータ22の回転に応じたパルスを出力し、パルス
エンコーダ29はフォークモータ23の回転に応じたパ
ルスを出力する。従って、パルスエンコーダ27から出
力されるパルスは走行台7の走行移動に応じたものにな
る。また、パルスエンコーダ28から出力されるパルス
は昇降キャレッジ9の昇降移動に応じたものになる。さ
らに、パルスエンコーダ29から出力されるパルスはフ
ォーク10の移動に応じたものになる。
【0010】棚3a,3bの各収納部2毎に、走行台7
と昇降キャレッジ9およびフォーク10のそれぞれにつ
いての停止位置が予め定められており、その位置に対応
する棚3a,3bの適宜な箇所に複数のドグ(図1には
図示しない)が設けられている。そして、走行台7と昇
降キャレッジ9およびフォーク10には、そのドグを検
出するためのドグセンサ(図1には図示しない)が設け
られている。また、フォーク10上には、荷が確実に載
置されているかどうかを検出するための荷載置センサ
(図1には図示しない)が設けられている。センサ群3
0はそれらドグセンサと荷載置センサから構成される。
【0011】コントローラ31は、センサ群30からの
検出信号と各パルスエンコーダ27〜29からのパルス
を入力回路32を介して入力する。次に、コントローラ
31は、それら検出信号とパルスとに基づいて、走行台
7と昇降キャレッジ9およびフォーク10の移動速度と
現在位置、フォーク10上の荷の載置状態を検出する。
そして、コントローラ31は、その検出結果が光通信装
置12a,11aを介して伝達されるコンピュータ12
からの入出庫の指示と等しくなるように、各インバータ
24〜26を制御することによって各モータ21〜23
を駆動制御する。また、コントローラ31は、センサ群
30からの検出信号と各パルスエンコーダ27〜29か
らのパルスとに基づいてクレーン5や荷の異常を検出
し、その異常の内容を光通信装置11a,12aを介し
てコンピュータ12に連絡する。
【0012】メモリ33は、書き込み及び読み出し可能
なメモリ(RAM)と読み出し専用メモリ(ROM)と
から構成されている。そして、メモリ33は、コンピュ
ータ12から送られてくる入出庫管理に必要なデータや
入出庫の指示等を記憶すると共に、記憶してあるデータ
をコントローラ31に読み出す。
【0013】尚、制御装置11には、上記の制御系の
内、コントローラ31と入力回路32とメモリ33およ
び各インバータ24〜26が格納されている。次に、こ
のように構成された従来例の自動倉庫1の出庫動作につ
いて、図6に従って説明する。
【0014】図6は、出庫時における走行モータ21と
昇降モータ22およびフォークモータ23の動作状態
(または停止状態)を示すタイムチャートである。ま
ず、コンピュータ12は、出庫する荷を、どの棚3a,
3bであって、どの連(長さ方向の収納部2の位置を示
す)のどの段(高さ方向の収納部2の位置を示す)にあ
る収納部2から取り出すべきかを演算処理する。
【0015】続いて、コンピュータ12は、演算して求
めた収納部2にクレーン5の昇降キャレッジ9を案内す
るための指令信号、すなわち、走行台7の走行制御指令
信号および昇降キャレッジ9の昇降制御指令信号を作成
する。
【0016】その各指令信号は、光通信装置12aにて
光信号に変換されて送信される。光通信装置11aは、
光通信装置12aからの光信号を受信し、その光信号を
各指令信号に再変換して制御装置11内のコントローラ
31に出力する。
【0017】コントローラ31は、センサ群30からの
検出信号とパルスエンコーダ27からのパルスとに基づ
いて走行台7の現在位置を検出する。そして、コントロ
ーラ31は、走行台7の現在位置が、走行制御指令信号
に基づく目的の収納部2の連に対応した位置になるよう
に、インバータ24を制御することによって走行モータ
21を駆動制御する。
【0018】それと同時に、コントローラ31は、セン
サ群30からの検出信号とパルスエンコーダ28からの
パルスとに基づいて昇降キャレッジ9の現在位置を検出
する。そして、コントローラ31は、昇降キャレッジ9
の現在位置が、昇降制御指令信号に基づく目的の収納部
2の段に対応した位置になるように、インバータ25を
制御することによって昇降モータ22を駆動制御する。
【0019】これにより、走行台7は目的の収納部2の
連まで走行し、それと同時に、昇降キャレッジ9は目的
の収納部2の段まで上昇する。次に、コントローラ31
は、センサ群30からの検出信号とパルスエンコーダ2
9からのパルスとに基づいて、インバータ26を制御す
ることによってフォークモータ23を駆動制御し、フォ
ーク10を目的の収納部2に出させる。そして、コント
ローラ31は、インバータ25を制御することによって
昇降モータ22を駆動制御し、昇降キャレッジ9を予め
定められた量だけ若干上昇させる。これにより、フォー
ク10に荷を載置させる。そして、コントローラ31
は、インバータ26を制御することによってフォークモ
ータ23を駆動制御し、フォーク10を昇降キャレッジ
9に引き込ませて、荷をクレーン5に収容させる。
【0020】続いて、コントローラ31は、センサ群3
0からの検出信号とパルスエンコーダ27からのパルス
とに基づいて走行台7の現在位置を検出する。そして、
コントローラ31は、走行台7の現在位置が、ホームポ
ジション4の連(最も端の連)に対応した位置になるよ
うに、インバータ24を制御することによって走行モー
タ21を駆動制御する。
【0021】それと同時に、コントローラ31は、セン
サ群30からの検出信号とパルスエンコーダ28からの
パルスとに基づいて昇降キャレッジ9の現在位置を検出
する。そして、コントローラ31は、昇降キャレッジ9
の現在位置が、ホームポジション4の段(最下段)に対
応した位置になるように、インバータ25を制御するこ
とによって昇降モータ22を駆動制御する。これによ
り、走行台7はホームポジション4の連まで走行し、そ
れと同時に、昇降キャレッジ9はホームポジション4の
段まで下降する。
【0022】次に、コントローラ31は、センサ群30
からの検出信号とパルスエンコーダ29からのパルスと
に基づいて、インバータ26を制御することによってフ
ォークモータ23を駆動制御し、フォーク10をホーム
ポジション4に出させる。そして、コントローラ31
は、センサ群30からの検出信号とパルスエンコーダ2
8からのパルスとに基づいて、インバータ25を制御す
ることによって昇降モータ22を駆動制御し、昇降キャ
レッジ9を下降させる。これにより、ホームポジション
4に荷を収納させる。
【0023】最後に、コントローラ31は、インバータ
26を制御することによってフォークモータ23を駆動
制御し、フォーク10を昇降キャレッジ9に引き込ませ
る。このようにして、出庫時においては、コンピュータ
12の指示する所定の収納部2から荷を取り出してホー
ムポジション4まで移動させることができる。
【0024】尚、入庫時においては、上記の出庫時と逆
の動作を行うことにより、ホームポジション4にある荷
を所定の収納部2に収納させることができる。このよう
に、従来の自動倉庫1においては、走行モータ21と昇
降モータ22とを同時に動作させることにより、走行台
7と昇降キャレッジ9とを同時に作動させる。そして、
昇降キャレッジ9が所定の収納部2(ホームポジション
4を含む)に移動した後に、フォークモータ23を動作
させてフォーク10を作動させ、収納部2から荷を出納
させている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、自動
倉庫の利用効率を高めるため、入出庫動作に要する時間
を短縮することが求められている。
【0026】しかしながら、走行台7の走行速度や昇降
キャレッジ9の昇降速度を速くすること、すなわち、ク
レーン5の移動速度を速くすることは、荷崩れが防止す
る点から限界がある。そのため、クレーン5の移動速度
は荷崩れが発生しない程度にして、なおかつ、入出庫動
作に要する時間を短縮しなければならない。
【0027】本発明の目的は、入出庫動作に要する時間
を短縮することができる自動倉庫の入出庫用クレーンの
制御方法および制御装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、荷受渡し用のランニング・フォークを設け
た昇降キャレッジを備えたクレーン自体が、荷を収納す
るために少なくとも長さ方向と高さ方向とに配列された
複数の収納部を有する入出庫用の棚に沿って走行し、そ
のクレーンの作動を制御することによって、荷を所定の
収納部に搬送して入庫し、所定の収納部に入庫されてい
る荷を出庫するようになっている自動倉庫において、ラ
ンニング・フォークを駆動するフォークモータと、その
フォークモータを駆動制御するフォークモータ制御手段
と、昇降キャレッジを昇降駆動する昇降モータと、その
昇降モータを駆動制御する昇降モータ制御手段と、クレ
ーン自体を走行させる走行モータと、その走行モータを
駆動制御する走行モータ制御手段と、荷を入出庫する
際、走行モータ制御手段と昇降モータ制御手段とフォー
クモータ制御手段とを制御することにより、クレーン自
体の走行と昇降キャレッジの昇降と同時に、ランニング
・フォークを所定の収納部に向かって伸長させて荷の受
渡しを行わせるようにランニング・フォークの伸長を制
御するクレーン制御手段とを備えたことをその要旨とす
る。
【0029】
【作用】従って本発明によれば、ランニング・フォーク
がクレーン自体や昇降キャレッジと同時に作動すること
になる。そのため、クレーン自体および昇降キャレッジ
の作動を一旦停止した後にランニング・フォークを作動
させて荷の受渡しを行わせる場合に比べて、ランニング
・フォークの作動に要する時間分だけ入出庫に要する時
間を短くすることができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。尚、本実施例の構成は、図1〜図3に
示した従来例と全く同じであるので、以下の説明では従
来例と同じ符号を用いることとし、構成の詳細について
は説明を省略する。
【0031】図4は、本実施例の自動倉庫1の出庫時に
おける走行モータ21と昇降モータ22およびフォーク
モータ23の動作状態(または停止状態)を示すタイム
チャートである。
【0032】まず、コンピュータ12は、出庫する荷
を、どの棚3a,3bであって、どの連(長さ方向の収
納部2の位置を示す)のどの段(高さ方向の収納部2の
位置を示す)にある収納部2から取り出すべきかを演算
処理して求める。そして、コンピュータ12は、演算し
て求めた収納部2に昇降キャレッジ9を案内するための
指令信号、すなわち、走行台7の走行制御指令信号およ
び昇降キャレッジ9の昇降制御指令信号を作成する。
【0033】次に、コンピュータ12は、入出庫に必要
なデータ(各収納部2の高さ、各収納部2に収納されて
いる荷の有無、荷の高さ等)から、求めた収納部2に対
するフォーク10の進入可能エリアを演算処理して求め
る。
【0034】ここで、フォーク10の進入可能エリア
を、図5に従って説明する。図5は、棚3a,3bの各
収納部2a〜2dを昇降キャレッジ9側からみた図であ
り、荷A,B,Cがそれぞれ収納部2a,2b,2dに
収納されている。
【0035】例えば、荷Aを出庫する際には、フォーク
10が荷Bに衝突しないようにしなければならない。従
って、フォーク10が進入できるのは、収納部2bにお
ける荷Bの上側の空間α、および、収納部2aにおける
荷Aの下側の空間βになる。すなわち、この空間α,β
が、荷Aを出庫する場合におけるフォーク10の進入可
能エリアになる。
【0036】また、荷Bを出庫する際には、フォーク1
0が荷Cに衝突しないようにしなければならない。従っ
て、フォーク10が進入できるのは、収納部2bにおけ
る荷Bの下側の空間γと、収納部2cの全空間、およ
び、収納部2dにおける荷Cの上側の空間δになる。す
なわち、この空間γ,δと収納部2cとが、荷Bを出庫
する場合におけるフォーク10の進入可能エリアにな
る。
【0037】尚、収納部2cに荷を入庫する場合には、
フォーク10とその上に載置されている荷とが、荷B,
Cに衝突しないようにしなければならない。従って、こ
の場合におけるフォーク10の進入可能エリアは、収納
部2cからその荷の高さ分を除いた空間と空間δを合わ
せたものになる。
【0038】続いて、コンピュータ12は、求めたフォ
ーク10の進入可能エリアに昇降キャレッジ9を案内す
るためのエリア指令信号、すなわち、走行台7の走行エ
リア制御指令信号および昇降キャレッジ9の昇降エリア
制御指令信号を作成する。
【0039】そして、各指令信号および各エリア指令信
号は、光通信装置12aにて光信号に変換されて送信さ
れる。光通信装置11aは、光通信装置12aからの光
信号を受信し、その光信号を各指令信号および各エリア
指令信号に再変換して制御装置11内のコントローラ3
1に出力する。
【0040】コントローラ31は、センサ群30からの
検出信号とパルスエンコーダ27からのパルスとに基づ
いて走行台7の現在位置を検出する。そして、コントロ
ーラ31は、走行台7の現在位置が、走行制御指令信号
に基づく目的の収納部2の連に対応した位置になるよう
に、インバータ24を制御することによって走行モータ
21を駆動制御する。
【0041】それと同時に、コントローラ31は、セン
サ群30からの検出信号とパルスエンコーダ28からの
パルスとに基づいて昇降キャレッジ9の現在位置を検出
する。そして、コントローラ31は、昇降キャレッジ9
の現在位置が、昇降制御指令信号に基づく目的の収納部
2の段に対応した位置になるように、インバータ25を
制御することによって昇降モータ22を駆動制御する。
【0042】これにより、走行台7は目的の収納部2の
連まで走行し、それと同時に、昇降キャレッジ9は目的
の収納部2の段まで上昇する。また、コントローラ31
は、昇降キャレッジ9の現在位置が、各エリア指令信号
に基づくフォーク10の進入可能エリアに対応する位置
になった時点で、フォーク10を出しはじめる。すなわ
ち、センサ群30からの検出信号とパルスエンコーダ2
9からのパルスとに基づいて、インバータ26を制御す
ることによってフォークモータ23を駆動制御し、フォ
ーク10をフォーク10の進入可能エリアに出させる。
【0043】つまり、コントローラ31は、昇降キャレ
ッジ9の現在位置がフォーク10の進入可能エリアに対
応する位置になった時点で、走行モータ21と昇降モー
タ22に加えてフォークモータ23も動作させる。これ
により、昇降キャレッジ9の現在位置がフォーク10の
進入可能エリアに対応する位置になると、走行台7と昇
降キャレッジ9とフォーク10とが同時に作動すること
になる。
【0044】そして、コントローラ31は、インバータ
25を制御することによって昇降モータ22を駆動制御
し、荷が収納部2から浮くように昇降キャレッジ9を若
干上昇させて、フォーク10に荷を載置させる。そし
て、コントローラ31は、インバータ26を制御するこ
とによってフォークモータ23を駆動制御し、フォーク
10を昇降キャレッジ9に引き込ませて、荷をクレーン
5に収容させる。
【0045】続いて、コントローラ31は、センサ群3
0からの検出信号とパルスエンコーダ27からのパルス
とに基づいて走行台7の現在位置を検出する。そして、
コントローラ31は、走行台7の現在位置が、ホームポ
ジション4の連(最も端の連)に対応した位置になるよ
うに、インバータ24を制御することによって走行モー
タ21を駆動制御する。
【0046】それと同時に、コントローラ31は、セン
サ群30からの検出信号とパルスエンコーダ28からの
パルスとに基づいて昇降キャレッジ9の現在位置を検出
する。そして、コントローラ31は、昇降キャレッジ9
の現在位置が、ホームポジション4の段(最下段)に対
応した位置になるように、インバータ25を制御するこ
とによって昇降モータ22を駆動制御する。
【0047】これにより、走行台7はホームポジション
4の連まで走行し、それと同時に、昇降キャレッジ9は
ホームポジション4の段まで下降する。また、コントロ
ーラ31は、昇降キャレッジ9の現在位置が、予め定め
られたホームポジション4のフォーク10の進入可能エ
リアに対応する位置になった時点で、フォーク10を出
しはじめる。すなわち、センサ群30からの検出信号と
パルスエンコーダ29からのパルスとに基づいて、イン
バータ26を制御することによってフォークモータ23
を駆動制御し、フォーク10をフォーク10の進入可能
エリアに出させる。
【0048】つまり、コントローラ31は、昇降キャレ
ッジ9の現在位置がホームポジション4のフォーク10
の進入可能エリアに対応する位置になった時点で、走行
モータ21と昇降モータ21に加えてフォークモータ2
3も動作させる。これにより、昇降キャレッジ9の現在
位置がホームポジション4のフォーク10の進入可能エ
リアに対応する位置になると、走行台7と昇降キャレッ
ジ9とフォーク10とが同時に作動することになる。
【0049】そして、コントローラ31は、インバータ
25を制御することによって昇降モータ22を駆動制御
し、荷がホームポジション4に載置されるように昇降キ
ャレッジ9を下降させる。これにより、ホームポジショ
ン4に荷を収納させる。最後に、コントローラ31は、
インバータ26を制御することによってフォークモータ
23を駆動制御し、フォーク10を昇降キャレッジ9に
引き込ませる。
【0050】このようにして、出庫時においては、コン
ピュータ12の指示する所定の収納部2から荷を取り出
してホームポジション4まで移動させることができる。
尚、入庫時においては、上記の出庫時と逆の動作を行う
ことにより、ホームポジション4にある荷を所定の収納
部2に収納させる。
【0051】このように、本実施例の自動倉庫1におい
ては、予めフォーク10の進入可能エリアを求めてお
く。そして、昇降キャレッジ9の現在位置がフォーク1
0の進入可能エリアに対応する位置になった時点で、走
行モータ21と昇降モータ21に加えてフォークモータ
23も動作させる。これにより、走行台7と昇降キャレ
ッジ9とフォーク10とを同時に作動させる。
【0052】従って、昇降キャレッジ9が所定の収納部
2に移動し終えた後にフォーク10を作動させる従来例
に比べて、本実施例では、フォーク10を走行台7や昇
降キャレッジ9と同時に作動させる分だけ、入出庫に要
する時間を短縮することができる。
【0053】すなわち、従来の自動倉庫1の入出庫動作
においては、昇降キャレッジ9が確実に所定の収納部2
に対応する位置になるように昇降キャレッジ9の位置を
微調整すること、つまり、昇降キャレッジ9の位置決め
に時間を要していた。本実施例では、その昇降キャレッ
ジ9の位置決めの時点でフォーク10を出しはじめるた
め、昇降キャレッジ9の位置決めに要する時間を有効に
利用できるわけである。
【0054】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、コンピュータ12と制御装置11と
の間でデータや指示をやりとりするのではなく、コンピ
ュータ12の機能を全て制御装置11内のコントローラ
31に移し替えてもよい。
【0055】また、コンピュータ12の機能の一部をコ
ントローラ31に移し替えてもよい。例えば、コンピュ
ータ12ではなくコントローラ31がフォーク10の進
入可能エリアを求めるようにしてもよい。
【0056】さらに、メモリ33を省略し、入出庫管理
に必要なデータや入出庫の指示等は、コントローラ31
が必要になる度に、光通信装置11a,12aを介して
コンピュータ12に問い合わせるようにしてもよい。
【0057】加えて、各モータ21〜23は、直流モー
タ等の速度制御を行うことのできるモータであればどの
ようなモータを使用してもよい。その場合は、各インバ
ータ24〜26を、使用するモータの種類に応じた適当
な形式のモータ制御用コントローラに置き換えればよ
い。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、自
動倉庫の入出庫動作に要する時間を短縮することができ
る入出庫用クレーンの制御方法および制御装置を提供す
ることができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の自動倉庫を示す
斜視図である。
【図2】一実施例におけるコンピュータ12と自動倉庫
1の制御装置11との間の通信伝達状態を示すブロック
回路図である。
【図3】一実施例の制御系のブロック回路図である。
【図4】一実施例の出庫時における走行モータ21と昇
降モータ22およびフォークモータ23の動作状態(ま
たは停止状態)を示すタイムチャートである。
【図5】一実施例のフォーク10の進入可能エリアを説
明するための図である。
【図6】従来例の出庫時における走行モータ21と昇降
モータ22およびフォークモータ23の動作状態(また
は停止状態)を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10…ランニング・フォーク、9…昇降キャレッジ、5
…スタッカ・クレーン、2…収納部、3a,3b…棚、
21…走行モータ、22…昇降モータ、23…フォーク
モータ、24…走行モータ制御手段としてのインバー
タ、25…昇降モータ制御手段としてのインバータ、2
6…フォークモータ制御手段としてのインバータ、12
…クレーン制御手段としてのコンピュータ、31…クレ
ーン制御手段としてのコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷受渡し用のランニング・フォークを設
    けた昇降キャレッジを備えたクレーン自体が、荷を収納
    するために少なくとも長さ方向と高さ方向とに配列され
    た複数の収納部を有する入出庫用の棚に沿って走行し、
    そのクレーンの作動を制御することによって、荷を所定
    の収納部に搬送して入庫し、所定の収納部に入庫されて
    いる荷を出庫するようになっている自動倉庫において、 荷を入出庫する際、クレーン自体の走行と昇降キャレッ
    ジの昇降と同時に、ランニング・フォークを所定の収納
    部に向かって伸長させて荷の受渡しを行わせるようにラ
    ンニング・フォークの伸長を制御することを特徴とする
    自動倉庫の入出庫用クレーンの制御方法。
  2. 【請求項2】 荷受渡し用のランニング・フォークを設
    けた昇降キャレッジを備えたクレーン自体が、荷を収納
    するために少なくとも長さ方向と高さ方向とに配列され
    た複数の収納部を有する入出庫用の棚に沿って走行し、
    そのクレーンの作動を制御することによって、荷を所定
    の収納部に搬送して入庫し、所定の収納部に入庫されて
    いる荷を出庫するようになっている自動倉庫において、 ランニング・フォークを駆動するフォークモータと、 そのフォークモータを駆動制御するフォークモータ制御
    手段と、 昇降キャレッジを昇降駆動する昇降モータと、 その昇降モータを駆動制御する昇降モータ制御手段と、 クレーン自体を走行させる走行モータと、 その走行モータを駆動制御する走行モータ制御手段と、 荷を入出庫する際、走行モータ制御手段と昇降モータ制
    御手段とフォークモータ制御手段とを制御することによ
    り、クレーン自体の走行と昇降キャレッジの昇降と同時
    に、ランニング・フォークを所定の収納部に向かって伸
    長させて荷の受渡しを行わせるようにランニング・フォ
    ークの伸長を制御するクレーン制御手段とを備えたこと
    を特徴とする自動倉庫の入出庫用クレーンの制御装置。
JP22722292A 1992-08-26 1992-08-26 自動倉庫の入出庫用クレーンの制御方法および制御装置 Pending JPH0672505A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07232806A (ja) * 1994-02-23 1995-09-05 Murata Mach Ltd スタッカクレーン制御装置
JPH08133417A (ja) * 1994-11-11 1996-05-28 Murata Mach Ltd スタッカクレーン
JP2001225908A (ja) * 2000-02-17 2001-08-21 Murata Mach Ltd 搬送装置
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JP2002326706A (ja) * 2001-05-02 2002-11-12 Murata Mach Ltd 荷物移載装置
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