JP3092481B2 - リフト装置 - Google Patents

リフト装置

Info

Publication number
JP3092481B2
JP3092481B2 JP07161316A JP16131695A JP3092481B2 JP 3092481 B2 JP3092481 B2 JP 3092481B2 JP 07161316 A JP07161316 A JP 07161316A JP 16131695 A JP16131695 A JP 16131695A JP 3092481 B2 JP3092481 B2 JP 3092481B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lifting
frame
devices
lift
link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07161316A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0912284A (ja
Inventor
浩一 舟橋
啓二 岡田
恭行 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP07161316A priority Critical patent/JP3092481B2/ja
Publication of JPH0912284A publication Critical patent/JPH0912284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3092481B2 publication Critical patent/JP3092481B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷を昇降させるリフト
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリフト装置としては例え
ば図13に示されるものがある。すなわち、ベースフレー
ム101 には、上下方向に伸縮自在な左右一対の昇降用リ
ンク装置102 を介して、昇降自在な左右一対の昇降フレ
ーム103 が設けられている。両昇降用リンク装置102 は
それぞれ中央部で交差する内側リンク104 と外側リンク
105 とから鋏状に構成されている。両昇降用リンク装置
102 の間は連結杆106 で連結されている。
【0003】上記両昇降用リンク装置102 の間には、両
昇降用リンク装置102 を同期駆動させる駆動装置107 が
設けられている。この駆動装置107 は、両外側リンク10
5 の下端部(遊端部)間に連結された移動フレーム108
と、この移動フレーム108 に設けられたナット体109
と、このナット体109 に螺合する回動自在な螺旋軸110
と、この螺旋軸110 の一端に連結された減速機111 と、
この減速機111 に連結されて上記螺旋軸110 を回転駆動
させる電動機112 とから構成されている。そして、上記
減速機111 がベースプレート101 に取付けられている。
【0004】これによると、両昇降フレーム103 の間に
フォーク挿入スペース113 が形成されるため、シングル
タイプのフォーク114 を用いて荷を両昇降フレーム103
に載置したり、あるいは両昇降フレーム103 に載置され
た荷をシングルタイプのフォーク114 で受け取ることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、左右両昇降用リンク装置102 の間に連結
杆106 と駆動装置107 一式とが存在するため、フォーク
114 の代わりに床面を走行する無人荷搬送台車やハンド
リフトパレットトラック(以下、ハンドリフトと略す)
を用いる場合、これら無人荷搬送台車やハンドリフトが
連結杆106 や駆動装置107 に干渉して両昇降用リンク装
置102 の間に進入することができず、このため荷の受け
渡しができなかった。
【0006】本発明は上記問題を解決するもので、無人
荷搬送台車やハンドリフトにも対応可能なリフト装置を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第1発明におけるリフト装置は、所定間隔を空けて
相対向する左右一対の昇降装置から構成され、各昇降装
置は、ベースフレームと、このベースフレームに設けら
れた上下方向に伸縮自在な左右一対の昇降用リンク装置
と、両昇降用リンク装置の上端間に設けられた昇降フレ
ームと、両昇降用リンク装置を伸縮させる駆動装置とに
より構成され、上記昇降用リンク装置はそれぞれ中央部
で交差する第1リンクと第2リンクとから鋏状に構成さ
れ、上記駆動装置はベースフレームに設けられ、上記両
昇降用リンク装置間に、駆動装置を収納可能な収納スペ
ースが形成され、両昇降装置に、両昇降フレームの高さ
のずれを検知する検出装置を設け、昇降フレームの高さ
のずれを検知した際に駆動装置を非常停止させる非常停
止部を設けたものである。
【0008】本第2発明におけるリフト装置は、各昇降
装置に設けられた駆動装置は、第1および第2リンクの
いずれかのリンクの下端部間に連結された移動フレーム
と、この移動フレームをリンクの長さ方向に横往復移動
させる作動装置とから構成されているものである。
【0009】本第3発明におけるリフト装置は、作動装
置は、移動フレームに設けられたナット体と、このナッ
ト体に螺合する回動自在な螺旋軸と、この螺旋軸の一端
に連結された減速機と、この減速機に連結されて上記螺
旋軸を回転駆動させる電動機とから構成されているもの
である。
【0010】
【0011】
【作用】上記本第1発明の構成によると、各昇降装置ご
とに設けられた駆動装置が互いに同期駆動して各昇降フ
レームを昇降させるため、左右一対の昇降装置間に邪魔
物を介在させる必要はない。したがって、フォークはも
とより、床面を走行する無人荷搬送台車やハンドリフト
を両昇降装置間に挿入することができるため、リフト装
置と無人荷搬送台車との間あるいはリフト装置とハンド
リフトとの間で荷の受け渡しが可能となる。
【0012】また、駆動装置を各昇降装置の両昇降用リ
ンク装置間の収納スペース内に収納できるため、駆動装
置が両昇降用リンク装置の外側方へはみ出すことはな
く、したがってリフト装置の据付けに要するスペースを
縮小し得る。さらに、左側の昇降フレームと右側の昇降
フレームとにわたり荷を載置した後、左右各々の昇降装
置の駆動装置を駆動させて左右両昇降フレームを昇降さ
せた際、荷の偏荷重などの原因で左側の昇降フレームと
右側の昇降フレームとの高さがずれた場合、このずれを
検出装置が検出し、非常停止部が左右各々の昇降装置の
駆動装置を非常停止させる。このため、左右両昇降フレ
ーム上の荷が転倒して落下するなどの事故を防止するこ
とが可能となる。
【0013】上記本第2発明の構成によると、左右各々
の昇降装置において、作動装置が作動して移動フレーム
が移動することにより、両昇降用リンク装置が上下方向
に伸縮して昇降フレームが昇降する。
【0014】上記本第3発明の構成によると、左右各々
の昇降装置において、電動機が作動することにより、減
速機を介して螺旋軸が回転し、ナット体を介して移動フ
レームが移動するため、両昇降用リンク装置が上下方向
に伸縮して昇降フレームが昇降する。
【0015】
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1〜図8に基
づいて説明する。図5,図6に示すように、1は自動倉
庫であり、一対の棚2と、両棚2間に形成された走行経
路3を走行自在なスタッカクレーン4とにより構成され
ている。このスタッカクレーン4には、荷5を棚2に対
して出し入れするシングルタイプのフォーク6が備えら
れている。各棚2の端部外方には荷捌き場7が形成さ
れ、この荷捌き場7にはリフト装置8が据付けられてい
る。このリフト装置8は、所定間隔を空けて相対向する
左右一対の昇降装置10,11から構成されている。
【0017】上記各昇降装置10,11の構成を以下に説明
する。すなわち、図1〜図4に示すように、ベースフレ
ーム12には、上下方向に伸縮自在な左右一対の昇降用リ
ンク装置13a,13bが設けられ、これら両昇降用リンク
装置13a,13bの上端間には昇降フレーム14が設けられ
ている。上記各昇降用リンク装置13a,13bはそれぞ
れ、中央部で連結ピン15を介して回動自在に交差する第
1リンク16と第2リンク17とから鋏状に構成されてい
る。このうち外側に位置する第1リンク16の上端部(基
端部)はリンクシャフト18を介して昇降フレーム14の下
面に上下回動自在に連結されている。この第1リンク16
の下端部(遊端部)には、ベースフレーム12に設けられ
た下部レール19上を前後方向に走行自在な下部遊転ロー
ラ20が取付けられている。また、内側に位置する第2リ
ンク17の下端部(基端部)はリンクシャフト21を介して
ベースフレーム12に上下回動自在に連結されている。こ
の第2リンク17の上端部(遊端部)には、昇降フレーム
14に設けられた上部レール22を前後方向に走行自在な上
部遊転ローラ23が取付けられている。
【0018】上記昇降フレーム14の上面は荷5を載置可
能な第1荷受面25として形成されている。また、昇降フ
レーム14の内側縁には下方に垂下するL形状の荷受部材
26が前後一対取付けられ、各荷受部材26の下端の横板部
27には荷5を載置可能な第2荷受面28が形成されてい
る。尚、図4の仮想線で示すように、上記横板部27は、
昇降フレーム14が下限位置Aまで下降した際、床面29に
着地するよう設定されている。
【0019】上記ベースフレーム12には、両昇降用リン
ク装置13a,13bを伸縮させる駆動装置30が設けられて
いる。この駆動装置30は、両第1リンク16の下端部間に
連結された移動フレーム31と、この移動フレーム31を前
後方向に往復移動させる作動装置32とから構成されてい
る。
【0020】上記作動装置32は、移動フレーム31に設け
られたナット体33と、このナット体33に螺合する回動自
在な螺旋軸34と、この螺旋軸34の一端に連結された減速
機35と、この減速機35に連結されて上記螺旋軸34を回転
駆動させる電動機36とから構成されている。
【0021】図2に示すように、上記減速機35は取付台
38に取付けられており、この取付台38は、ベースフレー
ム12に立設された左右一対の支持板39の間に、横ピン40
を介して上下揺動自在に支持されている。また、ベース
フレーム12には、上記電動機36を制御するためのマイク
ロコンピュータから成る制御装置41が設けられている。
上記両昇降用リンク装置13a,13bbの間には、駆動装
置30一式と制御装置41とを収納可能な収納スペース42が
形成されている。
【0022】上記ベースフレーム12には、昇降フレーム
14の下限位置Aを検出する下限リミットスイッチ43と、
上限位置Bを検出する上限リミットスイッチ44とが取付
けられている。また、上記移動フレーム31には、下限リ
ミットスイッチ43の検知突起45および上限リミットスイ
ッチ44の検知突起46に当接離間自在な動作体47が取付け
られている。
【0023】図1,図2に示すように、上記両昇降装置
10,11には、これら両昇降フレーム14の高さのずれを検
知する光電スイッチ49(検出装置の一例)が設けられて
いる。すなわち、一方の昇降装置10における昇降フレー
ム14の一端には投光器50が設けられ、他方の昇降装置11
における昇降フレーム14の一端には、上記投光器50から
放射された放射光を受光する受光器51が設けられてい
る。
【0024】次に、図7に基づいて上記電動機36の主回
路52と制御回路53について説明する。すなわち、上記電
動機36は3相の誘導モータであり、上記主回路52は、3
相交流電源ラインと電動機36との間に正転用の電磁遮断
器54と逆転用の電磁遮断器55とを接続して形成されてい
る。また、上記制御回路53は、3相交流電源ラインにト
ランス65を介して接続された電源ライン56,57と、これ
ら一方の電源ライン56と他方の電源ライン57との間に直
列に接続された遮断器用制御部58と一対のコイル59,60
と非常停止部61とにより形成されている。上記遮断器用
制御部58は上記各電磁遮断器54,55を制御するものであ
り、上記コイル59,60は各電磁遮断器54,55を断続させ
るものである。
【0025】上記遮断器用制御部58は、一方の電源ライ
ン56と正転用のコイル59との間を断続する正転用の接点
62と、一方の電源ライン56と逆転用のコイル60との間を
断続する逆転用の接点63とを備えている。また、上記非
常停止部61は、両コイル59,60の一端同士を接続するコ
モンライン64と他方の電源ライン57との間に、上記光電
スイッチ49の接点66を接続して形成されている。
【0026】また、上記制御装置41は、下限リミットス
イッチ43や上限リミットスイッチ44の検出信号またはス
タッカクレーン4などの周辺機器からの指令信号等に基
づいて上記遮断器用制御部58に制御信号を出力し、正転
用の接点62と逆転用の接点63とを動作させるものであ
る。
【0027】以下、上記構成における作用を説明する。
上記リフト装置8の昇降駆動は以下のように行われる。
すなわち、図7に示すように、制御装置41の制御信号に
基づいて遮断器用制御部58の正転用の接点62が閉じるた
め、正転用のコイル59が励磁して正転用の電磁遮断器54
が閉じ、電動機36が正回転する。これにより、減速機35
を介して螺旋軸34が回転し、ナット体33が螺旋軸34の長
さ方向に送られるため移動フレーム31が減速機35の方向
へ移動し、上部遊転ローラ23が上部レール22を走行して
両第2リンク17が基端を中心に上方へ回動して立ち上が
るとともに、下部遊転ローラ20が下部レール19を走行し
て両第1リンク16が基端を中心に下方へ回動して立ち上
がる。これにより、図2の仮想線に示すように、両昇降
装置10,11の昇降用リンク装置13a,13bが同期して上
方へ伸長し、両昇降フレーム14が同期して上昇し上限位
置Bに達する。
【0028】この際、動作体47が上限リミットスイッチ
44の感知突起46を押して所定角度傾斜させるため、上限
リミットスイッチ44の検出信号が制御装置41に入力さ
れ、制御装置41が遮断器用制御部58に停止信号を送り、
遮断器用制御部58の正転用の接点62が開き、正転用のコ
イル59が無励磁となって正転用の電磁遮断器54が開く。
これにより、電動機36が停止し、両昇降フレーム14が上
限位置Bにて停止する。
【0029】また、制御装置41の制御信号に基づいて遮
断器用制御部58の逆転用の接点63が閉じるため、逆転用
のコイル60が励磁して逆転用の電磁遮断器55が閉じ、電
動機36が逆回転する。これにより、螺旋軸34が逆回転
し、移動フレーム31が減速機35から離間する方向へ移動
するため、上部遊転ローラ23が上部レール22を走行して
両第2リンク17が基端を中心に下方へ回動して横倒する
とともに、下部遊転ローラ20が下部レール19上を走行し
て両第1リンク16が基端を中心に上方へ回動して横倒す
る。これにより、両昇降装置10,11の昇降用リンク装置
13a,13bが同期して下方へ短縮し、両昇降フレーム14
が同期して下降し下限位置Aに達する。
【0030】この際、動作体47が下限リミットスイッチ
43の感知突起45を押して所定角度傾斜させるため、下限
リミットスイッチ43の検出信号が制御装置41に入力さ
れ、制御装置41が遮断器用制御部58に停止信号を送り、
遮断器用制御部58の逆転用の接点63が開き、逆転用のコ
イル60が無励磁となって逆転用の電磁遮断器55が開く。
これにより、電動機36が停止し、両昇降フレーム14が下
限位置Aにて停止する。
【0031】例えば、出庫時、スタッカクレーン4がパ
レット69とともに荷5を棚2から取り出して荷捌き場7
まで搬出した際、リフト装置8の左右両昇降フレーム14
が同期して上限位置Bまで上昇し、図1の仮想線で示す
ようにスタッカクレーン4のフォーク6が突出して両昇
降装置10,11の間に挿通され、荷5とともにパレット69
を左側の昇降装置10の第2荷受面28と右側の昇降装置11
の第2荷受面28とに載置する。その後、スタッカクレー
ン4のフォーク6が退入し、両昇降フレーム14が同期し
て下限位置Aまで下降し、図4の仮想線で示すように荷
受部材26が床面29に着地する。そして、図8に示すよう
に、作業者70が、ハンドリフト71のフォーク72をパレッ
ト69のフォーク挿入部73に挿入し、荷5とともにパレッ
ト69を第2荷受面28から上方に持ち上げ、目的の場所へ
搬送する。
【0032】また、入庫時においては、作業者70が、ハ
ンドリフト71を用いて、荷5をパレット69とともに荷捌
き場7まで搬送し、ハンドリフト71を両昇降装置10,11
の間に挿入させる。その後、ハンドリフト71のフォーク
72を下降させ、荷5とともにパレット69を左側の昇降装
置10の第2荷受面28と右側の昇降装置11の第2荷受面28
とに載置し、ハンドリフト71のフォーク72をパレット69
のフォーク挿入部73から脱抜する。そして、図4に示す
ように、両昇降フレーム14が同期して上限位置Bまで上
昇し、パレット69を介して荷5を持ち上げる。その後、
図1の仮想線で示すように、スタッカクレーン4のフォ
ーク6が突出して荷5とともにパレット69を第2荷受面
28から上方に持ち上げ、棚2に収納する。
【0033】上述したように、各昇降装置10,11ごとに
設けられた駆動装置30が互いに同期駆動して各昇降フレ
ーム14を昇降させるため、左右一対の両昇降装置10,11
の間に邪魔物を介在させる必要はない。したがって、ス
タッカクレーン4のフォーク6はもとより、ハンドリフ
ト71を両昇降装置10,11の間に挿入することができるた
め、リフト装置8とハンドリフト71との間で荷5の受け
渡しが可能となる。
【0034】また、図1,図3および図4に示すよう
に、駆動装置30一式を左右両昇降用リンク装置13a,13
bの間の収納スペース42に収納できるため、駆動装置30
が昇降用リンク装置13a,13bの外側方へはみ出すこと
はなく、したがってリフト装置8の据付けに要するスペ
ースを縮小し得る。
【0035】また、左右各々の昇降装置10,11の電動機
36を駆動させて左右両昇降フレーム14を昇降させた際、
荷5の偏荷重や電動機36の固体差などの原因で左側の昇
降フレーム14と右側の昇降フレーム14との高さがずれた
場合、光電スイッチ49の受光器51が投光器50からの放射
光を検出しなくなるため、図7の仮想線で示すように接
点66が開く。
【0036】これにより、昇降フレーム14の上昇時のず
れであれば、励磁されていた正転用のコイル59が無励磁
となって正転用の電磁遮断器54が開くため、正回転して
いた電動機36が非常停止する。また、昇降フレーム14の
下降時のずれであれば、励磁されていた逆転用のコイル
60が無励磁となって逆転用の電磁遮断器55が開くため、
逆回転していた電動機36が非常停止する。このため、左
右両第2荷受面28に載置された荷5が転倒して落下する
などの事故を防止することが可能となる。
【0037】また、図2に示すように、電動機36を駆動
した際、減速機35が取付台38とともに横ピン40を中心に
して上下方向イに揺動することにより、螺旋軸34に作用
する上下方向の曲げモーメントを逃がすことができる。
【0038】上記実施例では図1で示すように一方の昇
降装置10の昇降フレーム14に投光器50を設けるとともに
他方の昇降装置11の昇降フレーム14に受光器51を設けた
が、パルスエンコーダを用いて一方の昇降装置10の螺旋
軸34の回転数と他方の昇降装置11の螺旋軸34の回転数と
を計数し、両回転数の差から同期のずれを検知してもよ
い。また、一側方の昇降装置10と他側方の昇降装置11と
の下部遊転ローラ20の位置検出や第1リンク16または第
2リンク17の角度検出により同期のずれを検知してもよ
い。
【0039】上記実施例では作動装置32をナット体33と
螺旋軸34と減速機35と電動機36とで構成しているが、ベ
ースフレーム12にシリンダを設け、このシリンダのピス
トンロッドの先端を移動フレーム31に連結したものでも
よい。
【0040】上記第1実施例ではハンドリフト71を用い
たが、第2実施例として図9で示すように、両昇降装置
10,11の間に床面29を走行する無人荷搬送台車80をもぐ
り込ませて、左右両第1荷受面25に対して、パレット69
を介し荷5を受け渡しすることも可能である。
【0041】また、第3実施例として図10で示すよう
に、フォーク82を備えた無人荷搬送台車83を用いて、左
右両第1荷受面25に対して、パレット69を介し荷5を受
け渡しすることも可能である。
【0042】さらに、第4実施例として図11で示すよう
に、自動倉庫1の棚2の最下段の荷収納部85にリフト装
置8を備え付け、最下段の荷収納部85に対しては、スタ
ッカクレーン4を使用することなく、ハンドリフト71を
用いて直接に荷5を入出庫することも可能である。
【0043】また、第5実施例として図12で示すよう
に、棚2からパレット69とともに複数個の荷5を取り出
してリフト装置8で最適高さに支持した後、作業者70が
荷5を必要数だけリフト装置8上からピッキングしても
よい。
【0044】
【発明の効果】以上のように本第1発明によれば、各昇
降装置ごとに設けられた駆動装置が互いに同期駆動して
各昇降フレームを昇降させるため、左右一対の昇降装置
間に邪魔物を介在させる必要はない。したがって、フォ
ークはもとより、床面を走行する無人荷搬送台車やハン
ドリフトを両昇降装置間に挿入することができるため、
リフト装置と無人荷搬送台車との間あるいはリフト装置
とハンドリフトとの間で荷の受け渡しが可能となる。
【0045】また、駆動装置を各昇降装置の両昇降用リ
ンク装置間の収納スペース内に収納できるため、駆動装
置が両昇降用リンク装置の外側方へはみ出すことはな
く、したがってリフト装置の据付けに要するスペースを
縮小し得る。さらに、左側の昇降フレームと右側の昇降
フレームとにわたり荷を載置した後、左右各々の昇降装
置の駆動装置を駆動させて左右両昇降フレームを昇降さ
せた際、荷の偏荷重などの原因で左側の昇降フレームと
右側の昇降フレームとの高さがずれた場合、このずれを
検出装置が検出し、非常停止部が左右各々の昇降装置の
駆動装置を非常停止させる。このため、左右両昇降フレ
ーム上の荷が転倒して落下するなどの事故を防止するこ
とが可能となる。
【0046】本第2発明によれば、左右各々の昇降装置
において、作動装置が作動して移動フレームが移動する
ことにより、両昇降用リンク装置が上下方向に伸縮して
昇降フレームが昇降する。
【0047】本第3発明によれば、左右各々の昇降装置
において、電動機が作動することにより、減速機を介し
て螺旋軸が回転し、ナット体を介して移動フレームが移
動するため、両昇降用リンク装置が上下方向に伸縮して
昇降フレームが昇降する。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるリフト装置の斜視
図である。
【図2】同リフト装置の昇降装置の一部切欠き側面図で
ある。
【図3】同リフト装置の昇降装置の一部切欠き平面図で
ある。
【図4】同リフト装置の昇降装置の一部切欠き正面図で
ある。
【図5】同リフト装置を備えた自動倉庫設備の概略平面
図である。
【図6】同リフト装置を備えた自動倉庫設備の一部拡大
斜視図である。
【図7】同リフト装置の電動機の主回路と制御回路の図
である。
【図8】同リフト装置とハンドリフトとの間での荷の受
け渡しを示す斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例として、リフト装置と無人
荷搬送台車との間での荷の受け渡しを示す斜視図であ
る。
【図10】本発明の第3実施例として、リフト装置と無
人荷搬送台車との間での荷の受け渡しを示す斜視図であ
る。
【図11】本発明の第4実施例として、棚の荷収納部内
にリフト装置を備え付けた自動倉庫の斜視図である。
【図12】本発明の第5実施例として、ピッキング作業
に使用されるリフト装置の斜視図である。
【図13】従来のリフト装置の斜視図である。
【符号の説明】
8 リフト装置 10,11 昇降装置 12 ベースフレーム 13a,13b 昇降用リンク装置 14 昇降フレーム 16 第1リンク 17 第2リンク 30 駆動装置 31 移動フレーム 32 作動装置 33 ナット体 34 螺旋軸 35 減速機 36 電動機 42 収納スペース 49 光電スイッチ(検出装置) 61 非常停止部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−145206(JP,U) 実開 昭49−139778(JP,U) 実公 昭35−7642(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 B66F 7/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を空けて相対向する左右一対の
    昇降装置から構成され、各昇降装置は、ベースフレーム
    と、このベースフレームに設けられた上下方向に伸縮自
    在な左右一対の昇降用リンク装置と、両昇降用リンク装
    置の上端間に設けられた昇降フレームと、両昇降用リン
    ク装置を伸縮させる駆動装置とにより構成され、上記昇
    降用リンク装置はそれぞれ中央部で交差する第1リンク
    と第2リンクとから鋏状に構成され、上記駆動装置はベ
    ースフレームに設けられ、上記両昇降用リンク装置間
    に、駆動装置を収納可能な収納スペースが形成され、両
    昇降装置に、両昇降フレームの高さのずれを検知する検
    出装置を設け、昇降フレームの高さのずれを検知した際
    に駆動装置を非常停止させる非常停止部を設けたことを
    特徴とするリフト装置。
  2. 【請求項2】 各昇降装置に設けられた駆動装置は、第
    1および第2リンクのいずれかのリンクの下端部間に連
    結された移動フレームと、この移動フレームをリンクの
    長さ方向に横往復移動させる作動装置とから構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のリフト装置。
  3. 【請求項3】 作動装置は、移動フレームに設けられた
    ナット体と、このナット体に螺合する回動自在な螺旋軸
    と、この螺旋軸の一端に連結された減速機と、この減速
    機に連結されて上記螺旋軸を回転駆動させる電動機とか
    ら構成されていることを特徴とする請求項2記載のリフ
    ト装置。
JP07161316A 1995-06-28 1995-06-28 リフト装置 Expired - Fee Related JP3092481B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07161316A JP3092481B2 (ja) 1995-06-28 1995-06-28 リフト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07161316A JP3092481B2 (ja) 1995-06-28 1995-06-28 リフト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0912284A JPH0912284A (ja) 1997-01-14
JP3092481B2 true JP3092481B2 (ja) 2000-09-25

Family

ID=15732786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07161316A Expired - Fee Related JP3092481B2 (ja) 1995-06-28 1995-06-28 リフト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3092481B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006056687A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Nippon Yusoki Co Ltd 搬送装置
JP4497465B2 (ja) * 2004-08-24 2010-07-07 日本輸送機株式会社 搬送装置、及び搬送方法
JP2006264965A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Daifuku Co Ltd リフタ装置
JP2008162795A (ja) * 2007-01-04 2008-07-17 Murata Mach Ltd 自動倉庫システム
JP7294045B2 (ja) * 2019-10-09 2023-06-20 株式会社ダイフク リフタ装置
JP7424217B2 (ja) * 2020-06-11 2024-01-30 株式会社明電舎 無人搬送車
CN112811352A (zh) * 2021-02-22 2021-05-18 江西省智能产业技术创新研究院 一种面向智慧物流的机器人叉车

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0912284A (ja) 1997-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1741644B1 (en) Article storage facility
WO2022022203A1 (zh) 转运装置、机器人、分拣系统及分拣方法
JPH11199058A (ja) フォーク駆動式荷役装置及び荷役方法
JP4947359B2 (ja) 物品搬送装置
US3445010A (en) Automatic warehousing system for bar storage
JP3092481B2 (ja) リフト装置
JP2733012B2 (ja) トラックローダー
JP5105174B2 (ja) 物品搬送装置
JP2024500010A (ja) 自動保管および回収システムのためのアクセスステーション、およびそれを使用する方法
JP3261423B2 (ja) 物品収納設備
JP3324233B2 (ja) 入出庫装置
JPH0524795A (ja) 昇降装置
JP3465778B2 (ja) 物品保管設備
JP4235912B2 (ja) 物品搬送装置
JPH0672505A (ja) 自動倉庫の入出庫用クレーンの制御方法および制御装置
JP5610230B2 (ja) 物品搬送設備
JP5305080B2 (ja) 物品収納設備
US20230406628A1 (en) A vehicle for transporting storage containers in an automated storage and retrieval system
JP2947014B2 (ja) 吊下搬送装置
JP4577567B2 (ja) 物品搬送装置
JP3952764B2 (ja) 移動体の移動方法
JP3891725B2 (ja) 機械式立体駐車装置
JPH07144714A (ja) スタッカクレーンの昇降制御装置
JP3800961B2 (ja) 自動倉庫および自動倉庫の運用方法
JPH07291407A (ja) リフター付荷受台

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080728

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130728

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees