JP3800961B2 - 自動倉庫および自動倉庫の運用方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、棚に、複数の荷を収納可能な収納部が形成され、この収納部に対して荷を出し入れする出し入れ装置が備えられた自動倉庫および自動倉庫の運用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動倉庫としては例えば特開平7−330120号公報に記載されているように、収納部を備えた棚と、収納部に対して荷を出し入れする出し入れ装置とで構成されるものがある。上記収納部は、垂直な支柱と、この支柱に取付けられた腕木とによって、上下および左右方向に複数形成されている。
【0003】
また、対向する一対の棚間には通路が形成され、この通路内に上記出し入れ装置が移動自在に設けられている。すなわち、上記出し入れ装置は、上記通路内の床レールに支持案内されて走行する下部フレームと、下部フレームから立設した一対のポストと、両ポストの上端間に連結されかつ天井レールに案内されて走行する上部フレームと、両ポストに支持案内されて昇降する荷台(昇降体)と、荷台に設けられかつ収納部に対して出退して荷を移載するフォーク装置とで構成されている。
【0004】
これによると、荷を所定の収納部に入出庫する場合、下部フレームと上部フレームとが走行し、荷台が昇降して所定の収納部の前方へ達する。その後、フォーク装置が所定の収納部に対して出退することにより、荷台と所定の収納部との間で荷が出し入れされる。
【0005】
上記出し入れ装置は単数の荷を出し入れする形式であるが、複数の荷を一括して出し入れする出し入れ装置として、図29に示すように、複数台(例えば図29では4台)のフォーク装置130が一定間隔をおいて荷台136に設けられている。
【0006】
これによると、4台のフォーク装置130を同時に4つの収納部131に対して出退させることによって、例えば、出荷先が同一である4個の荷132を4つの収納部131に一括して入庫したり、あるいは、4つの収納部131から一括して出庫することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した複数個(4個)の荷132を一括して出し入れする出し入れ装置133では、複数台(4台)のフォーク装置130を荷台136に設けているため、コストアップになるといった問題や、荷台136の重量が増大するため、荷台136の昇降に大きな駆動力が必要になるといった問題がある。また、隣り同士の各収納部131間には、棚134を構成する垂直な支柱135が通っているため、隣り同士の荷132間には上記支柱135の幅を含んだ間隔137を形成する必要があり、これにより、複数個(4個)分の荷132の収納スペースが増大してしまうといった問題がある。また、複数台(4台)のフォーク装置130を、同期させて、ずれることなく出退させなければならないため、各フォーク装置130の制御が複雑になる。
【0008】
本発明は、出し入れ装置のコストダウンや軽量化が行え、また、狭い収納スペースで多数の荷を効率よく収納でき、制御を簡素化できる自動倉庫および自動倉庫の運用方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1発明は、棚に、複数の荷を収納可能な収納部が形成され、
上記収納部に対して荷を出し入れする出し入れ装置が備えられた自動倉庫であって、
上記出し入れ装置に、複数の荷を載置する載置部と、複数の全ての荷に対して当接離間自在でかつ荷出し入れ方向に沿って移動することにより複数の荷を一括して押し引きして上記載置部から出し入れする一括出入手段と、各荷に対して当接離間自在でかつ荷出し入れ方向に沿って移動することにより単一の荷を載置部から出し入れする単一出入手段とが設けられ、
上記一括出入手段と単一出入手段とは個別に出し入れ装置に設けられ、
一括出入手段で複数の荷を一括して出し入れする場合には、単一出入手段が上記一括出入手段の移動経路上から退避し、
上記単一出入手段で単一の荷を出し入れする場合には、上記一括出入手段が単一出入手段の移動経路上から退避するものである。
【0010】
これによると、1台の一括出入手段が、複数個の荷に当接して、荷出し入れ方向に沿って移動することにより、複数個の荷を一括して所定の収納部に対し出し入れすることができる。
【0011】
したがって、従来のように複数台のフォーク装置を用いて複数個の荷を一括して所定の収納部に対し出し入れする場合に比べ、出し入れ装置のコストダウンと軽量化とが促進できる。また、1台の一括出入手段を制御すればよいため、制御を簡素化し得る。
また、一括して出し入れする複数個の荷のうち、いずれか1個の荷を除いた残りの各荷の出荷先が同一である場合、入庫時において、一括出入手段を用いて複数個の荷を一括して所定の収納部に一旦入庫し、その後、単一出入手段を用いて、出荷先の異なる1個の荷を所定の収納部から出し入れ装置の載置部へ戻すことができる。これにより、出荷先が同一である複数個の荷のみを収納部へ収納することができる。
同様に、出庫時において、一括出入手段を用いて複数個の荷を一括して出し入れ装置の載置部上に一旦出庫し、その後、単一出入手段を用いて、出荷先の異なる1個の荷を出し入れ装置の載置部から所定の収納部へ戻すことができる。これにより、出荷先が同一である複数個の荷のみを収納部から出庫することができる。
上記のように荷を出し入れする際、一括出入手段と単一出入手段とが干渉することはない。
【0012】
また、本第2発明は、出し入れ装置に、昇降自在な昇降部材が設けられ、
上記昇降部材に、荷出し入れ方向へ沿って出退自在な取付部材が設けられ、
一括出入手段が、上記取付部材に設けられるとともに、取付部材に対して荷出し入れ方向へ移動自在に構成され、
上記取付部材が載置部上へ退入した状態で、一括出入手段が荷の正面から荷入れ方向へ移動した場合、載置部上の荷が収納部へ押し出されて入庫され、
上記取付部材が載置部上から収納部側へ突出した状態で、一括出入手段が収納部の荷の背後に位置した後、上記取付部材が収納部側から載置部上へ戻った場合、一括出入手段が荷の背後から荷出し方向へ移動し、収納部の荷が載置部上へ引き込まれて出庫され、
上記昇降部材が退避位置まで上昇した場合、一括出入手段が荷の上方へ退避するものである。
【0013】
これによると、荷を所定の収納部へ入庫する場合、取付部材を載置部上へ退入させ、一括出入手段を載置部上の複数の荷の正面側に位置させた状態で、一括出入手段を荷入れ方向へ移動させることにより、一括出入手段が載置部上の複数の荷に正面から当接し、載置部上の複数の荷が、一括出入手段によって、一括して所定の収納部へ押し込まれて入庫される。
【0014】
その後、荷を所定の収納部から出庫する場合、昇降部材を一旦退避位置まで上昇させる。その後、取付部材を載置部上から収納部側へ突出させ、一括出入手段を荷入れ方向へ移動させる。この際、一括出入手段は、荷の上方へ退避しているため、収納部内の荷の上方を荷入れ方向へ通過する。その後、昇降部材を退避位置から下降させることにより、一括出入手段が収納部内の荷の背後へ下降する。そして、取付部材を収納部側から載置部上へ退入させることにより、一括出入手段が収納部内の複数の荷に背後から当接し、収納部内の複数の荷が、一括出入手段によって、一括して載置部上へ引き出されて出庫される。
【0015】
尚、上記のように、昇降部材を退避位置まで上昇させることにより、一括出入手段が荷の上方へ退避するため、この状態で一括出入手段を荷出し入れ方向へ移動させることによって、出庫時においては一括出入手段を収納部内の荷の背後側へ移動させることができ、入庫時においては一括出入手段を出し入れ装置の載置部上の荷の正面側へ移動させることができる。
【0020】
また、本第3発明は、荷出し入れ方向に沿った一括出入手段の移動距離と単一出入手段の移動距離とがほぼ同一に設定されているものである。
【0021】
また、本第発明は、収納部は、出し入れされる複数の荷の全幅よりも広くかつ一括出入手段の幅よりも広い幅方向に連続した収納用空間を有しているものである。
【0022】
これによると、収納部の収納用空間は、幅方向に連続しており、従来のように収納された隣り同士の荷間を通る支柱等は存在しない。したがって、収納部に複数個の荷を収納した場合、上記支柱等が存在しない分だけ、隣り同士の荷間の間隔を従来に比べて狭くすることができる。これにより、従来よりも狭い収納スペースで複数個の荷を効率良く収納することができる。
【0023】
また、本第発明は、一括出入手段は1本の一括出入部材からなるものである
また、本第6発明は、棚に、複数の荷を収納可能な収納部が形成され、
上記収納部に対して荷を出し入れする出し入れ装置が備えられた自動倉庫の運用方法であって、
上記出し入れ装置に、複数の荷を一括して出し入れする一括出入手段と、単一の荷を出し入れする単一出入手段とが設けられ、
上記一括出入手段を用いて複数の荷を全て出し入れし、その後、これら複数の荷のなかで出し入れ不要な荷のみを上記単一出入手段で元に戻すものである。
【0024】
これによると、1台の一括出入手段を用いて複数の荷を全て一括して所定の収納部に対し出し入れすることができるため、従来のように複数台のフォーク装置を用いて複数の荷を一括して所定の収納部に対し出し入れする場合に比べ、出し入れ装置のコストダウンと軽量化とが促進できる。また、1台の一括出入手段を制御すればよいため、制御を簡素化し得る。
【0025】
また、本第発明は、収納部に、出荷先が同一である複数の荷を収納するものである。
これによると、出荷先が同一である複数個の荷を一組として、一括して出し入れすることができるため、入出庫作業が効率良く行える。
【0026】
また、本第発明は、収納部に収納される荷の個数を、荷の大きさに応じて、変更するものである。
これによると、収納部に、大型の荷を収納する場合、荷の収納数を減らし、また、小型の荷を収納する場合、荷の収納数を増やす。これにより、収納部を荷の大きさに基づいて有効に利用することができる。
【0027】
また、本第発明は、出荷先が同一である複数の荷同士を、接触させた状態で、一括出入手段によって、収納部に対し出し入れするものである。
これによると、複数個の荷同士を接触させることで、収納部の幅を狭くしたり、あるいは、より一層多数の荷を収納部に対して一括して出し入れすることができる。
【0028】
また、本第10発明は、棚に、複数の荷を収納可能な収納部が形成され、
上記収納部に対して荷を出し入れする出し入れ装置が備えられた自動倉庫の運用方法であって、
上記出し入れ装置に、複数の荷を一括して出し入れする一括出入手段と、単一の荷を出し入れする単一出入手段とが設けられ、
上記一括出入手段と単一出入手段とは個別に出し入れ装置に設けられ、
単一出入手段を一括出入手段の移動経路上から退避させた状態で、一括出入手段を複数の全ての荷に当接させ荷出し入れ方向に沿って一括して押し引きして出し入れし、
荷の個数が不足して満杯に満たない特定の収納部に対して、同一出荷先の荷を出し入れ装置により入庫する場合、一括出入手段を単一出入手段の移動経路上から退避させた状態で、入庫すべき荷を上記単一出入手段で1個ずつ特定の収納部に入庫するものである。
【0030】
これによると、満杯に満たない特定の収納部に、単一出入手段を用いて荷を1個ずつ入庫することによって、上記特定の収納部を同一出荷先の複数の荷で満杯にすることができる。
また、本第11発明は、一括出入手段は1本の一括出入部材からなるものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。
図13,図14に示すように、1は多数の荷2を収納する収納設備であり、収納設備1には、複数の自動倉庫3と、各自動倉庫3へ荷2を搬入する搬入スラットコンベヤ4と、荷2を各自動倉庫3から搬出する搬出スラットコンベヤ5とが備えられている。上記搬入スラットコンベヤ4と搬出スラットコンベヤ5とは上下に所定間隔をおいて設けられ、これら搬入および搬出スラットコンベヤ4,5の両側方に上記自動倉庫3が配置されている。
【0032】
上記各自動倉庫3はそれぞれ、一対の棚7と、棚7に対して荷2を出し入れするスタッカクレーン8(出し入れ装置の一例)とで構成されている。図12に示すように、上記棚7は、複数本の縦支柱10と、上下複数の棚板11とで構成されており、上下左右方向に複数の収納部12を有している。各収納部12は、4個(複数個)の荷2を1組として収納できるように構成されている。また、一対の棚7間には通路13が形成されている。
【0033】
上記スタッカクレーン8は、上記通路13内に設けられており、通路13内の床レール14に支持案内され棚7の正面に沿って走行する走行体9と、この走行体9に立設された一対のポスト15と、両ポスト15間に設けられかつ天井レール16に案内されて走行する上部フレーム17と、ポスト15に支持案内されて昇降する荷台18と、荷台18上に設けられた出し入れ機19とで構成されている。
【0034】
図1〜図3に示すように、上記出し入れ機19は、4個の荷2を載置する載置部20と、4個の荷2を一括して載置部20から出し入れする1本の一括出入部材21(一括出入手段の一例)と、この一括出入部材21を移動させる一括用移動手段22と、1個(単一)の荷2を載置部20から出し入れする単一出入部材23(単一出入手段の一例)と、この単一出入部材23を移動させる単一用移動手段24とを備えている。
【0035】
上記載置部20には、4個の荷2を一括して荷出し入れ方向イ,ロへ搬送するローラコンベヤ装置26(搬送装置)が設けられている。
上記一括用移動手段22は、一括出入部材21を上下方向へ移動させる昇降手段85と、一括出入部材21を荷出し入れ方向イ,ロへ移動させる第1出退手段86とで構成されている。
【0036】
上記昇降手段85は、図1,図2に示すように、ローラコンベヤ装置26の両側方に設けられた一対の昇降部材27と、一対の昇降部材27を同時に昇降させる昇降駆動装置28とで構成されている。上記昇降部材27は、荷台18に立設された門形状の縦フレーム33に設けられた案内レール34に案内されて昇降する。また、上記昇降駆動装置28は、縦軸心を中心に回転自在なねじ軸35と、昇降部材27に内蔵されかつねじ軸35に螺合するナット体36と、上記ねじ軸35を回転させるモータ等の回転駆動装置37とで構成されている。
【0037】
また、図4〜図7に示すように、上記第1出退手段86は、上記両昇降部材27にそれぞれ中間部材29を介して設けられかつ中間部材29と共に荷出し入れ方向イ,ロへ出退自在な下部取付部材30と、上記中間部材29と下部取付部材30とを出退させる第1出退駆動装置31と、上記一括出入部材21を下部取付部材30に対して荷出し入れ方向イ,ロへ水平移動させる移動装置32とで構成されている。
【0038】
図4に示すように、上記中間部材29には複数の輪体38,39が設けられており、このうち外側の輪体38は昇降部材27の長手方向に凹設された案内溝(図示せず)と係合し、内側の輪体39は下部取付部材30の長手方向に凹設された案内溝(図示せず)と係合している。これにより、中間部材29は昇降部材27に対して荷出し入れ方向イ,ロへ出退自在に設けられ、さらに、下部取付部材30は中間部材29に対して荷出し入れ方向イ,ロへ出退自在に設けられている。
【0039】
上記第1出退駆動装置31は、図5,図6に示すように、昇降部材27の輪体40と中間部材29の輪体41とに掛け回されかつ両端が下部取付部材30に連結されたチェン42と、このチェン42に係合する駆動スプロケット43と、昇降部材27に設けられかつ上記駆動スプロケット43を回転させるモータ等の回転駆動装置44とで構成されている。
【0040】
上記移動装置32は、図7に示すように、下部取付部材30の両端部内側面に設けられたスプロケット45,46と、これら一対のスプロケット45,46間に巻回されたチェン47と、下部取付部材30に設けられかつ片方のスプロケット45を回転駆動させるモータ等の回転駆動装置48とで構成されている。上記一括出入部材21は、1本の角棒状に形成されており、荷出し入れ方向イ,ロに対して直交する横方向に配置され、上記両チェン47間に連結され、かつ、下部取付部材30に設けられた荷出し入れ方向イ,ロの案内部材(図示せず)に支持案内されている。
【0041】
図7に示すように、上記両回転駆動装置48で両スプロケット45を回転駆動させることにより、両チェン47が回動し、一括出入部材21は、上記案内部材(図示せず)に支持案内されて、両下部取付部材30の一端に設定された第1出し入れ位置Aと他端に設定された第2出し入れ位置Bとの間を荷出し入れ方向イ,ロに沿って横行移動する。
【0042】
また、図5に示すように、上記両回転駆動装置44で両駆動スプロケット43を回転駆動させることにより、両チェン42が回動し、下部取付部材30は、中間部材29を介して、載置部20の一側外方に設定された第1突出位置C(図4の仮想線参照)と、載置部20の他側外方に設定された第2突出位置D(図4の実線および図5参照)との間を出退する。尚、図6に示すように、上記下部取付部材30が載置部20上に退入する位置を退入位置Eとする。
【0043】
また、図1に示すように、両回転駆動装置37で両ねじ軸35を回転させることにより、両昇降部材27が上位の退避位置Fと下位の移載位置Gとの間を昇降する。尚、図1の仮想線で示すように、両昇降部材27が退避位置Fまで上昇した場合、一括出入部材21はローラコンベヤ装置26上に載置された荷2よりも高い位置へ退避し、また、図1の実線で示すように、両昇降部材27が移載位置Gまで下降した場合、一括出入部材21は、ローラコンベヤ装置26よりも高く、かつ、ローラコンベヤ装置26上に載置された荷2の上端よりも低い位置になる。
【0044】
また、図1,図3に示すように、上記単一出入部材23は、荷出し入れ方向イ,ロにおいて対向する一対のアーム51と、これら両アーム51の下端に設けられた当て板52と、両アーム51の上端間に設けられた支軸53とで構成されている。両アーム51間の間隔および両当て板52間の間隔はそれぞれ荷2の奥行き長さよりも僅かに広く形成されている。
【0045】
また、上記単一用移動手段24は、上記単一出入部材23を荷出し入れ方向イ,ロに対して直交する横方向ハへ移動させる横行移動手段55と、上記単一出入部材23を荷出し入れ方向イ,ロへ出退させる第2出退手段56と、上記支軸53を中心として上記単一出入部材23を所定角度だけ上記横方向ハへ回動させる回動手段57とで構成されている。
【0046】
図8に示すように、上記横行移動手段55は、上記横方向ハにおいて対向する一組のスプロケット58,59と、両スプロケット58,59間に巻回されたチェン60と、一方のスプロケット58を回転させるモータ等の回転駆動装置61と、上記チェン60に接続されて横方向ハへ移動する上部移動体62とで構成されている。上記スプロケット58,59は、荷台18に立設された門形状の枠フレーム63の天井部64に設けられている。尚、図3に示すように、上記スプロケット58,59とチェン60とは荷出し入れ方向イ,ロにおいて一定間隔をあけて一対配置されている。また、上記上部移動体62は、枠フレーム63の天井部64に設けられた案内レール65に支持案内されて上記横方向ハへ移動自在に構成されている。
【0047】
また、図9〜図11に示すように、上記第2出退手段56は、上記上部移動体62に中間部材67を介して設けられかつ中間部材67と共に荷出し入れ方向イ,ロへ出退自在な上部取付部材68と、上記中間部材67と上部取付部材68とを出退させる第2出退駆動装置69とで構成されている。
【0048】
図9に示すように、上記中間部材67には複数の輪体70,71が設けられており、このうち上部の輪体70は上部移動体62の長手方向に凹設された案内溝(図示せず)と係合し、下部の輪体71は上部取付部材68の長手方向に凹設された案内溝(図示せず)と係合している。これにより、中間部材67は上部移動体62に対して荷出し入れ方向イ,ロへ出退自在に設けられ、上部取付部材68は中間部材67に対して荷出し入れ方向イ,ロへ出退自在に設けられている。
【0049】
図10,図11に示すように、上記第2出退駆動装置69は、上部移動体62の輪体87と中間部材29の輪体88とに掛け回されかつ両端が上部取付部材68に連結されたチェン72と、このチェン72に係合する駆動スプロケット73と、上部移動体62に設けられかつ上記駆動スプロケット73を回転させるモータ等の回転駆動装置74とで構成されている。
【0050】
図9に示すように、上記単一出入部材23の支軸53は、両端のブラケット76を介して、上記上部取付部材68に設けられ、荷出し入れ方向イ,ロに沿った軸心を中心として回動自在に構成されている。上記回動手段57は、上記上部取付部材68に設けられたモータ等の回動駆動装置77と、この回動駆動装置77の駆動軸に設けられた駆動歯車78と、上記支軸53に設けられかつ上記駆動歯車78に歯合する従動歯車79とで構成されている。
【0051】
図8に示すように、上記横行移動手段55の回転駆動装置61で一方のスプロケット58を回転駆動させることにより、チェン60が回動し、上部移動体62は、案内レール65に支持案内されて、ローラコンベヤ装置26の一側方寄りの第1横行位置H(図8の実線参照)と他側方寄りの第2横行位置I(図8の仮想線参照)との間を横行移動する。
【0052】
また、図10に示すように、第2出退駆動装置69の回転駆動装置74で駆動スプロケット73を回転駆動させることにより、チェン72が回動し、上部取付部材68は、中間部材67を介して、上記第1突出位置C(図9の仮想線参照)と第2突出位置D(図9の実線および図10参照)との間を荷出し入れ方向イ,ロに沿って出退する。尚、図11に示すように、上記上部取付部材68が載置部20上に退入する位置を退入位置Eとする。
【0053】
また、図9に示すように、回動手段57の回動駆動装置77で駆動歯車78を回転駆動させることにより、従動歯車79と共に支軸53が回動し、単一出入部材23は、図8に示すように、一括出入部材21の上方に退避する第1および第2上部退避位置J,Kとの間を回動する。尚、図8の仮想線で示すように、上記第1上部退避位置Jにおいては、単一出入部材23のアーム51が支軸53の一側方で水平姿勢となり、当て板52がローラコンベヤ装置26の一側方寄りに位置する。また、上記第2上部退避位置Kにおいては、単一出入部材23のアーム51が支軸53の他側方で水平姿勢となり、当て板52がローラコンベヤ装置26の他側方寄りに位置する。また、単一出入部材23の第1および第2上部退避位置J,Kは一括出入部材21の退避位置F(図1の仮想線参照)よりも上方に設定されている。
【0054】
尚、図4,図9に示すように、荷出し入れ方向イ,ロに沿った一括出入部材21の移動ストロークS1(移動距離)と単一出入部材23の移動ストロークS2(移動距離)とはほぼ同一に設定されている。
【0055】
また、上記スタッカクレーン8の作動はマイクロコンピュータから成る制御装置(図示せず)によって制御される。また、図2に示すように、上記棚7の各収納部12は、4個分の荷2の全幅よりも広くかつ一括出入部材21の幅よりも広い幅方向に連続した収納用空間89を有している。また、図13,図14に示すように、上記搬入スラットコンベヤ4と各棚7とは、搬入スラットコンベヤ4から分岐した搬入コンベヤ81を介して接続されており、同様に、上記搬出スラットコンベヤ5と各棚7とは、搬出スラットコンベヤ5から分岐した搬出コンベヤ82を介して接続されている。尚、各棚7の一部には、上記搬入コンベヤ81で搬送されてきた荷2を4個ストックしかつこれら4個の荷2を一括してスタッカクレーン8の出し入れ機19のローラコンベヤ装置26上に渡す搬入側受け渡し部83と、上記スタッカクレーン8から出庫されてきた4個の荷2を一括して受け取りかつこれら荷2を上記搬出コンベヤ82へ1個ずつ渡す搬出側受け渡し部84とが設けられている。
【0056】
以下、上記構成における作用を説明する。
(1)荷2を棚7へ入庫する場合
▲1▼入庫すべき荷2が搬入スラットコンベヤ4から搬入コンベヤ81を介して所定の自動倉庫3の搬入側受け渡し部83まで搬送され、搬入側受け渡し部83において、出荷先が同一である4個の荷2がストックされる。その後、これら4個の荷2は、一括して、スタッカクレーン8の出し入れ機19のローラコンベヤ装置26上に移載される。
【0057】
▲2▼その後、図12に示すように、スタッカクレーン8の走行体9の走行と、荷台18の昇降とによって、ローラコンベヤ装置26上の荷2を一方の棚7の所定の収納部12の前方まで移動させる。この際、図8の仮想線で示すように、単一出入部材23は第1上部退避位置J(または第2上部退避位置K)に退避しており、また、図15に示すように、下部取付部材30は退入位置Eに位置し、さらに、一括出入部材21は、移載位置Gかつ第1出し入れ位置Aに位置して、ローラコンベヤ装置26上の荷2の正面側に移動している。
【0058】
▲3▼そして、移動装置32(図7参照)の回転駆動装置48でスプロケット45を一方へ回転させて、図16に示すように、上記一括出入部材21を第1出し入れ位置Aから第2出し入れ位置Bまで移動し、さらに、第1出退駆動装置31(図6参照)の回転駆動装置44で駆動スプロケット43をわずかに回転駆動させて、図17に示すように、両下部取付部材30を退入位置Eからわずかに第2突出位置Dの側へ突出させる。これにより、一括出入部材21が、荷入れ方向イへ移動して、ローラコンベヤ装置26上の4個の荷2に正面から当接し、これら荷2を一括して一方の棚7の所定の収納部12へ押し込むとともに、ローラコンベヤ装置26の各ローラ25が一方へ回転駆動して上記荷2を一方の棚7の所定の収納部12へ向けて搬送する。これにより、4個の荷2が一括して一方の棚7の所定の収納部12へ入庫される。また、この際、単一出入部材23は、第1上部退避位置J(または第2上部退避位置K)に退避しているため、上記一括出入部材21に干渉することはない。
【0059】
尚、上記▲1▼〜▲3▼では図15〜図17に示すように一方の棚7の収納部12に荷2を入庫しているが、反対側に対向する他方の棚7の収納部12に荷2を入庫する場合には、一括出入部材21を第2出し入れ位置Bから第1出し入れ位置Aまで移動し、さらに、両下部取付部材30を退入位置Eからわずかに第1突出位置Cの側(図17とは反対側)へ突出させればよい。これにより、一括出入部材21が、荷入れ方向へ移動して、ローラコンベヤ装置26上の4個の荷2に正面から当接し、これら荷2を一括して他方の棚7の収納部12へ押し込むとともに、ローラコンベヤ装置26の各ローラ25が他方へ逆回転駆動して上記荷2を他方の棚7の収納部12へ向けて搬送する。これにより、4個の荷2が一括して他方の棚7の収納部12へ入庫される。
【0060】
尚、上記のように出荷先が同一である4個の荷2を一括して入庫しているが、出荷先が同一である荷2とは、具体的には、同一の店舗等へ出荷される荷2、或いは、同一のトラック等に積み込まれて出荷される荷2、或いは同一の地域へ出荷される荷2等を指し示している。
【0061】
(2)荷2を棚7から出庫する場合
▲1▼図12に示すように、スタッカクレーン8の走行体9の走行と、荷台18の昇降とによって、出し入れ機19を一方の棚7の所定の収納部12の前方まで移動させる。その後、図1の仮想線および図18の実線で示すように、昇降駆動装置28の回転駆動装置37でねじ軸35を回転させて、両昇降部材27を移載位置Gから退避位置Fまで上昇させるとともに、移動装置32の回転駆動装置48でスプロケット45を一方へ回転させて、上記一括出入部材21を第1出し入れ位置Aから第2出し入れ位置Bまで移動し、さらに、第1出退駆動装置31の回転駆動装置44で駆動スプロケット43を回転駆動させて、図18の仮想線で示すように、両下部取付部材30を退入位置Eから第2突出位置Dまで突出させる。これにより、両下部取付部材30が所定の収納部12内へ突入するが、この際、上記両昇降部材27が退避位置Fまで上昇しているため、一括出入部材21は、収納部12内の荷2の上方を荷入れ方向イへ通過し、収納部12内の荷2の背後の上方に位置する。
【0062】
▲2▼その後、図19に示すように、両昇降部材27を退避位置Fから移載位置Gまで下降させることにより、一括出入部材21が収納部12内の荷2の背後へ下降する。
【0063】
▲3▼その後、第1出退駆動装置31の回転駆動装置44で駆動スプロケット43を逆回転駆動させて、図20に示すように、両下部取付部材30を第2突出位置Dから退入位置Eまで退入させる。これにより、一括出入部材21が、荷出し方向ロへ移動して、収納部12内の4個の荷2に背後から当接し、これらの荷2を一括してローラコンベヤ装置26上に引き出すとともに、ローラコンベヤ装置26の各ローラ25が他方へ逆回転駆動して上記荷2をローラコンベヤ装置26上へ搬送する。これにより、4個の荷2が一括して一方の棚7の所定の収納部12からスタッカクレーン8へ出庫される。
【0064】
尚、上記▲1▼〜▲3▼では図18〜図20に示すように一方の棚7の収納部12から荷2を出庫しているが、反対側に対向する他方の棚7の収納部12から荷2を出庫する場合には、一括出入部材21を第2出し入れ位置Bから第1出し入れ位置Aまで移動し、さらに、両下部取付部材30を退入位置Eから第1突出位置C(図4の仮想線参照)へ突出させて収納部12内に突入させ、その後、両昇降部材27を移載位置Gまで下降させ、さらに、両下部取付部材30を第1突出位置Cから退入位置Eまで退入させればよい。
【0065】
▲4▼上記▲3▼に示すように4個の荷2をスタッカクレーン8へ出庫した後、走行体9の走行と荷台18の昇降とによって、図13に示すように、ローラコンベヤ装置26上の荷2を搬出側受け渡し部84の前方に位置させる。その後、上記(1)で述べた入庫時と同様な動作に基づいて、ローラコンベヤ装置26上の4個の荷2を一括して搬出側受け渡し部84上へ押し出す。その後、これら荷2は、搬出側受け渡し部84から1個ずつ搬出コンベヤ82へ渡され、搬出コンベヤ82を経て搬出スラットコンベヤ5によって搬出される。
【0066】
上記(1)の▲1▼〜▲3▼および(2)の▲1▼〜▲4▼で述べたように、1台の一括出入部材21が4個の荷2に当接して荷出し入れ方向イ,ロへ移動することにより、4個の荷2を一括して所定の収納部12に対して出し入れすることができる。したがって、従来のように複数台(例えば4台)のフォーク装置130(図29参照)を用いて複数個(例えば4個)の荷132を一括して収納部131に出し入れする場合に比べ、スタッカクレーン8や出し入れ機19のコストダウンが促進できる。また、従来に比べて、出し入れ機19の軽量化も促進できるため、荷台18の重量も軽減され、これにより、従来のものに比べて、荷台18の昇降に要する駆動力を減少させることができる。さらに、従来のものでは、複数台(例えば4台)のフォーク装置130を制御する必要があるが、本発明のものでは、1台の一括出入部材21を制御すればよいため、制御が簡素化される。
【0067】
また、上記したように 図1の仮想線で示すように、昇降部材27を退避位置Fまで上昇させることにより、一括出入部材21は、荷2の上方へ退避するため、荷2に干渉することなく、荷2の上方を荷出し入れ方向イ,ロへ通過することができる。これにより、出庫時においては、図18の仮想線で示すように、一括出入部材21を収納部12内の荷2の背後側へ移動させることができ、入庫時においては、一括出入部材21をローラコンベヤ装置26上の荷2の正面側へ移動させることができる。
【0068】
また、入庫時、上記(1)の▲1▼に記載したように、出荷先が同一である4個の荷2が搬入側受け渡し部83(図14参照)にストックされた際には、(2)に記載した動作と同様な動作に基づいて、一括出入部材21が搬入側受け渡し部83の荷2の背後へ下降し、その後、一括出入部材21によって、上記4個の荷2を一括して搬入側受け渡し部83からスタッカクレーン8のローラコンベヤ装置26上に引き出す。これにより、上記(1)の▲1▼に記載したように、4個の荷2が一括して上記ローラコンベヤ装置26に移載される。
【0069】
尚、図2に示すように、各収納部12の収納用空間89は、幅方向に連続しており、従来のように収納された隣り同士の荷2間を通る支柱等(図29参照)は存在しない。したがって、収納部12に4個の荷2を収納した場合、上記支柱等が存在しない分だけ、隣り同士の荷2間の間隔90を従来に比べて狭くすることができる。これにより、従来よりも狭い収納スペースで多数の荷2を効率良く収納することができる。
【0070】
また、出荷先が同一である4個の荷2を一組として、一括して出し入れすることができるため、入出庫作業が効率良く行える。
(3)また、上記(1)に示した手順で4個の荷2を一括して一方の棚7の収納部12へ入庫した後、4個の荷2のうちのいずれかの荷2の出荷先が異なっていた場合、単一出入部材23を用いて、以下▲1▼〜▲4▼の手順に基づいて、上記出荷先の異なる荷2のみを収納部12からスタッカクレーン8へ戻す。
【0071】
▲1▼例えば一方の棚7の収納部12へ入庫された4個の荷2のうちの最右端に位置する荷2の出荷先が異なっている場合、図21に示すように、下部取付部材30を退入位置Eに位置させるとともに一括出入部材21を第1出し入れ位置Aに位置させた状態で、先ず、図8の仮想線で示すように、単一出入部材23を第1上部退避位置J(または第2上部退避位置K)へ退避させた状態で、横行移動手段55の回転駆動装置61で一方のスプロケット58を回転駆動させることにより、移動体62を第1横行位置Hまで横行移動させる。
【0072】
▲2▼その後、図10に示すように、第2出退駆動装置69の回転駆動装置74で駆動スプロケット73を回転駆動させることにより、図21に示すように、上部取付部材68を退入位置Eから第2突出位置Dまで突出させる。これにより、上部取付部材68が所定の収納部12内へ突入するが、この際、単一出入部材23は、第1上部退避位置J(または第2上部退避位置K)まで回動しているため、収納部12内の荷2の上方に位置する。
【0073】
▲3▼そして、回動手段57の回動駆動装置77で支軸53を回動させることによって、図1,図22に示すように、単一出入部材23の両アーム51を第1上部退避位置J(または第2上部退避位置K)から斜め下方へ回動し、両当て板52を出荷先の異なる最右端の荷2の正面側と背後側とに位置させる。これにより、上記最右端の荷2が両当て板52間に位置する。
【0074】
▲4▼この状態で、第2出退駆動装置69の回転駆動装置74で駆動スプロケット73を逆回転駆動させることにより、図11,図23に示すように、上部取付部材68を第2突出位置Dから退入位置Eへ退入させる。これにより、単一出入部材23が荷出し方向ロへ移動して、一方の当て板52が収納部12内の最右端の荷2に背後側から当接し、最右端の荷2のみが、上記一方の当て板52によって、ローラコンベヤ装置26上に引き出されるとともに、ローラコンベヤ装置26の各ローラ25が回転駆動して上記最右端の荷2のみをローラコンベヤ装置26上に搬送する。これにより、出荷先の異なる最右端の荷2のみを一方の棚7からスタッカクレーン8に戻すことができ、出荷先の同一な残り3個の荷2を特定の収納部12に入庫することができる。
【0075】
また、最右端の荷2の左隣りの荷2の出荷先が異なっている場合には、単一出入部材23の両アーム51を斜め下方へ回動し、図8の仮想線で示すように、両当て板52を最右端の荷2の左隣りの荷2の正面側と背後側とに位置させればよい。
【0076】
また、最左端の荷2あるいは最左端の荷2の右隣りの荷2の出荷先が異なっている場合には、図8の仮想線で示すように、横行移動手段55によって移動体62を第2横行位置Iまで横行移動させて、上記と同様な手順で、出荷先の異なる荷2を一方の棚7の収納部12からスタッカクレーン8のローラコンベヤ装置26上に戻せばよい。
【0077】
また、反対側に対向する他方の棚7の収納部12へ入庫された4個の荷2のうちのいずれかの荷2の出荷先が異なっている場合、上記▲2▼において上部取付部材68を退入位置Eから第1突出位置C(図9の仮想線参照)まで突出させればよい。
【0078】
(4)また、上記(2)に示した手順で4個の荷2を一括して一方の棚7の収納部12からスタッカクレーン8のローラコンベヤ装置26上に出庫した後、4個の荷2のうちのいずれかの荷2の出荷先が異なっていた場合、単一出入部材23を用いて、以下▲1▼〜▲3▼の手順に基づいて、上記出荷先の異なる荷2のみをローラコンベヤ装置26上から収納部12へ戻す。
【0079】
▲1▼例えば一方の棚7の収納部12からスタッカクレーン8のローラコンベヤ装置26上へ出庫された4個の荷2のうちの最右端に位置する荷2の出荷先が異なっている場合、一括出入部材21を、第2出し入れ位置Bから、ローラコンベヤ装置26上に出庫された荷2の上方を通過させて、図15に示すように、第1出し入れ位置Aかつ移載位置Gまで移動させる。この状態で、先ず、単一出入部材23を第1上部退避位置J(または第2上部退避位置K)へ退避させた状態で、横行移動手段55により、移動体62を第1横行位置Hまで横行移動させる。
【0080】
▲2▼その後、回動手段57により、単一出入部材23の両アーム51を第1上部退避位置J(または第2上部退避位置K)から斜め下方へ回動し、図23に示すように、両当て板52を出荷先の異なる最右端の荷2の正面側と背後側とに位置させる。これにより、上記最右端の荷2が両当て板52間に位置する。
【0081】
▲3▼そして、第2出退駆動装置69により、図22に示すように、上部取付部材68を退入位置Eから第2突出位置Dまで突出させる。これにより、単一出入部材23が荷入れ方向イへ移動して、上部取付部材68が所定の収納部12内へ突入し、他方の当て板52がローラコンベヤ装置26上の最右端の荷2に正面側から当接し、上記最右端の荷2のみが、上記他方の当て板52によって、スタッカクレーン8のローラコンベヤ装置26上から一方の棚7の収納部12へ押し込まれる。これにより、出荷先の異なる最右端の荷2のみを一方の棚7の収納部12へ戻すことができ、出荷先の同一な残り3個の荷2を出庫することができる。
【0082】
また、最右端の荷2の左隣りの荷2の出荷先が異なっている場合には、単一出入部材23の両アーム51を斜め下方へ回動し、両当て板52を最右端の荷2の左隣りの荷2の正面側と背後側とに位置させればよい。
【0083】
また、最左端の荷2あるいは最左端の荷2の右隣りの荷2の出荷先が異なっている場合には、横行移動手段55によって移動体62を第2横行位置Iまで横行移動させて、上記と同様な手順で、出荷先の異なる荷2をスタッカクレーン8のローラコンベヤ装置26上から一方の棚7の収納部12へ戻せばよい。
【0084】
また、他方の棚7の収納部12へ入庫された4個の荷2のうちのいずれかの荷2の出荷先が異なっている場合、上記▲3▼において、図9の仮想線で示すように、上部取付部材68を退入位置Eから第1突出位置Cまで突出させればよい。
【0085】
上記一括出入部材21で複数の荷2を一括して出し入れする場合には、図8の仮想線で示すように、単一出入部材23を第1上部退避位置Jまたは第2上部退避位置Kのいずれかに位置させておくことにより、単一出入部材23が上記一括出入部材21の移動経路上から退避する。また、図21〜図23に示すように、上部取付部材68を退入位置Eと第2突出位置Dとの間で移動させて、単一出入部材23で荷2を出し入れする場合、下部取付部材30を退入位置Eに位置させておくとともに一括出入部材21を第1出し入れ位置Aに位置させておくことにより、上記一括出入部材21が単一出入部材23の移動経路上から退避する。同様に、上部取付部材68を退入位置Eと第1突出位置Cとの間で移動させる場合、下部取付部材30を退入位置Eに位置させておくとともに一括出入部材21を第2出し入れ位置Bに位置させておくことにより、上記一括出入部材21が単一出入部材23の移動経路上から退避する。上記のようなことから、荷2を出し入れする際、一括出入部材21と単一出入部材23とが干渉することはない。
【0086】
また、上記各収納部12は同一出荷先の4個の荷2で満杯になるが、荷2の個数が不足して満杯に満たない特定の収納部12に対して、同一出荷先の荷2をスタッカクレーン8により入庫して補充する場合、入庫すべき荷2を上記単一出入部材23で1個ずつ上記特定の収納部12に優先して入庫すればよい。例えば、特定の収納部12に3個の荷2が既に収納されており、その後、スタッカクレーン8で1個の荷2を受取った場合、単一出入部材23を用いて1個の荷2を上記特定の収納部12に優先して入庫し満杯にすればよい。また、スタッカクレーン8で2個以上(例えば3個)の荷2を受取った場合には、スタッカクレーン8上の3個の荷2を全て上記特定の収納部12に入庫することはできないため、既に3個の荷2が収納されている上記特定の収納部12に入庫するのではなく、一括出入部材21を用いてスタッカクレーン8上の3個の荷2を別の空の収納部12へ一括して入庫する。
【0087】
上記第1の実施の形態では、4個の荷2を1組として出し入れしているが、4個に限定されず、4個以外の複数個を1組として取り扱ってもよい。
上記第1の実施の形態では、図1,図2に示すように、出し入れ機19の載置部20にローラコンベヤ装置26を設けているが、ローラコンベヤ装置26以外の搬送装置(ベルトコンベヤ等)を設けてもよく、あるいはローラコンベヤ装置26等を設けない形式であってもよい。
【0088】
上記第1の実施の形態では、図1,図2に示すように、各荷2の間に一定の間隔90をおいているが、上記間隔90を無くして、荷2同士を接触させた状態で出し入れしてもよい。これにより、収納部12の収納用空間89の幅を狭くしたり、あるいは、より一層多数の荷2を収納部12に対して一括して出し入れすることができる。
【0089】
上記第1の実施の形態では、同じ大きさの荷2を収納部12に4個ずつ収納しているが、第2の実施の形態として、図24に示すように、大きさの異なる複数の荷2を収納部12に収納してもよい。この際、収納部12に収納される幅広の荷2の個数を減らし、幅狭の荷2の個数を増やす。これにより、各収納部12を荷2の大きさに基づいて有効に利用することができる。
【0090】
上記第1の実施の形態では、図1に示すように、単一出入部材23を荷出し入れ方向イ,ロに対して直交する横方向ハへ移動可能に構成しているが、第3の実施の形態として、図25に示すように、上記単一出入部材23を上記横方向ハに対して固定してもよい。すなわち、枠フレーム63の天井部64に固定フレーム98が設けられ、この固定フレーム98に、第2出退手段56と回動手段57と単一出入部材23とが設けられている。尚、上記固定フレーム98は、第1の実施の形態における第1横行位置Hに固定されている。
【0091】
これによると、上記単一出入部材23を用いて、最右端の荷2または最右端の荷2の左隣りの荷2を個別に出し入れすることができる。尚、上記第3の実施の形態では、固定フレーム98を、第1の実施の形態における第1横行位置Hに固定しているが、第2横行位置Iに固定してもよい。この場合、単一出入部材23を用いて、最左端の荷2または最左端の荷2の右隣りの荷2を個別に出し入れすることができる。
【0092】
上記第1の実施の形態では、図8に示すように回動式の単一出入部材23を設けているが、第4の実施の形態として、図26に示すように、伸縮昇降式の単一出入部材101を設けてもよい。すなわち、上記単一出入部材101は、荷出し入れ方向イ,ロにおいて対向する一対のパンタグラフ102と、これら両パンタグラフ102の下端に設けられた当て板52とで構成されている。上記パンタグラフ102は、複数本のリンク103を連結して構成されており、伸縮駆動装置(図示せず)によって上下方向へ伸縮自在となっている。両パンタグラフ102間の間隔および両当て板52間の間隔はそれぞれ荷2の奥行き長さよりも僅かに広く形成されている。上記両パンタグラフ102は第2出退手段56の上部取付部材68に設けられている。
【0093】
上記両パンタグラフ102の伸縮によって、両当て板52は上限位置Lと下限位置Mとの間を昇降する。上記上限位置Lは、ローラコンベヤ装置26上の荷2よりも上方に位置し、かつ一括出入部材21の退避位置Fよりも上方に設定されているまた、上記下限位置Mは、上記ローラコンベヤ装置26よりも上方でかつローラコンベヤ装置26上の荷2の上端よりも下方に位置している。
【0094】
これによると、一括出入部材21を用いて4個の荷2を一括して出し入れする場合、図26の仮想線で示すように、両パンタグラフ102を上方へ短縮させて、両当て板52を上限位置Lに退避させておく。これにより、一括出入部材21が両当て板52に干渉することはない。また、4個の荷2のうちのいずれか1個の荷2を単一出入部材101で出し入れする場合、図26の実線で示すように、両パンタグラフ102を下方へ伸長させて、両当て板52を下限位置Mまで下降させる。これにより、両当て板52が荷2の正面側と背面側とに位置し、いずれか1個の荷2が両当て板52間に位置する。
【0095】
上記各実施の形態では、スタッカクレーン8に単一出入部材23,101を設けているが、単一出入部材23,101を無くしてもよい。
上記第1の実施の形態では、図13に示すように、搬入および搬出スラットコンベヤ4,5の両側方に上記自動倉庫3を配置しているが、第5の実施の形態として、図27に示すように、各自動倉庫3の前部外方に、搬入スラットコンベヤ4と搬入側受け渡し部83とを設置し、各自動倉庫3の後部外方に、搬出スラットコンベヤ5と搬出側受け渡し部84とを設置している。また、上記搬入スラットコンベヤ4と搬入側受け渡し部83とは、搬入スラットコンベヤ4から分岐した搬入コンベヤ81を介して接続されており、同様に、上記搬出スラットコンベヤ5と搬出側受け渡し部84とは、搬出スラットコンベヤ5から分岐した搬出コンベヤ82を介して接続されている。
【0096】
これによると、搬入スラットコンベヤ4によって搬送されてきた荷2は搬入コンベヤ81を経て搬入側受け渡し部83に受取られ、4個の荷2が上記搬入側受け渡し部83にストックされる。その後、上記4個の荷2は一括して搬入側受け渡し部83からスタッカクレーン8のローラコンベヤ装置26上に渡され、スタッカクレーン8によって棚7へ入庫される。
【0097】
また、棚7から一括して出庫された4個の荷2は、スタッカクレーン8によって搬出側受け渡し部84に一括して渡される。その後、上記荷2は、1個ずつ、搬出側受け渡し部84から搬出コンベヤ82へ渡され、搬出コンベヤ82から搬出スラットコンベヤ5で搬送される。
【0098】
上記第1の実施の形態では、図13に示すように、搬入および搬出スラットコンベヤ4,5の搬送経路6とスタッカクレーン8の走行経路54とを同方向にしているが、第6の実施の形態として、図28に示すように、上記搬送経路6と走行経路54とを直交方向にしてもよい。すなわち、搬入スラットコンベヤ4の下方に搬出スラットコンベヤ(図示せず)が設けられ、これら搬入および搬出スラットコンベヤ4,(図示せず)の両側方に複数の自動倉庫3が設置されている。各自動倉庫3と搬入スラットコンベヤ4との間には、搬入側受け渡し部83と、上記搬入スラットコンベヤ4から分岐した搬入コンベヤ81とが設置されている。また、各自動倉庫3と搬出スラットコンベヤ(図示せず)との間には、搬出側受け渡し部(図示せず)と、上記搬出スラットコンベヤ(図示せず)から分岐した搬出コンベヤ(図示せず)とが設置されている。
【0099】
これによると、搬入スラットコンベヤ4によって搬送されてきた荷2は搬入コンベヤ81を経て搬入側受け渡し部83に受取られ、4個の荷2が上記搬入側受け渡し部83にストックされる。その後、上記4個の荷2は一括して搬入側受け渡し部83からスタッカクレーン8のローラコンベヤ装置26上に渡され、スタッカクレーン8によって棚7へ入庫される。
【0100】
また、棚7から一括して出庫された4個の荷2は、スタッカクレーン8によって搬出側受け渡し部(図示せず)に一括して渡される。その後、上記荷2は、1個ずつ、搬出側受け渡し部(図示せず)から搬出コンベヤ(図示せず)へ渡され、搬出コンベヤ(図示せず)から搬出スラットコンベヤ(図示せず)で搬送される。
【0101】
上記各実施の形態では、荷2として箱状のカートンを取り扱っているが、コンテナ等であってもよい。
【0102】
【発明の効果】
以上のように本第1発明によると、1台の一括出入手段で複数の荷を一括して所定の収納部に対し出し入れすることができるため、従来のように複数台のフォーク装置を用いて複数個の荷を一括して所定の収納部に対し出し入れする場合に比べて、出し入れ装置のコストダウンと軽量化とが促進できる。また、1台の一括出入手段を制御すればよいため、制御を簡素化し得る。
また、入庫時において、一括出入手段を用いて複数個の荷を一括して所定の収納部に一旦入庫し、その後、単一出入手段を用いて、出荷先の異なる1個の荷を所定の収納部から出し入れ装置の載置部へ戻すことができる。これにより、出荷先が同一である複数個の荷のみを収納部へ収納することができる。
同様に、出庫時において、一括出入手段を用いて複数個の荷を一括して出し入れ装置の載置部上に一旦出庫し、その後、単一出入手段を用いて、出荷先の異なる1個の荷を出し入れ装置の載置部から所定の収納部へ戻すことができる。これにより、出荷先が同一である複数個の荷のみを収納部から出庫することができる。
上記のように荷を出し入れする際、一括出入手段と単一出入手段とが干渉することはない。
【0103】
本第2発明によると、昇降部材を退避位置まで上昇させることにより、一括出入手段が荷の上方へ退避するため、この状態で一括出入手段を荷出し入れ方向へ移動させることによって、出庫時においては一括出入手段を収納部内の荷の背後側へ移動させることができ、入庫時においては一括出入手段を出し入れ装置の載置部上の荷の正面側へ移動させることができる。
【0106】
本第4発明によると、収納部に複数個の荷を収納した場合、隣り同士の荷間の間隔を従来に比べて狭くすることができるため、従来よりも狭い収納スペースで複数個の荷を効率良く収納することができる。
【0107】
本第発明によると、1台の一括出入手段を用いて複数の荷を全て一括して所定の収納部に対し出し入れすることができるため、出し入れ装置のコストダウンと軽量化とが促進でき、また、1台の一括出入手段を制御すればよいため、制御を簡素化し得る。
【0108】
本第発明によると、出荷先が同一である複数個の荷を一組として、一括して出し入れすることができるため、入出庫作業が効率良く行える。
本第発明によると、収納部を荷の大きさに基づいて有効に利用することができる。
【0109】
本第発明によると、複数個の荷同士を接触させることで、収納部の幅を狭くしたり、あるいは、より一層多数の荷を収納部に対して一括して出し入れすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における自動倉庫のスタッカクレーンの出し入れ機の正面図である。
【図2】同、出し入れ機と棚との一部切欠き平面図である。
【図3】同、出し入れ機と棚との側面図である。
【図4】同、出し入れ機の第1出退手段の平面図である。
【図5】同、出し入れ機の第1出退手段の第1出退駆動装置の平面図であり、下部取付部材を第2突出位置に突出させた状態を示す。
【図6】同、出し入れ機の第1出退手段の第1出退駆動装置の平面図であり、下部取付部材を退入位置に退入させた状態を示す。
【図7】同、出し入れ機の第1出退手段の移動装置の図である。
【図8】同、出し入れ機の横行移動手段の正面図である。
【図9】同、出し入れ機の第2出退手段の側面図である。
【図10】同、出し入れ機の第2出退手段の第2出退駆動装置の側面図であり、上部取付部材を第2突出位置に突出させた状態を示す。
【図11】同、出し入れ機の第2出退手段の第2出退駆動装置の側面図であり、上部取付部材を退入位置に退入させた状態を示す。
【図12】同、自動倉庫のスタッカクレーンと棚との正面図である。
【図13】同、自動倉庫を複数備えた収納設備の平面図である。
【図14】同、自動倉庫を複数備えた収納設備の斜視図である。
【図15】同、スタッカクレーンの入庫動作を示す側面図であり、一括出入部材を荷の正面側に位置させた状態を示す。
【図16】同、スタッカクレーンの入庫動作を示す側面図であり、一括出入部材で荷を収納部へ押し込んでいる状態を示す。
【図17】同、スタッカクレーンの入庫動作を示す側面図であり、荷を収納部に入庫した状態を示す。
【図18】同、スタッカクレーンの出庫動作を示す側面図であり、一括出入部材を荷の背後側上方へ位置させた状態を示す。
【図19】同、スタッカクレーンの出庫動作を示す側面図であり、一括出入部材を荷の背後側へ下降させた状態を示す。
【図20】同、スタッカクレーンの出庫動作を示す側面図であり、荷をスタッカクレーンに出庫した状態を示す。
【図21】同、スタッカクレーンで1個の荷を収納部から取り出す動作を示す側面図であり、単一出入部材を収納部内へ挿入した状態を示す。
【図22】同、スタッカクレーンで1個の荷を収納部から取り出す動作を示す側面図であり、収納部内の荷が単一出入部材の両当て板間に位置している状態を示す。
【図23】同、スタッカクレーンで1個の荷を収納部から取り出す動作を示す側面図であり、1個の荷が収納部から取り出された状態を示す。
【図24】本発明の第2の実施の形態における自動倉庫の棚の正面図である。
【図25】本発明の第3の実施の形態における自動倉庫のスタッカクレーンの出し入れ機の正面図である。
【図26】本発明の第4の実施の形態における自動倉庫のスタッカクレーンの出し入れ機の正面図である。
【図27】本発明の第5の実施の形態における自動倉庫を複数備えた収納設備の平面図である。
【図28】本発明の第6の実施の形態における自動倉庫を複数備えた収納設備の平面図である。
【図29】従来の自動倉庫の正面図である。
【符号の説明】
2 荷
3 自動倉庫
7 棚
8 スタッカクレーン(出し入れ装置)
12 収納部
20 載置部
21 一括出入部材(一括出入手段)
23 単一出入部材(単一出入手段)
27 昇降部材
30 下部取付部材
89 収納用空間
101 単一出入部材(単一出入手段)
F 退避位置
イ,ロ 荷出し入れ方向

Claims (11)

  1. 棚に、複数の荷を収納可能な収納部が形成され、
    上記収納部に対して荷を出し入れする出し入れ装置が備えられた自動倉庫であって、
    上記出し入れ装置に、複数の荷を載置する載置部と、複数の全ての荷に対して当接離間自在でかつ荷出し入れ方向に沿って移動することにより複数の荷を一括して押し引きして上記載置部から出し入れする一括出入手段と、各荷に対して当接離間自在でかつ荷出し入れ方向に沿って移動することにより単一の荷を載置部から出し入れする単一出入手段とが設けられ、
    上記一括出入手段と単一出入手段とは個別に出し入れ装置に設けられ、
    一括出入手段で複数の荷を一括して出し入れする場合には、単一出入手段が上記一括出入手段の移動経路上から退避し、
    上記単一出入手段で単一の荷を出し入れする場合には、上記一括出入手段が単一出入手段の移動経路上から退避することを特徴とする自動倉庫。
  2. 出し入れ装置に、昇降自在な昇降部材が設けられ、
    上記昇降部材に、荷出し入れ方向へ沿って出退自在な取付部材が設けられ、
    一括出入手段が、上記取付部材に設けられるとともに、取付部材に対して荷出し入れ方向へ移動自在に構成され、
    上記取付部材が載置部上へ退入した状態で、一括出入手段が荷の正面から荷入れ方向へ移動した場合、載置部上の荷が収納部へ押し出されて入庫され、
    上記取付部材が載置部上から収納部側へ突出した状態で、一括出入手段が収納部の荷の背後に位置した後、上記取付部材が収納部側から載置部上へ戻った場合、一括出入手段が荷の背後から荷出し方向へ移動し、収納部の荷が載置部上へ引き込まれて出庫され、
    上記昇降部材が退避位置まで上昇した場合、一括出入手段が荷の上方へ退避することを特徴とする請求項1記載の自動倉庫。
  3. 荷出し入れ方向に沿った一括出入手段の移動距離と単一出入手段の移動距離とがほぼ同一に設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動倉庫。
  4. 収納部は、出し入れされる複数の荷の全幅よりも広くかつ一括出入手段の幅よりも広い幅方向に連続した収納用空間を有していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動倉庫。
  5. 一括出入手段は1本の一括出入部材からなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の自動倉庫。
  6. 棚に、複数の荷を収納可能な収納部が形成され、
    上記収納部に対して荷を出し入れする出し入れ装置が備えられた自動倉庫の運用方法であって、
    上記出し入れ装置に、複数の荷を一括して出し入れする一括出入手段と、単一の荷を出し入れする単一出入手段とが設けられ、
    上記一括出入手段を用いて複数の荷を全て出し入れし、その後、これら複数の荷のなかで出し入れ不要な荷のみを上記単一出入手段で元に戻すことを特徴とする自動倉庫の運用方法。
  7. 収納部に、出荷先が同一である複数の荷を収納することを特徴とする請求項6記載の自動倉庫の運用方法。
  8. 収納部に収納される荷の個数を、荷の大きさに応じて、変更することを特徴とする請求項6または請求項7記載の自動倉庫の運用方法。
  9. 出荷先が同一である複数の荷同士を、接触させた状態で、一括出入手段によって、収納部に対し出し入れすることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の自動倉庫の運用方法。
  10. 棚に、複数の荷を収納可能な収納部が形成され、
    上記収納部に対して荷を出し入れする出し入れ装置が備えられた自動倉庫の運用方法であって、
    上記出し入れ装置に、複数の荷を一括して出し入れする一括出入手段と、単一の荷を出し入れする単一出入手段とが設けられ、
    上記一括出入手段と単一出入手段とは個別に出し入れ装置に設けられ、
    単一出入手段を一括出入手段の移動経路上から退避させた状態で、一括出入手段を複数の全ての荷に当接させ荷出し入れ方向に沿って一括して押し引きして出し入れし、
    荷の個数が不足して満杯に満たない特定の収納部に対して、同一出荷先の荷を出し入れ装置により入庫する場合、一括出入手段を単一出入手段の移動経路上から退避させた状態で、入庫すべき荷を上記単一出入手段で1個ずつ特定の収納部に入庫することを特徴とする自動倉庫の運用方法。
  11. 一括出入手段は1本の一括出入部材からなることを特徴とする請求項6から請求項10のいずれか1項に記載の自動倉庫の運用方法。
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