JP5105174B2 - 物品搬送装置 - Google Patents

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本発明は、走行経路に沿って走行自在な走行台車と、その走行台車に立設された昇降案内マストと、昇降案内マストに案内されて昇降自在な昇降台とが設けられた物品搬送装置に関する。
上記のような物品搬送装置は、例えば、自動倉庫等に用いられ、走行台車を走行させ且つ昇降台を昇降させて物品収納棚における複数の収納部のいずれかに物品を収納する又はその収納部から物品を取り出すものである。そして、物品搬送装置は、搬入される物品を物品収納棚における複数の収納部のいずれかに入庫する入庫作業や、複数の収納部のいずれかに収納されている物品を出庫する出庫作業を行うようにしている。
従来の物品搬送装置では、昇降台を吊り下げ支持する昇降用索状体(例えば、チェーン)と、駆動回転体に巻回された昇降用索状体を巻き取り又は巻き出しすることにより昇降台を昇降させる昇降駆動手段とを設け、昇降駆動手段の作動により昇降台を昇降させている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−255311号公報
上記従来の物品搬送装置では、昇降台を昇降させるために昇降用索状体(例えば、チェーン)を用いているので、昇降用索状体の伸びにより昇降用索状体を交換する等の煩わしいメンテナンス作業を行う必要があった。また、昇降駆動手段や駆動回転体の設置位置は、例えば、昇降案内マストの外側になるので、走行台車から外側に突出する状態で昇降駆動手段や駆動回転体を設置することになる。その為に、物品搬送装置が走行台車の前後方向において大きくなる虞がある。さらに、昇降用索状体にて昇降台を吊り下げ支持するためには、昇降用索状体を巻き掛ける巻き掛け用の案内体(例えば、スプロケット)を昇降案内マストよりも上方側に突出する状態で設けることになる。その為に、物品搬送装置が上下方向において大きくなる虞がある。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、メンテナンス作業の簡素化を図りつつ、走行台車の前後方向及び上下方向でのコンパクト化を図ることができる物品搬送装置を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明に係る物品搬送装置の第1特徴構成は、走行経路に沿って走行自在な走行台車と、その走行台車に立設された走行台車の前後方向に一対の昇降案内マストと、前記前後一対の昇降案内マストに案内されて昇降自在な昇降台とが設けられた物品搬送装置であって、
前記昇降台には、前記前後一対の昇降案内マストの夫々を挟み込むように配設され且つ前記昇降案内マストの夫々と当接する状態で回転自在な複数の回転体と、前記複数の回転体の少なくとも一つを回転駆動する回転体駆動手段とが設けられ、前記回転体がローラであり、かつ、前記前後一対の昇降案内マストの並び方向内方側から前記昇降案内マストに当接しかつ前記回転体駆動手段にて回転駆動される第1回転体と、前記前後一対の昇降案内マストの並び方向外方側から前記昇降案内マストに当接しかつ前記昇降案内マストと当接しながら従動回転する第2回転体とから構成され、前記前後一対の昇降案内マストのうち一方側の昇降案内マストに当接する前記第1回転体が第1支持体に支持され、かつ、前記一方側の昇降案内マストに当接する前記第2回転体が、前記昇降台に対して前記走行台車の前後方向に移動自在な第2支持体に支持され、前記第1支持体が前記第2支持体に対して前記走行台車の前後方向に移動自在に支持され、前記第1支持体と前記第2支持体との間に、前記第1支持体を前記走行台車の前後方向で前記昇降案内マストに向けて付勢し、その反力によって前記第2支持体を前記走行台車の前後方向で前記昇降台に向けて付勢することにより、前記第1回転体と前記第2回転体とを互いに接近する向きに付勢する弾性体が設けられている点にある。
すなわち、昇降案内マストを挟み込むように配設された複数の回転体の少なくとも一つを回転体駆動手段が回転駆動すると、その回転駆動によって複数の回転体が昇降案内マストと当接する状態で回転する。これにより、昇降台が昇降案内マストに案内されて昇降する。昇降台を昇降させるために、昇降台に複数の回転体及び回転体駆動手段を設けるだけでよく、昇降台を吊り下げ支持する昇降用索状体を設けなくてもよい。しかも、複数の回転体及び回転体駆動手段は昇降台に設けているので、走行台車から外側に突出する状態や昇降案内マストよりも上方側に突出する状態で設ける必要がない。
以上のことから、昇降用索状体の伸びに伴う煩わしいメンテナンス作業を行う必要がなく、メンテナンス作業の簡素化を図ることができ、しかも、走行台車の前後方向及び上下方向でのコンパクト化を図ることができることとなった。
また、第1特徴構成によれば、回転体が簡易な構成のローラであるので、回転体自体の構成の簡素化を図ることができる。しかも、回転体が当接する状態で回転するための部材を昇降案内マストにあらたに設けるのではなく、昇降案内マストの外側面等をそのまま回転体が当接する状態で回転するために用いることができ、昇降案内マストの構成の簡素化も図ることができる。
さらに、第1特徴構成によれば、支持体が走行台車の前後方向に移動することにより、複数の回転体も走行台車の前後方向に移動する。昇降案内マストの高さによって走行台車の前後方向で製作誤差があっても、走行台車の前後方向での支持体の移動により複数の回転体も移動してその製作誤差を吸収しながら、昇降台を昇降させることができる。これにより、昇降案内マストに走行台車の前後方向での製作誤差があっても、昇降台を的確に昇降させることができる。
本発明に係る物品搬送装置の第特徴構成は、一端部が前記昇降台に連結され且つ他端部がカウンターウエイトに連結された索状体が、前記昇降台及び前記カウンターウエイトよりも上方側に位置する巻き掛け用の案内体に巻回されている点にある。
すなわち、昇降台が上昇するときにはカウンターウエイトが下降し、逆に、昇降台が下降するときにはカウンターウエイトが上昇する。これにより、カウンターウエイトの自重を利用しながら、昇降台を昇降させることができる。とくに、昇降台を上昇させるときには、回転体駆動手段による駆動力をカウンターウエイトの自重により補助することができる。したがって、回転体駆動手段として大きな駆動力が求められず、回転体駆動手段の構成の簡素化及びコンパクト化を図ることができる。
本発明に係る物品搬送装置の第特徴構成は、前記昇降台についての昇降異常を検出する昇降異常検出手段と、前記索状体を係止して前記昇降台の落下を防止する落下防止手段と、前記昇降異常検出手段にて前記昇降異常を検出すると、前記落下防止手段を作動させる落下防止制御手段とが設けられている点にある。
すなわち、例えば、昇降台を上昇させているにもかかわらず実際には昇降台が上昇していない、或いは、実際の昇降台の昇降位置が目標としている昇降位置よりも低い位置となっている等、昇降台についての昇降異常が生じると、昇降台が落下する虞がある。そこで、昇降異常検出手段にて昇降異常を生じているか否かを検出し、落下防止制御手段が、昇降異常検出手段にて昇降異常を検出すると、落下防止手段を作動させることによって、昇降異常が生じても、索状体を係止して昇降台の落下を防止できる。
本発明に係る物品搬送装置を自動倉庫に適応した例を図面に基づいて説明する。
この自動倉庫は、図1及び図2に示すように、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置した二つの物品収納棚1と、二つの物品収納棚1どうしの間に形成した走行通路2を自動走行する物品搬送装置としてのスタッカークレーン3とを設けて構成されている。
各物品収納棚1は、前後一対の支柱1aが水平方向に間隔を隔てて複数立設され、前後一対の支柱1aの夫々には、水平方向に延びる載置支持部1bが上下方向に間隔を隔てて複数配設されている。
物品収納棚1における収納部4は、載置支持部1bにて物品7を載置支持する形態で物品7を収納するように構成されている。収納部4は、上下方向及び水平方向に複数並ぶように設けられている。走行通路2には、その床側に走行経路としての走行レール5が走行通路2の長手方向に沿って設置され、天井側にガイドレール6が走行通路2の長手方向に沿って設置されている。
スタッカークレーン3は、走行レール5に沿って走行自在な走行台車8と、その走行台車8に立設された昇降案内マスト9に沿って昇降自在な昇降台10と、その昇降台10に備えられた物品移載装置11とを備えて構成されている。
図示は省略するが、走行レール5の一端側には、走行レール5を挟んで一対の荷載置台が設けられている。スタッカークレーン3は、荷載置台から物品収納棚1の何れかの収納部4に物品7を搬送したり、物品収納棚1の何れかの収納部4から荷載置台に物品7を搬送したり、物品収納棚1の収納部4同士の間で物品7を搬送するように構成されている。
昇降案内マスト9は、走行台車8の前後方向において、走行台車8の前端部と後端部の夫々に一つずつ前後一対設けられている。前後一対の昇降案内マスト9の夫々は、その下端部が走行台車8にて支持される状態で走行台車8から立設されている。昇降案内マスト9の上端部には、前後一対の昇降案内マスト9の上端部どうしを連結する上部フレーム12が設けられている。この上部フレーム12には、ガイドレール6を左右から挟み込むように上下軸心周りで回転自在なガイドローラ33が設けられている。
昇降台10は、走行台車8の前後方向において前後一対の昇降案内マスト9の間に配置され、前後一対の昇降案内マスト9にて昇降自在に案内支持される。昇降台10には、図1〜図4に示すように、昇降案内マスト9を挟み込むように配設され且つ昇降案内マスト9と当接する状態で回転自在な複数の回転体13と、複数の回転体13の少なくとも一つを回転駆動する回転体駆動手段14とが設けられている。複数の回転体13及び回転駆動手段14は、昇降台10の走行台車8の前後方向の一端部及び他端部の夫々において上下方向に間隔を隔てた合計4箇所に配設されている。
複数の回転体13及び回転体駆動手段14の各配設箇所では、図3及び図4に示すように、複数の回転体13として、走行台車8の前後方向において昇降台10側に位置する1つの大径の第1回転体13aと昇降案内マスト9側に位置する2つの小径の第2回転体13bとが設けられている。1つの第1回転体13aと2つの第2回転体13bとは走行台車8の横幅方向に間隔を隔てて一対設けられている。走行台車8の横幅方向の一方側に配設された第1回転体13aと第2回転体13bとは、走行台車8の横幅方向の一方側に突出した昇降案内マスト9の突出部9aを挟み込むように設けられ、且つ、他方側に配設された第1回転体13aと第2回転体13bとは、走行台車8の横幅方向の他方側に突出した昇降案内マスト9の突出部9aを挟み込むように設けられている。1つの第1回転体13aと2つの第2回転体13bとの夫々は、昇降台10に対して走行台車8の前後方向に移動自在に設けられた支持体15に支持されている。
支持体15は、第1回転体13aを支持する第1支持体15aと、第2回転体13bを支持する平面視でコ字状に形成された第2支持体15bとから構成されている。第1支持体15aは、2つの第1回転体13aを走行台車8の横幅方向に間隔を隔てて一体的に支持している。第2支持体17は、4つの第2回転体13bを上下方向及び走行台車8の横幅方向に間隔を隔てて一体的に支持している。
第1支持体15aは、板状体にて回転体駆動手段14としての電動モータを支持し、その電動モータから両側方に延びる出力軸16にて2つの第1回転体13aを一体的に回転自在に支持している。電動モータの軸受に大きな力が加わらないように、板状体と出力軸16とに亘る状態でピロー17を設けている。走行台車8の前後方向において第1支持体15aを昇降案内マスト9側に付勢する弾性体(例えば圧縮バネ)18が設けられている。これにより、第1回転体13aを昇降案内マスト9側に押し当てることができる。弾性体18は、第1支持体15aと第2支持体15bとに亘る状態で設けられ、第1支持体15aを昇降案内マスト9側に付勢する反力により第2支持体15bを昇降台10側に付勢するように構成されている。これにより、第2回転体13bを昇降案内マスト9側に押し当てることができる。よって、第1回転体13aと第2回転体13bとにより昇降案内マスト9をバランスよく且つより強固に挟み込むことができる。ちなみに、弾性体18と第2支持体15bとの連結については、ダブルナットを用いて連結されている。
第2支持体15bは、昇降台10から走行台車8の前後方向に沿って延設されたシャフト19に対してブッシュ20を介して走行台車8の前後方向に移動自在に設けられている。これにより、第1支持体15a及び第2支持体15bは、昇降台10との間に隙間を設ける状態で、昇降台10に対して走行台車8の前後方向に移動自在に設けられている。よって、昇降案内マスト9の高さによって走行台車8の前後方向で製作誤差があっても、第1支持体15a及び第2支持体15bの移動によりその製作誤差を吸収することができ、昇降案内マスト9にて昇降台10の案内を適正に行うことができる。ちなみに、シャフト19及びブッシュ20を用いて第2支持体15bを走行台車8の前後方向に移動自在に支持する構成については、昇降台10の走行台車8の前後方向の両端部に設けられた複数の回転体13及び回転駆動手段14のうち、一方側のみについて採用されている。つまり、図3及び図4では、図2において走行台車8の前後方向の一端側(右側)に位置する複数の回転体13及び回転駆動手段14を図示している。よって、図2において走行台車8の前後方向の他端側(左側)に位置する複数の回転体13及び回転駆動手段14においては、単に、第2支持体15bを昇降台10に固定支持しているだけで、走行台車8の前後方向に移動自在に支持していない。
回転体駆動手段14は、第1回転体13aを回転駆動する電動モータである。この電動モータは、ブレーキ付きの電動モータであり、駆動していないときにはブレーキにより第1回転体13aの回転を阻止するように構成されている。回転体駆動手段14にて第1回転体13aを回転駆動することにより、第1回転体13aが昇降案内マスト9と当接しながら回転駆動し、第2回転体13bも昇降案内マスト9と当接しながら従動回転する。このようにして、回転体駆動手段14にて第1回転体13aを回転駆動することにより、昇降案内マスト9にて案内させて昇降台10を昇降させることができる。したがって、昇降台10を昇降させるために、複数の回転体13及び回転体駆動手段14を設けるだけでよく、昇降台10を吊り下げ支持する昇降用索状体を設けなくてもよい。その為に、昇降用索状体の伸びに伴う煩わしいメンテナンス作業を行う必要がなくなる。しかも、複数の回転体13及び回転体駆動手段14は昇降台10に設けているので、走行台車8から外側に突出する状態や昇降案内マスト9よりも上方側に突出する状態で設ける必要がなく、スタッカークレーン3について走行台車8の前後方向及び上下方向でのコンパクト化を図ることができる。
複数の回転体13は、走行台車8の前後方向で昇降案内マスト9を挟み込むように設けられている。これにより、回転体13と昇降案内マスト9との当接により、走行台車8の前後方向で昇降台10の移動を規制しながら、昇降台10を昇降させることができる。昇降台10には、支持体15とは別に、水平方向に延びる延設支持体34が複数設けられている。延設支持体34の夫々には、昇降案内マスト9に対して走行台車8の横幅方向の側面部に当接して回転自在な横幅方向ガイドローラ35が設けられている。横幅方向ガイドローラ35は、走行台車8の横幅方向で昇降案内マスト9を挟み込むように設けられており、走行台車8の横幅方向で昇降台10の移動を規制しながら、昇降台10を昇降させることができる。
一端部が昇降台10に連結され且つ他端部がカウンターウエイト21に連結された索状体としてのチェーン22が設けられている。チェーン22は、昇降台10及びカウンターウエイト21よりも上方側に位置する巻き掛け用の案内体(例えば、スプロケット)23に巻回されている。案内体23は、上部フレーム12に設けられており、昇降台10が上昇するときにはカウンターウエイト21が下降し、逆に、昇降台10が下降するときにはカウンターウエイト21が上昇する。このように、昇降台10とカウンターウエイト21とは逆方向に昇降するように設けられている。これにより、カウンターウエイト21の自重を利用しながら、昇降台10を昇降させることができる。昇降台10を上昇させるときには、回転体駆動手段14による駆動力をカウンターウエイト21の自重により補助することができ、回転体駆動手段14として大きな駆動力が求められず、回転体駆動手段14の構成の簡素化及びコンパクト化を図ることができる。
案内体23は、上部フレーム12に回転自在に設けられているが、案内体23の回転を阻止するブレーキ手段24が設けられている。ブレーキ手段24が案内体23の回転を阻止することによりチェーン22を係止して昇降台10の落下を防止することができる。ブレーキ手段24が落下防止手段に相当する。
走行台車8には、走行レール5上を走行自在な車輪25が走行台車8の前後方向の端部の夫々に設けられている。2つの車輪25の一方が、走行用電動モータ26にて回転駆動される駆動用車輪25aであり、且つ、他方が、遊転自在な従動用車輪25bである。走行台車8は、走行用電動モータ26により駆動用車輪25aを回転駆動させて走行レール5に沿って走行するように構成されている。
走行台車10には、昇降台10の昇降経路上における昇降台12の昇降位置を検出する昇降用測距計27が設けられている。昇降用測距計27は、昇降台12に設置された昇降用反射板28に向けて昇降台10の昇降方向に沿って測距用のビーム光を投射して、昇降用反射板28にて反射される光を受光することにより、昇降台10までの距離を検出して昇降台10の昇降位置を検出するように構成されている。昇降用測距計27として、走行台車8の前後方向の一方における昇降台10の昇降位置を検出する第1昇降用測距計27aと、走行台車8の前後方向の他方における昇降台10の昇降位置を検出する第2昇降用測距計27bとが設けられている。
走行台車8には、走行レール5上における走行台車8の走行位置を検出する走行用測距計29が設けられている。走行用測距計29は、走行レール5の一端部に設置された走行用反射板30に向けて走行レール5の長手方向に沿って測距用のビーム光を投射して、走行用反射板30にて反射される光を受光することにより、走行用反射板30までの距離を検出して走行台車8の走行位置を検出するように構成されている。
このスタッカークレーン3には、図5に示すように、地上側に設けられた地上側コントローラ31からの指令に基づいて、スタッカークレーン3の運転を制御するクレーン制御装置32が設けられている。このクレーン制御装置32は、収納部4又は荷載置台に対する物品移載用停止位置に物品移載装置11を移動させるべく、走行台車8の走行作動及び昇降台10の昇降作動を制御し、且つ、物品移載装置11を物品移載用停止位置に停止させた状態において収納部4又は荷載置台に支持された物品7を取り出す或いは収納部4又は荷載置台に物品7を卸すべく、物品移載装置11の移載作動を制御するように構成されている。
地上側コントローラ31は、各収納部4及び各荷載置台における物品移載用停止位置を記憶しており、物品7を搬送する際には、搬送元の物品移載用停止位置及び搬送先の物品移載用停止位置をクレーン制御装置32に指令するように構成されている。
クレーン制御装置32は、走行用測距計29の検出情報に基づいて、走行台車8の前後方向における物品移載用停止位置に物品移載装置11を移動させるべく、走行台車8の走行作動を制御する走行制御部32a、第1昇降用測距計27a及び第2昇降用測距計27bの検出情報に基づいて、昇降台10の昇降方向における物品移載用停止位置に物品移載装置11を移動させるべく、昇降台10の昇降作動を制御する昇降制御部32b、収納部4又は荷載置台に支持された物品7を取り出す或いは収納部4又は荷載置台に物品7を卸すべく、物品移載装置11の移載作動を制御する移載制御部32cから構成されている。
走行制御部32aは、走行用電動モータ26を作動させて走行台車8を走行作動させ、走行用測距計29にて検出される走行台車8の走行位置が走行台車8の前後方向における物品移載用停止位置になると、走行用電動モータ26を作動停止させて走行台車8の前後方向における物品移載用停止位置に物品移載装置11を位置させる。
昇降制御部32bは、回転体駆動手段14を作動させて昇降台10を昇降作動させ、第1昇降用測距計27a及び第2昇降用測距計27bにて検出される昇降台12の昇降位置が昇降台10の昇降方向における物品移載用停止位置になると、回転体駆動手段14を作動停止させて昇降台10の昇降方向における物品移載用停止位置に物品移載装置11を位置させる。
収納部4又は荷載置台に支持された物品7を取り出すときには、移載制御部32cが、フォーク式の物品移載装置11を突出作動させた後、昇降制御部32bにて設定距離だけ昇降台10を上昇させることにより、収納部4又は荷載置台に支持された物品7を物品移載装置11に載置支持させる。その後、移載制御部32cは、フォーク式の物品移載装置11を引退作動させる。
ちなみに、収納部4又は荷載置台に物品7を卸すときには、フォーク式の物品移載装置11を突出作動させた後において、昇降制御部32bにて設定距離だけ昇降台10を下降させる動作だけが異なり、その他の動作については、収納部4又は荷載置台に支持された物品7を取り出すときと同様の動作である。
このようにして、クレーン制御装置32が、地上側コントローラ31からの指令に基づいて、スタッカークレーン3の運転を制御することにより、荷載置台に支持された物品7を取り出してその取り出した物品7を収納部4に卸す入庫作業や、収納部4に支持された物品7を取り出してその取り出した物品7を荷載置台に卸す出庫作業等を行うように構成されている。
昇降制御部32bは、昇降台10を昇降させる際に、第1昇降用測距計27a及び第2昇降用測距計27bの検出情報に基づいて、昇降台10についての昇降異常を検出するように構成されている。昇降制御部32bは、昇降異常検出手段に相当する。
例えば、昇降制御部32bは、第1昇降用測距計27aにて検出する昇降位置と第2昇降用測距計27bにて検出する昇降位置とから昇降台10の水平方向に対する傾き量を求め、その求めた傾き量が設定量以上であると、昇降台10についての昇降異常であると判別するように構成されている。昇降制御部32bは、回転体駆動手段14を回転駆動させているときに、回転体駆動手段14に指令した昇降位置と第1昇降用測距計27aにて検出する昇降位置又は第2昇降用測距計27bにて検出する昇降位置との差が一定量以上となると、昇降台10についての昇降異常であると判別するように構成されている。このときの回転体駆動手段14に指令した昇降位置については、例えば、昇降制御部32bは設定時間が経過するごとに予め設定している速度パターンに基づく速度指令値を回転体駆動手段14に与えるようにしているので、昇降台10を昇降開始するときの昇降位置及び昇降開始からの経過時間から求めることができる。
昇降異常については、他に、例えば、回転体駆動手段14を回転駆動させて昇降台10を昇降させているにもかかわらず、第1昇降用測距計27aにて検出する昇降位置及び第2昇降用測距計27bにて検出する昇降位置が変化しないと、昇降台10についての昇降異常であると判別することができる。回転体駆動手段14を回転駆動させていないときに、第1昇降用測距計27aにて検出する昇降位置及び第2昇降用測距計27bにて検出する昇降位置が所定量以上変化すると、昇降台10についての昇降異常であると判別することもできる。
昇降制御部32bは、昇降台10についての昇降異常を検出すると、ブレーキ手段24を作動させて昇降台10の落下を防止するように構成されている。昇降制御部32bは、落下防止制御手段に相当する。このように、昇降台10についての昇降異常が発生しても、ブレーキ手段24にて案内体23の回転を阻止することによって、昇降台10の落下を防止することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態において、第1支持体15aと第2支持体15bとに亘る状態で設けた弾性体18を用いる構成によって、第1回転体13aと第2回転体13bとにより昇降案内マスト9を挟み込むようにしているが、この挟み込みのための構成については、弾性体18を用いる構成に限られるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、第1回転体13aと第2回転体13bとのうちの少なくとも一方側を第1回転体13aと第2回転体13bとの間の間隔を調整する方向に向けて、位置調節自在に支持し、第1回転体13aと第2回転体13bとのうちの少なくとも一方の外周部をウレタンゴム等により弾性変形可能に構成する。そして、第1回転体13a又は第2回転体13bのうちの弾性変形可能な外周部が弾性変形状態となるように、第1回転体13a又は第2回転体13bのうちの位置調節可能なものの位置を調節して固定することにより、第1回転体13a又は第2回転体13b自体のウレタンゴム等による弾性力を利用して、昇降案内マスト9を挟み込んだ状態で第1回転体13aと第2回転体13bとを回転させるようにすることができる。
尚、第1回転体13a又は第2回転体13bを位置調節する構成としては、例えば、その回転体を回転自在に支持し且つ支持枠に嵌合して取り付けられる支持軸を、回転体支持用の軸部分の軸心と、支持枠に嵌合される取り付け軸部分の軸心とが少し偏心するように形成して、取り付け軸部分を支持枠に対して固定する位相を変更調整することにより、第1回転体13a又は第2回転体13bの位置を調節する構造を用いてもよい。ちなみに、この構造においては、取り付け軸部分を支持枠に対して固定する位相を変更調整した状態で、支持枠に対する支持軸の回転を固定する手段を設けることはもちろんである。
)上記実施形態では、走行用測距計29により走行台車8の走行位置を検出するようにしているが、走行台車8の走行位置を検出する検出手段については適宜変更が可能である。例えば、走行レール5の基準位置からの走行距離を検出するロータリエンコーダを走行台車8に設け、このロータリエンコーダにて走行台車8の走行位置を検出することもできる。
また、昇降台10の昇降位置を検出する検出手段についても、昇降用測距計27に限らず、適宜変更が可能である。
)上記実施形態では、地上側コントローラ31からの指令に基づいて、スタッカークレーン3の運転を制御するクレーン制御装置32をスタッカークレーン3に装備しているが、例えば、クレーン制御装置32をスタッカークレーン3に装備せずに、地上側コントローラ31、回転体駆動手段14である電動モータにおけるインバータ、走行用電動モータ26におけるインバータ、及び、物品移載装置11の間で通信ネットワークを構成し、地上側コントローラ31が、回転体駆動手段14である電動モータにおけるインバータ、走行用電動モータ26におけるインバータ、及び、物品移載装置11に対して、作動開始及び作動停止などの各種情報を通信ネットワークを介して指令することにより、スタッカークレーン3の運転を制御することもできる。
自動倉庫の平面図 スタッカークレーンの側面図 スタッカークレーンの要部の側面図 スタッカークレーンの要部の平面図 自動倉庫の制御ブロック図
符号の説明
5 走行経路
8 走行台車
9 昇降案内マスト
10 昇降台
13 回転体
14 回転体駆動手段
15 支持体
21 カウンターウエイト
22 索状体
23 巻き掛け用の案内体
24 落下防止手段
32b 昇降移動検出手段及び落下防止制御手段

Claims (3)

  1. 走行経路に沿って走行自在な走行台車と、その走行台車に立設された走行台車の前後方向に一対の昇降案内マストと、前記前後一対の昇降案内マストに案内されて昇降自在な昇降台とが設けられた物品搬送装置であって、
    前記昇降台には、前記前後一対の昇降案内マストの夫々を挟み込むように配設され且つ前記昇降案内マストの夫々と当接する状態で回転自在な複数の回転体と、前記複数の回転体の少なくとも一つを回転駆動する回転体駆動手段とが設けられ
    前記回転体がローラであり、かつ、前記前後一対の昇降案内マストの並び方向内方側から前記昇降案内マストに当接しかつ前記回転体駆動手段にて回転駆動される第1回転体と、前記前後一対の昇降案内マストの並び方向外方側から前記昇降案内マストに当接しかつ前記昇降案内マストと当接しながら従動回転する第2回転体とから構成され、
    前記前後一対の昇降案内マストのうち一方側の昇降案内マストに当接する前記第1回転体が第1支持体に支持され、かつ、前記一方側の昇降案内マストに当接する前記第2回転体が、前記昇降台に対して前記走行台車の前後方向に移動自在な第2支持体に支持され、
    前記第1支持体が前記第2支持体に対して前記走行台車の前後方向に移動自在に支持され、
    前記第1支持体と前記第2支持体との間に、前記第1支持体を前記走行台車の前後方向で前記昇降案内マストに向けて付勢し、その反力によって前記第2支持体を前記走行台車の前後方向で前記昇降台に向けて付勢することにより、前記第1回転体と前記第2回転体とを互いに接近する向きに付勢する弾性体が設けられている物品搬送装置。
  2. 一端部が前記昇降台に連結され且つ他端部がカウンターウエイトに連結された索状体が、前記昇降台及び前記カウンターウエイトよりも上方側に位置する巻き掛け用の案内体に巻回されている請求項1に記載の物品搬送装置。
  3. 前記昇降台についての昇降異常を検出する昇降異常検出手段と、
    前記索状体を係止して前記昇降台の落下を防止する落下防止手段と、
    前記昇降異常検出手段にて前記昇降異常を検出すると、前記落下防止手段を作動させる落下防止制御手段とが設けられている請求項2に記載の物品搬送装置。
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