JP2008037595A - スタッカクレーン - Google Patents

スタッカクレーン Download PDF

Info

Publication number
JP2008037595A
JP2008037595A JP2006215525A JP2006215525A JP2008037595A JP 2008037595 A JP2008037595 A JP 2008037595A JP 2006215525 A JP2006215525 A JP 2006215525A JP 2006215525 A JP2006215525 A JP 2006215525A JP 2008037595 A JP2008037595 A JP 2008037595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
pair
stacker crane
servo
masts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006215525A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Tadokoro
俊哉 田所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Transport Machinery Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd filed Critical Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd
Priority to JP2006215525A priority Critical patent/JP2008037595A/ja
Publication of JP2008037595A publication Critical patent/JP2008037595A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F9/00Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
    • B66F9/06Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
    • B66F9/07Floor-to-roof stacking devices, e.g. "stacker cranes", "retrievers"

Abstract

【課題】キャリッジの昇降駆動機構を小型化でき、前後の重量バランスを改善でき、キャリッジの傾きを容易に補正できるスタッカクレーンを提供する。
【解決手段】サーボモータ13a、13bを搭載した昇降駆動機構10a、10bによりキャリッジ8を昇降駆動する。制御装置16により、サーボモータ13a、13bを同期制御することにより、キャリッジ8を昇降させる。また、一対のレーザ距離計23a、23bを設け、その計測データに基づいてキャリッジ8の傾きを監視し、傾きがある場合には、サーボモータ13a、13bを駆動制御してその傾きを補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動倉庫において物品を搬送するスタッカクレーンに関する。
従来、自動倉庫には、物品を収納する収納部を多数備えた収納棚と所定の搬入出口(入出庫ステーション)との間で物品を搬送するためのスタッカクレーンが装備されている。
従来のスタッカクレーン30は、図3に示すように、走行ローラ32を有する台車33を有し、自動倉庫内に敷設された走行レール34上に移動可能に載置されている。収納棚は図示していないが、紙面の手前側と奥側に相当する位置に間隔をおいて対向配置されており、このような収納棚の間をスタッカクレーン30が走行する。
走行ローラ32は、台車33上に設置された走行モータ35により駆動され、これにより台車33が走行レール34上を図の矢印X方向に移動するようになっている。台車33の前後位置には一対のマスト36a,36bが立設されており、マスト36a、36bの上部には上部フレーム37が取り付けられている。物品を載置するためのキャリッジ38が一対のマスト36a、36bに沿って昇降可能に取り付けられている。
上部フレーム37にはシーブ39a,39bが取り付けられ、各シーブ39a、39bにはウインチ41から延びたワイヤ42a、42bが掛け渡されている。キャリッジ38は、一方のマスト36a側において一方のワイヤ42aによって吊下支持されており、他方のマスト36b側において他方のワイヤ42bによって吊下支持されている。一方のマスト36aには、ワイヤ42a、42bを駆動する昇降駆動機構40が設けられている。昇降駆動機構40は、ワイヤ42a、42bが巻回されたウインチ41と、このウインチ41を正逆回転駆動する昇降モータ43とからなる。昇降モータ43によりウインチ41が回転駆動され、ワイヤ42a、42bが巻取り・巻戻しされることにより、キャリッジ38がマスト36a、39bに沿って昇降するようになっている。
キャリッジ38には、目的の収納部又は搬入出口に対して物品の荷取り・荷降ろしを行なうためのフォーク44が装備されている。フォーク44は、スタッカクレーン30の両側に配置された収納棚のいずれの側にも水平方向(図3の紙面垂直方向)に伸縮可能なように構成されており、目的の収納部又は搬入出口に対してキャリッジ38を対向配置させた状態でフォーク44を伸縮動作させることにより、収納部又は搬入出口との間で物品の荷取り・荷降ろしが行なわれるようになっている。なお、フォーク44は図示しないフォークモータにより駆動される。
スタッカクレーン30の上方には、ガイドレール45が配設されており、スタッカクレーン30が走行するときに、ガイドレール45に沿って上部フレーム37が案内されるようになっている。
また、スタッカクレーン30は、走行モータ35、昇降モータ43及びフォークモータを制御する制御装置(PLC)46を備えている。
なお、下記特許文献1,2には、上記の同様のスタッカクレーンが開示されている。
特開2004−115157号公報 特開2003−2408号公報
上述した従来のスタッカクレーンでは、1つの昇降モータ43によりキャリッジ38を昇降させていたため、昇降モータ43とウインチ41からなる昇降駆動機構40が大型化しやすく、一方のマスト36a側に大きな設置スペースが必要となるという問題があった。また、比較的重量の大きい昇降駆動機構40が一方のマスト36aの側に集中するため、スタッカクレーン30の前後の重量バランスが悪いという問題があった。
また、昇降駆動機構40から近い側でキャリッジ38を吊下支持するワイヤ42aと、昇降駆動機構40から遠い側でキャリッジ38を吊下支持するワイヤ42bとは、長さが相互に異なる。このため、使用期間の経過にともなってワイヤ42a、42bに伸びが生じたときに、互いの伸び量が異なり、キャリッジ38が前後に傾くという問題があった。また、その傾きの補正は、作業員の手作業によるものであったため、煩雑で時間が掛かるという問題があった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、キャリッジの昇降駆動機構を小型化でき、前後の重量バランスを改善できるスタッカクレーンを提供することを目的とする。また、キャリッジの傾きを容易に補正できるスタッカクレーンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のスタッカクレーンは、以下の手段を採用する。
(1)本発明は、自動倉庫において物品を搬送するスタッカクレーンであって、台車と、該台車上に立設された一対のマストと、搬送対象の物品を載置可能であり前記一対のマストに沿って昇降可能なキャリッジと、前記一対のマストのそれぞれの側に設けられ前記キャリッジを吊下支持する一対の索体と、前記キャリッジが昇降するように前記一対の索体をそれぞれ駆動する一対の昇降駆動機構と、該昇降駆動機構を制御する制御装置とを備え、前記一対の昇降駆動機構の各々は駆動源であるサーボモータを搭載し、前記制御装置は、前記キャリッジが昇降するように前記各サーボモータを同期制御する、ことを特徴とする。
このように、キャリッジを2つの昇降駆動機構により昇降駆動するので、昇降駆動機構を機械的に連結することなく2つに分割できる。したがって、個々の昇降駆動機構を従来よりも小型化でき、省スペース化が可能となる。
(2)また、上記のスタッカクレーンにおいて、前記一対の昇降駆動機構は、前記一対のマストの一方と他方のそれぞれの側に設置されている。
このように、一方のマストと他方のマストのそれぞれの側に昇降駆動機構が設置されるので、スタッカクレーンの前後の重量バランスが改善される。
(3)また、上記のスタッカクレーンにおいて、前記一対の索体が同一長さに設定されている。
このように、一対の索体が同一長さに設定されるので、使用期間の経過に伴う一対の索体の伸び量に差が生じにくくなる。したがって、キャリッジの傾きが生じにくくなる。
(4)また、上記のスタッカクレーンにおいて、前記キャリッジにおける一方のマスト寄りの部位と他方のマスト寄りの部位のそれぞれの上下方向位置を計測する一対のレーザ距離計を備え、前記制御装置は、前記一対のレーザ距離計の計測データに基づいて前記キャリッジの傾きの有無を監視し、前記キャリッジが傾いている場合には、その傾きを補正するように前記一対の昇降駆動機構のサーボモータの一方又は双方を制御する。
このように、一対のレーザ距離計を設け、その計測データに基づいてキャリッジの傾きを監視し、傾きがある場合には、サーボモータを駆動してその傾きを補正するようにしたので、キャリッジの傾き補正を自動制御により容易に実現することができる。また、キャリッジの位置計測にレーザ距離計を用い、キャリッジの昇降にサーボモータを用いるので、キャリッジの傾きの監視とその補正を精密に行うことができる。
本発明のスタッカクレーンによれば、キャリッジの昇降駆動機構を小型化でき、前後の重量バランスを改善でき、キャリッジの傾きを容易に補正できるという優れた効果が得られる。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態のスタッカクレーン1の構成を示す図である。
このスタッカクレーン1は、走行ローラ2を有する台車3を有し、自動倉庫内に敷設された走行レール4上に移動可能に載置され、物品を収納する複数の収納部を有する収納棚と図示しない所定の搬入出口(入出庫ステーション)との間で物品を搬送するものである。
図示しない収納棚が、紙面の奥側と手前側に相当する位置に間隔を置いて対向配置されている。そして、そのような収納棚の間をスタッカクレーン1が走行するようになっている。
走行ローラ2は、台車3上に設置された走行モータ5により駆動され、これにより台車3が走行レール4上を図の矢印X方向に移動するようになっている。以下、スタッカクレーン1又は台車3について、前後方向とは、上述したX方向を指すものとする。
台車3の前寄り及び後寄りの位置には一対のマスト6a,6bが立設されており、マスト6の上部には上部フレーム7が取り付けられている。物品を載置するためのキャリッジ8が一対のマスト6a、6bに沿って昇降可能に取り付けられている。
上部フレーム7にはシーブ9a,9bが取り付けられ、各シーブ9a、9bにはウインチ11から延びた一対のワイヤ(索体)12a、12bが掛け渡されている。
キャリッジ8は、一方のマスト6a側において一方のワイヤ12aで吊下支持されており、他方のマスト6b側において他方のワイヤ12bで吊下支持されている。一対のマスト6a、6bには、それぞれ、キャリッジ8が昇降するように一対のワイヤ12a、12bを駆動する一対の昇降駆動機構10a、10bが設置されている。
昇降駆動機構10a、10bは、ワイヤ12a、12bが巻回されたウインチ11a、11bと、このウインチ11a、11bをそれぞれ正逆回転駆動するサーボモータ13a、13bとからなる。サーボモータ13a、13bが同期制御されて、ウインチ11a、11bが回転駆動され、ワイヤ12a、12bが巻取り・巻戻しされることにより、キャリッジ8がマスト6a、9bに沿って昇降するようになっている。
このように、キャリッジ8が2つの昇降駆動機構10a、10bにより昇降駆動されるので、昇降駆動機構10a、10bを機械的に連結することなく2つに分割できる。したがって、個々の昇降駆動機構10a、10bを従来よりも小型化でき、省スペース化が可能となる。また、一方のマスト6aと他方のマスト6bのそれぞれの側に昇降駆動機構10a、10bが設置されているので、スタッカクレーン1の前後の重量バランスが改善される。
また、一対のマスト6a、6bが、前後で共通の構成のものが製作できるため、製作コストを削減できるという利点がある。さらに、一対のマスト6a、6bに、それぞれ昇降駆動機構10a、10bを組み込んだ状態で現地に発送できるため、現地での組立て工数を削減できるという利点もある。
上述した一対のワイヤ12a、12bは、同一長さに設定されるのが好ましい。このように、一対のワイヤ(索体)12a、12bを同一長さに設定すれば、使用期間の経過に伴う一対のワイヤ12a、12bの伸び量に差が生じにくくなるので、キャリッジ8の傾きが生じにくくなる。
なお、本実施形態では、ワイヤ12a、12bによってキャリッジ8を吊下支持しているが、チェーンその他の索体によってキャリッジ8を吊下支持する構成(例えば、特開2003−2408号公報に開示されたような構成)であってもよい。
キャリッジ8には、目的の収納部又は搬入出口に対して物品の荷取り・荷降ろしを行なうためのフォーク14が装備されている。フォーク14は、スタッカクレーン1の両側に配置された収納棚のいずれの側にも水平方向(図1の紙面垂直方向)に伸縮可能なように構成されており、目的の収納部又は搬入出口に対してキャリッジ8を対向配置させた状態でフォーク14を伸縮動作させることにより、収納部又は搬入出口との間で物品の荷取り・荷降ろしを行なうようになっている。なお、フォーク14は図示しないフォークモータにより駆動される。
スタッカクレーン1の上方には、ガイドレール15が配設されており、スタッカクレーン1が走行するときに、ガイドレール15に沿って上部フレーム7が案内されるようになっている。
また、スタッカクレーン1は、走行モータ5、サーボモータ13a、13b及びフォークモータを制御する制御装置16を備えている。
さらに、本発明のスタッカクレーン1は、キャリッジ8における一方のマスト6a寄りの部位と他方のマスト6b寄りの部位のそれぞれの上下方向位置を計測する一対のレーザ距離計23a、23bを備えている。
図2は、キャリッジ8の昇降制御を行う昇降制御系20のブロック図である。この昇降制御系20は、位置決めサーボ機構25a、25bと、上述した一対のレーザ距離計23a、23bと、制御装置16とからなる。
位置決めサーボ機構25a、25bは、制御装置16からの指令を受けてキャリッジ8の位置決め制御を行うものであり、それぞれ、上述したサーボモータ13a、13bと、サーボモータ13a、13bの回転量を検出するエンコーダ21a、21bと、位置決め制御信号とエンコーダ21a、21bからの検出信号を受けてサーボモータ13a、13bを駆動制御するサーボドライバ22a、22bとからなる。
サーボモータ13は、同期形ACサーボモータ13などが好適である。エンコーダ21a、21bは、サーボモータ13a、13bの回転軸に連結されその回転量に応じたパルス信号を出力する。
エンコーダ21a、21bは、アブソリュート型、インクリメント型のいずれでもよいが、本実施形態ではインクリメント型を採用している。
サーボドライバ22a、22bは、制御装置16からの位置決め制御信号を受信するとともに、エンコーダ21a、21bからのフィードバックパルス信号を受信し、必要な演算を実行してサーボモータ13a、13bをフィードバック制御により駆動制御する。
レーザ距離計23a、23bは、その設置位置からレーザビームを出射してキャリッジ8までの距離を非接触かつリアルタイムで計測することにより、キャリッジ8の上下方向位置を正確に計測できるようになっている。本実施形態ではレーザ距離計23a、23bはスタッカクレーン1の台車3にレーザ照射方向が真上を向くように設置されており、キャリッジ8における一方のマスト6a寄りの部位と他方のマスト6b寄りの部位において、その下面に取り付けた反射板24a、24bからの反射光を受光部で受けるようになっている。レーザ距離計23a、23bの計測データは、制御装置16に送信される。
なお、レーザ距離計23a、23bは、キャリッジ8における一方のマスト6a寄りの部位と他方のマスト6b寄りの部位のそれぞれの上下方向位置を計測できる範囲で、台車3以外の部位(例えば、上部フレーム7)に設置されてもよい。
制御装置16は、例えばPLCであり、キャリッジ8の位置決めデータを記憶していてサーボドライバ22に位置決め制御信号を出力する。この位置決めデータの制御装置16へのティーチングは、自動倉庫におけるスタッカクレーン1の設置後、記憶させるべき各停止位置に、キャリッジ8を順次移動して停止させ、各位置においてレーザ距離計23a、23bによりキャリッジ8の位置を計測し、その計測値を制御装置16に記憶させることにより行なうことができる。
制御装置16は、サーボドライバ22a、22bを介して、キャリッジ8が水平姿勢で昇降するように、サーボモータ13a、13bを直線補間によって同期制御する。具体的には、制御装置16は、サーボドライバ22a、22bに位置決め制御信号を送信することにより、キャリッジ8を昇降制御して所望の位置に位置決めする。
なお、サーボドライバ22a、22bの電子ギヤの機能を使用し、レーザ距離計23a23bとサーボドライバ22a、22b側の値を合わせることができる。
また、制御装置16は、一対のレーザ距離計23a、23bの計測データに基づいてキャリッジ8の傾きの有無を監視する。本実施形態の場合、レーザ距離計23aと反射板24a間の距離と、レーザ距離計23bと反射板24b間の距離とは、同じであるので、制御装置16は、レーザ距離計23aとレーザ距離計23bの計測値が異なるときは、キャリッジ8が傾いていると判断する。そして、このようにキャリッジ8が傾いていると判断した場合には、サーボドライバ22a、22bを介して、その傾きを補正するようにサーボモータ13a、13bの一方又は双方を制御する。ここで、「傾きを補正する」とは、キャリッジ8を水平姿勢に修正することをいう。
制御装置16によるキャリッジ8の傾き補正は、一方のサーボモータ13a(又は13b)を静止させた状態で、他方のサーボモータ13b(又は13a)のみを駆動することにより行なってもよいし、両方のサーボモータ13a、13bを駆動することにより行なってもよい。
このように、一対のレーザ距離計23a、23bを設け、その計測データに基づいてキャリッジ8の傾きを監視し、傾きがある場合には、サーボモータ13a、13bを駆動してその傾きを補正するようにしたので、キャリッジ8の傾き補正を自動制御により容易に実現することができる。また、キャリッジ8の位置計測にレーザ距離計23a、23bを用い、キャリッジ8の昇降にサーボモータ13a、13bを用いるので、キャリッジ8の傾きの監視とその補正を精密に行うことができる。
さらに、このように自動でキャリッジ8の傾きを補正し、水平姿勢を維持できるようにしたので、ワイヤ12a、12bの交換以外はワイヤ12a、12bに関してのメンテナンスを不要にできる。
上述した実施形態において、制御装置16は、位置決めサーボ機構25a、25bの駆動制御によって、キャリッジ8が物品の荷取り又は荷下ろしを行なうために目的の収納部又は搬入出口に移動したときに、キャリッジ8の停止位置をレーザ距離計23a、23bにより取得し、レーザ距離計23a、23bの計測データに基づく停止位置が目標停止位置と一致しない場合は、レーザ距離計23a、23bからの計測データに基づいてキャリッジ8が目標停止位置に移動するようにサーボドライバ22a、22bに制御信号を出力するようにしてもよい。
このようにすると、位置決めサーボ機構25a、25bのフィードバック制御による停止位置の監視に加え、レーザ距離計23a、23bにおいても停止位置の監視を行なうので、2重の停止位置監視が可能である。そして、レーザ距離計23a、23bの計測データに基づく停止位置が目標停止位置と一致しない場合は、レーザ距離計23a、23bの計測データに基づいてキャリッジ8の位置を修正するので、精度の高い位置決めを行なうことができるという利点がある。
また、制御装置16は、上記のようにキャリッジ8の停止位置が目標停止位置と一致しない場合に、そのずれ量に基づいて位置決めデータを補正するようにしてもよい。
このように位置決めデータを補正すれば、次回の同じ位置への位置決めの際には、再度の位置修正を行なうことなく迅速かつ正確に目標停止位置にキャリッジ8を位置決めできるという利点がある。
また、サーボドライバ22a、22bの側において何らかの原因により制御不能な状態に陥った場合でも、レーザ距離計23a、23bによりキャリッジ8を監視することにより、キャリッジ8を安全に停止させるようにしてもよい。
上述した本実施形態ではエンコーダ21a、21bはインクリメンタル型であるので、電源投入後、キャリッジ8の位置決め制御動作に先立ってエンコーダ21a、21bをプリセットする必要がある。このプリセットは、上記のスタッカクレーン1に原点センサを設置して原点復帰動作させることにより行ってもよいが、次の方法によりプリセットしてもよい。すなわち、電源投入後、キャリッジ8の位置決め制御動作に先立ってレーザ距離計23a、23bによりキャリッジ8の位置を計測し、この計測データを用いてエンコーダ21a、21bをプリセットしてもよい。このプリセットは、制御装置16の制御によって実現することができる。このようにすると、原点復帰動作が不要であるので、電源投入後、エンコーダ21a、21bのプリセットを短時間に行なうことができ、原点センサを設置する必要が無いという利点がある。
上記において、本発明の実施形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施形態にかかるスタッカクレーンの構成を示す図である。 本発明の実施形態にかかるスタッカクレーンにおける昇降制御系のブロック図である。 従来のスタッカクレーンを示す図である。
符号の説明
1 スタッカクレーン
2 走行ローラ
3 台車
4 走行レール
5 走行モータ
6a、6b マスト
7 上部フレーム
8 キャリッジ
9a、9b シーブ
10a、10b 昇降駆動機構
11a、11b ウインチ
12a、12b ワイヤ
13a、13b サーボモータ
14 フォーク
15 ガイドレール
16 制御装置
20 昇降制御系
21a、21b エンコーダ
22a、22b サーボドライバ
23a、23b レーザ距離計
24a、24b 反射板
25a、25b 位置決めサーボ機構

Claims (4)

  1. 自動倉庫において物品を搬送するスタッカクレーンであって、
    台車と、該台車上に立設された一対のマストと、搬送対象の物品を載置可能であり前記一対のマストに沿って昇降可能なキャリッジと、前記一対のマストのそれぞれの側に設けられ前記キャリッジを吊下支持する一対の索体と、前記キャリッジが昇降するように前記一対の索体をそれぞれ駆動する一対の昇降駆動機構と、該昇降駆動機構を制御する制御装置とを備え、
    前記一対の昇降駆動機構の各々は駆動源であるサーボモータを搭載し、
    前記制御装置は、前記キャリッジが昇降するように前記各サーボモータを同期制御する、ことを特徴とするスタッカクレーン。
  2. 前記一対の昇降駆動機構は、前記一対のマストの一方と他方のそれぞれの側に設置されている請求項1記載のスタッカクレーン。
  3. 前記一対の索体が同一長さに設定されている請求項1又は2記載のスタッカクレーン。
  4. 前記キャリッジにおける一方のマスト寄りの部位と他方のマスト寄りの部位のそれぞれの上下方向位置を計測する一対のレーザ距離計を備え、
    前記制御装置は、前記一対のレーザ距離計の計測データに基づいて前記キャリッジの傾きの有無を監視し、前記キャリッジが傾いている場合には、その傾きを補正するように前記一対の昇降駆動機構のサーボモータの一方又は双方を制御する請求項1〜3のいずれかに記載のスタッカクレーン。
JP2006215525A 2006-08-08 2006-08-08 スタッカクレーン Pending JP2008037595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006215525A JP2008037595A (ja) 2006-08-08 2006-08-08 スタッカクレーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006215525A JP2008037595A (ja) 2006-08-08 2006-08-08 スタッカクレーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008037595A true JP2008037595A (ja) 2008-02-21

Family

ID=39173061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006215525A Pending JP2008037595A (ja) 2006-08-08 2006-08-08 スタッカクレーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008037595A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012120454A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Tsubakimoto Chain Co 植物栽培装置
KR101200335B1 (ko) * 2010-10-18 2012-11-12 주식회사 신성에프에이 크레인 승강 벨트 텐션 동기장치
KR101200334B1 (ko) * 2010-10-18 2012-11-12 주식회사 신성에프에이 크레인 승강용 방진벨트 텐션 조절장치
JP2013023344A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Daifuku Co Ltd 物品搬送設備
WO2014040328A1 (zh) * 2012-09-14 2014-03-20 深圳市华星光电技术有限公司 具有自动平衡配重装置的堆垛机及其配重方法
US8893904B2 (en) 2012-09-14 2014-11-25 Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. Crane with automatic counterweight balancing device and method of arranging counterweight thereof
WO2015001907A1 (ja) * 2013-07-03 2015-01-08 村田機械株式会社 搬送システム
CN107074445A (zh) * 2014-03-05 2017-08-18 瑞仕格物流公司 自动化升降储存车
JP2022063292A (ja) * 2017-09-25 2022-04-21 キヤノン株式会社 搬送システム及び加工システム
US11929655B2 (en) 2017-09-25 2024-03-12 Canon Kabushiki Kaishi Transport system and processing system

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11278606A (ja) * 1998-03-25 1999-10-12 Murata Mach Ltd 自動倉庫
JP2001341809A (ja) * 2000-06-05 2001-12-11 Murata Mach Ltd 昇降搬送装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11278606A (ja) * 1998-03-25 1999-10-12 Murata Mach Ltd 自動倉庫
JP2001341809A (ja) * 2000-06-05 2001-12-11 Murata Mach Ltd 昇降搬送装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101200335B1 (ko) * 2010-10-18 2012-11-12 주식회사 신성에프에이 크레인 승강 벨트 텐션 동기장치
KR101200334B1 (ko) * 2010-10-18 2012-11-12 주식회사 신성에프에이 크레인 승강용 방진벨트 텐션 조절장치
JP2012120454A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Tsubakimoto Chain Co 植物栽培装置
JP2013023344A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Daifuku Co Ltd 物品搬送設備
WO2014040328A1 (zh) * 2012-09-14 2014-03-20 深圳市华星光电技术有限公司 具有自动平衡配重装置的堆垛机及其配重方法
US8893904B2 (en) 2012-09-14 2014-11-25 Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. Crane with automatic counterweight balancing device and method of arranging counterweight thereof
WO2015001907A1 (ja) * 2013-07-03 2015-01-08 村田機械株式会社 搬送システム
JPWO2015001907A1 (ja) * 2013-07-03 2017-02-23 村田機械株式会社 搬送システム
CN107074445A (zh) * 2014-03-05 2017-08-18 瑞仕格物流公司 自动化升降储存车
EP3114051B1 (en) * 2014-03-05 2022-02-23 SwissLogistics, Inc. Automated lifting storage cart
JP2022063292A (ja) * 2017-09-25 2022-04-21 キヤノン株式会社 搬送システム及び加工システム
JP7447163B2 (ja) 2017-09-25 2024-03-11 キヤノン株式会社 搬送システム及び加工システム
US11929655B2 (en) 2017-09-25 2024-03-12 Canon Kabushiki Kaishi Transport system and processing system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008037595A (ja) スタッカクレーン
JP4577568B2 (ja) 物品収納設備における物品搬送装置
JP4756367B2 (ja) 物品収納設備
JP4140015B2 (ja) 移動体の走行装置
JP4978778B2 (ja) 物品搬送装置
JP4947359B2 (ja) 物品搬送装置
JP2007323111A (ja) 位置決め制御装置
JP5196221B2 (ja) 自動倉庫設備
JP5765577B2 (ja) スタッカークレーン
JP5382407B2 (ja) スタッカークレーンにおける異常検出装置
JP4775652B2 (ja) 物品収納設備
JP5105174B2 (ja) 物品搬送装置
JP4314521B2 (ja) 物品搬送装置
JP4973927B2 (ja) 物品搬送装置
KR101007110B1 (ko) 광리피터를 이용한 스태커 크레인의 원격 제어장치
JP4257590B2 (ja) 昇降式の物品搬送装置
JP4235912B2 (ja) 物品搬送装置
JP2007326688A (ja) スタッカクレーン
JP4257591B2 (ja) 物品移載装置
JP4399734B2 (ja) 昇降式の物品搬送装置
JP4905802B2 (ja) 物品収納設備
JP5280012B2 (ja) 物品昇降装置
JP2009126596A (ja) スタッカクレーンの昇降体の高低差補正方法
JP4277204B2 (ja) 物品搬送装置
JP3952764B2 (ja) 移動体の移動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090325

A977 Report on retrieval

Effective date: 20110726

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110728

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110921

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120319

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02