JPH09124283A - クレーン装置のキャリッジ取付構造 - Google Patents

クレーン装置のキャリッジ取付構造

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JPH09124283A
JPH09124283A JP28221695A JP28221695A JPH09124283A JP H09124283 A JPH09124283 A JP H09124283A JP 28221695 A JP28221695 A JP 28221695A JP 28221695 A JP28221695 A JP 28221695A JP H09124283 A JPH09124283 A JP H09124283A
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JP
Japan
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carriage
mast
guide roller
detector
roller
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Application number
JP28221695A
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English (en)
Inventor
Shinji Suga
眞二 菅
Kenji Hasegawa
謙二 長谷川
Shinichi Kani
真一 可児
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャリッジの昇降時のガタ付きを防止し、検出
器とマストとの前後方向の位置関係を正確に保持する。 【解決手段】自動倉庫のスタッカクレーンは、走行台、
走行台に立設された前後一対のマスト12a,12b及
び各マスト12a,12b間に配設された昇降キャリッ
ジ13等からなる。昇降キャリッジ13の前後には、昇
降キャリッジ13を前後方向に支持する案内ローラR
1,R3及び左右方向に支持する案内ローラR2が配設
されている。案内ローラR1は昇降キャリッジ13の前
側に回動可能に固定され、案内ローラR3はバネ46に
よりマスト12b側に付勢されている。即ち、昇降キャ
リッジ13はバネ46にて前側のマスト12aに向かっ
て常には付勢される。従って、案内ローラR1はマスト
12aと常に当接し、昇降キャリッジ13の前側にある
検出器35とマスト12aとの距離は常に一定に保持さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーン装置のキ
ャリッジ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、自動倉庫等に設けられたスタッ
カクレーン61のマスト62と、当該マスト62に沿っ
て昇降するとともに、搬送すべき荷を載置する昇降キャ
リッジ63との支持構造を示している。
【0003】この支持構造によれば、昇降キャリッジ6
3にはブラケットBを介してマスト62の転動面62a
を転動するローラ64が取着されている。ブラケットB
と、昇降キャリッジ63との間にはシム65が挟着さ
れ、このシム65の厚さによってローラ64が転動面6
2aと当接するようにそのクリアランスが調節されてい
る。
【0004】ところが、ブラケットB等の加工誤差によ
ってローラ64と転動面62aとの間に隙間等が生じた
場合には、当該ブラケット64を昇降キャリッジ63か
ら取り外し、その隙間に応じて適宜にシム65をブラケ
ットBと昇降キャリッジ63との間に挟着しなければな
らなかった。
【0005】しかも、スタッカクレーン61のマスト6
2の背が高い場合、その自重によってマスト62の高さ
方向の中間部付近が僅かに膨らみ、中間部付近でマスト
62間が広がる。従って、高さ方向において各マスト6
2間の幅が不均一となり、シム65をブラケットBと昇
降キャリッジ63との間に挟着するだけでは対応できな
いという問題がある。
【0006】そこで、前後両側のローラ64をバネ等に
て、常には対応するマスト62に押圧する昇降キャリッ
ジ63が提案されている。この昇降キャリッジ63で
は、ローラ64が常にはマスト62側に付勢されること
から、各マスト62間の幅の変化に関わらず、その昇降
時においてローラ64は転動面62aに当接した状態と
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、昇降
キャリッジ63の昇降の制御は、昇降キャリッジ63に
取り付けられた光センサがマスト62に取り付けられた
ドグを検出することによって行われる。
【0008】このため、各マスト62間の幅の変化に対
応して、たとえ各ローラ64がバネ力によって常にマス
ト62と当接した状態で転動しても、ドグと光センサと
の前後方向の距離がズレるため、正確に光センサがドグ
を検出できないという問題がある。従って、正確に昇降
キャリッジ63の昇降制御が行えないという問題があ
る。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はキャリッジの昇降時にお
けるガタ付きを防止するとともに、検出器とマストとの
前後方向の位置関係を正確に保持でき、検出器にてマス
ト側の被検出部を正確に検出し、正確に昇降キャリッジ
の昇降の制御を行うことができるクレーン装置のキャリ
ッジ取付構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、前後一対のマスト間に昇降
可能に配設されたキャリッジの前側及び後側側面には、
各マストのキャリッジと対向する面を転動するローラが
それぞれ設けられるとともに、前記前側又は後側側面の
いずれか一側面には、対向するマストに設けられた被検
出部を検出し、キャリッジの昇降を制御するための検出
器が取着されたクレーン装置のキャリッジ取付構造にお
いて、前記検出器とは反対側の一側面のローラには当該
ローラを対向するマストへと押圧する付勢部材が設けら
れるとともに、検出器側の一側面のローラは回転可能に
固定されたことをその要旨とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記キャリッジの前側及び後側側面に設け
られたローラは、それぞれ上下に一対設けられたことを
その要旨とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載のク
レーン装置のキャリッジ取付構造において、前記検出器
とは反対側の各ローラは、キャリッジに共通の支持軸を
中心に回動可能に取り付けられた各支持部材の先端に設
けられ、各支持部材はキャリッジと前記付勢部材にて連
結されたことをその要旨とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1〜3記載
の発明において、前記被検出部は前後に延びるドグに設
けられ、前記検出器は左右方向から被検出部を検出する
ことをその要旨とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1〜4記載
の発明において、前記前側及び後側側面には、対向する
マストの左右の面を転動するローラがそれぞれ設けられ
たことをその要旨とする。
【0015】従って、請求項1記載の発明によれば、検
出器とは反対側のローラは付勢部材による付勢力によっ
てマストに押圧され、その反力によってキャリッジ自体
が検出器側へと押圧される。即ち、キャリッジ自体が検
出器側へと押圧された状態で、当該キャリッジの前後の
ローラは互いに対向するマストに当接している。このた
め、キャリッジの昇降時において各マスト間の幅が変化
した場合には、付勢部材が設けられた検出器とは反対側
のローラとマストとの間隔は変化するが、検出器側のロ
ーラとマストとの前後方向の間隔は一定に保持される。
従って、マスト側の被検出部と検出器との前後方向の位
置関係が常に一定に保持される。
【0016】請求項2記載の発明によれば、キャリッジ
の前後にはローラが上下に一対設けられている。従っ
て、上下一対のローラによってキャリッジを確実に前後
方向に保持でき、より確実且つスムーズにキャリッジを
マストに沿って昇降させることができる。
【0017】請求項3記載の発明によれば、各ローラが
取り付けられた各支持部材は、共通の支持軸によって回
動可能に取り付けられているので、各ローラを付勢する
ための機構がコンパクト化される。
【0018】請求項4記載の発明によれば、検出器は前
後方向に延びるドグに設けられた被検出部を左右方向か
ら検出する。従って、被検出部と検出器との位置関係が
常に一定に保持されるので、検出器は確実に被検出部を
検出することが可能となる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、前記前側及
び後側側面には、対向するマストの左右の面を転動する
ローラが設けられているので、キャリッジは左右方向に
安定した状態で昇降する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図7に従って説明する。図1に示すよう
に、自動倉庫1は左右一対の枠組棚2a,2bを備え、
各枠組棚2a,2bには複数の収納部3が設けられてい
る。各柵組棚2a,2b間には走行レール4が敷設さ
れ、走行レール4にはクレーン装置としてのスタッカク
レーン5が走行するようになっている。
【0021】スタッカクレーン5は、走行レール4に沿
って走行する走行台11、走行台11の前後に立設され
た一対のマスト12a,12b、各マスト12a,12
b間に昇降可能に配設されたキャリッジとしての昇降キ
ャリッジ13及び昇降キャリッジ13に設けられたフォ
ーク14等から構成されている。
【0022】図4,図5に示すように、前記前後一対の
マスト12a,12bは同一のものが使用され、アルミ
ニウムを押し出し成形することによって、その断面形状
が略正方形状に形成されている。マスト12a,12b
の角部には、互いに直交する二面にそれぞれ上下方向に
延びる断面略T字状の係合溝15a,15bが形成され
ている。係合溝15aは左右方向に平行な面16a側に
形成され、係合溝15bは前後方向に平行な面16b側
に形成されている。
【0023】又、前側のマスト12aにおいて、昇降キ
ャリッジ13側に形成された係合溝15a,15bに
は、例えば前記自動倉庫1の各収納部3と対応する高さ
の位置等に複数のドグ17がボルト18及びナット19
にて固定されている。図7に示すように、ドグ17の形
状は前後に延びる支持プレート部17aと、所定の幅で
上下に延びる被検出部17bとから形成されている。
【0024】図2〜図4に示すように、昇降キャリッジ
13の前側側面13aには、左右方向中央部における上
下の各位置に取付ブラケット21がそれぞれボルト22
にて固着されている。取付ブラケット21の先端部に
は、軸線が前側側面13aと平行に延びる断面円形状の
貫通孔23が形成されている。貫通孔23には、シャフ
ト24が挿通固定されている。シャフト24は前側側面
13aと平行に取り付けられている。シャフト24に
は、ベアリング24aを介して案内ローラR1が回転可
能に嵌着されている。即ち、案内ローラR1は回転可能
に前側側面13aに固定されている。この案内ローラR
1は前記マスト12aの昇降キャリッジ13と対向する
面16aを転動するようになっている。即ち、昇降キャ
リッジ13の昇降時には、上下一対の案内ローラR1が
面16aを転動し、昇降キャリッジ13を前後方向に支
持するようになっている。
【0025】又、昇降キャリッジ13の前側側面13a
の左右両側には、アーム型ブラケット31がボルト32
にて固着されている。ブラケット31は略L字状に屈曲
形成されて、その上下先端部の各位置には、軸線が前記
マスト12aの面16aと直交する向きに延びる貫通孔
33が形成されている。そして、各貫通孔33にシャフ
ト34が挿通固定されている。この場合、シャフト34
は前側側面13aと直交する向きに固定されている。各
シャフト34の先端部には、案内ローラR2がベアリン
グ34aを介して嵌着されている。即ち、案内ローラR
2は前記マスト12aにおける昇降キャリッジ13と直
交する面16bを転動するようになっている。即ち、案
内ローラR2は、昇降キャリッジ13の前側側面13a
の上左、上右、下左、下右の各4位置に設けられ、これ
ら各案内ローラR2がマスト12aを左右方向から挟持
した状態で昇降キャリッジ13は昇降する。つまり、案
内ローラR2は昇降キャリッジ13の左右方向を支持す
るようになっている。
【0026】更に又、昇降キャリッジ13の前側側面1
3aの上下方向略中央部における左右の各位置には、前
記ドグ17を検出する検出器としての複数の光センサ3
5が取着されている。各光センサ35は、昇降キャリッ
ジ13の昇降を制御するために設けられたセンサであっ
て、例えばドグ17を検出することによって収納部3の
上下方向の位置、昇降キャリッジ13を速度制御するた
めの減速区間を示す位置等を検出するようになってい
る。図7に示すように、光センサ35の検出部35aは
ドグ17の被検出部17bを左右方向から検出するよう
になっている。
【0027】次に、昇降キャリッジ13の後側側面13
bの支持構造について説明する。後側側面13bの支持
構造は、前記前側側面13aの支持構造とほぼその構成
を同一としている。従って、同一の部材については同一
の符号を付すこととし、その説明を省略して構造の異な
る点について以下に詳説する。
【0028】後側側面13bの支持構造は、前記前側側
面13aの支持構造と比較して、光センサ35が取り付
けられていない点、及び、昇降キャリッジ13の前後方
向を支持する案内ローラが付勢されている点を除いて同
一となっている。従って、以下に前後方向を支持する案
内ローラの付勢機構についてに説明する。
【0029】図3,図5,図6に示すように、昇降キャ
リッジ13の後側側面13bには、その左右方向及び上
下方向の中央部に、後方に延びる左右一対のブラケット
41が取り付けられている。各ブラケット41間には円
柱状の支持軸42が取り付けられている。支持軸42に
は2本の支持アーム43a,43bが回動可能に挿通さ
れている。一方の支持アーム43aは上方に延び、他方
の支持アーム43bは下方に延びている。そして、各支
持アーム43a,43bの先端には、左右方向に延びる
貫通孔(図示せず)が形成され、貫通孔にはシャフト4
5が挿通されている。即ち、シャフト45は左右方向に
延びるように取り付けられている。そして、各支持アー
ム43a,43bのシャフト45にはベアリング45a
を介して案内ローラR3が嵌着されている。案内ローラ
R3は昇降キャリッジ13の前後方向を支持するローラ
であって、マスト12bの昇降キャリッジ13と対向す
る面16aを転動するようになっている。
【0030】又、各支持アーム43a,43bの長手方
向の中央位置にはそれぞれ前後方向に延びる付勢部材と
してのバネ46の一端が連結されている。又、各バネ4
6の他端は後側側面13bに連結されている。この場
合、各バネ46は支持アーム43a,43bをマスト1
2b側へと押圧し、各案内ローラR3をマスト12bの
面16aに押圧されている。このため、昇降キャリッジ
13は常には光センサ35側(マスト12a側)へと付
勢されている。尚、各バネ46のバネ力はスタッカクレ
ーン5の発進及び停止時等に加わる加速度に十分対応で
きるものであって、その発進及び停止時においても昇降
キャリッジ13は前後方向にガタ付かないものとする。
【0031】次に、上記のように構成したクレーン装置
のキャリッジ取付構造の作用及び効果について説明す
る。図3に示すように、昇降キャリッジ13の昇降時に
おいて、光センサ35が設けられた側とは反対側の前後
方向を支持する案内ローラR3(以下、「付勢側案内ロ
ーラR3」という。)は、バネ46にて付勢されている
ため、マスト12bの面16aに当接した状態で転動す
る。この場合、付勢側案内ローラR3がマスト12bを
押圧する力の反力によって、昇降キャリッジ13自体は
マスト12a側へと付勢される。このため、前後方向を
支持する光センサ35側の案内ローラR1(以下、「セ
ンサ側案内ローラR1」という。)は、その反力によっ
てマスト12aの面16aと当接した状態で転動する。
【0032】この昇降時に、各マスト12a,12b間
の間隔が変化すると、後側側面13b側において、支持
アーム43a,43bが回動して、付勢側案内ローラR
3を常にマスト12bの面16aに当接した状態に保持
し、マスト12a,12b間の間隔の変化を吸収する。
このように付勢側案内ローラR3がマスト12a,12
b間の間隔の変化に対応しながら常にマスト12aに当
接することにより、昇降キャリッジ13はバネ力によっ
て常にマスト12a側へと押圧され、センサ側案内ロー
ラR1は常にマスト12aの面16aに当接する。
【0033】このため、昇降キャリッジ13の昇降時に
おいてマスト12aと前側側面13aとの前後方向の間
隔は、マスト12a,12b間の間隔の変化に関わらず
常に一定に保持される。即ち、光センサ35の検出部3
5aと、ドグ17の被検出部17bとの前後方向の位置
関係は一定の状態に保持される。
【0034】従って、昇降キャリッジ13の昇降時にお
いて、光センサ35が昇降キャリッジ13とともに前後
動することにより、ドグ17の被検出部17bが光セン
サ35の検出範囲から外れることがなくなり、光センサ
35は確実且つ正確に被検出部17bを検出する。
【0035】この実施の形態によれば、下記(イ)〜
(ヘ)の効果を有する。 (イ)この実施の形態によれば、後側の付勢側案内ロー
ラR3のみがバネ46にて後側のマスト12bへと押圧
されているので、その反力によって昇降キャリッジ13
を常にマスト12aに押圧することができる。従って、
センサ側案内ローラR1は常に前側のマスト12aの面
16aに当接した状態となり、昇降キャリッジ13の前
側側面13aとマスト12aの面16aとの前後方向の
間隔を、たとえ昇降キャリッジ13が間隔の変化するマ
スト12a,12b間を昇降する場合であって、常に一
定とすることができる。このため、昇降キャリッジ13
の昇降時において、光センサ35の検出部35aと、ド
グ17の被検出部17bとの前後方向の位置関係は一定
の状態に保持でき、光センサ35は確実且つ正確に被検
出部17bを検出することができる。
【0036】(ロ)前記付勢側案内ローラR3は、支持
アーム43a,43bの先端にそれぞれ取り付けられて
いる。従って、例えば昇降キャリッジの昇降中にマスト
12a,12b間の間隔が変化しても、各支持アーム4
3a,43bが適宜に回動することによって、マスト1
2a,12b間の間隔の変化を容易且つ確実に吸収でき
る。このため、確実に昇降キャリッジ13の前側側面1
3aとマスト12aの面16aとの前後方向の間隔を一
定に保持できる。
【0037】(ハ)センサ側案内ローラR1及び付勢側
案内ローラR3は、上下に一対設けられているので、昇
降キャリッジ13をスムーズ且つ安定した状態で昇降さ
せることができる。この場合、付勢側案内ローラR3
は、それぞれ独立して個別に後側のマスト12bの面1
6aを押圧するので、よりスムーズに昇降キャリッジ1
3を昇降させることができる。
【0038】(ニ)付勢側案内ローラR3を取り付けた
各支持アーム43a,43b共通の支持軸42によっ
て、回動可能に軸支されているので、付勢側案内ローラ
R3を付勢する機構の部品点数を削減できるとともに、
その機構をコンパクト化することができる。
【0039】(ホ)付勢側案内ローラR3を付勢する機
構において、支持アーム43aに軸支された付勢側案内
ローラR3は支持アーム43bの上方に、支持アーム4
3bに軸支された付勢側案内ローラR3は支持アーム4
3aの下方に位置している(図6参照)。従って、付勢
側案内ローラR3を付勢する機構をコンパクトに後側側
面13bに配置することができる。
【0040】(ヘ)昇降キャリッジ13の前側側面13
a及び後側側面13bには、マスト12a,12bの左
右の面16bと当接し、当該マスト12a,12bを挟
持した状態で前記左右の面16bを転動する案内ローラ
R2が設けられている。従って、昇降キャリッジ13の
昇降時には、昇降キャリッジ13の左右方向のガタ付き
等を防止でき、スムーズに昇降キャリッジ13を昇降さ
せることができる。
【0041】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、以下の
ように実施してもよい。 (1)上記実施の形態では、検出器としての光センサ3
5がドグ17を検出したが、例えば前側のマスト12a
の面16aに被検出部として磁気等のマークを取着し、
検出器がそのマークを検出するようにした昇降キャリッ
ジに適用してもよい。
【0042】(2)上記実施の形態では、昇降キャリッ
ジ13の前側側面13a及び後側側面13bに、マスト
12a,12bの左右の面16bを転動する案内ローラ
R2を設けた。これを、例えば案内ローラR2を使用す
ることなく、各マスト12a,12bの面16aに案内
ローラR1,R3の転動用の溝を形成してもよい。この
場合、案内ローラR1,R3は溝に沿って走行し、昇降
キャリッジ13の左右方向のガタ付き等を容易に防止で
きる。
【0043】(3)上記実施の形態では、昇降キャリッ
ジ13の各前側側面13a及び後側側面13bに上下に
一対の案内ローラR1,R3を設けたが、各側面13
a,13bにそれぞれ一つだけ設けてもよい。
【0044】(4)上記実施の形態において、マスト1
2a,12bの左右の面16bを転動する案内ローラR
2の左右方向の位置を調節できるように構成してもよ
い。この場合、例えばマスト12a,12bの加工誤差
等によって生じた前記左右面16bと案内ローラR2と
の隙間等を容易且つ確実に調節でき、よりスムーズに昇
降キャリッジを昇降させることができる。
【0045】上記実施の形態から把握できる請求項以外
の技術思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (1)請求項3記載の発明において、支持アーム43a
に軸支された案内ローラR3は支持アーム43bの上方
に配設され、支持アーム43bに軸支された案内ローラ
43bは支持アーム43aの下方に配設されたクレーン
装置のキャリッジ取付構造。この取付構造によれば、よ
り案内ローラR3を付勢する機構をコンパクトにでき
る。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、キャリッジの昇降時におけるガタ付きを防止
できるとともに、検出器とマストとの前後方向の位置関
係を正確に保持でき、検出器にてマスト側の被検出部を
正確に検出して、キャリッジの昇降の制御を正確に行う
ことができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、キャリッジ
の前後のローラは上下に一対設けられているので、キャ
リッジを確実に前後方向に保持でき、より確実且つスム
ーズにキャリッジをマストに沿って走行させることがで
きる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、各ローラが
取り付けられた各支持部材は、共通の支持軸によって回
動可能に取り付けられているので、各ローラを付勢する
ための機構をコンパクト化できるとともに、簡単な機構
でローラを付勢できる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、検出器とド
グに設けられた被検出部との前後方向の位置関係を常に
一定に保持できるので、検出器は確実に被検出部を検出
できる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、前側及び後
側側面には、対向するマストの左右の面を転動するロー
ラが設けられているので、キャリッジを左右方向に安定
した状態で昇降させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動倉庫を示す斜視図。
【図2】 昇降キャリッジを示す斜視図。
【図3】 昇降キャリッジを示す側面図。
【図4】 前側のマストと昇降キャリッジとの取付構造
を示す断面図。
【図5】 後側のマストと昇降キャリッジとの取付構造
を示す断面図。
【図6】 昇降キャリッジの後側側面に取り付けられた
案内ローラを示す後側面図。
【図7】 光センサにて検出されるドグを示す側面図。
【図8】 従来例におけるマストと昇降キャリッジとの
取付構造を示す断面図。
【符号の説明】
5…クレーン装置としてのスタッカクレーン、12a,
12b…マスト、13…キャリッジとしての昇降キャリ
ッジ、13a…前側側面、13b後側側面、16a…キ
ャリッジと対向する面、16b…左右の面、17…ド
グ、17b…被検出部、35…検出器としての光セン
サ、42…支持軸、43a,43b…支持部材としての
支持アーム、46…付勢部材としてのバネ、R1…検出
器側のローラとしての案内ローラ、R2…マストの左右
面を転動するローラとしての案内ローラ、R3…検出器
とは反対側のローラとしての案内ローラ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後一対のマスト間に昇降可能に配設さ
    れたキャリッジの前側及び後側側面には、各マストのキ
    ャリッジと対向する面を転動するローラがそれぞれ設け
    られるとともに、前記前側又は後側側面のいずれか一側
    面には、対向するマストに設けられた被検出部を検出
    し、キャリッジの昇降を制御するための検出器が取着さ
    れたクレーン装置のキャリッジ取付構造において、 前記検出器とは反対側の一側面のローラには当該ローラ
    を対向するマストへと押圧する付勢部材が設けられると
    ともに、検出器側の一側面のローラは回転可能に固定さ
    れたクレーン装置のキャリッジ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記キャリッジの前側及び後側側面に設
    けられたローラは、それぞれ上下に一対設けられた請求
    項1記載のクレーン装置のキャリッジ取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のクレーン装置のキャリッ
    ジ取付構造において、前記検出器とは反対側の各ローラ
    は、キャリッジに共通の支持軸を中心に回動可能に取り
    付けられた各支持部材の先端に設けられ、各支持部材は
    キャリッジと前記付勢部材にて連結されたクレーン装置
    のキャリッジ取付構造。
  4. 【請求項4】 前記被検出部は前後に延びるドグに設け
    られ、前記検出器は左右方向から被検出部を検出する請
    求項1〜3記載のクレーン装置のキャリッジ取付構造。
  5. 【請求項5】 前記前側及び後側側面には、対向するマ
    ストの左右の面を転動するローラがそれぞれ設けられた
    請求項1〜4記載のクレーン装置のキャリッジ取付構
    造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11208819A (ja) * 1998-01-29 1999-08-03 Okamura Corp スタッカクレーン
JP2009113907A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Daifuku Co Ltd 物品搬送装置
JP2009203028A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Daifuku Co Ltd 物品搬送装置

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