JP2598366Y2 - 物品貯蔵設備 - Google Patents

物品貯蔵設備

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JP2598366Y2
JP2598366Y2 JP1993025542U JP2554293U JP2598366Y2 JP 2598366 Y2 JP2598366 Y2 JP 2598366Y2 JP 1993025542 U JP1993025542 U JP 1993025542U JP 2554293 U JP2554293 U JP 2554293U JP 2598366 Y2 JP2598366 Y2 JP 2598366Y2
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順司 吉住
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Nakanishi Metal Works Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • B65G1/02Storage devices
    • B65G1/04Storage devices mechanical
    • B65G1/0407Storage devices mechanical using stacker cranes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、物品貯蔵設備、さら
に詳しくは、たとえば自動車工場などにおいてバンパー
などの部品を貯蔵しておく設備に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の物品貯蔵設備として、上下方向
および前後方向に広がった作業空間の左右両側に対向状
に配置された物品貯蔵棚、物品格納棚が上下および前後
方向に分割されることにより形成された複数の物品貯蔵
区画、作業空間の上方に設けられた前後方向にのびる作
業車走行レール、作業車走行レールに吊り下げられて走
行する作業車を備えており、作業車が、作業車走行レー
ルに吊り下げられて走行する走行体、走行体に吊り下げ
られて昇降する昇降体、および昇降体に設けられて物品
貯蔵区画との間で物品の積み卸しを行う積み卸し装置を
備えているものが知られている。
【0003】この物品貯蔵設備においては、昇降体が上
端位置まで上昇させられた状態で、作業車が走行レール
に沿って走行する。物品貯蔵棚の物品貯蔵区画に対して
物品の積み卸しを行うときには、作業車は目的の物品貯
蔵区画の上方の作業空間に停止させられ、昇降体が目的
の物品貯蔵区画の側方まで下降させられる。そして、物
品の積み卸しが行われた後、昇降体が上端位置まで上昇
させられて、作業車が走行する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような物品貯蔵
設備では、物品貯蔵区画に対する物品の搬入および搬出
を行うときに、作業車の昇降体を目的の物品貯蔵区画の
側方に正確に位置決めする必要がある。このため、作業
空間に面する物品貯蔵棚の部分に、昇降体を案内するガ
イドが設けられる。このガイドは、上端位置にあって走
行している昇降体と干渉しないようになっている。した
がって、作業車をガイドの真上に正確に位置決めして、
昇降体を下降させる必要があり、ガイドの構造および作
業車の位置決め制御が複雑になる。
【0005】この考案の目的は、上記の問題を解決し、
作業車の位置決めおよび昇降時の案内が簡単にできる物
品貯蔵設備を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案による物品貯蔵
設備は、上下方向および前後方向に広がった作業空間の
左右両側に対向状に配置された物品貯蔵棚、上記物品貯
蔵棚が上下および前後方向に分割されることにより形成
された複数の物品貯蔵区画、上記作業空間の上方に配置
された前後方向にのびる作業車走行レール、ならびに、
上記作業車走行レールに吊り下げられて走行する作業車
を備えており、上記作業車が、上記走行レールに取り付
けられた走行体、上記走行体から吊り下げられて昇降す
る昇降体、および上記昇降体に設けられて物品貯蔵区画
との間で物品の積み卸しを行う積み卸し装置を備えてい
る物品貯蔵設備において、上記物品貯蔵棚の上記作業空
間に面する部分の上記物品貯蔵区画の前後両側に、上下
方向にのびる支柱が設けられ、上記作業車の昇降体に、
上記作業空間を挟んで対向する左右の物品貯蔵区画の前
後2つずつの支柱を用いて作業車の位置決めおよび昇降
時のガイドを行うためのガイド装置が設けられており、
上記ガイド装置が、昇降体の左右両側の前後に設けられ
た4組のガイド・ユニットを備えており、各ガイド・ユ
ニットが、左右方向および前後方向に対して傾いた略水
平軸を中心に旋回して作動状態と非作動状態に切り替え
られる上下の旋回アームと、上記旋回アームを作動状態
と非作動状態に切り替える電動機とを備え上記各旋回
アームの先端部に作動状態において、左右方向に伸びる
略水平軸を中心に回転する第1ガイド・ローラおよび前
後方向に伸びる略水平軸を中心に回転する第2ガイド・
ローラが設けられており、作動状態において、上記旋回
アームが左右方向外側に突出して、上記ガイド・ローラ
が上記支柱の側面に接触または近接し、非作動状態にお
いて、上記旋回アームが左右方向内側に旋回して、上記
ガイド・ローラが上記支柱より左右方向内側に位置する
ようになされていることを特徴とするものである。
【0007】なお、この明細書において、前後左右は作
業車の進行方向についていうものとする。
【0008】
【作用】作業車の走行中、作業車の昇降体は上端位置ま
で上昇させられ、昇降体のガイド装置の上下の旋回アー
ムは非作動状態になっている。ガイド装置の旋回アーム
が非作動状態になっていて、ガイド・ローラが物品貯蔵
棚の支柱より左右方向内側に位置しているので、これら
が物品貯蔵棚と干渉することがない。
【0009】物品貯蔵棚の物品貯蔵区画に対して物品の
積み卸しを行うときには、作業車は目的の物品貯蔵区画
の上方の作業空間に停止させられ、ガイド装置の旋回ア
ームが作動状態に切り替えられる。これにより、ガイド
・ローラが対応する支柱の側面に接触(または近接)
し、作業車が目的の位置から多少ずれていても、作業車
の正確な位置決めがなされる。そして、このようにガイ
ド・ローラが支柱に接触した状態で、昇降体の下降およ
び上昇が行われる。このとき、ガイド・ローラが支柱に
案内されるため、昇降体が揺れたり、その位置が前後お
よび左右方向にずれたりすることがない。また、ガイド
・ローラは支柱の側面を転動するので、これらの間の抵
抗が小さく、昇降体は円滑に下降および上昇する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、この考案の実施例に
ついて説明する。
【0011】図1〜図3は自動車工場において自動車部
品であるバンパーを貯蔵しておく物品貯蔵設備の全体構
成を示している。
【0012】物品貯蔵設備には、左右複数列の物品貯蔵
棚(1) が設けられている。これらの棚(1) は、上下方向
および前後方向に広がった作業空間(2) の左右両側に対
向状に配置されている。作業空間(2) も左右に複数列設
けられており、作業空間(2)の間の部分に背中合わせに
一体化された左右2列の棚(1) が配置されている。各棚
(1) は、左右方向に複数列に分割されるとともに、上下
方向に複数段に分割されており、これにより、複数の物
品貯蔵区画(3) が形成されている。
【0013】作業空間(2) の間の2列の棚(1) に形成さ
れた貯蔵区画(3) の詳細が、図4に示されている。
【0014】棚(1) には、複数の連結棒(4)(5)(6) で連
結された左右1対の角パイプ製支柱(7)(8)の組が前後方
向に一定の間隔をおいて複数組設けられており、これら
によって棚(1) が前後方向に複数列に分割されている。
左右1対の支柱(7)(8)のうち、出入口側(作業空間(2)
に近い側)のものを出入口側支柱(7) 、奥側(作業空間
(2) から離れた側)のものを奥側支柱(8) ということに
する。前後方向に隣接する奥側支柱(8) 同志が、ターン
・バックル(9) を有する斜めの連結材(10)により互いに
連結されている。各奥側支柱(8) には、複数のブラケッ
ト(11)が上下方向に一定の間隔をおいて固定されてい
る。各奥側支柱(8) の対応するブラケット(11)は、同じ
高さ位置に配置されている。そして、隣接する奥側支柱
(8) 間に水平にわたされた丸パイプ製支持棒(12)の前後
両端部が、対応するブラケット(11)に固定されている。
前後1対の物品支持部材(13)の基端部が、各支持棒(12)
に貫通されて、固定されている。各支持部材(13)の基端
部を除く部分の上面に、ゴム製の物品受け(14)が固定さ
れている。支持部材(13)の出入口側端部に、物品受け(1
4)より少し上方に突出した出入口側ストッパ(15)が一体
に形成されている。また、上下方向にのびる山形材製の
奥側ストッパ(16)の上下複数箇所が、上下に重なる位置
にある全ての物品支持部材(13)の前後片面に固定されて
いる。奥側ストッパ(16)は、1対の支持部材(13)の互い
に対向する側の面であって物品受け(14)の奥側端部に対
応する部分に固定されている。作業空間(2) の間にあっ
て一体化された左右2列の棚(1) については、奥側支柱
(8) 、連結材(10)、ブラケット(11)および支持棒(12)が
共有され、また、支持部材(13)は一体化されて、支持棒
(12)の部分から左右両側に水平突出状にのびている。各
棚(1) の左右各列において、支持部材(13)より上方の一
定の範囲とこれより下方の一定の範囲を合わせた一定の
部分が、貯蔵区画(3) となっている。
【0015】図3に示すように、各棚(1) の最上段の前
後両端の貯蔵区画に相当する部分(A)(B)が切り欠かれて
いる。すなわち、各棚(1) の最上段の前後両端には、貯
蔵区画は設けられていない。そして、各棚(1) の前後両
端の支柱(7)(8)は、残りの支柱(7)(8)より背が低くなっ
ている。
【0016】左右方向に水平にのびる前後複数のレール
支持梁(17)が、棚(1) の前後両端部の背の低い支柱(7)
(8)を除いて、前後方向の同じ位置にある全ての支柱(7)
(8)の上端を互いに連結している。また、図示は省略し
たが、全ての支柱(7)(8)の下端部は適宜な手段により床
(20)に固定されている。
【0017】物品貯蔵設備には、作業車走行レール(21)
が各作業空間(3) に1組ずつ設けられている。レール(2
1)は、作業空間(2) の上方の前後方向にのびる直線状の
作業部分(22)、作業部分(22)の後端部にこれとほぼ直交
する左右方向(この例では右方向)から連続させられた
入口側部分(23)、および作業部分(22)の前端部にこれと
ほぼ直交する左右方向(この例では右方向)から連続さ
せられた出口側部分(24)よりなる。各レール(21)の入口
側部分(23)は左右方向にのびる1本の共通のレールより
なり、その複数箇所から平面視円弧状の導入部分(25)が
分岐して、各導入部分(25)が各作業部分(22)の後端部に
一体に連続させられている。各作業部分(22)の前端部に
は平面視円弧状の導出部分(26)が一体に連続させられて
おり、これらの導出部分(26)が各レール(21)に共通の1
本の出口側部分(24)の複数箇所に一体に連続させられて
いる。
【0018】図5に示すように、レール(21)の作業部分
(22)は、各作業空間(2) の上方の支持梁(17)に適当な支
持部材を介して支持されている。レール(21)の作業部分
(22)の左右両側に、レール(21)と平行にのびるガイド(3
0)(31)が配置され、適当な支持部材を介して支持梁(17)
に支持されている。図示は省略したが、レール(21)の入
口側部分(23)、導入部分(25)、導出部分(26)および出口
側部分(24)も、適当な支持部材によって支持されてお
り、これらの部分(23)(25)(26)(24)の左右両側に、上記
のガイド(30)(31)と同様のガイドが設けられている。
【0019】レール(21)には、これに沿って走行する複
数の作業車(32)が吊り下げられている。作業車(32)は、
走行レール(21)の入口側部分(23)から目的の導入部分(2
5)に分岐させられて、これに続く作業部分(22)に流入
し、さらにこれに続く導出部分(26)から出口側部分(24)
に流出するようになっている。作業車(32)の1例が図5
〜図8に示されている。作業車(32)は、走行レール(21)
に吊り下げ状に取り付けられた走行体(33)、走行体(33)
から吊り下げられて昇降する昇降体(34)、および昇降体
(34)に設けられて棚(1) の貯蔵区画(3) との間で物品
(バンパー)(35)の積み卸しを行う積み卸し装置(36)を
備えている。
【0020】作業車(32)の走行体(33)は、最前部の前部
従動トロリ(37)、中間の駆動トロリ(38)および最後部の
後部従動トロリ(39)を備えている。駆動トロリ(38)の後
部と後部従動トロリ(39)の前部とが、連結部材(40)によ
り垂直軸を中心に回動しうるように連結されている。駆
動トロリ(38)には垂直駆動ローラ(41)が、前後の従動ト
ロリ(37)(39)には垂直従動ローラ(42)が取り付けられて
いる。前部従動トロリ(37)に下方突出状に取り付けられ
たフレーム支持棒(45)および連結部材(40)に下方突出状
に取り付けられたフレーム支持棒(47)に、フレーム(46)
が回動自在に吊り下げられている。駆動ローラ(41)は駆
動トロリ(38)に取り付けられた走行用電動機(48)により
駆動され、これにより、走行体(33)が走行レール(21)に
沿って走行する。
【0021】フレーム(46)の左右両側に、ガイド(30)(3
1)に接して走行体(33)の傾きを防止するガイド部材(50)
が設けられている。
【0022】昇降体(34)は左右2本のローラ・チェーン
(58)(59)を介して走行体(33)のフレーム(46)に吊り下げ
られており、フレーム(46)に設けられた昇降用電動機(5
1)でチェーン(58)(59)の巻き上げ、繰り出しを行うこと
により、昇降体(34)が一定の姿勢を保持して昇降するよ
うになっている。そして、昇降体(34)が上端位置まで上
昇させられたときに、適宜な手段により、昇降体(34)が
走行体(33)のフレーム(46)にロックされるようになって
いる。
【0023】昇降体(34)は、左右1対の長方形状の垂直
枠部材(62)(63)、ならびにこれらの上部、下部、前部お
よび後部同志をそれぞれ連結する複数の連結部材(64)(6
5)(66)(67)(68)(69)を備えている。上部後側の連結部材
(65)の左側が走行体(33)の左側のチェーン(58)に吊り下
げられ、上部前側の連結部材(64)の右側が走行体(33)の
右側のチェーン(59)に吊り下げられている。左右の枠部
材(62)(63)の下部の左右方向外側に、前後方向に水平に
のびて前後両端部が左右方向内側に彎曲したそり状ガイ
ド部材(71)が適当な支持部材を介して取り付けられてい
る。また、昇降体(34)の前部に、走行体(33)との間を接
続するケーブル(図示略)が巻かれたケーブル・リール
(73)が設けられている。このリール(73)は、ばねなどの
適宜な手段によりケーブルを巻き込む方向に付勢されて
いる。
【0024】昇降体(34)には、昇降時にこれを案内する
ガイド装置(74)が設けられており、その詳細が図9〜図
14に示されている。ガイド装置(74)は、左右の枠部材
(62)(63)の前後の垂直部(62a)(62b)(63a)(63b)にそれぞ
れ1組ずつ配置された合計4組のガイド・ユニット(75)
(76)(77)(78)よりなる。左側のガイド・ユニット(75)(7
6)と右側のガイド・ユニット(77)(78)とは前後方向の垂
直面に対して対称であり、前部のガイド・ユニット(75)
(77)と後部のガイド・ユニット(76)(78)とは左右方向の
垂直面に対して対称であるから、右側前部のガイド・ユ
ニット(77)についてのみ説明する。なお、各ガイド・ユ
ニット(75)〜(78)について、同じ部分には同一の符号を
付している。
【0025】右側の枠部材(63)の前部垂直部(63a) の高
さの中間部にガイド・ローラ旋回用電動機(79)が固定さ
れている。この電動機(79)は、斜め右前方に水平にのび
たモータ軸(79a) を備えており、このモータ軸(79a) に
一直線状の中間旋回アーム(80)の中間部が固定されてい
る。垂直部(63a) の上部および下部にモータ軸(79a)と
平行な支持軸(81)(82)が固定されており、上部支持軸(8
1)に上部旋回アーム(83)の中間部が、下部支持軸(82)に
下部旋回アーム(84)の中間部がそれぞれ旋回自在に取り
付けられている。上部アーム(83)は中間部で鋭角をなす
ように屈曲させられて略V字状をなし、その屈曲部が支
持軸(81)に取り付けられている。作動状態において、上
部アーム(83)の屈曲部より斜め下方にのびた部分が連結
部(83a)、屈曲部より水平にのびた部分がローラ支持部
(83b) となっている。ローラ支持部(83b) の先端部に、
作動状態において右向きに水平にのびる上部第1ローラ
軸(85)と、作動状態において後向きに水平にのびる上部
第2ローラ軸(86)が設けられており、第1ローラ軸(85)
に第1上部ガイド・ローラ(87)が、第2ローラ軸(86)に
第2上部ガイド・ローラ(88)が取り付けられている。下
部アーム(84)は中間部で鈍角をなすように屈曲させられ
て略へ字状をなし、その屈曲部が支持軸(82)に取り付け
られている。作動状態において、下部アーム(84)の屈曲
部より斜め上方にのびた部分が連結部(84a) 、屈曲部よ
り水平にのびた部分がローラ支持部(84b) となってい
る。ローラ支持部(84b) の先端部に、作動状態において
右向きに水平にのびる下部第1ローラ軸(89)と、作動状
態において後向きに水平にのびる下部第2ローラ軸(90)
が設けられており、第1ローラ軸(89)に第1下部ガイド
・ローラ(91)が、第2ローラ軸(90)に第2下部ガイド・
ローラ(92)が取り付けられている。長さの調節が可能な
上部連結棒(93)の上端部が上部アーム(83)の連結部(83
a) の先端部に、同下端部が中間アーム(80)の一端部に
それぞれ回動自在に連結され、同様の下部連結棒(94)の
上端部が中間アーム(80)の他端部に、同下端部が下部ア
ーム(84)の連結部(84a) の先端部にそれぞれ回動自在に
連結されている。電動機(79)で中間アーム(80)を旋回さ
せることにより、上下の連結棒(93)(94)が上下方向に移
動し、これにより、上下のアーム(83)(84)が旋回して、
作動状態と非作動状態に切り替えられる。非作動状態に
おいては、上下のアーム(83)(84)のローラ支持部(83b)
(84b)は上方に垂直にのび、2つのガイド・ローラ(87)
(88)(91)(92)は非作動状態の位置より前方左側すなわち
左右方向内側に位置する。
【0026】右側後部のガイド・ユニット(78)において
は、モータ軸(79a) および上下の支持軸(81)(82)は斜め
右後方に水平にのびている。作動状態において、第1ロ
ーラ軸(85)(89)は右向きに水平にのび、第2ローラ軸(8
6)(90)は前向きに水平にのびる。非作動状態において
は、上下のアーム(83)(84)のローラ支持部(83b)(84b)は
上方に垂直にのび、2つのガイド・ローラ(87)(88)(91)
(92)は非作動状態の位置より後方左側すなわち左右方向
内側に位置する。
【0027】左側前部のガイド・ユニット(75)において
は、モータ軸(79a) および上下の支持軸(81)(82)は斜め
左前方に水平にのびている。作動状態において、第1ロ
ーラ軸(85)(89)は左向きに水平にのび、第2ローラ軸(8
6)(90)は後向きに水平にのびる。非作動状態において
は、上下のアーム(83)(84)のローラ支持部(83b)(84b)は
上方に垂直にのび、2つのガイド・ローラ(87)(88)(91)
(92)は非作動状態の位置より前方右側すなわち左右方向
内側に位置する。
【0028】左側後部のガイド・ユニット(76)において
は、モータ軸(79a) および上下の支持軸(81)(82)は斜め
左後方に水平にのびている。作動状態において、第1ロ
ーラ軸(85)(89)は左向きに水平にのび、第2ローラ軸(8
6)(90)は前向きに水平にのびる。非作動状態において
は、上下のアーム(83)(84)のローラ支持部(83b)(84b)は
上方に垂直にのび、2つのガイド・ローラ(87)(88)(91)
(92)は非作動状態の位置より後方右側すなわち左右方向
内側に位置する。
【0029】積み卸し装置(36)は、次のように構成され
ている。
【0030】昇降体(34)の左右の枠部材(62)(63)の前後
の下部連結部材(66)(67)の上に固定台(95)が設けられ、
この台(95)の上に、左右方向に水平にのびる前後1対の
ガイド・レール(114) が固定されている。前後のガイド
・レール(114) の間に第1移動台(101) が左右方向に移
動しうるように取り付けられており、この移動台(101)
の上に第2移動台(104) が左右方向に移動しうるように
取り付けられている。固定台(95)に設けられた積み卸し
用電動機(96)の回転により、次のように、第2移動台(1
04) が左右方向に移動させられる。すなわち、電動機(9
6)が一方向に回転すると、第1移動台(101) が左側に移
動し、第2移動台(104) が第1移動台(101) に対してさ
らに左側に移動する。そして、第2移動台(104) が左端
位置まで移動した状態においては、第2移動台(104) 全
体が昇降体(34)より左方に離れた位置に位置する。電動
機(96)が上記と反対方向に回転すると、第1移動台(10
1)が右側に移動し、第2移動台(104) が第1移動台(10
1) に対してさらに右側に移動する。そして、第2移動
台(104) が右端位置まで移動した状態においては、第2
移動台(104) 全体が昇降体(34)より右方に離れた位置に
位置する。第2移動台(104) の上面に前後方向にのびる
左右1対の水平支持部材(112) の中間部が固定されてお
り、この支持部材(112) の前後両端部に上方に垂直にの
びる支柱(113)が固定されている。そして、前後の支柱
(113) の上端に左右方向に水平にのびる前後1対の物品
支持部材(115) が固定されている。第2移動台(104) が
左右方向の中立位置にある状態において、第1移動台(1
01) 全体がガイド・レール(114)の間に位置し、第2移
動台(104) および支持部材(115) が第1移動台(101) の
左右方向中央部に位置している。
【0031】上記の物品貯蔵設備において、棚(1) の貯
蔵区画(3) に対して物品(35)の積み卸しを行う場合、作
業車(32)は目的のレール(21)の入口側部分(23)および導
入部分(25)を通って作業部分(22)に入り、目的の貯蔵区
画(3) の上方の作業空間(2)に停止させられ、所定の位
置に位置決めされる。そして、作業車(32)の昇降体(34)
の下降、物品(35)の積み卸しおよび昇降体(34)の上昇が
行われ、この後、作業車(32)はレール(21)の作業部分(2
2)から導出部分(26)を通って出口側部分(24)に流出す
る。
【0032】作業車(32)の走行中、昇降体(34)は上端位
置まで上昇させられ、昇降体(34)のガイド装置(74)の上
下の旋回アーム(83)(84)は非作動状態になっている。昇
降体(34)が上端位置まで上昇させられて、走行体(33)に
ロックされているので、走行体(33)に対する昇降体(34)
の揺れが防止される。とくに、作業車(32)が作業空間
(2) 内を走行するときは、昇降体(34)下部のそり状ガイ
ド部材(71)が作業空間(2) の左右の棚(1) の出入口側支
柱(7) に案内されることにより、作業車(32)全体の横揺
れが確実に防止される。また、ガイド装置(74)の旋回ア
ーム(83)(84)が非作動状態になっていて、ガイド・ロー
ラ(87)(88)が作動状態の位置より左右方向内側に位置し
ているので、ガイド・ローラ(87)(88)(91)(92)が作業空
間(2) の左右の棚(1) と干渉することもない。
【0033】レール(21)の導入部分(25)から作業部分(2
2)に入った作業車(32)は、目的の貯蔵区画(3) を含む一
方の棚(1) の列の前後の出入口側支柱(7) と、これに対
向する他方の棚(1) の同じ列の前後の出入口側支柱(7)
との間の空間の上部に停止させられる。このとき、昇降
体(34)のガイド装置(74)の上下の旋回アーム(83)(84)は
非作動状態になっており、上下のガイド・ローラ(87)(8
8)(91)(92)は作業車(32)を取り囲む前後左右4つの支柱
(7) から前後方向には外側に左右方向には内側に離れて
いる。このように作業車(32)が停止させられると、駆動
ローラ(41)をフリーにした状態で、ガイド装置(74)の上
下の旋回アーム(83)(84)が作動状態に切り替えられて、
各アーム(83)(84)のガイド・ローラ(87)(88)(91)(92)が
対応する支柱(7) の側面に接触(または近接)し、これ
によって昇降体(34)の位置決めがなされる。ガイド装置
(74)の右側前部のガイド・ユニット(77)については、上
下の第1ガイド・ローラ(87)(91)は作業空間(2) の右側
の棚(1) の貯蔵区画(3) の前側の支柱(7) の前向きの側
面に接触し、上下の第2ガイド・ローラ(88)(92)は同じ
支柱(7) の左向きの側面に接触する。右側後部のガイド
・ユニット(78)については、上下の第1ガイド・ローラ
(87)(91)は作業空間(2) の右側の棚(1) の貯蔵区画(3)
の後側の支柱(7) の後向きの側面に接触し、上下の第2
ガイド・ローラ(88)(92)は同じ支柱(7) の左向きの側面
に接触する。左側前部のガイド・ユニット(75)について
は、上下の第1ガイド・ローラ(87)(91)は作業空間(2)
の左側の棚(1) の貯蔵区画(3) の前側の支柱(7) の前向
きの側面に接触し、上下の第2ガイド・ローラ(88)(92)
は同じ支柱(7) の右向きの側面に接触する。右側後部の
ガイド・ユニット(76)については、上下の第1ガイド・
ローラ(87)(91)は作業空間(2) の左側の棚(1) の貯蔵区
画(3) の後側の支柱(7) の後向きの側面に接触し、上下
の第2ガイド・ローラ(88)(92)は同じ支柱(7) の右向き
の側面に接触する。
【0034】作業車(32)がレール(21)の作業部分(22)の
所定の位置に停止させられたときに、作業車(32)の位置
が前後および左右方向に若干ずれていても、上記のよう
にガイド装置(74)の旋回アーム(83)(84)を作動状態にす
ることにより、作業車(32)の位置が修正され、作業車(3
2)は正規の位置に位置決めされる。
【0035】作業車(32)の位置が正規の位置より前後方
向にずれていた場合、たとえば図12に示すように後側
にずれていた場合は、次のようにして作業車(32)が位置
決めされる。右側前部のガイド・ユニット(77)の旋回ア
ーム(83)(84)が非作動状態から作動状態に回動していく
と、アーム(83)(84)が作動状態になる前に、図12(a)
に示すように、第1ガイド・ローラ(87)(91)が支柱(7)
の前向きの側面に接触し、さらにアーム(83)(84)が作動
状態側に回動していくと、第1ガイド・ローラ(87)(91)
が支柱(7) の前向きの側面を押すことにより、図12
(a) に矢印で示すように、作業車(32)は前方に移動す
る。このとき、第1ガイド・ローラ(87)(91)は支柱(7)
の側面に接触して転動するので、これらの間の摩擦およ
び抵抗は小さく、動作が円滑である。そして、図12
(b) に示すように旋回アーム(83)(84)が作動状態になっ
たときに、作業車(32)はその位置に停止する。詳細な図
示は省略したが、左側前部のガイド・ユニット(75)につ
いても同様である。後側の左右のガイド・ユニット(76)
(78)については、作業車(32)の位置がそのままであれ
ば、旋回アーム(83)(84)が作動状態になったときに、第
1ガイド・ローラ(87)(91)が後側の支柱(7) の後向きの
側面より後方に離れることになるが、上記のように前側
のガイド・ユニット(75)(77)の働きによって途中で作業
車(32)が前方に移動させられるため、旋回アーム(83)(8
4)が作動状態になったときには、後側のガイド・ユニッ
ト(76)(78)の第1ガイド・ローラ(87)(91)は後側の支柱
(7) の後向きの側面に接触する。そして、これにより、
作業車(32)の位置決めがなされる。
【0036】作業車(32)の位置が正規の位置より前方に
ずれていた場合は、上記と前後反対の動作によって作業
車(32)の位置決めがなされる。
【0037】作業車(32)の位置が正規の位置より左右方
向にずれていた場合、たとえば図13に示すように右側
にずれていた場合は、次のようにして作業車(32)が位置
決めされる。右側前部のガイド・ユニット(77)の旋回ア
ーム(83)(84)が非作動状態から作動状態に回動していく
と、アーム(83)(84)が作動状態になる前に、図13(a)
に示すように、第2ガイド・ローラ(88)(92)が支柱(7)
の左向きの側面に接触し、さらにアーム(83)(84)が作動
状態側に回動していくと、第2ガイド・ローラ(88)(92)
が支柱(7) の左向きの側面を押すことにより、図13
(a) に矢印で示すように、作業車(32)は左方に移動す
る。このときも、第1ガイド・ローラ(87)(91)は支柱
(7) の側面に接触して転動するので、これらの間の摩擦
および抵抗は小さく、動作が円滑である。そして、図1
3(b) に示すように旋回アーム(83)(84)が作動状態にな
ったときに、作業車(32)はその位置に停止する。詳細な
図示は省略したが、右側後部のガイド・ユニット(78)に
ついても同様である。左側の前後のガイド・ユニット(7
5)(76)については、作業車(32)の位置がそのままであれ
ば、旋回アーム(83)(84)が作動状態になったときに、第
2ガイド・ローラ(88)(92)が後側の支柱(7) の右向きの
側面より右方に離れることになるが、上記のように右側
のガイド・ユニット(77)(78)の働きによって途中で作業
車(32)が左方に移動させられるため、旋回アーム(83)(8
4)が作動状態になったときには、左側のガイド・ユニッ
ト(75)(76)の第2ガイド・ローラ(88)(92)は左側の支柱
(7) の右向きの側面に接触する。そして、これにより、
作業車(32)の位置決めがなされる。
【0038】作業車(32)の位置が正規の位置より左方に
ずれていた場合は、上記と左右反対の動作によって作業
車(32)の位置決めがなされる。
【0039】作業車(32)の位置が正規の位置より前後お
よび左右方向にずれていた場合、たとえば図14に示す
ように右側かつ後方にずれていた場合は、次のようにし
て作業車(32)が位置決めされる。右側前部のガイド・ユ
ニット(77)の旋回アーム(83)(84)が非作動状態から作動
状態に回動していくと、アーム(83)(84)が作動状態にな
る前に、図14(a) に示すように、第1ガイド・ローラ
(87)(91)が支柱(7) の前向きの側面に接触するととも
に、第2ガイド・ローラ(88)(92)が支柱(7) の左向きの
側面に接触する。また、詳細な図示は省略したが、左側
前部のガイド・ユニット(75)の第1ガイド・ローラ(87)
(91)が支柱(7) の前向きの側面に接触し、右側後部のガ
イド・ユニット(78)の第2ガイド・ローラ(88)(92)が支
柱(7) の左向きの側面に接触する。さらにアーム(83)(8
4)が作動状態側に回動していくと、前側の左右のガイド
・ユニット(75)(77)の第1ガイド・ローラ(87)(91)が支
柱(7) の前向きの面を押すとともに、右側の前後のガイ
ド・ユニット(77)(78)の第2ガイド・ローラ(88)(92)が
支柱(7) の左向きの側面を押すことにより、図14(a)
に矢印で示すように、作業車(32)は前方かつ左方に斜め
に移動する。このときも、第1および第2ガイド・ロー
ラ(87)(91)(88)(92)は支柱(7) の側面に接触して転動す
るので、これらの間の摩擦および抵抗は小さく、動作が
円滑である。右側後部のガイド・ユニット(78)について
も同様である。そして、図14(b) に示すように旋回ア
ーム(83)(84)が作動状態になったときに、残りのガイド
・ローラ(87)(88)(91)(92)すなわち右側後部のガイド・
ユニット(78)の第1ガイド・ローラ(87)(91)、左側前部
のガイド・ユニット(75)の第2ガイド・ローラ(88)(9
2)、ならびに左側後部のガイド・ユニット(76)の第1お
よび第2ガイド・ローラ(87)(91)(88)(92)が対応する支
柱(7) の側面に接触する。そして、これにより、作業車
(32)の位置決めがなされる。
【0040】レール(21)の作業部分(22)に入った作業車
(32)の位置決めがなされると、昇降用電動機(51)の回転
によりチェーン(58)(59)が繰り出されて、昇降体(34)が
作業空間(2) 内を下降させられ、目的の貯蔵区画(3) の
側方に停止させられる。そして、積み卸しが行われた
後、昇降用電動機(51)の回転によりチェーン(58)(59)が
巻き上げられて、昇降体(34)が上端位置まで上昇させら
れる。昇降体(34)が上端位置より下方の位置において下
降および上昇しているときには、走行体(33)のロック・
ピン(61)が昇降体(34)のガイド・パイプ(70)から外れて
いるが、ガイド・ローラ(87)(88)(91)(92)が支柱(7) に
案内されるため、昇降体(34)が揺れたり、その位置が前
後および左右方向にずれたりすることがない。また、ガ
イド・ローラ(87)(88)(91)(92)は支柱(7) の側面を転動
するので、これらの間の摩擦および抵抗が小さく、昇降
体(34)は円滑に下降および上昇する。
【0041】物品(35)を棚(1) のある貯蔵区画(3) に積
み込む場合、走行レール(21)の入口側部分(23)のさらに
上流側(後側)の部分で、物品(35)が作業車(32)の昇降
体(34)の上の積み卸し装置(36)の支持部材(115) にのせ
られる。図6に示すように、物品(35)は2つの平行部(3
5a) の一端部同志が連結部(35b) で連結されて略U字状
をなし、複数の物品(35)が左右方向に重ねられた状態
で、連結部(35b) 側を上にし、連結部(35b) が前後の支
持部材(115) を跨ぐように支持される。積み卸し装置(3
6)に物品(35)を積載した昇降体(34)は上端位置まで上昇
させられ、このような状態で、前記のように、作業車(3
2)がレール(21)の作業部分(22)に位置決めされ、昇降体
(34)が目的の貯蔵区画(3) の側方まで下降させられる。
そして、積み卸し装置(36)の第2移動台(104) 、支持部
材(115) およびこれに支持された物品(35)が左端位置ま
たは右端位置まで移動させられて、目的の貯蔵区画(3)
内に入り、昇降体(34)全体が少し下降させられる。これ
により、積み卸し装置(36)の支持部材(115) に支持され
ていた物品(35)の連結部(35b) が貯蔵区画(3) の支持部
材(13)の物品受け(14)の上に移されてこれに支持される
ので、第2移動台(104) および支持部材(115) が昇降体
(34)上に戻され、昇降体(34)が上端位置まで上昇させら
れて、走行体(33)にロックされ、ガイド装置(74)の旋回
アーム(83)(84)が非作動状態に戻される。これにより、
ガイド・ローラ(87)(88)(91)(92)が作業車(32)を取り囲
む4つの支柱(7) より前後方向の外側および左右方向の
内側に移動するので、前記のように、作業車(32)がレー
ル(21)の作業部分(22)から導出部分(26)を通って出口側
部分(24)に流出する。
【0042】棚(1) のある貯蔵区画(3) に格納されてい
る物品(35)を取り出す場合、積み卸し装置(36)の支持部
材(115) に物品(35)をのせていない空の作業車(32)が、
前記のように、レール(21)の作業部分(22)に位置決めさ
れ、昇降体(34)が目的の貯蔵区画(3) の側方まで下降さ
せられる。そして、積み卸し装置(36)の第2移動台(10
4) および支持部材(115) が左端位置または右端位置ま
で移動させられて、目的の貯蔵区画(3) 内に入り、昇降
体(34)全体が少し上昇させられる。これにより、貯蔵区
画(3) 内の支持部材(13)に支持されていた物品(35)の連
結部(35b) が積み卸し装置(36)の支持部材(115) の上に
移されてこれに支持されるので、第2移動台(104) 、支
持部材(115) およびこれに支持された物品(35)が昇降体
(34)上に戻され、昇降体(34)が上端位置まで上昇させら
れて、走行体(33)にロックされ、ガイド装置(74)の旋回
アーム(83)(84)が非作動状態に戻される。そして、前記
のように、作業車(32)がレール(21)の作業部分(22)から
導出部分(26)を通って出口側部分(24)に流出する
【0043】 物品貯蔵設備の各部の構成は、上記実施例
のものに限らず、適宜変更可能である。
【0044】
【考案の効果】この考案の物品貯蔵装置によれば、上述
のように、作業車が目的の位置から多少ずれていても、
旋回アームを非作動状態から作動状態に切り替えること
により作業車の位置決めおよび昇降時の案内を簡単にす
ることができ、作業車の位置決め制御が簡単である。ま
た、ガイド装置は、先端部にガイド・ローラが取り付け
られた旋回アームを旋回させるだけのものでよく、その
構造および制御も簡単である。さらに、作業車を作業部
分の所定の位置に停止させる際に正確に位置決めを行う
必要がない。すなわち、作業車が前後側にずれていた場
合は、第1ガイド・ローラにより支柱の前後向きの側面
を押すことにより、前後方向の位置決めがなされ、左右
側にずれていた場合は、第2ガイド・ローラにより支柱
の左右向きの側面を押すことにより左右方向の位置決め
を行うことができる。そのうえ、旋回アームは左右方向
および前後方向に対して傾いた略水平軸回りに旋回する
のでアームの長さを長くすることができ、作業車が正規
の位置から大きくずれていても作業車を正規の位置に位
置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す物品貯蔵設備の概略平
面図である。
【図2】物品貯蔵設備の概略背面図である。
【図3】物品貯蔵設備の概略右側面図である。
【図4】物品貯蔵設備の棚の一部を拡大して示す斜視図
である。
【図5】物品貯蔵設備の棚の一部と作業車の部分を後か
ら見た断面図である。
【図6】図5のS6 −S6 線の断面図である。
【図7】図6のS7 −S7 線の断面図である。
【図8】図6のS8 −S8 線の断面図である。
【図9】作業車のガイド装置の1つのガイド・ユニット
の部分を示す部分省略斜視図である。
【図10】図9のS10−S10線の断面図である。
【図11】図9のS11−S11線の断面図である。
【図12】作業車の位置決めの状態の1例を順に示す昇
降体のガイド装置のガイド・ローラの部分の平面図であ
る。
【図13】作業車の位置決めの状態の他の1例を順に示
す昇降体のガイド装置のガイド・ローラの部分の平面図
である。
【図14】作業車の位置決めの状態のさらに他の1例を
順に示す昇降体のガイド装置のガイド・ローラの部分の
平面図である
【符号の説明】
(1) 物品貯蔵棚 (2) 作業空間 (3) 物品貯蔵区画 (7) 支柱 (21) 作業車走行レール (32) 作業車 (33) 走行体 (34) 昇降体 (35) 物品 (36) 積み卸し装置 (74) ガイド装置 (75)(76)(77)(78) ガイド・ユニット (83) 上部旋回アーム (84) 下部旋回アーム (87)(88) 上部ガイド・ローラ (91)(92) 下部ガイド・ローラ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向および前後方向に広がった作業
    空間の左右両側に対向状に配置された物品貯蔵棚、上記
    物品貯蔵棚が上下および前後方向に分割されることによ
    り形成された複数の物品貯蔵区画、上記作業空間の上方
    に配置された前後方向にのびる作業車走行レール、なら
    びに、上記作業車走行レールに吊り下げられて走行する
    作業車を備えており、上記作業車が、上記走行レールに
    取り付けられた走行体、上記走行体から吊り下げられて
    昇降する昇降体、および上記昇降体に設けられて上記物
    品貯蔵棚の物品貯蔵区画との間で物品の積み卸しを行う
    積み卸し装置を備えている物品貯蔵設備において、 上記物品貯蔵棚の上記作業空間に面する部分の上記物品
    貯蔵区画の前後両側に、上下方向にのびる支柱が設けら
    れ、上記作業車の昇降体に、上記作業空間を挟んで対向
    する左右の物品貯蔵区画の前後2つずつの支柱を用いて
    作業車の位置決めおよび昇降時のガイドを行うためのガ
    イド装置が設けられており、上記ガイド装置が、昇降体
    の左右両側の前後に設けられた4組のガイド・ユニット
    を備えており、各ガイド・ユニットが、左右方向および
    前後方向に対して傾いた略水平軸を中心に旋回して作動
    状態と非作動状態に切り替えられる上下の旋回アーム
    と、上記旋回アームを作動状態と非作動状態に切り替え
    る電動機とを備え 上記各旋回アームの先端部に作動状態において、左右方
    向に伸びる略水平軸を中心に回転する第1ガイド・ロー
    ラおよび前後方向に伸びる略水平軸を中心に回転する第
    ガイド・ローラが設けられており、 作動状態において、上記旋回アームが左右方向外側に突
    出して、上記ガイド・ローラが上記支柱の側面に接触ま
    たは近接し、非作動状態において、上記旋回アームが左
    右方向内側に旋回して、上記ガイド・ローラが上記支柱
    より左右方向内側に位置するようになされていることを
    特徴とする物品貯蔵設備。
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