JP4249406B2 - 機械式駐車装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この出願に係る発明は機械式駐車装置に関し、特に、昇降路内の昇降体と駐車棚との間でパレットを受け渡し(移載)することができ、かつ、昇降体上でパレットを旋回させることができるような機械式駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
機械式駐車装置には、昇降路内の昇降体と駐車棚との間でパレットを受け渡し(移載)することができるだけでなく、車両(自動車)を前進で入車させて前進で出庫させることができるように旋回装置を備えたものがある。このような機械式駐車装置としては、搬送路や昇降路内の乗込部以外の場所にターンテーブルを設けたものもあるが、例えば特開平10−46861号公報に記載された機械式駐車装置のようなものもある。
【0003】
該公報に記載の機械式駐車装置は、搬送路又は昇降路を移動する搬送台車と駐車区画(駐車棚)との間でトレー(パレット)の受け渡しがなされるとともに、搬送台車上でトレーの旋回がなされるように構成されている。このように搬送台車上でのトレー(パレット)の旋回を可能とすると、ターンテーブルの設置スペースが不要となるだけなく、出庫時に車両を乗込部から後進でターンテーブルに乗り入れてターンテーブルの旋回を待ってから前進で出庫するといった2段階の運転手順を行う必要がなくなるので、車両の出庫が円滑になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
該公報に記載の機械式駐車装置では、トレーを旋回させるために、搬送台車にリフタを設け、このリフタによってトレー旋回枠を上昇させてトレーを台車枠から持ち上げてから、トレーを旋回させている。このリフタは比較的複雑な構成を有している。すなわち、このリフタはパンタグラフ式のリフタであって、駆動源としてのシリンダまたは油圧モートルが搬送台車に取り付けられているのである。 しかし、搬送台車は搬送路や昇降路を移動させるものであるから軽量化が望まれる。また、狭い搬送路や昇降路に設置されるものであるから、保守・点検のためにも複雑な構造は好ましくない。
【0005】
本願の発明は、昇降路内の昇降体と駐車棚との間でパレットを移載させるだけでなく、昇降体にリフタのような複雑な構造物を設けることなく昇降体上でパレットを旋回させることができるような機械式駐車装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この出願に係る機械式駐車装置は、昇降本体部と、テーブル基台と、旋回テーブルと、パレットとを備え、該昇降本体部は、側方に駐車棚の設けられた昇降路を、昇降駆動装置によって昇降制御され、アーム機構駆動装置によって駆動されるアーム機構が、該昇降本体部に設けられ、該アーム機構に第1係合部と第2係合部とが設けられ、該第1係合部は、該アーム機構の駆動によって該昇降本体部上を左右方向に横行可能であり、該第2係合部は、該アーム機構の駆動によって該昇降本体部に対して旋回可能であり、該テーブル基台は、該昇降本体部に対して上下動可能に支持され、該昇降本体部と該テーブル基台とは第1状態と第2状態とをとることができ、該第1状態は、該テーブル基台が該昇降本体部に対して最下の高さ位置にあり、該昇降本体部に該テーブル基台の加重が作用する状態であり、該第2状態は、該テーブル基台が該昇降路に対して最下の高さ位置にあり、該昇降本体部に該テーブル基台の加重が作用せず、該第1状態よりも該テーブル基台が該昇降本体部に対して高い位置にある状態であり、該旋回テーブルは、該テーブル基台に対して水平面内で旋回可能に支持され、該旋回テーブルの旋回中心軸は該第2係合部の旋回中心軸に略一致し、該第1状態において、該パレットは該昇降本体部に加重を作用させるように該昇降本体部に載置され、該第2状態において、該パレットは該旋回テーブルに加重を作用させるように該旋回テーブルに載置され、該昇降本体部にガイド部が設けられ、該ガイド部は該昇降本体部上の該パレットを左右方向に案内可能であり、該パレットに第1被係合部が設けられ、該旋回テーブルに第2被係合部が設けられ、該第1状態において、該第1係合部は該第1被係合部と係合可能であり、該第2状態において、該第2係合部は該第2被係合部と係合可能であるように構成されている(請求項1)。
【0007】
このように構成されているので、昇降路内で昇降体が昇降する機械式駐車装置に一般的に装備されている昇降駆動装置によって、該昇降本体部と該テーブル基台とを第1状態や第2状態にすることができる。そして、第2状態において、パレットを旋回テーブルに載せ、第2係合部と第2被係合部とを係合させて第2係合部を旋回させるとパレットが旋回する。このように、昇降体にリフタのような複雑な構造物を設けることなく、昇降体上でパレットを旋回させることができる。
【0008】
なお、第1状態において、パレットを昇降本体部に載せ、第1係合部と第1被係合部とを係合させて第1係合部を左右方向に横行させるとパレットも横行する。このようにしてパレットを横行させて、昇降体と駐車棚との間でパレットを受け渡しすることができる。
【0009】
上記機械式駐車装置において、該第1状態において、該第2係合部は該第2被係合部と係合不能であり、該第2状態において、該第1係合部は該第1被係合部と係合不能であるように構成してもよい(請求項2)。
【0010】
上記機械式駐車装置において、該昇降本体部と該テーブル基台とは第3状態をとることができ、該第3状態は、該テーブル基台が該昇降路に対して最下の高さ位置にあり、該昇降本体部に該テーブル基台の加重が作用せず、該第1状態よりも該テーブル基台が該昇降本体部に対して高い位置にあり、該テーブル基台は該第2状態における該昇降本体部に対する高さ位置とは異なる高さ位置にある状態であり、該第3状態において、該第1係合部は該第1被係合部と係合不能であり、該第2係合部は該第2被係合部と係合不能であるように構成してもよい(請求項3)。このように構成すると、旋回テーブルを旋回ささせることなく、かつ、パレットを横行させることなく、アーム機構の位置を切り替えることができる。
【0011】
上記機械式駐車装置において、該アーム機構が第1アームと第2アームとを有し、該第1アームは、該昇降本体部に水平面内で旋回可能に支持され、該第2アームは、該第1アームに水平面内で旋回可能に支持され、該第1アームと該第2アームとを、該アーム機構駆動装置によって独立して旋回駆動することができ、該第1係合部が該第2アームに設けられ、該第2係合部が該第1アームに設けられ、該第2アームの旋回中心軸が該第1アームの旋回中心軸から離間しており、該第1係合部が該第2アームの旋回中心軸から離間しており、該第2アームの旋回中心軸と該第1アームの旋回中心軸との離間距離が、該第1係合部と該第2アームの旋回中心軸との離間距離に略等しく、該第1アームを該昇降本体部に対して旋回させるとともに、該第2アームを該第1アームに対して該第1アームの旋回速度の略2倍の旋回速度で該第1アームとは反対方向に旋回させることにより、該第1係合部を該昇降本体部上で左右方向に横断させることができ、該第1アームを該昇降本体部に対して旋回させることにより該第2係合部を該昇降本体部に対して旋回させることができるように構成してもよい(請求項4)。このように構成すると、第1アームと第2アームとが互いに上下に重なった状態と、互いに離れて直線状に伸びた状態との間で姿勢を変更させることができる。これにより、アーム機構全体の長さを可変として、アーム機構の収納スペースを小さくすることができ、昇降体の小型化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
この出願発明の実施例を図面を参照しながら説明する。図1は、本願発明の一実施形態たる機械式駐車装置1の概略的な構成を示す図である。
【0013】
機械式駐車装置1は、昇降路80と、この昇降路80内を昇降駆動装置87によって昇降する昇降体2と、複数の駐車棚81,82,83,84,85,86と、各駐車棚に対応する複数のパレット91,92,93,94,95,96とを有している。この機械式駐車装置1は地上2階から地上4階にまで駐車棚81〜86を設けている。駐車棚81〜86は各階において昇降路80の左右に設けられている。駐車棚81,82は地上2階に、駐車棚83,84は地上3階に、駐車棚85,86は地上4階に、それぞれ形成されている。駐車棚85には、パレット95ごと車両99が格納されている。
【0014】
地上1階は車両の入出庫階であり、この階(地上1階)には駐車棚は設けられていない。各駐車棚81〜86には通常はパレット91〜96が載置されているのであるが、車両の入出庫の際には駐車棚から昇降体2にパレットが移される。なお、各駐車棚81〜86には、パレットを左右方向に案内するためのレールが取り付けられている。レールは、駐車棚81〜86の前後端近傍かつ駐車棚81〜86上において、左右方向に伸延するようにして取り付けられている。パレット91〜96の裏面には車輪が取り付けられており、この車輪がレール上を転動できるようになっている。図1では、地上2階左側の駐車棚82用のパレット92が昇降体2に載置されているので、駐車棚82の一対のレール88が図に表れている。
【0015】
図1では、昇降体2は、地上2階左側の駐車棚82用のパレット92を載置して、車両の入出庫階である地上1階の位置に降りている。矢印a1は車両の入庫方向を示す。
【0016】
図2は昇降体2の一部切欠斜観図である。昇降体2は、昇降本体部10と、テーブル基台50と、旋回テーブル60とを備えている。
【0017】
旋回テーブル60は、テーブル基台50上に水平面内において旋回可能にベアリング69(図5参照)を介して支持されている。テーブル基台50は、昇降本体部10に上下動可能に支持されている。
【0018】
昇降本体部10は昇降駆動装置87によって直接的に昇降駆動され、昇降本体部10に支持されたテーブル基台50は昇降本体部10の昇降に伴って昇降し、テーブル基台50に支持された旋回テーブル60はテーブル基台50の昇降に伴って昇降する。よって、昇降駆動装置87によって、昇降体2全体を昇降させることができる。
【0019】
昇降本体部10は、昇降フレーム11と、ガイド部たる一対のレール12と、アーム機構40と、アーム機構駆動装置20とを有している。一対のレール12は、昇降フレーム11の前後端近傍かつ昇降フレーム11上において、左右方向に伸延するようにして取り付けられている。なお、図2においては、手前側のレール12の左半分が昇降フレーム11の一部とともに切り欠いて描かれているが、これは図において昇降体2の構成を明瞭に示すためである。アーム機構駆動装置20は昇降フレーム11のほぼ中央部に固定されており、このアーム機構駆動装置20の主駆動軸25にアーム機構40が取り付けられている。
【0020】
テーブル基台50は、基台本体51と、脚52と、座板53とを有している。基台本体51と座板53とは、脚52を介して連結されている。座板53は略矩形であり、その四隅近傍に脚52が立設されている。昇降フレーム11には複数の孔部14が脚52に対応するように形成されており、この孔部14を上下方向に脚52が貫通している。よって、昇降フレーム11の上方には基台本体51が、下方には座板53が位置する。テーブル基台50は昇降フレーム11に対して、昇降フレーム11に基台本体51が当接する位置と、昇降フレーム11に座板53が当接する位置との間で、上下方向に移動可能である。テーブル基台50は昇降フレーム11に対して水平面内において旋回することはできない。テーブル基台50と旋回テーブル60の中央部には孔部59が形成されており、この孔部59をアーム機構駆動装置20が上下方向に貫通しており、その結果、基台本体51の上方にアーム機構40が位置している。
【0021】
旋回テーブル60は、矩形のテーブル本体61と、テーブル本体61の四隅から上方に突出して固定されたパレット受部62とを有している。前述したように、テーブル本体61は、基台本体51に対して水平面内において旋回可能に支持されている。旋回テーブル60の旋回中心軸は、アーム機構駆動装置20の主駆動軸25の回転中心軸と、略一致している。
【0022】
図3は、アーム機構40とアーム機構駆動装置20の構成をより詳細に示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその一部断面側面図である。
アーム機構40は、第1アーム41と第2アーム42とを有している。第1アーム41は基端側のアームであり、第2アーム42は先端側のアームである。
【0023】
第1アーム41の基端はアーム機構駆動装置20の主駆動軸25に固定されており、主駆動軸25の回転に伴って水平面内において旋回するように構成されている。第1アーム41の先端には第2係合部たる係合突起43が形成されている。
【0024】
第2アーム42の基端は第1アーム41の先端近傍かつ第1アーム41上において第1アーム41に対して旋回可能なように支軸45によって支持されている。第2アーム42も水平面内において旋回可能である。第2アーム42の先端近傍かつ第2アーム42上には、第1係合部たる係合ローラ44が、上方に突出するようにして設けられている。係合ローラ44は軸x3を中心に回転可能である。
【0025】
第1アーム41の旋回中心たる軸x1と第2アームの旋回中心たる軸x2とは離間しており、また、第2アームの旋回中心たる軸x2と係合ローラ44の回転中心たる軸x3とは離間している。軸x1と軸x2との離間距離と、軸x2と軸x3との離間距離とは略等しい。図3では、第1アーム41と第2アーム42とのなす角が略90度である場合を示しているが、第1アーム41と第2アーム42とは任意の角度をなすことができる。例えば、第1アーム41と第2アーム42とが0度の角度をなすこともできる。この場合は、第1アーム41と第2アーム42とが重なって折り畳まれた状態をなす。また例えば、第1アーム41と第2アーム42とが180度の角度をなすこともできる。この場合は、第1アーム41と第2アーム42とが直線状に伸びた状態をなす。
【0026】
アーム機構駆動装置20は、主に、2台のモータ(第1モータ21と第2モータ22)、それぞれのモータ21,22に連結された減速機構(第1減速機構23と第2減速機構24)、スプロケット27,28,29,30、チェーン31,32により構成されている。昇降フレーム11に固定されたブラケット15に2台の減速機構23,24が固定されることによって、アーム機構駆動装置20が昇降フレーム11に取り付けられている。
【0027】
第1モータ21には第1減速機構23が直結されており、第1モータ21の回転を減速して主駆動軸25に伝える。前述したようにこの主駆動軸25に第1アーム41の基端が固定されている。また、主駆動軸25には、ベアリング33を介して、一対のスプロケット27,28が同軸的にかつ一体的に回転可能なように、支持されている。スプロケット27,28と主駆動軸25の回転中心は、共に軸x1である。
【0028】
第2モータ22には第2減速機構24が直結されており、第2モータ22の回転を減速して副駆動軸26に伝える。副駆動軸26にはスプロケット29が固定されている。
【0029】
また、第2アーム42を第1アーム41に対して旋回可能に支持する支軸45にも、スプロケット30が固定されている。この支軸45は、第1アーム41に対しては回転可能であるが、第2アーム42とスプロケット30に対しては回転不能である。つまり支軸45を介して、第2アーム42とスプロケット30とが一体化されている。
【0030】
スプロケット27とスプロケット29とにチェーン31が掛け渡されており、スプロケット28とスプロケット30とにチェーン32が掛け渡されている。
【0031】
スプロケット28とスプロケット30の歯数比は、2対1(2:1)である。
【0032】
第1モータ21と第2モータ22は、各々、独立して回転させることができる。例えば、第2モータ22を停止状態にして、すなわち副駆動軸26にブレーキをかけた状態で、第1モータ21を回転させて主駆動軸25のみを回転させることもできるし、その反対に、第1モータ21を停止状態にして、すなわち主駆動軸25にブレーキをかけた状態で、第2モータ22を回転させて副駆動軸26のみを回転させることもできる。また、両方のモータ21,22を同一回転数で回転させることもできるし、異なる回転数で回転させることもできる。また、両モータ21,22を同一方向に回転させることもできるし、反対方向に回転させることもできる。
【0033】
図3のような状態から、第2モータ22を停止状態にして副駆動軸26にブレーキをかけた状態で第1モータ21を回転させて主駆動軸25のみを回転させると、第1アーム41は昇降フレーム11に対して旋回するとともに、第2アーム42は第1アーム41に対して第1アーム41の旋回速度の2倍の旋回速度で、かつ、第1アーム41の旋回方向とは反対の方向に旋回する。その結果、係合ローラ44は昇降フレーム11に対して左右方向に直線移動する。つまり横行する。図3の矢印a2は、この場合の係合ローラ44の移動方向を示す。
【0034】
また、図3のような状態から、第1モータ21を停止状態にして主駆動軸25にブレーキをかけた状態で第2モータ22を回転させて副駆動軸26のみを回転させると、第1アーム41は旋回せず、第2アーム42のみが旋回して、係合ローラ44は軸x2を中心に旋回移動する。図3の矢印a3は、この場合の係合ローラ44の移動方向を示す。
【0035】
また、図3のような状態から、第1モータ21を回転させるとともに、スプロケット28の主駆動軸25に対する相対的な回転が生じないように第2モータ22を回転させると、第1アーム41と第2アーム42はそのなす角を変更させることなく、軸x1を中心として一体的に旋回する。図3の矢印a4は、この場合の係合ローラ44の移動方向を示す。
【0036】
このように、第1アーム41と第2アーム42とがスプロケット28、チェーン32、スプロケット30によって連結されているにも関わらず、第1モータ21と第2モータ22を独立して回転制御することができるので、第1アーム41と第2アーム42とを実質的に独立して旋回させることができる。
【0037】
図4は、パレットの構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。すべてのパレット91〜96が図4のように構成されている。パレットには、車両の車輪が外側にはみ出すことがないように、その上面の左右両側において、前後方向に伸延する突出部71が形成されている。この突出部71の裏側の前後方向略中央に、前後方向に伸延する第1被係合部たる被係合溝72が形成されている。また、パレットの四隅近傍かつ裏側には車輪73が取り付けられている。なお、図4において仮想線74で示した矩形部分は、パレットが旋回テーブル60に載置されたときにパレット受部62と接触する部分である。
【0038】
機械式駐車装置1の概略的な構成は以上のとおりである。以下、図5〜13を参照しつつ、機械式駐車装置1に車両が入庫してから駐車棚に格納されるまでの機械式駐車装置1の動作を、(旋回動作)(切替動作)(横行動作)の順で説明する。
(旋回動作)
図5は、昇降路80の底にまで昇降体2が降りた状態の、昇降体2の縦断面図である。この状態は、昇降体2がその上にパレット92を載置して、入出庫階である地上1階に位置する状態である。このパレット92は地上2階左側の駐車棚82用のパレットである。昇降駆動装置87によって昇降フレーム11が昇降路80中を図5に示すような位置にまで降ろされ、その結果、座板53が昇降路80の底面97に当接している。このときのテーブル基台50の位置は、昇降路80においてとりうる最下の位置である。パレット92は、旋回テーブル60のパレット受部62に当接して、パレット受部62にその加重をあずけている。テーブル基台50、旋回テーブル60、パレット92の加重は、すべて昇降路80の底面97に作用しており、昇降本体部10には作用していない。昇降本体部10は昇降駆動装置87によって昇降路80中に釣り下げられた状態にあり、その加重は昇降路80の底面97に直接は作用していない。この状態は、例えば請求項に言う第2状態に相当する。
【0039】
旋回テーブル60には、一対の第2被係合部64a,64bが設けられている。これら一対の第2係合部64a,64bは、旋回テーブル60の旋回中心軸に対して軸対称となる位置に形成されている。
【0040】
また、昇降本体部10の昇降フレーム11には一対の支柱16が固定され、各支柱16には、第3被係合部17と第4被係合部18とが形成されている。第3被係合部17は、第4被係合部18と距離を空けて、第4被係合部18よりも上方に形成されている。一対の支柱16は、旋回テーブル60の旋回中心軸に対して軸対称となる位置に形成されている。よって、一対の第3被係合部17も旋回テーブル60の旋回中心軸に対して軸対称となる位置に形成されており、また、一対の第4被係合部18も旋回テーブル60の旋回中心軸に対して軸対称となる位置に形成されている。
【0041】
旋回テーブル60には、係合片65が形成されている。この係合片65は、テーブル本体61から半径方向外方に向かって突出している。
【0042】
この図5の状態において、第1アーム41の先端に形成された係合突起43の高さ位置が第2被係合部64a,64bの高さ位置と同じになり、係合突起43と第2被係合部64aとが係合している。図6は、第1アーム41の先端に形成された係合突起43と第2被係合部64aとが係合している状態を示す斜観図である。
【0043】
再度、図5を参照すると、係合ローラ44は、被係合溝72と係合できる高さよりも低い位置にあり、被係合溝72とは係合していない。
【0044】
また、係合片65は第3被係合部17と係合できる高さより低く、第4被係合部18と係合できる高さよりも高い位置にあるので、係合片65は第3被係合部17や第4被係合部18とも係合していない。
【0045】
前述したように、図5の状態では昇降体2が入出庫階である地上1階に位置する状態である。車両が入庫するときは、図5のような状態にある昇降体2上のパレット92に、通常は前進で乗り上げる。車両がパレット92に乗り上げると、アーム機構駆動装置20が作動して、第1アーム41と第2アーム42とのなす角が変化しないようにしながら、第1アーム41と第2アーム42とを一体的に旋回させる。前述したように、第1アーム41の先端に形成された係合突起43が第2被係合部64aと係合しているので、第1アーム41が旋回すると旋回テーブル60も旋回する。そして、旋回テーブル60上のパレット92も車両を載せたまま旋回する。そして図5の状態から第1アーム41が180度旋回したところで、第1アーム41の旋回を停止させる。
【0046】
図7は、図5の状態から第1アーム41が180度旋回してから停止した状態の、昇降体2の縦断面図である。このとき、車両は入庫した向きとは反対向きになっている。
(切替動作)
次に図7の状態から、昇降駆動装置87によって昇降本体部10を少し降下させる。
【0047】
図8は、図7の状態から昇降駆動装置87によって昇降本体部10が少し降下した状態の、昇降体2の縦断面図である。図7の状態において座板53が底面97に当接しているので、昇降本体部10が降下してもテーブル基台50、旋回テーブル60、パレット92の高さ位置は、図7の状態と同じである。この状態は、請求項に言う第3状態に相当する。
【0048】
そして、昇降本体部10が降下したことによって、第1アーム41の先端に形成された係合突起43の高さが第2被係合部64a,64bよりも低くなり、係合突起43と第2被係合部64aとの係合が解除されている。一方、第3被係合部17の高さ位置が係合片65の高さ位置と同じになり、係合片65は第3被係合部17と係合している。図9は、係合片65と第3被係合部17とが係合している状態を示す斜観図である。
【0049】
そして、図8の状態から、アーム機構駆動装置20を作動させて、第1アーム41と第2アーム42とのなす角が変化しないようにしながら、第1アーム41と第2アーム42とを一体的に旋回させる。前述したように、第1アーム41の先端に形成された係合突起43と第2被係合部64aとの係合が解除されているので、第1アーム41が旋回しても旋回テーブル60は旋回しない。なお、係合片65と第3被係合部17とが係合しているので、旋回テーブル60はテーブル基台50に対して不意な旋回を起こさない。
【0050】
図10は、図8の状態から第1アーム41が180度旋回してから停止した状態の、昇降体2の縦断面図である。この状態では、図8の状態から旋回テーブル60を旋回させることなく、アーム機構40の位置が図8の状態とは反対側に切り替えられている。
(横行動作)
次に、図10の状態から図5の状態に昇降本体部10を一旦上昇し、アーム機構駆動装置20を作動させて、第1アーム41を旋回させないようにしながら第2アーム42を第1アーム41に対して旋回させて係合ローラ44を外方に寄せた後、必要に応じて第1アーム41と第2アーム42とのなす角が変化しないようにしながら第1アーム41と第2アーム42とを一体的に旋回させて係合ローラ44を係合溝72の位置に合わせ、続いて昇降駆動装置87によって昇降本体部10を上昇させ、地上2階で停止させる。
【0051】
図11は、図10の状態から、昇降駆動装置87によって昇降本体部10が地上2階まで上昇したときの、昇降体2の縦断面図である。昇降本体部10の上昇により昇降体2の全体が地上2階に達している。
【0052】
図11の状態において、昇降フレーム11上に形成された当接部19にテーブル基台50が当接し、テーブル基台50、旋回テーブル60、パレット92の加重がすべて昇降フレーム11に作用している。座板53は底面97から浮き上がっている。この状態は、テーブル基台50が昇降本体部10に対して最下の高さ位置をとった状態である。この状態は請求項に言う第1状態に相当する。
【0053】
昇降本体部10の上昇によって、昇降フレーム11の旋回テーブル60に対する相対的な位置は、図10の状態にあったときよりも高くなり、その結果、昇降フレーム11に取り付けられたレール12がパレット92の車輪73に当接して、パレット92を旋回テーブル60のパレット受部62から浮き上がらせている。
【0054】
また、昇降本体部10の位置が旋回テーブル60に対して相対的に高くなった結果、係合片65の高さ位置が第3被係合部17の高さ位置より低くなって係合片65と第3被係合部17との係合が解除される一方、係合片65の高さ位置が第4被係合部18の高さ位置と同じなり、係合片65と第4被係合部18とが係合している。係合突起43の高さは第2被係合部64a,64bよりも高くなり、係合突起43と第2被係合部64a,64bとは係合不能であるので、第1アーム41が旋回しても旋回テーブル60は旋回しない。また、係合片65と第4被係合部18とが係合しているので、旋回テーブル60の不意な旋回も起こらない。また、アーム機構40の係合ローラ44は、パレット92の被係合溝72の高さ位置と同じ高さ位置で係合しているため、昇降本体部10の上昇中でもパレットの不意な横行移動が起こらない。
【0055】
図11において、実線で示された第2アーム42は、昇降本体部10の上昇によって係合ローラ44と被係合溝72とが係合したときのものである。次に、アーム機構40をアーム機構駆動装置20によって駆動して、係合ローラ44を左右方向に直線移動(横行)させる。
【0056】
図12は、係合ローラ44の左右方向への直線移動によってパレット92が昇降体2から地上2階左側の駐車棚82に移載されてゆく過程を示す図であり、(a)はパレット92が昇降体2上に載置された、パレット移載前の平面図、(b)はパレット移載中の平面図、(c)はパレット92が駐車棚82上に載置された、パレット移載後の平面図である。
【0057】
(a)において、仮想線で示すアーム機構40は、係合ローラ44を外方に寄せた状態のものである。また、実線で示すアーム機構40は、仮想線の状態から第1アーム41と第2アーム42とのなす角が変化しないようにしながら、第1アーム41と第2アーム42とを一体的に旋回させて、係合ローラ44を係合溝72に係合させた状態のものである。図中の矢印a5は、アーム機構40が仮想線の状態から実線の状態に移行するときの、係合ローラ44の旋回方向を示す。
【0058】
次に(a)の実線の状態からアーム機構40を駆動して、係合ローラ44を左向きに直線移動(横行)させる。
【0059】
係合ローラ44を左右方向に直線移動させるには、前述したように、アーム機構駆動装置20の第2モータ22を停止状態にして副駆動軸26にブレーキをかけた状態で第1モータ21を回転させて主駆動軸25のみを回転させるとよい。係合ローラ44を左向きに直線移動させると、係合ローラ44に導かれて、パレット92が昇降体2上を左向きに移動し、地上2階左側の駐車棚82に乗り入れる。このときパレット92の車輪73は昇降本体部10のレール12から駐車棚82のレール88に乗り換える。つまり、パレット92が昇降体2から駐車棚82に移載されるのである。
【0060】
(b)は、アーム機構40が(a)の状態から、第1アーム41と第2アーム42とが上下に重なる折り畳み状態を経た後の状態、かつ、昇降体2から駐車棚82へのパレット移載中の状態を示す図である。図中の矢印a6は、第1アーム41の旋回方向を、矢印a7は係合ローラ44の移動方向を示す。
【0061】
(c)は、昇降体2から駐車棚82へのパレット92の移載が完了した状態を示す図である。図中の実線で示すアーム機構40は、第1アーム41と第2アーム42とが直線状になるまでに伸びきった状態であり、この状態でパレット92が完全に駐車棚82上に載置されることとなる。このとき、第2アーム42の先端は駐車棚82の領域にある。
【0062】
図13は、図12(c)に対応する、昇降体2の縦断面図であり、第1アーム41と第2アーム42が直線状になるまでに延びきってパレット92が完全に駐車棚82上に載置された状態を示す図である。
【0063】
再度、図12(c)を参照すると、その後、アーム機構40はさらに、第1アーム41を旋回させずに第2アーム42のみを旋回させることにより、係合ローラ44を被係合溝72から離脱させる。図中の矢印a8は、このときの第2アーム42の旋回方向を示す。図中の仮想線で示す第2アーム42は、係合ローラ44が被係合溝72から離脱した状態のときのものである。これにより第2アーム42が駐車棚82の領域からも脱するので、その後、昇降体2を昇降路80中において昇降させることができる。
【0064】
以上のような、(旋回動作)(切替動作)(横行動作)によって、前進で入庫した車両を、前後を反対にした状態で駐車棚に格納することができる。なお、駐車棚に格納した車両を出庫させるには、(横行動作)の手順を逆に操作して車両をパレットごと昇降体2に載せた後、昇降体2を地上1階(入出庫階)まで降ろせばよい。車両はすでに旋回動作によって入庫時と反対の方向を向いているので、前進で出庫することができる。
【0065】
以上、本願発明の一実施形態に係る機械式駐車装置1を説明した。上記実施形態では、凸状の部材を係合部として、凹状の部材を被係合部として、それぞれ例示したが、凹状の部材を係合部とし、凸状の部材を被係合部とすることもできる。
【0066】
【発明の効果】
本発明は以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
(1)昇降体にリフタのような複雑な構造物を設けることなく、昇降体上でパレットを旋回させることができる。よって、昇降体が軽量となる。また、昇降体の保守・管理が容易となる。また、機械式駐車装置の製造コストを低減できる。
(2)昇降本体部とテーブル基台とを、第1係合部が第1被係合部と係合不能であり、第2係合部が第2被係合部と係合不能となるような状態に設定できるようにすると、旋回テーブルを旋回させることなく、かつ、パレットを横行させることなく、アーム機構の位置を切り替えることができる。
(3)アーム機構が第1アームと第2アームで構成されていると、アーム機構全体の長さを可変として、アーム機構の収納スペースを小さくすることができ、昇降体の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態たる機械式駐車装置の概略的な構成を示す図である。
【図2】昇降体の一部切欠斜観図である。
【図3】アーム機構とアーム機構駆動装置の構成を詳細に示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその一部断面側面図である。
【図4】パレットの構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図5】昇降路の底にまで昇降体が降りた状態の、昇降体の縦断面図である。
【図6】第1アームの先端に形成された係合突起と第2被係合部とが係合している状態を示す斜観図である。
【図7】図5の状態から第1アームが180度旋回してから停止した状態の、昇降体の縦断面図である。
【図8】図7の状態から昇降駆動装置によって昇降本体部が少し降下した状態の、昇降体の縦断面図である。
【図9】係合片と第3被係合部とが係合している状態を示す斜観図である。
【図10】図8の状態から第1アームが180度旋回してから停止した状態の、昇降体の縦断面図である。
【図11】図10の状態から、昇降駆動装置によって昇降本体部が地上2階まで上昇したときの、昇降体の縦断面図である。
【図12】係合ローラの左右方向への直線移動によってパレットが昇降体から地上2階左側の駐車棚に移載されてゆく過程を示す図であり、(a)はパレットが昇降体上に載置された、パレット移載前の平面図、(b)はパレット移載中の平面図、(c)はパレットが駐車棚上に載置された、パレット移載後の平面図である。
【図13】図12(c)に対応する、昇降体の縦断面図であり、第1アームと第2アームが直線状になるまでに延びきってパレットが完全に駐車棚上に載置された状態を示す図である。
【符号の説明】
1 機械式駐車装置
2 昇降体
10 昇降本体部
11 昇降フレーム
12 レール
14 孔部
15 ブラケット
16 支柱
17 第3被係合部
18 第4被係合部
19 当接部
20 アーム機構駆動装置
21 第1モータ
22 第2モータ
23 第1減速機構
24 第2減速機構
25 主駆動軸
26 副駆動軸
27,28,29,30 スプロケット
31,32 チェーン
33 ベアリング
40 アーム機構
41 第1アーム
42 第2アーム
43 係合突起
45 支軸
50 テーブル基台
51 基台本体
52 脚
53 座板
59 孔部
60 旋回テーブル
61 テーブル本体
62 パレット受部
64a,64b 第2被係合部
65 係合片
69 ベアリング
71 突出部
72 被係合溝
73 車輪
80 昇降路
81,82,83,84,85,86 駐車棚
87 昇降駆動装置
88 レール
91,92,93,94,95,96 パレット
97 底面
99 車両
Claims (4)
- 昇降本体部と、テーブル基台と、旋回テーブルと、パレットとを備え、
該昇降本体部は、側方に駐車棚の設けられた昇降路を、昇降駆動装置によって昇降制御され、
アーム機構駆動装置によって駆動されるアーム機構が、該昇降本体部に設けられ、
該アーム機構に第1係合部と第2係合部とが設けられ、
該第1係合部は、該アーム機構の駆動によって該昇降本体部上を左右方向に横行可能であり、
該第2係合部は、該アーム機構の駆動によって該昇降本体部に対して旋回可能であり、
該テーブル基台は、該昇降本体部に対して上下動可能に支持され、
該昇降本体部と該テーブル基台とは第1状態と第2状態とをとることができ、該第1状態は、該テーブル基台が該昇降本体部に対して最下の高さ位置にあり、該昇降本体部に該テーブル基台の加重が作用する状態であり、
該第2状態は、該テーブル基台が該昇降路に対して最下の高さ位置にあり、該昇降本体部に該テーブル基台の加重が作用せず、該第1状態よりも該テーブル基台が該昇降本体部に対して高い位置にある状態であり、
該旋回テーブルは、該テーブル基台に対して水平面内で旋回可能に支持され、
該旋回テーブルの旋回中心軸は該第2係合部の旋回中心軸に略一致し、
該第1状態において、該パレットは該昇降本体部に加重を作用させるように該昇降本体部に載置され、
該第2状態において、該パレットは該旋回テーブルに加重を作用させるように該旋回テーブルに載置され、
該昇降本体部にガイド部が設けられ、該ガイド部は該昇降本体部上の該パレットを左右方向に案内可能であり、
該パレットに第1被係合部が設けられ、
該旋回テーブルに第2被係合部が設けられ、
該第1状態において、該第1係合部は該第1被係合部と係合可能であり、
該第2状態において、該第2係合部は該第2被係合部と係合可能である、機械式駐車装置。 - 該第1状態において、該第2係合部は該第2被係合部と係合不能であり、
該第2状態において、該第1係合部は該第1被係合部と係合不能である、請求項1記載の機械式駐車装置。 - 該昇降本体部と該テーブル基台とは第3状態をとることができ、
該第3状態は、該テーブル基台が該昇降路に対して最下の高さ位置にあり、該昇降本体部に該テーブル基台の加重が作用せず、該第1状態よりも該テーブル基台が該昇降本体部に対して高い位置にあり、該テーブル基台は該第2状態における該昇降本体部に対する高さ位置とは異なる高さ位置にある状態であり、
該第3状態において、該第1係合部は該第1被係合部と係合不能であり、該第2係合部は該第2被係合部と係合不能である、請求項1または2記載の機械式駐車装置。 - 該アーム機構が第1アームと第2アームとを有し、
該第1アームは、該昇降本体部に水平面内で旋回可能に支持され、
該第2アームは、該第1アームに水平面内で旋回可能に支持され、
該第1アームと該第2アームとを、該アーム機構駆動装置によって独立して旋回駆動することができ、
該第1係合部が該第2アームに設けられ、
該第2係合部が該第1アームに設けられ、
該第2アームの旋回中心軸が該第1アームの旋回中心軸から離間しており、
該第1係合部が該第2アームの旋回中心軸から離間しており、
該第2アームの旋回中心軸と該第1アームの旋回中心軸との離間距離が、該第1係合部と該第2アームの旋回中心軸との離間距離に略等しく、
該第1アームを該昇降本体部に対して旋回させるとともに、該第2アームを該第1アームに対して該第1アームの旋回速度の略2倍の旋回速度で該第1アームとは反対方向に旋回させることにより、該第1係合部を該昇降本体部上で左右方向に横断させることができ、
該第1アームを該昇降本体部に対して旋回させることにより該第2係合部を該昇降本体部に対して旋回させることができる、請求項1乃至3のいずれか一の項に記載の機械式駐車装置。
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