JP6434371B2 - エレベータ式駐車装置とその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、横行装置と旋回装置を備えたエレベータ式駐車装置とその制御方法に関する。
横行装置と旋回装置を備えたエレベータ式駐車装置は、例えば特許文献1〜5に開示されている。
特開平9−60327号公報 特開2006−219971号公報 特開平7−102814号公報 特開2011−58186号公報 特開2003−221941号公報
特許文献1,2のエレベータ式駐車装置は、昇降路を昇降するケージに横行装置と旋回装置の両方を設けている。そのため、ケージ全体の重量が大きく、ケージ昇降装置(例えばケージ吊上げ装置)のモータが大型化して省エネ化が困難であり、かつ加速、減速に時間がかかり車両の入出庫時間の短縮が困難であった。
また、特許文献3,4のエレベータ式駐車装置は、昇降路を昇降するケージには横行装置のみを設け、旋回装置は昇降路の最下端に設けている。さらにこれらの装置では、ケージの中央に開口を設け、この開口を通して旋回装置でパレットを昇降し旋回させるようになっている。そのため、これらの装置では、パレットを横行させる横行装置が開口を挟んでケージの長手方向前後に1台ずつ合計2台が必要となる。従ってこれらの装置は、依然としてケージ全体の重量が大きく、ケージ昇降装置のモータが大型化して省エネ化が困難であり、かつ加速、減速に時間がかかり車両の入出庫時間の短縮が困難であった。
さらに、特許文献3,4では、パレットを横行装置から上方に分離して旋回させるため、パレットと横行装置との係合が一旦外れ、再係合させる際までに、位置ずれが生じ再係合が困難になる可能性があった。
また、特許文献5のエレベータ式駐車装置は、単一の駆動装置で横行と旋回を実施できるが、そのため、パレットの左右に配置された旋回板にパレットを固定する必要があった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ケージ上の横行装置が1台のみでパレットを横行させることができ、これにより、ケージ全重量を低減し、ケージ昇降装置のモータを小型化し、省エネ化と入出庫時間の短縮ができ、かつパレットと横行装置の係合を外すことなくパレットを水平に旋回させて前進入庫及び前進出庫が可能であるエレベータ式駐車装置とその制御方法を提供することにある。
本発明によれば、パレットに車両を載せて昇降路を昇降するケージと、ケージ上に設置され前記パレットを水平に横行させる横行装置と、前記昇降路の最下端に設置され前記パレットを水平旋回させるリフト装置と、を備えたエレベータ式駐車装置であって、
前記横行装置は、前記ケージの長手方向中央に上方に分離可能に設置された横行フレームと、前記横行フレームに固定され鉛直上方に延びる出力軸を有する横行駆動装置と、前記出力軸に固定され水平に延びる横行アームと、前記横行アームの外端部に設けられ上方に延びる係合ドグと、を有し、
前記リフト装置は、前記ケージが前記最下端に位置するときに下降位置から上昇位置まで上昇し、前記パレットを支持してこれを前記ケージから分離する旋回支持部と、
前記旋回支持部を旋回可能に支持するリフト部と、
前記リフト部を旋回不能に支持し、かつ前記リフト部を上下動させる昇降機構と、を有し、
さらに、前記旋回支持部の上昇時に、前記ケージから前記横行フレームを上方に分離して旋回不能に支持する分離支持装置と、前記横行アームを前記旋回支持部に連結する旋回連結装置と、を備える、ことを特徴とするエレベータ式駐車装置が提供される。
前記分離支持装置は、前記リフト部に設けられ上方に延びる分離支持軸であり、
前記分離支持軸は、その上端部に前記横行フレームを支持する支持部と前記横行フレームに設けられた第1嵌合穴に嵌合する分離ピンとを有し、
前記旋回支持部は、前記分離支持軸を旋回可能に通す中心開口を有し、
前記旋回連結装置は、前記横行アームと前記旋回支持部の一方に設けられた鉛直な旋回ピンと、他方に設けられ前記旋回ピンと嵌合する第2嵌合穴を有する旋回板とを有する。
前記旋回支持部は、前記パレットを支持するパレット支持部と、前記中心開口を有する開口支持部と、を有し、
前記上昇時に、前記旋回ピンと前記第2嵌合穴とが嵌合し、前記パレット支持部が前記パレットを支持してこれを前記ケージから分離し、同時に、前記分離支持軸が前記中心開口を通して前記横行フレームを前記ケージから上方に分離し、かつこれを旋回不能に支持する。
前記パレット支持部は、前記横行装置の前記ケージの長手方向前後に位置する。
前記ケージは、前記パレットの横行を案内し互いに間隔を隔てた1対の横行レールと、前記ケージの中央部を鉛直に貫通する開口と、前記1対の横行レールの両端部を連結して前記ケージの長手方向に延び、その間に前記開口を構成する1対の縦フレームとを有する。
また、本発明によれば、パレットに車両を載せて昇降路を昇降するケージと、ケージ上に設置され前記パレットを水平に横行させる横行装置と、前記昇降路の最下端に設置され前記パレットを水平旋回させるリフト装置と、を備えたエレベータ式駐車装置の制御方法であって、
前記横行装置に、前記ケージの長手方向中央に上方に分離可能に設置された横行フレームと、前記横行フレームに固定され鉛直上方に延びる出力軸を有する横行駆動装置と、前記出力軸に固定され水平に延びる横行アームと、前記横行アームの外端部に設けられ上方に延びる係合ドグと、を設け、
前記リフト装置に、前記ケージが前記最下端に位置するときに下降位置から上昇位置まで上昇し、前記パレットを支持してこれを前記ケージから分離する旋回支持部と、
前記旋回支持部を旋回可能に支持するリフト部と、
前記リフト部を旋回不能に支持し、かつ前記リフト部を上下動させる昇降機構と、を設け、
前記旋回支持部の上昇時に、分離支持装置により、前記ケージから前記横行フレームを上方に分離して旋回不能に支持し、旋回連結装置により前記横行アームを前記旋回支持部に連結する、ことを特徴とするエレベータ式駐車装置の制御方法が提供される。
上記本発明の装置と方法によれば、横行装置は、ケージの長手方向中央に上方に分離可能に設置された横行フレームと、横行駆動装置と、横行アームと、係合ドグとを有する。また、リフト装置は、ケージが最下端に位置するときに下降位置から上昇位置まで上昇し、パレットを支持してこれをケージから分離する旋回支持部を有する。
従って、ケージが最下端に位置するときに旋回支持部を下降位置から上昇位置まで上昇して、パレットをケージから分離して旋回支持部で旋回可能に支持することができる。
さらに旋回支持部の上昇時に、分離支持装置によりケージから横行フレームを上方に分離して旋回不能に支持し、旋回連結装置により横行アームを旋回支持部に連結する。
この状態で横行駆動装置により出力軸を回転駆動すると、横行フレームは分離支持装置により旋回不能に支持されているので、出力軸に固定された横行アームが水平旋回し、旋回連結装置により横行アームに連結された旋回支持部も出力軸まわりに水平旋回する。
従って、横行アーム及び旋回支持部と共に、旋回支持部で旋回可能に支持されたパレットを出力軸まわりに水平旋回させることができる。
すなわち本発明によれば、パレットと横行フレームの両方を旋回支持部に載せ、横行駆動装置によりその両方を水平に旋回させることができる。従って、前進入庫及び前進出庫が可能である。
また、横行装置は、ケージの長手方向中央に設置されているので、横行レールでパレットの横行を案内して、ケージ上の1台の横行装置のみでパレットを横行させることができる。
また、パレットは横行アームと同期して旋回するので、パレットと横行装置の係合を外すことなく水平旋回することができる。
さらに、横行装置の横行駆動装置でパレットの横行動作と旋回動作の両方を行うことができるので、旋回専用モータを省略することができる。
これにより、ケージ全重量を低減し、ケージ昇降装置(例えばケージ吊上げ装置)のモータを小型化し、省エネ化と入出庫時間の短縮ができる。
本発明によるエレベータ式駐車装置の正面図である。 図1のA−A矢視図である。 図1のケージと横行装置の拡大図とこれを上下に分離して示した図である。 図3(A)の側面図とこれを上下に分離して示した図である。 図1のリフト装置の拡大図とその上昇位置を示す図である。 図5(A)の側面図とその上昇位置を示す図である。 図1の最下端(入出庫部)におけるケージ及びリフト装置の平面図である。 図7のA−A矢視図である。 図8(A)の側面図である。 図8(B)の側面図である。 ケージが昇降路の最下端に位置するときの、リフト部の下降位置(A)と上昇位置(B)を示す図である。
本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明によるエレベータ式駐車装置10の正面図である。
この図において、本発明のエレベータ式駐車装置10は、ケージ12、格納棚14、横行装置16、及びリフト装置20を備える。
ケージ12は、パレット2に車両1を載せて鉛直な昇降路3を昇降する。ケージ12は、上方から吊り下げられ、図示しないケージ昇降装置(例えばケージ吊上げ装置)により昇降する。
格納棚14は、昇降路3に隣接し上下方向に間隔を隔てて複数が配置されている。
格納棚14は、この例では、昇降路3の両側に、車両1の幅方向に設けられているが、片側のみであってもよい。以下、「幅方向」とは、特に明記しない限り車両1の幅方向を意味する。
横行装置16は、ケージ上に設置され、ケージ12と格納棚14との間でパレット2を水平に横行させる。以下、「横行」とは、パレット2を幅方向に水平移動させることをいう。
リフト装置20は、昇降路3の最下端のピット5内に設置され、横行装置16とパレット2の両方をその上に載せ、パレット2を水平旋回させる。リフト装置20の詳細は、後述する。
図1に示すエレベータ式駐車装置10は、入出庫部4が昇降路3の最下端に設けられた下部乗入れ方式である。この例では、リフト装置20は、入出庫部4に設けられ、リフト装置20で支持されたパレット2に車両1が直接入庫し、かつこのパレット2から外部に出庫するようになっている。
なお、本発明は、下部乗入れ方式のエレベータ式駐車装置10に限定されず、中間乗入れ方式であってもよい。
図2は、図1のA−A矢視図である。この図は、各格納棚14におけるパレット2の横行動作を説明している。
パレット2は、その長手方向両端部(図で上下端部)に、それぞれ1対(合計4つ)の車輪2aを有する。格納棚14は、車輪2aを支持する1対の棚レール14aを有し、その上にパレット2を収容する。1対の棚レール14aは、互いに間隔を隔てて平行に位置する。
また、車輪2aの一部(例えば長手方向一端に位置するもの)は、両鍔を有する鍔付車輪であり、棚レール14aからの脱輪を防ぎ、棚レール14aに沿って車輪2aで支持されたパレット2の横行を案内するようになっている。
図2において、ケージ12は、1対の横行レール12aと1対の縦フレーム12bを有する。
1対の横行レール12aは、パレット2の長手方向(図で上下方向)に互いに間隔を隔てて平行に位置し、パレット2の横行を案内する。1対の横行レール12aの上部(車輪2aと接触する部分)は、棚レール14aと実質的に同一であり、パレット2の横行時には、各横行レール12aは各棚レール14aの延長上に位置する。
この構成により、横行レール12aと棚レール14aとの間で、パレット2を円滑に横行させることができる。
1対の縦フレーム12bは、1対の横行レール12aの両端部を連結してケージ12の長手方向に延び、その間に開口13を構成する。開口13は、ケージ12の中央部を鉛直に貫通する。
図2において、昇降路3の4隅外側に鉛直に延びる棚柱6(この図でH形鋼)が設けられている。棚柱6は、ケージ12の4隅外側に張出した吊上げ部12cを案内する。また、ケージ12は、吊上げ部12cに下端が固定された吊材(例えば、ワイヤ又はチェーン)により上方から吊り下げられ、図示しないケージ昇降装置(例えばケージ吊上げ装置)により同期して昇降する。
横行装置16は、ケージ12の長手方向中央に、開口13を幅方向に跨いで1対の縦フレーム上に位置決めされている。
図2において、横行装置16は、横行フレーム16a、横行駆動装置16b、横行アーム17a、及び係合ドグ17bを有する。
横行フレーム16aは、1対の縦フレーム12b上に開口13を跨いで位置する。
横行駆動装置16bは、横行フレーム16aに固定され、鉛直上方に延びる出力軸16cを有する。
横行アーム17aは、出力軸16cに固定され水平に延びる。
係合ドグ17bは、横行アーム17aの外端部に設けられ上方に延びる。係合ドグ17bは、好ましくは鉛直軸を中心に自由に回転できる円筒形部材である。
図2において、パレット2は、その幅方向端部に、パレット2の長手方向(図で上下方向)に延びる係合溝2bを有する。係合溝2bは、下方が開いたコの字形部材であり、パレット2の昇降路3側に、図で横行アーム17aの回転中心から上方のみに設けられている。また、係合溝2bの幅方向内寸は、係合ドグ17bの外径よりわずかに大きく設定されている。
上述した構成により、係合ドグ17bがパレット2の係合溝2bと係合した状態で、横行アーム17aを水平に、例えば図2でAからBを通ってCまで旋回駆動する。この旋回駆動により、パレット2の車輪2aを横行レール12aと棚レール14aで案内しながら、昇降路3に隣接する格納棚14との間でパレット2を水平に横行させることができる。
なお、ケージ12がパレット2を載せて昇降する場合には、係合ドグ17bは係合溝2bと係合した状態を維持し、ケージ12がパレットなしで昇降する場合には係合ドグ17bは係合溝2bと係合しない横行準備位置(図2のAとC)に位置する。
また、係合ドグ17bが係合溝2bと係合していない状態で、例えば図2でAとCの間で、逆方向に旋回駆動することで、横行アーム17aを図で右側又は左側のパレット2の横行準備位置に変更することができる。この変更動作を「空振り動作」と呼ぶ。
図3は、図1のケージ12と横行装置16の拡大図(A)とこれを上下に分離して示した図(B)である。
また、図4は、図3(A)の側面図(A)とこれを上下に分離して示した図(B)である。
図3、図4において、横行装置16は、ケージ12の長手方向中央に位置決め装置18を介して上方に分離可能に設置されている。
この例において、位置決め装置18は、鉛直板19aと複数(この例では3つ)のガイドローラ19bからなる。鉛直板19aは、横行フレーム16aの下面に設けられ鉛直に延びる平板である。また、この例で3つのガイドローラ19bは、縦フレーム12bに固定され、鉛直板19aの3方を囲み、水平軸を中心に自由回転する。位置決め装置18は、少なくとも2組設けるのがよい。
この構成により、上方に分離した鉛直板19aが下降する際、ガイドローラ19bの半径より内側に位置することで、ガイドローラ19bにより鉛直板19aを精度よく位置決めすることができる。
図5は、図1のリフト装置20の拡大図(A)とその上昇位置を示す図(B)である。
また、図6は、図5(A)の側面図(A)とその上昇位置を示す図(B)である。
図5、図6において、リフト装置20は、旋回支持部22、リフト部24、及び昇降機構26を備える。
旋回支持部22は、ケージ12が最下端に位置するときに下降位置から上昇位置まで上昇し、パレット2と横行装置16を支持してこれらをケージ12から分離する。
リフト部24は、旋回軸受23により旋回支持部22を旋回可能に支持する。
昇降機構26は、リフト部24を旋回不能に支持し、かつリフト部24を上下動させる。
図6に示すように、旋回支持部22は、パレット2を支持するパレット支持部22aと、中心開口22cを有する開口支持部22bとを有する。パレット支持部22aと開口支持部22bは、一体に構成され、一体的に上下動する。
パレット支持部22aは、開口13のうち、横行装置16のケージ12の長手方向前後に位置する。
昇降機構26は、リフト部24を昇降させる複数対のボールネジ26a及びボールナット26bと、複数のボールネジ26aを同期して回転駆動する昇降駆動機構(図示せず)を有する。
この構成により、昇降機構26は、複数のボールネジ26aを同期して回転駆動して、旋回支持部22及びリフト部24を昇降させることができる。図5、図6において、(A)は下降位置、(B)は上昇位置を示している。
旋回支持部22及びリフト部24は、下降位置と上昇位置との間で上下動可能に構成されている。
図6において、リフト装置20は、さらに旋回防止機構27を有する。
この例において、旋回防止機構27は、旋回支持部22に設けられた旋回防止ローラ27aと、昇降機構26の固定部に設けられたローラガイド27bとからなる。
旋回防止ローラ27aは、この例では、水平軸を中心に自由に回転する円筒形ローラである。またローラガイド27bは旋回防止ローラ27aを旋回方向に挟んで上下に延びるガイド板である。
なお、ローラガイド27bの長さは、図5、図6の下降位置(A)では旋回防止ローラ27aに係合してリフト部24を旋回不能に支持し、上昇位置(B)では、旋回防止ローラ27aに係合せず、リフト部24が自由に旋回できるようになっている。
図10において、本発明のエレベータ式駐車装置10は、さらに分離支持装置30と旋回連結装置34を有する。
分離支持装置30は、旋回支持部22及びリフト部24の上昇時に、ケージ12から横行フレーム16aを上方に分離して旋回不能に支持する機能を有する。
旋回連結装置34は、旋回支持部22及びリフト部24の上昇時に、横行アーム17aを旋回支持部22に連結する機能を有する。
分離支持装置30は、図6ではリフト部24に設けられ上方に延びる分離支持軸である。
分離支持軸30は、その上端部に横行フレーム16aを支持する支持部30aと、横行フレーム16aに設けられた第1嵌合穴31に嵌合する分離ピン30bとを有する。
また、旋回支持部22の開口支持部22bには、分離支持軸30を旋回可能に通す中心開口22cを有する。
この構成により、分離支持装置30は、旋回支持部22及びリフト部24の上昇時に、ケージ12から横行フレーム16aを上方に分離して旋回不能に支持することができる。
旋回連結装置34は、図10では、横行アーム17aと旋回支持部22の一方(この例では横行アーム17aの下面)に設けられた鉛直な旋回ピン35aと、他方(この例では旋回支持部22)に設けられ旋回ピン35aと嵌合する第2嵌合穴32を有する旋回板35bとを有する。
この構成により、旋回連結装置34は、旋回支持部22及びリフト部24の上昇時に、横行アーム17aを旋回支持部22に連結することができる。
図7は、図1の最下端(入出庫部4)におけるケージ12及びリフト装置20の平面図である。
図7に示すように、上述した開口13は、リフト装置20のパレット支持部22aと開口支持部22bの両方が鉛直に通る大きさに設定されている。
図8は、図7のA−A矢視図であり、(A)はケージ12の昇降中の図、(B)は下降した図である。
また、図9は、図8(A)の側面図、図10は、図8(B)の側面図である。
図8(A)と図9に示すように、ケージ12の昇降中には、パレット2の車輪2aがケージ12の横行レール12aの上に載り、横行装置16の横行フレーム16aがケージ12の縦フレーム12bの上に載っている。
また、上述した位置決め装置18により、横行装置16の横行フレーム16aはケージ12の長手方向中央に上方に分離可能に位置決めされている。
従って、図8(A)と図9の状態では、図2に示したように、格納棚14に隣接した高さにおいて、横行レール12aと棚レール14aとの間で、パレット2を円滑に横行させることができる。
図8(B)と図10に示すように、ケージ12が昇降路3の最下端に下降した状態において、リフト装置20のリフト部24は下降位置に位置している。
この状態においても、パレット2はケージ12の横行レール12aに載り、横行装置16はケージ12の縦フレーム12bに載っている。
またこの下降位置において、係合ドグ17bはパレット2の係合溝2bに嵌合したままであり、パレット支持部22aと分離支持軸30の支持面と、パレット2と横行フレーム16aの下面との間には隙間G1,G2がある。さらに上述した旋回連結装置34は分離したままである。
なおこの下降位置において、パレット2の下面高さは、入出庫部4の車両乗込み高さ4aと一致している。
図11は、ケージ12が昇降路3の最下端に位置するときの、リフト部24の下降位置(A)と上昇位置(B)を示す図である。
図11(A)は、図8(B)と同じであり、パレット2はケージ12の横行レール12aに載り、横行装置16はケージ12の縦フレーム12bに載っている。またこの下降位置において、係合ドグ17bはパレット2の係合溝2bに嵌合しており、パレット支持部22aと分離支持軸30の支持面と、パレット2と横行フレーム16aの下面との間には隙間G1,G2がある。さらに上述した旋回連結装置34は分離したままである。
図11(B)に示すように、旋回支持部22及びリフト部24を下降位置(A)から上昇させると、最初に図10から旋回板35bが上昇して旋回連結装置34が連結される。またさらに旋回支持部22及びリフト部24を上昇させると、分離支持軸30の支持面が横行フレーム16aの下面を支持して、横行フレーム16aを縦フレーム12b(図9参照)からその上方に持ち上がる。
この持ち上げにより、横行フレーム16aはケージ12から分離支持軸30に載せ替えられる。また同時にパレット支持部22aがパレット2の下面を支持して、パレット2をケージ12の横行レール12aからその上方に持ち上がる。なお、横行フレーム16aとパレット2は同期して上昇するので、係合ドグ17bと係合溝2bの係合は維持される。
リフト部24の下降位置は、最下端に位置するケージ上の横行装置16及びパレット2に旋回支持部22が係合しない高さである。また、リフト部24の上昇位置は、最下端に位置するケージ上のパレット2を旋回支持部22が支持し、かつケージ12と横行装置16及びパレット2の係合が外れる高さである。
本発明によるエレベータ式駐車装置10の制御方法は、上述した横行装置16に横行フレーム16a、横行駆動装置16b、横行アーム17a、及び係合ドグ17bを設け、上述したリフト装置20に、旋回支持部22、リフト部24、及び昇降機構26を設ける。さらに、分離支持装置30と旋回連結装置34を設け、上昇時に、分離支持装置30により、ケージ12から横行フレーム16aを上方に分離して旋回不能に支持し、旋回連結装置34により横行アーム17aを旋回支持部22に連結する。
上述した本発明の装置と方法によれば、横行装置16は、ケージ12の長手方向中央に上方に分離可能に設置された横行フレーム16aと、横行駆動装置16bと、横行アーム17aと、係合ドグ17bとを有する。
また、リフト装置20は、ケージ12が最下端に位置するときに下降位置から上昇位置まで上昇し、パレット2を支持してこれをケージ12から分離する旋回支持部22を有する。
従って、ケージ12が最下端に位置するときに旋回支持部22を下降位置から上昇位置まで上昇して、パレット2をケージ12から分離して旋回支持部22で旋回可能に支持することができる。
さらに旋回支持部22の上昇時に、分離支持装置30によりケージ12から横行フレーム16aを上方に分離して旋回不能に支持し、旋回連結装置34により横行アーム17aを旋回支持部22に連結する。
この状態で横行駆動装置16bにより出力軸16cを回転駆動すると、横行フレーム16aは分離支持装置30により旋回不能に支持されているので、出力軸16cに固定された横行アーム17aが水平に旋回する。またこの水平旋回により、横行アーム17aに連結された旋回支持部22も出力軸16cまわりに水平旋回する。
従って、横行アーム17a及び旋回支持部22と共に、旋回支持部22で旋回可能に支持されたパレット2を出力軸16cまわりに水平旋回させることができる。
すなわち本発明によれば、パレット2と横行フレーム16aの両方を旋回支持部22に載せ、横行駆動装置16bによりその両方を水平に旋回させることができる。従って、前進入庫及び前進出庫が可能である。
また、横行装置16は、ケージ12の長手方向中央に設置されているので、横行レール12aでパレット2の横行を案内して、ケージ上の1台の横行装置16のみでパレット2を横行させることができる。
また、パレット2は横行アーム17aと同期して旋回するので、パレット2と横行装置16の係合を外すことなく水平旋回することができる。
さらに、横行装置16の横行駆動装置16bでパレット2の横行動作と旋回動作の両方を行うことができるので、旋回専用モータを省略することができる。
これにより、ケージ全重量を低減し、ケージ昇降装置(例えばケージ吊上げ装置)のモータを小型化し、省エネ化と入出庫時間の短縮ができる。
さらに、本発明によれば、以下の付随する効果が得られる。
(1)ケージ12が軽量化されるため、カウンタバランスの重量が減り、その結果、ケージ昇降装置(例えばケージ吊上げ装置)のモータ容量が下る。
(2)加速減速時間が短縮される。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
G1,G2 隙間、1 車両、2 パレット、2a 車輪、2b 係合溝、
3 昇降路、4 入出庫部、4a 車両乗込み高さ、5 ピット、6 棚柱、
10 エレベータ式駐車装置、12 ケージ、12a 横行レール、
12b 縦フレーム、12c 吊上げ部、13 開口、14 格納棚、
14a 棚レール、16 横行装置、16a 横行フレーム、
16b 横行駆動装置、16c 出力軸、17a 横行アーム、
17b 係合ドグ、18 位置決め装置、19a 鉛直板、
19b ガイドローラ、20 リフト装置、22 旋回支持部、
22a パレット支持部、22b 開口支持部、22c 中心開口、
23 旋回軸受、24 リフト部、26 昇降機構、26a ボールネジ、
26b ボールナット、27 旋回防止機構、27a 旋回防止ローラ、
27b ローラガイド、30 分離支持装置(分離支持軸)、30a 支持部、
30b 分離ピン、31 第1嵌合穴、32 第2嵌合穴、
34 旋回連結装置、35a 旋回ピン、35b 旋回板

Claims (6)

  1. パレットに車両を載せて昇降路を昇降するケージと、ケージ上に設置され前記パレットを水平に横行させる横行装置と、前記昇降路の最下端に設置され前記パレットを水平旋回させるリフト装置と、を備えたエレベータ式駐車装置であって、
    前記横行装置は、前記ケージの長手方向中央に上方に分離可能に設置された横行フレームと、前記横行フレームに固定され鉛直上方に延びる出力軸を有する横行駆動装置と、前記出力軸に固定され水平に延びる横行アームと、前記横行アームの外端部に設けられ上方に延びる係合ドグと、を有し、
    前記リフト装置は、前記ケージが前記最下端に位置するときに下降位置から上昇位置まで上昇し、前記パレットを支持してこれを前記ケージから分離する旋回支持部と、
    前記旋回支持部を旋回可能に支持するリフト部と、
    前記リフト部を旋回不能に支持し、かつ前記リフト部を上下動させる昇降機構と、を有し、
    さらに、前記旋回支持部の上昇時に、前記ケージから前記横行フレームを上方に分離して旋回不能に支持する分離支持装置と、前記横行アームを前記旋回支持部に連結する旋回連結装置と、を備える、ことを特徴とするエレベータ式駐車装置。
  2. 前記分離支持装置は、前記リフト部に設けられ上方に延びる分離支持軸であり、
    前記分離支持軸は、その上端部に前記横行フレームを支持する支持部と前記横行フレームに設けられた第1嵌合穴に嵌合する分離ピンとを有し、
    前記旋回支持部は、前記分離支持軸を旋回可能に通す中心開口を有し、
    前記旋回連結装置は、前記横行アームと前記旋回支持部の一方に設けられた鉛直な旋回ピンと、他方に設けられ前記旋回ピンと嵌合する第2嵌合穴を有する旋回板とを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ式駐車装置。
  3. 前記旋回支持部は、前記パレットを支持するパレット支持部と、前記中心開口を有する開口支持部と、を有し、
    前記上昇時に、前記旋回ピンと前記第2嵌合穴とが嵌合し、前記パレット支持部が前記パレットを支持してこれを前記ケージから分離し、同時に、前記分離支持軸が前記中心開口を通して前記横行フレームを前記ケージから上方に分離し、かつこれを旋回不能に支持する、ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ式駐車装置。
  4. 前記パレット支持部は、前記横行装置の前記ケージの長手方向前後に位置する、ことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ式駐車装置。
  5. 前記ケージは、前記パレットの横行を案内し互いに間隔を隔てた1対の横行レールと、前記ケージの中央部を鉛直に貫通する開口と、前記1対の横行レールの両端部を連結して前記ケージの長手方向に延び、その間に前記開口を構成する1対の縦フレームとを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ式駐車装置。
  6. パレットに車両を載せて昇降路を昇降するケージと、ケージ上に設置され前記パレットを水平に横行させる横行装置と、前記昇降路の最下端に設置され前記パレットを水平旋回させるリフト装置と、を備えたエレベータ式駐車装置の制御方法であって、
    前記横行装置に、前記ケージの長手方向中央に上方に分離可能に設置された横行フレームと、前記横行フレームに固定され鉛直上方に延びる出力軸を有する横行駆動装置と、前記出力軸に固定され水平に延びる横行アームと、前記横行アームの外端部に設けられ上方に延びる係合ドグと、を設け、
    前記リフト装置に、前記ケージが前記最下端に位置するときに下降位置から上昇位置まで上昇し、前記パレットを支持してこれを前記ケージから分離する旋回支持部と、
    前記旋回支持部を旋回可能に支持するリフト部と、
    前記リフト部を旋回不能に支持し、かつ前記リフト部を上下動させる昇降機構と、を設け、
    前記旋回支持部の上昇時に、分離支持装置により、前記ケージから前記横行フレームを上方に分離して旋回不能に支持し、旋回連結装置により前記横行アームを前記旋回支持部に連結する、ことを特徴とするエレベータ式駐車装置の制御方法。
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