JP7496911B2 - エレベータ式駐車装置 - Google Patents

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本発明は、旋回装置を備えるエレベータ式駐車装置に関する。
「中間乗入方式」のエレベータ式駐車装置は、車両が入出庫する入出庫レベル(すなわち入出庫口)が装置の中間高さに設けられたエレベータ式駐車装置であり、入出庫レベルより上部と下部に車両を格納する格納棚を有する。
旋回装置を備えたエレベータ式駐車装置は、例えば特許文献1,2に開示されている。
また、本発明に関連する技術として、特許文献3が開示されている。
特開平9-060327号公報 特開2006-219971号公報 特開2012-076849号公報
特許文献1,2のエレベータ式駐車装置は、昇降路を昇降するケージに横行装置と旋回装置の両方を設けている。そのため、中間乗入れが可能であるが、ケージ全体の重量が大きく、ケージ昇降装置(例えばケージ吊上げ装置)のモータが大型化して省エネ化が困難であり、かつ加速、減速に時間がかかり車両の入出庫時間の短縮が困難であった。
そのため、従来の中間乗入方式のエレベータ式駐車装置では、旋回装置を駐車装置の外部(例えば入出庫口の前面)に設置し、駐車装置から車両を出庫後に旋回装置で車両を旋回させていた。
しかし、この場合、駐車装置からの出庫時には車両を後進させる必要があり、要望の強い前進入庫及び前進出庫が実現できず、出庫時の運転が困難かつ時間がかかっていた。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、省エネ化と入出庫時間の短縮ができ、かつ前進入庫及び前進出庫が可能であるエレベータ式駐車装置を提供することにある。
本発明によれば、車両が積載されるパレットと、
前記パレットが搭載されるケージを昇降路内で昇降させるケージ昇降装置と、
前記パレットを搭載し水平に旋回させる旋回装置と、
前記ケージの下部に前記旋回装置を着脱可能に結合する連結装置と、
前記旋回装置を前記昇降路の所定高さに着脱可能に固定する固定装置と、を備えたエレベータ式駐車装置であって、
前記パレットと共に前記車両を格納する複数の格納棚と、
前記ケージと前記格納棚との間で前記パレットを移載する横行装置とを有し、
前記所定高さよりも下方で前記ケージを昇降させる際には、前記ケージの下部に前記旋回装置を連結し、該旋回装置を前記昇降路の前記所定高さから解除して前記ケージを該旋回装置と共に昇降させ、
前記所定高さよりも上方で前記ケージを昇降させる際には、前記旋回装置を前記昇降路の前記所定高さに固定し、該旋回装置から分離した前記ケージを単独で昇降させることができ、
前記昇降路の前記所定高さに固定された前記旋回装置によって前記パレットを前記昇降路で旋回させる際に、該パレットは、入出庫レベルより下方の位置であり、
かつ該パレットよりも下方に位置する前記格納棚のうち最も近い直下格納棚に移載するときの高さよりも前記格納棚に干渉しない高い位置であり、
かつ前記直下格納棚に格納される前記車両が占める空間に干渉しない位置で旋回する、ことを特徴とするエレベータ式駐車装置が提供される。
上記本発明の装置によれば、固定装置により旋回装置を昇降路の所定高さに固定し、連結装置によりケージを旋回装置から分離することで、所定高さより上方においてケージを単独で昇降させることができるので、ケージ全体が軽量となり、ケージ昇降装置の負荷が小さく省エネ化が可能であり、かつ加速時間、減速時間を短縮して車両の入出庫時間の短縮ができる。
また、所定高さに固定された旋回装置により車両を旋回できるので、前進入庫及び前進出庫ができる。
また、連結装置によりケージの下部に旋回装置を連結し、固定装置により旋回装置を昇降路の所定高さから解除することによって、入庫時又は出庫時に入出庫レベルで車両を旋回させ、かつ上部及び下部の両方において格納棚に車両を格納しそこから出庫することができるので、下部の格納棚の車両の旋回と入出庫ができる。
本発明によるエレベータ式駐車装置の実施形態図である。 ケージの説明図である。 旋回装置の説明図である。 ケージの下部に旋回装置を結合した状態を示す図である。 エレベータ式駐車装置の制御方法の第1実施形態の高速運転モードの説明図である。 図5の低速運転モードの説明図である。 エレベータ式駐車装置の制御方法の第2実施形態を示す説明図である。
本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明によるエレベータ式駐車装置100の実施形態図である。この例において、エレベータ式駐車装置100は、中間乗入方式エレベータ式駐車装置である。
この図において、本発明のエレベータ式駐車装置100は、ケージ10と旋回装置20を備える。
車両1が入出庫する入出庫レベルFL(例えば地上部)には、入出庫口Eが設けられている。また、入出庫レベルFLより上部と下部に車両1を格納する格納棚4を有する。
ケージ10は、パレット2に車両1を載せて鉛直な昇降路3を昇降する。ケージ10は、上方から紐部材5(例えばワイヤロープ)により吊り下げられ、ケージ昇降装置6(例えばケージ吊上げ装置)により昇降する。
格納棚4は、昇降路3に隣接し上下方向に間隔を隔てて複数が配置されている。
格納棚4は、この例では、昇降路3の両側に、車両1の幅方向に設けられているが、片側のみであってもよい。以下、「幅方向」とは、特に明記しない限り車両1の幅方向を意味する。
旋回装置20は、ケージ上のパレット2を水平旋回させる。旋回装置20の詳細は、後述する。
図2は、ケージ10の説明図であり、(A)は通常時の使用状態、(B)は説明用の分離状態を示している。
この図において、ケージ10は、ケージ本体12と横行装置14とからなる。
パレット2は、車輪2aと係合溝2bを有する。
車輪2aは、パレット2の長手方向両端部に複数設けられ、1対の横行レール12aの上を転動してパレット2を幅方向に水平移動させる。以下、パレット2を幅方向に水平移動させることを「横行」と呼ぶ。
係合溝2bは、パレット2の幅方向端部に位置し、パレット2の長手方向に延びる。係合溝2bは、下方が開いたコの字形部材であり、図で横行アーム15aの回転中心から上方のみに設けられている。
図2において、ケージ本体12は、1対の横行レール12aと1対の縦フレーム12bを有する。
1対の横行レール12aは、パレット2の長手方向に間隔を隔てて互いに平行に位置し、車輪2aを支持しパレット2の横行を案内する。1対の横行レール12aの上部(車輪2aと接触する部分)は、棚レール4aと実質的に同一であり、パレット2の横行時には、各横行レール12aは各棚レール4aの延長上に位置する。
この構成により、横行レール12aと棚レール4aとの間で、パレット2を円滑に横行させることができる。
1対の縦フレーム12bは、1対の横行レール12aの両端部を連結してケージ10の長手方向に延び、その間に開口13を構成する。開口13は、ケージ10の中央部を鉛直に貫通する。開口13の形状は、例えば平面視で長方形であるのがよい。
開口13は、この例では、ケージ本体12の横行レール12aがこの開口13を跨いで1対の縦フレーム12bに載り、かつ後述する旋回装置20の装置支持部22が鉛直に通る大きさに設定されている。
横行装置14は、上方に分離可能にケージ10の長手方向中央に、1対の縦フレーム12bの上に開口13を幅方向に跨いで位置決めされている。
横行装置14は、横行フレーム14a、水平駆動装置14b、横行アーム15a、及び係合ドグ15bを有する。
横行フレーム14aは、1対の縦フレーム12bの上に開口13を跨いで位置し、位置決め装置16により、ケージ本体12から上方に分離可能に位置決めされる。位置決め装置16は、少なくとも2組設けるのがよい。
上方に分離可能な位置決め装置16は、例えばピンとピン穴である。なお、横行フレーム14aの水平位置を精度よく位置決めでき、水平駆動装置14bが円滑に作動できる限りで、その他の構造であってもよい。
水平駆動装置14bは、横行フレーム14aに固定され、鉛直回転軸を回転駆動する。
横行アーム15aは、水平駆動装置14bの鉛直回転軸に内端部が固定され水平に延びる。
係合ドグ15bは、横行アーム15aの外端部に設けられ上方に延びる。係合ドグ15bは、好ましくは鉛直軸を中心に自由に回転できる円筒形部材である。
図2において、係合溝2bの幅方向内寸は、係合ドグ15bの外径よりわずかに大きく設定されている。
上述した構成により、図2(A)に示すように、位置決め装置16によりケージ本体12の上に横行装置14を位置決めして載せることができる。
また、図2(A)において係合ドグ15bがパレット2の係合溝2bと係合した状態で、横行アーム15aを水平に旋回駆動することで、隣接する格納棚4との間でパレット2を水平に横行させることができる。横行時には、パレット2の車輪2aを横行レール12aと棚レール4aで案内する。
また、係合ドグ15bが係合溝2bと係合していない状態(例えばパレット2のない状態)で横行アーム15aを旋回駆動することで、横行アーム15aを図で右側又は左側の所定位置に変更することができる。
図2において、ケージ10の下部には、旋回装置20を着脱可能に結合する連結装置30の一部(回転フック34とフック駆動機構36)が取り付けられている。
連結装置30の詳細は後述する。
図3は、旋回装置20の説明図であり、(A)は待機時の下降状態、(B)は旋回時の上昇状態を示している。
図3(A)(B)において、旋回装置20は、装置支持部22、及び旋回駆動装置24を有する。
装置支持部22は、平面視で開口13の内側かつ横行フレーム14aの真下に位置し、横行装置14とパレット2を支持するようになっている。
旋回駆動装置24は、装置支持部22を旋回駆動する旋回モータ(図示せず)を有する。
この構成により、旋回駆動装置24は、開口13を通して横行装置14とパレット2の両方を支持し、その両方を水平に旋回駆動することができる。
図3において、旋回装置20はさらに昇降機構26を備える。
昇降機構26は、旋回駆動装置24を昇降可能に支持する昇降支持板26aと、昇降支持板26aを昇降させる複数のボールネジ26b及びボールナット26cと、複数のボールネジ26bを同期して回転駆動する昇降駆動機構(図示せず)を有する。
昇降機構26は、旋回装置20の本体フレーム28に設置されている。
この構成により、昇降機構26は、複数のボールネジ26bを同期して回転駆動して、旋回駆動装置24を昇降させることができる。
上述した旋回装置20の構成により、旋回装置20は、昇降機構26により横行装置14とパレット2の両方を上昇させて、その両方をケージ10から旋回装置上に載せ替えることができる。
図2と図3において、連結装置30は、旋回装置20に設けられ平面視で矩形の貫通穴31を有する複数の連結板32と、ケージ10に設けられた複数の回転フック34及びフック駆動機構36とを有する。
回転フック34は、矩形の貫通穴31を通過可能な平面視で矩形の下端頭部35を有し鉛直上方に延びる。フック駆動機構36は、回転フック34を水平旋回可能に構成されている。
なお上述した連結装置30の具体的構造として、例えば特許文献3を適用することができる。
図4は、ケージ10の下部に旋回装置20を結合した状態を示す図である。
上述した連結装置30の構成により、旋回装置20の上方からケージ10を下降させることで、回転フック34が貫通穴31を通過し連結板32の上にフック駆動機構36の本体が載る状態となる。この位置で、貫通穴31を通過した回転フック34を90度水平旋回させることで、下端頭部35の両端部が連結板32の下面に位置した状態でケージ10の下部に旋回装置20を結合することができる。
図3において、旋回装置20には、旋回装置20を昇降路3の所定高さに着脱可能に固定する固定装置40の一部が設けられている。
固定装置40は、旋回装置20に設けられた可動爪42と、所定高さの昇降路3の外側に設けられた支持部材44とを有する。
可動爪42は、昇降路3の内側の退避位置Bと外側の突出位置Fとの間で出没可能に構成されている。図3(A)は突出位置F、図3(B)は退避位置Bを実線で示している。
なお、固定装置40の構成は、この例に限定されず、例えば可動爪42を所定高さの昇降路3の外側に設け、支持部材44を旋回装置20に設けてもよい。
また、旋回装置20に必要な電源及び信号は、ケージ10から供給されることが好ましいが、昇降路3の外側から直接供給してもよい。
また、支持部材44は、所定高さの昇降路3の外側に設けられ、突出位置Fの可動爪42を支持する。「所定高さ」とは、旋回装置20を着脱可能に固定する高さであり、例えば、入出庫レベルFL又は入出庫レベルFLより下方である。
「所定高さ」は、支持部材44の上に旋回装置20を載せて位置決めした状態で、その上に載るケージ10から昇降機構26により横行装置14とパレット2の両方を上昇させて、その両方をケージ10から旋回装置上に載せ替えて、旋回できる高さに設定する。
上述した構成により、ケージ10の下部に旋回装置20を結合した図4の状態において、可動爪42を突出位置Fに移動し支持部材44の上方からケージ10を下降させることで、ケージ10と共に旋回装置20を昇降路3の所定高さに固定して位置決めすることができる。
また、この固定位置からケージ10と共に旋回装置20をわずかに上昇させ、可動爪42を退避位置Bに移動することで、ケージ10と共に旋回装置20を上昇又は下降させることができる。
さらに、この固定位置において、可動爪42を突出位置Fに保持したまま、貫通穴31を通過した回転フック34を水平旋回させることで、ケージ10の下部と旋回装置20との結合を解除し、旋回装置20を固定位置に残してケージ10のみを上昇させることができる。
図5と図6は、エレベータ式駐車装置100の制御方法の第1実施形態を示す説明図である。
上述したエレベータ式駐車装置100を用い、本発明の制御方法は、高速運転モードM1と、低速運転モードM2とを有する。図5は高速運転モードM1を示し、図6は低速運転モードM2を示している。
図5の高速運転モードM1では、旋回装置20を昇降路3の所定高さに固定し、ケージ10を旋回装置20から分離して単独で昇降させる。
図5において、所定高さは、入出庫レベルFLである。すなわち、旋回装置20を昇降路3の所定高さに固定する。
支持部材44は、入出庫レベルFLにおいて、ケージ10が旋回装置20から分離した状態で、旋回装置20により横行装置14とパレット2の両方を上昇させて旋回できる高さに固定されている。
この例では、高速運転モードM1において、車両1の入庫時又は出庫時に、ケージ10が旋回装置20から分離した状態で、旋回装置20により入出庫レベルFLで車両1を旋回させる。
次いで、ケージ10が旋回装置20から分離した状態で、入出庫レベルFLより上部の格納棚4に車両1を格納しかつそこから出庫する。
この高速運転モードM1では、入出庫レベルFLより上方においてケージ10を単独で昇降させることができる。これにより、ケージ全体が軽量となり、ケージ昇降装置6の負荷が小さく省エネ化が可能であり、かつ加速時間、減速時間を短縮して車両1の入出庫時間の短縮ができる。
また、入出庫レベルFLに固定された旋回装置20により車両1を旋回できるので、前進入庫及び前進出庫ができる。
図6の低速運転モードM2では、ケージ10の下部に旋回装置20を連結し、旋回装置20を昇降路3の所定高さから解除してケージ10を旋回装置20と共に昇降させる。
この低速運転モードM2では、入庫時又は出庫時に入出庫レベルFLで車両1を旋回させ、かつ入出庫レベルFLより下方において格納棚4に車両1を格納しそこから出庫することができるので、中間乗入方式に適用して下部の格納棚4の車両1の旋回と入出庫ができる。
なお、入出庫レベルFLより上部及び下部の両方において低速運転モードM2で運転してもよい。
図7は、エレベータ式駐車装置100の制御方法の第2実施形態を示す説明図である。
この図において、所定高さは、入出庫レベルFLより下方である。すなわち、旋回装置20を昇降路3の入出庫レベルFLより下方に固定する。
支持部材44は、この高さにおいて、ケージ10が旋回装置20から分離した状態で、旋回装置20により横行装置14とパレット2の両方を上昇させて旋回できるように固定されている。
また、この高さにおいて、旋回装置20により横行装置14とパレット2の両方を上昇させて旋回できるように、格納棚4が配置されている。
この例では、高速運転モードM1において、車両1の入庫時又は出庫時に、ケージ10が旋回装置20から分離した状態で、車両1を旋回させずに、ケージ10により所定高さより上部の格納棚4に車両1を格納しかつそこから出庫する。
次いで、入庫後又は出庫前にケージ10により所定高さまで車両1を昇降し、所定高さで車両1を旋回させる。
この高速運転モードM1では、入庫時又は出庫時に、車両1を旋回させずに、車両1を格納しかつそこから出庫するので、車両1の連続入庫又は連続出庫をより早めることができる。
また、車両1の旋回は、入庫後又は出庫前に実施するので、入庫から出庫までの間の空き時間を有効利用することができる。
その他の効果は、第1実施形態と同様である。
図7における低速運転モードM2は、図6の第1実施形態と同様である。
上述した本発明の装置によれば、高速運転モードM1において、固定装置40により旋回装置20を昇降路3の所定高さに固定し、連結装置30によりケージ10を旋回装置20から分離する。
この高速運転モードM1では、所定高さより上方においてケージ10を単独で昇降させることができるので、ケージ全体が軽量となり、ケージ昇降装置6の負荷が小さく省エネ化が可能であり、かつ加速時間、減速時間を短縮して車両1の入出庫時間の短縮ができる。
また、所定高さに固定された旋回装置20により車両1を旋回できるので、前進入庫及び前進出庫ができる。
また、低速運転モードM2において、連結装置30によりケージ10の下部に旋回装置20を連結し、固定装置40により旋回装置20を昇降路3の所定高さから解除する。
この低速運転モードM2では、入庫時又は出庫時に入出庫レベルFLで車両1を旋回させ、かつ上部及び下部の両方において格納棚4に車両1を格納しそこから出庫することができるので、中間乗入方式に適用して下部の格納棚4の車両1の旋回と入出庫ができる。
上述した例において、エレベータ式駐車装置100は、中間乗入方式エレベータ式駐車装置であるが、本発明はこれに限定されず、上部乗入方式、又は下部乗入方式であってもよい。
また、入出庫レベルFLにおいて、入出庫する際の車両1の前後方向と、格納棚4に格納する際の車両1の前後方向とは、180度でも90度でもよい。
また、上述したパレット2を省略した、フォーク式のエレベータ式駐車装置に本発明を適用してもよい。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
B 退避位置、E 入出庫口、F 突出位置、FL 入出庫レベル、
M1 高速運転モード、M2 低速運転モード、1 車両、2 パレット、
2a 車輪、2b 係合溝、3 昇降路、4 格納棚、4a 棚レール、
5 紐部材(ワイヤロープ)、6 ケージ昇降装置(ケージ吊上げ装置)、
10 ケージ、12 ケージ本体、12a 横行レール、12b 縦フレーム、
13 開口、14 横行装置、14a 横行フレーム、14b 水平駆動装置、
15a 横行アーム、15b 係合ドグ、16 位置決め装置、
20 旋回装置、22 装置支持部、23 パレット支持部、
24 旋回駆動装置、26 昇降機構、26a 昇降支持板、
26b ボールネジ、26c ボールナット、28 本体フレーム、
30 連結装置、31 貫通穴、32 連結板、34 回転フック、
35 下端頭部、36 フック駆動機構、40 固定装置、42 可動爪、
44 支持部材、100 エレベータ式駐車装置

Claims (1)

  1. 車両が積載されるパレットと、
    前記パレットが搭載されるケージを昇降路内で昇降させるケージ昇降装置と、
    前記パレットを搭載し水平に旋回させる旋回装置と、
    前記ケージの下部に前記旋回装置を着脱可能に結合する連結装置と、
    前記旋回装置を前記昇降路の所定高さに着脱可能に固定する固定装置と、を備えたエレベータ式駐車装置であって、
    前記パレットと共に前記車両を格納する複数の格納棚と、
    前記ケージと前記格納棚との間で前記パレットを移載する横行装置とを有し、
    前記所定高さよりも下方で前記ケージを昇降させる際には、前記ケージの下部に前記旋回装置を連結し、該旋回装置を前記昇降路の前記所定高さから解除して前記ケージを該旋回装置と共に昇降させ、
    前記所定高さよりも上方で前記ケージを昇降させる際には、前記旋回装置を前記昇降路の前記所定高さに固定し、該旋回装置から分離した前記ケージを単独で昇降させることができ、
    前記昇降路の前記所定高さに固定された前記旋回装置によって前記パレットを前記昇降路で旋回させる際に、該パレットは、入出庫レベルより下方の位置であり、
    かつ該パレットよりも下方に位置する前記格納棚のうち最も近い直下格納棚に移載するときの高さよりも前記格納棚に干渉しない高い位置であり、
    かつ前記直下格納棚に格納される前記車両が占める空間に干渉しない位置で旋回する、ことを特徴とするエレベータ式駐車装置。
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