JP2017002672A - エレベータ式駐車装置とその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケージ上の1台の駆動装置のみでパレットの横行と旋回の両方が可能であり、これにより、ケージ全重量を低減し、ケージ昇降装置の昇降用モータを小型化し、最下端のピットを浅くできるエレベータ式駐車装置とその制御方法を提供する。【解決手段】ケージ上に上方移動可能に載せられ、単一の鉛直旋回軸Zを中心に水平に旋回可能なパレット横行部17とパレット旋回部18を有する横行旋回装置16と、入出庫部4においてケージ12の下降時に横行旋回装置16のみを支持してこれをケージ12から上方移動させる支持装置20と、を備える。パレット2の昇降時及び横行時に、パレット2はケージ12の横行レール12aに載り、パレット横行部17はパレット2に係合し、パレット旋回部18は、パレット2の下面から下方に第1隙間G1を隔てて位置する。【選択図】図6

Description

本発明は、ケージ上でパレットを横行及び旋回させるエレベータ式駐車装置とその制御方法に関する。
横行装置と旋回装置を備えたエレベータ式駐車装置は、例えば特許文献1〜5に開示されている。
特開平9−60327号公報 特開2006−219971号公報 特開平7−102814号公報 特開2011−58186号公報 特開2003−221941号公報
特許文献1,2のエレベータ式駐車装置は、昇降路を昇降するケージに横行装置と旋回装置の両方を設けている。そのため、ケージ全体の重量が大きく、ケージ昇降装置(例えばケージ吊上げ装置)のモータが大型化して省エネ化が困難であり、かつ加速、減速に時間がかかり車両の入出庫時間の短縮が困難であった。
また、特許文献3,4のエレベータ式駐車装置は、昇降路を昇降するケージには横行装置のみを設け、旋回装置は昇降路の最下端に設けている。さらにこれらの装置では、ケージの中央に開口を設け、この開口を通して旋回装置でパレットを昇降し旋回させるようになっている。そのため、これらの装置では、パレットを横行させる横行装置が開口を挟んでケージの長手方向前後に1台ずつ合計2台が必要となる。従ってこれらの装置は、依然としてケージ全体の重量が大きく、ケージ昇降装置のモータが大型化して省エネ化が困難であり、かつ加速、減速に時間がかかり車両の入出庫時間の短縮が困難であった。
さらに、特許文献3,4では、パレットを横行装置から上方に分離して旋回させるため、パレットと横行機構との係合が一旦外れ、再係合させる際までに、位置ずれが生じ再係合が困難になる可能性があった。
また、特許文献3,4では、昇降路の最下端に旋回装置を設けるため、最下端のピットが深く、製造コストが高くなる。
また、特許文献5のエレベータ式駐車装置は、単一の駆動装置で横行と旋回を実施できるが、そのため、パレットの左右に配置された旋回板にパレットを固定する必要があった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の第1の目的は、ケージ上の1台の駆動装置のみでパレットの横行と旋回の両方が可能であり、これにより、ケージ全重量を低減し、ケージ昇降装置の昇降用モータを小型化し、最下端のピットを浅くできるエレベータ式駐車装置とその制御方法を提供することにある。
また本発明の第2の目的は、パレットと横行機構との係合を外すことなく、パレットを水平に旋回させて前進入庫及び前進出庫が可能であり、かつ入出庫時間の短縮ができるエレベータ式駐車装置とその制御方法を提供することにある。
さらに本発明の第3の目的は、走行面の高さが異なる複数のパレット(例えば、折曲パレットとフラットパレット)を混合して収容できるエレベータ式駐車装置とその制御方法を提供することにある。
本発明によれば、パレットに車両を載せて昇降路を昇降するケージと、
ケージ上に上方移動可能に載せられ、単一の鉛直旋回軸を中心に水平に旋回可能なパレット横行部とパレット旋回部を有する横行旋回装置と、
入出庫部において前記ケージの下降時に前記横行旋回装置のみを支持してこれを前記ケージから上方移動させる支持装置と、を備え、
前記パレットの昇降時及び横行時に、前記パレットは前記ケージの横行レールに載り、前記パレット横行部は前記パレットに係合し、前記パレット旋回部は、前記パレットの下面から下方に第1隙間を隔てて位置する、ことを特徴とするエレベータ式駐車装置が提供される。
前記入出庫部において、前記ケージの下降により、前記支持装置により前記横行旋回装置を前記ケージから上方移動させ、前記第1隙間を無くして前記パレット旋回部により前記パレットの下面を旋回可能に支持し、かつ前記パレットを前記横行レールから上方に第2隙間を隔てて位置決めする。
前記支持装置は、前記昇降路の内側と外側の間で出没可能な可動爪と、前記可動爪を前記内側と前記外側の間で移動させる爪駆動装置と、を有する。
突出位置の前記可動爪を支持し、退避位置の前記可動爪と干渉しない支持部材を有する。
前記横行レールは、前記パレットの横行を案内するように互いに間隔を隔てて1対が設けられ、
前記ケージは、さらに前記1対の前記横行レールの両端部を連結して前記ケージの長手方向に延びる1対の縦フレームを有し、
前記横行旋回装置は、前記1対の縦フレーム上に上方移動可能に位置決めされる。
前記パレット横行部は、前記鉛直旋回軸の上方に位置し、水平方向に延び、中央部が水平軸を中心に揺動可能に固定された横行アームと、
前記横行アームの両端部にそれぞれ設けられ上方に延びる1対の係合ドグと、
前記水平軸を中心に前記横行アームを揺動駆動する揺動駆動装置と、を有し、
前記揺動駆動により、1対の係合ドグの一方が前記パレットと係合する係合高さに上昇し、他方が前記パレットの下方に下降する。
前記横行旋回装置は、前記ケージ上に上方移動可能に支持される装置フレームと、
前記パレット横行部と前記パレット旋回部の両方を旋回可能に支持する水平回転板と、
前記装置フレームに固定され前記水平回転板を水平に旋回駆動する旋回駆動装置と、を備える。
走行面の高さが異なる複数の前記パレットにそれぞれ対応し、突出位置の前記可動爪を支持し、退避位置の前記可動爪と干渉しない複数の支持部材を有する。
本発明によれば、パレットに車両を載せて昇降路を昇降するケージと、
ケージ上に上方移動可能に載せられ、単一の鉛直旋回軸を中心に水平に旋回可能なパレット横行部とパレット旋回部を有する横行旋回装置と、
入出庫部において前記ケージの下降時に前記横行旋回装置のみを支持してこれを前記ケージから上方移動させる支持装置と、を備えたエレベータ式駐車装置の制御方法であって、
前記パレットの昇降時及び横行時に、前記パレットを前記ケージの横行レールに載せ、前記パレット横行部を前記パレットに係合させ、前記パレット旋回部を、前記パレットの下面から下方に第1隙間を隔てて位置決めする、ことを特徴とするエレベータ式駐車装置の制御方法が提供される。
前記パレットの横行時に、前記パレット横行部の水平旋回により、前記パレットを水平に横行させる。
前記入出庫部において、前記ケージを下降させて、前記支持装置により前記横行旋回装置を前記ケージから上方移動させ、前記第1隙間を無くして前記パレット旋回部により前記パレットの下面を旋回可能に支持し、かつ前記パレットを前記横行レールから上方に第2隙間を隔てて位置決めし、
前記パレット旋回部の水平旋回により、前記パレットを水平に旋回させる。
入出庫時に、前記横行旋回装置がケージ上に載る状態から、前記パレットの長さ方向両端部が前記入出庫部に設けられた支持床に支持されるまで前記ケージを下降させる。
前記パレット横行部に、前記鉛直旋回軸の上方に位置し、水平方向に延び、中央部が水平軸を中心に揺動可能に固定された横行アームと、
前記横行アームの両端部にそれぞれ設けられ上方に延びる1対の係合ドグと、
前記水平軸を中心に前記横行アームを揺動駆動する揺動駆動装置と、を準備し、
前記横行アームの揺動駆動により、1対の係合ドグの一方を前記パレットと係合する係合高さに上昇させ、他方を前記パレットの下方に下降させる。
走行面の高さが異なる複数の前記パレットにそれぞれ対応し、突出位置の可動爪を支持し、退避位置の前記可動爪と干渉しない複数の支持部材を設け、
各パレットに対応する前記支持部材で前記支持装置を支持する。
本発明によれば、ケージ上に上方移動可能に載せられ、単一の鉛直旋回軸を中心に水平に旋回可能なパレット横行部とパレット旋回部を有する横行旋回装置を備える。また、パレットの昇降時及び横行時に、パレットはケージの横行レールに載り、パレット横行部はパレットに係合し、パレット旋回部は、パレットの下面から下方に第1隙間を隔てて位置する。
従って、パレットの横行時に、パレット横行部の水平旋回により、パレットを水平に横行させることができる。
さらに、入出庫部においてケージの下降時に横行旋回装置のみを支持してこれをケージから上方移動させる支持装置を備える。
これにより、入出庫部において、ケージの下降により横行旋回装置をケージから上方移動させ、第1隙間を無くしてパレット旋回部によりパレットの下面を旋回可能に支持することができる。
また、パレットの下面がパレット旋回部で支持されるため、ケージの下降によりパレットを横行レールから上方に隙間を隔てて位置決めすることができる。
従って、この状態において、パレット旋回部の水平旋回により、パレットを水平に旋回させることができる。
従って、ケージ上の1台の駆動装置(横行旋回装置)のみでパレットの横行と旋回の両方が可能であり、これにより、ケージ全重量を低減し、ケージ昇降装置の昇降用モータを小型化し、最下端のピットを浅くできる。
本発明によるエレベータ式駐車装置の正面図である。 図1のA−A矢視図である。 図2のB−B矢視図であり、(A)は組立状態、(B)はこれを上下に分離して示した図である。 図3(A)の側面図(A)とこれを上下に分離して示した図(B)である。 図1の最下端(入出庫部)におけるケージ、及び横行旋回装置の平面図である。 図5のC−C矢視図であり、(A)は横行時、(B)は旋回時を示している。 図6と同様のC−C矢視図であり、(A)は旋回後のケージ上昇時、(B)は入出庫時、(C)は(B)の部分側面図を示している。 旋回時において、パレットの走行面の高さを支持床の高さに合せた場合の説明図である。
本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明によるエレベータ式駐車装置10の正面図である。
この図において、本発明のエレベータ式駐車装置10は、ケージ12、格納棚14、横行旋回装置16、及び支持装置20を備える。
ケージ12は、パレット2に車両1を載せて鉛直な昇降路3を昇降する。ケージ12は、上方から吊り下げられ、図示しないケージ昇降装置(例えばケージ吊上げ装置)により昇降する。
格納棚14は、昇降路3に隣接し上下方向に間隔を隔てて複数が配置されている。
格納棚14は、この例では、昇降路3の両側に、車両1の幅方向に設けられているが、片側のみであってもよい。以下、「幅方向」とは、特に明記しない限り車両1の幅方向を意味する。
横行旋回装置16は、ケージ12の上に上方移動可能に載せられている。
横行旋回装置16は、昇降路3において、ケージ12と格納棚14との間でパレット2を水平に横行する機能を有する。以下、「横行」とは、パレット2を幅方向に水平移動させることをいう。
支持装置20は、この例では、横行旋回装置16の装置フレーム16a(図3参照)に設けられ、可動爪20a(図3参照)を支持する支持部材21(図6参照)が入出庫部4に設けられている。なお入出庫部4は、昇降路3の最下端でも、中間位置でもよい。
図1に示すエレベータ式駐車装置10は、入出庫部4が昇降路3の最下端に設けられた下部乗入れ方式である。この例では、入出庫部4においてパレット2に車両1が直接入庫し、かつこのパレット2から外部に出庫するようになっている。
なお、本発明は、下部乗入れ方式のエレベータ式駐車装置10に限定されず、中間乗入れ方式であってもよい。中間乗入れ方式の場合、支持部材21は、中間位置に設けられ、中間位置でパレット2に車両1が直接入庫し、かつこのパレット2から外部に出庫する。
図2は、図1のA−A矢視図である。この図は、各格納棚14におけるパレット2の横行動作を説明している。
パレット2は、その長手方向両端部(図で上下端部)に、それぞれ1対(合計4つ)の車輪2aを有する。格納棚14は、車輪2aを支持する1対の棚レール14aを有し、その上にパレット2を収容する。1対の棚レール14aは、互いに間隔を隔てて平行に位置する。
また、車輪2aの一部(例えば長手方向一端に位置するもの)は、両鍔を有する鍔付車輪であり、棚レール14aからの脱輪を防ぎ、棚レール14aに沿って車輪2aで支持されたパレット2の横行を案内するようになっている。
図2において、ケージ12は、1対の横行レール12aと1対の縦フレーム12bを有する。
1対の横行レール12aは、パレット2の長手方向(図で上下方向)に互いに間隔を隔てて平行に位置し、パレット2の横行を案内する。1対の横行レール12aの上部(車輪2aと接触する部分)は、棚レール14aと実質的に同一であり、パレット2の横行時には、各横行レール12aは各棚レール14aの延長上に位置する。
この構成により、横行レール12aと棚レール14aとの間で、パレット2を円滑に横行させることができる。
1対の縦フレーム12bは、1対の横行レール12aの両端部を連結してケージ12の長手方向に延び、その間に開口13を構成する。開口13は、ケージ12の中央部を鉛直に貫通する。なお、開口13は、必須ではなくこれを省略してもよい。
図2において、昇降路3の4隅外側に鉛直に延びる棚柱6(この図でH形鋼)が設けられている。棚柱6は、ケージ12の4隅外側に張出した吊上げ部12cを案内する。また、ケージ12は、吊上げ部12cに下端が固定された吊材(例えば、ワイヤ又はチェーン)により上方から吊り下げられ、図示しないケージ昇降装置(例えばケージ吊上げ装置)により同期して昇降する。
図2において、横行旋回装置16は、ケージ上に上方移動可能に載せられ、単一の鉛直旋回軸Zを中心に水平に旋回可能なパレット横行部17とパレット旋回部18を有する。この例で、横行旋回装置16は、ケージ12の長手方向中央に、開口13を幅方向に跨いで1対の縦フレーム上に位置決めされている。
図3は、図2のB−B矢視図であり、(A)は組立状態、(B)はこれを上下に分離して示した図である。
図2、図3において、横行旋回装置16は、装置フレーム16a、水平回転板16b、及び旋回駆動装置16cを有する。
装置フレーム16aは、ケージ上に上方移動可能に支持されている。またこの例において、装置フレーム16aは、1対の縦フレーム12b上に開口13を跨いで位置する。
水平回転板16bは、旋回軸受15を介して装置フレーム16aに固定され、パレット横行部17とパレット旋回部18の両方を単一の鉛直旋回軸Zを中心に水平に旋回可能に支持する。パレット横行部17とパレット旋回部18は、水平回転板16bに固定され、水平回転板16bの水平旋回と同期して旋回する。
旋回駆動装置16cは、装置フレーム16aに固定され水平回転板16bを水平に旋回駆動する。
図3において、パレット横行部17は、横行アーム17a、1対の係合ドグ17b、及び揺動駆動装置17cと、を有する。
横行アーム17aは、鉛直旋回軸Zの上方に位置し、水平方向に延びる。また、横行アーム17aの中央部が、水平回転板16bの上面に、水平軸Yを中心に揺動可能に固定されている。なお、横行アーム17aは、水平回転板16bに対して相対的に旋回できないように取り付けられ、常にパレット旋回部18と同期して旋回する。
1対の係合ドグ17bは、横行アーム17aの両端部にそれぞれ設けられ、それぞれ上方に延びる。
揺動駆動装置17cは、例えば電動アクチュエータであり、横行アーム17aの一部を昇降させて、水平軸Yを中心に横行アーム17aを揺動駆動する。
この構成により、横行アーム17aの揺動駆動により、1対の係合ドグ17bの一方がパレット2の係合溝2bと係合する係合高さに上昇し、他方がパレット2の下方に下降する。
本発明のエレベータ式駐車装置の制御方法では、上述した横行アーム17a、1対の係合ドグ17b、及び揺動駆動装置17cを準備し、横行アーム17aの揺動駆動により、1対の係合ドグ17bの一方をパレット2と係合する係合高さに上昇させ、他方をパレット2の下方に下降させる。
図2、図3において、パレット2は、その幅方向端部に、パレット2の長手方向(図2で上下方向)に延びる係合溝2bを有する。係合溝2bは、下方が開いたコの字形部材であり、パレット2の昇降路3側に、図2で横行アーム17aの回転中心から上方のみに設けられている。また、係合溝2bの幅方向内寸は、係合ドグ17bの外径よりわずかに大きく設定されている。
上述した構成により、係合ドグ17bがパレット2の係合溝2bと係合した状態で、横行アーム17aを水平に、例えば図2で旋回位置Aから旋回位置Bまで旋回駆動する。この旋回駆動により、パレット2の車輪2aを横行レール12aと棚レール14aで案内しながら、昇降路3に隣接する格納棚14との間でパレット2を水平に横行させることができる。
なお、ケージ12がパレット2を載せて昇降する場合には、係合ドグ17bは係合溝2bと係合した状態を維持し、ケージ12がパレットなしで昇降する場合には係合ドグ17bは係合溝2bと係合しない横行準備位置(図2の旋回位置A,C)に位置する。
また、係合ドグ17bが係合溝2bと係合していない状態で、例えば図2で旋回位置Aと旋回位置Cの間で、逆方向に旋回駆動することで、横行アーム17aを図で右側又は左側のパレット2の横行準備位置に変更することができる。この変更動作を「空振り動作」と呼ぶ。
なお本発明では、上述した横行アーム17aの揺動駆動により、水平軸Yを中心に横行アーム17aがシーソーのように揺動するので、横行アーム17aの旋回位置A,Cの間の空振り動作なしに、旋回位置A,Bにおいて揺動駆動装置17cで上がったドグが結合可能となり、下ったドグが空振りドグとなる。この動作により空振り動作よりも短い時間で1対の係合ドグ17bを排他的に切り替えることができる。
図4は、図3(A)の側面図(A)とこれを上下に分離して示した図(B)である。
図3、図4において、横行旋回装置16は、ケージ12の長手方向中央に位置決め装置19を介して上方移動可能に支持されている。
この例において、位置決め装置19は、鉛直板19a,19bとガイド19cからなる。鉛直板19a,19bは、装置フレーム16aと縦フレーム12bに設けられ鉛直に延びる平板である。また、ガイド19cは、鉛直板19aに固定され、鉛直板19bの端面3方を囲み、装置フレーム16aの上下動を案内する。位置決め装置19は、少なくとも2組設けるのがよい。
この構成により、装置フレーム16aを介して、横行旋回装置16をケージ12の縦フレーム12bに対して上方移動可能に支持することができる。
図4において、パレット旋回部18は、水平回転板16bの上部に固定されており、パレット2の下面を支持する複数(この例では4つ)のパレット支持面18aを有する。
パレット支持面18aは、図4(A)に示すように、横行旋回装置16がケージ上に載るときに、パレット2の下面から下方に第1隙間G1を隔てて位置するように高さが設定されている。
従って、図3(A)と図4(A)に示すパレット2の昇降時及び横行時に、パレット2はケージ12の横行レール12aに載り、パレット横行部17の係合ドグ17bはパレット2の係合溝2bに係合し、パレット旋回部18のパレット支持面18aは、パレット2の下面から下方に第1隙間G1を隔てて位置する。
この状態で、パレット2の横行時に、パレット横行部17の水平旋回により、パレット2を水平に横行させることができる。
図5は、図1の最下端(入出庫部4)におけるケージ12、及び横行旋回装置16の平面図である。
図6は、図5のC−C矢視図であり、(A)は横行時、(B)は旋回時を示している。
図5、図6において、1対の装置フレーム16aが、ケージ上に上方移動可能に支持される。装置フレーム16aは、この例では、1対の縦フレーム12bから幅方向外方に突出している。フレーム支持部16dは、この例では1対の装置フレーム16aの両端部で、1対の装置フレーム16aを水平に連結する。
この例では、上述したように支持装置20は、横行旋回装置16の装置フレーム16aに設けられている。
図6において、支持装置20は、可動爪20aと爪駆動装置20bを有する。
可動爪20aは、昇降路3の内側と外側の間で出没可能に構成されている。また、爪駆動装置20bは、例えば電動アクチュエータであり、可動爪20aを昇降路3の内側と外側の間で移動させる。
なおこの図において、フレーム支持部16dの下方には、係止部20cが設けられ、突出した状態の可動爪20aの回転を突出位置に係止するようになっている。
また支持部材21は、この例では昇降路3の最下端のピット内に固定されている。
支持部材21は、突出位置の可動爪20aを支持し、退避位置の可動爪20aと干渉しないようになっている。
昇降路3の外側に可動爪20aが突出した状態(突出位置)で、ケージ12を下降させることにより、ケージ12の下降時に可動爪20aが支持部材21に支持されて装置フレーム16aをケージ12の縦フレーム12bから上方移動させる。従って、ケージ12を下降させることにより、可動爪20aがケージ12を支持せずに横行旋回装置16の装置フレーム16aのみを支持する。
また、昇降路3の内側に可動爪20aが退避した位置(退避位置)では、可動爪20aは、支持部材21と干渉しないようになっている。従って、支持部材21が設置された位置が中間位置であっても、パレット2に車両1を載せたケージ12が支持部材21と干渉せずに昇降路3を昇降することができる。
なお、支持装置20は、上述した構成に限定されず、その他の構成であってもよい。例えば、上述した支持装置20を入出庫部4(例えば昇降路3の最下端)に設け、可動爪20aを支持する支持部材21を装置フレーム16aに設けてもよい。
図6(A)の横行高さにおいて、横行旋回装置16はケージ上に載り、パレット支持面18aは、パレット2の下面から下方に第1隙間G1を隔てて位置する。
すなわち、パレット2の横行時に、パレット2はケージ12の横行レール12aに載り、パレット横行部17はパレット2に係合し、パレット旋回部18は、パレット2の下面から下方に第1隙間G1を隔てて位置する。
このとき、図に破線の円で示すa部には第1隙間G1があり、b部とc部は当たっている。なお、昇降時も、この位置関係は同じである。
本発明のエレベータ式駐車装置の制御方法では、パレット2の昇降時及び横行時に、パレット2をケージ12の横行レール12aに載せ、パレット横行部17の係合ドグ17bをパレット2の係合溝2bに係合させ、パレット旋回部18を、パレット2の下面から下方に第1隙間G1を隔てて位置決めする。
本発明の制御方法では、横行高さにおいて、パレット2の横行時に、パレット横行部17の水平旋回により、パレット2を水平に横行させる。
すなわち、図6(A)の状態でパレット横行部17(すなわち横行アーム17a)を水平旋回することにより、横行レール12aによりパレット2の横行を案内し、パレット2を横行レール12aに沿って水平に横行させることができる。
図6(B)に示すように、旋回時に、入出庫部4において、ケージ12の下降により、支持装置20により横行旋回装置16をケージ12から上方移動させ、第1隙間G1を無くしてパレット旋回部18によりパレット2の下面を旋回可能に支持し、かつパレット2を横行レール12aから上方に第2隙間G2を隔てて位置決めする。
すなわち旋回高さにおいて、横行旋回装置16は支持装置上に載り、パレット支持面18aは、パレット2の下面に接触してこれを旋回可能に支持する。
このとき、図に破線の円で示すa部は当たり、b部には第2隙間G2があり、c部にも隙間がある。
本発明の制御方法では、入出庫部4において、ケージ12を下降させて、支持装置20により横行旋回装置16をケージ12から上方移動させ、第1隙間G1を無くしてパレット旋回部18によりパレット2の下面を旋回可能に支持し、かつパレット2を横行レール12aから上方に第2隙間G2を隔てて位置決めする。
次いで、図6(B)の旋回高さにおいて、パレット旋回部18を水平旋回させることにより、パレット2を水平に旋回させることができる。
図6(B)の旋回高さにおいて、パレット2の走行面の高さを車両乗込み高さ4a(破線で示す)の高さに一致させてもよい。
この場合、パレット2の旋回角度が180°以外の任意の角度(例えば90°)でも、パレット2に車両1が直接入庫し、かつこのパレット2から外部に出庫することができる。
また、入出庫部4が昇降路3の最下端に設けられた下部乗入れ方式の場合には、上述した爪駆動装置20bを省略し、可動爪20aを昇降路3の外側に突出した固定爪に置き換えることができる。
この場合、図6において、外側に突出した固定爪が他の部分と干渉しないように設定することで、図6(A)(B)と同様に横行と旋回ができる。
一方、図6(B)の旋回高さにおいて、パレット2の走行面の高さを車両乗込み高さ4a(実線で示す)の高さより高く設定してもよい。
この場合、車両乗込み高さ4aと干渉することなく、パレット2を自由に旋回させることができる。
以下、この場合を説明する。
図7は、図6と同様の図5のC−C矢視図であり、(A)は旋回後のケージ上昇時、(B)は入出庫時、(C)は(B)の部分側面図を示している。
図7(A)の旋回後のケージ上昇時には、図6(B)の旋回高さで旋回した後に、ケージ12を上昇させて図6(A)の横行位置に戻し、昇降路3の外側に可動爪20aを退避させる。このとき、図に破線の円で示すa部には第1隙間G1があり、b部とc部は当たっている。
次に、図7(B)の入出庫時に、入出庫部4で、横行旋回装置16がケージ上に載る状態から、図7(C)に示すように、パレット2の長さ方向両端部が入出庫部4に設けられた支持床4bに支持されるまでケージ12を下降させる。
本発明のエレベータ式駐車装置の制御方法では、図7(C)の入出庫位置において、横行旋回装置16をケージ上に載せた状態から、パレット2の長さ方向両端部が入出庫部4に設けられた支持床4bに支持されるまでケージ12を下降させる。
このとき、パレット2の長さ方向両端部が支持床4bで両端支持され、パレット2の走行面の高さは支持床4bと一致する。なおこの状態において、図に破線の円で示すa部、b部、c部には隙間が存在する。
図8は、旋回時において、パレット2の走行面の高さを車両乗込み高さ4aの高さに一致させた場合の説明図である。
走行面の高さが異なる複数のパレット2(例えば、折曲パレット2Aとフラットパレット2B)を混合して収容する場合でも、車輪2aと係合溝2bの相対的位置を維持することにより、上述した本発明のエレベータ式駐車装置10をそのまま適用することができる。
この場合、折曲パレット2Aとフラットパレット2Bでは、走行面の高さが相違するが、図7(B)の入出庫時のケージ12の下降により、どちらの場合でも、パレット2の長さ方向両端部を支持床4bで両端支持することができる。
なお図6(B)に示した旋回時において、パレット2の走行面の高さを車両乗込み高さ4aの高さに一致させてもよい。
この場合、上述した図7(A)(B)の動作が不要となる。
図8において、(A)は、折曲パレット2Aの場合の旋回時、(B)は、フラットパレット2Bの場合の旋回時、(C)は(B)の部分側面図を示している。
この図において、入出庫部4に、走行面の高さが異なる複数のパレット2(折曲パレット2Aとフラットパレット2B)を支持する複数の支持部材21a,21bを有する。
図8(A)は、旋回時において、可動爪20aが支持部材21aを支持している状態を示している。
また、図8(B)は、旋回時において、可動爪20aが支持部材21bを支持している状態を示している。
支持部材21a,21bの高さの差は、折曲パレット2Aとフラットパレット2Bの走行面の高さの差に合わせてある。
このとき、図に破線の円で示すa部は当たり、b部には第2隙間G2があり、c部にも隙間がある。
本発明のエレベータ式駐車装置の制御方法では、入出庫部4において、走行面の高さが異なる複数のパレット2を支持する複数の支持部材21a,21bを設け、各パレット2に対応する支持部材21a,21bを支持装置20で支持する。
この構成により、図8(C)に示すように、パレット2の長さ方向両端部を支持床4bで両端支持し、折曲パレット2Aとフラットパレット2Bの走行面の高さを車両乗込み高さ4aの高さに合わすことができる。
上述した本発明によれば、ケージ上に上方移動可能に載せられ、単一の鉛直旋回軸Zを中心に水平に旋回可能なパレット横行部17とパレット旋回部18を有する横行旋回装置16を備える。また、パレット2の昇降時及び横行時に、パレット2はケージ12の横行レール12aに載り、パレット横行部17はパレット2に係合し、パレット旋回部18は、パレット2の下面から下方に第1隙間G1を隔てて位置する。
従って、パレット2の横行時に、パレット横行部17の水平旋回により、パレット2を水平に横行させることができる。
さらに、入出庫部4においてケージ12の下降時に横行旋回装置16のみを支持してこれをケージ12から上方移動させる支持装置20を備える。
これにより、入出庫部4において、ケージ12の下降により横行旋回装置16をケージ12から上方移動させ、第1隙間G1を無くしてパレット旋回部18によりパレット2の下面を旋回可能に支持することができる。
また、パレット2の下面がパレット旋回部18で支持されるため、ケージ12の下降によりパレット2を横行レール12aから上方に隙間(第2隙間G2)を隔てて位置決めすることができる。
従って、この状態において、パレット旋回部18の水平旋回により、パレット2を水平に旋回させることができる。
従って、ケージ上の1台の駆動装置(横行旋回装置16)のみでパレット2の横行と旋回の両方が可能であり、これにより、ケージ全重量を低減し、ケージ昇降装置の昇降用モータを小型化し、最下端のピット5を浅くできる。
また、横行アーム17aの揺動駆動により、水平軸Yを中心に横行アーム17aをシーソーのように揺動させることにより、横行アーム17aの空振り動作なしに短時間に1対の係合ドグ17bを排他的に選択することができる。これにより、パレット2と横行機構(この例では係合ドグ17b)との係合を外すことなく、パレット2を水平に旋回させて前進入庫及び前進出庫が可能であり、かつ入出庫時間の短縮ができる。
また、走行面の高さが異なる複数のパレット2(例えば、折曲パレット2Aとフラットパレット2B)を混合して収容する場合でも、車輪2aと係合溝2bの相対的位置を維持することにより、上述した本発明のエレベータ式駐車装置10をそのまま適用することができる。
さらに、旋回時において、パレット2の走行面の高さを車両乗込み高さ4aの高さに合わせた場合でも、走行面の高さが異なる複数のパレット2を支持する複数の支持部材21a,21bを設け、各パレット2に対応する支持部材21a,21bを支持装置20で支持することにより、パレット2の長さ方向両端部を支持床4bで両端支持し、折曲パレット2Aとフラットパレット2Bの走行面の高さを車両乗込み高さ4aの高さに合わすことができる。
従って、走行面の高さが異なる複数のパレット2(例えば、折曲パレット2Aとフラットパレット2B)を混合して収容できる。
さらに、本発明によれば、以下の付随する効果が得られる。
(1)ケージ12が軽量化されるため、カウンタバランスの重量が減り、その結果、ケージ昇降装置(例えばケージ吊上げ装置)のモータ容量が下る。
(2)加速減速時間が短縮される。
(3)横行アーム17aをシーソーのように揺動させることにより、係合ドグ17bの上下動で入出庫時間を短縮できる。
(4)ケージ12とピット5に昇降機構を設ける必要がなくなるので、ピット5の深さが従来の半分以下に浅くなる。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
A,B,C 旋回位置、G1 第1隙間、G2 第2隙間、
Y 水平軸、Z 鉛直旋回軸、1 車両、2 パレット、
2A 折曲パレット、2B フラットパレット、2a 車輪、2b 係合溝、
3 昇降路、4 入出庫部、4a 車両乗込み高さ、4b 支持床、
5 ピット、6 棚柱、10 エレベータ式駐車装置、12 ケージ、
12a 横行レール、12b 縦フレーム、12c 吊上げ部、
13 開口、14 格納棚、14a 棚レール、15 旋回軸受、
16 横行旋回装置、16a 装置フレーム、16b 水平回転板、
16c 旋回駆動装置、16d フレーム支持部、17 パレット横行部、
17a 横行アーム、17b 係合ドグ、17c 揺動駆動装置、
18 パレット旋回部、18a パレット支持面、19 位置決め装置、
19a,19b 鉛直板、19c ガイド、20 支持装置、20a 可動爪、
20b 爪駆動装置、20c 係止部、21,21a,21b 支持部材

Claims (14)

  1. パレットに車両を載せて昇降路を昇降するケージと、
    ケージ上に上方移動可能に載せられ、単一の鉛直旋回軸を中心に水平に旋回可能なパレット横行部とパレット旋回部を有する横行旋回装置と、
    入出庫部において前記ケージの下降時に前記横行旋回装置のみを支持してこれを前記ケージから上方移動させる支持装置と、を備え、
    前記パレットの昇降時及び横行時に、前記パレットは前記ケージの横行レールに載り、前記パレット横行部は前記パレットに係合し、前記パレット旋回部は、前記パレットの下面から下方に第1隙間を隔てて位置する、ことを特徴とするエレベータ式駐車装置。
  2. 前記入出庫部において、前記ケージの下降により、前記支持装置により前記横行旋回装置を前記ケージから上方移動させ、前記第1隙間を無くして前記パレット旋回部により前記パレットの下面を旋回可能に支持し、かつ前記パレットを前記横行レールから上方に第2隙間を隔てて位置決めする、ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ式駐車装置。
  3. 前記支持装置は、前記昇降路の内側と外側の間で出没可能な可動爪と、前記可動爪を前記内側と前記外側の間で移動させる爪駆動装置と、を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ式駐車装置。
  4. 突出位置の前記可動爪を支持し、退避位置の前記可動爪と干渉しない支持部材を有する、ことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ式駐車装置。
  5. 前記横行レールは、前記パレットの横行を案内するように互いに間隔を隔てて1対が設けられ、
    前記ケージは、さらに前記1対の前記横行レールの両端部を連結して前記ケージの長手方向に延びる1対の縦フレームを有し、
    前記横行旋回装置は、前記1対の縦フレーム上に上方移動可能に位置決めされる、ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ式駐車装置。
  6. 前記パレット横行部は、前記鉛直旋回軸の上方に位置し、水平方向に延び、中央部が水平軸を中心に揺動可能に固定された横行アームと、
    前記横行アームの両端部にそれぞれ設けられ上方に延びる1対の係合ドグと、
    前記水平軸を中心に前記横行アームを揺動駆動する揺動駆動装置と、を有し、
    前記揺動駆動により、1対の係合ドグの一方が前記パレットと係合する係合高さに上昇し、他方が前記パレットの下方に下降する、ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ式駐車装置。
  7. 前記横行旋回装置は、前記ケージ上に上方移動可能に支持される装置フレームと、
    前記パレット横行部と前記パレット旋回部の両方を旋回可能に支持する水平回転板と、
    前記装置フレームに固定され前記水平回転板を水平に旋回駆動する旋回駆動装置と、を備える、ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ式駐車装置。
  8. 走行面の高さが異なる複数の前記パレットにそれぞれ対応し、突出位置の前記可動爪を支持し、退避位置の前記可動爪と干渉しない複数の支持部材を有する、ことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ式駐車装置。
  9. パレットに車両を載せて昇降路を昇降するケージと、
    ケージ上に上方移動可能に載せられ、単一の鉛直旋回軸を中心に水平に旋回可能なパレット横行部とパレット旋回部を有する横行旋回装置と、
    入出庫部において前記ケージの下降時に前記横行旋回装置のみを支持してこれを前記ケージから上方移動させる支持装置と、を備えたエレベータ式駐車装置の制御方法であって、
    前記パレットの昇降時及び横行時に、前記パレットを前記ケージの横行レールに載せ、前記パレット横行部を前記パレットに係合させ、前記パレット旋回部を、前記パレットの下面から下方に第1隙間を隔てて位置決めする、ことを特徴とするエレベータ式駐車装置の制御方法。
  10. 前記パレットの横行時に、前記パレット横行部の水平旋回により、前記パレットを水平に横行させる、ことを特徴とする請求項9に記載のエレベータ式駐車装置の制御方法。
  11. 前記入出庫部において、前記ケージを下降させて、前記支持装置により前記横行旋回装置を前記ケージから上方移動させ、前記第1隙間を無くして前記パレット旋回部により前記パレットの下面を旋回可能に支持し、かつ前記パレットを前記横行レールから上方に第2隙間を隔てて位置決めし、
    前記パレット旋回部の水平旋回により、前記パレットを水平に旋回させる、ことを特徴とする請求項9に記載のエレベータ式駐車装置の制御方法。
  12. 入出庫時に、前記横行旋回装置がケージ上に載る状態から、前記パレットの長さ方向両端部が前記入出庫部に設けられた支持床に支持されるまで前記ケージを下降させる、ことを特徴とする請求項9に記載のエレベータ式駐車装置の制御方法。
  13. 前記パレット横行部に、前記鉛直旋回軸の上方に位置し、水平方向に延び、中央部が水平軸を中心に揺動可能に固定された横行アームと、
    前記横行アームの両端部にそれぞれ設けられ上方に延びる1対の係合ドグと、
    前記水平軸を中心に前記横行アームを揺動駆動する揺動駆動装置と、を準備し、
    前記横行アームの揺動駆動により、1対の係合ドグの一方を前記パレットと係合する係合高さに上昇させ、他方を前記パレットの下方に下降させる、ことを特徴とする請求項9に記載のエレベータ式駐車装置の制御方法。
  14. 走行面の高さが異なる複数の前記パレットにそれぞれ対応し、突出位置の可動爪を支持し、退避位置の前記可動爪と干渉しない複数の支持部材を設け、
    各パレットに対応する前記支持部材で前記支持装置を支持する、ことを特徴とする請求項9に記載のエレベータ式駐車装置の制御方法。
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