JP4526492B2 - エレベータ式駐車装置およびその横行駆動装置 - Google Patents

エレベータ式駐車装置およびその横行駆動装置 Download PDF

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Description

本発明はエレベータ式駐車装置およびその横行駆動装置に関する。さらに詳しくは、エレベータによって入出庫対象の車両を昇降させることにより、上下複数階の各駐車棚と入出庫階との間を搬送する方式のエレベータ式駐車装置、および、このエレベータ式駐車装置において、駐車棚とエレベータ昇降路との間に車両搭載架台を横行させるために好適に用いられる横行駆動装置に関する。
従来のエレベータ式駐車装置は、エレベータの昇降路に沿って複数階に配設された車両格納部(駐車棚ともいう)に車両を収容し、この格納部とエレベータとの間で車両を受け渡す方式の駐車装置である。
このような駐車装置として、パレットに入出庫対象の車両を搭載してこのパレットをエレベータが搬送するパレット式と、このようなパレットを用いないパレットレス式とが知られている。パレット式は駐車装置の全体構造が簡単であるという長所を有する。しかしながら、入庫時に空パレットを呼び出す動作および出庫後の空パレットを格納部へ返還する動作が必要であるため、入出庫作業に時間がかかるという短所も有している。
一方、従来のパレットレス式の駐車装置では各格納部に横行台車を備えており、各格納部からエレベータの昇降路にわたって敷設された横行レール、および、横行台車を横行させるための横行駆動装置を備えている。これにより、エレベータを目的の格納部の位置に至らせた後、横行台車をこのエレベータに移送することができる。横行台車およびエレベータはともに相互に上下に通過しうる櫛歯を有している。この櫛歯の上に車両の車輪が載置される。これを櫛歯エレベータ式駐車装置(フォーク型エレベータ式駐車装置ともいう)と呼ぶ。かかる構成により、横行台車とエレベータとが相互に上下に通過することによって車両を一方の櫛歯から他方の櫛歯へ移載するのである。このような櫛歯エレベータ式駐車装置においても、入出庫時間の短縮化が求められており、さらに、省スペース化(とくに駐車棚間の高さ方向スペース)、構造の簡素化、設備費の低廉化、保守点検作業の容易化が望まれている。
本願の発明者は、かかる要求に応えるには車両の格納トレイ(車両搭載架台)を横行させる横行駆動装置の構成および配置が大きな決め手となるということに想到した。従来の車両搭載架台の構成および配置としては、たとえば特許文献1〜特許文献6に開示されたものが知られている。
特許文献1にはフォークエレベータ式の駐車装置が開示されている。この駐車装置では、各階の車両格納部および各階の昇降路部分に格納トレイの横行駆動用ローラフレーム(ローラコンベア)が設置されている。さらに、各階の格納部にローラコンベアを駆動するモータが設置されている。また、昇降路の全階のローラコンベアのローラがチェーンスプロケット機構によって一連に接続された上で、一個の駆動モータが昇降路の全ローラコンベアを駆動して一の格納トレイを横行させる。これでは横行機構の構造が複雑となり、モータの個数が多くなる。さらに、入出庫希望の一の駐車階のみならず、他の全てのローラコンベアをも駆動させることになるので、動力が浪費され、騒音が全階に及ぶことになる。
特許文献2にもフォークエレベータ式の駐車装置が開示されている。この駐車装置では、各階の格納部それぞれに横行用コンベアおよびそれを駆動するためのシリンダまたはモータが設置されている。
特許文献3にもフォークエレベータ式の駐車装置が開示されている。この駐車装置では、格納トレイの横行駆動装置に給電するために、ケーブルを廃して、集電器を備えた給電装置を用いている。この給電装置は高価なものである上に、各格納部から昇降路にまで延設されている。さらに、電極部が露出している。
特許文献4にもフォークエレベータ式の駐車装置が開示されている。この駐車装置では、各格納部の前後一方側に横行機構としてのフリクションローラコンベアを配設している。前後の一方にのみ配設しているため、格納トレイの斜行や滑りによる停止位置誤差の心配がある。これを防止するためには高度で複雑な姿勢制御や停止位置制御のシステムを必要とする。
特許文献5にもフォークエレベータ式の駐車装置が開示されている。この駐車装置では、格納トレイの横行駆動装置として、ラックとピニオンによる送り機構を用いている。格納トレイごとにその前後のうちの一端側にラックを形成し、各階の格納部と昇降路部とに跨ってピニオンを配設してこれを上記ラックに係合させている。この送り機構は高い加工精度が要求されるため、格納トレイの前後の一方側にのみ配設されている。したがって、ラック歯の経年摩耗により格納トレイの斜行や滑りによる停止位置誤差の心配がある。これを防止するためには高度で複雑な姿勢制御や停止位置制御のシステムを必要とする。
以上説明した特許文献1〜特許文献5の駐車装置に共通の問題点は、各階の格納部にモータやシリンダ等の横行駆動装置が配置されている点である。この横行駆動装置は故障復旧時や保守点検時には重要な点検部位となるが、格納部に車両が収容されている状態ではこの点検部位付近のスペースが狭くなり、窮屈な作業姿勢を余儀なくされる等、作業が大きく制限されてしまう。とくに特許文献3の横行駆動装置では、点検項目によっては通電状態とせざるを得ず、狭い作業空間では作業者が不用意に露出電極部に接触するおそれもある。
特許文献6にもフォークエレベータ式の駐車装置が開示されている。この駐車装置では格納部に一切の横行駆動装置を設けず、エレベータに横行駆動装置を搭載している。その結果、構造全体が簡素化し、保守点検作業も容易に行うことができる。しかしながら、この駐車装置では、上記した特許文献1〜特許文献5の駐車装置とは異なり、エレベータが入出庫対象の格納部の階に到達してからでないと格納トレイの横行動作を開始することができない。必然的に入出庫に要する時間が長くなるため、パレットレス方式の大きな利点である入出庫時間短縮という効果を奏することができない。
特公平3−50064号公報 特公平4−67551号公報 特許第2545270号公報 特許第2840573号公報 特許第3502482号公報 特開平3−228974号公報
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、車両搭載架台の横行駆動装置を各車両格納部には配置しないことによって保守点検作業等を容易にし、しかも、入出庫時間の短縮を可能にしたエレベータ式駐車装置を提供すること、および、この駐車装置に好適に用いられる横行駆動装置を提供することを目的としている。
本発明のエレベータ式駐車装置の横行駆動装置は、エレベータ式駐車装置に装備される、車両搭載架台をエレベータの昇降路と駐車棚との間に横行させるための横行駆動装置であって、
上記エレベータ昇降路の前部および後部のうち少なくとも一方に配設された取付部に、鉛直面内で回転可能に枢支された第一アームと、
この第一アームの先端に鉛直面内で回転可能に枢支された第二アームと、
この第二アームの先端に配設された係合部材と、
上記車両搭載架台に配設された、上記係合部材が係合および離脱しうる被係合部材とを備えており、
第二アームの回転速度を第一アームの回転速度の二倍として、両アームが相互に逆回転することにより、上記係合部材と被係合部材との係合を介して車両搭載架台を横行させるように構成されている。
この横行駆動装置は、駐車区画に設置されるのではなく、広いエレベータ昇降路に望む部位(昇降路の前部および後部のうち少なくとも一方)に配設されるので、メンテナンス等に際してアクセスが容易となり、作業者は楽な姿勢で作業することができる。また、この横行駆動装置は回転するアームを使用するので、昇降路の左右両側に駐車区画が配置されていても両方に兼用することができる。
この横行駆動装置は、
上記第一アームの回転軸と同軸状に、上記取付部に固定された第一スプロケットと、
上記第二アームの回転軸と同軸状に、上記第一アームの先端に固定された第二スプロケットと、
第一および第二のスプロケットに掛け回された無端チェーンとを備え、
第一スプロケットの歯数と第二スプロケットの歯数との比を2:1とし、第一アームが回転することにより、無端チェーンを介して第二アームが逆回転方向に2倍の角速度で回転するように構成することができる。
この構成により、両アームはその待機位置においては重なり合ってコンパクトに収容され、作用時には両アームが一直線に延びることができる。
上記係合部材に第一および第二のアームの回転軸に平行な方向に延びる係合部を配設し、上記被係合部材を、上記係合部材が係合したときにこの係合部材の水平方向の移動を実質的に阻止し、係合部材の上下方向の移動を許容する形状に形成することができる。
上記第一アームが鉛直位置にあるときに両アームが相互に重なり合い、第一アームが水平位置にあるときに両アームが相互に一直線に水平方向に延びるように構成し、
両アームが相互に一直線に延びたときに上記係合部材と被係合部材との係合および離脱が開始するように構成することができる。
上記被係合部材を、駐車棚に位置した状態の車両搭載架台の上記昇降路側端部近傍に配置することができる。
なお、以上説明した本発明の横行駆動装置は横行だけを行う車両搭載架台(たとえば櫛歯式の車両搭載架台)に限らず、エレベータによって昇降されうる車両搭載用パレットの横行にも適用することができる。
本発明のエレベータ式駐車装置は、
車両を昇降させるエレベータと、
このエレベータの昇降路に沿って上下複数階に配設された駐車棚と、
上記エレベータの昇降路と駐車棚との間に車両搭載架台を横行させるための横行駆動装置とを備えており、
この横行駆動装置が前述したうちのいずれか一の横行駆動装置から構成されている。
上記車両搭載架台を、各階の駐車棚に配置するとともに、駐車棚と当該階の昇降路との間を横行可能に構成し、
各階の駐車棚にはそこに収容される車両搭載架台が横行しうる第一横行路を形成し、各階の上記昇降路の前部および後部には、対応する駐車棚に収容される車両搭載架台が横行しうる第二横行路を形成し、
上記エレベータと車両搭載架台とを、相互に上下方向に通過しうるように構成することができる。
上記車両搭載架台を、車両搭載用の第一櫛歯を備えたフォーク式の横行架台から構成し、上記エレベータに、車両搭載用の第二櫛歯を備えたフォーク式の昇降架台を備え、上記第一櫛歯と第二櫛歯とが上下方向に相互に歯間を通過しうるように構成することができる。
本発明によれば、車両搭載架台の横行駆動装置がエレベータの昇降路に設置されているので、保守点検作業等に際して作業スペースに余裕が生じる。しかも、車両搭載架台の横行とエレベータの昇降とを並行して行いうるので、入出庫時間の短縮が可能となる。
添付の図面を参照しながら本発明にかかるエレベータ式駐車装置およびその横行駆動装置の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる櫛歯エレベータ式駐車装置(以下、単に駐車装置という)を示す縦断面図である。図2は図1の駐車装置におけるエレベータおよびその昇降機構の一例を概略的に示す斜視図である。図3は図1のIII−III線断面図であり、駐車装置の入出庫階を示している。図4は図1のIV−IV線断面図であり、駐車棚が配設された駐車階を示している。
図1および図2に示すように、この駐車装置1では、車両Mを搭載して昇降させるためのエレベータ(昇降体)2が設置されている。エレベータ2の昇降路3の両側(片側であってもよい)には車両格納部を構成する多数段の駐車棚4が配設されている。駐車棚4は左右両側の駐車区画それぞれの四隅に立設された棚柱5に設置されている(図4も併せて参照)。
出庫に際してエレベータ2は両側の駐車棚4の間を昇降し、呼び出された車両Mの駐車棚4まで移動したうえで当該車両Mを受け取り、これを入出庫階Eへ搬送する。また、入庫に備えてエレベータ2は入出庫階で待機し、入庫車両が乗り入れるとこれを所定階の駐車棚4まで搬送してこれを駐車棚4にあずける。本駐車装置1では入出庫階Eは一番下の床面(1階)とされている。図中に符号Edで示すのは入出庫階Eにおける入出庫口Gの扉である。
図2および図4に示すように、本実施形態では、エレベータ2は互いに分離した左昇降体2Lと右昇降体2Rとからなり、それぞれがワイヤ6によって吊り下げられている。このワイヤ6を巻き上げ繰り出して両昇降体2L、2Rを同期して昇降させる巻き上げ装置7およびカウンターウエイト8が備えられている。エレベータ2の昇降路3の四隅に配置された棚柱5がちょうどエレベータ2の昇降を案内するガイドレールとしての機能を果たしている。エレベータ2の四隅、すなわち各昇降体2L、2Rの外側二隅にはガイド用棚柱5に係合して転動する被案内ローラ9が取り付けられている。
エレベータ2には、左右の各昇降体2L、2Rから対向するように、すなわち内側に向けて車両Mの前後車輪が載置される櫛歯11が突設されている。左右の櫛歯11の先端同士の間は空間(前後方向間隙)14が形成されている。前輪が載置される前部櫛歯11Aと後輪が載置される後部櫛歯11Bとの間には櫛歯が形成されない空間(中央開口)12Aが設けられており、前部櫛歯11Aの前方には前部開口12Bが設けられており、後部櫛歯11Bの後方には後部開口12Cが設けられている。これらの開口14、12A、12B、12Cは入出庫階Eに設置された後述する乗入デッキ13が通過するためのものである。上記櫛歯11は、乗入デッキ13の櫛歯13Aおよび後述する車両搭載架台16の櫛歯20が相互に上下方向に通過し得るように、その寸法および歯のピッチが定められている。
図3に示された乗入デッキ13は入出庫する車両が一旦乗り入れるところであり、入出庫階EのピットP内に固設されている。この乗入デッキ13は、中央板13Bと、中央板13Bから前後に延びる中央梁13Cと、中央梁13Cの両先端に固定された端板13Dと、上記中央梁13Cから左右両外方へ突設された櫛歯13Aとを有している。入出庫階Eに下降してくるエレベータ2は、その櫛歯11が乗入デッキ13の櫛歯13A間を通過し、その中央開口12Aを乗入デッキ13の中央板13Bが通過し、その前部開口12Bおよび後部開口12Cを乗入デッキ13の端板13Dが通過し、その前後方向間隙14を乗入デッキ13の中央梁13Cが通過して、ピットP内における乗入デッキ13の下方に位置する(図1参照)。
図4に示すように、駐車棚4は各駐車階の前後それぞれに配置されている二本の棚柱5間に左右方向に架設されており、この駐車棚4にはその長手方向に沿って複数個の支持ローラ15が配設されている。各駐車階には、車両を搭載する車両搭載架台16が、その前後端辺をこの支持ローラ15に支持された状態で格納されている。この複数個の支持ローラ15が車両搭載架台16のための第一横行路である。上記昇降路3における各階の前部および後部に横行支持架台17が取り付けられており、この横行支持架台17の長手方向に沿って複数個の支持ローラ18が配設されている。この複数個の支持ローラ18は車両搭載架台16のための第二横行路である。この駐車棚4の支持ローラ15と昇降路3の支持ローラ18とは、各駐車棚4の車両搭載架台16が駐車棚4と昇降路3の横行支持架台17との間をスムーズに横行することができるように配列されている。なお、車両搭載架台16と各支持ローラ15、18との係合の詳細は後述する。
この車両搭載架台16は、昇降路3においてエレベータ2と干渉せずに上下方向に通過し合う形状を呈している。すなわち、車両搭載架台16の中央を前後方向に延びる背骨部材19がエレベータ2の前後方向間隙14を通過し、また、背骨部材19から左右両外方へ突設された櫛歯20は、エレベータ2の櫛歯11を上下方向に通過し得る寸法およびピッチにされている。
つぎに、左右の車両搭載架台16を中央の昇降路3に進退させる横行駆動装置21を説明する。この横行駆動装置21は昇降路3の各階の前部および後部のうち少なくとも一方に設置される。本実施形態では図4に示すように前後両方に設置されている。昇降路3の各階のエレベータ2と干渉しない部位に、中央二本の棚柱5間に駆動部架台22が架け渡されており、この駆動部架台22の左右中央位置に上記横行駆動装置21が設置されている。
図5および図6に示すように、横行駆動装置21は、鉛直面内で回転可能に駆動部架台22にその基端部が枢支された第一アーム23と、この第一アーム23の先端部にその基端部が鉛直面内で回転可能に枢支された第二アーム24とを備えている。第二アーム24の先端に配設された係合部材25が車両搭載架台16に係止し、両アーム23、24が同時回転することにより、車両搭載架台16が駐車棚4から引き出され、また、駐車棚4に収納されるのである。
本実施形態では図示のごとく第二アーム24の長さが第一アーム23の長さより短くされている。この第一アーム23は駆動部架台22に設置された駆動モータ26により回転駆動される。駆動モータ26の回転力は、駆動モータ26に接続されたブレーキ付き減速機27の出力軸27Aに固定された駆動スプロケット28と、第一アーム23の回転軸23Aに固定された従動スプロケット29と、両スプロケット28、29に掛け回された無端チェーン30とを介して第一アーム23に伝達される。もちろん、これらに代えてギア列を用いて回転力を伝達してもよい。
このように、モータ26によって駆動される回転アーム23、24が用いられているので、従来技術のように車両搭載架台の横行のために車両搭載架台との間に給電ケーブルを配線する必要がない。これはケーブルの損傷の心配を無くしたという点で有利である。
第二アーム24の回転は、第一アーム23の回転軸23Aと同軸状に上記駆動部架台22に固定された第一スプロケット31と、第二アーム24の回転軸24Aに同軸状に固定された第二スプロケット32と、両スプロケット31、32に掛け回された無端チェーン33とを介して、第一アーム23の回転力が伝達されることによってなされる。第一スプロケット31の歯数と第二スプロケット32の歯数とは2:1の比にされている。
図示のごとく、この無端チェーン33は交差せずに両スプロケット31、32に掛け回されており、第二スプロケット32は第二アーム24に固定されて第二アーム24と一体で回転し、第一スプロケット31は駆動部架台22に固定されて回転しないので、第一アーム23が駆動モータ26によって回転させられると、第二アーム24は第一アーム23とは逆の方向に回転する。第一および第二のスプロケット31、32の歯数比が2:1であるため、第一アーム23の回転速度(回転角速度)は、第一アーム23の回転に起因する第二アーム24の回転速度の1/2となる。したがって、第一アーム23がα゜回転したとき第二アーム24は第一アーム23に対して2α゜回転する。
このことから、図7に示すように、第一アーム23が鉛直の状態から90゜回転して水平状態になると、第一アーム23と鉛直状に重なっていた第二アーム24は第一アーム23に対して180゜回転するため、第一アーム23の先端から延びて水平状態となる。
車両搭載架台16の昇降路側端部の前後両端には上記第二アーム24先端の係合部材25が係合する被係合部材34が配設されている(図4も併せて参照)。この被係合部材34は、車両搭載架台16が駐車棚4に収容された状態で、両アーム23、24が互いに一直線状に水平になったときに、上記係合部材25が係合しうる位置に配設されている。第二アーム24の係合部材25はアーム23、24の回転軸23A、24Aに平行(車両搭載架台16の長手方向)に突設された軸に回転自在に取り付けられたローラから構成されている。一方、車両搭載架台16の被係合部材34は図示のごとく上方に開口して上下に延びたU字状を呈しており、係合部材25はこの上端開口34Aから下方へ進入して係合する。
図7を参照しながら、上記構成を有する横行駆動装置21の動作を説明する。図7ではアーム23、24が左側に延びて左側の車両搭載架台16を昇降路3へ引き出す場合を例示しているが、アームを鉛直上方を向いた位置から逆回転(右回転)させることにより、同様の手順で右側の車両搭載架台16(図7には示さず)を昇降路3へ引き出すことができる。
まず、図7(a)に示すように、第二アーム24は第一アーム23より短いので、第一アーム23が反時計方向に回転する(第二アーム24は時計方向に回転する)と、係合部材25は図7(a)に示す軌跡Lをたどる。すなわち、両アーム23、24が鉛直状態にあるスタート点では、係合部材25は第一アームの回転軸23Aより高い位置にあり、アームの回転に伴って二次曲線的に下降し、両アーム23、24が水平状態となったときに第一アームの回転軸23Aと同じ高さ位置となる。
また、係合部材25の下降度合いは第一アームの回転軸23Aの高さ位置に近づくほど大きくなる。このときに係合部材25が係合しうるように、U字被係合部材34の上端開口34Aの昇降路側脚部34Rが昇降路3側へ曲げられている。すなわち、上端開口34Aが若干だけ昇降路3側に向けて開いている。
ついで図7(b)に示すように、第一アーム23が水平状態からさらに反時計方向回転(第二アーム24は時計方向回転)を続けると、アーム23、24は第一アームの回転軸23Aより下方を右に向かって移動する。係合部材25の軌跡Lはアームの回転に伴って二次曲線的に下降し、両アーム23、24が鉛直下方に向けて重なり合う位置で最下位置となる。このときの係合部材25と上下に干渉しないように被係合部材34は上下に十分な長さを有している。
係合部材25の下降度合いは第一アームの回転軸23Aの高さ位置にあるときが最も大きい。その結果、係合部材25が、被係合部材34と一致している位置からアームの回転によって右方向への移動を開始するとき、被係合部材34の昇降路側脚部34Rに当接係合して車両搭載架台16を昇降路3側へ引き出す。そして、車両搭載架台16が横行支持架台17上の所定位置に至ったとき、すなわち、前述したように車両搭載架台16がエレベータと干渉することなく上下方向に通過し合うことができる位置に至ったとき、アーム23、24の回転が停止する(図7(b)中に実線で示す)。
かかるアーム23、24を横行手段として用いれば、車両搭載架台16の横行開始から横行終了に至る間の横行速度の加減速が円滑となる。また、車両搭載架台16の横行は、係合部材25と被係合部材34との機械的な係合離脱によってなされるため、従来技術におけるフリクションローラを利用した物に比べると滑りによる停止位置誤差の問題は生じない。
つぎに、車両搭載架台16を昇降路3から駐車棚4へ収容する場合、図7(b)に示す状態から第一アーム23を時計回りに回転させる。そうすると、係合部材25が被係合部材34の左脚部34Lに当接係合して車両搭載架台16を駐車棚4へ押し込む(図7(b)中に二点鎖線で示す)。引き続き第一アーム23を時計回りに回転させると、係合部25が右斜め上方へ移動して被係合部材34との係合が解かれる。そして、両アーム23、24は重なり合って鉛直上方を向いた待機位置に停止する。
ここで、車両搭載架台16とこれを下から支持する支持ローラ15、18との係合について説明する。本実施形態では、全ての支持ローラ15、18は図6および図7に示すようにその外周に沿って溝が形成された、いわばプーリ状に形成されている。また、車両搭載架台16にはこの支持ローラ15、18の溝に係合する上下二段の下向き突条35U、35Lが幅方向に延設されている。このように各支持ローラ15、18に対応するように上下二段に突条35U、35Lを設けているのは、駐車棚4の支持ローラ15と横行支持架台17の支持ローラ18とが高さを違えて設置されているからである。支持ローラ15、18の高さが違っても車両搭載架台16の水平移動経路に段差をなくすために上下二段に突条35U、35Lを設け。支持ローラ15、18の高さを変えた理由は、まず、格納部の駐車スペースを効率的に使用するために車両搭載架台16と駐車棚4とが同一高さ位置に重なるように配置したものである。一方、昇降路における横行指示架台17の高さ位置についてはかかる配慮が必要ないため、横行指示架台17の上に車両搭載架台16が乗るように配置したのである。
図8および図9を参照しながら、以上説明したエレベータ2、車両搭載架台16および横行駆動装置21による入庫動作の一例を説明する。車両が入庫する前のエレベータ2は入出庫階EのピットP内における乗入デッキ13の下方に待機している(図1参照)。そして、入庫車両Mが乗入デッキ13に乗り入れて搭乗者が駐車塔から退場すると、エレベータ2は乗入デッキ13を下から上にすり抜けて乗入デッキ13上の車両をすくい上げる。
そして、図8(a)に示すように、入庫車両Mを搭載したエレベータ2は、入庫指定階の駐車棚4よりわずか上方の位置まで上昇して停止する。ついで、当該指定階の横行駆動装置21のアーム23、24が回転して水平に延び、その係合部材25が指定の駐車棚(本図の例では左側Bの駐車棚)4にある空の車両搭載架台16の被係合部材34に係合する。
図8(b)に示すように、横行駆動装置21のアーム23、24がさらに回転して上記車両搭載架台16を昇降路3の横行支持架台17に引き出す。
ついで、図8(c)に示すように、入庫車両Mを搭載したエレベータ2が上記車両搭載架台16を上から下にすり抜けるように通過して下降する。このとき、車両Mは車両搭載架台16に阻まれてその櫛歯20に載置される。空になったエレベータ2は、引き続き出庫呼び出しがなければそのまま入出庫階Eのピット内まで下降して待機する。
つぎに、図9(a)に示すように、横行駆動装置21のアーム23、24が逆回転し、入庫車両Mを搭載した車両搭載架台16をもとの駐車棚4に預け入れる。
最後に、図9(b)に示すように、アーム23、24はさらに回転を継続するので、係合部材25は被係合部材34との係合が解かれる。両アーム23、24は鉛直上方を向いた待機位置に重なり合って停止する。ここで入庫動作が完了する。
図8および図9では左側の駐車棚への入庫動作を例示しているが、右側の駐車棚へ入庫するときの操作も同様の手順で行われる。単にアーム23、24の回転方向が異なるだけである。
また、出庫動作(図示しない)は、前述した入庫動作とその順序が若干異なるだけであり、横行駆動装置21や車両搭載架台16の動きは同じである。すなわち、まず空のエレベータ2が入出庫階Eの待機位置から上昇し、出庫呼び出しがされた階の駐車棚4よりわずか下方の位置で停止する。このエレベータ2の上昇と並行して、横行駆動装置21が出庫呼び出しされた駐車棚4から出庫車両を搭載した車両搭載架台16を昇降路3に引き出す。
ついで、空のエレベータ2が車両搭載架台16をその直下から上にすり抜けるように通過して若干距離だけ上昇する。そうすると、車両搭載架台16上の出庫車両はエレベータ2によってすくい上げられる。すなわち、出庫車両は車両搭載架台16からエレベータ2に移載される。なお、エレベータの上昇と車両搭載架台16の横行とが並行して行われ、エレベータが指定階の駐車棚4よりわずか下方の位置に至るまでに車両搭載架台16が昇降路3に至っておれば、エレベータは停止することなく車両搭載架台16を直下からすり抜けて出庫車両をすくい上げればよい。
つぎに、横行駆動装置21はアーム23、24を逆回転させて空の車両搭載架台16をもとの駐車棚4に戻す。さらにアーム23、24は回転を継続して鉛直上方を向いた待機位置に重なり合って停止する。
その後、出庫車両を搭載したエレベータ2は入出庫階Eまで下降し、乗入デッキ13を上から下へすり抜けてピット内まで下降する。このとき、車両Mは乗入デッキ13に阻まれてその櫛歯13Aに載置される。空になったエレベータ2はピット内の乗入デッキ13の下方で待機する。乗入デッキ13上の出庫車両は、そこに乗員が搭乗して出庫する。ここで出庫動作が完了する。
本実施形態では、横行駆動装置21が昇降路3の各階の前部および後部の両方に設置されているが、前部および後部のうち少なくとも一方にのみ設置してもよい。しかし、車両搭載架台16のスムーズ且つ安定した横行のためには前後の両方に設置するのが好ましい。
本実施形態における被係合部材34は上方に開口したU字状を呈しているが(図7参照)、かかる構成限定されない。たとえば、下方に開口したU字状を呈した部材であってもよい。この場合、係合部材25が下から上に向けて被係合部材に係合することになる。したがって、横行駆動装置21のアーム23、24は鉛直下方を向いた状態が待機位置となる。そして、左の駐車棚4の車両搭載架台16を引き出すには待機位置から時計回りに回転することになる。
また、本実施形態では第一アーム23は第二アーム24より長くされているが、かかる構成に限定されない。たとえば、図10に示すように、第一アーム41を第二アーム42より短くしてもよい。既に説明した横行駆動装置21と同じ部材には同じ符号を付して説明を省略する。この場合、図10に示すように両アーム41、42が鉛直上方に重なり合った待機位置から、第一アーム41が反時計回りに左へ回転すれば、第二アーム42の先端の係合部材43の移動軌跡Lは第一アームの回転軸41Aより下方に二次曲線的に形成される。そして、下方に開口した被係合部材44に下から係合することになる。そして、さらにアーム41、42が回転して車両搭載架台16を駐車棚4から引き出すときには係合部材43の移動軌跡(図示せず)は第一アームの回転軸41Aより上方に二次曲線的に形成される。
もちろん、これらアーム41、42の待機位置を鉛直下方向きにしてもよい。なお、かかるアームを採用する場合には、第二アーム42の長さは、その先端が横行支持架台17やその支持ローラ18に干渉しない長さにする必要がある。
また、図示しないが第一アームと第二アームとを同じ長さにしてもよい。この場合には両アームの回転に伴う係合部材の軌跡は第一アームの回転軸を通る水平直線となる。かかる構成であれば図7に示す被係合部材を採用することはできない。開閉可能な好適なキャッチ等を採用する必要がある。
また、両アームの長さを同じにしても、第一アームの回転と第二アームの回転とをそれぞれ別の駆動装置によって独立に行いうるように構成すれば、係合部材の直線状軌跡を避けることができる。すなわち、第二アーム先端の係合部材が少なくとも被係合部材に近づいてから下から弧状に移動して被係合部材に係合することができるように構成することも可能である。この場合、前述したような開閉可能なキャッチ等を設ける必要はなく、図7(a)に示すような被係合部材34を採用することが可能である。第一および第二のアームをそれぞれ独立して回転させるには、たとえば、各アームに別個の駆動モータを備え、前述の第一および第二のスプロケットを作用的に分離して独立に旋回するようにすればよい。
また、被係合部材の形状としてはU字状には限定されない。前述した作用を奏しうるいかなる好適な形状をも採用することができる。
前述した実施形態にかかる横行駆動装置21が横行させる対象としては、櫛歯式の車両搭載架台16、すなわち横行のみ行ってエレベータには載置されない車両搭載架台16を例示している。しかし、このような車両搭載架台16に限定されることはない。たとえば、エレベータと駐車棚との移載が可能な公知の車両搭載用のパレットに適用することも可能である。一般的なパレット式のエレベータ式駐車装置ではエレベータにパレット横行駆動装置が設置されている。このパレット横行駆動装置を取り外し、パレットの昇降路側端部に前述したような被係合部材を取り付ければ、上記横行駆動装置21を使用することができる。もちろん、この場合にはパレットの横行とエレベータの昇降との並行運転には制限が生じる。
ここで説明した実施形態では、図3および図4に示すように、エレベータ2、車両搭載架台16および乗入デッキ13の櫛歯は全て左右方向(横方向)に突設されているが、かかる構成に限定されない。エレベータ2、車両搭載架台16および乗入デッキ13それぞれに長手方向(前後方向)に延びる櫛歯を備えることも可能である。
本発明によれば、横行駆動装置を各駐車棚に設置する必要がないためメンテナンス等が容易となる。また、入出庫に際して車両搭載架台の横行動作とエレベータの昇降動作とを並行して行うことができる。したがって、入出庫時間の短縮を図る上で有用である。
本発明の一実施形態にかかる櫛歯エレベータ式駐車装置を示す縦断面図である。 図1の駐車装置におけるエレベータおよびその昇降機構の一例を概略的に示す斜視図である。 図1のIII−III線断面図であり、駐車装置の入出庫階を示している。 図1のIV−IV線断面図であり、駐車棚が配設された駐車階を示している。 図1の駐車装置における横行駆動装置を示す正面図である。 図1の駐車装置における横行駆動装置を示す側面図である。 図7(a)および図7(b)ともに図5の横行駆動装置の動作を示す正面図である。 図8(a)、図8(b)および図8(c)は図1の駐車装置の入庫動作の順序の一部を示す正面図である。 図9(a)および図9(b)は図1の駐車装置の入庫動作の順序の一部を示す正面図である。 横行駆動装置の他の実施形態を示す正面図である。
符号の説明
1・・・・駐車装置
2・・・・エレベータ
3・・・・昇降路
4・・・・駐車棚
5・・・・棚柱
6・・・・ワイヤ
7・・・・巻き上げ装置
8・・・・カウンターウエイト
9・・・・被案内ローラ
11・・・・櫛歯
12・・・・開口部
13・・・・乗入デッキ
14・・・・前後方向間隙
15・・・・支持ローラ
16・・・・車両搭載架台
17・・・・横行支持架台
18・・・・支持ローラ
19・・・・背骨部材
20・・・・櫛歯
21・・・・横行駆動装置
22・・・・駆動部架台
23・・・・第一アーム
24・・・・第二アーム
25・・・・係合部材
26・・・・駆動モータ
27・・・・減速機
28・・・・駆動スプロケット
29・・・・従動スプロケット
30・・・・無端チェーン
31・・・・第一スプロケット
32・・・・第二スプロケット
33・・・・無端チェーン
34・・・・被係合部材
35・・・・突条
41・・・・第一アーム
42・・・・第二アーム
43・・・・係合部材
44・・・・被係合部材
E・・・・入出庫階
Ed・・・(入出庫口の)扉
G・・・・入出庫口
M・・・・車両
P・・・・ピット

Claims (8)

  1. エレベータ式駐車装置に装備される、車両搭載架台をエレベータの昇降路と駐車棚との間に横行させるための横行駆動装置であって、
    上記エレベータ昇降路の前部および後部のうち少なくとも一方に配設された取付部に、鉛直面内で回転可能に枢支された第一アームと、
    該第一アームの先端に鉛直面内で回転可能に枢支された第二アームと、
    該第二アームの先端に配設された係合部材と、
    上記車両搭載架台に配設された、上記係合部材が係合および離脱しうる被係合部材とを備えており、
    第二アームの回転速度を第一アームの回転速度の二倍として、両アームが相互に逆回転することにより、上記係合部材と被係合部材との係合を介して車両搭載架台を横行させるように構成されてなるエレベータ式駐車装置の横行駆動装置。
  2. 上記第一アームの回転軸と同軸状に、上記取付部に固定された第一スプロケットと、
    上記第二アームの回転軸と同軸状に、上記第一アームの先端に固定された第二スプロケットと、
    第一および第二のスプロケットに掛け回された無端チェーンとを備えており、
    第一スプロケットの歯数と第二スプロケットの歯数との比が2:1であり、第一アームが回転することにより、無端チェーンを介して第二アームが逆回転方向に2倍の速度で回転するように構成されてなる請求項1記載のエレベータ式駐車装置の横行駆動装置。
  3. 上記係合部材が第一および第二のアームの回転軸に平行な方向に延びる係合部を有しており、
    上記被係合部材が、上記係合部材が係合したときに該係合部材の水平方向の移動を実質的に阻止し、係合部材の上下方向の移動を許容する形状にされてなる請求項1記載のエレベータ式駐車装置の横行駆動装置。
  4. 上記第一アームが鉛直位置にあるときに両アームが相互に重なり合い、第一アームが水平位置にあるときに両アームが相互に一直線に延びるように構成されており、
    両アームが相互に一直線に延びたときに上記係合部材と被係合部材との係合および離脱が開始されるように構成されてなる請求項1記載のエレベータ式駐車装置の横行駆動装置。
  5. 上記被係合部材が、駐車棚に位置した状態の車両搭載架台の上記昇降路側端部近傍に配置されてなる請求項1記載のエレベータ式駐車装置の横行駆動装置。
  6. 車両を昇降させるエレベータと、
    該エレベータの昇降路に沿って上下複数階に配設された駐車棚と、
    上記エレベータの昇降路と駐車棚との間に車両搭載架台を横行させるための横行駆動装置とを備えており、
    該横行駆動装置が請求項1〜5のうちのいずれか一の項に記載の横行駆動装置から構成されてなるエレベータ式駐車装置。
  7. 上記車両搭載架台が、各階の駐車棚に配置されており、且つ、駐車棚と当該階の昇降路との間を横行可能にされており、
    各階の駐車棚にはそこに収容される車両搭載架台が横行しうる第一横行路が形成されており、各階の上記昇降路の前部および後部には、対応する駐車棚に収容される車両搭載架台が横行しうる第二横行路が形成されており、
    上記エレベータと車両搭載架台とが上下方向に相互に通過しうるように構成されてなる請求項6記載のエレベータ式駐車装置。
  8. 上記車両搭載架台が車両搭載用の第一櫛歯を備えたフォーク式の横行架台から構成されており、上記エレベータが、車両搭載用の第二櫛歯を備えたフォーク式の昇降架台を備えており、上記第一櫛歯と第二櫛歯とが上下方向に相互に歯間を通過しうるように構成されてなる請求項7記載のエレベータ式駐車装置。
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