JP2571013B2 - クレーンの昇降キャレッジ案内装置 - Google Patents

クレーンの昇降キャレッジ案内装置

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JP2571013B2
JP2571013B2 JP6023199A JP2319994A JP2571013B2 JP 2571013 B2 JP2571013 B2 JP 2571013B2 JP 6023199 A JP6023199 A JP 6023199A JP 2319994 A JP2319994 A JP 2319994A JP 2571013 B2 JP2571013 B2 JP 2571013B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動倉庫に使用される
入出庫用走行クレーンの昇降キャレッジ案内装置、特に
昇降キャレッジを前後一対の支柱間で案内する案内装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来の走行クレーンに於
ける昇降キャレッジ案内用支柱は、鉄板の曲げ、溶接、
及び機械加工により製作されていた。近年は、軽量化を
図るとともに溶接箇所を無くして製作コストを低減し、
更に意匠価値を高めるために、アルミニウムなどの一体
押出成形材を昇降キャレッジ案内用支柱に使用すること
が考えられているが、昇降キャレッジ案内用支柱のよう
な長尺物を押出成形法で製作すると、どうしても曲がり
が生じる。
【0003】このように昇降キャレッジを案内する前後
一対の支柱に曲がりが生じると、特にその曲がりが前後
方向である場合、両支柱間の前後水平方向の間隔が高さ
によって変化することになる。一方、昇降キャレッジ側
に軸支されている左右振れ止め用ガイドローラが係合す
る案内レール部は、キャレッジ昇降経路に隣接する支柱
壁に凹溝状に形成することにより、当該支柱の曲げ強度
を高めることができるとともに、支柱の外側に案内レー
ル部を突設する場合と比較して、前後一対の支柱間の間
隔を狭めてクレーン全長の短縮に役立つが、当該凹溝状
の案内レール部を深くし過ぎると、却って支柱の左右方
向の曲げ強度が低下する。従って、凹溝状案内レール部
の深さは、これに内嵌する左右振れ止め用ガイドローラ
の厚さに合わせて必要最少限にしなければならない。
【0004】このような状況において、前記のように前
後一対の支柱の曲がりによって両支柱間の前後水平方向
の間隔が高さによって変化すると、当該間隔の広くなっ
た部分で昇降キャレッジが前後方向に揺れて、凹溝状案
内レール部に対する左右振れ止め用ガイドローラの嵌合
深さが変動する結果になり、場合によっては当該ガイド
ローラが案内レール部から外れたり、嵌合深さが浅くな
った状態での左右横方向の揺れにより当該案内レール部
の入口角部が損傷するなどの不都合が生じることにな
る。即ち、昇降キャレッジを円滑良好に昇降移動させる
ことができなくなる恐れが生じるのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得るクレーンの昇降キャレッジ案内
装置を提供することを目的とするものであって、その手
段を後述する実施例の参照符号を付して示すと、キャレ
ッジ昇降経路の前後に立設された前後一対の昇降用ガイ
ド支柱4,5と、キャレッジ8と、左右振れ止め用ガイ
ドローラ16と、前後振れ止め用ガイドローラ15とを
備え、前後一対の昇降用ガイド支柱4,5には、キャレ
ッジ昇降経路に面する側に凹溝状で且つ支柱長さ方向に
連続する案内レール部12a,12bが設けられ、左右
振れ止め用ガイドローラ16は、キャレッジ8の前後両
側に前後水平方向に移動のみ可能に支持され且つスプリ
ング21により隣接する前記昇降用ガイド支柱4,5に
接近する方向に付勢された可動軸19に回転のみ可能に
支承されて、夫々隣接する前記案内レール部12a,1
2bに内嵌し、前後振れ止め用ガイドローラ15は、前
記可動軸19の先端に軸支されて、前記案内レール部1
2a,12bの底面に圧接する構成となっている。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1において、1は入出庫用走行ク
レーンであって、下部フレーム2、上部フレーム3、及
び両フレーム2,3間に立設された前後一対の昇降キャ
レッジ案内用支柱4,5を備え、床面上に敷設された下
部ガイドレール6と天井側に架設された上部ガイドレー
ル7とに案内されて一定経路を走行する。8は一対の支
柱4,5間に昇降可能に配設された昇降キャレッジであ
って、荷移載用ランニングフォーク9を備え、昇降駆動
用チェン10により吊り下げられている。
【0007】図2及び図3に示すように、両支柱4,5
は、アルミニウムを一体押出成形して構成した中空角柱
状成形品11からなり、前後一対の案内レール部12
a,12bを備え且つ横断面形状が前後対称及び左右対
称であり、案内レール部12a,12bは、クレーン走
行方向の前後両側壁を横断面において凹溝状に曲げて形
成した、支柱長さ方向に連続するものである。また両支
柱4,5は、その四隅の両側に夫々直角外向きの部品取
付用レール溝13a〜13hを備えている。14は両案
内レール部12a,12b間をつなぐ補強用仕切り板部
である。
【0008】一方、昇降キャレッジ8の前後両側には、
中心部に前後振れ止め用ガイドローラ15を備えた左右
振れ止め用ガイドローラ16がブラケット17を介して
上下2箇所に設けられており、支柱4のキャレッジ昇降
経路側に位置する案内レール部12aと、支柱5のキャ
レッジ昇降経路側に位置する案内レール部12bとに、
昇降キャレッジ8側の前後各ガイドローラ15,16が
遊嵌せしめられている。
【0009】前後振れ止め用ガイドローラ15及び左右
振れ止め用ガイドローラ16の具体的支持構造を説明す
ると、図4に示すように昇降キャレッジ8側のブラケッ
ト17に取り付けられた筒状ブラケット18に一定範囲
内で前後水平方向出退移動自在に可動軸19が支承さ
れ、当該可動軸19の先端に左右水平支軸20により前
後振れ止め用ガイドローラ15が回転自在に支承され、
当該可動軸19を外向きに付勢するスプリング21が筒
状ブラケット18に内装されている。そして可動軸19
の先端近傍位置に、左右振れ止め用ガイドローラ16が
軸受22を介して当該可動軸19の周りで回転可能に支
承されている。なお、23は可動軸19に外嵌し且つ締
結用ナット24により固定されたブッシュであって、当
該ブッシュ23に設けられたキー溝25と筒状ブラケッ
ト18との間に介装されたキー26により、可動軸19
の回転が阻止され、前後振れ止め用ガイドローラ15の
向きが規制されている。
【0010】上記のように支承された左右振れ止め用ガ
イドローラ15は、可動軸19が可動範囲内の中間位置
にあるときに、両支柱4,5の案内レール部12a,1
2bの底面に圧接するように構成されている。従って、
両支柱4,5間の間隔が高さによって多少変化しても、
前後振れ止め用ガイドローラ15をして常に両支柱4,
5の案内レール部12a,12bの底面に適当圧力で圧
接させて、昇降キャレッジ8をガタツキなく円滑に昇降
させることができる。
【0011】図示の実施例では、両支柱4,5のキャレ
ッジ昇降経路側の左右両角部にある部品取付用レール溝
13a〜13dには、例えば昇降キャレッジ8の昇降制
御用被検出板27などを取り付けており、更に、反対側
の両角部にあってクレーン走行方向に向く部品取付用レ
ール溝13f,13gには、例えば昇降キャレッジ8と
クレーンフレームとの間に張設される給電線の案内手段
28などをブラケット29を介して取り付けている。3
0は被検出板27を検出する光電スイッチであって、昇
降キャレッジ8側のブラケット17に取り付けている。
【0012】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の昇降キャ
レッジ案内装置は、キャレッジの前後両側に設けられた
左右振れ止め用ガイドローラを前後一対の昇降用ガイド
支柱に設けられた凹溝状案内レール部に内嵌させること
により、当該キャレッジの左右横方向の揺れを防止する
ものであるが、当該左右振れ止め用ガイドローラを支承
する可動軸、即ち、キャレッジの前後両側に前後水平方
向に移動のみ可能に支持され且つスプリングにより隣接
する前記昇降用ガイド支柱に接近する方向に付勢された
可動軸、の先端に前後振れ止め用ガイドローラを軸支
し、当該前後振れ止め用ガイドローラを前記案内レール
部の底面に圧接させるように構成したので、前記昇降ガ
イド支柱に前後方向の曲がりがあって、両支柱間の間隔
が高さによって変動するような状況にあっても、前後一
対の昇降ガイド支柱間の間隔が広くなった部分では前記
スプリングの付勢力で可動軸が進出し、前記間隔が狭ま
った部分では前記スプリングの付勢力に抗して可動軸が
退入して、前後振れ止め用ガイドローラが凹溝状案内レ
ール部の底面に圧接する状態が維持される。
【0013】即ち、前後振れ止め用ガイドローラの真横
に近接配置されている左右振れ止め用ガイドローラは、
前後振れ止め用ガイドローラが上記作用により常に凹溝
状案内レール部の底面に圧接していることにより、当該
凹溝状案内レール部の底面に対し常に一定位置に保持さ
れることになる。従って、前記のように昇降ガイド支柱
に前後方向の曲がりがあって、両支柱間の間隔が高さに
よって変動するような状況にあっても、左右振れ止め用
ガイドローラが凹溝状案内レール部から外れたり、当該
凹溝状案内レール部の底面に接触したり、あるいは凹溝
状案内レール部に対する嵌合深さが浅くなった状態での
キャレッジの左右横揺れにより当該凹溝状案内レール部
の入口角部が損傷を受けるというような事態が生じるの
を未然に回避できる。
【0014】換言すれば、キャレッジの昇降用ガイド支
柱に、両支柱間の間隔が高さによって変化するような方
向に多少の曲がりがあっても、或いは両支柱の据え付け
位置精度が多少低くとも、そして当該支柱に設けられる
凹溝状案内レール部の深さを必要最少限に浅くしても、
キャレッジ側の左右振れ止め用ガイドローラを前記支柱
側の凹溝状案内レール部内の所定位置に確実に内嵌させ
た状態でキャレッジを円滑良好に昇降させることができ
るので、これらキャレッジの昇降案内支柱をアルミニウ
ムなどで一体押出成形することが容易になり、また当該
支柱の据え付け作業も容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 走行クレーン全体を示す概略側面図である。
【図2】 その横断平面図である。
【図3】 更に要部を示す拡大横断平面図である。
【図4】 本発明の一実施例を説明する横断平面図であ
る。
【符号の説明】
4 昇降用ガイド支柱 5 昇降用ガイド支柱 8 キャレッジ 12a 案内レール部 12b 案内レール部 15 前後振れ止め用ガイドローラ 16 左右振れ止め用ガイドローラ 19 可動軸 20 水平支軸 21 スプリング 22 軸受

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャレッジ昇降経路の前後に立設された前
    後−対の昇降用ガイド支柱(4,5)と、キャレッジ
    (8)と、左右振れ止め用ガイドローラ(16)と、前
    後振れ止め用ガイドローラ(15)とを備え、前後一対の昇降用ガイド支柱(4,5)には、キャレッ
    ジ昇降経路に面する側に凹溝状で且つ支柱長さ方向に連
    続する案内レール部(12a,12b)が設けられ、 左右振れ止め用ガイドローラ(16)は、キャレッジ
    (8)の前後両側に前後水平方向に移動のみ可能に支持
    され且つスプリング(21)により隣接する前記昇降用
    ガイド支柱(4,5)に接近する方向に付勢された可動
    軸(19)に回転のみ可能に支承されて、夫々隣接する
    前記案内レール部(12a,12b)に内嵌し、 前後振れ止め用ガイドローラ(15)は、前記可動軸
    (19)の先端に軸支されて、前記案内レール部(12
    a,12b)の底面に圧接しているクレーンの昇降キャ
    レッジ案内装置。
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CN102311060A (zh) * 2010-06-30 2012-01-11 株式会社Ihi 升降装置
CN102311060B (zh) * 2010-06-30 2015-04-01 株式会社Ihi 升降装置

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