JP7294045B2 - リフタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被搬送物支持台が左右一対のクロスリンクの起伏によって昇降可能に支持され、前記クロスリンクに連結され且つ基台に対してスライド移動することによって前記クロスリンクを起伏させるスライド部材を備えた昇降機構が設けられリフタ装置に関するものである。
この種のリフタ装置としては、特許文献1に記載されるように、リンクを構成する腕部材を押し上げてパンタグラフの初期上昇動作を行うカム機構と、前記初期上昇に続いて前記パンタグラフの一方の支持点を他方の支持点に向かって移動させて前記パンタグラフの上昇を行うアクチュエータを具備するリフタ装置が知られている。
上記リフタ装置においては、上記カム機構がカムとローラにより構成され、カムとローラの共働によりパンタグラフを上昇させることで、パンタグラフの始動時における駆動部への負荷を低減させている。
上記リフタ装置では、カムがパンタグラフの腕部材に固定され、カムと共働するローラを移動することにより腕部材が押し上げられる。或いは、カムと接触するローラがパンタグラフの腕部材に固定され、カムを移動することにより腕部材が押し上げられる。
特開平7-187587号
上記の特許文献1に記載された従来周知のリフタ装置では、伸縮移動するパンタグラフの腕部材と、当該腕部材及び基台に固定されるカム或いはローラと、を互いに干渉させずに荷台を下降限位置まで下降されるために、カム及びローラが、下降限位置まで下降した荷台の平面視で当該荷台の外側となるように、パンタグラフの腕部材及び基台に固定されている。すなわち、カム及びローラは、下降限位置まで下降した荷台の平面視で、当該荷台の外側に配置されている。そのため、リフタ装置自体が、下降限位置まで下降した荷台の平面視の外側方向に大きくなるという問題があった。また、カム及びローラがパンタグラフ構造のリンク外部から作用するため、パンタグラフ部に昇降方向とは異なる水平方向の力が加わり安定性が損なわれるという問題があった。
なお、カム及びローラを、下降限位置まで下降した荷台の平面視で、当該荷台の内側に配置すると、荷台を下降させた際に、カム或いはローラが、収縮するパンタグラフの腕部材と干渉するため、荷台を下降限位置まで下降させることができない。そのため、リフタ装置自体を小型にすることは可能であるが、リフタ装置の低床化の妨げとなる。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することが可能なリフタ装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、請求項1に記載の構成では、被搬送物支持台20が左右一対のクロスリンク31の起伏によって昇降可能に支持され、前記左右一対のクロスリンク31に連結され且つ基台13に対してスライド移動することによって前記クロスリンク31を起伏させるスライド部材51を備えた昇降機構50が設けられ、前記スライド部材51は、前記左右一対のクロスリンク31に対応して設けられた左右一対の昇降用カム部材52を備え、前記スライド部材51の移動により前記昇降用カム部材52が移動する際に前記昇降用カム部材52によって押し上げられる左右一対の従動ローラ23が前記被搬送物支持台20に設けられ、前記スライド部材51は、前記左右一対の昇降用カム部材52間に架設される接続部53を有有し、前記スライド部材51は、前記接続部53が、前記基台13における支持フレーム14に延設された第1のガイド16により案内されて、前記基台に対してスライド移動する。
上記構成の本発明を実施するについて、前記スライド部材51が前記基台13に対してスライド移動することで、下降限位置にある前記クロスリンク31の端部から前記昇降用カム部材52が前記従動ローラ23を介して前記被搬送物支持台20を前記クロスリンク31の起立方向へ押し上げ、次に、前記スライド部材51が前記クロスリンク31を押して前記クロスリンク31をさらに起立方向へ押し上げるとともに、前記昇降用カム部材52による前記被搬送物支持台20の押し上げが解除される。
また、前記スライド部材51には、前記クロスリンク31を構成する一方のリンク34の一端側に連結される支持軸41が前記スライド部材51のスライド移動方向に移動可能な遊間が形成されている。
上記構成のリフタ装置によれば、クロスリンクを起伏させるスライド部材とともに移動可能な昇降用カム部材によって押し上げられる従動ローラを被搬送物支持台に設けたことから、昇降用カム部材及び従動ローラを、起伏するクロスリンクと干渉させることなく、下降限位置まで下降した被搬送物支持台の下方に配置することができる。このため、昇降用カム部材による被搬送物支持台の上昇によってクロスリンクの始動時における駆動部への負荷を低減させつつ、リフタ装置自体を小型化することができ、且つリフタ装置の低床化を行うことができる。
本発明に係るリフタ装置の一例である搬送台車の正面図である。 本発明に係るリフタ装置の一例である搬送台車の平面図である。 本発明に係るリフタ装置の一例である搬送台車のスライド部材の斜視図である。 本発明に係るリフタ装置の一例である搬送台車における被搬送物支持台の上昇動作を示す正面である。 本発明に係るリフタ装置の別実施例である搬送台車における被搬送物支持台の上昇動作を示す正面である。
以下に本発明の具体的実施例を図に基づいて説明する。図1から図4において、本発明のリフタ装置の一例である搬送台車10は、その搬送経路に沿って敷設された左右一対のガイドレール90上を転動する左右一対前後二組の車輪11を備え、一定搬送経路に沿って搬送する。搬送台車10の駆動手段は、特に限定されるものではないが、例えば、レール90の側方に設けられる複数の給電線(図示せず)と、搬送台車10に設けられて前記給電線に摺接する集電ユニット(図示せず)と、から主に構成されるものであり、前記集電ユニットを介して前記給電線から電力を供給することにより搬送台車10を駆動する。
搬送台車10上の基台13には、その略中央位置にクロスリンク機構30を介して昇降自在に支持された被搬送物支持台20が設けられている。図1及び図2に示すように、クロスリンク機構30は、搬送台車10の搬送方向Sに沿って水平に平行な2つのクロスリンク31、31を被搬送物支持台20の下側左右両側に並列に配置して構成される。
左右一対のクロスリンク31、31は、中央交叉部が互いに同心状の中央支点軸32で枢着された2本のリンク33、34から構成される。リンク33、34の内、搬送台車10の外側方向に設けられる外側リンク33の前端部は、搬送台車10の前側の支持フレーム14上に設けられた左右一対の基台側軸受け部材35に、位置固定支点軸36により上下揺動自在に枢着される。また、左右一対の外側リンク33は、その後端部同士が支持台側支持フレーム37によって連結されている。さらに、外側リンク33の後端部には、スライド軸38が固定されるとともに、ローラ39がスライド軸38に一端に回動可能に支持されている。また、ローラ39が、被搬送物支持台20の後端部下側に設けられた左右一対の支持台側スライドガイド21に前後方向に転動可能に嵌合されている。
支持台側スライドガイド21は、被搬送物支持台20の長手方向(搬送台車10の前後方向)に沿って下方に突出する部材により構成され、その側面部にローラ39が嵌合される孔部分が形成されている。支持台側スライドガイド21は、被搬送物支持台20の後端部であって、被搬送物支持台20の幅方向(搬送台車10の左右方向)の両端側にそれぞれ設けられている。
リンク33、34の内、搬送台車10の内側方向に設けられる左右一対の内側リンク34、34の前端部は、被搬送物支持台20の前端部下側において、同心状の位置固定支点軸40にそれぞれ支持されている。位置固定支持軸40は、左右一対の基台側軸受け部材35の真上位置に設けられた左右一対の支持台側軸受け部材22に上下揺動自在に枢着される。また、内側リンク34の後端部は、基台側スライド支持軸41に固定されている。基台側スライド支持軸41には、ローラ42が回動可能に支持されている。ローラ42は、後述するスライド部材の連結部52に形成される基台側スライドガイド57に前後方向に転動可能に嵌合される。
図4に示すように、左右一対のクロスリンク31、31は、昇降機構50の駆動により起伏することで、被搬送物支持台20を、図4(a)に示す下降限位置と図4(e)に示す上昇限位置との間で昇降させる。
昇降機構50は、左右一対のクロスリンク31、31を連結するスライド部材51を基台13に対して水平方向にスライド移動させることにより、左右一対のクロスリンク31、31を同調させた状態で起伏させる。
図1から図3に示すように、スライド部材51は、搬送台車10の前後方向に沿って左右両側に配置される左右一対の長尺状の連結部52、52と、左右一対の長尺状の連結部52、52間に架設される接続部53と、から構成される平面視略H字状の部材により形成される。スライド部材51は、被搬送物支持台20の真下であって、左右一対のクロスリンク31、31の間に設けられる。スライド部材51は、支持フレーム14上に搬送台車10の前後方向に延設されるガイド15及びガイド16により案内されるように構成される。具体的には、スライド部材51の連結部52、52がガイド15により案内される。また、スライド部材51の接続部53が、その下部に形成される溝部53a、53aにおいて、ガイド16により案内される。
スライド部材51の接続部53には、搬送台車10の前後方向に水平に延設されるボールネジ機構のネジ54が螺合されている。ボールネジ機構のネジ54には、モータ55が設けられている。モータ55は、ボールネジ機構のネジ54を正方向或いは逆方向に回転駆動することにより、スライド部材51を搬送台車10の前後方向に水平に往復移動させる。
スライド部材51の左右一対の連結部52、52は、従動ローラ23を介して被搬送物支持台20を押し上げるための昇降用カム部材である。左右一対の連結部52、52の前端部には、搬送台車10の前側から後側に向けて上方に傾斜する傾斜部分52Aが形成されている。連結部52の傾斜部分52Aの上面には、昇降用カム部材のカム面を形成する板材56が固定されている。すなわち、昇降用カム部材のカム面が、基台13に対して所定角度で傾斜して形成される。
連結部52による昇降用カム部材においては、スライド部材51の移動により連結部52が移動することで、板材56と、被搬送物支持台20に設けられる従動ローラ23と、が接触する。さらに、連結部52が移動することで、従動ローラ23が、板材56と接触しながら傾斜部分52Aに沿って上方に押し上げられる。
従動ローラ23は、被搬送物支持台20の後端部において下方に突出して設けられるローラ受け体24に軸支されている。ローラ受け体24は、被搬送物支持台20の左右両側にそれぞれ設けられ、支持台側スライドガイド21より内側(被搬送物支持台20の幅方向の中央側)に、支持台側スライドガイド21と並列に設けられている。
従動ローラ23は、被搬送物支持台20が図4(a)に示す下降限位置まで下降した際に、スライド部材51の連結部52の傾斜部分52Aより前側に配置されるように、ローラ受け体24から下方に突出して軸支される。
このように、ローラ受け体24及び従動ローラ23を設けることで、従動ローラ23が、左右一対のクロスリンク31、31(内側リンク34及び外側リンク33)より内側(被搬送物支持台20の幅方向の中央側)で、且つ被搬送物支持台20が図4(a)に示す下降限位置まで下降した際に左右一対のクロスリンク31、31と干渉しない位置にされる。
スライド部材51の連結部52には、基台側スライドガイド57が設けられている。基台側スライドガイド57は、左右一対のクロスリンク31、31の内側リンク34の後端部に連結される基台側スライド支持軸41に支持されるローラ42を転動可能に案内する。基台側スライドガイド57は、連結部52の側部に形成される長孔であり、その長孔部分が搬送台車10の前後方向に延設されている。基台側スライドガイド57は、その長孔部分にローラ42が嵌合され、ローラ42を搬送台車10の前後方向に案内する。基台側スライドガイド57の長孔部分の長さは、スライド部材51の連結部52の傾斜部分52Aの長さ並びに基台13に対する角度によって設定される。ローラ42が嵌合される基台側スライドガイド57を、搬送台車10の前後方向に延設される長孔とすることで、内側リンク34に連結される基台側スライド支持軸41がスライド部材51のスライド移動方向(搬送台車10の前後方向)に移動可能となる遊間が、スライド部材51に形成される。
次に、搬送台車10における被搬送物支持台20の上昇動作について、図1から図4に基づいて説明する。
図4(a)に示すように、被搬送物支持台20が下降限位置まで下降している状態において、昇降機構50のモータ55を駆動させてボールネジ機構のネジ54を回転させることにより、スライド部材51が搬送台車10の前方向に水平にスライド移動する。この時、図3及び図4(b)に示すように、スライド部材51の連結部52は、被搬送物支持台20に設けられる従動ローラ23を、連結部52の前端位置から連結部52の傾斜部分52Aを登らせるように板材56に接触させながら上方に押し上げる。従動ローラ23が連結部52により押し上げられることで、従動ローラ23を支持する被搬送物支持台20が上方に押し上げられる。すなわち、被搬送物支持台20は、左右一対のクロスリンク31、31の起立により上昇するのではなく、連結部52による従動ローラ23の押し上げにより上昇する。なお、連結部52による従動ローラ23の押し上げにより被搬送物支持台20が上昇することで、被搬送物支持台20を支持する左右一対のクロスリンク31、31が持ち上げられて起立上昇する。
さらに、図4(c)に示すように、スライド部材51が搬送台車10の前方向にスライド移動することで、従動ローラ23が連結部52の傾斜部分52Aを登り切り、板材56から離れる。すなわち、連結部52による従動ローラ23の押し上げが解除される。この時、内側リンク34の後端部に基台側スライド支持軸41を介して設けられるローラ42が基台側スライドガイド57の長孔部分の後端に当接する。すなわち、従動ローラ23が板材56から離れたタイミングでローラ42が基台側スライドガイド57の後端に当接する。
図4(d)及び図(e)に示すように、ローラ42が基台側スライドガイド57の後端に当接した状態で、さらに、スライド部材51がスライド移動することで、ローラ42がスライド部材51の連結部52により押される。さらに、ローラ42が押されることに合わせて、ローラ42を支持する基台側スライド支持軸41に連結される内側リンク34の後端部が搬送台車10の前方向に押されることで、左右一対のクロスリンク31、31が起立上昇する。これにより、被搬送物支持台20は、連結部52による従動ローラ23の押し上げによる上昇から、左右一対のクロスリンク31、31の起立による上昇に切り換えられる。
このように、昇降機構50においては、図4(a)に示す下降限位置にある被搬送物支持台20を図4(e)に示す上昇限位置まで上昇させる初期段階では、連結部52による従動ローラ23の押し上げにより被搬送物支持台20を上昇させ、被搬送物支持台20がある一定高さ以上上昇した段階で、連結部52による従動ローラ23の押し上げによる上昇から、左右一対のクロスリンク31、31の起立による上昇に、被搬送物支持台20の上昇方式を切り換える。すなわち、昇降機構50は、モータ55の負荷が掛かるクロスリンク31、31の始動時(起立開始時)には、連結部52により被搬送物支持台20の上昇を行い、その他は、クロスリンク31、31により被搬送物支持台20の上昇を行う、二段階の上昇方式により被搬送物支持台20を上昇させる。
ここで、連結部52により被搬送物支持台20を上昇させる場合には、従動ローラ23が連結部52により直線的に押し上げられるため、一定速度でスライド移動するスライド部材51と同じ速度で被搬送物支持台20を上昇させることができるのに対し、クロスリンク31、31により被搬送物支持台20を上昇させる場合には、内側リンク34の後端部の移動に対して被搬送物支持台20が一定の高さで上昇しないため、一定速度でスライド移動するスライド部材51と同じ速度で被搬送物支持台20を上昇させることができない。そのため、連結部52より被搬送物支持台20を上昇させる際に、クロスリンク31、31が起立上昇すると、内側リンク34の後端部が引っ掛かる。そこで、ローラ42が嵌合される基台側スライドガイド57の孔部分を、搬送台車10の前後方向(スライド部材51のスライド移動方向)に長孔状に形成することで、ローラ42を支持する基台側スライド支持軸41がスライド部材51のスライド移動方向に移動可能な遊間を、スライド部材51に持たせている。
以上構成の搬送台車10(リフタ装置の一例)によれば、クロスリンク31、31を起伏させるスライド部材51とともに移動可能な連結部52によって押し上げられる従動ローラ23を被搬送物支持台20に設けたことから、連結部52及び従動ローラ23を、起伏するクロスリンク31、31と干渉させることなく、図4(a)に示す下降限位置まで下降した被搬送物支持台20の下方に配置することができる。このため、連結部52による被搬送物支持台20の上昇によってクロスリンク31、31の始動時におけるモータ55への負荷を低減させつつ、搬送台車10自体を小型化することができ、且つ搬送台車10の低床化を行うことができる。
なお、本発明の最も好ましい実施例を図とともに説明したが、本発明は、上記実施例の具体的構成に限定されるものではない。例えば、図5に示す搬送台車10Aのように、左右一対のクロスリンク31、31を起伏させるためのスライド部材を、2つの部材に分離して形成したスライド部材60とすることもできる。
スライド部材60は、第1スライド部材61と、第2スライド部材62と、の2つのスライド部材により構成される。
第1スライド部材61は、ボールネジ機構のネジ54に螺合され、ボールネジ機構のネジ54をモータ55により回転駆動することで、搬送台車10Aの左右両端部に形成されるレール67、67に沿って、搬送台車10Aの前後方向に水平に往復移動する。第1スライド部材61には、傾斜部分61Aが形成され、傾斜部分61Aに板材56が固定される。つまり、第1スライド部材61が、従動ローラ23を介して被搬送物支持台20を押し上げるための昇降用カム部材となる。
第2スライド部材62は、レール67、67に沿ってスライド可能に設けられ、第1スライド部材61により後方から押されることで、搬送台車10Aの前後方向に水平に移動する。第2スライド部材62には、基台側スライド支持軸41を介して内側リンク34が連結されている。
図5(a)に示すように、第1スライド部材61及び第2スライド部材62は、被搬送物支持台20が下降限位置まで下降している状態では、互いに離間した状態で配置される。この時、被搬送物支持台20に設けられる従動ローラ23は、離間した第1スライド部材61と第2スライド部材62と間に配置される。
図5(b)に示すように、モータ55を駆動させてボールネジ機構のネジ54を回転させることにより、第1スライド部材61が、レール67に沿って搬送台車10Aの前方向に水平にスライド移動する。この時、第1スライド部材61は、被搬送物支持台20に設けられる従動ローラ23を、第1スライド部材61の前端位置から傾斜部分61Aを登らせるように板材56に接触させながら上方に押し上げる。従動ローラ23が第1スライド部材61により押し上げられることで、従動ローラ23を支持する被搬送物支持台20が上方に押し上げられる。
さらに、図5(c)及び図5(d)に示すように、第1スライド部材61が搬送台車10Aの前方向にスライド移動することで、従動ローラ23が傾斜部分61Aを登り切り、板材56から離れる。すなわち、第1スライド部材61による従動ローラ23の押し上げが解除される。この時、第1スライド部材61の前端が第2スライド部材62の後端に当接する。すなわち、従動ローラ23が板材56から離れたタイミングで第1スライド部材61が第2スライド部材62に当接する。
図5(d)及び図5(e)に示すように、第1スライド部材61が第2スライド部材62に当接した状態で、さらに、第1スライド部材61がスライド移動することで、第2スライド部材62が第1スライド部材61により押される。さらに、第2スライド部材62が押されることに合わせて、第2スライド部材62に支持される基台側スライド支持軸41に連結される内側リンク34の後端部が搬送台車10Aの前方向に押されて、左右一対のクロスリンク31、31が起立上昇する。これにより、被搬送物支持台20は、第1スライド部材61による従動ローラ23の押し上げによる上昇から、左右一対のクロスリンク31、31の起立による上昇に切り換えられる。
また、上記実施例の搬送台車10においては、その駆動手段が、レール90の側方に設けられる複数の給電線と、搬送台車10に設けられて前記給電線に摺接する集電ユニットと、から主に構成されるものであるが、本発明はそのような駆動手段を備えた搬送台車10(リフタ装置)に限定されるものではなく、搬送台車10の走行方向(前後方向)と平行な直線状の左右両側面12(図1及び図2参照)に圧接して搬送台車10を左右両側から挟む摩擦駆動輪(図示せず)と、当該摩擦駆動輪を回転駆動するモータを備えた摩擦駆動手段(図示せず)と、から構成される駆動手段を備えた搬送台車(リフタ装置)であっても構わない。
10 搬送台車(リフタ装置)
13 基台
20 被搬送物支持台
23 従動ローラ
31 クロスリンク
50 昇降機構
51 スライド部材
52 連結部(昇降用カム部材)

Claims (2)

  1. 被搬送物支持台が左右一対のクロスリンクの起伏によって昇降可能に支持され、
    前記左右一対のクロスリンクに連結され且つ基台に対してスライド移動することによって前記クロスリンクを起伏させるスライド部材を備えた昇降機構が設けられ、
    前記スライド部材は、前記左右一対のクロスリンクに対応して設けられた左右一対の昇降用カム部材を備え、
    前記スライド部材の移動により前記昇降用カム部材が移動する際に前記昇降用カム部材によって押し上げられる左右一対の従動ローラが前記被搬送物支持台に設けられ、
    前記スライド部材は、前記左右一対の昇降用カム部材間に架設される接続部を有し、
    前記スライド部材は、前記接続部が、前記基台における支持フレームに延設された第1のガイドにより案内されて、前記基台に対してスライド移動することを特徴とするリフタ装置。
  2. 前記スライド部材は、前記昇降用カム部材が、前記基台における支持フレームに延設された第2のガイドにより案内されて、前記基台に対してスライド移動すること
    を特徴とする請求項1に記載のリフタ装置。
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