JP2006264966A - リフト装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 駆動モータ11にて駆動される減速機12の出力により昇降台8を昇降移動するように構成し、減速機12を、ウォーム減速機12にて構成し、昇降台8を上昇側に付勢する弾性体28を設ける。
【選択図】 図2
Description
尚、特許文献1には記載されていないが、一般には、駆動モータにて駆動される減速機として、平歯式の減速機が用いられていた。
前記減速機が、ウォーム減速機にて構成され、前記昇降台を上昇側に付勢する弾性体が設けられている点にある。
しかし、平歯式の減速機と同等の減速比を得るため並びにセルフロック機能を備えさせるためにウォーム減速機におけるウォームの進み角を小さくすると、減速機を平歯式の減速機にて構成したものに比べて伝動効率が悪くなってしまい、昇降台を昇降移動させるために駆動モータは出力が大きな大型のものが必要となってしまうので、ブレーキを別途設けなくてよいものの駆動モータが大型になってしまうため、結局はリフト装置が大型になってしまう場合があった。
従って、減速機をウォーム減速機にて構成することにより昇降台を保持させるブレーキを別途設ける必要がなく、また、ウォーム減速機の効率の悪さを弾性体にて補うことにより比較的小型の駆動モータでもよく、もって、小型に構成することができるリフト装置を提供することができるに至った。
また、揺動アームの姿勢が垂直姿勢からずれることにより、揺動アームの連係部の位置は水平方向に大きくずれることになるが、揺動アームが昇降台に対して水平方向に相対移動自在に連係されていること並びに昇降台がガイド部材にて水平方向への移動を規制した状態で昇降自在に案内されることにより、昇降台を水平方向にずれないように構成することができる。
図1に示すように、自動倉庫には、物品Aを収納する収納棚1が相対向する一対を一組として設けられている。そして、相対向する一対の収納棚1の間には、走行レール2に沿って走行自在なスタッカークレーン3が設けられており、このスタッカークレーン3にて、物品Aを収納棚1から出庫させて収納棚1の横側方に設けられた物品搬入出装置4に受け渡し、物品搬入出装置4から受け取った物品Aを収納棚1に入庫するように構成されている。尚、図5、図6に示すように、物品Aは、パレットとそのパレットに載置支持される搬送物とで構成されている。
そして、搬送コンベア6は、リフト装置7にて一端側に降ろされた物品Aをチェーンコンベア6aにて他端側まで載置搬送して外部の搬送装置(図示せず)に受け渡し、また、外部の搬送装置にて他端側に受け渡された物品Aをチェーンコンベア6aにて一端側まで載置搬送するように構成されている。この一端側に載置搬送された物品Aはリフト装置7にて掬い取られる。
つまり、載置部9にて物品Aが載置支持されている状態で昇降台8を下降させて上昇状態から下降状態に切り換えると、その下降途中において物品Aが搬送コンベア6の一端側に降ろされ、また、搬送コンベア6の一端側に物品Aが載置支持されている状態で昇降台8を上昇させて下降状態から上昇状態に切り換えると、その上昇途中において物品Aを載置部9にて掬い取るように構成されている。
リフト装置7は、駆動モータ11にて駆動されるウォーム減速機12の出力により昇降台8が昇降移動されるように構成されている。つまり、リフト装置7には、前記駆動モータ11及び前記ウォーム減速機12を支持する基台13と、この基台13に対して昇降移動する昇降台8とが備えられており、駆動モータ11にて駆動されるウォーム減速機12の出力により昇降台8が基台13に対して昇降移動することにより、昇降台8を前記上昇状態と前記下降状態とに切り換えられるように構成されている。
そして、出力軸14と従動軸15との両端部夫々には揺動アーム20の基端部が一体回転するように連結されている。つまり、揺動アーム20は、固定部としての基台13に上下揺動するように枢支連結され且つウォーム減速機12の出力により上下揺動操作されるように構成されており、4つの揺動アーム20が同期して上下揺動するように構成されている。
そして、ガイドレール22の夫々には、昇降台8に位置固定状態に設けられた被案内手段23が係合されており、この係合により、昇降台8は、水平方向への移動が規制された状態で垂直方向に昇降自在に案内される。尚、被案内手段23は、ガイドレール22の内面に接触する3つのローラを備えて構成されている。
また、昇降台8には、揺動アーム20の上下揺動により昇降移動操作される一対の被操作フレーム26が左右方向に沿うように前後方向に間隔を隔てて設けられており、被操作フレーム26の夫々は、昇降フレーム24夫々の下部に連結されて一対の昇降フレーム24に亘って架設されている。そして、被操作フレーム26夫々の外面側には下端部が内方側に屈曲形成されて左右中央部に被案内手段23を位置固定状態に備えたL字板27が連結されている。
具体的に説明すると、揺動アーム20の先端部に備えられた操作ローラ20aが、被操作フレーム26の下端部とL字板27に下端部との間に左右方向に移動自在に係合されており、揺動アーム20が上方に揺動すると、操作ローラ20aは円弧を描くように上方に移動し、この操作ローラ20aの移動により被操作フレーム26の下端部が押し上げられて昇降台8が上昇移動操作され、揺動アーム20が上方に向けて垂直姿勢となる上向き姿勢になると昇降台8が最も上昇した上昇状態となるように構成されている。また、揺動アーム20が下方に揺動すると、操作ローラ20aは円弧を描くように下方に移動し、この操作ローラ20aの移動に追従するように昇降台8が自重により下降移動操作され、揺動アーム20が下方に向けて垂直姿勢となる下向き姿勢となると昇降台8が最も下降した下降状態となるように構成されている。
そして、操作ローラ20aが昇降台8に対して左右方向に相対移動可能に係合されているので、操作ローラ20aが円弧を描くように左右方向に移動しても、昇降台8は、ガイドレール22に水平方向への移動が規制されて操作ローラ20aの左右方向への移動に追従せず、左右方向には移動しないように構成されている。
つまり、基台13には、上方に向いて突出するように突起部29が設けられ、昇降台8には、下方に向いて突出するように突起部29が設けられており、コイルスプリング28は、下部を基台13の突起部29に嵌合し上部を昇降台8の突起部29に嵌合するようにして前記昇降台8と基台13との間に圧縮状態で設けられており、昇降台8に対して常に上方側に付勢するように構成されている。
そして、基台13と昇降台8との夫々に突起部29が4つ設けられるように、基台13の前後両側夫々に前後一対の突起部29が設けられ、昇降台8における昇降フレーム24の夫々に前後一対の突起部29が設けられており、リフト装置7には4つのコイルスプリング28が着脱可能に設けられている。
従って、例えば、揺動アーム20が水平姿勢となった状態において、定格荷重が1000kgの場合では、コイルスプリング28にて昇降台8を上昇側に400kgで付勢し、定格荷重が1350kgの場合では、コイルスプリング28にて昇降台8を上昇側に700kgで付勢するように、コイルスプリング28を着脱することによって定格荷重の変更に対応することができ、変更される定格荷重に応じて複数の駆動モータ11を用意する必要がないように構成されている。
(1) 上記実施の形態では、ウォーム減速機12の出力により揺動アーム20を上下揺動操作させて昇降台8を昇降移動させるように構成したが、別の手段で昇降台8を昇降移動させてもよく、例えば、ウォーム減速機12の出力によりリンク機構を姿勢変更させて昇降台8を昇降移動させるように構成してもよく、また、ウォーム減速機12の出力によりピニオンギヤを回転させて昇降台8に設けたラックを昇降操作して昇降台8を昇降移動させるように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、揺動アーム20を、昇降台8に対して水平方向に相対移動可能に昇降台8に連係させたが、揺動アーム20を、昇降台8に対して連係した連係部が水平方向に一体に移動するように枢支して、揺動アーム20の揺動に伴って昇降台8が円弧を描くように昇降移動するように構成してもよい。
8 昇降台
11 駆動モータ
12 ウォーム減速機
13 基台(固定部)
20 揺動アーム
22 ガイド部材
28 弾性体
Claims (5)
- 駆動モータにて駆動される減速機の出力により昇降台が昇降移動されるように構成されているリフト装置であって、
前記減速機が、ウォーム減速機にて構成され、
前記昇降台を上昇側に付勢する弾性体が設けられているリフト装置。 - 前記昇降台を水平方向への移動を規制した状態で昇降自在に案内するガイド部材が設けられ、
固定部に上下揺動するように枢支連結され且つ前記減速機の出力により上下揺動操作される揺動アームが、上向き姿勢になると前記昇降台を上昇状態とし、下向き姿勢になると前記昇降台を下降状態とするように、前記昇降台に対して水平方向に相対移動可能に前記昇降台に連係されている請求項1記載のリフト装置。 - 前記揺動アームが、前記昇降台の4隅の夫々を昇降移動させるように、前記昇降台の4隅に対応させて4つ設けられている請求項2記載のリフト装置。
- 前記弾性体が、前記昇降台と前記駆動モータ及び前記減速機を支持する基台との間に圧縮状態に設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載のリフト装置。
- 前記弾性体が、着脱可能に複数個設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載のリフト装置。
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- 2005-03-25 JP JP2005089840A patent/JP2006264966A/ja active Pending
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