JPH01318000A - Ｍｒイメージング装置の被検体用テーブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はＭＲイメージング装置の被検体用テーブルに係
り、特にテーブルの昇降動作に好適なＭＲイメージング
装置の被検体用テーブルに関する。

〔従来の技術〕

ＭＲイメージング装置（以下ＭＲＩと称す）は、生体組
織中の水素原子核（プロトン）に注目し生体を静磁場中
に置き、これに外部からパルス状の電磁波を照射し、生
体中のプロトンを励起する。

励起したプロトンはパルスを切ると元のエネルギ状態に
もどり、このとき吸収したエネルギを外部へ放出する。

この放出された電磁波がＮＭＲ信号である。そこで、こ
のＮＭＲ信号を受信するコイルを被検体の周囲に置き受
信する。受信された信号は増幅され画像化される。

ところで、ＭＲＩ装置は第１図に示すように、被検体（
人体）を磁石部の収容空間に運び、その後、核磁気共鳴
現象を利用して頭部、腹部、胸部等の診断を行う。被検
体を磁石内に送り込むには患者テーブルを用いて行うが
、通常患者テーブルは磁石の大きさから患者テーブルを
昇降させ、更に水平移動させることにより被検体を磁場
の中心に移送する。ここで、従来の患者テーブルの昇降
には油圧ポンプを利用したもの、モータを利用した電動
によるもの等が用いられるが、何れも昇降時の速度につ
いては単純な定速動作はしていない。

すなわち、定速動作であると患者テーブルに乗った被検
者は始動、停止時に不快感を感じるため、通常、上昇と
下降の始動時と停止時は低速になるよう電気的に速度制
御するようになっている。そのため、従来、患者テーブ
ルの上昇下降については速度制御を付加する形となり高
価なものとなっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は昇降機構に速度制御部を付加しなければ
ならず、コスト面から、あるいは制御の複雑さ１部品点
数の増加による信頼性確保の面から改善しなければなら
ない部分であった。

本発明の目的は、この速度制御のローコスト化と部品点
数の削減、信頼性向上を図ることにある。

（ｉｔｌ１題を解決するための手段〕 上記課題は、被検体を載せる天板と、該天板を支持する
テーブルと、該テーブルの下方に水平に配置された基礎
部材と、該基礎部材と前記テーブルとの間に配置され前
記テーブルの上昇または下降動作を水平状態に保持する
パンタグラフと、前記基礎部材上に配置し水平な回転軸
を有する駆動装置と、該回転軸に１端を固定して取付は
他端に接合用開孔を有する回転アームと、１端を該回転
アームの開孔と回転自在にビン接合し他端を前記テーブ
ルと回転自在にビン接合する連結部材とを備えたＭＲイ
メージング装置の被検体用テーブルによって解決される
。

また、前記回転アームが円板で構成された請求項１記載
のテーブルでもよく、また、前記パンタグラフが互いに
交叉し、この交叉点でビン接合された１対のアーム材よ
り成り、該アーム材のそれぞれの１端を前記テーブルま
たは前記基礎部材と回転自在に接合し、他端を前記１端
が接合した部材と対向する部材に回転自在で、かつ水平
移動自在に接合した請求項１または２記載のテーブルと
してもよく、さらに、前記パンタグラフの１対のアーム
材のひとつの端部を前記テーブルまたは前記基礎部材と
回転自在に接合し、他の端部を前記テーブルまたは前記
基礎部材と回転自在でがっ水平移動自在に接合した請求
項１または２記載のテーブルであってもよい。

〔作用〕

上記構成により、ＭＲイメージング装置の被検体用テー
ブルの上昇または下降動作において、上方のテーブルと
下方の基礎部材間に設けられたパンタグラフにより、常
にテーブルを水平状態に保持しながら上下移動ができ、
しかも上昇または下降時の動作開始直後および停止直前
における速度状態は、前記基礎部材上に配置した駆動装
置に取付けた回転アームと、１端をこの回転アームにビ
ン接合し他端を前記テーブルにビン接合した連結部材に
よる機構によって、テーブル位置が下方の最低位置また
は上方の最高位置に近づくにつれて速度が減少しながら
所定位置に停止する。また反対に動作が開始されるとき
には、速度が徐々に増加しながら上方または下方へ移動
していく。

ここで、前記した回転アームが円板で構成されていでも
上記した移動状態は同様である。また、前記パンタグラ
フが１対のピン接合されたアーム材より成り、それぞれ
のアーム材の１端を前記テーブルまたは前記基礎部材に
回転自在に接合し、それぞれの他端をテーブルまたは基
礎部材に回転自在かつ水平移動自在に接合した状態でも
前記テーブルを水平状態に保持しながら上下移動ができ
る。また、前記パンタグラフの１対のアーム材の接合点
の何れか１点のみを回転自在とし、他を回転自在かつ水
平移動自在としても前記テーブルの作動状態は何ら変ら
ない。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図〜第３図により説明す
る。

第１図はＭＲイメージング装置の被検体用テーブルの斜
視図である。駆動モータ３の回転出力はウオーム減速機
４に伝えられ、ウオーム減速機４の出力軸はアームＡ５
に連結し、アームＡ５は更にアームＢ６に連結される。

アームＡ５およびアームＢ６は、減速機４の両端におの
おの１対ずつ配置され、アームＢ６により天板８を支持
するテーブル１を図示した矢印の方向へ上昇または下降
させる。パンタグラフ７はテーブル１を安定に上昇また
は下降させ、水平移動機構９は、被検者１０を載せる天
板８を磁石部２へ送るためのものである。ジャバラ１１
は防塵と安全上取付けられる。

次に、第２図および第３図によって動作の詳細を説明す
る。

第２図はテーブル１が最下点にある状態を示す側面図で
ある。駆動モータ３はウオーム減速機４に連結し、ウオ
ーム減速機４の出力軸のアームＡ５が取付けられる。ア
ームＢ６はテーブル１とアームＡ５との間に取付けられ
る。アームＡ５とアームＢ６はウオーム減速機４の両側
にあってそれぞれ１対を成している。またパンタグラフ
７はテーブル１が上昇または下降するときテーブル１の
水平状態を保持するものであり、天板８は被検者を載せ
磁石部内へ送るためのものである。

第３図はテーブル１が最上点にある状態を示す側面図で
ある。図に示す矢印のごとくウオーム減速機４の回転に
よりアームＡ５が回転運動を行う。

アームＢ６はパンタグラフ７とともに上昇しテーブル１
を押し上げる。このときのテーブル１の上昇速度は下支
点から徐々に速度を増しアームＡ５が水平位置で最も速
く、上支点に近づくに従って徐々に速度が減少し上支点
で停止する。もちろん上支点と下支点の位置検知は行う
、降下についても上昇の逆であり同様の動作を行う。こ
のように従来の電子回路による速度制御と同等の効果を
得ることができ、被検者に対して上昇または降下時の不
快感をかなり柔らげてくれる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、被検者を載せる天板を支持するテーブ
ルの上昇および下降を駆動装置の水平な回転軸に取付け
た回転アームと、この回転アームにピン結合し他端を前
記テーブルにピン結合した連結部材を用い、前記回転軸
が半周回転で前記テーブルが下から上、または上から下
へ移動するようにしているので、前記テーブルの速度は
最上位置または最下位置で最も遅く、中間位置で最も早
くなる。すなわち、テーブルの動き始めと終了間際に速
度が徐々に増加あるいは減少するので被検者に与える駆
動時の不快感を柔らげることができる。さらに、前記テ
ーブルと下方に配置された基礎部材間にパンタグラフを
設けたので、テーブルの移動時でも常にテーブル姿勢を
水平状態に保持することができる。

上記したようにテーブルの上昇および下降の速度調節を
簡単な機構系で達成したので使用部品が少なくてすみ、
安価でしかも信頼性の高いＭＲイメージング装置のテー
ブルとすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例のＭＲイメージング装置
の被検体用テーブルの斜視図、第２図はテーブルが最下
点にある状態を示す側面図、第３図はテーブルが最上点
にある状態を示す側面図である。 １・・・テーブル、４・・・ウオーム減速機、５・・・
アームＡ、６・・・アームＢ、７・・・パンタグラフ、
８・・・天板、１０・・・被検者。 第　７　口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被検体を載せる天板と、該天板を支持するテーブル
   と、該テーブルの下方に水平に配置された基礎部材と、
   該基礎部材と前記テーブルとの間に配置され前記テーブ
   ルの上昇または下降動作を水平状態に保持するパンタグ
   ラフと、前記基礎部材上に配置し水平な回転軸を有する
   駆動装置と、該回転軸に１端を固定して取付け他端に接
   合用開孔を有する回転アームと、１端を該回転アームの
   開孔と回転自在にピン接合し他端を前記テーブルと回転
   自在にピン接合する連結部材とを備えたことを特徴とす
   るＭＲイメージング装置の被検体用テーブル。 ２、前記回転アームが、円板で構成されたことを特徴と
   する請求項１記載のＭＲイメージング装置の被検体用テ
   ーブル。 ３、前記パンタグラフが、互いに交叉し、この交叉した
   点でピン接合された１対のアーム材より成り、該アーム
   材のそれぞれの１端を前記テーブルまたは前記基礎部材
   と回転自在に接合し、他端を前記１端が接合した部材と
   対向する部材に回転自在で、かつ水平移動自在に接合し
   たことを特徴とする請求項１または２記載のＭＲイメー
   ジング装置の被検体用テーブル。 ４、前記パンタグラフが互いに交叉し、この交叉した点
   でピン接合された１対のアーム材より成り、該アーム材
   のひとつの端部を前記テーブルまたは前記基礎部材と回
   転自在に接合し、他の端部を前記テーブルまたは前記基
   礎部と回転自在でかつ水平移動自在に接合したことを特
   徴とする請求項１または２記載のＭＲイメージング装置
   の被検体用テーブル。