JP4120626B2 - 搬送装置 - Google Patents

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本発明は、搬送用走行体に設けられた被搬送物支持台を搬送経路側に設けられたカムレールによって上昇位置に切り換えるように構成された搬送装置に関するものである。
この種の搬送装置は、特許文献1に記載のように、搬送用走行体に起伏自在なクロスリンク機構を介して被搬送物支持台が昇降自在に支持され、搬送経路中の特定区間には、前記クロスリンク機構に設けられた被操作部に作用して当該クロスリンク機構を起立させることにより前記被搬送物支持台を上昇位置に切り換えるカムレールが配設されたものである。
特開平7−172538号公報
而して、従来のこの種の搬送装置の構成によれば、例えば特許文献1に記載されるように、クロスリンク機構に設けられた被操作部がクロスリンクを突き上げる昇降部材で構成されている場合、当該昇降部材の材質劣化や重量オーバーの被搬送物が搭載されるなどで当該昇降部材が折損するような事故が生じたとき、当該昇降部材とカムレールとで上昇位置に保持されていた被搬送物支持台が重力で下降限位置まで衝撃的に落下することになり、人身事故などの重大な事故につながる恐れがあった。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る搬送装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、搬送用走行体1に起伏自在なクロスリンク機構12を介して被搬送物支持台3が昇降自在に支持され、搬送経路中の特定区間には、前記クロスリンク機構12に設けられた被操作部14に作用して当該クロスリンク機構12を起立させることにより前記被搬送物支持台3を上昇位置に切り換えるカムレール40が配設された搬送装置において、前記クロスリンク機構12のクロスリンク13a,13bは搬送用走行体1の走行方向に対し直角横向きに配置され、前記被操作部14は、前記クロスリンク13a,13bに設けられた突き上げ操作部30を突き上げる昇降部材31と当該昇降部材31の下端に設けられたカム従動ローラー31bとから構成され、前記クロスリンク13a,13bには、その起伏運動に伴って搬送用走行体1の走行方向に対し直角横向きのほぼ水平方向に往復移動する被係止部32が設けられると共に、前記搬送用走行体1には、当該搬送用走行体1の走行方向に対し直角横向きの水平方向に往復移動可能で且つ少なくともクロスリンク倒伏運動時に前記被係止部32に係合する係合部33を備えた横動体34が設けられ、前記特定区間には、前記横動体34の係合部33が前記被係止部32に係合して、起立状態の前記クロスリンク13a,13bの倒伏運動を阻止する位置に前記横動体34を横動させておく被搬送物支持台ロック用レール35が設けられた構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、前記クロスリンク機構12が、並設されて互いに連動する2つのクロスリンク13a,13bを備えている場合、前記被係止部33は、前記2つのクロスリンク13a,13b間に架設された搬送用走行体1側のスライド支点軸25で構成することができる。
また、請求項3に記載のように、前記横動体34は、搬送用走行体1に設けられたスライドガイド36に横動可能に支持し、この横動体34の下端に、前記被搬送物支持台ロック用レール35に作用する垂直軸ローラー37を軸支すると共に、当該横動体34の上端に、前記クロスリンク13a,13b側の被係止部32をその移動方向の前後から挟む上向きコ字形の係合部33を設けることができる。
上記構成の本発明に係る搬送装置によれば、仮にクロスリンク機構側の被操作部である昇降部材が折損するような事態が生じても、クロスリンクに設けられた被係止部に係合する横動体と搬送経路側の被搬送物支持台ロック用レールとが当該クロスリンクの倒伏運動、即ち、被搬送物支持台の降下運動を阻止することになり、当該被搬送物支持台が衝撃的に落下することに起因する重大な事故を回避でき、安全性を高めることができる。しかも、特定区間の始端部でクロスリンクを起立状態にロック(被搬送物支持台を上昇位置でロック)したり、特定区間の終端部でそのロック状態を解除するための特別な操作や電源を必要とするアクチェーターは不要であり、作業性を低下させるような不都合や大幅なコストアップを伴うことなく容易に実施できる。
尚、前記被係止部は、クロスリンクの搬送用走行体側のスライド支点軸に近い位置でクロスリンクに設けることもできるが、この場合、前記被係止部は、クロスリンクの起伏運動に伴って若干上下にも移動することになる。従って、前記被係止部は、クロスリンクの搬送用走行体側のスライド支点軸と同心状に設けることが望ましいが、特に、並設されて互いに連動する2つのクロスリンクを備えたクロスリンク機構である場合、請求項2に記載の構成によれば、その2つのクロスリンク間に架設された搬送用走行体側のスライド支点軸で前記被係止部を兼用させることができ、構造を簡素化して安価に実施できる。また、当該スライド支点軸は上下動を伴わないので、横動体の係合部との係合も確実に行わせることができる。
また、請求項3に記載の構成によれば、横動体がクロスリンクの起伏運動に伴って水平に往復運動することになるので、横動体を駆動する搬送経路側の被搬送物支持台ロック用レールは、前記横動体の下端の垂直軸ローラーを介して当該横動体がクロスリンク倒伏方向に移動するのを規制するものであれば良く、被搬送物支持台ロック用レールで前記横動体をクロスリンク起立方向に追従移動させる必要がなくなるので、被搬送物支持台ロック用レールの構成が簡単になり、安価に実施できる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1〜図3において、1は走行方向に長い平面長方形の搬送用走行体であって、左右一対前後二組の車輪ユニット2a〜2dと、昇降自在な被搬送物支持台3とを備えている。各車輪ユニット2a〜2dは、搬送経路に沿って敷設された左右一対のガイドレール4a,4bの上を転動する車輪5を有すると共に、左右の片側(図示例では左側)の前後2つの車輪ユニット2a,2cには、ガイドレール4aを左右両側から挟む振れ止め用垂直軸ローラー6が設けられている。この搬送用走行体1は、搬送経路中の適当箇所に併設された摩擦駆動手段7によって推進される。この摩擦駆動手段7は従来周知のもので、搬送用走行体1にその全長にわたって連続するように形成された左右一対の互いに平行な垂直摩擦面8a,8bの内、一方の摩擦面8aに当接する駆動摩擦輪9と当該駆動摩擦輪9を回転駆動するモーター10、及び駆動摩擦輪9との間で搬送用走行体1を挟むように他方の摩擦面8bに当接するバックアップローラー11から構成されている。
尚、搬送用走行体1を推進させる手段として摩擦駆動手段7を例示したが、車輪5の少なくとも一つをモーター駆動する方式や、搬送用走行体1の搬送経路に沿って移動するように張設された駆動チエンと搬送用走行体1とを係合させて当該駆動チエンで搬送用走行体1を推進させる方式など、他の如何なる方式の推進手段であっても良い。また、摩擦駆動手段7を利用する場合に搬送用走行体1側に必要な垂直摩擦面8a,8bは、図示のように搬送用走行体1の左右両側面をそのまま転用しても良いし、他の部材を取り付けて構成しても良い。更に、搬送用走行体1として個々に独立した台車を利用しているが、スラットコンベヤのように搬送経路方向に連続する搬送用走行体1上に、適当間隔おきに被搬送物支持台3が配設された搬送装置であっても良い。
被搬送物支持台3は、この被搬送物支持台3の下側で搬送用走行体1との間に介装されたクロスリンク機構12により垂直に昇降移動可能に支持されている。このクロスリンク機構12は、搬送用走行体1の走行方向に対し左右横向きに配置された2つのクロスリンク13a,13bを搬送用走行体1の走行方向の前後に適当間隔を隔てて並列配置したものであって、被操作部14を備えている。搬送用走行体1の搬送経路中の特定区間、即ち、被搬送物支持台3を上昇位置に上げておく特定区間には、前記クロスリンク機構12の被操作部14に作用してクロスリンク13a,13bを起立させ、以て被搬送物支持台3を上昇位置に上げるカムレール40が敷設されている。
クロスリンク機構12が備える前後一対のクロスリンク13a,13bは、中央交叉部が共通中央支点軸16の両端部で枢着された2本のリンク15a,15bから成り、各2本のリンク15a,15bの内、内側になる両リンク15aの一端部は、搬送用走行体1側の支持フレーム17上に設けられた一対の軸受け部材18に互いに同心状の位置固定支点軸19により上下揺動自在に枢着され、当該両リンク15aの他端部は、共通スライド支点軸20によって連結されると共に、当該共通スライド支点軸20の両端に支承されたローラー21が、被搬送物支持台3の下側に設けられた前後一対の左右方向スライドガイド22に左右水平方向に転動可能に嵌合されている。各2本のリンク15a,15bの内、外側になる両リンク15bの一端部は、前記軸受け部材18の真上位置で被搬送物支持台3の下側に設けられた一対の軸受け部材23に互いに同心状の位置固定支点軸24により上下揺動自在に枢着され、当該両リンク15bの他端部は、共通スライド支点軸25によって連結されると共に、当該共通スライド支点軸25の両端に支承されたローラー26が、前記左右方向スライドガイド22の真下位置で搬送用走行体1側の支持フレーム17上に設けられた前後一対の左右方向スライドガイド27に左右水平方向に転動可能に嵌合されている。
クロスリンク機構12の被操作部14は、前後一対のクロスリンク13a,13bを構成する各2本のリンク15a,15bの内、内側になる両リンク15aの共通中央支点軸16と位置固定支点軸19との中間位置で当該両リンク15a間に前後方向水平に架設された軸状部材28とこの軸状部材28の中央位置に支承されたローラー29とによって構成された突き上げ操作部30と、この突き上げ操作部30を突き上げる昇降部材31とで構成されている。昇降部材31は、搬送用走行体1に設けられた昇降ガイド31cに垂直に昇降可能に支持されたもので、上端には前記突き上げ操作部30(ローラー29)を突き上げる突き上げ台31aを備えると共に、搬送用走行体1の底面よりも下方に突出する下端に左右水平支軸で軸支されたカム従動ローラー31bを備えている。
また、クロスリンク機構12には、そのクロスリンク13a,13bの起伏運動に伴って搬送用走行体1の走行方向に対し直角横向きのほぼ水平方向に往復移動する被係止部32が設けられると共に、前記搬送用走行体1には、当該搬送用走行体1の走行方向に対し直角横向きの水平方向に往復移動可能で且つ少なくともクロスリンク13a,13bの倒伏運動時に前記被係止部32に係合する係合部33を備えた横動体34が設けられ、前記特定区間には、図2及び図4に示すように、前記横動体34の係合部33が前記被係止部32に係合して、起立状態の前記クロスリンク13a,13bの倒伏運動を阻止する位置に前記横動体34を横動させておく被搬送物支持台ロック用レール35が設けられている。
具体的に説明すると、前記被係止部32は、前後一対のクロスリンク13a,13bにおける搬送用走行体1側の共通スライド支点軸25によって構成され、前記横動体34は、搬送用走行体1に設けられたスライドガイド36に横動可能に支持されたスライドブロック34aを備えたもので、前記共通スライド支点軸25の左右方向スライド領域の全域にわたって横動可能に支持され、その下端には、前記被搬送物支持台ロック用レール35に作用する垂直軸ローラー37が軸支されると共に、上端の係合部33は、前記被係止部32である共通スライド支点軸25をその移動方向の前後から挟む上向きコ字形に構成されている。尚、横動体34は、その上端の係合部33が共通スライド支点軸25(被係止部32)の長さ方向の中央位置に嵌合するように配設されている。
被搬送物支持台3は、通常は重力により図2に示す下降限位置まで降下して安定している。このときの被搬送物支持台3の下降限位置は、搬送用走行体1側に立設した高さ調整可能な複数本の支持具39によって決められる。このように被搬送物支持台3が下降限位置にあるときは、クロスリンク機構12の前後一対のクロスリンク13a,13bは、図1に示すように倒伏状態にあり、被操作部14の昇降部材31は下降限位置にあって、搬送用走行体1の底面から下方に最大量突出している。このときクロスリンク13a,13b側の突き上げ操作部30のローラー29は、昇降部材31の上端の突き上げ台31a上に当接しているかまたは、接近した状態にある。
而して、走行する搬送用走行体1が被搬送物支持台3を上昇位置に上げておく特定区間に進入すると、図2及び図5に示すカムレール40に昇降部材31の下端のカム従動ローラー31bが乗り上げて行き、カムレール40が昇降部材31が押し上げられる。この昇降部材31の上昇に伴って、その上端の突き上げ台31aがクロスリンク13a,13b側の突き上げ操作部30であるローラー29を介してクロスリンク13a,13bの内側のリンク15aを突き上げることになる。従って、前後一対のクロスリンク13a,13bが連動して起立運動することになり、当該前後一対のクロスリンク13a,13bで支持されている被搬送物支持台3が水平姿勢を保ったまま上昇移動することになる。このとき、クロスリンク13a,13b側の突き上げ操作部30であるローラー29は固定支点軸19を中心に円弧運動することになり、昇降部材31側の突き上げ台31a上を転動移動することになる。
上記作用により、搬送用走行体1がカムレール40を備えた特定区間を走行するとき、自動的に被搬送物支持台3が図2に示す上昇位置に切り換えられる。一方、前後一対のクロスリンク13a,13bが起立運動するとき、上下各共通スライド支点軸20,25がローラー21,26及びスライドガイド22,27を介して水平方向にスライドすることになる。従って、搬送用走行体1側の共通スライド支点軸25に嵌合している係合部33を介して横動体34も当該共通スライド支点軸25と一体にスライドガイド36に案内されながらスライドすることになり、当該横動体34が、図1に示す被搬送物支持台3が下降限位置にあるときのホームポジションP1から、図2に示す被搬送物支持台3が上昇位置にあるときのスライド位置P2に横動することになる。
前記特定区間に敷設された被搬送物支持台ロック用レール35は、上記のように被搬送物支持台3がカムレール40によって上昇位置に切り換えられた状態にあるとき、即ち、図5に示すカムレール40の始端部及び終端部の勾配部を除く水平領域40L上に昇降部材31のカム従動ローラー31bがあるとき、ホームポジションP1からスライド位置P2に横動した横動体34が元のホームポジションP1側に復帰移動するのを、当該横動体34の下端の垂直軸ローラー37を介して阻止することができるように敷設されている。従って、被搬送物支持台3がカムレール40によって上昇位置に切り換えられた状態で搬送用走行体1が走行する間は、クロスリンク13a,13bは、その搬送用走行体1側の共通スライド支点軸25(被係止部32)、横動体34、及び被搬送物支持台ロック用レール35によって起立姿勢にロックされ、仮にクロスリンク13a,13bを突き上げている昇降部材31や軸状部材28などが折損しても、クロスリンク13a,13bの倒伏運動、即ち、被搬送物支持台3の降下運動が、共通スライド支点軸25、横動体34、及び被搬送物支持台ロック用レール35によって阻止される。
被搬送物支持台3を上昇位置に上げておく特定区間の終端部では、図5に示すように、カムレール40の終端勾配部の領域に昇降部材31のカム従動ローラー31bが進入するので、上昇位置に切り換えられていた被搬送物支持台3が搬送用走行体1の走行に伴って重力で降下することになり、搬送用走行体1が特定区間から進出したときには、被搬送物支持台3は、図1に示す下降限位置に降下復帰することになる。而して、前記のように被搬送物支持台ロック用レール35は、図5に示すカムレール40の始端部及び終端部の勾配部を除く水平領域40L上に昇降部材31のカム従動ローラー31bがあるときのみ、横動体34がスライド位置P2からホームポジションP1側に復帰移動するのを阻止することができるように敷設されているので、被搬送物支持台3がカムレール40の終端部で降下せしめられるときのクロスリンク13a,13bの倒伏運動による共通スライド支点軸25のスライドに連動して、横動体34もスライド位置P2からホームポジションP1へ横動復帰することができる。即ち、前記特定区間の終端部では、自動的に被搬送物支持台3の上昇位置でのロックが解除され、被搬送物支持台3の降下は支障なく行われる。
以上の説明から明らかなように、被搬送物支持台ロック用レール35は、図5に示すカムレール40の始端部及び終端部の勾配部を除く水平領域40Lにのみ対応させて、搬送用走行体1の走行方向と平行に直線状に敷設すれば所期の目的を達成できるが、図4及び図5に示すように、当該被搬送物支持台ロック用レール35の始端部及び終端部に、クロスリンク13a,13bの起伏運動中の横動体34(垂直軸ローラー37)の横動軌跡に沿って傾斜する、搬送用走行体1の走行方向に対し水平方向に傾斜する傾斜部分35a,35bを連設しておくこともできる。
この被搬送物支持台ロック用レール35の両端傾斜部分35a,35bは、カムレール40と昇降部材31とによってクロスリンク13a,13bを突き上げる動作に先立って、横動体34(垂直軸ローラー37)を強制的に横動させてクロスリンク13a,13bを起立させるものではなく、クロスリンク13a,13bの起立運動に伴って横動する横動体34(垂直軸ローラー37)に追従するものであり、図示のように前記横動体34(垂直軸ローラー37)の横動軌跡の全領域をカバーする長さを有するものであっても良いし、被搬送物支持台ロック用レール35の両端から僅かの長さだけ連設されていても良い。特に図示のように前記横動体34(垂直軸ローラー37)の横動軌跡の全領域をカバーする長さの傾斜部分35a,35bを被搬送物支持台ロック用レール35の両端に連設させるときは、クロスリンク13a,13bの起伏運動中にクロスリンク13a,13bを突き上げている昇降部材31や軸状部材28などが折損しても、クロスリンク13a,13bの倒伏運動を、前記傾斜部分35a,35bと横動体34とで最後まで支障なく行わせることができる。
尚、上記実施形態では、横動体34の上端係合部33にクロスリンク13a,13b側の被係止部32である共通スライド支点軸25が嵌合して、このクロスリンク13a,13bの起伏運動に連動して横動体34が横動するように構成したが、当該横動体34の上端係合部33は、クロスリンク13a,13bの起立状態からの倒伏運動時における共通スライド支点軸25のスライドのみを受け止めて阻止する、共通スライド支点軸25の片側にのみ当接し得るものであっても良い。但し、このような構成を採用する場合は、少なくとも始端部に傾斜部分35aが連設された被搬送物支持台ロック用レール35を使用し、当該傾斜部分35aによって横動体34を、クロスリンク13a,13bの起立運動に伴う共通スライド支点軸25のスライドに追従させて横動させる必要がある。後端側の傾斜部分35bは特に設けなくとも、横動体34は、クロスリンク13a,13bの倒伏運動に伴ってスライドする共通スライド支点軸25によってホームポジションP1側へ強制的に復帰せしめられる。また、被搬送物支持台ロック用レール35は、図2に仮想線で示すように、横動体34の下端垂直軸ローラー37が遊嵌する溝形断面のものであっても良い。
また、横動体34の上端係合部33が係合するクロスリンク13a,13b側の被係止部32として、クロスリンク13a,13bにおける搬送用走行体1側の共通スライド支点軸25を利用したが、このような共通スライド支点軸25が存在しないときは、スライド支点軸25の近くでリンク15bに、横動体34の上端係合部33が係合する被係止部32を形成する部材を付設しても良い。
更に、本発明では、クロスリンク機構12の構成や昇降部材34を用いた被操作部14の構成は、上記実施形態のものに限定されない。例えば、クロスリンク機構12は、クロスリンク13a,13bの全てのリンク端部の支点がスライド支点であっても良い。この場合は、共通中央支点軸16が搬送用走行体1に対し昇降のみ可能に支持された昇降部材に支持されることになり、当該昇降部材を被操作部14の昇降部材として使用することができる。また、クロスリンク機構12のクロスリンク13a,13bが上記実施形態のように構成されている場合、被操作部14の突き上げ操作部30のローラー29を共通中央支点軸16に支承して、昇降部材34により前記共通中央支点軸16を突き上げるように構成することもできる。
被搬送物支持台が下降限位置にある状態での搬送装置の要部を示す縦断背面図である。 被搬送物支持台が上昇位置にある状態での搬送装置の要部を示す縦断背面図である。 被搬送物支持台が下降限位置にある状態での搬送装置の要部を示す平面図である。 被搬送物支持台が上昇位置にある状態での搬送装置の要部を示す平面図である。 被搬送物支持台が上昇位置にある状態での搬送装置の要部を示す側面図である。
符号の説明
1 搬送用走行体
3 被搬送物支持台
12 クロスリンク機構
13a,13b 前後一対のクロスリンク
14 被操作部
15a,15b リンク
16 共通中央支点軸
19,24 位置固定支点軸
20,25 共通スライド支点軸
21,26 ローラー
22,27 前後方向スライドガイド
28 軸状部材
29 ローラー
30 突き上げ操作部
31 昇降部材
31a 突き上げ台
31b カム従動ローラー
32 被係止部(共通スライド支点軸25)
33 係合部
34 横動体
35 被搬送物支持台ロック用レール
37 垂直軸ローラー
40 カムレール

Claims (3)

  1. 搬送用走行体に起伏自在なクロスリンク機構を介して被搬送物支持台が昇降自在に支持され、搬送経路中の特定区間には、前記クロスリンク機構に設けられた被操作部に作用して当該クロスリンク機構を起立させることにより前記被搬送物支持台を上昇定位置に切り換えるカムレールが配設された搬送装置において、前記クロスリンク機構のクロスリンクは搬送用走行体の走行方向に対し直角横向きに配置され、前記被操作部は、前記クロスリンクに設けられた突き上げ操作部を突き上げる昇降部材と当該昇降部材の下端に設けられたカム従動ローラーとから構成され、前記クロスリンクには、その起伏運動に伴って搬送用走行体の走行方向に対し直角横向きのほぼ水平方向に往復移動する被係止部が設けられると共に、前記搬送用走行体には、当該搬送用走行体の走行方向に対し直角横向きの水平方向に往復移動可能で且つ少なくともクロスリンク倒伏運動時に前記被係止部に係合する係合部を備えた横動体が設けられ、前記特定区間には、前記横動体の係合部が前記被係止部に係合して、起立状態の前記クロスリンクの倒伏運動を阻止する位置に前記横動体を横動させておく被搬送物支持台ロック用レールが設けられている、搬送装置。
  2. 前記クロスリンク機構が、並設されて互いに連動する2つのクロスリンクを備え、前記被係止部が、前記2つのクロスリンク間に架設された搬送用走行体側のスライド支点軸で構成されている、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記横動体は、搬送用走行体に設けられたスライドガイドに横動可能に支持され、この横動体の下端に、前記被搬送物支持台ロック用レールに作用する垂直軸ローラーが軸支されると共に、当該横動体の上端には、前記クロスリンク側の被係止部をその移動方向の前後から挟む上向きコ字形の係合部が設けられている、請求項1または2に記載の搬送装置。
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