JP4450200B2 - 昇降機能付き搬送台車 - Google Patents

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本発明は、自動車等の生産ラインに用いられる昇降機能付き搬送台車に関するものである。
一定経路を走行可能な搬送台車上に被搬送物を搭載し、該搬送台車の走行中に該搬送台車の作業足場に乗った作業者が前記被搬送物に部品を組み付ける作業ラインにおいて、前記被搬送物の高さが固定である場合には、前記作業者は前記部品の組み付け位置によっては無理な姿勢を取る必要がある。このように前記作業者に無理な姿勢を強いることは、人間工学的にも好ましくないと共に作業性が低下する要因ともなっている。したがって、作業者が無理な姿勢を取ることを無くして作業性を向上するためには、前記作業者に対する前記被搬送物の高さを作業に応じて変えることができる、昇降機能付き搬送台車を用いる必要がある。
特に、自動車組立工場における車体やエンジン等の大重量かつ大型の被搬送物の組立においては、昇降機能付き搬送台車を用いて、被搬送物への部品の組み付け位置に応じて、該被搬送物を作業者に対して昇降させる必要性が高いものである。例えば、自動車のボディへ部品を組み付ける作業ラインにおいては、自動車の下回り部品の組み付け作業時には自動車のボディを上昇させ、上部部品等の組み付け作業時には自動車のボディを前記上昇位置から下降させる必要がある。また、このような大重量かつ大型の被搬送物の昇降には、大容量の駆動装置が必要となる。
従来の昇降機能付き搬送台車として、2本の同じ長さのリンクの上下端間の中点同士を枢結してなるX字状対称リンクの上端の一方を搬送方向軸(前記台車の走行方向の水平軸)まわりに回動可能に搬送台に連結し、該連結端の直下の前記X字状対称リンクの下端を搬送方向軸まわりに回動可能に基台に連結し、前記X字状対称リンクの上端の他方を前記搬送台と搬送幅方向(搬送方向と直交する水平方向)にスライド可能に連結し、該連結端の直下の前記X字状対称リンクの下端を前記基台と搬送幅方向にスライド可能に連結し、前記X字状対称リンク機構の下端に装着したガイドローラを床面に敷設されたガイドレールに係合させて、搬送台車の前進駆動により前記X字状対称リンク機構の下端のガイドローラ間の搬送幅方向の距離を変化させて前記搬送台を昇降させるもの(例えば、特許文献1参照。)、前記一定経路内の複数箇所に、昇降駆動装置(シリンダ装置)等により持上げ用レールを昇降させ、該持上げ用レールに当接するローラを下端に有する昇降ロッドを昇降させて、前記被搬送物を載置する搬送台を昇降させるリフト装置を備えたもの(例えば、特許文献2参照。)等がある。
実開昭62−147617号公報(第1−2図) 特許第2771007号公報(第1−3図)
特許文献1の昇降機能付き搬送台車の構成では、大重量の被搬送物を上昇させるためには、搬送台車を前進させる前進用駆動装置として大容量のものが必要となることから、設備コスト及びランニングコストが上昇する。また、多数の搬送台車の被搬送物を同時に昇降させる場合には、より大容量の前進用駆動装置が必要となることから、当該コストがさらに上昇する。さらに、前記X字状対称リンク機構を駆動して搬送台(被搬送物)を昇降させる駆動装置として、各搬送台車に個別にシリンダ等の昇降駆動装置を設ける構成を採用した場合においても、大容量の昇降駆動装置を全ての搬送台車に備える必要があることから、設備コスト及びランニングコストが上昇する。
特許文献2の昇降機能付き搬送台車の構成では、全ての搬送台車に搬送台(被搬送物)を昇降させる昇降駆動装置を設ける必要はないものの、前記一定経路内において前記被搬送物を昇降させる必要がある多くの箇所に昇降駆動装置(シリンダ装置)、上下方向の直動ガイド、昇降部材及び昇降枠及び持上げ用レール等を設ける必要があること、並びに、大重量の被搬送物を上昇させるためには該昇降駆動装置として大容量のものが必要となることから、設備コスト及びランニングコストが上昇する。
本発明は、前記のような問題点を解決するためになされたものであり、簡素な構成でありながら、昇降駆動装置の負荷を小さくすることができるため、設備コスト及びランニングコストを低減することができる昇降機能付き搬送台車を得ること目的とする。
本発明に係る昇降機能付き搬送台車は、前記課題解決のために、走行車輪が設けられた台車の基台の上側に位置する、被搬送物を載置する搬送台を、前記基台に対して昇降可能に支持する搬送台昇降支持手段と、前記基台の上側かつ前記搬送台の下側に位置する、前記被搬送物に対して作業を行う作業者が乗る作業足場を、前記基台に対して昇降可能に支持する作業足場昇降支持手段と、前記搬送台を前記該基台に対して昇降させる昇降駆動装置とを備え、前記作業足場に作用する重力による操作力が前記作業足場昇降支持手段及び搬送台昇降支持手段を介して前記搬送台に伝達され、前記搬送台を上昇させる方向に作用する力が生じて前記昇降駆動装置の負荷が小さくなるように、前記作業足場昇降支持手段と前記搬送台昇降支持手段とを連動させてなるものである。
ここで、前記搬送台昇降支持手段が、上下端部に上下の連結部が設けられた2本の長リンクを、搬送幅方向から見て該上下連結部間の中点を通る垂直軸に対して略対称となるように、該中点同士を枢結してなる略X字状対称リンクの一方の上連結部を搬送幅方向軸まわりに回動可能に前記搬送台に取り付け、該一方の上連結部の直下の下連結部を搬送幅方向軸まわりに回動可能に前記台車の基台に取り付け、該対称リンクの他方の上連結部を搬送方向にスライド可能に前記搬送台に取り付け、該他方の上連結部の直下の下連結部を、搬送方向にスライド可能に、前記基台に取り付けるか又は前記基台により支持してなるものであり、前記作業足場昇降支持手段が、一方の端部に作業足場連結部が設けられ、他方の端部と前記長リンクの下端部とが一体に形成又は連結固定されて一体化されると共に、該作業足場連結部を前記長リンクの上下の連結部を結ぶ線の延長線よりも上側に位置させ、搬送幅方向から見て前記垂直軸に対して略対称となる2本の短リンクの一方の作業足場連結部を搬送幅方向軸まわりに回動可能に前記作業足場に取り付け、該2本の短リンクの他方の作業足場連結部を搬送方向にスライド可能に前記作業足場に取り付けてなるものであると好ましい。
本発明に係る昇降機能付き搬送台車によれば、走行車輪が設けられた台車の基台の上側に位置する、被搬送物を載置する搬送台を、前記基台に対して昇降可能に支持する搬送台昇降支持手段と、前記基台の上側かつ前記搬送台の下側に位置する、前記被搬送物に対して作業を行う作業者が乗る作業足場を、前記基台に対して昇降可能に支持する作業足場昇降支持手段と、前記搬送台を前記該基台に対して昇降させる昇降駆動装置とを備え、前記作業足場に作用する重力による操作力が前記作業足場昇降支持手段及び搬送台昇降支持手段を介して前記搬送台に伝達され、前記搬送台を上昇させる方向に作用する力が生じて前記昇降駆動装置の負荷が小さくなるように、前記作業足場昇降支持手段と前記搬送台昇降支持手段とを連動させてなるので、昇降駆動装置の負荷を小さくすることができるため、設備コスト及びランニングコストを低減することができる。
また、前記搬送台昇降支持手段が、上下端部に上下の連結部が設けられた2本の長リンクを、搬送幅方向から見て該上下連結部間の中点を通る垂直軸に対して略対称となるように、該中点同士を枢結してなる略X字状対称リンクの一方の上連結部を搬送幅方向軸まわりに回動可能に前記搬送台に取り付け、該一方の上連結部の直下の下連結部を搬送幅方向軸まわりに回動可能に前記台車の基台に取り付け、該対称リンクの他方の上連結部を搬送方向にスライド可能に前記搬送台に取り付け、該他方の上連結部の直下の下連結部を、搬送方向にスライド可能に、前記基台に取り付けるか又は前記基台により支持してなるものであり、前記作業足場昇降支持手段が、一方の端部に作業足場連結部が設けられ、他方の端部と前記長リンクの下端部とが一体に形成又は連結固定されて一体化されると共に、該作業足場連結部を前記長リンクの上下の連結部を結ぶ線の延長線よりも上側に位置させ、搬送幅方向から見て前記垂直軸に対して略対称となる2本の短リンクの一方の作業足場連結部を搬送幅方向軸まわりに回動可能に前記作業足場に取り付け、該2本の短リンクの他方の作業足場連結部を搬送方向にスライド可能に前記作業足場に取り付けてなるものであると、構成がより簡素であるため、さらにコストを低減することができると共に、該作業足場昇降支持手段及び搬送台昇降支持手段の動作の信頼性を向上することができる。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。本発明の搬送台車は、フリクションコンベア又はチェーンコンベア等の一般的な走行駆動装置により搬送されるものであるため、以下の説明において走行駆動装置の説明は省略する。なお、本明細書においては、被搬送物の搬送方向(一定経路に沿う台車の走行方向)を前(図中矢印A方向参照。)、その反対側を後とし、前方に向かって左右を左右とする。また、搬送方向と直交する水平方向(左右方向)を搬送幅方向という。さらに、左方から見た図を正面図とする。
図1ないし図4は、本発明の実施の形態に係る昇降機能付き搬送台車の構成を示す説明図であり、図1は搬送台を上昇させた状態を示す正面図、図2は搬送台を下降させた状態を示す正面図、図3は後方から見た部分断面図、図4は平面図である。昇降機能付き搬送台車1は、図示しない走行駆動装置により駆動されて、基台2下面に取り付けられた車輪3,3・・・が走行レールR,R上を転動することにより走行する(走行方向は図中矢印A方向参照。)。搬送台4は、搬送台昇降支持手段を構成する左右の略X字状対称リンク5,5等により、基台2に対して平行に直動昇降可能に支持されている(図1及び図2参照。)。また、図示しない被搬送物は、搬送台4上に直接又は搬送台4上に設けた図示しない受け具に載置される。
昇降機能付き搬送台車1は、前記搬送台昇降支持手段と、搬送台4を基台2に対して昇降させる図示しない昇降駆動装置と、基台2の上側に設けられ、被搬送物に対して作業を行う作業者が乗るための作業足場12と、作業足場12を基台2に対して昇降可能に支持する作業足場昇降支持手段と備えている。そして、本発明は、作業足場12に作用する重力による操作力が前記作業足場昇降支持手段及び搬送台昇降支持手段を介して搬送台4に伝達され、搬送台4を上昇させる方向に作用する力が生じるように、前記作業足場昇降支持手段と前記搬送台昇降支持手段とを連動させることにより、前記昇降駆動装置の負荷を小さくすることができるものである。ここで、昇降駆動装置により搬送台4を昇降させる構成としては、搬送台車上に設けたシリンダ装置によるもの、床面上に設けたカムレールに昇降リンクの転動体を沿わせるもの等からなる一般的な構成を採用することができる。
前記搬送台昇降支持手段は、左右の略X字状対称リンク5,5等により構成される。ここで、略X字状対称リンク5は、その長手方向の上下端部に上下の連結部8a,8b及び9a,9bを設けた2本の長リンク6a,7aを、搬送幅方向から見て該上下連結部間の中点10,11を通る垂直軸B(図1及び図2参照。)に対して略対称となるように、該中点10,11同士を枢結してなるものであり、基台2上に左右に配設される。
そして、該X字状対称リンク5の上連結部8aは、搬送幅方向軸(走行方向Aと直交する水平軸)まわりに回動可能に搬送台4に取り付けられ、上連結部8aの直下の下連結部9bは搬送幅方向軸まわりに回動可能に基台2に取り付けられる。また、該X字状対称リンク5の上連結部9aは前後方向にスライド可能に搬送台4に取り付けられ、上連結部9aの直下の下連結部8bは、前後方向にスライド可能に、基台2に取り付けられるか又は基台2により支持される。
ここで、搬送台4の左右の支持枠4a,4bは、図3に示すように、後方から見て、互いに間隔をおいて開口同士を対向させてなる左右一対の断面略コ字状の案内レールとされる。したがって、該左右の案内レールにX字状対称リンク5,5の上連結部9a,9aに設けたローラー14a,14aを係合させることにより、前記のとおり上連結部9a,9aは前後方向にスライド可能に搬送台4に取り付けられる。
また、X字状対称リンク5,5の上連結部9a,9aの直下の下連結部8b,8bにはローラー14b,14bが設けられている。したがって、該ローラー14b,14bが基台2の上面2a上を転動することにより、前記のとおり下連結部8b,8bは前後方向にスライド可能に基台2により支持される。なお、基台2に案内レールを設けて該案内レールにローラー14b,14bを係合させることにより、前記のとおり下連結部8b,8bを前後方向にスライド可能に基台2に取り付けてもよい。
前記作業足場昇降支持手段は、前記のとおり前記搬送台昇降支持手段と連動するものであり、左右に配設される前後の短リンク7b,6b等により構成される。ここで、短リンク7b,6bの長手方向の端部の一方には作業足場連結部9c,8cが設けられており、短リンク7b,6bの長手方向の端部の他方と長リンク7a,6aの下端部(連結部9b,8b)とは一体形成されている。なお、該長リンクと該短リンクとは、必ずしも一体形成されていなくてもよく、該長リンクと該短リンクとを別部品として連結固定して一体化させてもよい。
そして、短リンク7b及び6bは、作業足場連結部9cが長リンク7aの上下の連結部9a,9bを結ぶ線の延長線C(図1及び図2参照。)よりも上側に位置し、かつ、作業足場連結部8cが長リンク6aの上下の連結部8a,8bを結ぶ線の延長線D(図1及び図2参照。)よりも上側に位置し、搬送幅方向から見て前記垂直軸B(図1及び図2参照。)に対して略対称となるように形成される。したがって、長リンク6aと短リンク6bとにより略へ字状リンク6が構成され、長リンク7aと短リンク7bとにより略へ字状リンク7が構成される。
また、作業足場連結部9cは搬送幅方向軸まわりに回動可能に作業足場12に取り付けられ、作業足場連結部8cは前後方向にスライド可能に作業足場12に取り付けられる。ここで、作業足場12の左右の支持枠13a,13bは、図3に示すように、後方から見て、互いに間隔をおいて開口同士を対向させてなる左右一対の断面略コ字状の案内レールとされる。したがって、該左右の案内レールに作業足場連結部8c,8cに設けたローラー14c,14cを係合させることにより、前記のとおり作業足場連結部8c,8cは前後方向にスライド可能に作業足場12に取り付けられる。なお、作業足場連結部9c,8cはブラケット等を介して作業足場12と連結してもよい。
図1のように搬送台4を上昇させた状態で、作業足場12の下面12bと基台2の上面2aとは当接する。また、前記ヘ字状リンク6,7は、長リンク6aの上下の連結部8a,8bを結ぶ線の延長線Dよりも作業足場連結部8cが上側になり、長リンク7aの上下の連結部9a,9bを結ぶ線の延長線Cよりも作業足場連結部9cが上側になり、かつ、搬送幅方向軸から見て前記垂直軸Bに対して略対称となるように形成されている。したがって、図1の状態から搬送台4を下降させると、作業足場12は基台2に対して上昇する(図2参照。)。
また、略X字状対称リンク5,5を構成する左右の長リンク6a,6a及び7a,7aには、その左右の長リンク6a,6aの長手方向の中間同士に連結軸15が架設され、その左右の長リンク7a,7aの長手方向の中間同士に連結軸16が架設されている。そして、該連結軸15,16間にダンパー17が設けられている。したがって、被搬送物の急激な下降等が抑制されるため、被搬送物の昇降動作の信頼性及び安全性を向上することができる。なお、ダンパー12としては、オイルダンパー、空気ダンパー、摩擦ダンパー又は粘弾性ダンパー等を用いることができる。
次に、以上のように構成される昇降機能付き搬送台車1において、作業足場12に作用する重力による操作力が前記作業足場昇降支持手段及び搬送台昇降支持手段を介して搬送台4に伝達され、搬送台4を上昇させる方向に作用する力が生じるように、前記作業足場昇降支持手段と前記搬送台昇降支持手段とを連動させることにより、昇降駆動装置の負荷を小さくする動作について説明する。
作業足場昇降支持手段を構成する短リンク7bと搬送台昇降支持手段を構成する長リンク7aとは前記のとおり一体化されているため、前記下連結部9bまわりの短リンク7bと長リンク7aとの回動は連動する。また、作業足場昇降支持手段を構成する短リンク6bと搬送台昇降支持手段を構成する長リンク6aとは前記のとおり一体化されているため、前記下連結部8bまわりの短リンク6bと長リンク6aとの回動は連動する。したがって、前記作業足場昇降支持手段と前記搬送台昇降支持手段とは連動するものである。
例えば、搬送台4を下降させた状態である図2において、作業足場12及び該作業足場12の上面12aに乗る図示しない作業者の合計重量は、作業足場連結部9c,8cに作用する(図2中の矢印W1,W2参照。)。該重力W1,W2による操作力は、作業足場昇降支持手段を構成する短リンク7b,6b及び該作業足場昇降支持手段と連動する搬送台昇降支持手段を構成する略X字状対称リンク5に伝達され、搬送台4には、該搬送台4を上昇させる方向に作用する力F1,F2が生じる。
このような搬送台4を上昇させる方向に作用する力F1,F2は、昇降駆動装置の負荷を小さくするように作用するものである。すなわち、搬送台4を上昇させるための昇降駆動装置の駆動力(例えば、図2の状態から図1の状態への駆動力)及び搬送台4の高さを作業工程に必要な高さに保持するための昇降駆動装置の駆動力を補助するように作用する(被搬送物及び搬送台4等の重力を補償するように作用する)ため、簡素な構成でありながら設備コスト及びランニングコストを低減することができるのである。また、構成が簡素であるため、作業足場昇降支持手段及び搬送台昇降支持手段の動作の信頼性が長期にわたり低下することがない。
以上の説明においては、作業足場12に作用する重力による操作力により、搬送台4を上昇させる方向に作用する力が生じるように、作業足場昇降支持手段と搬送台昇降支持手段とを連動させる構成の例として、作業足場昇降支持手段を構成する短リンク7b,6bの一端部と搬送台昇降支持手段を構成する長リンク7a,6aの下端部(連結部9b,8b)とが一体に形成又は連結固定されて一体化されてなる場合について説明したが、作業足場昇降支持手段と搬送台昇降支持手段とは歯車又はベルト等からなる連動機構を介して連動させる構成としてもよい。
本発明の実施の形態に係る昇降機能付き搬送台車の構成を示す正面図であり、搬送台を上昇させた状態を示している。 同じく正面図であり、搬送台を下降させた状態を示している。 本発明の実施の形態に係る昇降機能付き搬送台車の構成を示す後方から見た部分断面図である。 本発明の実施の形態に係る昇降機能付き搬送台車の構成を示す平面図である。
符号の説明
1 昇降機能付き搬送台車
2 基台
3 車輪
4 搬送台
5 略X字状対称リンク
6a,7a 長リンク
6b,7b 短リンク
8a,9a 上連結部
8b,9b 下連結部
8c,9c 作業足場連結部
10,11 上下連結部間の中点
12 作業足場
A 走行方向(搬送方向)
B 長リンクの上下連結部間の中点を通る垂直軸
C,D 長リンクの上下連結部を結ぶ線の延長線
F1,F2 搬送台を上昇させる方向に作用する力
W1,W2 作業足場連結部に作用する重力

Claims (2)

  1. 走行車輪が設けられた台車の基台の上側に位置する、被搬送物を載置する搬送台を、前記基台に対して昇降可能に支持する搬送台昇降支持手段と、
    前記基台の上側かつ前記搬送台の下側に位置する、前記被搬送物に対して作業を行う作業者が乗る作業足場を、前記基台に対して昇降可能に支持する作業足場昇降支持手段と、
    前記搬送台を前記該基台に対して昇降させる昇降駆動装置とを備え、
    前記作業足場に作用する重力による操作力が前記作業足場昇降支持手段及び搬送台昇降支持手段を介して前記搬送台に伝達され、前記搬送台を上昇させる方向に作用する力が生じて前記昇降駆動装置の負荷が小さくなるように、前記作業足場昇降支持手段と前記搬送台昇降支持手段とを連動させてなる昇降機能付き搬送台車。
  2. 前記搬送台昇降支持手段が、上下端部に上下の連結部が設けられた2本の長リンクを、搬送幅方向から見て該上下連結部間の中点を通る垂直軸に対して略対称となるように、該中点同士を枢結してなる略X字状対称リンクの一方の上連結部を搬送幅方向軸まわりに回動可能に前記搬送台に取り付け、該一方の上連結部の直下の下連結部を搬送幅方向軸まわりに回動可能に前記台車の基台に取り付け、該対称リンクの他方の上連結部を搬送方向にスライド可能に前記搬送台に取り付け、該他方の上連結部の直下の下連結部を、搬送方向にスライド可能に、前記基台に取り付けるか又は前記基台により支持してなるものであり、
    前記作業足場昇降支持手段が、一方の端部に作業足場連結部が設けられ、他方の端部と前記長リンクの下端部とが一体に形成又は連結固定されて一体化されると共に、該作業足場連結部を前記長リンクの上下の連結部を結ぶ線の延長線よりも上側に位置させ、搬送幅方向から見て前記垂直軸に対して略対称となる2本の短リンクの一方の作業足場連結部を搬送幅方向軸まわりに回動可能に前記作業足場に取り付け、該2本の短リンクの他方の作業足場連結部を搬送方向にスライド可能に前記作業足場に取り付けてなるものである請求項1記載の昇降機能付き搬送台車。
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