JP5206020B2 - 搬送装置 - Google Patents

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本発明は、被搬送物を共通の台車に載せてフロアコンベアで搬送する経路の途中に、被搬送物を台車からキャリアに載せ替えて上昇させた状態で作業を行う上昇作業ラインがある搬送装置に関するものである。
自動車の新車塗装工程には、電着塗装工程、中塗り塗装工程及び上塗り塗装工程があり、各塗装工程の後には乾燥炉による乾燥工程が設けられ、電着塗装工程における車体搬送は、車体を処理槽に浸漬する必要があるためオーバーヘッドコンベアにより行われ、電着塗装後の乾燥工程、中塗り塗装工程及びその後の乾燥工程並びに上塗り塗装工程及びその後の乾燥工程における車体搬送は、フロアコンベアにより行われるのが一般的である。
また、電着塗装工程と中塗り塗装工程との間には、車体継ぎ目の防水のためのシーリング工程と車体床裏の防錆等のためのアンダーコーティング工程とがあり、車体を電着塗装後に乾燥炉により乾燥した後のシーリング工程ではフロアコンベアにより車体を搬送しながら作業を行い、その後のアンダーコーティング工程では床裏作業を行うことから車体を上昇させた状態で搬送する必要があるため、ドロップリフタ(例えば、特許文献1参照。)により車体をフロアコンベアからオーバーヘッドコンベアに載せ替えて作業を行い、アンダーコーティング工程後には、ドロップリフタにより車体をオーバーヘッドコンベアからフロアコンベアに載せ替え、フロアコンベアにより乾燥炉へ搬送される(例えば、特許文献2参照。)。
以上のような、被搬送物を共通の台車に載せてフロアコンベアで搬送する経路の途中に、被搬送物を台車からキャリアに載せ替えて上昇させた状態で作業を行う上昇作業ラインがある搬送装置では、ドロップリフタにより被搬送物をオーバーヘッドコンベアへ載せ替えた後の空荷の台車(以下において、「空台車」と呼ぶ。)が下流側へ搬送され、この空台車には上昇作業ラインの下流側でオーバーヘッドコンベアのキャリアから被搬送物が載せ替えられるとともに、空荷のキャリア(以下において、「空キャリア」と呼ぶ。)を上流側へ返送する返送ラインを備えており、オーバーヘッドコンベアの経路は水平ループ状となっている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平10−29794号公報(図1−2) 特開2000−93883号公報(図1、図5−6)
以上のような従来の上昇作業ラインがある搬送装置では、上昇作業ラインにおける被搬送物の搬送にオーバーヘッドコンベアを使用しており、建屋の梁に走行レールを水平ループ状に架設してキャリアを支持して搬送する構成であるため、吊下げ荷重に見合った強度を建屋に備えさせる必要から建築コストが増大し、重機を用いた高所作業を行う据え付け作業のコストが嵩むとともに、据え付け後のメンテナンス性が悪くなっている。
その上、オーバーヘッドコンベアの経路が水平ループ状であるため、その設置面積が増大する。
また、上昇作業ラインの上流側では、フロアコンベアにより搬送されてきた台車からドロップリフタの低位置にある載置台上へ被搬送物を載せ替え、オーバーヘッドコンベアで搬送される高位置にあるキャリアのハンガを開いた状態でドロップリフタにより被搬送物を上昇させ、キャリアのハンガを閉じて被搬送物の下側に位置させ、ドロップリフタにより被搬送物を下降させてキャリアへ被搬送物を載せ替え、上昇作業ラインの下流側では、ハンガにより支持されている被搬送物をドロップリフタの載置台により押し上げて載置台上へ被搬送物を載せ替え、キャリアのハンガを開いた状態でドロップリフタにより被搬送物を下降させて空台車上へ被搬送物を載せ替える必要がある。
よって、ドロップリフタ及びキャリア間の被搬送物の載せ替えの際に、キャリアのハンガの開閉動作及びドロップリフタの昇降動作が必要であるため、上昇作業ラインの上流側及び下流側における被搬送物の受け渡しが円滑ではなく、比較的複雑な動作が必要になっている。
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、被搬送物を共通の台車に載せてフロアコンベアで搬送する経路の途中に、被搬送物を台車からキャリアに載せ替えて上昇させた状態で作業を行う上昇作業ラインがある搬送装置において、建屋の建築コストを低減することができ、据え付け作業及びメンテナンス作業のコストも低減することができ、さらに設置面積を小さくすることができるとともに、被搬送物の受け渡しの円滑化及びその動作の簡素化を図ることができる搬送装置を提供する点にある。
本発明に係る搬送装置は、前記課題解決のために、被搬送物を共通の台車に載せてフロアコンベアで搬送する経路の途中に、前記被搬送物を前記台車からキャリアに載せ替えて上昇させた状態で下方から作業を行う上昇作業ラインがある搬送装置であって、前記キャリアが、左右方向に離間した前後方向に長い一対のフレーム体及びこれらに各々取り付けられた左右方向の内側に延びる受け部材からなり、前記上昇作業ラインの高位置に、前記キャリアを前後方向に移動可能に支持する左右一対の搬送ライン用固定レールを設置するとともに、該搬送ライン用固定レールに支持された前記キャリアの左右一対のフレーム体の少なくとも一方にフリクションローラを圧接して下流側へ駆動する搬送用フリクションローラ式駆動装置を設け、前記上昇作業ラインで作業を行うための作業床の下側に位置する、前記搬送ライン用固定レールの直下、前記キャリアを前後方向に移動可能に支持する左右一対の返送ライン用固定レールを設置するとともに、該返送ライン用固定レールに支持された前記キャリアの左右一対のフレーム体にそれぞれフリクションローラを圧接して上流側へ駆動する返送用フリクションローラ式駆動装置を設け、前記キャリアを前後方向に移動可能に支持する左右一対の昇降レールと、該昇降レールに支持された前記キャリアの左右一対のフレーム体前後方向に駆動す駆動装置とが取り付けられた左右一対の昇降部を、左右一対の支柱により支持して昇降させるドロップリフタを、前記昇降レールが前記固定レールの上流側及び下流側にそれぞれ接続するように、前記上昇作業ラインの上流側及び下流側に設置してなるものである。
本発明に係る搬送装置によれば、被搬送物を共通の台車に載せてフロアコンベアで搬送する経路の途中に、前記被搬送物を前記台車からキャリアに載せ替えて上昇させた状態で下方から作業を行う上昇作業ラインがある搬送装置であって、前記キャリアが、左右方向に離間した前後方向に長い一対のフレーム体及びこれらに各々取り付けられた左右方向の内側に延びる受け部材からなり、前記上昇作業ラインの高位置に、前記キャリアを前後方向に移動可能に支持する左右一対の搬送ライン用固定レールを設置するとともに、該搬送ライン用固定レールに支持された前記キャリアの左右一対のフレーム体の少なくとも一方にフリクションローラを圧接して下流側へ駆動する搬送用フリクションローラ式駆動装置を設け、前記上昇作業ラインで作業を行うための作業床の下側に位置する、前記搬送ライン用固定レールの直下、前記キャリアを前後方向に移動可能に支持する左右一対の返送ライン用固定レールを設置するとともに、該返送ライン用固定レールに支持された前記キャリアの左右一対のフレーム体にそれぞれフリクションローラを圧接して上流側へ駆動する返送用フリクションローラ式駆動装置を設け、前記キャリアを前後方向に移動可能に支持する左右一対の昇降レールと、該昇降レールに支持された前記キャリアの左右一対のフレーム体前後方向に駆動す駆動装置とが取り付けられた左右一対の昇降部を、左右一対の支柱により支持して昇降させるドロップリフタを、前記昇降レールが前記固定レールの上流側及び下流側にそれぞれ接続するように、前記上昇作業ラインの上流側及び下流側に設置してなるので、左右方向に離間した前後方向に長い一対のフレーム体及びこれらに各々取り付けられた左右方向の内側に延びる受け部材により被搬送物を支持するキャリアを構成し、該キャリアを左右一対の搬送ライン用固定レールにより支持して搬送用フリクションローラ式駆動装置により駆動することにより上昇作業ラインにおける被搬送物の搬送を行うものであり、オーバーヘッドコンベアを使用しない構成であるため、建屋の梁に走行レールを架設する必要がない。
よって、吊下げ荷重に見合った強度を建屋に備えさせる必要がないため、建屋の建築コストを低減することができるとともに、建屋の梁に走行レールを架設する必要がないため、据え付け作業のコストを低減することができる。
その上、被搬送物を支持するキャリアの上側にトロリ及び駆動装置等があるオーバーヘッドコンベアと比較して、搬送用フリクションローラ式駆動装置等が比較的低い位置で、搬送経路の左右に位置しているため、据え付け後のメンテナンス作業を比較的容易に行うことができるため、メンテナンス作業のコストも低減することができる。
その上さらに、搬送ライン用固定レール直下の左右一対の返送ライン用固定レールにより支持された空キャリアを返送用フリクションローラ式駆動装置により駆動することにより上流側へ返送する構成であり、実キャリア及び空キャリアを垂直ループ状に循環させる構成であるため、水平ループ状にオーバーヘッドコンベアの経路を形成する構成と比較して設置面積を小さくすることができる。
その上、上流側ドロップリフタの昇降レールを低位置として空キャリアを支持した状態で、昇降レールを上昇させて被搬送物を台車からキャリア上に載せ替え、さらに昇降レールを上昇させて搬送ライン用固定レールに接続し、キャリアの左右一対のフレーム体を前後方向に駆動する駆動装置によりキャリアを駆動して搬送ライン用固定レールに受け渡して搬送用フリクションローラ式駆動装置により駆動して下流側へ搬送し、下流側ドロップリフタの高位置にある昇降レールにキャリアを受け渡し、昇降レールを下降させて空台車上に被搬送物を載せ替えるとともに昇降レールを返送ライン用固定レールに接続し、キャリアの左右一対のフレーム体を前後方向に駆動する駆動装置により空キャリアを駆動して返送ライン用固定レールに受け渡して返送用フリクションローラ式駆動装置により駆動して返送する構成であり、左右方向に離間した前後方向に長い一対のフレーム体及びこれらに各々取り付けられた左右方向の内側に延びる受け部材からなるキャリアを垂直ループ状に循環させ、上昇作業ライン並びにその上流側及び下流側のドロップリフタによる被搬送物の搬送は、キャリアに被搬送物を支持した状態を保持してキャリアごと搬送経路に沿って搬送するため、従来の搬送装置のようなドロップリフタ及びキャリア間の被搬送物の載せ替えの際にキャリアのハンガの開閉動作及びドロップリフタの昇降動作が必要な構成と比較して、被搬送物の受け渡しの円滑化及びその動作の簡素化を図ることができる。
次に、本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。なお、本明細書においては、搬送方向(図中矢印F参照。)を前とし、左右は前方に向かっていうものとする。また、左方から見た図を正面図とする。
図1〜図7は、本発明の実施の形態に係る搬送装置の構成を示す概略図であり、図1は上昇作業ラインまわりの正面図、図2はドロップリフタを後方から見た図、図3は下流側ドロップリフタまわりの拡大正面図、図4はキャリアの斜視図、図5は上昇作業ラインの下流側における被搬送物の載せ替えを示す正面図、図6は上昇作業ラインにおける搬送ラインの平面図、図7は上昇作業ラインの下側の返送ライン及び空台車搬送ラインの平面図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る搬送装置は、フロアコンベア1により被搬送物Wを共通の台車2に載せて搬送する経路の途中に、被搬送物Wを台車2からキャリア11に載せ替えて上昇させた状態で、例えば作業床F2上の図示しない作業者が作業を行う上昇作業ラインHLがあるものであり、上昇作業ラインHLの上流側ア及び下流側イにはそれぞれドロップリフタ31が配設される。
上昇作業ラインHLの上流側アで停止している台車2上にある被搬送物Wは、上流側ドロップリフタ31の低位置Lにある左右の昇降レール36,36に支持されたキャリア11上へ載せ替えられ(以下において、被搬送物Wが載置されたキャリアを「実キャリア」と呼ぶ。)、昇降レール36,36及びキャリア11とともに上昇し(図中矢印A1参照。)、下流側の上昇作業ラインHLの高位置Hにある左右一対の搬送ライン用固定レール21,21上へキャリア11とともに受け渡されて下流側へ搬送される(図中矢印A2参照。)。
ここで、左右一対の搬送ライン用固定レール21,21は、実キャリア11の後述する左右一対のフレーム体12,12の下側に位置しており、図1に示すように被搬送物の左右の比較的低い位置に設置される。
また、被搬送物Wをドロップリフタ31に受け渡した空台車2はフロアコンベア1により下流側へ搬送される(図中矢印B参照)。
左右一対の搬送ライン用固定レール21,21に沿って下流側へ搬送された実キャリア11は、上昇作業ラインHLの下流側イで下流側ドロップリフタ31の高位置Hにある左右一対の昇降レール36,36に受け渡され、昇降レール36,36とともに下降し(図中矢印A3参照。)、被搬送物Wは、キャリア11からその下側に停止している空台車2上へ載せ替えられ、フロアコンベア1により台車2とともに下流側へ搬送される(図中矢印A4参照。)。
また、空台車2上へ被搬送物Wを受け渡した空キャリア11は、作業床F2の下側にある左右一対の返送ライン用固定レール26,26へ受け渡されて上流側へ搬送される(図中矢印C参照)。
以上のように被搬送物Wは搬送され、キャリア11(実キャリア及び空キャリア)は、図1に示す矢印A1、A2、A3、Cのように、垂直ループ状(矩形状)に循環する。
次に、フロアコンベア1の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、床F1には搬送経路に沿ってアンカーボルト9,…によりヨーク8,…が設置されており、ヨーク8,…に互いに間隔をおいて開口同士を対向させてなる左右一対の断面略コ字状の走行レール7,7が固定される。
左右の走行レール7,7には、被搬送物Wが載置される荷台3をトロリ4,…及び連結ロッド6,…により支持してなる台車2の左右の走行車輪5,5,…が係合するため、台車2は、トロリ4,…及び連結ロッド6,…の側面に圧接されるフリクションローラ10Aを駆動するフリクションローラ式駆動装置10又は図示しないパワーチェーン式駆動装置等により駆動されて搬送経路に沿って走行する。
次に、キャリア11の構成について説明する。
図4に示すように、キャリア11は、左右方向に離間した前後方向に長い一対のフレーム体12,12及びこれらに各々取り付けられた左右方向の内側に延びる前後の受け部材20,20からなる。
フレーム体12は、例えば前後方向に延びる上下のロッド13,14及びこれらを連結する連結部材15,16,17,18からなり、受け部材20,20は、例えば支持部材19,19によりフレーム体12の左右方向の内側面に取り付けられ、支持部材19から垂下する鉛直部及び該鉛直部の下端部から左右方向の内側に延びる水平部等からなる略L字状のものであり、左右の受け部材20,20,…の前記水平部上へ被搬送物Wが載置される(図2も参照。)。
なお、左右一対のフレーム体12,12は、図4に示すように同一形状であるため、共通使用することができる。
次に、左右一対の搬送ライン用固定レール21,21まわりの構成について説明する。
図5及び図6に示す高位置Hに設置された左右一対の搬送ライン用固定レール21,21は、図示しない複数の支柱及び支柱間に横架される梁等を用いて前後に並設されたヨーク22,…に固定されており、左右方向軸まわりに回転自在なローラ21A,…が前後方向に並設される。
また、ヨーク22,…には、ガイドローラ23,24が、実キャリア11が搬送ライン用固定レール21,21上にある状態で左右一対のフレーム体12,12の左右側面に当接するように取り付けられており、左側のフレーム体12(上ロッド13)の左側面には搬送用フリクションローラ式駆動装置25のフリクションローラ25Aが圧接される。
したがって、実キャリア11の左右のフレーム体12,12は、左右の搬送ライン用固定レール21,21のローラ21A,21A,…上に載置された状態でガイドローラ23,24,…により左右方向への移動が規制されて前後方向に移動可能に支持されており、搬送用フリクションローラ式駆動装置25により左側のフレーム体12に推進力が付与されるため、実キャリア11が下流側へ搬送される(図中矢印A2参照。)。
なお、実キャリア11は、その左右のフレーム体12,12及び受け部材20,20,…が被搬送物Wを介して一体化されるため、左右のフレーム体12,12の一方を搬送用フリクションローラ式駆動装置25により駆動すればよいが、左右のフレーム体12,12の両方を搬送用フリクションローラ式駆動装置25,25により駆動するように構成してもよい。
次に、左右一対の返送ライン用固定レール26,26まわりの構成について説明する。
図5及び図7に示す低位置Lに設置された左右一対の返送ライン用固定レール26,26は、床F1に固定され前後に並設されたヨーク27,…に固定され、左右一対の搬送ライン用固定レール21,21の直下に位置しており、左右方向軸まわりに回転自在なローラ26A,…が前後方向に並設される。
また、ヨーク27,…には、ガイドローラ28,29が、空キャリア11が返送ライン用固定レール26,26上にある状態で左右一対のフレーム体12,12の左右側面に当接するように取り付けられており、左側のフレーム体12(上ロッド13)の左側面及び右側のフレーム体12(上ロッド13)の右側面には返送用フリクションローラ式駆動装置30,30のフリクションローラ30A,30Aが圧接される。
したがって、空キャリア11の左右のフレーム体12,12は、左右の返送ライン用固定レール26,26のローラ26A,26A,…上に載置された状態でガイドローラ28,29,…により左右方向への移動が規制されて前後方向に移動可能に支持されており、フレーム体12,12に返送用フリクションローラ式駆動装置30,30により推進力が付与されるため、空キャリア11が上流側へ返送される(図中矢印C参照。)。
次に、ドロップリフタ31の構成について説明する。
図1〜図3に示す上昇作業ラインHLの上流側ア及び下流側イに設置されるドロップリフタ31,31は同一構成であり、左右一対の支柱32,32の上部間には天板33が横架され、支柱32,32に固定された上下方向に延びるレール34,34及び図示しないガイドローラにより左右一対の昇降部35,35が昇降可能に支持される。
そして、昇降部35,35の上部に一端が固定され、スプロケット42A,42Bを介して垂下するチェーン41A,41Bを図示しない昇降駆動装置により巻き取り又は繰り出しをすることにより、昇降部35,35が昇降する。
左右一対の昇降部35,35には前後方向に延びる左右一対の昇降レール36,36が取り付けられており、該昇降レール36には左右方向軸まわりに回転自在なローラ36A,…が前後方向に並設される。
また、昇降レール36,36には、その前後方向にヨーク37,…が取り付けられ、該ヨーク37,…には、ガイドローラ38,39が、実キャリア11又は空キャリア11が昇降レール36,36上にある状態で左右一対のフレーム体12,12の左右側面に当接するように取り付けられており、左側のフレーム体12(上ロッド13)の左側面及び右側のフレーム体12(上ロッド13)の右側面にはフリクションローラ式駆動装置40,40のフリクションローラ40A,40Aが圧接される。
したがって、上流側ドロップリフタ31(図1のア参照。)では、昇降レール36,36を低位置Lの返送ライン用固定レール26,26に接続した状態で、返送用フリクションローラ式駆動装置30,30により返送ライン用固定レール26,26に沿って上流側へ返送されてきた空キャリア11をフリクションローラ式駆動装置40,40により上流側へ駆動して昇降レール36,36上に受け取ることができ(図1のア及び図2の二点鎖線参照。)、昇降レール36,36を高位置Hの搬送ライン用固定レール21,21に接続した状態で、実キャリア11をフリクションローラ式駆動装置40,40により下流側へ駆動して搬送ライン用固定レール21,21上へ受け渡すことができる(図2の実線参照。)。
また、下流側ドロップリフタ31(図1のイ参照。)では、昇降レール36,36を高位置Hの搬送ライン用固定レール21,21に接続した状態で、搬送用フリクションローラ式駆動装置25,25により搬送ライン用固定レール21,21に沿って下流側へ搬送されてきた実キャリア11をフリクションローラ式駆動装置40,40により下流側へ駆動して昇降レール36,36上に受け取ることができ(図1のイ、図2の実線及び図3参照。)、昇降レール36,36を低位置Lの返送ライン用固定レール26,26に接続した状態で、空キャリア11をフリクションローラ式駆動装置40,40により上流側へ駆動して返送ライン用固定レール26,26上へ受け渡すことができる(図2の二点鎖線参照。)。
以上のような搬送装置の構成によれば、左右方向に離間した前後方向に長い一対のフレーム体12,12及びこれらに各々取り付けられた左右方向の内側に延びる受け部材20,20,…により被搬送物Wを支持するキャリア11を構成し、実キャリア11を左右一対の搬送ライン用固定レール21,21により支持して搬送用フリクションローラ式駆動装置25により駆動することにより上昇作業ラインHLにおける被搬送物Wの搬送を行うものであり、オーバーヘッドコンベアを使用しない構成であるため、建屋の梁に走行レールを架設する必要がない。
よって、吊下げ荷重に見合った強度を建屋に備えさせる必要がないため、建屋の建築コストを低減することができるとともに、建屋の梁に走行レールを架設する必要がないため、据え付け作業のコストを低減することができる。
その上、実キャリア11の上側にトロリ及び駆動装置等があるオーバーヘッドコンベアと比較して、搬送用フリクションローラ式駆動装置25及びガイドローラ23,24等が比較的低い位置で、搬送経路の左右に位置しているため、据え付け後のメンテナンス作業を比較的容易に行うことができるため、メンテナンス作業のコストも低減することができる。
その上さらに、搬送ライン用固定レール21,21直下の左右一対の返送ライン用固定レール26,26により支持された空キャリア11を返送用フリクションローラ式駆動装置30,30により駆動することにより上流側へ返送する構成であり、実キャリア11及び空キャリア11を前記のとおり垂直ループ状(矩形状)に循環させる構成であるため、水平ループ状にオーバーヘッドコンベアの経路を形成する構成と比較して設置面積を小さくすることができる。
その上、上流側ドロップリフタ31の昇降レール36,36を低位置Lとして空キャリア11を支持した状態で、昇降レール36,36を上昇させて被搬送物Wを台車2からキャリア11上に載せ替え、さらに昇降レール36,36を上昇させて搬送ライン用固定レール21,21に接続し、フリクションローラ式駆動装置40,40により実キャリア11を駆動して搬送ライン用固定レール21,21に受け渡して搬送用フリクションローラ式駆動装置25により駆動して下流側へ搬送し、下流側ドロップリフタ31の高位置Hにある昇降レール36,36に実キャリア11を受け渡し、昇降レール36,36を下降させて空台車2上に被搬送物Wを載せ替えるとともに昇降レール36,36を返送ライン用固定レール26,26に接続し、フリクションローラ式駆動装置40,40により空キャリア11を駆動して返送ライン用固定レール26,26に受け渡して返送用フリクションローラ式駆動装置30,30により駆動して返送する構成であり、左右方向に離間した前後方向に長い一対のフレーム体12,12及びこれらに各々取り付けられた左右方向の内側に延びる受け部材20,20,…からなるキャリア11を垂直ループ状に循環させ、上昇作業ラインHL並びにその上流側及び下流側のドロップリフタ31,31による被搬送物Wの搬送は、キャリア11に被搬送物Wを支持した状態を保持してキャリア11ごと搬送経路に沿って搬送するため、従来の搬送装置のようなドロップリフタ及びキャリア間の被搬送物の載せ替えの際にキャリアのハンガの開閉動作及びドロップリフタの昇降動作が必要な構成と比較して、被搬送物の受け渡しの円滑化及びその動作の簡素化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る搬送装置における上昇作業ラインまわりの正面図である。 同じくドロップリフタを後方から見た図である。 下流側ドロップリフタまわりの拡大正面図である。 キャリアの斜視図である。 上昇作業ラインの下流側における被搬送物の載せ替えを示す正面図である。 上昇作業ラインにおける搬送ラインの平面図である。 上昇作業ラインの下側の返送ライン及び空台車搬送ラインの平面図である。
符号の説明
H 高位置
L 低位置
HL 上昇作業ライン
W 被搬送物
1 フロアコンベア
2 台車
7 走行レール
10 フリクションローラ式駆動装置
10A フリクションローラ
11 キャリア
12 フレーム体
20 受け部材
21 搬送ライン用固定レール
23,24 ガイドローラ
25 搬送用フリクションローラ式駆動装置
25A フリクションローラ
26 返送ライン用固定レール
28,29 ガイドローラ
30 返送用フリクションローラ式駆動装置
30A フリクションローラ
31 ドロップリフタ
32 支柱
35 昇降部
36 昇降レール
38,39 ガイドローラ
40 フリクションローラ式駆動装置
40A フリクションローラ

Claims (1)

  1. 被搬送物を共通の台車に載せてフロアコンベアで搬送する経路の途中に、前記被搬送物を前記台車からキャリアに載せ替えて上昇させた状態で下方から作業を行う上昇作業ラインがある搬送装置であって、
    前記キャリアが、左右方向に離間した前後方向に長い一対のフレーム体及びこれらに各々取り付けられた左右方向の内側に延びる受け部材からなり、
    前記上昇作業ラインの高位置に、前記キャリアを前後方向に移動可能に支持する左右一対の搬送ライン用固定レールを設置するとともに、該搬送ライン用固定レールに支持された前記キャリアの左右一対のフレーム体の少なくとも一方にフリクションローラを圧接して下流側へ駆動する搬送用フリクションローラ式駆動装置を設け、
    前記上昇作業ラインで作業を行うための作業床の下側に位置する、前記搬送ライン用固定レールの直下、前記キャリアを前後方向に移動可能に支持する左右一対の返送ライン用固定レールを設置するとともに、該返送ライン用固定レールに支持された前記キャリアの左右一対のフレーム体にそれぞれフリクションローラを圧接して上流側へ駆動する返送用フリクションローラ式駆動装置を設け、
    前記キャリアを前後方向に移動可能に支持する左右一対の昇降レールと、該昇降レールに支持された前記キャリアの左右一対のフレーム体前後方向に駆動す駆動装置とが取り付けられた左右一対の昇降部を、左右一対の支柱により支持して昇降させるドロップリフタを、前記昇降レールが前記固定レールの上流側及び下流側にそれぞれ接続するように、前記上昇作業ラインの上流側及び下流側に設置してなることを特徴とする搬送装置。
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