JP5429787B2 - 組立搬送設備 - Google Patents

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Description

本発明は、吊り下げ状態で搬送される搬送物の下方で、搬送物と同期させて部品を搬送しながら、部品を搬送物の下方から組み付けるための組立搬送設備に関する。
例えば自動車の組立ラインでは、車体をオーバーヘッドコンベアにより吊り下げ状態で搬送すると共に、この車体の下方で、車体と同期させてエンジンやリアアクスル等の部品を搬送し、車体の下方から各部品が組み付けられる。このとき、各部品はリフタ上に載置され、リフタを上昇させることにより車体に組付可能な高さまで持ち上げられる。
例えば特許文献1に示されている組立搬送設備では、部品を搬送するための搬送台車(1)を閉ループ経路上で循環させている。詳しくは、部品を搭載した搬送台車(1)をオーバーヘッドコンベアライン(22)の下方で車体と同期させて搬送する組立用搬送経路(13)と、部品が除去された搬送台車(1)を、組立用搬送経路(13)と逆向きに搬送し、組立用搬送経路(13)の入口まで搬送する戻り経路(14)とが設けられる。
特開2003−72609号公報
上記特許文献1の設備では、組立用搬送経路(13)から搬出された搬送台車(1)が戻り経路(14)を介して再び組立用搬送経路(13)に搬入されるまでの間に、搬送台車(1)上の昇降テーブル(6)(7)上に各部品が搭載される。昇降テーブル上への部品の搭載は、作業者やロボットアームが部品を持ち上げて行わざるを得ず、搭載作業に時間がかかり、サイクルタイムが延びる。
本発明の解決すべき課題は、組立用搬送経路のサイクルタイムの短縮、及び低コスト化を図ることにある。
前記課題を解決するために、本発明は、搬送物を吊り下げ状態で搬送する上側搬送装置と、前記搬送物の下方で、前記搬送物の搬送方向と同方向で往復移動可能な下側搬送装置と、下側搬送装置に設けられ、搬送物に取り付ける部品を昇降可能に支持するリフタと、前記部品を下側搬送装置の移動経路内に搬入する搬入装置とを備え、リフタに搭載した前記部品を前記搬送物と同期させて搬送しながら、前記搬送物の下方から前記部品を組み付ける組立搬送設備であって、前記部品を搭載した搬入装置の下方にリフタを配置し、この状態でリフタを上昇させることにより、前記部品をリフタに搭載する組立搬送設備を提供するものである。
上記のように、部品を搭載した搬入装置の下方にリフタを配置し、この状態でリフタを上昇させることにより、前記部品をリフタに搭載すれば、リフタの上昇動作のみで部品をリフタに搭載することができる。リフタの上昇動作は、吊り下げ搬送された搬送物の高さまで部品を上昇させるために必須の動作であるため、この動作を利用してリフタ上に部品を搭載することで、別途の部品移載工程を省略でき、サイクルタイムの短縮及び組立コストの低減が図られる。
例えば、図8(a)に示すように、部品E’をリフタ123上に移載するために、部品E’を搭載した台車130を作業エリアA内の下側搬送装置120に隣接させると、台車130が邪魔になって作業者が作業できなくなる。従って、図8(b)に示すように、下側搬送装置120を作業エリアAの外側まで搬送し、ここで下側搬送装置120に台車130を隣接させる必要がある。しかし、この場合、下側搬送装置120の搬送経路C’が
延びてしまい、下側搬送装置120の往復移動に要するサイクルタイムが長くなる。また、下側搬送装置120が作業エリアAから出ると、下側搬送装置120が部品E’を塔載して再び作業エリアA内に戻ってくるまで、部品の組付作業はできない。
これに対し、本発明の組立搬送設備によれば、下側搬送装置に部品を搭載する際、部品を搭載した搬入装置(例えば台車)の下方にリフタ(下側搬送装置)が配されるため、搬入装置により作業者のリフタ(下側搬送装置)へのアクセスが妨げられることはない(図1参照)。これにより、下側搬送装置を作業エリアから出す必要はなく、作業エリア内でリフタ上に部品を搭載できるため、部品を搭載している間(例えばリフタを昇降させている間)でも組付作業を行うことができ、サイクルタイムをさらに短縮することができる。
この場合、下側搬送装置を上側搬送装置と同期させて搬送しながら部品を搬送物に組みつけている間に、次の搬送物に組み付ける部品を搭載した搬入装置を作業エリア内に搬入すれば、サイクルタイムをさらに短縮することができる。
また、下側搬送装置に複数のリフタを設けると共に、各リフタに搭載する部品を搬送する複数の搬入装置を設ければ、搬送物の複数箇所に組み付ける部品を一つの下側搬送装置に集約することができる。
以上のように、本発明の組立搬送設備によれば、サイクルタイムの短縮、及び低コスト化を図ることができる。
組立搬送設備の平面図である。 組立搬送設備の側面図である。 (a)は、フロント側のリフタにおける下側搬送装置の幅方向断面図であり、(b)は、リア側のリフタにおける下側搬送装置の幅方向断面図である。 フロント側の台車の斜視図である。 リア側の台車の斜視図である。 組立搬送設備による組立工程を示す平面図である。 組立搬送設備の側面図である。 組立搬送設備の参考例を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態に係る組立搬送設備1は、搬送物としての自動車のボディB(図2参照)を吊り下げ状態で搬送すると共に、このボディBの下方で各種部品を同期させて搬送し、ボディBの下方から各種部品を組み付けるためのものである。図示例では、ボディBのフロント側部分にエンジンユニットEが組み付けられ、ボディBのリア側部分にリアアクスルユニットRが組み付けられる。尚、以下の説明では、ボディBが搬送される方向(図1及び図2の左右方向)を搬送方向と言い、搬送方向と直交する水平方向(図1の上下方向、図2の紙面直交方向)を幅方向と言う。
組立搬送設備1は、図1に示すように、ボディBを吊り下げ状態で搬送する上側搬送装置としてのオーバーヘッドコンベア10(図1では二点鎖線でボディBの搬送方向のみを示している)と、ボディBに組み付けられるエンジンユニットE及びリアアクスルユニットRを搭載し、搬送方向に往復移動可能な下側搬送装置20と、エンジンユニットE及びリアアクスルユニットRを下側搬送装置20の移動経路上に搬入する搬入装置としての台車30及び40と、ツールボックス50とを主に備える。
オーバーヘッドコンベア10は、所定方向に(図1では右から左へ)一定速度でボディBを吊り下げ状態で搬送するものである。本実施形態では、図2に示すように、搬送方向に延びたレール11と、レール11から下方に延びたハンガ12と、ハンガ12をレール11に沿って移動させる駆動部(図示省略)とを備える。ハンガ12でボディBを側方から抱え込んで吊り下げ状態で保持した状態で、駆動部を駆動することにより、ハンガ12及びボディBが下流側(図中側)に搬送される。
下側搬送装置20は、搬送方向に往復移動可能とされる。本実施形態では、搬送方向に延びたコンベアC20により駆動され、図1に実線で示す位置と鎖線で示す位置との間で往復移動可能とされる。この下側搬送装置20の移動可能領域が組立搬送設備1における組付作業エリアAとなる。下側搬送装置20の往復移動は、図示しない制御システムにより制御され、オーバーヘッドコンベア10で搬送されるボディBと同期して移動するように制御される。すなわち、ボディBが作業エリアA内で搬送されているときは、下側搬送装置20は、このボディBの真下で、且つ、ボディBと同じ速度で下流側へ搬送される。このボディBが作業エリアAから搬出されたら、下側搬送装置20は上流側に後退され、新たなボディBが作業エリアAに搬入されるまでの間に作業エリアAの上流側端部に配される。新たなボディBが作業エリアAに搬入されたら、このボディBと同期して下流側に搬送される。
下側搬送装置20は、ベースプレート22と、複数のリフタ23及び24とを有する。ベースプレート22の上面に、リフタ23及び24が搬送方向に離隔して配される。フロント側のリフタ23にはエンジンユニットEが搭載され、リア側のリフタ24にはリアアクスルユニットRが搭載される。リフタ23とリフタ24との間隔は、ボディBへのエンジンユニットE及びリアアクスルユニットRの組付位置の間隔に合わせられている(図2参照)。
コンベアC20は、搬送方向に延び、搬送方向で何れの方向にも走行可能に設けられる。図示例では、コンベアC20は地面に埋め込まれ、コンベアC20の搬送面(上面)が地面とほぼ同一平面上に配される。コンベアC20の搬送面にベースプレート22の下面が固定され、この状態でコンベアC20を走行させることで、下側搬送装置20が搬送方向に搬送される。尚、ここで言う「地面」とは、組立搬送設備1が設置される面を意味し、実際の地上面から浮かせた設置面も含む。
リフタ23及び24は、昇降テーブル23a・24aと、昇降テーブル23a・24aを昇降させる昇降シリンダ(図示省略)とを有する。昇降テーブル23a・24aは、例えばパンタグラフ機構を介して昇降シリンダにより平行且つ無段階に昇降可能であり、水平に維持した状態で任意の高さで停止させることができる。リフタ23・24は、制御システム(図示省略)による自動制御により昇降され、下側搬送装置20の搬送距離に応じて適宜の高さに設定される。また、リフタ23・24には昇降テーブル23a・24aを手動で昇降させるためのスイッチ23b・24bが設けられ、このスイッチ23b・24bを作業者が操作することにより昇降テーブル23a・24aの高さを微調整することができる。フロント側のリフタ23の昇降テーブル23aには、エンジンユニットEを搭載した台車30を支持する支持部23a1が設けられ、リア側のリフタ24の昇降テーブル24aには、リアアクスルユニットRを直接支持する支持部24a1が設けられる。
第1の台車としてのフロント側の台車30は、フロント側のリフタ23にエンジンユニットEを搬入するものであり、リフタ23の上昇によりエンジンユニットEと共に持ち上げられる構成となっている。具体的には、図4に示すように、エンジンユニットEが載置される矩形状の天板31と、天板31の四隅から下方に延びた4本の脚部32と、脚部32の下端に設けられた車輪33とを備える。
第2の台車としてのリア側の台車40は、リア側のリフタ24にリアアクスルユニットRを搬入するものであり、リフタ24の上昇によりリアアクスルユニットRを持ち上げる際に接地した状態とされ、リアアクスルユニットRをリフタ24に移載した後に下側搬送装置20から搬送方向に分離可能な構成となっている。具体的には、図5に示すように、上面視で略コの字型をなした枠体41と、枠体41の端部及び角部から下方に延びた4本の脚部42と、脚部42の下端に設けられた車輪43とを備える。枠体41には、リアアクスルユニットRの各部品を支持する支持部44が設けられる。図1に示すように、リア側のリフタ24に部品を移載可能な位置にリア側の台車40を配した状態で、枠体41が下流側(図中左側)に開口するように配される。このとき、枠体41とリフタ24とが干渉しないように、枠体41の幅方向間隔はリフタ24の幅方向寸法よりも大きく設定され、且つ、リフタ24の上流側端部(スイッチ24bを含む)が枠体41に干渉しない位置に配される。
図3に示すように、台車30の脚部32の幅方向間隔W1、及び台車40の脚部42の幅方向間隔W2は、何れも下側搬送装置20の幅W0(図示例ではベースプレート22の幅)よりも大きく設定される(W1>W0、W2>W0)。また、台車30の天板31の下端までの高さH1、及び台車40の枠体41の下端までの高さH2は、何れもリフタ23及び24を最下方位置に降下させた状態の下側搬送装置20の高さH0(図示例では支持部24a1の上端までの高さ)よりも高く設定される(H1>H0、H2>H0)。以上により、台車30・40の天板31・枠体41の下方に形成されるスペースに、下側搬送装置20を潜り込ませて配置することが可能となる。
組立搬送設備1には、台車30・40を作業エリアA内に搬入する駆動手段が設けられる。上記のように、下側搬送装置20に複数のリフタ23・24を設けた場合、リフタ23・24の上昇動作のみで各部品をリフタ23・24上に搭載するためには、複数の搬入装置(台車30・40)を、複数のリフタ23・24に対応した所定の間隔で配置する必要がある(図2参照)。このとき、各台車30・40を別々の駆動手段で搬入すれば、各台車30・40同士の間隔を調整しながら作業エリア内に搬入することができる。従って、例えば、台車30・40を隣接させた状態で配し(図6(a)参照)、各駆動手段により複数の台車30・40の間隔を広げながら作業エリア内に搬入し、搬入が完了した時点で台車30・40の間隔をリフタ23・24の間隔に対応させることができる(図6(b)参照)。これにより、作業エリアの外側に確保すべきスペースを縮小できる。
本実施形態では、図1に示すように、台車30・40をそれぞれ別々に駆動する複数の駆動手段として、搬送方向に延び、作業エリアAの内部と外部とを跨いで設けられた複数のコンベアC30及びC40が設けられる。コンベアC30及びC40は、上述のコンベアC20と同様に、地面に埋め込まれて設置され、搬送面が地面とほぼ同一平面上に配される。コンベアC30はフロント側の台車30を搬送するものであり、フロント側の台車30の車輪幅に合わせて設けられた平行な2本のコンベアからなる。コンベアC40はリア側の台車40を搬送するものであり、リア側の台車40の車輪幅に合わせて設けられた平行な2本のコンベアからなる。図示例では、リア側の台車40の車輪幅がフロント側の台車30の車輪幅よりも若干大きく、これによりコンベアC30の幅方向外側にコンベアC40が設けられている。
ツールボックス50は、組付に要する工具や取付部品(ネジ等)が搭載され、下側搬送装置20の幅方向両側に設けられる。ツールボックス50は、コンベアC50によって搬送方向で往復移動可能とされ、図1に示すように、下側搬送装置20のフロント側のリフタ23の幅方向両側と、リア側のリフタ24の幅方向両側にそれぞれ1台ずつ、計4台配される。これより、各リフタ23・24の幅方向両側から取付作業を行う4名の作業者それぞれの背後に、ツールボックス50が配される。ツールボックス50は下側搬送装置20と同期して搬送され、これにより必要な工具等を常に作業者の近くに配することができる。
以下、上記構成の組立搬送設備1における組付手順を説明する。尚、図6では、ボディBが図中の右から左へ向けて搬送され、オーバーヘッドコンベア10、ボディB、及びツールボックス50等の記載を省略している。
まず、図6(a)に矢印で示すように、エンジンユニットEを搭載したフロント側の台車30をコンベアC30上に搬入すると共に、リアアクスルユニットRを塔載したリア側の台車40をコンベアC40上に搬入する。このとき、台車30及び40は、搬送方向に隣接させた状態(搬入に支障がない程度に近接させた状態)で各コンベアC30・C40上に搬入される。
この間、作業エリアAでは、下側搬送装置20がボディBと同期して下流側に搬送され、下側搬送装置20に搭載されたエンジンユニットE及びリアアクスルユニットRをボディBに組み付ける作業が行われている。
次に、図6(b)に矢印で示すように、コンベアC30・C40を駆動して台車30・40を下流側に搬送し、作業エリアA内に搬入する。台車30及び40は、それぞれ別々のコンベアC30及びC40で搬送されるため、隣接した状態でコンベアC30・C40上に搬入された台車30・40を、その間隔を広げながら搬送することができる。台車30・40の作業エリアAへの搬入が完了した時点で、各台車に載置されたエンジンユニットE及びリアアクスルユニットRが、ボディBへの取り付け位置に対応した間隔で配されるように、台車30・40同士の間隔が設定される。
この間も、下側搬送装置20はボディBと同期して下流側に搬送され、各部品の組付作業が続けられ、下側搬送装置20が作業エリアAの下流側端部に達するまでの間に組付作業が完了する(図6(b)では、組み付けられたエンジンユニットE及びリアアクスルユニットRが下側搬送装置20上から無くなっている)。下側搬送装置20が作業エリアAの下流側端部まで達したら、下側搬送装置20を停止させ、リフタ23・24を降下させる。これにより、持ち上げられていた台車30が接地され、台車30の天板31からリフタ23の支持部23a1が離隔し、空の台車30と下側搬送装置20とが分離される。
下側搬送装置20のリフタ23・24を最下方位置まで降下させたら、コンベアC20を搬送方向とは逆向きに駆動し、下側搬送装置20を上流側に後退させる。このとき、図6(c)に示すように、下側搬送装置20から分離された空の台車30は作業エリアAの下流側端部に残される。この空の台車30は、別途の搬送手段によりエンジンの組立ライン(図6(d)にL1で示す)へと搬送される。組立ラインL1では、エンジンユニットEを組み立てながら台車30に載せて搬送し、組み上がったエンジンユニットEを搭載した台車30がコンベアC20の上流側端部付近に順次配置される。
コンベアC20の上流側端部まで後退した下側搬送装置20は、台車30及び40の下方に潜り込む(図6(c)参照)。これによりエンジンユニットEの下方にフロント側のリフタ23が配置されると共に、リアアクスルユニットRの下方にリア側のリフタ24が配置される(図2参照)。この状態でリフタ23を上昇させると、図7に示すように、昇降テーブル23aの上面に設けられた支持部23a1で台車30の天板31が下方から支持され、台車30と共にエンジンユニットEが持ち上げられる。一方、リフタ24を上昇させると、昇降テーブル24aが台車40のコの字形の枠体41の内部を通過し、支持部24a1でリアアクスルユニットRのみを持ち上げ、リア側の台車40は接地した状態とされる。
そして、コンベアC40を逆方向に走行させ、空になったリア側の台車40を上流側に後退させ、下側搬送装置20から分離する。この台車40が上流側端部まで達したら別途の駆動手段によりリアアクスルユニットRの塔載ライン(図6(d)にL2で示す)へと搬送する。搭載ラインL2では、リアアクスルユニットRの各部品を台車40に順に搭載しながら台車40を搬送し、リアアクスルユニットRを塔載した台車40がコンベアC40の上流側端部付近に順次配置される。
各部品をリフタ23・24に搭載した下側搬送装置20の上方に、新たなボディBが搬送されてきたら、このボディBと同期して下側搬送装置20が下流側に搬送される。これと共に、リフタ23・24がさらに上昇し、エンジンユニットE及びリアアクスルユニットRがボディBの組付位置に配される。各部品の高さが組付位置にあっていない場合は、作業者のスイッチ操作で高さが微調整される。こうして、ボディBと各部品が同期して下流側に搬送されながら、組付作業が行われる。
上記サイクルを繰り返すことにより、オーバーヘッドコンベア10により順次搬送されてくるボディBに、エンジンユニットE及びリアアクスルユニットRが下方から組み付けられる。
本発明の組立搬送設備1では、図2及び図7に示すように、リフタ23・24を上昇させるだけで、台車30・40に搭載されたエンジンE及びリアアクスルユニットRをリフタ23・24上に搭載することができるため、別途の移載工程や移載スペースを省略することができる。また、部品をリフタ上に搭載するために下側搬送装置20に台車等を隣接させる必要がなく、下側搬送装置20の幅方向両側に作業スペースを確保することができるため、リフタ23・24上への部品の搭載中(すなわちリフタ23・24の上昇中)でも作業者が組付作業を行うことができる。さらに、下側搬送装置20が作業エリアAの上流側端部に戻ってくるまでの間に、台車30・40の作業エリアAへの搬入を完了しておくことで、無駄な時間を減らしてサイクルタイムを短縮することができる。
また、例えば作業エリアAの幅方向から台車を搬入すると、台車が作業エリアA内の作業者と干渉する恐れがあるが、図6(b)に示すように、下側搬送装置20の搬送経路の延長方向から台車30・40を作業エリアA内に搬入することで、作業者と干渉することなく、下側搬送装置20の搬送経路上に台車30・40を搬入することができる。
また、図6(d)に示すように、フロント側の台車30を作業エリアAの出口(下流側端部)まで搬送すると共に、リア側の台車40を作業エリアAの入口(上流側端部)に留めることにより、台車30が搬送されるエンジン組立ラインL1と、台車40が搬送されるリアアクスル搭載ラインL2とを、組立搬送設備1の幅方向一方側で、交差させることなく配置することができるため、各ラインの構造を簡略化することができる。
本発明は、上記の実施形態に限られない。例えば、上記の実施形態では、台車30・40を作業エリアAに搬入した後に、下側搬送装置20を後退させて台車30・40の下方に潜り込ませているが(図6(b)及び(c)参照)、これに限らず、例えば、台車30・40を作業エリアAに搬入すると同時に、下側搬送装置20を後退させてもよい。
また、上記の実施形態では、台車30・40のコンベアC30・C40への搬入が同時に行われているが、これを時間差で行ってもよい。例えば、部品をリフタに移載して空になったリア側の台車40が上流側端部まで後退したら(図6(d)参照)、待機しているフロント側の台車30をコンベアC30上に搬入し、この台車30を作業エリアA内に搬入する。この間に、空のリア側の台車40をコンベアC40から搬出すると共に、部品を搭載した新たな台車40をコンベアC40上に搬入し、この台車40を作業エリアAに搬入する。フロント側の台車30はリア側の台車40よりもコンベアによる搬送距離が若干長いため、上記のように少しでも早くフロント側の台車0をコンベア上に搬入することで、サイクルタイムをさらに短縮することができる。
1 組立搬送設備
10 オーバーヘッドコンベア(上側搬送装置)
20 下側搬送装置
23、24 リフタ
30、40 台車(搬入装置)
50 ツールボックス
B ボディ
20 コンベア
30、C40コンベア(駆動手段)
E エンジンユニット
R リアアクスルユニット
A 作業エリア

Claims (4)

  1. 搬送物を吊り下げ状態で搬送する上側搬送装置と、前記搬送物の下方で、前記搬送物の搬送方向と同方向で往復移動可能な下側搬送装置と、下側搬送装置に設けられ、搬送物に取り付ける部品を昇降可能に支持するリフタと、前記部品を下側搬送装置の移動経路内に搬入する搬入装置とを備え、リフタに搭載した前記部品を前記搬送物と同期させて搬送しながら、前記搬送物の下方から前記部品を組み付ける組立搬送設備であって、
    前記部品を搭載した搬入装置の下方にリフタを配置し、この状態でリフタを上昇させることにより、前記部品をリフタに搭載する組立搬送設備。
  2. 前記部品を前記搬送物に組み付けるための作業エリア内で、前記部品をリフタに搭載する請求項1記載の組立搬送設備。
  3. 前記部品を前記搬送物に組みつけている間に、次の搬送物に組み付ける部品を搭載した搬入装置を作業エリア内に搬入するようにした請求項2記載の組立搬送設備。
  4. 下側搬送装置に複数のリフタを設けると共に、各リフタに搭載する部品を搬送する複数の搬入装置を設けた請求項1〜3の何れかに記載の組立搬送設備。
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