JP5821823B2 - 物品収納設備 - Google Patents
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Description
駆動装置にて上下方向に沿って伸縮作動される状態で前記走行台車に装備された昇降リンク機構と、
前記昇降リンク機構によって昇降自在に支持され、かつ、物品移載用コンベヤ装置を装備した昇降枠と、
物品移載用高さに上昇された前記物品移載用コンベヤ装置との間で物品を搬送する物品収納用コンベヤ装置を装備する物品収納部を、前記走行台車の走行経路の横側方に位置させた状態で備える物品収納棚とが設けられたものであって、その第1特徴構成は、
前記物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠が、前記昇降枠に対して設定範囲で昇降自在に支持され、
前記支持枠の左右両側部に、横外方側に突出する状態で被支持体が設けられ、
前記被支持体の夫々を載置支持する支持体が、前記物品移載用コンベヤ装置が前記走行経路の長手方向において前記物品収納部に対する移載用位置に位置しかつ上下方向において前記物品移載用高さに位置するときに、前記被支持体を載置支持する状態で、前記走行経路の左右両横側箇所に地上側に設置した状態で設けられている点を特徴とする。
つまり、支持枠の左右両側部に設けた被支持体を、走行経路の左右両横側箇所に設けられている支持体にて載置支持させるように、昇降枠を下降させたのち、さらに昇降枠を下降させて、支持枠の下方側に昇降枠を位置させるようにすることができる。
前記被支持体が、前記支持体にて載置される突出姿勢に固定された状態で前記支持枠に装備されている点を特徴とする。
前記支持体が、前記走行経路の横幅方向において、前記物品収納用コンベヤ装置の先端部と重複する状態で設けられている点を特徴とする。
(物品収納設備の構成)
図1に示すように、物品収納設備には、直線状の走行通路を往復走行して物品Bを搬送する物品搬送車Aが備えられ、走行通路の横幅方向の一方側には、一対の物品収納棚C及び入出庫用の第1中継コンベヤD1が、一対の物品収納棚Cの間に第1中継コンベヤD1を位置させる状態で配設され、走行通路の横幅方向の一方側には、単一の物品収納棚C、入出庫用の第2中継コンベヤD2、及び、入出庫用の第3中継コンベヤD3が、記載順に並ぶ状態で配設されている。
また、第1中継コンベヤD1に接続される状態で物品搬出入用コンベヤEが配設され、第2中継コンベヤD2及び第3中継コンベヤD3に対して物品Bを入出庫する搬送台車Fが設けられている。
物品搬送車Aは、図2及び図3に示すように、床面の左右一対の走行レール1に沿って往復走行するように構成された走行台車2、駆動装置としての油圧シリンダ3にて上下方向に伸縮作動される状態で走行台車2に装備された昇降リンク機構H、及び、昇降リンク機構Hによって昇降自在に支持され、かつ、上述した物品移載用コンベヤ装置Gを装備した昇降枠4を装備するように構成されている。
つまり、物品搬送車Aは、走行台車2が走行経路に沿って往復走行することにより、上述の如く、走行通路を往復走行するように構成されている。
尚、一対の伸縮機構部分Haの下端側に位置する一対のリンク部材7の一方が、走行台車2に車体横幅方向に沿う軸心回りで枢支連結され、かつ、一対のリンク部材7の他方が、台車前後方向に移動自在となる状態で走行台車2に支持されている。
物品移載用コンベヤ装置Gを支持する支持枠8が、昇降枠4に対して設定範囲で昇降自在に支持されている。
すなわち、図4〜図6に示すように、支持枠8が、平面視にて車体前後方向に長い長方形の4角に相当する位置に配置される4本の脚部8A、それら4本の脚部8Aの車体横幅方向に並ぶ前後の2組の脚部8Aの夫々に対して、上端部同士を接続する状態で設置される車体横幅方向に沿って長尺状の前後一対の連結枠8B、4本の脚部8Aの車体前後に並ぶ左右の2組の脚部8Aの夫々に対して、中間部同士を接続する状態で設置される車体前後幅方向に沿う左右一対の接続枠8C、及び、前後一対の連結枠8Bの左右両端部に上方に突出する状態で設けた突出枠8Dを備える状態に構成されている。
また、案内体Gbを装備するローラ枠10及び一対のチェーンコンベヤGaの夫々を各別に駆動する物品移載用電動モータ11が、コンベヤ枠9に連結されている。
この係止搬送装置Jは、物品係止部Jaを支持枠8に対して昇降自在並びに車体横幅方向に沿って出退自在に装備するものであって、後述の如く、物品移載用コンベヤ装置Gが物品収納棚Cとの間で物品Bを移載する際に、物品Bを係止搬送するように構成されている。
支持枠8が昇降枠4に対して下降した際に、4本の脚部8Aの下端部が昇降枠4の上面部に接当するように構成され、かつ、図示は省略するが、被案内枠12の案内枠13に対する上方側の移動限度を規制するストッパーが装備されるように構成されている。
本実施形態の物品Bは、図2及び図3に示すように、物品本体としてのロール状体14を、角パイプ材を枠組みして構成した物品載置枠15にて載置支持するようにしたものであり、詳しくは、ロール状体14の心棒14aの両端部を、物品載置枠15の両端部に設けた一対の心棒係止体15aにて係止支持したものである。
また、物品載置枠15の下面部には、車体横幅方向に沿う4本の角パイプ材15Aが車体前後幅方向に並ぶ状態で設けられている。
また、4本の角パイプ材15Aのうち、車体前後方向の内方に位置する角パイプ材15Aは、係止搬送装置Jの物品係止部Jaにて係止されるように構成されている。
図2及び図7に示すように、物品収納棚Cは、物品移載用高さに上昇された物品移載用コンベヤ装置Gとの間で物品Bを搬送する物品収納用コンベヤ装置Kを備える物品収納部Sを、走行台車2の走行経路の横側方に位置させる状態で備えている。
そして、架台16の上部に、遊転式のローラコンベヤKa及び棚側案内体Kbを装備する左右一対の棚側コンベヤ枠17が載置支持されている。
ちなみに、物品移載用コンベヤ装置Gが下方側物品収納用コンベヤ装置Kdとの間で物品Bを搬送する際には、物品移載用コンベヤ装置Gの支持枠8が昇降枠4に対して下降して、4本の脚部8Aの下端部が昇降枠4の上面部に接当した状態になる。
尚、下方側物品収納部Sdの下方側架台18は、物品収納部Sの架台16の横幅よりも小さく形成されて、物品収納部Sの架台16の内方側箇所に配設されている。
図2、図3及び図5に示すように、物品移載用コンベヤ装置Gの支持枠8の左右両側部に、横外方側に突出する状態で被支持体20が設けられている。
そして、図2及び図5に示すように、支持枠8の左右両側部に設けた被支持体20の夫々を載置支持する支持体21が、物品移載用コンベヤ装置Gが走行台車2の走行経路の長手方向において物品収納部Sに対する移載用位置に位置しかつ上下方向において物品移載用高さに位置するときに、被支持体20を載置支持する状態で、走行台車2の走行経路の左右両横側箇所に設けられている。
尚、本実施形態においては、被支持体20は、車体横幅方向に沿う回転軸心X回りで回転自在なローラ状に構成されている。
図5、図7〜図9に示すように、支持体21が、ブロック材23に対して棚横幅方向での位置を調節自在に取付けられている。
説明を加えると、支持体21がボルト連結された板状体21Aが、ブロック材23に対して連結ボルト24にて接続され、板状体21Aにおけるボルト挿通孔25が、棚横幅方向に沿う長孔状に形成されて、支持体21を備える板状体21Aが、棚横幅方向に移動できるように構成されている。
従って、位置調節用ボルト26の螺進調節により、支持体21を備える板状体21Aを棚横幅方向に移動調節することによって、支持体21の棚横幅方向での位置を調節できるように構成されている。
図13に示すように、物品搬送車Aの運転を制御する運転制御部Uが設けられ、その運転制御部Uに、走行経路における走行台車2の走行方向での位置である走行位置を検出する走行位置検出センサ30の検出情報、及び、昇降枠4の昇降位置を検出する昇降位置検出センサ31の検出情報が入力されている。
また、昇降位置検出センサ31としては、走行台車2に設けたレーザー測距計にて昇降枠4の位置を検出する形態のものや、昇降リンク機構Hを構成する複数のリンク部材7のうちの走行台車2に枢支連結されたリンク部材7の揺動位置をポテンショメータにて検出する形態のもの等、各種の形態のものを用いることができる。
以下、運転制御部Uの制御動作を、第1入庫作業、つまり、物品搬出入用コンベヤEにて第1中継コンベヤD1に搬入された物品Bを、物品搬送車Aにて物品収納棚Cに収納する作業を代表に、図10〜図12を参照して説明する。
尚、上述した通り、昇降枠4を昇降範囲の下端位置に下降させた状態においては、物品移載用コンベヤ装置Gの高さが、第1中継コンベヤD1の高さに揃うことなる。
そして、物品係止部Jaが物品Bを係止した後は、物品係止部Jaを昇降枠4の存在側に引退させて、物品Bを物品移載用コンベヤ装置Gの上部に搬送することになる。
次に、別実施形態を列記する。
2 走行台車
4 昇降枠
8 支持枠
20 被支持体
21 支持体
C 物品収納棚
G 物品移載用コンベヤ装置
H 昇降リンク機構
K 物品収納用コンベヤ装置
S 物品収納部
T 通過用空間
Claims (3)
- 床面の走行レールに沿って走行する走行台車と、
駆動装置にて上下方向に沿って伸縮作動される状態で前記走行台車に装備された昇降リンク機構と、
前記昇降リンク機構によって昇降自在に支持され、かつ、物品移載用コンベヤ装置を装備した昇降枠と、
物品移載用高さに上昇された前記物品移載用コンベヤ装置との間で物品を搬送する物品収納用コンベヤ装置を装備する物品収納部を、前記走行台車の走行経路の横側方に位置させた状態で備える物品収納棚とが設けられた物品収納設備であって、
前記物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠が、前記昇降枠に対して設定範囲で昇降自在に支持され、
前記支持枠の左右両側部に、横外方側に突出する状態で被支持体が設けられ、
前記支持枠の左右両側部に設けた前記被支持体の夫々を載置支持する支持体が、前記物品移載用コンベヤ装置が前記走行経路の長手方向において前記物品収納部に対する移載用位置に位置しかつ上下方向において前記物品移載用高さに位置するときに、前記被支持体を載置支持する状態で、前記走行経路の左右両横側箇所に地上側に設置した状態で設けられている物品収納設備。 - 前記被支持体が、前記支持体にて載置される突出姿勢に固定された状態で前記支持枠に装備されている請求項1記載の物品収納設備。
- 前記支持体が、前記走行経路の横幅方向において、前記物品収納用コンベヤ装置の先端部と重複する状態で設けられている請求項1又は2記載の物品収納設備。
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