JP5821823B2 - 物品収納設備 - Google Patents

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Description

本発明は、床面の走行レールに沿って走行する走行台車と、駆動装置にて上下方向に沿って伸縮作動される状態で前記走行台車に装備された昇降リンク機構と、前記昇降リンク機構によって昇降自在に支持され、かつ、物品移載用コンベヤ装置を装備した昇降枠と、物品移載用高さに昇降された前記物品移載用コンベヤ装置との間で物品を搬送する物品収納用コンベヤ装置を装備する物品収納部を、前記走行台車の走行経路の横側方に位置させた状態で備える物品収納棚とが設けられた物品収納設備に関する。
かかる物品収納設備は、走行台車の走行により、物品移載用コンベヤ装置を走行経路の長手方向において物品収納部に対する移載用位置に位置させるようにし、かつ、昇降リンク機構の伸縮作動による昇降枠の昇降により、物品移載用コンベヤ装置を物品移載用高さに位置させるようにした状態において、昇降枠に装備した物品移載用コンベヤ装置と物品収納部に装備した物品収納用コンベヤ装置との間で物品を搬送することにより、物品収納部に物品を収納する物品収納作動や、物品収納部から物品を取出す物品取出作動を行わせるように構成されたものである。
ちなみに、物品移載用コンベヤ装置及び物品収納用コンベヤ装置が、物品搬送のために駆動される形態の場合には、それらのコンベヤ装置のみによって物品の搬送が行われることになるが、例えば、物品移載用コンベヤ装置が、物品搬送のために駆動される形態で、かつ、物品収納用コンベヤ装置が、物品搬送のために駆動されない形態の場合には、物品収納作動の際に、物品移載用コンベヤ装置にて搬送される物品を物品収納部の奥部側に押し込み、かつ、物品取出作動の際に、物品収納部の物品を昇降台の存在側に引き出す係止搬送装置を、昇降枠に装備することになる等、昇降枠に、物品移載用コンベヤ装置に加えて、物品の搬送を補助する搬送装置を装備することになる。
このような物品収納設備の従来例として、テーブルリフターの上部フレームの左右両側部に、横外方側に突出する状態で張り爪が設けられ、この張り爪が、物品移載用コンベヤ装置としてのローラコンベヤが物品移載用上昇高さに位置するときに、物品収納棚としてのストック棚の棚枠フレームに載置支持されるように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、特許文献1の物品収納設備は、物品移載用コンベヤ装置としてのローラコンベヤを物品移載用高さに位置させて、物品収納作動や物品取出作動を行う際に、昇降枠としての上部フレームの左右両側部に設けた張り爪を、ストック棚の棚枠フレームにて載置支持することによって、テーブルリフターの上部フレームの高さや姿勢の安定化を図ることにより、物品収納作動や物品取出作動を良好に行えるようにしたものである。
ちなみに、特許文献1の張り爪は、横外方に突出する状態と上部フレーム側に引退する状態とにシリンダによって切換え自在に構成されて、ストック棚の棚枠フレームに載置支持される際には、横外方に突出する状態に切換えられるように構成されている。
実開昭61−116606号公報
特許文献1の物品収納設備は、物品収納作動や物品取出作動を行う際に、昇降枠としての上部フレームの位置や姿勢の安定化を図るようにしたものであるが、物品の重量が大きな場合には、物品収納作動や物品取出作動を適切に行い難い虞があり、改善が望まれるものであった。
すなわち、物品の重量が大きな場合において、物品移載用コンベヤ装置に物品を載置すると、昇降枠を支持する昇降リンク機構が、物品の重みにより、縮小側に弾性変形し、かつ、物品移載用コンベヤ装置から物品を取出すと、昇降枠を支持する昇降リンク機構が、伸長側に復帰変形することに起因して、物品収納作動や物品取出作動を適切に行い難いものであった。
つまり、物品を載置した物品移載用コンベヤ装置を物品移載用高さに位置させた状態で、物品収納作動を行う場合において、物品を物品移載用コンベヤ装置から物品収納用コンベヤ装置に搬送するに伴って、昇降枠に作用する物品の重量が減少すると、昇降リンク機構が伸長側に復帰変形する。これにより、物品移載用コンベヤ装置が物品移載用高さよりも上昇する等、物品移載用コンベヤ装置の位置や姿勢が変化することになり、物品収納作動を適切に行い難い虞がある。
また、物品移載用コンベヤ装置を物品移載用高さに位置させた状態で、物品取出作動を行う場合において、物品を物品収納用コンベヤ装置から物品移載用コンベヤ装置に搬送するに伴って、昇降枠に作用する物品の重量が増大すると、昇降リンク機構が縮小側に変形する。これにより、物品移載用コンベヤ装置が物品移載用高さよりも下降する等、物品移載用コンベヤ装置の位置や姿勢が変化することになり、物品取出作動を適切に行い難い虞がある。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、物品の重量が大きな場合においても、物品収納作動及び物品取出作動を適切に行うことができる物品収納設備を提供する点にある。
本発明の物品収納設備は、床面の走行レールに沿って走行する走行台車と、
駆動装置にて上下方向に沿って伸縮作動される状態で前記走行台車に装備された昇降リンク機構と、
前記昇降リンク機構によって昇降自在に支持され、かつ、物品移載用コンベヤ装置を装備した昇降枠と、
物品移載用高さに上昇された前記物品移載用コンベヤ装置との間で物品を搬送する物品収納用コンベヤ装置を装備する物品収納部を、前記走行台車の走行経路の横側方に位置させた状態で備える物品収納棚とが設けられたものであって、その第1特徴構成は、
前記物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠が、前記昇降枠に対して設定範囲で昇降自在に支持され、
前記支持枠の左右両側部に、横外方側に突出する状態で被支持体が設けられ、
前記被支持体の夫々を載置支持する支持体が、前記物品移載用コンベヤ装置が前記走行経路の長手方向において前記物品収納部に対する移載用位置に位置しかつ上下方向において前記物品移載用高さに位置するときに、前記被支持体を載置支持する状態で、前記走行経路の左右両横側箇所に地上側に設置した状態で設けられている点を特徴とする。
すなわち、第1特徴構成によれば、物品移載用コンベヤ装置を、走行経路の長手方向において物品収納部に対する移載用位置に位置させかつ上下方向において物品移載用上昇高さに位置させて、物品収納部に物品を収納する物品収納作動や、物品収納部から物品を取出す物品取出作動を行わせる際に、物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠の左右両側部に設けられた被支持体を、走行経路の左右両横側箇所に地上側に設置した状態で設けられている支持体にて載置支持することができる。
また、支持枠が、昇降リンク機構にて支持される昇降枠に対して設定範囲で昇降自在に支持されているから、支持枠の左右両側部に設けた被支持体を、走行経路の左右両横側箇所に設けられている支持体にて載置支持した状態において、昇降枠を、支持枠よりも下方側に位置させておくことができる。
つまり、支持枠の左右両側部に設けた被支持体を、走行経路の左右両横側箇所に設けられている支持体にて載置支持させるように、昇降枠を下降させたのち、さらに昇降枠を下降させて、支持枠の下方側に昇降枠を位置させるようにすることができる。
したがって、物品収納作動や物品取出作動を行う際に、物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠を、走行経路の左右両横側箇所に設けられている支持体にて支持して、昇降枠を支持枠の下方側に離間した状態に維持することができる。
そして、支持枠の左右両側部に設けた被支持体を、走行経路の左右両横側箇所に設けられている支持体にて支持した状態、つまり、物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠を、走行経路の左右両横側箇所に設けられている支持体にて支持した状態においては、物品移載用コンベヤ装置に載置した物品の重量は、昇降枠に作用することはなく、走行経路の左右両横側箇所に設けられている支持体に作用することになる。
このように、物品移載用コンベヤ装置に載置した物品の重量は、昇降枠に作用することなく、走行経路の左右両横側箇所に地上側に設置した状態で設けられている支持体に作用することになる。そのため、物品を物品移載用コンベヤ装置から物品収納用コンベヤ装置に搬送する物品収納作動を行う場合や、物品を物品収納用コンベヤ装置から物品移載用コンベヤ装置に搬送する物品取出作動を行う場合において、支持枠に作用する荷重が変動しても、物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠の位置や姿勢が変化することがない。したがって、物品収納作動や物品取出作動を良好に行うことができる。
つまり、支持体は、例えば、物品収納棚の構成部材を利用して地上側に設置する等、大きな荷重を支持できるように設置できるため、物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠を、的確に支持できる。その結果、支持枠に作用する荷重が変動しても、物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠の位置や姿勢が変化することがないため、物品収納作動や物品取出作動を良好に行うことができるのである。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、物品の重量が大きな場合においても、物品収納作動及び物品取出作動を適切に行うことができる物品収納設備を提供できる。
本発明の物品収納設備の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記被支持体が、前記支持体にて載置される突出姿勢に固定された状態で前記支持枠に装備されている点を特徴とする。
すなわち、第2特徴構成によれば、物品移載用コンベヤ装置を、走行経路の長手方向において物品収納部に対する移載用位置に位置させかつ上下方向において物品移載用上昇高さに位置させるべく、走行台車を走行させ、かつ、昇降枠を昇降させる際には、先ず、支持体にて載置されることになる突出姿勢に固定された状態で支持枠に装備された被支持体が、支持体の直上方箇所に移動するように、走行台車を走行させかつ昇降枠を昇降させることになり、その後、昇降枠を下降させて、被支持体を支持体に載置させ、さらに、昇降枠を下降させて、支持枠の下方側に昇降枠を位置させるようにすることになる。
つまり、被支持体を、支持体にて載置される突出姿勢に固定された状態で支持枠に装備するものであるから、突出姿勢の被支持体が支持体の直上方箇所に移動することを許容するように物品収納棚を構成することにより、被支持体を支持体に載置支持させることができるのである。
そして、被支持体を突出姿勢に固定した状態で支持枠に装備するものであるから、物品の大きな重量に耐えることができる十分に大きな強度を備える状態に被支持体を構成することが容易となり、物品の大きな重量に耐えるように被支持体を構成しながらも、全体構成の低廉化を図ることができる。
説明を加えると、被支持体を、支持体にて載置されるように横外方に突出する突出姿勢と昇降枠側に引退した引退姿勢とに切換え自在に設けて、物品移載用コンベヤ装置を、走行経路の長手方向において物品収納部に対する移載用位置に位置させかつ上下方向において物品移載用上昇高さに位置させるべく、走行台車を走行させ、かつ、昇降枠を昇降させる際には、被支持体を引退姿勢に切換えるようにし、そして、支持体の直上方箇所にて被支持体を突出姿勢に切換えるようにすることが考えられる。
しかしながら、この構成の場合には、物品の大きな重量に耐えることができる強度を備える状態で、被支持体を突出姿勢と引退姿勢とに切換え自在に設けるには、被支持体の設置構成が高価となり、全体構成が高価となる不都合があるが、本第2特徴構成によれば、上述の如く、物品の大きな重量に耐えるように被支持体を構成しながらも、全体構成の低廉化を図ることができるのである。
要するに、本発明の第2特徴構成によれば、上記第1特徴構成による作用効果に加えて、物品の大きな重量に耐えるように被支持体を構成しながらも、全体構成の低廉化を図ることができる物品収納設備を提供できる。
本発明の物品収納設備の第3特徴構成は、上記第1又は第2特徴構成に加えて、
前記支持体が、前記走行経路の横幅方向において、前記物品収納用コンベヤ装置の先端部と重複する状態で設けられている点を特徴とする。
すなわち、第3特徴構成によれば、走行経路の左右両横側箇所に位置する支持体が、走行台車の走行経路の横幅方向において、物品収納用コンベヤ装置の先端部と重複する状態で設けられているから、支持枠の左右両側部に設ける左右の被支持体の間隔を、十分に大きくできるため、例えば、走行経路の左右両横側箇所に位置する左右の支持体の設置高さに多少の誤差があっても、物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠が大きく傾くことを回避できる等、物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠を適正姿勢で支持し易いものとなる。
つまり、走行経路の左右両横側箇所に位置する支持体を設置するにあたり、例えば、支持体を、走行経路の横幅方向において、物品収納用コンベヤ装置の先端部よりも、支持枠側に突出する状態で設けるようにすることが考えられる。
しかしながら、この構成の場合には、支持枠の左右両側部に設ける左右の被支持体の間隔が小さくなるため、例えば、走行経路の左右両横側箇所に位置する左右の支持体の設置高さに多少の誤差があっても、物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠が大きく傾くことになる等、物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠を適正姿勢で支持し難いものとなる。この点、本第3特徴構成によれば、物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠を適正姿勢で支持し易いものとなるのであり、その結果、物品収納作動及び物品取出作動を一層適切に行うことができるのである。
要するに、本発明の第3特徴構成によれば、上記第1又は第2特徴構成による作用効果に加えて、物品収納作動及び物品取出作動を一層適切に行うことができる物品収納設備を提供できる。
物品収納設備の平面図 同設備の正面図 物品搬送車の側面図 物品移載装置の正面図 同装置の側面図 同装置の平面図 物品収納棚の正面図 支持体の装着部を示す正面図 同部を示す横断平面図 物品移載作動を示す作用図 物品移載作動を示す作用図 物品移載作動を示す作用図 制御構成を示すブロック図
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(物品収納設備の構成)
図1に示すように、物品収納設備には、直線状の走行通路を往復走行して物品Bを搬送する物品搬送車Aが備えられ、走行通路の横幅方向の一方側には、一対の物品収納棚C及び入出庫用の第1中継コンベヤD1が、一対の物品収納棚Cの間に第1中継コンベヤD1を位置させる状態で配設され、走行通路の横幅方向の一方側には、単一の物品収納棚C、入出庫用の第2中継コンベヤD2、及び、入出庫用の第3中継コンベヤD3が、記載順に並ぶ状態で配設されている。
そして、第1中継コンベヤD1と第2中継コンベヤD2とが、走行通路の横幅方向に沿って直線状に並ぶ状態で設けられている。
また、第1中継コンベヤD1に接続される状態で物品搬出入用コンベヤEが配設され、第2中継コンベヤD2及び第3中継コンベヤD3に対して物品Bを入出庫する搬送台車Fが設けられている。
物品搬送車Aが、各物品収納棚Cの横側部に対向する位置、第1中継コンベヤD1と第2中継コンベヤD2の間に相当する位置、第3中継コンベヤD3の横側部に対向する位置に走行自在に構成され、かつ、走行通路の横幅方向に沿って搬送作用して、第1中継コンベヤD1、第2中継コンベヤD2及び第3中継コンベヤD3との間、並びに、各物品収納棚Cとの間で物品Bを搬送する物品移載用コンベヤ装置Gを備える状態に構成されている。
そして、物品収納設備は、物品搬出入用コンベヤEにて第1中継コンベヤD1に搬入された物品Bを、物品搬送車Aにて物品収納棚Cに収納する作業(以下、第1入庫作業と略称)、搬送台車Fにて第2中継コンベヤD2や第3中継コンベヤD3に搬入された物品Bを、物品搬送車Aにて物品収納棚Cに収納する作業(以下、第2入庫作業と略称)、物品収納棚Cに収納された物品Bを、物品搬送車Aにて第1中継コンベヤD1、第2中継コンベヤD2及び第3中継コンベヤD3のいずれかに搬送する作業(以下、出庫作業と略称)を行うように構成されている。
また、物品収納設備は、物品搬送車Aが第1中継コンベヤD1と第2中継コンベヤD2の間に相当する位置に位置する状態において、物品搬出入用コンベヤEにて第1中継コンベヤD1に搬入される物品Bを、第1中継コンベヤD1、物品移載用コンベヤ装置G、及び、第2中継コンベヤD2からなる搬送経路を通して、第2中継コンベヤD2に搬送し、かつ、搬送台車Fにて第2中継コンベヤD2に搬入された物品Bを第1中継コンベヤD1に搬送する作業(以下、中継作業と略称)を行うように構成されている。
さらに、物品収納設備は、物品搬出入用コンベヤEにて第1中継コンベヤD1に搬入される物品Bを、搬送台車Fにて第3中継コンベヤD3に搬送する作業(以下、第1搬送作業と略称)、及び、搬送台車Fにて第2中継コンベヤD2や第3中継コンベヤD3に搬入された物品Bを、物品搬送車Aにて第1中継コンベヤD1に搬送する作業(以下、第2搬送作業)を行うように構成されている。
つまり、本実施形態の物品収納設備は、第1中継コンベヤD1、第2中継コンベヤD2及び第3中継コンベヤD3に搬入された物品Bを物品収納棚Cに収納して保管する入庫作業、及び、物品収納棚Cに収納された物品Bを、第1中継コンベヤD1、第2中継コンベヤD2及び第3中継コンベヤD3のいずれかに出庫する出庫作業を行うように構成され、加えて、第1中継コンベヤD1と第2中継コンベヤD2及び第3中継コンベヤD3との間で物品Bを搬送する中継搬送作業を行うように構成されている。
(物品搬送車の構成)
物品搬送車Aは、図2及び図3に示すように、床面の左右一対の走行レール1に沿って往復走行するように構成された走行台車2、駆動装置としての油圧シリンダ3にて上下方向に伸縮作動される状態で走行台車2に装備された昇降リンク機構H、及び、昇降リンク機構Hによって昇降自在に支持され、かつ、上述した物品移載用コンベヤ装置Gを装備した昇降枠4を装備するように構成されている。
走行台車2は、前後両端部の夫々に走行車輪5を備えるものであって、前後両端部のうちの一方側の一対の走行車輪5が走行用電動モータ6にて駆動されるように構成されている。
つまり、物品搬送車Aは、走行台車2が走行経路に沿って往復走行することにより、上述の如く、走行通路を往復走行するように構成されている。
昇降リンク機構Hは、複数のリンク部材7をパンタグラフ状に組付けて構成される左右一対の伸縮機構部分Haを備える形態に構成されている。
尚、一対の伸縮機構部分Haの下端側に位置する一対のリンク部材7の一方が、走行台車2に車体横幅方向に沿う軸心回りで枢支連結され、かつ、一対のリンク部材7の他方が、台車前後方向に移動自在となる状態で走行台車2に支持されている。
図4及び図5に示すように、物品移載用コンベヤ装置Gが、物品Bを車体横幅方向に沿って載置搬送する前後一対のチェーンコンベヤGaを備え、加えて、物品Bを車体横幅方向に沿って案内すべく、車体前後幅方向の2箇所に、車体横幅方向に沿って並置される案内体Gbを備える状態に構成されている。
(物品移載用コンベヤ装置の支持構成)
物品移載用コンベヤ装置Gを支持する支持枠8が、昇降枠4に対して設定範囲で昇降自在に支持されている。
すなわち、図4〜図6に示すように、支持枠8が、平面視にて車体前後方向に長い長方形の4角に相当する位置に配置される4本の脚部8A、それら4本の脚部8Aの車体横幅方向に並ぶ前後の2組の脚部8Aの夫々に対して、上端部同士を接続する状態で設置される車体横幅方向に沿って長尺状の前後一対の連結枠8B、4本の脚部8Aの車体前後に並ぶ左右の2組の脚部8Aの夫々に対して、中間部同士を接続する状態で設置される車体前後幅方向に沿う左右一対の接続枠8C、及び、前後一対の連結枠8Bの左右両端部に上方に突出する状態で設けた突出枠8Dを備える状態に構成されている。
前後一対のチェーンコンベヤGaを各別に装備する車体横幅方向に沿って長尺状の一対のコンベヤ枠9が、突出枠8Dの上部に載置される状態で設けられている。
また、案内体Gbを装備するローラ枠10及び一対のチェーンコンベヤGaの夫々を各別に駆動する物品移載用電動モータ11が、コンベヤ枠9に連結されている。
ちなみに、一対の接続枠8Cの上部には、物品Bを係止搬送する係止搬送装置Jが装備されている。
この係止搬送装置Jは、物品係止部Jaを支持枠8に対して昇降自在並びに車体横幅方向に沿って出退自在に装備するものであって、後述の如く、物品移載用コンベヤ装置Gが物品収納棚Cとの間で物品Bを移載する際に、物品Bを係止搬送するように構成されている。
そして、図4及び図5に示すように、支持枠8を構成する4本の脚部8Aの夫々の側面部に、被案内枠12がボルト連結され、それら被案内枠12を昇降自在に案内する案内枠13が、昇降枠4の上面部に上方に突出する起立姿勢で装備されている。
支持枠8が昇降枠4に対して下降した際に、4本の脚部8Aの下端部が昇降枠4の上面部に接当するように構成され、かつ、図示は省略するが、被案内枠12の案内枠13に対する上方側の移動限度を規制するストッパーが装備されるように構成されている。
つまり、物品移載用コンベヤ装置Gが第1中継コンベヤD1、第2中継コンベヤD2及び第3中継コンベヤD3との間で物品Bを搬送する際や、物品搬送車Aが物品Bを搬送する際には、支持枠8が昇降枠4に対して下降して、4本の脚部8Aの下端部が昇降枠4の上面部に接当した状態になり、そして、物品移載用コンベヤ装置Gが物品収納棚Cとの間で物品Bを移載する際には、後述の如く、支持枠8が昇降枠4に対して上昇して、4本の脚部8Aの下端部が昇降枠4の上面部から離間した状態になる。
(物品の構成)
本実施形態の物品Bは、図2及び図3に示すように、物品本体としてのロール状体14を、角パイプ材を枠組みして構成した物品載置枠15にて載置支持するようにしたものであり、詳しくは、ロール状体14の心棒14aの両端部を、物品載置枠15の両端部に設けた一対の心棒係止体15aにて係止支持したものである。
また、物品載置枠15の下面部には、車体横幅方向に沿う4本の角パイプ材15Aが車体前後幅方向に並ぶ状態で設けられている。
そして、図4に示すように、4本の角パイプ材15Aのうち、車体前後幅方向の両端に位置する角パイプ材15Aが、物品移載用コンベヤ装置GのチェーンコンベヤGaにて載置され、かつ、案内体Gbにて案内されるように構成されている。
また、4本の角パイプ材15Aのうち、車体前後方向の内方に位置する角パイプ材15Aは、係止搬送装置Jの物品係止部Jaにて係止されるように構成されている。
(物品収納棚の構成)
図2及び図7に示すように、物品収納棚Cは、物品移載用高さに上昇された物品移載用コンベヤ装置Gとの間で物品Bを搬送する物品収納用コンベヤ装置Kを備える物品収納部Sを、走行台車2の走行経路の横側方に位置させる状態で備えている。
すなわち、物品収納用コンベヤ装置Kが、物品Bを棚前後幅方向に沿って載置搬送する左右一対の遊転式のローラコンベヤKaを備え、加えて、物品Bを棚前後幅方向に沿って案内すべく、棚横幅方向の2箇所に、棚前後幅方向に沿って並置される棚側案内体Kbを備える状態に構成されている。
尚、遊転式のローラコンベヤKaが、物品Bの下方側に設けた4本の角パイプ材15Aのうちの、物品移載用コンベヤ装置GのチェーンコンベヤGaが載置する角パイプ材15Aを載置し、棚側案内体Kbが、遊転式のローラコンベヤKaにて載置される角パイプ材15Aを案内するように構成されている。
物品収納用コンベヤ装置Kを支持する架台16が、床面に立設した4本の柱部材16Aと、それら柱部材16Aを接続する水平方向に沿う複数の接続部材16Bとを組付けて構成されている。
そして、架台16の上部に、遊転式のローラコンベヤKa及び棚側案内体Kbを装備する左右一対の棚側コンベヤ枠17が載置支持されている。
また、本実施形態の物品収納棚Cは、昇降枠4が最低高さに下降された状態において、物品移載用コンベヤ装置Gとの間で物品Bを搬送する下方側物品収納用コンベヤ装置Kd備える下方側物品収納部Sdを備えている。
ちなみに、物品移載用コンベヤ装置Gが下方側物品収納用コンベヤ装置Kdとの間で物品Bを搬送する際には、物品移載用コンベヤ装置Gの支持枠8が昇降枠4に対して下降して、4本の脚部8Aの下端部が昇降枠4の上面部に接当した状態になる。
つまり、物品収納棚Cは、物品収納部Sの下方に、下方側物品収納部Sdを備えて、上下二段に物品Bを収納するように構成されている。
下方側物品収納用コンベヤ装置Kdは、物品収納用コンベヤ装置Kと同様に、物品Bを棚前後幅方向に沿って載置搬送する左右一対の遊転式のローラコンベヤKaを備え、加えて、物品Bを棚前後幅方向に沿って案内すべく、棚横幅方向の2箇所に、棚前後幅方向に沿って並置される棚側案内体Kbを備えている。
そして、下方側物品収納用コンベヤ装置Kdを支持する下方側架台18が床面に設置され、その下方側架台18の上部に、下方側物品収納用コンベヤ装置Kdが載置支持されるように構成されている。
尚、下方側物品収納部Sdの下方側架台18は、物品収納部Sの架台16の横幅よりも小さく形成されて、物品収納部Sの架台16の内方側箇所に配設されている。
ちなみに、物品収納用コンベヤ装置K及び下方側物品収納用コンベヤ装置Kdは、遊転式のローラコンベヤKaを備えるものであるから、物品移載用コンベヤ装置Gと物品収納用コンベヤ装置K及び下方側物品収納用コンベヤ装置Kdとの間で物品Bを移載する際には、上述した係止搬送装置Jが物品Bを係止搬送することになる。
(物品収納棚に対する支持枠の支持構成)
図2、図3及び図5に示すように、物品移載用コンベヤ装置Gの支持枠8の左右両側部に、横外方側に突出する状態で被支持体20が設けられている。
そして、図2及び図5に示すように、支持枠8の左右両側部に設けた被支持体20の夫々を載置支持する支持体21が、物品移載用コンベヤ装置Gが走行台車2の走行経路の長手方向において物品収納部Sに対する移載用位置に位置しかつ上下方向において物品移載用高さに位置するときに、被支持体20を載置支持する状態で、走行台車2の走行経路の左右両横側箇所に設けられている。
すなわち、被支持体20が、支持枠8における連結枠8Bの両端部に、支持体21にて載置される突出姿勢に固定された状態で取付けられている。
尚、本実施形態においては、被支持体20は、車体横幅方向に沿う回転軸心X回りで回転自在なローラ状に構成されている。
図5に示すように、架台16の前端側の上部に、横断面形状がエ字状の前フレーム22が接続部材16Bの一部として設けられ、この前フレーム22の前方側部分に、ブロック材23が固定され、上述した支持体21が、ブロック材23に取付けられている。
また、図5に示すように、物品収納用コンベヤ装置Kと支持体21との間には、棚横幅方向の移動によって被支持体20が支持体21の直上方箇所に移動することを許容する通過用空間Tが形成されており、被支持体20の高さが通過用空間Tを通過する高さとなるように昇降枠4を上昇させた状態で、物品搬送車Aを走行させることにより、被支持体20を支持体21の直上方箇所に移動させることができるように構成されている。
したがって、物品収納棚Cの物品収納部Sに対して物品移載作業を行う際には、すなわち、物品収納部Sに物品Bを収納する物品収納作動や、物品収納部Sから物品Bを取出す物品取出作動を行う際には、支持枠8の左右両側部に設けた被支持体20を支持体21の直上方箇所に位置させ、その後、昇降枠4を下降させて、被支持体20を支持体21にて載置支持させることにより、物品移載用コンベヤ装置Gを備えた支持枠8を支持体21にて支持することができるように構成されている。本実施形態では、物品収納作動は、第1入庫作業や第2入庫作業で行われ、物品取出作動は、出庫作業で行われる。
ちなみに、本実施形態においては、図1に示すように、3つの物品収納棚Cのうちの2つの物品収納棚Cは、物品搬送車Aの走行通路、つまり走行台車2の走行経路の両側に、互いに向き合う状態で設置されるため、それらの物品収納棚Cの物品収納部Sに対して物品移載作業を行う際には、それらの物品収納棚Cに装備した支持体21にて被支持体20を載置支持させることになる。
また、3つの物品収納棚Cのうちの1つの物品収納棚Cは、第3中継コンベヤD3と向き合う状態で、走行台車2の走行経路の両側に位置することになるため、第3中継コンベヤD3の設置箇所には、支持体21を設置する補助架台27(図1参照)が設けられている。
つまり、第3中継コンベヤD3と向かい合う物品収納棚Cの物品収納部Sに対して物品移載作業を行う際には、物品収納棚Cに設けた支持体21と補助架台27に設けた支持体21とで、支持枠8の左右両側部に設けた被支持体20を載置支持するように構成されている。
(支持体の装着構成)
図5、図7〜図9に示すように、支持体21が、ブロック材23に対して棚横幅方向での位置を調節自在に取付けられている。
説明を加えると、支持体21がボルト連結された板状体21Aが、ブロック材23に対して連結ボルト24にて接続され、板状体21Aにおけるボルト挿通孔25が、棚横幅方向に沿う長孔状に形成されて、支持体21を備える板状体21Aが、棚横幅方向に移動できるように構成されている。
そして、板状体21Aを棚横幅方向に押圧する左右一対の位置調節用ボルト26が、ブロック材23にボルト固定したボルト支持部23Aに螺合されている。
従って、位置調節用ボルト26の螺進調節により、支持体21を備える板状体21Aを棚横幅方向に移動調節することによって、支持体21の棚横幅方向での位置を調節できるように構成されている。
また、支持体21が、走行台車2の走行経路の横幅方向において、物品収納用コンベヤ装置Kの先端部と重複する状態で設けられており、支持枠8の左右両側部に設ける被支持体20の間隔を大きくして、支持枠8の姿勢の安定化を図るようになっている。
(物品搬送車の制御構成)
図13に示すように、物品搬送車Aの運転を制御する運転制御部Uが設けられ、その運転制御部Uに、走行経路における走行台車2の走行方向での位置である走行位置を検出する走行位置検出センサ30の検出情報、及び、昇降枠4の昇降位置を検出する昇降位置検出センサ31の検出情報が入力されている。
ちなみに、走行位置検出センサ30としては、走行台車2の走行経路の端部に設けたレーザー測距計にて走行台車2の位置を検出する形態のもの等、各種の形態のものを用いることができる。
また、昇降位置検出センサ31としては、走行台車2に設けたレーザー測距計にて昇降枠4の位置を検出する形態のものや、昇降リンク機構Hを構成する複数のリンク部材7のうちの走行台車2に枢支連結されたリンク部材7の揺動位置をポテンショメータにて検出する形態のもの等、各種の形態のものを用いることができる。
そして、運転制御部Uは、運転指令部32からの運転指令情報に基づいて、上述した、第1入庫作業、第2入庫作業、出庫作業、中継作業、第1搬送作業、及び、第2搬送作業を行うべく、走行用電動モータ6、物品移載用電動モータ11、油圧シリンダ3、係止搬送装置Jの物品係止部Jaを出退操作する出退操作用電動モータ33A、及び、係止搬送装置Jの物品係止部Jaを昇降操作する昇降操作用電動モータ33Bの作動を制御するように構成されている。
ちなみに、運転指令部32は、非常時やメンテナンス時等において手動操作にて運連指令を入力することが可能であるが、通常は、設備全体の運転を管理する管理部34からの指令情報が入力されて、その指令情報に基づいて、運転指令情報を運転制御部Uに指令することになる。
(運転制御部の制御動作)
以下、運転制御部Uの制御動作を、第1入庫作業、つまり、物品搬出入用コンベヤEにて第1中継コンベヤD1に搬入された物品Bを、物品搬送車Aにて物品収納棚Cに収納する作業を代表に、図10〜図12を参照して説明する。
先ず、走行台車2を第1中継コンベヤD1の横側部に走行させ、かつ、昇降枠4を昇降範囲の下端位置に下降させ、その状態において、第1中継コンベヤD1の上部に位置する物品Bを物品移載用コンベヤ装置Gの上部に搬送する。
尚、上述した通り、昇降枠4を昇降範囲の下端位置に下降させた状態においては、物品移載用コンベヤ装置Gの高さが、第1中継コンベヤD1の高さに揃うことなる。
物品Bを物品移載用コンベヤ装置Gの上部に搬送した後は、昇降枠4を上昇させて、支持枠8の左右両側部に設けた被支持体20の高さが、上述した通過用空間Tに対応する高さとなるようにし、次に、走行台車2を、物品Bを収納する物品収納棚Cの横側部に走行させて、物品移載用コンベヤ装置Gが走行台車2の走行経路の長手方向において物品収納部Sに対する移載用位置に位置させるようにする。
ちなみに、物品Bを収納する物品収納棚Cの横側部に走行台車2を走行させた状態においては、図10に示すように、支持枠8の左右両側部に設けた被支持体20が、物品収納部Sに設けた物品収納用コンベヤ装置Kと支持体21との間に位置することになる。
次に、図11に示すように、昇降枠4を下降させて、支持枠8の左右両側部に設けた被支持体20が支持体21に載置支持されるようにする。尚、昇降枠4は、被支持体20が支持体21に載置支持される状態となる高さよりも、設定量下方側に下降させる。
支持枠8の左右両側部に設けた被支持体20が支持体21に載置支持されると、物品移載用コンベヤ装置G及び係止搬送装置Jを作動させて、係止搬送装置Jの物品係止部Jaにて物品Bを係止しながら、物品Bを物品収納用コンベヤ装置Kの上部に搬送する物品収納作動を行う。
そして、物品Bを物品収納用コンベヤ装置Kの上部に搬送した後は、図12に示すように、係止搬送装置Jの物品係止部Jaを下降させて、物品Bから離脱させた後、物品係止部Jaを昇降枠4の存在側に引退させることになる。
係止搬送装置Jの物品係止部Jaが昇降枠4の存在側に引退すると、昇降枠4を上昇させて、支持枠8の左右両側部に設けた被支持体20の高さが、上述した通過用空間Tに対応する高さとなるようにし、次に、走行台車2を第1中継コンベヤD1の横側部に走行させ、かつ、昇降枠4を昇降範囲の下端位置に下降させて、次の作業のために待機することになる。
ちなみに、出庫作業を行う際には、物品Bを取出す物品収納棚Cの横側部に走行台車2を走行させた状態において、昇降枠4を下降させて、支持枠8の左右両側部に設けた被支持体20が支持体21に載置支持されるようにし、その状態において、物品移載用コンベヤ装置G及び係止搬送装置Jを作動させて、係止搬送装置Jの物品係止部Jaにて物品Bを係止しながら、物品Bを物品収納用コンベヤ装置Kから物品移載用コンベヤ装置Gの上部に搬送する物品取出作動を行うことになる。
つまり、係止搬送装置Jの物品係止部Jaを下降させた状態で物品収納棚Cの存在側に突出させ、その後、物品係止部Jaを上昇させて、物品Bを係止するようにする。
そして、物品係止部Jaが物品Bを係止した後は、物品係止部Jaを昇降枠4の存在側に引退させて、物品Bを物品移載用コンベヤ装置Gの上部に搬送することになる。
尚、物品収納棚Cの下方側物品収納部Sdに対する物品Bの移載作業は、昇降枠4を昇降範囲の下端に下降させて行うものであり、その他は、上述の第1入庫作業や出庫作業と同様に行われるものであるため、本実施形態においては、詳細な説明は省略する。
以上の通り、本実施形態によれば、物品収納棚Cの物品収納部Sに対して物品移載作業を行う際には、物品移載用コンベヤ装置Gを備える支持枠8に設けた左右の被支持体20が、物品収納棚Cや補助架台27に設けた支持体21に載置支持され、かつ、昇降枠4が支持枠8の下方に位置することになるため、支持枠8の高さや姿勢が安定化することにより、物品移載作業を良好に行えるものとなる。
〔別実施形態〕
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、被支持体20が、支持体21にて載置される突出姿勢に固定された状態で支持枠8に装備される場合を例示したが、被支持体20を、支持体21にて載置される突出姿勢と支持枠8の存在側に引退した引退姿勢とに切換え自在に設けて、支持体21にて載置支持する際に、被支持体20を突出姿勢に切換えるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、物品収納棚Cが、一段の物品収納部Sを備える場合を例示したが、物品収納棚Cが、上下複数段の物品収納部Sを備える形態で実施してもよい。
(3)上記実施形態においては、物品搬送車Aが、入庫作業及び出庫作業に加えて、中継搬送作業を行うように構成されている場合を例示したが、物品搬送車Aが中継搬送作業を行わない形態で実施してもよい。
(4)上記実施形態では、物品収納用コンベヤ装置Kが非駆動型の場合を例示したが、物品収納用コンベヤ装置Kを駆動型に構成して実施してもよく、この場合、係止搬送装置Jを省略できることになる。
(5)上記実施形態では、昇降リンク機構Hが、パンタグラフ式の伸縮機構部分Haを備える形態に構成される場合を例示したが、昇降リンク機構Hの具体構成は各種変更できるものである。そして、昇降リンク機構Hを駆動する駆動装置としては、油圧シリンダ3に代えて、電動シリンダ等の種々の駆動装置が適用できる。
(6)上記実施形態では、支持体21を地上側に設置した状態で設けるにあたり、複数の支持体21のうちの一部を、床面に設置した物品収納棚Cの架台16を利用して設置し、複数の支持体21のうちの残部を、床面に設置した補助架台27を利用して設置する場合を例示したが、複数の支持体21の全てを物品収納棚Cの架台16を利用して設置する形態や、複数の支持体21の全てを補助架台27を利用して設置する形態で実施する等、支持体21を地上側に設置した状態で設ける具体構成は各種変更できる。
1 走行レール
2 走行台車
4 昇降枠
8 支持枠
20 被支持体
21 支持体
C 物品収納棚
G 物品移載用コンベヤ装置
H 昇降リンク機構
K 物品収納用コンベヤ装置
S 物品収納部
T 通過用空間

Claims (3)

  1. 床面の走行レールに沿って走行する走行台車と、
    駆動装置にて上下方向に沿って伸縮作動される状態で前記走行台車に装備された昇降リンク機構と、
    前記昇降リンク機構によって昇降自在に支持され、かつ、物品移載用コンベヤ装置を装備した昇降枠と、
    物品移載用高さに上昇された前記物品移載用コンベヤ装置との間で物品を搬送する物品収納用コンベヤ装置を装備する物品収納部を、前記走行台車の走行経路の横側方に位置させた状態で備える物品収納棚とが設けられた物品収納設備であって、
    前記物品移載用コンベヤ装置を支持する支持枠が、前記昇降枠に対して設定範囲で昇降自在に支持され、
    前記支持枠の左右両側部に、横外方側に突出する状態で被支持体が設けられ、
    前記支持枠の左右両側部に設けた前記被支持体の夫々を載置支持する支持体が、前記物品移載用コンベヤ装置が前記走行経路の長手方向において前記物品収納部に対する移載用位置に位置しかつ上下方向において前記物品移載用高さに位置するときに、前記被支持体を載置支持する状態で、前記走行経路の左右両横側箇所に地上側に設置した状態で設けられている物品収納設備。
  2. 前記被支持体が、前記支持体にて載置される突出姿勢に固定された状態で前記支持枠に装備されている請求項1記載の物品収納設備。
  3. 前記支持体が、前記走行経路の横幅方向において、前記物品収納用コンベヤ装置の先端部と重複する状態で設けられている請求項1又は2記載の物品収納設備。
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