JPH08133467A - 荷物搬出入用のパレット移送装置 - Google Patents
荷物搬出入用のパレット移送装置Info
- Publication number
- JPH08133467A JPH08133467A JP29802394A JP29802394A JPH08133467A JP H08133467 A JPH08133467 A JP H08133467A JP 29802394 A JP29802394 A JP 29802394A JP 29802394 A JP29802394 A JP 29802394A JP H08133467 A JPH08133467 A JP H08133467A
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- pallet
- rail
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 荷物搬出入用のパレット移送装置の保守点検
を容易にすると共に、故障の発生する惧れを回避して稼
働効果を高める。 【構成】 塔体１内を昇降する荷物の搬送体３に、前後
一対のレール５ａ，５ｂと６ａ，６ｂを上下２段に配設
し、また搬出入の各階には、前後一対のレール９ａ，９
ｂと１０ａ，１０ｂを上下２段に配設した固定支持体１
１と、これに近接して前後一対のレール１３ａ，１３ｂ
を有し、該レールを相対的に固定支持体１１の上段レー
ルと下段レールの高さ位置に昇降するレール昇降機構４
０とを設置し、かつ前後位置に前記各レール上を転動す
る車輪を配設した自走式のパレット２０を用い、下段レ
ール６ａ，６ｂ、１０ａ，１０ｂと低位置にあるレール
１３ａ，１３ｂを荷物を搭載しない空のパレットの移送
のために、また上段のレール５ａ，５ｂ、９ａ，９ｂと
高位置にあるレール１３ａ，１３ｂを荷物を搭載した実
装のパレットの移送のために用いる。
を容易にすると共に、故障の発生する惧れを回避して稼
働効果を高める。 【構成】 塔体１内を昇降する荷物の搬送体３に、前後
一対のレール５ａ，５ｂと６ａ，６ｂを上下２段に配設
し、また搬出入の各階には、前後一対のレール９ａ，９
ｂと１０ａ，１０ｂを上下２段に配設した固定支持体１
１と、これに近接して前後一対のレール１３ａ，１３ｂ
を有し、該レールを相対的に固定支持体１１の上段レー
ルと下段レールの高さ位置に昇降するレール昇降機構４
０とを設置し、かつ前後位置に前記各レール上を転動す
る車輪を配設した自走式のパレット２０を用い、下段レ
ール６ａ，６ｂ、１０ａ，１０ｂと低位置にあるレール
１３ａ，１３ｂを荷物を搭載しない空のパレットの移送
のために、また上段のレール５ａ，５ｂ、９ａ，９ｂと
高位置にあるレール１３ａ，１３ｂを荷物を搭載した実
装のパレットの移送のために用いる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本願発明は、荷物搬送用のパレッ
トを上位階と下位階との間で昇降すると共に、その各階
の位置で荷物を搭載しない空のパレットと荷物を搭載し
た実装のパレットとの搬出入を行う荷物搬出入用のパレ
ット移送装置に関する。
トを上位階と下位階との間で昇降すると共に、その各階
の位置で荷物を搭載しない空のパレットと荷物を搭載し
た実装のパレットとの搬出入を行う荷物搬出入用のパレ
ット移送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、荷物搬出入用のパレットを載置す
るコンベヤを上下２段に配置して、このコンベヤを上位
階と下位階との間で昇降する昇降機を有し、かつ、前記
各階の床面には、前記と同様にパレットを載置するコン
ベヤを上下２段に設けた固定支持体と、コンベヤを上面
に備えたパンタグラフ機構から成る昇降台とをそれぞれ
設け、昇降機の停止状態で前記各コンベヤをそれぞれ駆
動することにより、荷物を搭載した実装のパレットと荷
物を搭載しない空のパレットとを水平方向に移送して空
のパレットの転送と荷物の搬出入を同時に行う構成の荷
物運搬装置は、例えば特開昭６３−１６０９２０号公報
及び特開昭６４−４８７１７号公報において公知であ
る。
るコンベヤを上下２段に配置して、このコンベヤを上位
階と下位階との間で昇降する昇降機を有し、かつ、前記
各階の床面には、前記と同様にパレットを載置するコン
ベヤを上下２段に設けた固定支持体と、コンベヤを上面
に備えたパンタグラフ機構から成る昇降台とをそれぞれ
設け、昇降機の停止状態で前記各コンベヤをそれぞれ駆
動することにより、荷物を搭載した実装のパレットと荷
物を搭載しない空のパレットとを水平方向に移送して空
のパレットの転送と荷物の搬出入を同時に行う構成の荷
物運搬装置は、例えば特開昭６３−１６０９２０号公報
及び特開昭６４−４８７１７号公報において公知であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の構成によれば、昇降機と各階の床面上とに、上下一
対のコンベヤを、また昇降台には１段のコンベヤをその
駆動手段をも含めてそれぞれ装備する構成であるので、
設置作業に手数を要すると共に、保守管理に不便であ
り、また、１つのコンベヤに故障が生じたときは装置全
体が休止状態となって稼働効率並びに、装置の信頼性を
損なわれるなどの不都合があった。
来の構成によれば、昇降機と各階の床面上とに、上下一
対のコンベヤを、また昇降台には１段のコンベヤをその
駆動手段をも含めてそれぞれ装備する構成であるので、
設置作業に手数を要すると共に、保守管理に不便であ
り、また、１つのコンベヤに故障が生じたときは装置全
体が休止状態となって稼働効率並びに、装置の信頼性を
損なわれるなどの不都合があった。
【０００４】さらにまた、上記した従来の構成によれ
ば、例えば台車を使用して荷物を移送する場合におい
て、床面上で台車を運行させて昇降台上の空のパレット
に搭載し或いは昇降台上の実装のパレットから台車を床
盤上に移行するためには、昇降台上の台車搭載面を床面
と同一面とする必要があり、そのため荷物の搬出入を行
う各階層に、少なくとも昇降台の最下降位置で、その搭
載面が床面と等しくなるように堀下部を設ける必要があ
る。そのため特に上位階において、床面に堀下部を設け
ることにより、床盤の弱体化を招く惧れがあるばかりで
なく、装置を設置すること自体が困難となるなどの不都
合があった。
ば、例えば台車を使用して荷物を移送する場合におい
て、床面上で台車を運行させて昇降台上の空のパレット
に搭載し或いは昇降台上の実装のパレットから台車を床
盤上に移行するためには、昇降台上の台車搭載面を床面
と同一面とする必要があり、そのため荷物の搬出入を行
う各階層に、少なくとも昇降台の最下降位置で、その搭
載面が床面と等しくなるように堀下部を設ける必要があ
る。そのため特に上位階において、床面に堀下部を設け
ることにより、床盤の弱体化を招く惧れがあるばかりで
なく、装置を設置すること自体が困難となるなどの不都
合があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで本願発明は、荷物
乃至台車を搭載するパレットを自走式とすると共に、昇
降機が固定支持体及び昇降台に、コンベヤに代えて前記
自走式パレットを走行するレールを配設することによ
り、従来のものの不都合を解消したもので、その要旨と
するところは、搬出入の階の相互間で昇降可能であっ
て、前後で対向して水平に延びる前後一対のレールを上
下２段に配設して成る搬送体と、該搬送体の搬送路に近
接して各階毎に設置され、前後で対向して水平に延びる
前後一対のレールを前記搬送体の上下２段のレールと等
しい間隔をもって上下２段に配設して成る固定支持体
と、この固定支持体に近接して設置され、上面に前後で
対向して水平に延びる前後一対のレールを備え、この一
対のレールを前記固定支持体の上下段の各レールと相対
的に同一高さ位置をとる高位置と低位置との間で昇降す
る昇降台と、可逆性の駆動機構を備え、この駆動機構に
より駆動されて前記各レール上を転動する車輪を前後位
置に配設して成る自走式のパレットとから構成され、前
記搬送体及び固定支持体の下段レールを荷物を搭載しな
い空のパレットを転送するレールとして、上段レールを
荷物を搭載した実装のパレットを転送するレールとして
用い、かつ、昇降台のレールを、その高位置において実
装のパレットの転送に、また低位置において空のパレッ
トの転送にそれぞれ用いることを特徴としたものであ
る。
乃至台車を搭載するパレットを自走式とすると共に、昇
降機が固定支持体及び昇降台に、コンベヤに代えて前記
自走式パレットを走行するレールを配設することによ
り、従来のものの不都合を解消したもので、その要旨と
するところは、搬出入の階の相互間で昇降可能であっ
て、前後で対向して水平に延びる前後一対のレールを上
下２段に配設して成る搬送体と、該搬送体の搬送路に近
接して各階毎に設置され、前後で対向して水平に延びる
前後一対のレールを前記搬送体の上下２段のレールと等
しい間隔をもって上下２段に配設して成る固定支持体
と、この固定支持体に近接して設置され、上面に前後で
対向して水平に延びる前後一対のレールを備え、この一
対のレールを前記固定支持体の上下段の各レールと相対
的に同一高さ位置をとる高位置と低位置との間で昇降す
る昇降台と、可逆性の駆動機構を備え、この駆動機構に
より駆動されて前記各レール上を転動する車輪を前後位
置に配設して成る自走式のパレットとから構成され、前
記搬送体及び固定支持体の下段レールを荷物を搭載しな
い空のパレットを転送するレールとして、上段レールを
荷物を搭載した実装のパレットを転送するレールとして
用い、かつ、昇降台のレールを、その高位置において実
装のパレットの転送に、また低位置において空のパレッ
トの転送にそれぞれ用いることを特徴としたものであ
る。
【０００６】さらに上記において必要とする堀下部を省
略するために、搬出入の階の相互間で昇降可能であっ
て、前後で対向して水平に延びる前後一対のレールを上
下２段に配置して成る搬送体と、該搬送体の搬送路に近
接して各階毎に設置され、前後で対向して水平に延びる
前後一対のレールを前記搬送体の上下２段のレールと等
しい間隔をもって上下２段に配設して成る固定支持体
と、内面位置でレールを水平状に支持して該レールを前
記固定支持体の上下段の各レールと相対的に同一高さ位
置をとるように高位置と低位置との間で昇降する前後一
対のレール昇降機構と、可逆性の駆動機構を備え、この
駆動機構により作動されて前記各レール上を転動する車
輪を前後位置に配設して成る自走式のパレットとから構
成され、前記搬送体及び固定支持体の下段レールを荷物
を搭載しない空のパレットを転送するレールとして、上
段レールを荷物を搭載した実装のパレットを転送するレ
ールとして用い、かつ、レール昇降機構のレールを、高
位置において実装のパレットの転送に、また低位置にお
いて空のパレットの転送にそれぞれ用いることを特徴と
するものである。
略するために、搬出入の階の相互間で昇降可能であっ
て、前後で対向して水平に延びる前後一対のレールを上
下２段に配置して成る搬送体と、該搬送体の搬送路に近
接して各階毎に設置され、前後で対向して水平に延びる
前後一対のレールを前記搬送体の上下２段のレールと等
しい間隔をもって上下２段に配設して成る固定支持体
と、内面位置でレールを水平状に支持して該レールを前
記固定支持体の上下段の各レールと相対的に同一高さ位
置をとるように高位置と低位置との間で昇降する前後一
対のレール昇降機構と、可逆性の駆動機構を備え、この
駆動機構により作動されて前記各レール上を転動する車
輪を前後位置に配設して成る自走式のパレットとから構
成され、前記搬送体及び固定支持体の下段レールを荷物
を搭載しない空のパレットを転送するレールとして、上
段レールを荷物を搭載した実装のパレットを転送するレ
ールとして用い、かつ、レール昇降機構のレールを、高
位置において実装のパレットの転送に、また低位置にお
いて空のパレットの転送にそれぞれ用いることを特徴と
するものである。
【０００７】上記した後者において好ましくは、レール
昇降機構に近接して床面上にスロープ台が設けられ、ま
たレール昇降機構が、垂直状に起立する枠体と、該枠体
に設けられ、駆動モータにより駆動して回転運動を昇降
運動に変換する昇降作動機構と、該昇降作動機構により
前記枠体の内面に沿って昇降し、かつ、内面にレールを
水平状に支持する支持部材とから成り、具体的には、昇
降作動機構がボールねじ機構から成り、このボールねじ
機構を枠体の中央位置に設けると共に、その左右位置
に、支持部材の昇降を案内する案内手段を配設して成る
と共に、支持部材を、枠体の内面に沿って昇降する支持
板と、その内面下部から内方に延びてその先端でレール
を水平状に支持する腕片とから構成する。またパレット
が、荷物の搭載面を形成する盤状体の前後位置に袖部材
を立設して、その一方の袖部材に、駆動機構により駆動
する主動車輪及びこれと連動する従動車輪を配設し、他
方の袖部材に、独立した車輪を配設して成り、脱車を防
止するために、他方の袖部材の配設される独立した車輪
が、該車輪が転動するレールと係合する鍔付車輪から成
る。またパレットに、荷物を搭載する手段として、台車
を用いるものである。
昇降機構に近接して床面上にスロープ台が設けられ、ま
たレール昇降機構が、垂直状に起立する枠体と、該枠体
に設けられ、駆動モータにより駆動して回転運動を昇降
運動に変換する昇降作動機構と、該昇降作動機構により
前記枠体の内面に沿って昇降し、かつ、内面にレールを
水平状に支持する支持部材とから成り、具体的には、昇
降作動機構がボールねじ機構から成り、このボールねじ
機構を枠体の中央位置に設けると共に、その左右位置
に、支持部材の昇降を案内する案内手段を配設して成る
と共に、支持部材を、枠体の内面に沿って昇降する支持
板と、その内面下部から内方に延びてその先端でレール
を水平状に支持する腕片とから構成する。またパレット
が、荷物の搭載面を形成する盤状体の前後位置に袖部材
を立設して、その一方の袖部材に、駆動機構により駆動
する主動車輪及びこれと連動する従動車輪を配設し、他
方の袖部材に、独立した車輪を配設して成り、脱車を防
止するために、他方の袖部材の配設される独立した車輪
が、該車輪が転動するレールと係合する鍔付車輪から成
る。またパレットに、荷物を搭載する手段として、台車
を用いるものである。
【０００８】
【作用】しかして、下位階（上位階）から上位階（下位
階）に荷物を台車により搬送する場合においては、予め
搬送体及び固定支持体の下段レール上にそれぞれ空のパ
レットが支持されると共に、昇降台乃至レール昇降機構
のレールは低位置におかれて空のパレットを支持してい
る。この状態で昇降台乃至レール昇降機構のレール上の
空のパレットに対し、荷物を載置した台車を床面から搭
載する。この状態で、昇降台乃至レール昇降機構を高位
置に上昇したのち、台車を搭載した実装のパレットの駆
動機構を駒動すると、主動車輪と共に各車輪がレール上
を転動し、これによって実装のパレットは固定支持体の
上段レール上に転送される。さらに前記実装のパレット
の駆動機構を駆動することにより昇降台乃至レール昇降
機構を低位置に下降する。次いで、搬送体及び固定支持
体の下段レール上の各空のパレットの駆動機構を駆動す
ることにより、各空のパレットを搬送体の下段レールか
ら固定支持体の下段レールに、また固定支持体の下段レ
ールから低位置にある昇降台乃至レール昇降機構のレー
ル上にそれぞれ転送する。
階）に荷物を台車により搬送する場合においては、予め
搬送体及び固定支持体の下段レール上にそれぞれ空のパ
レットが支持されると共に、昇降台乃至レール昇降機構
のレールは低位置におかれて空のパレットを支持してい
る。この状態で昇降台乃至レール昇降機構のレール上の
空のパレットに対し、荷物を載置した台車を床面から搭
載する。この状態で、昇降台乃至レール昇降機構を高位
置に上昇したのち、台車を搭載した実装のパレットの駆
動機構を駒動すると、主動車輪と共に各車輪がレール上
を転動し、これによって実装のパレットは固定支持体の
上段レール上に転送される。さらに前記実装のパレット
の駆動機構を駆動することにより昇降台乃至レール昇降
機構を低位置に下降する。次いで、搬送体及び固定支持
体の下段レール上の各空のパレットの駆動機構を駆動す
ることにより、各空のパレットを搬送体の下段レールか
ら固定支持体の下段レールに、また固定支持体の下段レ
ールから低位置にある昇降台乃至レール昇降機構のレー
ル上にそれぞれ転送する。
【０００９】一方搬送体は、下位階（上位階）から上位
階（下位階）に上昇（下降）して停止し、この状態で、
搬送体の上段レールに支持されている実装のパレットの
駆動機構を前記とは逆方向に駆動して、前記軸装のパレ
ットを固定支持体の上段レール上に転送する。次いで、
固定支持体の下段レール及び低位置にある昇降台乃至レ
ール昇降機構のレール上にそれぞれ支持されている空の
パレットの駆動機構を前記と逆方向に駆動して各空のパ
レットを、昇降台乃至レール昇降機構のレールから固定
支持体の下段レールに、また固定支持体の下段レールか
ら搬送体の下段レールにそれぞれ転送する。次いで、昇
降台乃至レール昇降機構を高位置に上昇すると共に、固
定支持体の上段レール上に支持されている実装のパレッ
トの駆動機構を駆動して、該パレットを高位置にある昇
降台乃至レール昇降機構のレール上に転送したのち、昇
降台乃至レール昇降機構を低位置に下降して、実装のパ
レットの搭載面を床面に一致させ、この状態を台車を手
動により床面上に移送する。
階（下位階）に上昇（下降）して停止し、この状態で、
搬送体の上段レールに支持されている実装のパレットの
駆動機構を前記とは逆方向に駆動して、前記軸装のパレ
ットを固定支持体の上段レール上に転送する。次いで、
固定支持体の下段レール及び低位置にある昇降台乃至レ
ール昇降機構のレール上にそれぞれ支持されている空の
パレットの駆動機構を前記と逆方向に駆動して各空のパ
レットを、昇降台乃至レール昇降機構のレールから固定
支持体の下段レールに、また固定支持体の下段レールか
ら搬送体の下段レールにそれぞれ転送する。次いで、昇
降台乃至レール昇降機構を高位置に上昇すると共に、固
定支持体の上段レール上に支持されている実装のパレッ
トの駆動機構を駆動して、該パレットを高位置にある昇
降台乃至レール昇降機構のレール上に転送したのち、昇
降台乃至レール昇降機構を低位置に下降して、実装のパ
レットの搭載面を床面に一致させ、この状態を台車を手
動により床面上に移送する。
【００１０】
【実施例】以下本願発明の実施例を図面について詳述す
る。図１は装置の総体図を示しており、下位階Ｆ1 から
垂直状に延びる塔体１は、その内部にチェーン２を介し
て昇降するテーブル乃至筐体などから成る搬送体３が吊
架してあり、この搬送体３が、駆動部４により走行する
チェーン２によって塔体１内を昇降する。この搬送体３
内には、前後で対向する前後一対のレール５ａ，５ｂと
６ａ，６ｂとが左右方向に水平状に延びて上下２段に配
設してある。
る。図１は装置の総体図を示しており、下位階Ｆ1 から
垂直状に延びる塔体１は、その内部にチェーン２を介し
て昇降するテーブル乃至筐体などから成る搬送体３が吊
架してあり、この搬送体３が、駆動部４により走行する
チェーン２によって塔体１内を昇降する。この搬送体３
内には、前後で対向する前後一対のレール５ａ，５ｂと
６ａ，６ｂとが左右方向に水平状に延びて上下２段に配
設してある。
【００１１】上，下階Ｆ1 ，Ｆ2 には、設置用の堀下部
８が設けてあり、この堀下部８の前記塔体１に近接した
位置に、荷物の搬出入のために搬送体３が停止したと
き、前記上段レール５ａ，５ｂ及び下段６ａ，６ｂとそ
れぞれ同一水平面を形成する前後一対のレール９ａ，９
ｂ及び１０ａ，１０ｂを上下２段に固設した固定支持体
１１が設置してある。
８が設けてあり、この堀下部８の前記塔体１に近接した
位置に、荷物の搬出入のために搬送体３が停止したと
き、前記上段レール５ａ，５ｂ及び下段６ａ，６ｂとそ
れぞれ同一水平面を形成する前後一対のレール９ａ，９
ｂ及び１０ａ，１０ｂを上下２段に固設した固定支持体
１１が設置してある。
【００１２】また前記固定支持体１１と、堀下部８の段
落部１２との間には、前後で対向した前後一対のレール
１３ａ，１３ｂを前記下段レール１０ａ，１０ｂと同一
平面を成す低位置と、前記上段レール９ａ，９ｂと同一
平面を成す高位置との間で昇降する例えばパンタグラフ
機構から成る昇降台１４が設置してあり、前記堀下部８
の段落部１２の高さは、前記レール１３ａ，１３ｂの低
位置における水平面とほぼ等しくなるように形成されて
いる。
落部１２との間には、前後で対向した前後一対のレール
１３ａ，１３ｂを前記下段レール１０ａ，１０ｂと同一
平面を成す低位置と、前記上段レール９ａ，９ｂと同一
平面を成す高位置との間で昇降する例えばパンタグラフ
機構から成る昇降台１４が設置してあり、前記堀下部８
の段落部１２の高さは、前記レール１３ａ，１３ｂの低
位置における水平面とほぼ等しくなるように形成されて
いる。
【００１３】荷物乃至これを載置した台車１５を搭載す
るパレット２０は、図２，３で示すように、搭載面を形
成する盤状体２１の前後位置に高さ方向に突出する角筒
状の袖部材２２，２３がそれぞれ立設してあると共に、
一方の袖部材２２には、その長手方向の中間位置に設け
られて駆動モータ２４により駆動される一対の主動チェ
ーンホイール２５と、長手方向の両端部位置にそれぞれ
設けられてチェーン２６，２７によりそれぞれ連結され
た従動チェーンホイール２８，２９とから成る駆動機構
３０が設けられると共に、前記各チェーンホイール２
５，２８，２９にはそれぞれ主動及び従動用の車輪３１
ａ及び３１ｂが軸支してある。また前記他方の袖部材２
３には、前記車輪３１とそれぞれ対峙して、その長手方
向の中間位置の両端部位置とに、独立した車輪３２が取
り付けてある。
るパレット２０は、図２，３で示すように、搭載面を形
成する盤状体２１の前後位置に高さ方向に突出する角筒
状の袖部材２２，２３がそれぞれ立設してあると共に、
一方の袖部材２２には、その長手方向の中間位置に設け
られて駆動モータ２４により駆動される一対の主動チェ
ーンホイール２５と、長手方向の両端部位置にそれぞれ
設けられてチェーン２６，２７によりそれぞれ連結され
た従動チェーンホイール２８，２９とから成る駆動機構
３０が設けられると共に、前記各チェーンホイール２
５，２８，２９にはそれぞれ主動及び従動用の車輪３１
ａ及び３１ｂが軸支してある。また前記他方の袖部材２
３には、前記車輪３１とそれぞれ対峙して、その長手方
向の中間位置の両端部位置とに、独立した車輪３２が取
り付けてある。
【００１４】本例においては、他方の袖部材２３に配設
した車輪３２として鍔付車輪が使用され、この車輪３２
に有する鍔に、該車輪３２が転動するレール５ｂ，９ｂ
及び１３ｂが係合してレールに対するパレット２０の脱
輪防止がなされる。
した車輪３２として鍔付車輪が使用され、この車輪３２
に有する鍔に、該車輪３２が転動するレール５ｂ，９ｂ
及び１３ｂが係合してレールに対するパレット２０の脱
輪防止がなされる。
【００１５】次に図１で示すように下位階Ｆ1 から上位
階Ｆ2 に荷物を載置した台車１５を搬送する過程につい
て詳述すると、図１に示すように常態において、搬送体
３及び固定支持体１１の下段レール６ａ，６ｂと１０
ａ，１０ｂとの上面にそれぞれ空のパレット２０が支持
されていると共に、昇降台１４は低位置にあってそのレ
ール１３ａ，１３ｂ上にも空のパレット２０が支持され
ていて、その搭載面と下位階Ｆ1 の床面とは同一平面を
形成しており、この状態で図４Ａで示すように台車１５
をレール１３ａ，１３ｂ上の空のパレット２０上に手動
により搭載する。次いで図４Ｂで示すように、昇降台１
４を図示しないが駆動手段により高位置に上昇してレー
ル１３ａ，１３ｂを固定支持体１１の上位のレール９
ａ，９ｂと同一高さ位置に導き、この状態で台車１５を
搭載した実装パレット２０の駆動機構３０を駆動する。
すると図４Ｃで示すように実装のパレット２０は、レー
ル１３ａ，１３ｂと同一高さ位置にある固定支持体１１
の上段レール９ａ，９ｂ上に転送されると共に、昇降台
１４を再び低位置で下降する。
階Ｆ2 に荷物を載置した台車１５を搬送する過程につい
て詳述すると、図１に示すように常態において、搬送体
３及び固定支持体１１の下段レール６ａ，６ｂと１０
ａ，１０ｂとの上面にそれぞれ空のパレット２０が支持
されていると共に、昇降台１４は低位置にあってそのレ
ール１３ａ，１３ｂ上にも空のパレット２０が支持され
ていて、その搭載面と下位階Ｆ1 の床面とは同一平面を
形成しており、この状態で図４Ａで示すように台車１５
をレール１３ａ，１３ｂ上の空のパレット２０上に手動
により搭載する。次いで図４Ｂで示すように、昇降台１
４を図示しないが駆動手段により高位置に上昇してレー
ル１３ａ，１３ｂを固定支持体１１の上位のレール９
ａ，９ｂと同一高さ位置に導き、この状態で台車１５を
搭載した実装パレット２０の駆動機構３０を駆動する。
すると図４Ｃで示すように実装のパレット２０は、レー
ル１３ａ，１３ｂと同一高さ位置にある固定支持体１１
の上段レール９ａ，９ｂ上に転送されると共に、昇降台
１４を再び低位置で下降する。
【００１６】次いで、図４Ｃの状態から、さらに固定支
持体１１の上段レール９ａ，９ｂ上に支持されている実
装のパレット２０の駆動機構３０を駆動して該実装のパ
レット２０を上段レール９ａ，９ｂと同一高さ位置にあ
る搬送体３の上段レール５ａ，５ｂ上に転送すると同時
に、搬送体３の下段レール６ａ，６ｂ及び固定支持体１
１の下段レール１０ａ，１０ｂ上にそれぞれ支持されて
いる空のパレット２０，２０の各駆動機構３０をそれぞ
れ駆動することにより、図４Ｄで示すように搬送体３の
下段レール６ａ，６ｂ上の空のパレット２０を固定支持
体１１の下段レール１０ａ，１０ｂ上にまたその下段レ
ール１０ａ，１０ｂ上の空のパレット２０を昇降台のレ
ール１３ａ，１３ｂ上にそれぞれ転送する。
持体１１の上段レール９ａ，９ｂ上に支持されている実
装のパレット２０の駆動機構３０を駆動して該実装のパ
レット２０を上段レール９ａ，９ｂと同一高さ位置にあ
る搬送体３の上段レール５ａ，５ｂ上に転送すると同時
に、搬送体３の下段レール６ａ，６ｂ及び固定支持体１
１の下段レール１０ａ，１０ｂ上にそれぞれ支持されて
いる空のパレット２０，２０の各駆動機構３０をそれぞ
れ駆動することにより、図４Ｄで示すように搬送体３の
下段レール６ａ，６ｂ上の空のパレット２０を固定支持
体１１の下段レール１０ａ，１０ｂ上にまたその下段レ
ール１０ａ，１０ｂ上の空のパレット２０を昇降台のレ
ール１３ａ，１３ｂ上にそれぞれ転送する。
【００１７】次いで、搬送体３は実装のパレット２０を
搭載した状態で駆動部４の作動により上位階Ｆ2 の位置
に上昇して搬送体３は、その上段レール５ａ，５ｂ及び
下段レール６ａ，６ｂが、固定支持体１１の上段レール
９ａ，９ｂ及び下段レール１０ａ，１０ｂと同一高さ位
置で停止する。そして上位階Ｆ2 の位置において、搬送
体３の上段レール５ａ，５ｂに支持されている実装のパ
レット２０の駆動機構３０を前記と逆方向に作動して該
実装のパレット２０を固定支持体１１の上段レール９
ａ，９ｂ上に転送すると共に、固定支持体１１の下段レ
ール１０ａ，１０ｂ及び昇降台１４のレール１３ａ，１
３ｂにそれぞれ支持されている空のパレット２０の駆動
機構３０をそれぞれ前記とは逆方向に駆動することによ
り、固定支持体１１の下段レール１０ａ，１０ｂ上の空
のパレット２０を搬送体３の下段レール６ａ，６ｂ上
に、また昇降台１４のレール１３ａ，１３ｂ上の空のパ
レットを固定支持体１１の下段レール１０ａ，１０ｂ上
にそれぞれ転送する。
搭載した状態で駆動部４の作動により上位階Ｆ2 の位置
に上昇して搬送体３は、その上段レール５ａ，５ｂ及び
下段レール６ａ，６ｂが、固定支持体１１の上段レール
９ａ，９ｂ及び下段レール１０ａ，１０ｂと同一高さ位
置で停止する。そして上位階Ｆ2 の位置において、搬送
体３の上段レール５ａ，５ｂに支持されている実装のパ
レット２０の駆動機構３０を前記と逆方向に作動して該
実装のパレット２０を固定支持体１１の上段レール９
ａ，９ｂ上に転送すると共に、固定支持体１１の下段レ
ール１０ａ，１０ｂ及び昇降台１４のレール１３ａ，１
３ｂにそれぞれ支持されている空のパレット２０の駆動
機構３０をそれぞれ前記とは逆方向に駆動することによ
り、固定支持体１１の下段レール１０ａ，１０ｂ上の空
のパレット２０を搬送体３の下段レール６ａ，６ｂ上
に、また昇降台１４のレール１３ａ，１３ｂ上の空のパ
レットを固定支持体１１の下段レール１０ａ，１０ｂ上
にそれぞれ転送する。
【００１８】次いで、昇降台１４を高位置に上昇すると
共に、固定支持体１１の上段レール９ａ，９ｂ上に転送
された実装のパレット２０の駆動機構３０を駆動して該
実装のパレット２０を図４Ｅで示すように、固定支持体
１１の上段レール９ａ，９ｂから昇降台１４のレール１
３ａ，１３ｂ上に転送する。次いで昇降台１４を低位置
に下降して、実装のパレット２０の搭載面が上位階Ｆ2
の床面と同一平面を形成した状態で、台車１５を実装の
パレット２０から床面上に移送される。一方搬送体３
は、駆動部４の駆動によって下位階Ｆ1 の位置に下降す
る。
共に、固定支持体１１の上段レール９ａ，９ｂ上に転送
された実装のパレット２０の駆動機構３０を駆動して該
実装のパレット２０を図４Ｅで示すように、固定支持体
１１の上段レール９ａ，９ｂから昇降台１４のレール１
３ａ，１３ｂ上に転送する。次いで昇降台１４を低位置
に下降して、実装のパレット２０の搭載面が上位階Ｆ2
の床面と同一平面を形成した状態で、台車１５を実装の
パレット２０から床面上に移送される。一方搬送体３
は、駆動部４の駆動によって下位階Ｆ1 の位置に下降す
る。
【００１９】図５乃至図８は、前記実施例において堀下
部８を省略することができる他の実施例を示しており、
図５は図１に対応する総体図であって、図１の構成と相
違するところは、堀下部８を省略することに代えて昇降
台１４の位置に、前後一対のレール昇降機構４０，４０
を対向状に設置すると共に、好ましくは、これと隣接す
る床面上にスロープ台５１を設けた点にある。即ち前記
レール昇降機構４０は、図６，７で示すように、前面が
開放された縦長の枠体４１の中央位置に駆動モータ４２
によって回動されるねじ軸４３が、垂直方向に延びてそ
の上下端が軸承４４により回転可能に支承されており、
その左右位置には、案内軸４５，４５が並行して設けて
ある。前記枠体４１の前面には昇降可能に支持板４６が
配置されており、その背面には前記ねじ軸４３とボール
を介して螺合してねじ軸４３の回転により上下動する昇
降駒４７と、前記案内軸４５，４５にそれぞれ摺動自在
に嵌合された複数の案内駒４８が取り付けてある。また
前記支持板４６の下部には、前方に突出して水平状に延
び、かつ、先端部にすでに述べたレール１３ａ乃至１３
ｂを水平状に固設した腕片４９が補強片５０を介して設
けてある。
部８を省略することができる他の実施例を示しており、
図５は図１に対応する総体図であって、図１の構成と相
違するところは、堀下部８を省略することに代えて昇降
台１４の位置に、前後一対のレール昇降機構４０，４０
を対向状に設置すると共に、好ましくは、これと隣接す
る床面上にスロープ台５１を設けた点にある。即ち前記
レール昇降機構４０は、図６，７で示すように、前面が
開放された縦長の枠体４１の中央位置に駆動モータ４２
によって回動されるねじ軸４３が、垂直方向に延びてそ
の上下端が軸承４４により回転可能に支承されており、
その左右位置には、案内軸４５，４５が並行して設けて
ある。前記枠体４１の前面には昇降可能に支持板４６が
配置されており、その背面には前記ねじ軸４３とボール
を介して螺合してねじ軸４３の回転により上下動する昇
降駒４７と、前記案内軸４５，４５にそれぞれ摺動自在
に嵌合された複数の案内駒４８が取り付けてある。また
前記支持板４６の下部には、前方に突出して水平状に延
び、かつ、先端部にすでに述べたレール１３ａ乃至１３
ｂを水平状に固設した腕片４９が補強片５０を介して設
けてある。
【００２０】このようにレール１３ａとレール１３ｂを
それぞれ固設した前後一対のレール昇降機構４０，４０
がレール１３ａ，１３ｂ上をパレット２０の車輪３１
ａ，３１ｂと３２が転動して該パレット２０が通過する
に充分な間隔をもって対向して床面上に設置される。こ
の実施例によれば、図３で示すように、車輪３１，３２
は、パレット２０を構成する盤状体２１の前後位置に、
高さ方向に突出するように立設した袖部材２２，２３が
設けられているので、車輪１３ａ，１３ｂの下面と盤状
体２１の下面との間に充分なスペースＰが存在し、従っ
て図７の仮想線で示すように、車輪３１ａ，３１ｂと３
２がパレット２０のレール１３ａ，１３ｂ上に載置した
状態で盤状体２１の底面を床面に接する位置までレール
１３ａ，１３ｂを低く設定することができ、それ故床面
上に設置されるスロープ台５１の高さを低くして、その
傾斜を緩やかに形成することができる。また支持体１１
の下位のレール１０ａ，１０ｂも亦床面に接する位置ま
で低く設定することができる。
それぞれ固設した前後一対のレール昇降機構４０，４０
がレール１３ａ，１３ｂ上をパレット２０の車輪３１
ａ，３１ｂと３２が転動して該パレット２０が通過する
に充分な間隔をもって対向して床面上に設置される。こ
の実施例によれば、図３で示すように、車輪３１，３２
は、パレット２０を構成する盤状体２１の前後位置に、
高さ方向に突出するように立設した袖部材２２，２３が
設けられているので、車輪１３ａ，１３ｂの下面と盤状
体２１の下面との間に充分なスペースＰが存在し、従っ
て図７の仮想線で示すように、車輪３１ａ，３１ｂと３
２がパレット２０のレール１３ａ，１３ｂ上に載置した
状態で盤状体２１の底面を床面に接する位置までレール
１３ａ，１３ｂを低く設定することができ、それ故床面
上に設置されるスロープ台５１の高さを低くして、その
傾斜を緩やかに形成することができる。また支持体１１
の下位のレール１０ａ，１０ｂも亦床面に接する位置ま
で低く設定することができる。
【００２１】しかして、図５で示すように、下位階Ｆ1
から上位階Ｆ2 に荷物を載置した台車１５を搬送する過
程について詳述すると、図において、台車１５をスロー
プ台５１を利用して図８Ａで示すように、レール昇降機
構４０の低位置にあるレール１３ａ，１３ｂ上に支持さ
れた空パレット２０上に搭載する。次いで、レール昇降
機構４０の駆動モータ４２を駆動して、ねじ軸４３とこ
れに螺合するボールを有した昇降駒４７とから成るボー
ルねじ機構により、図８Ｂで示すように、レール１３
ａ，１３ｂを高位置に上昇し、この状態で台車１５を搭
載した実装のパレット２０の駆動機構３０を駆動して、
図８Ｃで示すように、該実装のパレット２０をレール１
３ａ，１３ｂから固定支持体１１の上段レール９ａ，９
ｂ上に転送すると共に、レール昇降機構４０のレール１
３ａ，１３ｂを再び低位置に下降する。
から上位階Ｆ2 に荷物を載置した台車１５を搬送する過
程について詳述すると、図において、台車１５をスロー
プ台５１を利用して図８Ａで示すように、レール昇降機
構４０の低位置にあるレール１３ａ，１３ｂ上に支持さ
れた空パレット２０上に搭載する。次いで、レール昇降
機構４０の駆動モータ４２を駆動して、ねじ軸４３とこ
れに螺合するボールを有した昇降駒４７とから成るボー
ルねじ機構により、図８Ｂで示すように、レール１３
ａ，１３ｂを高位置に上昇し、この状態で台車１５を搭
載した実装のパレット２０の駆動機構３０を駆動して、
図８Ｃで示すように、該実装のパレット２０をレール１
３ａ，１３ｂから固定支持体１１の上段レール９ａ，９
ｂ上に転送すると共に、レール昇降機構４０のレール１
３ａ，１３ｂを再び低位置に下降する。
【００２２】さらに固定支持体１１の上段レール９ａ，
９ｂ上に支持された実装のパレット２０の駆動機構３０
を駆動して該実装のパレット２０を搬送体３の上段レー
ル５ａ，５ｂ上に転送すると共に、搬送体３の下段レー
ル６ａ，６ｂ及び固定支持体１１の下段レール１０ａ，
１０ｂ上に支持されている空のパレット２０，２０の駆
動機構３０をそれぞれ駆動して、図８Ｄで示すように該
空のパレット２０，２０を搬送体３の下段レール６ａ，
６ｂから固定支持体１１の下段レール１０ａ，１０ｂ
に、また固定支持体１１の下段レール１０ａ，１０ｂか
らレール昇降機構４０の低位置にあるレール１３ａ，１
３ｂにそれぞれ転送する。一方搬送体３は、駆動部４の
駆動によって下位階Ｆ1 から上位階Ｆ2 に上昇して、搬
送体３の上段レール５ａ，５ｂ及び下段レール６ａ，６
ｂが固定支持体１１の上段レール９ａ，９ｂ及び下段レ
ール１０ａ，１０ｂをそれぞれ同一高さ位置で停止す
る。そして上位階Ｆ2 の位置において、搬送体３の上段
レール５ａ，５ｂに支持されている実装のパレット２０
の駆動機構３０を前記と逆方向に駆動して該実装のパレ
ット２０を固定支持体１１の上段レール９ａ，９ｂ上に
転送すると共に、固定支持体１１の下段レール１０ａ，
１０ｂ及び低位置のレール昇降機構４０のレール１３
ａ，１３ｂにそれぞれ支持されている空のパレット２０
の駆動機構３０をそれぞれ前記とは逆方向に駆動するこ
とにより、固定支持体１１の下段レール１０ａ，１０ｂ
上の空のパレット２０を搬送体３の下段レール６ａ，６
ｂ上に、またレール昇降機構４０のレール１３ａ，１３
ｂ上の空のパレット２０を固定支持体１１の下段レール
１０ａ，１０ｂ上にそれぞれ転送する。
９ｂ上に支持された実装のパレット２０の駆動機構３０
を駆動して該実装のパレット２０を搬送体３の上段レー
ル５ａ，５ｂ上に転送すると共に、搬送体３の下段レー
ル６ａ，６ｂ及び固定支持体１１の下段レール１０ａ，
１０ｂ上に支持されている空のパレット２０，２０の駆
動機構３０をそれぞれ駆動して、図８Ｄで示すように該
空のパレット２０，２０を搬送体３の下段レール６ａ，
６ｂから固定支持体１１の下段レール１０ａ，１０ｂ
に、また固定支持体１１の下段レール１０ａ，１０ｂか
らレール昇降機構４０の低位置にあるレール１３ａ，１
３ｂにそれぞれ転送する。一方搬送体３は、駆動部４の
駆動によって下位階Ｆ1 から上位階Ｆ2 に上昇して、搬
送体３の上段レール５ａ，５ｂ及び下段レール６ａ，６
ｂが固定支持体１１の上段レール９ａ，９ｂ及び下段レ
ール１０ａ，１０ｂをそれぞれ同一高さ位置で停止す
る。そして上位階Ｆ2 の位置において、搬送体３の上段
レール５ａ，５ｂに支持されている実装のパレット２０
の駆動機構３０を前記と逆方向に駆動して該実装のパレ
ット２０を固定支持体１１の上段レール９ａ，９ｂ上に
転送すると共に、固定支持体１１の下段レール１０ａ，
１０ｂ及び低位置のレール昇降機構４０のレール１３
ａ，１３ｂにそれぞれ支持されている空のパレット２０
の駆動機構３０をそれぞれ前記とは逆方向に駆動するこ
とにより、固定支持体１１の下段レール１０ａ，１０ｂ
上の空のパレット２０を搬送体３の下段レール６ａ，６
ｂ上に、またレール昇降機構４０のレール１３ａ，１３
ｂ上の空のパレット２０を固定支持体１１の下段レール
１０ａ，１０ｂ上にそれぞれ転送する。
【００２３】次いでレール昇降機構４０の駆動モータ４
２を駆動してレール１３ａ，１３ｂを高位置に上昇する
と共に、固定支持体１１の上段レール９ａ，９ｂ上に支
持されている実装のパレット２０の駆動機構３０を駆動
して、これをレール昇降機構４０のレール１３ａ，１３
ｂに転送したのち、前記レール昇降機構４０の駆動によ
り、図８Ｅで示すようにレール１３ａ，１３ｂを低位置
に下降し、かつ、手動によりスロープ台５１を介して台
車１５を床面Ｆ2 上に移動する。
２を駆動してレール１３ａ，１３ｂを高位置に上昇する
と共に、固定支持体１１の上段レール９ａ，９ｂ上に支
持されている実装のパレット２０の駆動機構３０を駆動
して、これをレール昇降機構４０のレール１３ａ，１３
ｂに転送したのち、前記レール昇降機構４０の駆動によ
り、図８Ｅで示すようにレール１３ａ，１３ｂを低位置
に下降し、かつ、手動によりスロープ台５１を介して台
車１５を床面Ｆ2 上に移動する。
【００２４】上記実施例において、ボールねじ機構に代
えて、ねじ軸４３を設けた枠体４１の中央上下位置に駆
動モータ４２により駆動される主動チェーンホイールと
従動チェーンホイールとを対設して、これらに無端状チ
ェーンを張架し、かつ、このチェーンに昇降駒を設けて
これを支持板４６に取り付けて成るチェーン機構から構
成してもよいことは勿論である。
えて、ねじ軸４３を設けた枠体４１の中央上下位置に駆
動モータ４２により駆動される主動チェーンホイールと
従動チェーンホイールとを対設して、これらに無端状チ
ェーンを張架し、かつ、このチェーンに昇降駒を設けて
これを支持板４６に取り付けて成るチェーン機構から構
成してもよいことは勿論である。
【００２５】なお図示しないが、パレット２０の盤状体
２１の上面には、搬送過程において台車が不要に移動し
ないように、従来と同様に台車の車輪を枠止めする枠部
材或いはストッパー機構、或いは摩擦部材を設けること
は勿論である。
２１の上面には、搬送過程において台車が不要に移動し
ないように、従来と同様に台車の車輪を枠止めする枠部
材或いはストッパー機構、或いは摩擦部材を設けること
は勿論である。
【００２６】
【発明の効果】以上詳記したように、本願によれば搬送
体、固定支持体及び昇降台乃至レール昇降機構に対し、
コンベヤに代えて極めて単純な構造から成るレールを配
設する構成であるので、施設作業並びに施設コストの軽
減をはかることができると共に、保守点検にも有利であ
り、また昇降台乃至レール昇降機構を除く以外は駆動機
構を有しないから、故障の生じる惧れがないので、信頼
性並びに稼働効率性の高い装置が提供することができ
る。特に請求項３記載の構成によれば、床面に堀下部を
設ける必要がないので、床盤の弱体化や設置の困難性を
招く惧れはなく、また請求項８記載の構成によれば、固
定支持体の下段レール及びレール昇降機構のレールを床
面に近接する位置まで低く設定することができると共
に、スロープ台の傾斜も緩やかに形成でき、また請求項
９記載の構成によれば、パレットの脱輪を防止すること
ができるなどの利点を有する。
体、固定支持体及び昇降台乃至レール昇降機構に対し、
コンベヤに代えて極めて単純な構造から成るレールを配
設する構成であるので、施設作業並びに施設コストの軽
減をはかることができると共に、保守点検にも有利であ
り、また昇降台乃至レール昇降機構を除く以外は駆動機
構を有しないから、故障の生じる惧れがないので、信頼
性並びに稼働効率性の高い装置が提供することができ
る。特に請求項３記載の構成によれば、床面に堀下部を
設ける必要がないので、床盤の弱体化や設置の困難性を
招く惧れはなく、また請求項８記載の構成によれば、固
定支持体の下段レール及びレール昇降機構のレールを床
面に近接する位置まで低く設定することができると共
に、スロープ台の傾斜も緩やかに形成でき、また請求項
９記載の構成によれば、パレットの脱輪を防止すること
ができるなどの利点を有する。
【図１】一部省略した総体図
【図２】パレットの横断平面図
【図３】パレットの側面図
【図４Ａ】搬送過程を示す図
【図４Ｂ】搬送過程を示す図
【図４Ｃ】搬送過程を示す図
【図４Ｄ】搬送過程を示す図
【図４Ｅ】搬送過程を示す図
【図５】他の実施例における一部省略した総体図
【図６】レール昇降機構の内面図
【図７】レール昇降機構の側面図
【図８Ａ】他の実施例における搬送過程を示す図
【図８Ｂ】他の実施例における搬送過程を示す図
【図８Ｃ】他の実施例における搬送過程を示す図
【図８Ｄ】他の実施例における搬送過程を示す図
【図８Ｅ】他の実施例における搬送過程を示す図
１ 塔体 ５ａ，５ｂ，９ａ，９ｂ 上段レール ６ａ，６ｂ，１０ａ，１０ｂ 下段レール ８ 堀下部 １１ 固定支持体 １４ 昇降台 １５ 台車 ２０ パレット ２１ 盤状体 ２２，２３ 袖部材 ３０ 駆動機構 ３１ａ，３１ｂ ３２ 車輪 ４０ レール昇降機構 ４１ 枠体 ４２ 駆動モータ ４３ ねじ軸 ４５ 案内軸 ４６ 支持板 ４７ 昇降駒 ４８ 案内駒 ４９ 腕片 ５１ スロープ台
Claims (10)
- 【請求項１】 搬出入の階の相互間で昇降可能であっ
て、前後で対向して水平に延びる前後一対のレールを上
下２段に配設して成る搬送体と、該搬送体の搬送路に近
接して各階毎に設置され、前後で対向して水平に延びる
前後一対のレールを前記搬送体の上下２段のレールと等
しい間隔をもって上下２段に配設して成る固定支持体
と、この固定支持体に近接して設置され、上面に前後で
対向して水平に延びる前後一対のレールを備え、この一
対のレールを前記固定支持体の上下段の各レールと相対
的に同一高さ位置をとる高位置と低位置との間で昇降す
る昇降台と、可逆性の駆動機構を備え、この駆動機構に
より駆動されて前記各レール上を転動する車輪を前後位
置に配設して成る自走式のパレットとから構成され、前
記搬送体及び固定支持体の下段レールを荷物を搭載しな
い空のパレットを転送するレールとして、上段レールを
荷物を搭載した実装のパレットを転送するレールとして
用い、かつ、昇降台のレールを、その高位置において実
装のパレットの転送に、また低位置において空のパレッ
トの転送にそれぞれ用いることを特徴とした荷物搬出入
用のパレット移送装置。 - 【請求項２】 各階の床面に、昇降台の低位置におい
て、そのレール上に支持されたパレットの搭載面と床面
とが一致するように掘下部を設け、この堀下部の位置
に、固定支持体と昇降台とを設置して成る請求項１記載
の荷物搬出入用のパレット移送装置。 - 【請求項３】 搬出入の階の相互間で昇降可能であっ
て、前後で対向して水平に延びる前後一対のレールを上
下２段に配置して成る搬送体と、該搬送体の搬送路に近
接して各階毎に設置され、前後で対向して水平に延びる
前後一対のレールを前記搬送体の上下２段のレールと等
しい間隔をもって上下２段に配設して成る固定支持体
と、内面位置でレールを水平状に支持して該レールを前
記固定支持体の上下段の各レールと相対的に同一高さ位
置をとるように高位置と低位置との間で昇降する前後一
対のレール昇降機構と、可逆性の駆動機構を備え、この
駆動機構により駆動されて前記各レール上を転動する車
輪を前後位置に配設して成る自走式のパレットとから構
成され、前記搬送体及び固定支持体の下段レールを荷物
を搭載しない空のパレットを転送するレールとして、上
段レールを荷物を搭載した実装のパレットを転送するレ
ールとして用い、かつ、レール昇降機構のレールを、高
位置において実装のパレットの転送に、また低位置にお
いて空のパレットの転送にそれぞれ用いることを特徴と
する荷物搬出入用のパレット移送装置。 - 【請求項４】 レール昇降機構に近接して床面上にスロ
ープ台を設けて成る請求項３記載の荷物搬出入用のパレ
ット移送装置。 - 【請求項５】 レール昇降機構が、垂直状に起立する枠
体と、該枠体に設けられ、駆動モータにより駆動して回
転運動を昇降運動に変換する昇降作動機構と、該昇降作
動機構により前記枠体の内面に沿って昇降し、かつ、内
面にレールを水平状に支持する支持部材とから成る請求
項３または４記載の荷物搬出入用のパレット移送装置。 - 【請求項６】 昇降作動機構がボールねじ機構乃至チェ
ーン機構から成り、該機構を枠体の中央位置に設けると
共に、その左右位置に、支持部材の昇降を案内する案内
手段を配設して成る請求項５記載の荷物搬出入用のパレ
ット移送装置。 - 【請求項７】 支持部材が、枠体の内面に沿って昇降す
る支持板と、その内面下部から内方に延びてその先端で
レールを水平状に支持する腕片とから成る請求項５また
は６記載の荷物搬出入用のパレット移送装置。 - 【請求項８】 パレットが、荷物の搭載面を形成する盤
状体の前後位置に袖部材を立設して、その一方の袖部材
に、駆動機構により駆動する主動車輪及びこれと連動す
る従動車輪を配設し、他方の袖部材に、独立した車輪を
配設して成る請求項１乃至７のいづれか１項記載の荷物
搬出入用のパレット移送装置。 - 【請求項９】 他方の袖部材の配設される独立した車輪
が、該車輪が転動するレールと係合する鍔付車輪から成
る請求項８記載の荷物搬出入用のパレット移送装置。 - 【請求項１０】 パレットに、荷物を搭載する手段とし
て、台車を用いて成る請求項１乃至９のいづれか１項記
載の荷物搬出入用のパレット移送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29802394A JPH08133467A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 荷物搬出入用のパレット移送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29802394A JPH08133467A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 荷物搬出入用のパレット移送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08133467A true JPH08133467A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17854121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29802394A Pending JPH08133467A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 荷物搬出入用のパレット移送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08133467A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19980066832A (ko) * | 1997-01-29 | 1998-10-15 | 쇼지 시모마찌 | 승강기용 반출입장치 및 팔레트 |
| CN107640229A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-01-30 | 西安航空学院 | 一种自动快递发放车厢 |
| CN107986139A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-05-04 | 广州豪坤工业自动化控制技术有限公司 | 一种货到人楼层提升机自动物流装置 |
| CN109319451A (zh) * | 2018-10-16 | 2019-02-12 | 珠海市广浩捷精密机械有限公司 | 一种高速收发型料盘供料器及其工作方法 |
| CN109533935A (zh) * | 2019-01-28 | 2019-03-29 | 南通远辰测控设备有限公司 | 用于箱体输送的升降装置 |
| CN110422612A (zh) * | 2019-08-06 | 2019-11-08 | 昆山佰奥智能装备股份有限公司 | 载具流转机构 |
| CN112944912A (zh) * | 2021-03-01 | 2021-06-11 | 樊林强 | 基于料场内的环式烧结机的载料机构 |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP29802394A patent/JPH08133467A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19980066832A (ko) * | 1997-01-29 | 1998-10-15 | 쇼지 시모마찌 | 승강기용 반출입장치 및 팔레트 |
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| CN107986139A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-05-04 | 广州豪坤工业自动化控制技术有限公司 | 一种货到人楼层提升机自动物流装置 |
| CN109319451A (zh) * | 2018-10-16 | 2019-02-12 | 珠海市广浩捷精密机械有限公司 | 一种高速收发型料盘供料器及其工作方法 |
| CN109533935A (zh) * | 2019-01-28 | 2019-03-29 | 南通远辰测控设备有限公司 | 用于箱体输送的升降装置 |
| CN110422612A (zh) * | 2019-08-06 | 2019-11-08 | 昆山佰奥智能装备股份有限公司 | 载具流转机构 |
| CN112944912A (zh) * | 2021-03-01 | 2021-06-11 | 樊林强 | 基于料场内的环式烧结机的载料机构 |
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