JP2019142668A - 自動倉庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送台車を走行レール上から下方に取り出すことが可能な自動倉庫の実現。【解決手段】一対の収納棚1と複数の走行レール2と複数の搬送台車3と支持部材31とを備え、一対の収納棚1の夫々は、棚部6を上下方向Zに並ぶ状態で複数備え、複数の走行レール2の夫々は、対向方向Xに間隔を空けて設置された一対のレール部8を備え、支持部材31は、一対の収納棚1に跨るように配置されると共に、搬送台車3を吊り下げる第1吊り下げ装置を支持する第1支持部33と、搬送台車3を吊り下げる第2吊り下げ装置を支持する第2支持部34と、を備え、上下方向Z視で、第1支持部33は、対向方向Xにおける一対のレール部8の中央位置に重なる位置に配置され、第2支持部34は、第1支持部33に対して対向方向Xの一方側X2に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、対向して配置される一対の収納棚と、前記一対の収納棚の間に設置された複数の走行レールと、前記走行レールの上を走行する複数の搬送台車と、を備えた自動倉庫に関する。
かかる自動倉庫の従来例が、特開2016−060624号公報(特許文献1)に記載されている。
特許文献1の自動倉庫は、搬送台車を当該搬送台車が走行する走行経路から取り出す場合、ハンドリフト、フォークリフト、又は搬送台車を搬出するための専用の巻上機等の取出用装置を用いて、自動倉庫の端部から搬送台車を搬送方向に抜き出すようにして、搬送台車を走行レール上から取り出していた。
特開2016−060624号公報
しかし、自動倉庫の搬送方向の一方側に、他の設備が設置されている又は壁が設置されていることにより、自動倉庫の搬送方向の一方側に取出用装置を設置するためのスペースが存在しない場合がある。このような場合には、自動倉庫の端部から搬送台車を搬送方向に抜き出すことができない。そのため、搬送台車を走行レール上から下方に取り出すことが求められている。
そこで、搬送台車を走行レール上から下方に取り出すことが可能な自動倉庫の実現が望まれる。
上記に鑑みた、自動倉庫の特徴構成は、対向して配置される一対の収納棚と、前記一対の収納棚の間に設置された複数の走行レールと、前記走行レールの上を走行する複数の搬送台車と、を備え、前記一対の収納棚の夫々は、物品を収納する棚部を上下方向に並ぶ状態で複数備え、前記走行レールは、前記棚部の夫々に対応して設置され、前記一対の収納棚の対向方向に直交する方向及び水平方向に沿う方向である搬送方向に延在し、前記複数の走行レールの夫々は、前記対向方向に間隔を空けて設置された一対のレール部を備え、前記複数の搬送台車の夫々は、前記一対のレール部を転動する走行輪を備えている自動倉庫であって、
前記一対の収納棚に跨るように配置された支持部材を、更に備え、前記支持部材は、前記搬送台車を吊り下げる第1吊り下げ装置を支持する第1支持部と、前記搬送台車を吊り下げる第2吊り下げ装置を支持する第2支持部と、を備え、上下方向視で、前記第1支持部は、前記対向方向における前記一対のレール部の中央位置に重なる位置に配置され、前記第2支持部は、前記第1支持部に対して前記対向方向の一方側に配置されている点にある。
この特徴構成によれば、第1吊り下げ装置及び第2吊り下げ装置により搬送台車を搬送レールから上昇させることができ、このように搬送台車を上昇させた状態で、第1吊り下げ装置により搬送台車を支持している部分の上昇と第2吊り下げ装置により搬送台車を支持している部分の下降との一方又は双方により、搬送台車を回転させて搬送台車を横転姿勢に変更できる。そして、このように搬送台車の姿勢を変更することで、搬送台車は第1吊り下げ装置により横転姿勢で吊り下げられることになるが、第1吊り下げ装置を支持する第1支持部は、一対のレール部の中央位置に重なる位置に配置されているため、第1吊り下げ装置により吊り下げられた搬送台車は、上下方向視で、対向方向における一対のレール部の中央位置に重なる位置となる。従って、搬送台車を一対のレール部の間を通して下方に取り出すことが容易となっている。
自動倉庫の斜視図 自動倉庫の背面図 搬送台車の分解斜視図 カバー体を外した搬送台車の平面図 横転姿勢の搬送台車を示す一部切り欠き斜視図 歩廊の開口部及び蓋体の斜視図 走行レール上の搬送台車に吊り下げ装置を連結した状態を示す正面図 搬送台車を揺動させている状態を示す正面図 横転姿勢の搬送台車を下降させている状態を示す正面図 台車搬送架台の正面図 台車搬送架台の側面図
1.実施形態
自動倉庫の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、自動倉庫は、対向して配置される一対の収納棚1と、一対の収納棚1の間に配置された複数の走行レール2と、走行レール2の上を走行する複数の搬送台車3と、を備えている。尚、一対の収納棚1が並ぶ方向を第1方向X(対向方向に相当)とし、第1方向Xの一方側を第1方向第1側X1(対向方向第1側に相当)とし、その反対側を第1方向第2側X2(対向方向第2側)としている。また、上下方向Z視で第1方向Xに対して直交する方向を第2方向Y(搬送方向に相当)とし、第2方向Yの一方側を第2方向第1側Y1(搬送方向第1側に相当)とし、その反対側を第2方向第2側Y2(搬送方向第2側)としている。
一対の収納棚1の夫々は、物品Wを収納する棚部6を上下方向Zに並ぶ状態で複数備えている。説明を加えると、一対の収納棚1の夫々は、複数の棚用支柱7と、それら複数の棚用支柱7により支持された複数の棚部6と、を備えている。複数の棚用支柱7は、第1方向X及び第2方向Yに並べた状態で床面Fに立設されており、複数の棚部6は、上下方向Zに並ぶ状態で複数の棚用支柱7に支持されている。
図2に示すように、走行レール2は、上下方向Zに並ぶ状態で複数備えられている。これら複数の走行レール2は、複数の棚部6の夫々に対応して設置されており、第2方向Yに延在している。複数の走行レール2の夫々は、第1方向Xに間隔を空けて設置された一対のレール部8を備えている。一対のレール部8のうちの第1方向第1側X1のレール部8は、一対の収納棚1のうちの第1方向第1側X1の収納棚1における第1方向第2側X2の面に支持されている。一対のレール部8のうちの第1方向第2側X2のレール部8は、一対の収納棚1のうちの第1方向第2側X2の収納棚1における第1方向第1側X1の面に支持されている。
図3及び図4に示すように、搬送台車3は、台車本体部11と移載装置12とを備えている。台車本体部11は、第1走行部13と、第1走行部13に対して第2方向第2側Y2にある第2走行部14と、第1走行部13及び第2走行部14に連結されて第1走行部13と第2走行部14との間に位置する第1連結フレーム15及び第2連結フレーム16と、第1走行部13の上方を覆う第1カバー体17と、第2走行部14の上方を覆う第2カバー体18と、を備えている。
第1走行部13及び第2走行部14の夫々は、一対のレール部8の上を転動する一対の走行輪19を備えている。第1カバー体17及び第2カバー体18は、着脱自在に台車本体部11に固定されている。第1走行部13に備えられている走行輪19は、走行用モータ(図示せず)の駆動により回転する駆動輪となっており、走行用モータは第1カバー体17内に設置されている。第2走行部14に備えられている走行輪19は、ここでは従動輪となっている。このように、搬送台車3には、一対のレール部8を転動する走行輪19を備えている。尚、第1方向Xに並ぶ一対の走行輪19のうち、第1方向第1側X1の走行輪19を第1走行輪19Aと称し、第1方向第2側X2の走行輪19を第2走行輪19Bと称する場合がある。
第1連結フレーム15及び第2連結フレーム16の夫々は、第2方向Yに延びる長尺状に形成されている。本実施形態では、第1連結フレーム15及び第2連結フレーム16の夫々は、断面形状が円形のフレーム材により構成されている。そして、第1連結フレーム15及び第2連結フレーム16の夫々は、一端が第1走行部13に連結され、他端が第2走行部14に連結されて、第2方向Yに沿う姿勢で設置されている。
ここでは、第1連結フレーム15は、搬送台車3における第1方向Xの重心に対して第1方向第1側X1に設置されており、搬送台車3における第2方向Yの重心に対して第2方向第1側Y1から第2方向第2側Y2に亘って設置されている。また、第2連結フレーム16は、搬送台車3における第1方向Xの重心に対して第1方向第2側X2に設置されており、搬送台車3における第2方向Yの重心に対して第2方向第1側Y1から第2方向第2側Y2に亘って設置されている。
具体的には、第1連結フレーム15の第2方向第1側Y1の端部は、第1走行部13の第1方向第1側X1の端部で且つ第2方向第2側Y2の端部に連結されている。第1連結フレーム15の第2方向第2側Y2の端部は、第2走行部14の第1方向第1側X1の端部で且つ第2方向第1側Y1の端部に連結されている。
また、第2連結フレーム16の第2方向第1側Y1の端部は、第1走行部13の第1方向第2側X2の端部で且つ第2方向第2側Y2の端部に連結されている。第2連結フレーム16の第2方向第2側Y2の端部は、第2走行部14の第1方向第2側X2の端部で且つ第2方向第1側Y1の端部に連結されている。
搬送台車3は、第1吊り下げ装置41により吊り下げられる第1被吊り下げ部29と、第2吊り下げ装置42により吊り下げられる第2被吊り下げ部30と、を備えている。第1被吊り下げ部29は、第2被吊り下げ部30に対して第1方向第1側X1に設けられている。第1被吊り下げ部29は、搬送台車3における第1方向Xの重心に対して第1方向第1側X1において、搬送台車3における第2方向Yの重心に対して第2方向Yの両側に備えられている。第2被吊り下げ部30は、搬送台車3における第1方向Xの重心に対して第1方向第2側X2において、搬送台車3における第2方向Yの重心に対して第2方向Yの両側に備えられている。具体的には、第1連結フレーム15の両端部を第1被吊り下げ部29としており、第2連結フレーム16の両端部を第2被吊り下げ部30としている。このように、第1被吊り下げ部29は、搬送台車3の第1方向第1側X1の端部における第2方向Yの2個所に設けられ、第2被吊り下げ部30は、搬送台車3の第1方向第2側X2の端部における第2方向Yの2個所に設けられている。
図1に示すように、自動倉庫は、上記に加えて、第1コンベヤ21と第2コンベヤ22と第1昇降装置23と第2昇降装置24と支持部材31と歩廊56とを備えている。第1コンベヤ21は、自動倉庫に入庫する物品Wを第2方向Yに沿って移動させる。第2コンベヤ22は、自動倉庫から出庫する物品Wを第2方向Yに移動させる。第1昇降装置23は、自動倉庫に入庫する物品Wを上下方向Zに移動させる。第2昇降装置24は、自動倉庫から出庫する物品Wを上下方向Zに移動させる。尚、第1昇降装置23及び第2昇降装置24が、自動倉庫に入庫する物品W又は自動倉庫から出庫する物品Wを上下方向Zに移動させる昇降装置25に相当する。
第1昇降装置23は、一対の収納棚1のうちの第1方向第1側X1の収納棚1に対して第2方向第1側Y1に設置されている。第1コンベヤ21は、第1方向第1側X1の収納棚1と第1昇降装置23との間に、上下方向Zに並ぶ複数の棚部6の夫々に対応して設置されている。第2昇降装置24は、一対の収納棚1のうちの第1方向第2側X2の収納棚1に対して第2方向第1側Y1に設置されている。第2コンベヤ22は、第1方向第2側X2の収納棚1と第2昇降装置24との間に、上下方向Zに並ぶ複数の棚部6の夫々に対応して設置されている。
第1昇降装置23は、床面F上に立設された第1支柱23Aと、物品Wを支持すると共に第1支柱23Aに沿って上下方向Zに移動する第1昇降台23Bと、第1昇降台23Bを上下方向Zに移動させる第1昇降用モータ23Cと、を備えている。第1昇降台23Bは、第1方向第2側X2の端部に第1支柱23Aにより案内される被案内部を備えている。第1昇降用モータ23Cは、第1支柱23Aの下端部から第1方向第2側X2に突出する状態で設置されている。
第2昇降装置24は、床面F上に立設された第2支柱24Aと、物品Wを支持すると共に第2支柱24Aに沿って上下方向Zに移動する第2昇降台24Bと、第2昇降台24Bを上下方向Zに移動させる第2昇降用モータ24Cと、を備えている。第2昇降台24Bは、第1方向第1側X1の端部に第2支柱24Aにより案内される被案内部を備えている。第2昇降用モータ24Cは、第2支柱24Aの下端部から第1方向第1側X1に突出する状態で設置されている。
自動倉庫に物品Wを入庫する場合は、入庫する物品Wが自動倉庫の外部から第1昇降台23Bに搬送された後、第1昇降台23Bが入庫する棚部6に対応する高さまで昇降し、入庫する棚部6に対応する第1コンベヤ21及び搬送台車3によって棚部6に入庫される。
また、自動倉庫から物品Wを出庫する場合は、出庫する物品Wが収納されている棚部6に対応する搬送台車3及び第2コンベヤ22によって出庫する物品Wが第2昇降台24Bに搬送された後、第2昇降台24Bが出庫用の高さに昇降し、第2昇降台24Bから自動倉庫の外部に出庫される。
支持部材31は、一対の収納棚1に跨るように配置されている。つまり、支持部材31は、一対の収納棚1の間を第1方向X(対向方向)に渡るように配置されている。支持部材31は、一対の収納棚1における第2方向Y(搬送方向)の中央位置よりも第2方向第2側Y2に配置されている。本実施形態では、支持部材31は、一対の収納棚1における第2方向Yの端部に配置されている。
図7から図9に示すように、支持部材31は、支持枠32と第1支持部33と第2支持部34と第3支持部35とを備えている。支持枠32は棚用支柱7に立設されている。第1支持部33、第2支持部34及び第3支持部35は支持枠32に固定されている。本実施形態では、図7に示すように、支持枠32は、上下方向Zに延びる姿勢で設置されている第1柱状部71及び第2柱状部72と、第1柱状部71の上端から第2柱状部72の上端に亘って架設されている架設部73と、を備えて、門型に形成されている。本例では、第1支持部33、第2支持部34及び第3支持部35は、いずれも架設部73に固定されている。更に、図1及び図6に示すように、支持枠32は、第2方向Yに隣接する棚用支柱7に亘って架設された第1枠74に支持されており、第1方向X視で傾斜する姿勢で配置され、両端部にそれぞれ第1枠74と第1柱状部71又は第2柱状部72とが連結されている第2枠75により第2方向Yに傾斜することが規制されている。
上下方向Z視で、第1支持部33は、第1方向Xにおける一対のレール部8の中央位置に重なる位置に配置され、第2支持部34は、一対のレール部8の間において、第1支持部33に対して第1方向第2側X2に配置されており、第3支持部35は、一対のレール部8の間において、第1支持部33に対して第1方向第1側X1に配置されている。第1支持部33、第2支持部34、及び第3支持部35は、第2方向Yにおいて同じ位置に配置されている。
第1支持部33、第2支持部34、及び第3支持部35の夫々は、搬送台車3を吊り下げる吊り下げ装置40を支持可能に構成されている。本実施形態では、吊り下げ装置40としてチェーンブロック43及び複数本のワイヤー44を用いている。尚、第1支持部33に支持した吊り下げ装置40を第1吊り下げ装置41と称し、第2支持部34に支持した吊り下げ装置40を第2吊り下げ装置42と称している。
第1吊り下げ装置41及び第2吊り下げ装置42の夫々は、搬送台車3に連結する連結部45と、連結部45を上下方向Zに移動させる操作部46と、を備えている。
説明を加えると、第1吊り下げ装置41は、チェーンブロック43の上フック47を第1支持部33に連結し、搬送台車3の第1被吊り下げ部29に連結したワイヤー44をチェーンブロック43の下フック48に連結する。同様に、第2吊り下げ装置42は、チェーンブロック43の上フック47を第2支持部34に連結し、搬送台車3の第2被吊り下げ部30に連結したワイヤー44をチェーンブロック43の下フック48に連結する。
そして、第1吊り下げ装置41や第2吊り下げ装置42は、チェーンブロック43における操作用チェーン49を作業者が操作することで、ワイヤー44の連結部45が上下方向Zに移動するように構成されている。尚、ワイヤー44の搬送台車3に連結する部分が連結部45に相当し、操作用チェーン49が操作部46に相当する。
図4に示すように、第1吊り下げ装置41により搬送台車3を吊り下げる場合は、第1連結フレーム15に第1規制部材50を取り付ける。この第1規制部材50は、図5に示すように、第1被吊り下げ部29に連結したワイヤー44が第2方向Yにおける搬送台車3の重心側に移動することを規制する。また、第2吊り下げ装置42により搬送台車3を吊り下げる場合は、第2連結フレーム16に第2規制部材51を取り付ける。この第2規制部材51は、図示しないが第1規制部材50と同様に、第2被吊り下げ部30に連結したワイヤー44が第2方向Yにおける搬送台車3の重心側に移動することを規制する。
図7に示すように、操作部46は、第1吊り下げ装置41及び第2吊り下げ装置42が支持部材31に支持された状態において、連結部45を設定高さHまで上昇させることができるように構成されている。つまり、第1吊り下げ装置41及び第2吊り下げ装置42は、これらのチェーンブロック43が支持部材31に支持されている状態で、当該チェーンブロック43の操作用チェーン49を操作することで、ワイヤー44の連結部45が設定高さHまで上昇するように構成されている。ここで、設定高さHは、複数の走行レール2のうち最も高い位置にある走行レール2を最上走行レール2Cとして、当該最上走行レール2Cの高さに、第1長さL1以上で第2長さL2以下の高さを加えた高さとしている。
本実施形態では、上下方向Zに隣接する走行レール2の間隔L3から走行輪19の直径L4を引いた長さの半分の長さ((L3−L4)/2)を第1長さL1とし、搬送台車3の第1方向X(対向方向)の長さを第2長さL2として、設定高さHを設定している。
図6に示すように、歩廊56は、複数の走行レール2のうちの少なくとも1つにおける、一対のレール部8の間に備えられている。本実施形態では、歩廊56は、1つの走行レール2に対してのみ備えられている。図示の例では、歩廊56は、対応する走行レール2に対して上下方向Zにずれた位置に備えられている。なお、複数の走行レール2の内の当該歩廊56に対応する走行レール2とは、当該歩廊56に最も近い高さに設置された走行レール2を指す。また、歩廊56が「一対のレール部8の間に備えられている」とは、上下方向Z視において、対応する走行レール2を構成する一対のレール部8の間に歩廊56が存在している状態を指す。
歩廊56は、第2方向Yにおいて、第1コンベヤ21及び第2コンベヤ22の第2方向第1側Y1の端部から収納棚1の第2方向第2側Y2の端部に亘って備えられている。そして、歩廊56における支持部材31の下方に位置する部分に、横転姿勢の搬送台車3が上下方向Zに通過可能な開口部57と、開口部57を閉じる蓋体58と、が設けられている。本実施形態では、歩廊56における支持部材31の直下に位置する部分に、開口部57と蓋体58とが設けられており、歩廊56における支持部材31の下方に位置する開口部57と蓋体58とが設けられている部分は、上下方向Z視で支持部材31と重なっている。
歩廊56における蓋体58以外の部分は棚用支柱7に固定されている。蓋体58は、第2方向Yに沿う軸心周りに揺動可能に歩廊56に支持されている。そして、蓋体58を第2方向Yに沿う軸心周りに揺動させることで、開口部57を閉じた閉じ姿勢と開口部57を開けた開け姿勢とに姿勢変更可能に構成されている。蓋体58を閉じ姿勢とした状態では、蓋体58の上面が歩廊56における蓋体58以外の部分の上面と同一面上に配置され、蓋体58の上を作業者が歩行可能となっている。また、蓋体58を開き姿勢とした状態では、開口部57が開いているため、横転姿勢の搬送台車3が開口部57を上下方向Zに通過可能となっている。尚、横転姿勢は、図1に示す走行姿勢の搬送台車3の第1方向X(横幅方向)が上下方向Zに沿い、且つ、走行姿勢の搬送台車3の第2方向Y(前後方向)がそのまま第2方向Yに沿うように、第2方向Yに沿う軸心周りに搬送台車3を回転(横転)させた姿勢である。
自動倉庫は、横転姿勢の搬送台車3を支持する台車搬送架台61を備えている。尚、台車搬送架台61を説明するにあたり、図8から図10に示すように、台車搬送架台61を支持部材31の真下の床面F上に位置させた状態に基づいて説明する。
図10に示すように、台車搬送架台61は、基枠62と、床面Fの上を転動する移動輪63と、横転姿勢の搬送台車3を支持する台車支持部64と、台車支持部64により横転姿勢で支持されている搬送台車3が傾倒することを規制する台車規制部65と、台車搬送架台61が傾倒することを規制する架台規制部66と、を備えている。基枠62は、台車支持部64により横転姿勢で支持している搬送台車3に対して、下方に位置する下部分62Aと第1方向Xの何れか一方側の位置する横部分62Bとを有している。そして、台車搬送架台61に対しては、第1方向Xの横部分62Bが存在しない側から搬送台車3を載せ降ろしが可能となっている。
移動輪63は、回転自在な状態で、基枠62の下部分62Aに取り付けられている。台車支持部64は、基枠62の下部分62Aに固定されている。
台車支持部64は、搬送台車3の第2走行輪19Bを下方から支持すると共に、当該第2走行輪19Bが予め定められた支持位置から移動しないように保持する。更に本実施形態では、台車支持部64は、上下方向Z視で第2走行輪19Bが支持位置に対して第1方向Xや第2方向Yにずれている場合に、当該第2走行輪19Bに接触して第2走行輪19Bを支持位置に案内する案内部67を備えている。本例では、案内部67は、上下方向Z視での支持位置の中心を軸心とし、上方へ向かうに従って径方向外側に広がる円錐台面状の傾斜面となっている。
台車規制部65は、横部分62Bに着脱自在に取り付けられている。台車規制部65を横部分62Bに取り付けた状態では、台車支持部64に横転姿勢で支持されている搬送台車3の第1走行輪19Aに対して上方から係合している。このように台車規制部65が第1車輪に係合している状態では、第1車輪の第1方向Xや第2方向Yへの移動が規制されており、これにより横転姿勢の搬送台車3が傾倒することが規制されている。台車規制部65を横部分62Bから取り外した状態では、台車支持部64の上方に台車規制部65が存在しない状態となるため、横転姿勢の搬送台車3を上方から台車搬送架台61に載せることができる。
架台規制部66は、基枠62における第1方向Xの中央部に備えられており、規制状態(図8の仮想線、図9、図10、及び図11の実線参照)と格納状態(図8の実線、及び図11の仮想線参照)とに切り替え可能に構成されている。本実施形態では、架台規制部66は、伸縮部66Aと脚部66Bとを備えている。伸縮部66Aは、第1方向Xに伸縮可能に横部分62Bに支持されており、第1方向Xの両側に突出させた伸長状態(図8の仮想線、図9及び図10参照)と、第1方向Xにおける基枠62の下部分62Aの幅内に収まる短縮状態(図8の実線参照)と、に伸縮可能に構成されている。また、脚部66Bは、伸縮部66Aに対して第1方向Xに沿う軸心周りに揺動可能に伸縮部66Aに支持されており、上下方向Zに沿う規制姿勢(図11の実線参照)と第2方向Yに沿う退避姿勢(図11の仮想線参照)とに姿勢変更可能に構成されている。そして、図9から図11に示すように、伸縮部66Aを伸長状態とし且つ脚部66Bを規制姿勢とすることで、架台規制部66は規制状態となり、図11において仮想線で示すように、伸縮部66Aを短縮状態とし且つ脚部66Bを退避姿勢とすることで、架台規制部66は格納状態となる。
図10に示すように、第1方向Xに並ぶ一対の移動輪63の双方が平坦な床面Fに接している台車搬送架台61の姿勢を正立姿勢として、台車搬送架台61が正立姿勢となっている状態では、規制状態の架台規制部66の下端は床面Fから離間している。そして、台車搬送架台61が正立姿勢から傾いた場合に、規制状態の架台規制部66の下端が床面Fに接触する。これにより、台車搬送架台61がそれ以上傾くことが規制され、台車搬送架台61が傾倒することが抑制される。
そして、架台規制部66を格納状態に切り替えた状態では、台車搬送架台61の第1方向Xの幅は、一対のレール部8の第1方向Xの間隔より小さい。一方、架台規制部66を規制状態に切り換えることで、台車搬送架台61の第1方向Xの幅が大きくなるが、台車搬送架台61の第1方向Xの幅は、一対の収納棚1の間隔より小さい。尚、移動輪63が床面Fに接している状態で、架台規制部66は、上下方向Zに並ぶ複数の走行レール2の最も低い走行レール2よりも下方に位置している。
次に、搬送台車3を自動倉庫から搬出する場合について説明する。
まず、自動倉庫から搬出する搬送台車3を、支持部材31の直下まで移動させて、第1カバー及び第2カバーを取り外す。次に、図7に示すように、第1吊り下げ装置41及び第2吊り下げ装置42を支持部材31に吊り下げると共に、第1吊り下げ装置41及び第2吊り下げ装置42を搬送台車3に連結する。また、歩廊56の蓋体58を操作して開口部57を開け、架台規制部66を規制状態とし且つ台車規制部65を取り外した台車搬送架台61を支持部材31の直下に移動させる。そして、図8に示すように、第1吊り下げ装置41及び第2吊り下げ装置42を操作して搬送台車3を横転姿勢に姿勢を変更すると共に搬送台車3を下降させ、図9に示すように、横転姿勢の搬送台車3を台車搬送架台61に載せる。その後は、台車搬送架台61に台車規制部65を取り付けて台車搬送架台61上に搬送台車3を保持し、第1吊り下げ装置41及び第2吊り下げ装置42を搬送台車3から外す。このように、横転姿勢の搬送台車3を載せた台車搬送架台61を第2方向第2側Y2に移動させて搬送台車3を自動倉庫から搬出する。尚、搬送台車3を自動倉庫に搬入する場合は、搬出する場合とは逆の手順を実行する。
2.その他の実施形態
次に、自動倉庫のその他の実施形態について説明する。
(1)上記実施形態では、第1長さL1を、上下方向Zに隣接する走行レール2の間隔L3から走行輪19の直径L4を引いた長さの半分の長さとし、第2長さL2を、搬送台車3の第1方向X(対向方向)の長さとしたが、これら第1長さL1や第2長さL2は適宜変更してもよい。具体的には、第1長さを、間隔L3の1/2や1/3の長さとしてもよく、また、第2長さを、搬送台車3の第2方向Y(搬送方向)の長さとしてもよい。
(2)上記実施形態では、複数の走行レール2のうちの1つ走行レール2にのみに対応して歩廊56を設けたが、複数の走行レール2のうちの2つ以上の走行レール2に対応して歩廊56を設けてもよく、また、歩廊56を設けなくてもよい。また、上記実施形態では、歩廊56における支持部材31の真下に位置する部分に開口部57と蓋体58とを設けたが、支持部材31の直下に歩廊56自体を設けないようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、支持部材31を、一対の収納棚1における第2方向Yの中央位置よりも第2方向第2側Y2に配置したが、支持部材31の位置はこれとは異なる位置であってもよい。具体的には、支持部材31を、一対の収納棚1における第2方向Yの中央位置に配置してもよく、また、一対の収納棚1における第2方向Yの中央位置よりも第2方向第1側Y1に配置してもよい。また、支持部材31を一対の収納棚1の複数個所に固定できるように構成し、或いは、支持部材31の位置を移動できるように構成してもよい。
(4)上記実施形態では、昇降装置25を、収納棚1に対して第2方向第1側Y1にのみ備えたが、昇降装置25を、収納棚1に対して第2方向第1側Y1と第2方向第2側Y2との双方に備えてもよい。
(5)上記実施形態では、第1被吊り下げ部29を、搬送台車3の第1方向第1側X1の端部における2個所に設けたが、第1被吊り下げ部29の位置及び個数は適宜変更してもよい。また、上記実施形態では、第2被吊り下げ部30を、搬送台車3の第1方向第2側X2の端部における2個所に設けたが、第2被吊り下げ部30の位置及び個数は適宜変更してもよい。具体的には、第1被吊り下げ部29を1個所にのみ又は3個所以上に設けてもよく、また、第1被吊り下げ部29を搬送台車3における第1方向Xの中央部に設けてもよい。同様に、第2被吊り下げ部30を1個所にのみ又は3個所以上に設けてもよく、また、第2被吊り下げ部30を搬送台車3における第1方向Xの中央部に設けてもよい。
ちなみに、第1被吊り下げ部29及び第2被吊り下げ部30の夫々を1個所にのみ設ける場合は、第1被吊り下げ部29及び第2被吊り下げ部30を、上下方向Z視において搬送台車3の対角となる位置に設けてもよい。
(6)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
3.上記実施形態の概要
以下、上記において説明した自動倉庫の概要について説明する。
自動倉庫は、対向して配置される一対の収納棚と、前記一対の収納棚の間に設置された複数の走行レールと、前記走行レールの上を走行する複数の搬送台車と、を備え、前記一対の収納棚の夫々は、物品を収納する棚部を上下方向に並ぶ状態で複数備え、前記走行レールは、前記棚部の夫々に対応して設置され、前記一対の収納棚の対向方向に直交する方向及び水平方向に沿う方向である搬送方向に延在し、前記複数の走行レールの夫々は、前記対向方向に間隔を空けて設置された一対のレール部を備え、前記複数の搬送台車の夫々は、前記一対のレール部を転動する走行輪を備え、
前記一対の収納棚に跨るように配置された支持部材を、更に備え、前記支持部材は、前記搬送台車を吊り下げる第1吊り下げ装置を支持する第1支持部と、前記搬送台車を吊り下げる第2吊り下げ装置を支持する第2支持部と、を備え、上下方向視で、前記第1支持部は、前記対向方向における前記一対のレール部の中央位置に重なる位置に配置され、前記第2支持部は、前記第1支持部に対して前記対向方向の一方側に配置されている。
この構成によれば、第1吊り下げ装置及び第2吊り下げ装置により搬送台車を搬送レールから上昇させることができ、このように搬送台車を上昇させた状態で、第1吊り下げ装置により搬送台車を支持している部分の上昇と第2吊り下げ装置により搬送台車を支持している部分の下降との一方又は双方により、搬送台車を回転させて搬送台車を横転姿勢に変更できる。そして、このように搬送台車の姿勢を変更することで、搬送台車は第1吊り下げ装置により横転姿勢で吊り下げられることになるが、第1吊り下げ装置を支持する第1支持部は、一対のレール部の中央位置に重なる位置に配置されているため、第1吊り下げ装置により吊り下げられた搬送台車は、上下方向視で、対向方向における一対のレール部の中央位置に重なる位置となる。従って、搬送台車を一対のレール部の間を通して下方に取り出すことが容易となっている。
ここで、前記複数の走行レールのうち最も高い位置にある前記走行レールを、最上走行レールとして、前記第1吊り下げ装置及び前記第2吊り下げ装置の夫々は、前記搬送台車に連結する連結部と、前記連結部を前記上下方向に移動させる操作部と、を備え、前記操作部は、前記第1吊り下げ装置及び前記第2吊り下げ装置が前記支持部材に支持された状態において、前記連結部を設定高さまで上昇させることができるように構成され、前記設定高さは、前記最上走行レールの高さに、前記上下方向に隣接する前記走行レールの間隔から走行車輪の直径を引いた長さの半分の長さ以上であって、前記搬送台車の前記対向方向の長さ以下の高さを加えた高さであると好適である。
この構成によれば、自動倉庫から搬出する搬送台車が複数の走行レールのいずれの上にある場合であっても、連結部を上下方向に隣接する走行レールの間隔から走行車輪の直径を引いた長さの半分の長さ以上となる設定高さまで上昇させることができるため、搬送台車を横転姿勢に変更する場合に、搬送台車が最上走行レールに接触することを回避し易い。また、設定高さは、搬送台車の前記対向方向の長さ以下の高さを加えた高さであるため、この設定高さを超えて連結部を上昇させることができる場合に比べて、支持部材の第1支持部や第2支持部の高さを比較的低く抑えることができ、支持部材の大型化を回避し易い構成となっている。
また、前記対向方向における、前記第1支持部に対して前記第2支持部が配置されている側を対向方向第2側とし、それとは反対側を対向方向第1側として、前記搬送台車は、前記第1吊り下げ装置により吊り下げられる第1被吊り下げ部と、前記第2吊り下げ装置により吊り下げられる第2被吊り下げ部と、を備え、前記第1被吊り下げ部は、前記第2被吊り下げ部に対して前記対向方向第1側に設けられていると好適である。
この構成によれば、第1吊り下げ装置により第1被支持部を吊り下げ、第2吊り下げ装置により第2被支持部を吊り下げることで、これら第1吊り下げ装置と第2吊り下げ装置とにより、対向方向において搬送台車の異なる位置を吊り下げるため、搬送台車を安定させた状態で吊り下げることができる。そして、第1吊り下げ装置により第1被吊り下げ部を上昇させることや第2吊り下げ装置により第2被吊り下げ部を下降させることで、搬送台車を搬送方向に沿う軸心周りに回転させて、搬送台車の姿勢を容易に横転姿勢とすることができる。
また、前記第1被吊り下げ部は、前記搬送台車の前記対向方向第1側の端部における前記搬送方向の2個所に設けられ、前記第2被吊り下げ部は、前記搬送台車の前記対向方向第2側の端部における前記搬送方向の2個所に設けられていると好適である。
この構成によれば、第1吊り下げ装置と第2吊り下げ装置とにより、搬送台車を更に安定させた状態で吊り下げることができる。
また、前記複数の走行レールのうちの少なくとも1つにおける、前記一対のレール部の間に歩廊が備えられ、前記歩廊における前記支持部材の下方に位置する部分に、横転姿勢の前記搬送台車が前記上下方向に通過可能な開口部と、前記開口部を閉じる蓋体と、が設けられていると好適である。
この構成によれば、作業者が歩廊上から収納棚や搬送台車に対するメンテナンス作業を行い得るため、収納棚や搬送台車に対するメンテナンス作業を行い易い自動倉庫となる。また、歩廊における支持部材の下方に位置する部分には、横転姿勢の搬送台車が通過可能な開口部があるため、蓋体を操作して開口部を開けることで、横転姿勢の搬送台車を歩廊の下方まで下降させることができる。
また、横転姿勢の前記搬送台車を支持する台車搬送架台を、更に備え、前記台車搬送架台は、その前記対向方向の幅が前記一対のレール部の前記対向方向の間隔以下となっていると好適である。
この構成によれば、一対のレール部の間において、搬送方向に沿って台車搬送架台を移動させることができる。従って、一対のレール部の間を通して下方に取り出した搬送台車を、台車搬送架台に載せて一対の収納棚の外側まで容易に移動させることができる。
また、前記搬送方向の一方側を搬送方向第1側とし、その反対側を搬送方向第2側として、前記一対の収納棚に対して前記搬送方向第1側にのみ、前記自動倉庫に入庫する物品又は前記自動倉庫から出庫する物品を前記上下方向に移動させる昇降装置を備え、前記支持部材は、前記一対の収納棚における前記搬送方向の中央位置よりも前記搬送方向第2側に配置されていると好適である。
この構成では、横転姿勢の搬送台車を自動倉庫から取り出す場合は、障害物となる昇降装置が備えられていない搬送方向第2側からの方が取り出し易い。そして、この構成によれば、支持部材は、一対の収納棚における搬送方向の中央位置よりも前記搬送方向第2側に配置されているため、支持部材により横転姿勢にされた搬送台車を自動倉庫の搬送方向第2側から取り出すときの移動距離を比較的短くすることができる。よって、横転姿勢の搬送台車を自動倉庫から容易に取り出すことができる。
本開示に係る技術は、一対の収納棚と、一対の収納棚の間に設置された走行レールの上を走行する搬送台車と、を備えた自動倉庫に利用することができる。
1:収納棚
2:走行レール
2A:最上走行レール
3:搬送台車
6:棚部
8:レール部
19:走行輪
25:昇降装置
29:第1被吊り下げ部
30:第2被吊り下げ部
31:支持部材
33:第1支持部
34:第2支持部
41:第1吊り下げ装置
42:第2吊り下げ装置
45:連結部
46:操作部
56:歩廊
57:開口部
58:蓋体
61:台車搬送架台
X:第1方向(対向方向)
X1:第1方向第1側(対向方向第1側)
X2:第1方向第2側(対向方向第2側)
Y:第2方向(搬送方向)
Y1:第2方向第1側(搬送方向第1側)
Y2:第2方向第2側(搬送方向第2側)
Z:上下方向

Claims (7)

  1. 対向して配置される一対の収納棚と、前記一対の収納棚の間に設置された複数の走行レールと、前記走行レールの上を走行する複数の搬送台車と、を備え、
    前記一対の収納棚の夫々は、物品を収納する棚部を上下方向に並ぶ状態で複数備え、
    前記走行レールは、前記棚部の夫々に対応して設置され、前記一対の収納棚の対向方向に直交する方向及び水平方向に沿う方向である搬送方向に延在し、
    前記複数の走行レールの夫々は、前記対向方向に間隔を空けて設置された一対のレール部を備え、
    前記複数の搬送台車の夫々は、前記一対のレール部を転動する走行輪を備えている自動倉庫であって、
    前記一対の収納棚に跨るように配置された支持部材を、更に備え、
    前記支持部材は、前記搬送台車を吊り下げる第1吊り下げ装置を支持する第1支持部と、前記搬送台車を吊り下げる第2吊り下げ装置を支持する第2支持部と、を備え、
    上下方向視で、前記第1支持部は、前記対向方向における前記一対のレール部の中央位置に重なる位置に配置され、前記第2支持部は、前記第1支持部に対して前記対向方向の一方側に配置されている自動倉庫。
  2. 前記複数の走行レールのうち最も高い位置にある前記走行レールを、最上走行レールとして、
    前記第1吊り下げ装置及び前記第2吊り下げ装置の夫々は、前記搬送台車に連結する連結部と、前記連結部を前記上下方向に移動させる操作部と、を備え、
    前記操作部は、前記第1吊り下げ装置及び前記第2吊り下げ装置が前記支持部材に支持された状態において、前記連結部を設定高さまで上昇させることができるように構成され、
    前記設定高さは、前記最上走行レールの高さに、前記上下方向に隣接する前記走行レールの前記上下方向の間隔から走行車輪の直径を引いた長さの半分の長さ以上であって、前記搬送台車の前記対向方向の長さ以下の高さを加えた高さである請求項1に記載の自動倉庫。
  3. 前記対向方向における、前記第1支持部に対して前記第2支持部が配置されている側を対向方向第2側とし、それとは反対側を対向方向第1側として、
    前記搬送台車は、前記第1吊り下げ装置により吊り下げられる第1被吊り下げ部と、前記第2吊り下げ装置により吊り下げられる第2被吊り下げ部と、を備え、
    前記第1被吊り下げ部は、前記第2被吊り下げ部に対して前記対向方向第1側に設けられている請求項1又は2に記載の自動倉庫。
  4. 前記第1被吊り下げ部は、前記搬送台車の前記対向方向第1側の端部における前記搬送方向の2個所に設けられ、
    前記第2被吊り下げ部は、前記搬送台車の前記対向方向第2側の端部における前記搬送方向の2個所に設けられている請求項3に記載の自動倉庫。
  5. 前記複数の走行レールのうちの少なくとも1つにおける、前記一対のレール部の間に歩廊が備えられ、
    前記歩廊における前記支持部材の下方に位置する部分に、横転姿勢の前記搬送台車が前記上下方向に通過可能な開口部と、前記開口部を閉じる蓋体と、が設けられている請求項1から4の何れか一項に記載の自動倉庫。
  6. 横転姿勢の前記搬送台車を支持する台車搬送架台を、更に備え、
    前記台車搬送架台は、その前記対向方向の幅が前記一対のレール部の前記対向方向の間隔以下となっている請求項1から5の何れか一項に記載の自動倉庫。
  7. 前記搬送方向の一方側を搬送方向第1側とし、その反対側を搬送方向第2側として、
    前記一対の収納棚に対して前記搬送方向第1側にのみ、前記自動倉庫に入庫する物品又は前記自動倉庫から出庫する物品を前記上下方向に移動させる昇降装置を備え、
    前記支持部材は、前記一対の収納棚における前記搬送方向の中央位置よりも前記搬送方向第2側に配置されている請求項1から6の何れか一項に記載の自動倉庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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