JP4437931B2 - 自動倉庫 - Google Patents

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本発明は、スタッカクレーンによってラックに対して荷を入出庫する自動倉庫に関し、特にスタッカクレーンの原点復帰動作に特徴を有する自動倉庫に関する。
工場の倉庫などにおいて、部品、完成品などの荷を格納するために自動倉庫が利用されている。図4は従来の自動倉庫を示す正面図である。自動倉庫は、水平方向および上下方向に複数の格納位置2Aを有するラック2、ラック2に入庫する荷Wおよびラック2から出庫した荷Wを一時的に置くための入出庫ステーション5、ラック2と入出庫ステーション5との間で荷Wの搬送を行うスタッカクレーン3、およびスタッカクレーン3に対して搬送指示を行うホストコンピュータ4から構成される。入庫時には、ホストコンピュータ4からの指示に基づいて、スタッカクレーン3は入出庫ステーション5に置かれている荷Wを積み込み、ラック2の指定された格納位置2Aで降ろす。また、出庫時には、スタッカクレーン3はラック2の指定された格納位置2Aにある荷Wを積み込み、入出庫ステーション5で降ろす。尚、ラック2の幅(図の左右方向)は、スタッカクレーン3の幅の数倍で図示されているが、実際には数十倍以上であることが多い。また、ラック2の上下方向には、数段の格納位置2Aが図示されているが、格納位置2Aが数十段であることもある。
スタッカクレーン3は、台車11、台車11上に設置されたクレーンコントローラ12、台車11上に設けられたマスト13、マスト13に沿って昇降する昇降台14、および昇降台14上に備えられた伸縮可能なフォーク(不図示)を有する移載装置15を備える。クレーンコントローラ12は、ホストコンピュータ4から受信した搬送指示に従って、台車11を走行させ、昇降台14を昇降させ、移載装置15に荷Wの移載を行わせる。
スタッカクレーン3の走行路6(例えば、自動倉庫の床に敷設されたレール)の一端の手前の復帰原点50には、台車11に設けられた走行エンド検出器17で検出される被検出物51が設けられている。スタッカクレーン3の走行時に被検出物51が検出されると、スタッカクレーン3は走行を停止し、クレーンコントローラ12のメモリー中のスタッカクレーン3の現在位置を示すデータに0等の一定値が設定される(リセットされる)。
また、マスト13の下部の復帰原点60にも、昇降台14に設けられた昇降エンド検出器16で検出される被検出物61が設けられている。昇降第14の下降時に被検出物61が検出されると、昇降台14は下降を停止すると共に、クレーンコントローラ12のメモリー中の昇降台14の現在位置を示すデータに0が設定される。
スタッカクレーン3の自動運転時、例えば、ホストコンピュータ4からの搬送指示で指定された格納位置2Aから荷Wを取り出すとき、移載装置15の先端に設けられた不図示のセンサで障害物(例えば、ラック2の隔壁など)の有無が検出される。スタッカクレーン3の走行動作および昇降台14の昇降動作などが正常であれば、障害物は検出されない。しかし、いずれかの動作に異常があると、障害物が検出されることがある。この場合、クレーンコントローラ12は自動運転を停止し、警報を発する。この異常に対して修復作業が行われ、修復作業が終了すると、スタッカクレーン3および移載装置15の原点復帰が行われる。
スタッカクレーン3の原点復帰は、走行エンド検出器17が被検出物51を検出するまでスタッカクレーン3を復帰原点50の方向へ移動させることにより行われる。移載装置15の原点復帰は、昇降エンド検出器16が被検出物61を検出するまで昇降台14を下降させることにより行われる。上記の原点復帰は、修復作業の終了後のみならず、通常に電源を投入して自動運転を開始する前にも行われる。
尚、スタッカクレーンの原点復帰動作に関するものではないが、特許文献1〜3には、自動倉庫のラックと入出庫ステーションとの間で荷を入出庫する際の搬送効率を向上させるために、スタッカクレーンを特定の位置で待機させることが示されている。
特開平5−24612号公報(要約) 特開平5−170316号公報(要約) 特開平11−106008号公報(要約)
しかしながら、上記従来のものにおいては、原点復帰の動作時に、スタッカクレーン3が復帰原点50から遠い位置にある場合、または昇降台14が復帰原点60から遠い位置にある場合には、スタッカクレーン3または昇降台14は長い距離を移動しなければならず、原点復帰の動作の完了までに長い時間がかかり、自動運転の開始時刻が遅れるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、スタッカクレーンの原点復帰動作を短時間で行うことのできる自動倉庫を提供することにある。
本発明の自動倉庫は、複数の格納位置を有するラックと、該ラックに沿って走行し、荷を載せて昇降可能な移載装置を有するスタッカクレーンと、該スタッカクレーンを制御する制御手段と、を備えた自動倉庫において、前記走行するスタッカクレーンの現在位置を随時記憶する記憶部を設けると共に、前記スタッカクレーンの走行経路上に2以上の復帰原点を定め、前記制御手段は、前記スタッカクレーンを原点復帰させる際に、前記2以上の復帰原点と前記記憶部に記憶されたスタッカクレーンの現在位置とを比較し、前記2以上の復帰原点のうち、前記記憶部に記憶されたスタッカクレーンの現在位置に最も近い復帰原点にスタッカクレーンを移動させる。ここで、制御手段には実施形態の制御部が相当する。
このようにすることで、スタッカクレーンは、2以上の復帰原点のうち、記憶された現在位置に最も近い復帰原点に移動する。これにより、復帰原点が1つしかない従来のものと比較して、原点復帰動作の時間が短くなり、自動運転の開始時刻を早くすることができるので、自動倉庫の稼働率が向上する。さらに、原点復帰する際の移動距離が短くなるので、スタッカクレーンの台車のタイヤの磨耗が減り、消費電力も低減する。さらに、制御手段が当該記憶されたスタッカクレーンの現在位置に基づいて自動的に原点復帰動作を行うので、オペレータが2以上の復帰原点のいずれかを指定するときに押す2以上のスイッチをスタッカクレーンの操作部に設けなくともよい、またはオペレータの誤操作が防止されるといった効果も得られる。
また、本発明の自動倉庫は、複数の格納位置を有するラックと、該ラックに沿って走行し、荷を載せて昇降可能な移載装置を有するスタッカクレーンと、該スタッカクレーンを制御する制御手段と、を備えた自動倉庫において、前記昇降する移載装置の現在位置を随時記憶する記憶部を設けると共に、前記移載装置の昇降経路上に2以上の復帰原点を定め、前記制御手段は、前記移載装置を原点復帰させる際に、前記2以上の復帰原点と前記記憶部に記憶された移載装置の現在位置とを比較し、前記2以上の復帰原点のうち、前記記憶部に記憶された移載装置の現在位置に最も近い復帰原点に前記移載装置を移動させる。ここで、制御手段には実施形態の制御部が相当する。尚、移載装置の原点復帰は、広い意味ではスタッカクレーンの原点復帰である。
このようにすることで、移載装置は、2以上の復帰原点のうち、記憶された現在位置に最も近い復帰原点に移動する。これにより、復帰原点が1つしかない従来のものと比較して、原点復帰動作の時間が短くなり、自動運転の開始時刻を早くすることができるので、自動倉庫の稼働率が向上する。さらに、原点復帰する際の移動距離が短くなるので、消費電力が低減する。さらに、制御手段が当該記憶された移載装置の現在位置に基づいて自動的に原点復帰動作を行うので、オペレータが2以上の復帰原点のいずれかを指定するときに押す2以上のスイッチをスタッカクレーンの操作部に設けなくともよい、またはオペレータの誤操作が防止されるといった効果も得られる。
本発明によれば、スタッカクレーンの原点復帰動作を短時間で行うことができ、自動運転の開始時刻を早くすることができるので、自動倉庫の稼働率が向上する。
以下、図を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明に係る自動倉庫を示す正面図、図2はスタッカクレーンの電気的構成を示すブロック図、図3はスタッカクレーンの原点復帰動作を示すフローチャートである。尚、図1は、背景技術として説明された図4と略同じであり、図中の同一物は同一符号で示される。また、クレーンコントローラ12の符号は両図で同じであるが、クレーンコントローラ12の制御内容は互いに異なる。自動倉庫は、水平方向および上下方向に複数の格納位置2Aを有するラック2、ラック2に対して入出庫する荷Wを一時的に置くための入出庫ステーション5、ラック2と入出庫ステーション5との間で荷Wの搬送を行うスタッカクレーン3、およびスタッカクレーン3に対して搬送指示を行うホストコンピュータ4から構成される。
スタッカクレーン3は、台車11、台車11上に設置されたクレーンコントローラ12、台車11上に設けられたマスト13、マスト13に沿って昇降する昇降台14、および昇降台14上に備えられた伸縮可能なフォーク(不図示)を有する移載装置15を備える。マスト13は、昇降台14および移載装置15の昇降経路となる。クレーンコントローラ12は、制御部22、記憶部23、操作部24、表示部25および通信部26を備える。制御部22は、記憶部23に格納されたプログラムを実行することにより、スタッカクレーン3の各部を制御する。
記憶部23には「スタッカクレーン位置」、「昇降台位置」などの制御データが記憶されている。また、記憶部23は1つまたは複数のメモリーデバイスから構成されるが、少なくとも上記のデータ「スタッカクレーン位置」および「昇降台位置」は不揮発性のメモリーに記憶される。これらのデータの内容については後述する。操作部24には、オペレータがスタッカクレーン3を手動運転するときなどに使用する操作スイッチが設けられている。表示部25にはエラーメッセージなどが表示される。通信部26は、搬送指示をホストコンピュータ4から受信すると共に、スタッカクレーン3の状態データなどをホストコンピュータ4に送信する。
台車11には、スタッカクレーン3を走行路6に沿って走行させるための走行駆動部18、走行検出器19、走行エンド検出器17が設けられている。ロータリエンコーダなどからなる走行検出器19は、台車11の移動に応じて信号を出力し、制御部22が当該信号から台車11(スタッカクレーン3)の移動量を算出する。この移動量によってデータ「スタッカクレーン位置」が随時更新される。すなわち、データ「スタッカクレーン位置」は、スタッカクレーン3の現在位置(水平方向における移載装置15の現在位置でもある)を示すデータである。走行エンド検出器17は、走行路6の両端の手前の復帰原点PHL,PHRにそれぞれ設けられた被検出物であるマークMHL,MHRを検出する。この走行エンド検出器17はリミットスイッチ、反射式光学センサなどで構成される。当該構成の場合、マークMHL、MHRは、それぞれリミットスイッチを作動させる部材および反射板である。
昇降台14には、昇降台14をマスト13に沿って昇降させるための昇降駆動部20、昇降検出器21、昇降エンド検出器16が設けられている。ロータリエンコーダなどからなる昇降検出器21は、昇降台14の昇降に応じて信号を出力し、制御部22が当該信号から昇降台14の移動量を算出する。この移動量によってデータ「昇降台位置」が随時更新される。すなわち、データ「昇降台位置」は昇降台14の現在位置(移載装置15の現在位置でもある)を示すデータである。昇降エンド検出器16は、マスト13の下部および上部の復帰原点PVD、PVUにそれぞれ設けられた被検出物であるマークMVD,MVUを検出する。この昇降エンド検出器16もリミットスイッチ、反射式光学センサなどで構成される。
クレーンコントローラ12の制御部22は、光通信によってホストコンピュータ4からの搬送指示を通信部26を介して受信すると、この搬送指示に従って、走行駆動部18に信号を送ることにより走行路6に沿って台車11を走行させ、昇降駆動部20に信号を送ることにより昇降台14を昇降させ、移載装置15に指定された荷Wの移載を行わせる。台車11の走行中にマークMHLの検出信号を走行エンド検出器17から受信すると、制御部22は台車11を停止させると共に、データ「スタッカクレーン位置」に0を設定する。このマークMHLが設けられている復帰原点PHLは、入出庫ステーション5に対して荷Wが移載されるときにスタッカクレーン3が停止する位置にあるので、移載が行われるたびに、データ「スタッカクレーン位置」に0が設定される。
また、マークMHRの検出信号を走行エンド検出器17から受信すると、制御部22は台車11を停止させると共に、データ「スタッカクレーン位置」に復帰原点PHLと復帰原点PHRとの距離LHを設定する。上述のように、データ「スタッカクレーン位置」に0または距離LHが設定されることで、走行検出器19の誤差などに起因するデータ「スタッカクレーン位置」と実際のスタッカクレーン3の位置との誤差がキャンセルされる。
一方、昇降台14の下降時にマークMVDの検出信号を昇降エンド検出器16から受信すると、制御部22は昇降台14を停止させると共に、データ「昇降台位置」に0を設定する。また、上昇時にマークMVUの検出信号を昇降エンド検出器16から受信すると、制御部22は昇降台14を停止させると共に、データ「昇降台位置」に復帰原点PVDと復帰原点PVUとの距離LVを設定する。尚、復帰原点PVDの高さを入出庫ステーション5に対して荷Wが移載されるときの昇降台14の高さと等しくすれば、移載が行われるたびに、データ「昇降台位置」に0が設定される。上述のように、データ「昇降台位置」に0または距離LVが設定されることで、昇降検出器21の誤差などに起因するデータ「昇降台位置」と実際の昇降台14の位置との誤差がキャンセルされる。
スタッカクレーン3の自動運転時、例えば、指定された格納位置2Aから荷Wを取り出すとき、移載装置15の先端に設けられた不図示のセンサで障害物(例えば、ラック2の隔壁など)の有無が検出される。障害物が検出されるのは、スタッカクレーン3の走行動作または昇降台14の昇降動作などに異常がある場合である。従って、障害物が検出されると、制御部22は、自動運転を停止し、警報を発する。さらに、検出された異常からスタッカクレーン3の走行動作および昇降台14の昇降動作の一方または双方に異常があるかを判定し、判定結果を表示部25に表示する。この判定結果に従って修復作業が行われる。修復作業の内容に応じて、スタッカクレーン3の電源がオン/オフされる。修復作業が終了した後に電源が投入され、オペレータによって原点復帰動作を指示する操作部24のスイッチが押されると、スタッカクレーン3は原点復帰動作を開始する。
次に、図3を参照してスタッカクレーン3の原点復帰動作を説明する。図に示される処理は制御部22によって実行される。まず、上述の原点復帰動作の指示が検出されると(S1:YES)、制御部22はデータ「スタッカクレーン位置」を記憶部23から読み出す(S2)。このデータは上述のように不揮発性のメモリーに記憶されているので、スタッカクレーン3の電源が切断された場合でも、上述の異常発生時のスタッカクレーン3の走行路6上の位置を保持している。ただし、修復作業時にスタッカクレーン3が動いた場合、走行検出器19の動作不良がある場合などには、現在の実際のスタッカクレーン3の位置とデータ「スタッカクレーン位置」の示す位置とは必ずしも一致しない。しかし、一般的には、その差は走行路6全体の長さから見れば僅かであり、本発明の実施の妨げとなるものではない。
次に、制御部22は、データ「スタッカクレーン位置」の示す位置が復帰原点PHL、PHRのいずれに近いかを調べる。復帰原点PHLの方が近い場合は(S3:YES)、制御部22は、信号を走行駆動部18に送ることによりスタッカクレーン3を復帰原点PHLの方に走行させる(S4)。そして、マークMHLの検出信号を走行エンド検出器17から受信すると(S5:YES)、制御部22はスタッカクレーン3の走行を停止させると共に、データ「スタッカクレーン位置」に0を設定する(S6)。それに対し、位置PHRの方が近い場合は(S3:NO)、制御部22はスタッカクレーン3を復帰原点PHRの方に走行させる(S7)。そして、マークMHRの検出信号を走行エンド検出器17から受信すると(S8:YES)、制御部22はスタッカクレーン3の走行を停止させると共に、データ「スタッカクレーン位置」に復帰原点PHLと復帰原点PHRとの距離LHを設定する(S9)。尚、データ「スタッカクレーン位置」の示す位置がいずれの復帰原点PHL,PHRからも等距離にある場合には、スタッカクレーン3を復帰原点PHLへ戻す。
S6またはS9の後、制御部22はデータ「昇降台位置」を記憶部23から読み出す(S10)。このデータも上述のように不揮発性のメモリーに記憶されているので、スタッカクレーン3の電源が切断された場合でも、上述の異常発生時の昇降台14の昇降経路(マスト13)上の位置を保持している。ただし、修復作業時に昇降台14が動いた場合、昇降検出器21の動作不良がある場合などには、現在の実際の昇降台14の位置とデータ「昇降台位置」の示す位置とは必ずしも一致しない。しかし、一般的には、その差はマスト13全体の長さから見れば僅かであり、本発明の実施の妨げとなるものではない。
次に、制御部22は、データ「昇降台位置」の示す位置が復帰原点PVD、PVUのいずれに近いかを調べる。復帰原点PVDの方が近い場合は(S11:YES)、制御部22は、信号を昇降駆動部20に送ることにより昇降台14を復帰原点PVDの方に下降させる(S12)。そして、マークMVDの検出信号を昇降エンド検出器16から受信すると(S13:YES)、制御部22は昇降台14の下降を停止させると共に、データ「昇降台位置」に0を設定し(S14)、処理が終了する。それに対し、復帰原点PVUの方が近い場合は(S11:NO)、制御部22は昇降台14を復帰原点PVUの方に上昇させる(S15)。そして、マークMVUの検出信号を昇降エンド検出器16から受信すると(S16:YES)、制御部22は昇降台14の上昇を停止させると共に、データ「昇降台位置」に復帰原点PVDと復帰原点PVUとの距離LVを設定し(S17)、処理が終了する。尚、データ「昇降台位置」の示す位置がいずれの復帰原点PVD,PVUからも等距離にある場合には、昇降第14を復帰原点PVDへ戻す。
上述のS2〜S9によりスタッカクレーン3の原点復帰、すなわち移載装置15の水平方向の原点復帰が終了し、S10〜S17により昇降台14の原点復帰、すなわち移載装置15の原点復帰が終了すると、制御部22は自動運転を開始し、ホストコンピュータ4からの搬送指示に基づいて、荷Wの入出庫を行う。尚、上記の原点復帰動作が日々の自動運転が開始される前に行われる場合、データ「スタッカクレーン位置」および「昇降台位置」には、前日スタッカクレーン3の電源が切断されたときのスタッカクレーン3の位置および昇降台14の位置がそれぞれ記憶されている。
以上述べた実施形態においては、スタッカクレーン3の原点復帰(移載装置15の水平方向の原点復帰)と昇降台14の原点復帰(移載装置15原点復帰)とを同時に行う場合について説明したが、異常の発生原因などに応じて、いずれか一方の原点復帰だけを行わせるようにしてもよい。また、上記実施形態では、水平方向の復帰原点PHL,PHRが2つ、上下方向の復帰原点PVD,PVUが2つである場合について説明したが、これらを3つ以上、例えば走行路6の中央に第3の復帰原点を設けるようにしてもよい。
本発明に係る自動倉庫を示す正面図である。 スタッカクレーンの電気的構成を示すブロック図である。 スタッカクレーンの原点復帰動作を示すフローチャートである。 従来の自動倉庫を示す正面図である。
符号の説明
2 ラック
2A 格納位置
3 スタッカクレーン
12 クレーンコントローラ
14 昇降台
15 移載装置
16 昇降エンド検出器
17 走行エンド検出器
22 制御部
23 記憶部
MHL、MHR マーク
MVD、MVU マーク
PHL、PHR 復帰原点
PVD、PVU 復帰原点
W 荷

Claims (2)

  1. 複数の格納位置を有するラックと、該ラックに沿って走行し、荷を載せて昇降可能な移載装置を有するスタッカクレーンと、該スタッカクレーンを制御する制御手段と、を備えた自動倉庫において、
    前記走行するスタッカクレーンの現在位置を随時記憶する記憶部を設けると共に、前記スタッカクレーンの走行経路上に2以上の復帰原点を定め、
    前記制御手段は、前記スタッカクレーンを原点復帰させる際に、前記2以上の復帰原点と前記記憶部に記憶されたスタッカクレーンの現在位置とを比較し、前記2以上の復帰原点のうち、前記記憶部に記憶されたスタッカクレーンの現在位置に最も近い復帰原点にスタッカクレーンを移動させることを特徴とする自動倉庫。
  2. 複数の格納位置を有するラックと、該ラックに沿って走行し、荷を載せて昇降可能な移載装置を有するスタッカクレーンと、該スタッカクレーンを制御する制御手段と、を備えた自動倉庫において、
    前記昇降する移載装置の現在位置を随時記憶する記憶部を設けると共に、前記移載装置の昇降経路上に2以上の復帰原点を定め、
    前記制御手段は、前記移載装置を原点復帰させる際に、前記2以上の復帰原点と前記記憶部に記憶された移載装置の現在位置とを比較し、前記2以上の復帰原点のうち、前記記憶部に記憶された移載装置の現在位置に最も近い復帰原点に前記移載装置を移動させることを特徴とする自動倉庫。
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