JP5348480B2 - 物品搬送設備 - Google Patents

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本発明は、物品収納用の収納部を棚横幅方向及び上下方向に並べて備えた収納棚と、前記収納棚の前方側に設けられて、物品を載置支持自在な物品支持体を前記収納部側に突出させた突出姿勢と自己側に引退させた引退姿勢とに出退作動自在に備えて前記収納部との間で物品を移載自在な物品移載装置と、前記物品移載装置を前記棚横幅方向及び上下方向に移動させる移動操作装置と、移動方向を指定する状態で、前記物品移載装置を指定距離だけ移動させる手動移動指令を指令する人為操作式の手動移動指令手段と、物品の移載対象箇所として前記複数の収納部のいずれかを指定する形態で、前記物品移載装置を移動させる半自動移動指令を指令する人為操作式の半自動移動指令手段と、前記物品移載装置の前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させる突出指令を指令する人為操作式の突出指令手段と、前記物品移載装置及び前記移動操作装置の作動を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、上位の管理手段にて指令される入庫指令又は出庫指令に基づいて前記物品移載装置及び前記移動操作装置を作動させる自動モードと、前記手動移動指令及び前記半自動移動指令に基づいて前記移動操作装置の作動させ且つ前記突出指令に基づいて前記物品移載装置を作動させる手動モードとに切り換え操作自在に構成され、且つ、前記手動モードにおいて、前記手動移動指令が指令されると、当該手動移動指令にて指定された方向に指定された距離だけ前記物品移載装置が移動するように、前記移動操作装置を作動させる手動移動処理を実行し、前記半自動移動指令が指令されると、当該半自動移動指令にて指定された前記収納部についての移載用位置に前記物品移載装置が位置するように、前記移動操作装置を作動させる半自動移動処理を実行し、突出指令が指令されると、前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させるように、前記物品移載装置を作動させる突出処理を実行するように構成されている物品搬送設備に関する。
かかる物品搬送設備は、自動モードでは、上位の管理手段にて指令される入庫指令又は出庫指令に基づいて、物品移載装置を出退作動させるとともに移動操作装置にて物品移載装置を棚横幅方向及び上下方向に移動させて、搬入箇所に搬入された物品を収納部に収納するように物品を搬送する、又は、収納部から取り出した物品を搬出箇所に搬送するようになっていた。
また、手動モードでは、作業者が手動移動指令手段を指令操作することにより手動移動指令が指令されると、手動移動処理を実行して、作業者が求める位置に物品移載装置を移動させ、作業者が半自動移動指令手段を指令操作することにより半自動移動指令が指令されると、半自動移動処理を実行して、作業者が求める収納部についての移載用位置に物品移載装置を移動させていた。そして、このように物品移載装置を移動させた状態で、作業者が突出指令手段を指令操作することにより突出指令が指令されると、突出処理を実行して、作業者が求める位置で物品支持体を引退姿勢から突出させることができるようになっていた(例えば、特許文献1参照。)。
ちなみに、一般的には、手動移動処理及び半自動移動処理による物品移載装置の移動が開始した後は、その手動移動処理及び半自動移動処理による物品移載装置の移動が完了するまでは、突出指令が指令されても物品支持体を引退姿勢から突出させないようにして、物品移載装置が移動している途中に物品支持体が引退姿勢から突出させないようになっている。つまり、手動移動処理又は半自動移動処理による物品移載装置の移動が完了した後で、且つ、手動移動処理又は半自動移動処理による物品移載装置の移動が開始するまでは、突出指令が指令されると、物品支持体を引退姿勢から突出させるようになっている。
特開2003−252405号公報
上記した従来の物品搬送設備では、手動移動処理による物品移載装置の移動が完了した後で、且つ、手動移動処理又は半自動移動処理による物品移載装置の移動が開始するまでは、突出指令が指令されると、物品支持体を引退姿勢から突出させるようになっているため、物品支持体を引退姿勢から突出させたときに、物品支持体が収納棚に接触する可能性があった。
つまり、手動移動処理による物品移載装置の移動が完了した後は、物品移載装置は作業者が求める位置に停止しており、この位置が物品支持体を出退させて物品を移載させるべく収納部について設定された移載用位置であれば問題はない。ところが、例えば、作業者が手動移動指令手段を操作するときに、物品移載装置が作用者から離れて位置しているために物品移載装置と収納部との位置関係を目視で確認し難い状況や、作業者と物品移載装置との間に壁が存在しているために物品移載装置と収納部との位置関係を目視で確認できない状況等の下では、物品移載装置が移載用位置からずれて停止しているのに拘らず物品移載装置が移載位置に停止していると作業者が誤認してしまう場合がある。作業者が、このような誤認をしたままで突出指令手段を指令操作すると、物品移載装置が移載用位置からずれて停止している状態で物品支持体が引退姿勢から突出することになり、この物品支持体が収納棚の支柱等に接触する可能性があった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、物品支持体が収納棚に接触することを回避できる物品搬送設備を提供する点にある。
本発明にかかる物品搬送設備は、物品収納用の収納部を棚横幅方向及び上下方向に並べて備えた収納棚と、前記収納棚の前方側に設けられて、物品を載置支持自在な物品支持体を前記収納部側に突出させた突出姿勢と自己側に引退させた引退姿勢とに出退作動自在に備えて前記収納部との間で物品を移載自在な物品移載装置と、前記物品移載装置を前記棚横幅方向及び上下方向に移動させる移動操作装置と、移動方向を指定する状態で、前記物品移載装置を指定距離だけ移動させる手動移動指令を指令する人為操作式の手動移動指令手段と、物品の移載対象箇所として前記複数の収納部のいずれかを指定する形態で、前記物品移載装置を移動させる半自動移動指令を指令する人為操作式の半自動移動指令手段と、前記物品移載装置の前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させる突出指令を指令する人為操作式の突出指令手段と、前記物品移載装置及び前記移動操作装置の作動を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、上位の管理手段にて指令される入庫指令又は出庫指令に基づいて前記物品移載装置及び前記移動操作装置を作動させる自動モードと、前記手動移動指令及び前記半自動移動指令に基づいて前記移動操作装置の作動させ且つ前記突出指令に基づいて前記物品移載装置を作動させる手動モードとに切り換え操作自在に構成され、且つ、前記手動モードにおいて、前記手動移動指令が指令されると、当該手動移動指令にて指定された方向に指定された距離だけ前記物品移載装置が移動するように、前記移動操作装置を作動させる手動移動処理を実行し、前記半自動移動指令が指令されると、当該半自動移動指令にて指定された前記収納部についての移載用位置に前記物品移載装置が位置するように、前記移動操作装置を作動させる半自動移動処理を実行し、突出指令が指令されると、前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させるように、前記物品移載装置を作動させる突出処理を実行する制御手段とが設けられたものであって、その第1特徴構成は、
前記制御手段が、前記手動移動処理又は前記半自動移動処理が開始された後は、当該手動移動処理又は当該半自動移動処理による前記物品移載装置の移動が完了するまでは、前記突出指令が指令されても前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させず、前記手動移動処理による前記物品移載装置の移動が完了した後は、前記突出指令が指令されても前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させず、前記半自動移動処理による前記物品移載装置の移動が完了した後は、前記突出指令が指令されると前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させるように構成されている点にある。
すなわち、半自動移動処理による物品移載装置の移動が完了した後は、半自動移動処理にて指定された収納部についての移載用位置に物品移載装置が停止しており、この状態で突出指令が指令されると物品支持体は引退姿勢から突出する。よって、メンテナンス作業にて物品支持体を引退姿勢から突出させる必要がある場合には、作業者は、半自動移動指令手段を操作して半自動移動指令を指令し、その後、突出指令手段を操作して突出指令を指令することにより、物品支持体を収納棚に接触させることなく引退姿勢から突出させることができる。
また、手動移動処理による物品移載装置の移動が完了した後は、物品移載装置は手動移動指令に基づく任意の位置に停止しており、この状態で突出指令が指令されても物品支持体は突出しない。つまり、作業者が、手動移動指令手段を操作して手動移動指令を指令して手動移動処理にて物品移載装置を移動させた後は、物品移載装置は物品移載装置を移載用位置からずれている可能性のある任意の位置に停止している。そのような位置に物品移載装置が停止している状態においては、突出指令手段を操作して突出指令が指令されても、物品支持体を引退姿勢から突出させないことにより、物品移載装置が移載用位置からずれた位置に停止した状態での物品支持体の引退姿勢からの突出を規制することができ、物品支持体を引退姿勢から突出させることによる物品支持体の収納棚への接触を回避することができる。
また、半自動移動処理や手動移動処理により物品移載装置が移動している間も突出指令が指令されても物品支持体を引退姿勢から突出させないので、物品移載装置の移動中に物品支持体を引退姿勢から突出させることによる物品支持体の収納棚への接触を回避することができる。
よって、物品支持体が収納棚に接触することを回避できる物品搬送設備を提供することができるに至った。
本発明にかかる物品搬送設備の第2特徴構成は、第1特徴構成において、前記物品支持体上の物品の存否を検出する存否検出手段が設けられ、前記制御手段が、前記半自動移動処理において、前記存否検出手段にて前記物品支持体上の物品の存在が検出されていないときは前記移動指令手段にて指定された前記収納部について予め設定された掬い位置に前記物品移載装置を移動させ、前記存否検出手段にて前記物品支持体上の物品の存在が検出されているときは前記移動指令手段にて指定された前記収納部について予め設定された掬い位置より高い卸し位置に前記物品移載装置を移動させるように構成されている点にある。
すなわち、手動モードにおいて、作業者が物品の移載対象としての収納部を指定するように手動移動指令手段を指令操作して半自動移動処理が実行されると、物品支持体上に物品が存在しない物品移載装置は移動指令にて指定された収納部についての掬い位置に移動させ、物品支持体上に物品の存在が検出されている物品移載装置は移動指令にて指定された収納部についての卸し位置に移動させるべく、移動操作装置の作動が制御される。
つまり、物品の移載対象箇所としての収納部を指定するように作業者が手動移動指令手段を指令操作するだけで、物品支持体上に物品が存在するか否かにより、物品移載装置は掬い位置又は卸し位置に自動的に選択されて移動される。よって、手動モードにおける作業者の手動移動指令手段の指令操作が、掬い位置や卸し位置を指定するような操作を行う必要がない簡単なものとなるとともに、物品支持体上の物品の存否を作業者が誤認識することにより、物品支持体上に物品が存在する物品移載装置を掬い位置に移動させることや、物品支持体上に物品が存在しない物品移載装置を卸し位置に移動させることを防止することができる。
従って、手動モードにおいて、作業者の手動移動指令手段の操作が簡単なものとなるとともに、物品支持体上に物品が存在する物品移載装置を掬い位置に移動させることや、物品支持体上に物品が存在しない物品移載装置を卸し位置に移動させることをなくすことを防止できる物品搬送設備を提供することができるに至った。
本発明にかかる物品搬送設備の第3特徴構成は、第1又は第2特徴構成において、前記突出指令手段が、突出対象箇所として前記複数の収納部のいずれかを指定する形態で前記突出指令を指令するように構成され、前記制御手段が、前記半自動移動指令手段による前記半自動移動指令にて指定された前記収納部と前記突出指令手段による突出指令にて指定された前記収納部とが異なる場合は、前記突出指令が指令されても前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させないように構成されている点にある。
すなわち、半自動移動指令手段にて半自動移動指令を指令する際に、物品の移載対象箇所として複数の収納部のいずれかを指定するとともに、突出指令手段にて突出指令を指令する際に、突出対象箇所として複数の収納部のいずれかを指令するようになっている。そして、物品の移載対象箇所としての収納部の指定と突出対象箇所としての収納部の指定とは同じ収納部を指定するものであるが、これら指定された収納部が異なる場合は、半自動移動指令手段にて半自動移動指令を指令する際に、誤操作等によって物品の移載対象箇所として誤った収納部を指定した場合が考えられる。そして、半自動移動指令にて誤った収納部が指定された場合、物品移載装置は、本来位置すべき収納部とは異なる誤った収納部に対する移載用位置に位置していることになる。
このように、物品移載装置が、本来位置すべき収納部とは異なる誤った収納部に対する移載用位置に位置している場合には、半自動移動指令手段による半自動移動指令にて指定された収納部と突出指令手段による突出指令にて指定された収納部とが異なり、突出指令が指令されても物品支持体を引退姿勢から突出しない。
つまり、半自動移動指令手段にて半自動移動指令を指令する際に、誤った収納部を物品の移載対象箇所として指定した場合に、突出指令が指令されても物品支持体を突出させないことで、誤って指定した収納部に物品支持体が突出することを防ぐことができる。
従って、半自動移動指令手段にて誤った収納部を指定した場合に、その誤った収納部に対して物品支持体が突出することを防ぐことができる物品搬送設備を提供することができるに至った。
本発明にかかる物品搬送設備の第4特徴構成は、第1〜第3特徴構成のいずれか1つにおいて、前記突出指令手段が、前記半自動移動指令手段による前記半自動移動指令にて指定された前記収納部の位置情報を表示する表示部を備えて構成されている点にある。
すなわち、半自動移動指令手段にて半自動移動指令を指令する際に指定した収納部の位置情報が、突出指令手段の表示部に表示されるため、突出指令手段にて突出指令を指令する際に、表示部に表示された物品の移載対象箇所として正しいか否かを確認することができ、半自動移動指令手段にて誤った収納部を指定してしまった場合に、突出指令手段を指令操作するときに表示部にて収納部を誤って指定したことを気付くことができるので、誤った収納部に物品支持体を突出させてしまうことを防ぐことができる。
従って、半自動移動指令手段にて誤った収納部を指定した場合に、その誤った収納部に対して物品支持体が突出することを防ぐことができる物品搬送設備を提供することができるに至った。
本発明にかかる物品搬送設備の第5特徴構成は、第1〜第4特徴構成のいずれか1つにおいて、前記制御手段が、前記半自動移動処理による前記物品移載装置の移動が完了した後に前記突出指令手段による前記突出指令に基づいて前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させた場合は、次の前記半自動移動処理による前記物品移載装置の移動が完了するまで、前記突出指令が指令されても前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させないように構成されている点にある。
すなわち、半自動移動処理による物品移載装置の移動が完了した後に突出指令に基づいて突出処理を実行した場合は、次の半自動移動処理による物品移載装置の移動が完了するまで、突出指令が指令されても物品支持体を突出させないようになっている。つまり、半自動移動処理による物品移載装置の移動が完了した後は、突出指令に基づく物品支持体の引退姿勢からの突出は1回目については行うが、2回目以降については行わないようになっている。そして、次の半自動移動処理による物品移載装置の移動が完了した後は、突出指令に基づく物品支持体の引退姿勢からの突出は1回目となり、突出指令に基づいて物品支持体を引退姿勢から突出させるようになっている。
つまり、手動モードにおいて、物品移載装置を移載用位置に移動させた後は、一度だけ物品支持体を引退姿勢から突出させることが許容されることになる。このように、手動モードにおいても、自動モードと同様に物品移載装置を移載用位置に移動させた後において一度だけ物品支持体を引退姿勢から突出するものとなり、手動モードにおいて、物品移載装置や移動操作装置に実際の物品を搬送するときと同じ動作を行わせ易いものとなる。
従って、手動モードにおいて、物品移載装置や移動操作装置に実際の物品を搬送するときと同じ動作を行わせ易い物品搬送設備を提供することができるに至った。
物品搬送設備の斜視図 物品保管設備の平面図 スタッカークレーンの側面図 手動操作装置の平面図 制御ブロック図 卸し位置と掬い位置とを示す図 クレーン制御のフローチャート 半自動移動処理のフローチャート 出退処理のフローチャート
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、物品搬送設備は、物品収納用の収納部1aを棚横幅方向及び上下方向に並べて備えた収納棚1と、その収納棚1の前方側を棚横幅方向に沿って走行するスタッカークレーン2と、収納棚1の横側方に位置する搬出入用搬送装置3とを設けて構成されている。
収納棚1及びスタッカークレーン2は、周壁4内に設けられている。そして、周壁4には、作業者出入用の出入口5が形成されており、出入口5からスタッカークレーン2の走行経路に対して作業者が出入可能となっている。
また、周壁4には、物品Wを搬出入するための搬出入口6が形成されており、搬出入用搬送装置3にて、搬出入口6を通して周壁4内に物品Wが搬入され、また、周壁4内から搬出入口6を通して物品Wが搬出される。
搬出入用搬送装置3は、ローラ式の搬出入用コンベア9と、その端部に備えられて物品Wの横幅方向の両端部を載置支持する一対の搬出入用支持体10とを備えて構成されている。そして、一対の搬出入用支持体10を昇降移動させることにより物品Wを搬出入用コンベア9と一対の搬出入用支持体10との間で移載することができ、また、搬出入用支持体10を上昇させた状態では、スタッカークレーン2にて搬出入用支持体10上の物品Wを掬うことができ、スタッカークレーン2にて搬出入用支持体10上に物品Wを卸すことができるようになっている。
収納棚1は、互いに対向するように間隔を隔てる状態で一対設置されている。そして、図1及び図2に示すように、収納部1aの夫々は、横幅方向に間隔を隔てる状態で一対の物品支持具7を備え、その一対の物品支持具7にて物品Wの横幅方向の両端部を載置支持する形態で物品Wを収納するように構成されている。
また、図1及び図2に示すように、スタッカークレーン2は、一対の収納棚1の間を走行するように設けられて、一対の収納棚1の収納部1aと搬出入用搬送装置3の搬出入用支持体10との間で物品Wを搬送するように構成されている。
次に、スタッカークレーン2について説明を加える。
図3に示すように、スタッカークレーン2は、棚横幅方向に沿って走行自在な走行台車11と、その走行台車11に立設された支柱12に沿って昇降自在な昇降台13と、昇降台13に載置支持された物品移載装置14と、スタッカークレーン2の作動を制御する制御手段h(図5参照)とを備えて構成されている。
そして、走行経路に沿って設けられた案内レール15上を転動する走行輪16を走行用電動モータM1にて回転駆動させることにより、走行台車11を棚横幅方向に沿って走行させ、昇降台13に連結されたワイヤ17を巻回する巻取りドラム18を昇降用電動モータM2にて回転駆動させることにより、昇降台13を上下方向に沿って昇降させる。このように、スタッカークレーン2は、走行台車11を棚横幅方向に沿って走行させ、昇降台13を上下方向に沿って昇降移動させることにより、物品移載装置14を棚横幅方向及び上下方向に移動させるように構成されており、物品移載装置14を移動させる移動操作装置19に相当する。
物品移載装置14は、物品Wを載置支持自在な物品支持体14aを収納部側に突出させた突出姿勢(図6に仮想線で示す)と自己側に引退させた引退姿勢(図6に実線で示す)とに出退作動自在に備えたフォーク式に構成されて、収納部1aとの間で物品Wを移載自在に構成されている。また、物品移載装置14は、物品支持体14aを、一対の収納棚1の一方が位置する側又は他方が位置する側に択一的に突出自在に構成されており、一対の収納棚1のいずれの収納部1aに対しても各収納部1aとの間で物品Wを移載自在に構成されている。
ちなみに、物品移載装置14は、収納棚1の前方側を棚横幅方向に沿って走行するスタッカークレーン2に備えられる形態で、収納棚1の前方側に設けられている。
図3に示すように、スタッカークレーン2には、走行台車11の棚横幅方向の位置を検出する走行位置検出手段としての走行用レーザ測距計21と、昇降台13の上下方向の位置を検出する昇降位置検出手段としての昇降用レーザ測距計22とが設けられている。これら走行用レーザ測距計21と昇降用レーザ測距計22とにより、物品移載装置14の棚横幅方向及び上下方向の位置を検出する位置検出手段23が構成されている。尚、走行用レーザ測距計21及び昇降用レーザ測距計22は、走行台車11に設けられている。
走行用レーザ測距計21は、棚横幅方向に水平に測距用のビーム光を投光し、移動経路の端部に設けられた走行位置用の反射板28にて反射されたビーム光を受光して、自己から走行位置用の反射板28までの距離を検出するように構成されている。
また、昇降用レーザ測距計22は、棚横幅方向に水平に測距用のビーム光を投光し、走行台車11上のミラー24にて鉛直情報に屈曲されて昇降台13の下面に設けられた昇降位置用の反射板29にて反射されたビーム光を受光して、自己から昇降位置用の反射板29までの距離を検出するように構成されている。
また、図3及び図6に示すように、スタッカークレーン2の昇降台13には、物品支持体14a上の物品Wの存否を検出する存否検出手段としての存否検出センサ26と、収納部1a及び搬出入用支持体10上における物品Wの存否を検出する収納物品検出手段としての物品検出センサ27とが設けられている。
存否検出センサ26は、物品支持体14a上の適正位置に物品Wが載置されることにより押下されることにより物品Wの存否を検出するように構成されている。物品検出センサ27は、物品移載装置14を後述する掬い位置及び卸し位置に位置させた状態においてその掬い位置及び卸し位置に対応する収納部1a又は搬出入用支持体10上の物品Wの存否を検出できるように設けられている。
図5に示すように、制御手段hには、走行用レーザ測距計21の検出情報及び昇降用レーザ測距計22の検出情報が入力されており、走行用レーザ測距計21の検出情報に基づいて物品移載装置14の棚横幅方向の位置を判別し、昇降用レーザ測距計22の検出情報に基づいて物品移載装置14の上下方向の位置を判別するように構成されている。
また、制御装置hには、存否検出センサ26の検出情報及び物品検出センサ27の検出情報が入力されており、存否検出センサ26の検出情報に基づいて物品支持体14a上の物品Wの存否を判別し、物品検出センサ27の検出情報に基づいて収納部1a及び搬出入用支持体10上の物品Wの存否を判別するように構成されている。
制御手段hは、上位の管理手段Hにて指令される入庫指令又は出庫指令に基づいてスタッカークレーン2を作動させる自動モードと、人為操作式の手動操作装置31の指令に基づいてスタッカークレーン2を作動させる手動モードとを実行するように構成されており、自動モードと手動モードとは、手動操作装置31のモード切り換え指令により切り換え自在に構成されている。
図1及び図2に示すように、周壁4における出入口5の横側方に手動操作装置31を接続する接続部33が設けられており、図4に示すように、手動操作装置31には、接続部33に接続する接続端子34が備えられている。そして、接続部33は、周壁4の外側に設けられており、作業者は周壁4の外で手動操作装置31を指令操作するようになっている。
手動操作装置31は、接続部33に接続した状態では、自動モードと手動モードとを切り換えるモード切り換え指令、移動方向を指定する状態で物品移載装置14を設定距離だけ移動させる手動移動指令、物品Wの移載対象箇所として複数の収納部1a又は搬出入用支持体10を指定する形態で物品移載装置14を移動させる半自動移動指令、突出対象箇所として複数の収納部1a又は搬出入用支持体10を指定する形態で物品移載装置14の物品支持体14aを引退姿勢から突出させる突出指令、及び、引退対象箇所として複数の収納部1a又は搬出入用支持体10を指定する形態で物品移載装置14の物品支持体14aを突出姿勢から引退させる引退指令を指令できるように構成されている。そして、手動操作装置31は、操作キー35を操作することにより、モード切り換え指令、手動移動指令、半自動移動指令、突出指令及び引退指令の各指令を指令操作自在に構成されている。
そして、手動操作装置31は、手動移動指令を指令する操作として、物品移載装置14を棚横幅方向の一方側又は他方側、或いは、上下方向の上方側又は下方側に移動させる操作が、操作キー35(図4参照)にて操作できるように構成されており、このように操作キー35を操作している間だけ指定された移動方向に物品移載装置14を移動させる手動移動指令が指令される。
また、手動操作装置31は、半自動移動指令として、棚番情報(バンク、ベイ、レベル)を入力して1つの収納部1aを指定する操作、又は、搬出入用支持体10を指定する操作が、操作キー35にて操作できるように構成されており、1つの収納部1aを指定する操作又は搬出入用支持体10を指定する操作を行うことにより半自動移動指令が指令される。
つまり、手動操作装置31は、モード切り換え指令を指令する人為操作式のモード指令手段31a、手動移動指令を指令する人為操作式の手動移動指令手段31b、半自動移動指令を指令する人為操作式の半自動移動指令手段31c、及び、突出指令を指令する人為操作式の突出指令手段31dを兼用するように構成されている。また、半自動指令手段31c(手動操作装置31)が、物品移載装置14を棚横幅方向及び上下方向に移動させる移動指令を指令する移動指令手段32に相当する。
図4に示すように、手動操作装置31には、半自動移動指令にて指定された収納部1aの位置情報を文字で表示する表示部36が備えられており、この表示部36には、モード切換指令にて指定されたモードや、突出指令や引退指令を指令したことを示す情報や、エラー情報も文字で表示される。
次に、自動モードについて説明する。
図7に示すように、制御手段hは、自動モードにおいて上位の管理手段Hにて入庫指令又は出庫指令が指令されると、掬い処理と卸し処理とを実行して、物品Wを搬送する。つまり、入庫指令が指令されると、搬出入用支持体10上の物品Wを掬い取る掬い処理を実行し、その掬い取った物品Wを収納部1aに卸す卸し処理を実行して、物品Wを収納部1aに入庫させる。また、出庫指令が指令されると、収納部1aに収納されている物品Wを掬い取る掬い処理を実行し、その掬い取った物品Wを搬出入用支持体10上に卸す卸し処理を実行して、収納部1aに収納されている物品Wを搬出入用支持体10上に出庫させる。
このようにして、制御手段hは、自動モードにおいては、上位の管理手段Hにて指令される入庫指令又は出庫指令に基づいてスタッカークレーン2の作動を制御するように構成されている。
次に、自動モードにおける掬い処理及び卸し処理について説明を加える。
制御手段hは、掬い処理及び卸し処理を実行するにあたり、複数の収納部1aの夫々及び搬出入用支持体10について、棚横幅方向及び上下方向での位置が定められた掬い位置(図6(b)参照)と、この掬い位置より設定量高い卸し位置(図6(a)参照)とを予め設定して記憶されている。尚、掬い位置と卸し位置とを合せて移載用位置と称する場合がある。
そして、収納部1aに対して掬い処理を行う場合は、まず、出庫指令と位置検出手段23の検出情報とに基づいて、走行台車11を走行移動させ且つ昇降台13を昇降移動させて、出庫対象の収納部1aについての掬い位置に物品移載装置14を位置させる。そして、物品移載装置14の物品支持体14aを引退姿勢から突出させて突出姿勢とした後、物品移載装置14が卸し位置に位置するように昇降台13を上昇移動させて、収納部1aに収納されている物品Wを掬い取り、物品移載装置14の物品支持体14aを突出姿勢から引退させて引退姿勢とする。
また、収納部1aに対して卸し処理を行う場合は、まず、入庫指令と位置検出手段23の検出情報とに基づいて、走行台車11を走行移動させ且つ昇降台13を昇降移動させて、入庫対象の収納部1aについての卸し位置に物品移載装置14を位置させる。そして、物品移載装置14の物品支持体14aを引退姿勢から突出させて突出姿勢とした後、物品移載装置14が掬い位置に位置するように昇降台13を下降移動させて物品Wを収納部1aに卸し、物品移載装置14の物品支持体14aを突出姿勢から引退させて引退姿勢とする。
尚、搬出入用支持体10に対する掬い処理及び卸し処理は、掬い処理が入庫指令に基づいて行われ、卸し処理が出庫指令に基づいて行われる点以外は、収納部1aに対する掬い処理及び卸し処理と同様であるので、説明は省略する。
次に、手動モードについて説明する。
図7に示すように、制御手段hは、手動モードにおいて、手動操作装置31にて手動移動指令が指令されると、当該手動移動指令にて指定された方向に指定された距離だけ物品移載装置14が移動するように、スタッカークレーン2を作動させる手動移動処理を実行し、手動操作装置31にて半自動移動指令が指令されると、当該半自動移動指令にて指定された収納部1a又は搬出入用支持体10についての移載用位置に前記物品移載装置14が位置するように、スタッカークレーン2を作動させる半自動移動処理を実行する。
また、図7及び図9に示すように、手動モードにおいて、手動操作装置31にて突出指令が指令されると、物品支持体14aを引退姿勢から突出姿勢に突出させるように、スタッカークレーン2を作動させる突出処理を実行し、手動操作装置31にて引退指令が指令されると、物品支持体14aを突出姿勢から引退姿勢に引退させるように、スタッカークレーン2を作動させる引退処理を実行する。
そして、図8に示すように、半自動処理を行う場合は、存否検出センサ26にて物品支持体14a上の物品Wの存否を検出し、半自動移動指令、位置検出手段23及び存否検出センサ26の検出情報に基づいて、存否検出センサ26にて物品支持体14a上の物品Wの存在が検出されていないときは半自動移動指令にて指定された収納部1a又は搬出入用支持体10についての掬い位置に物品移載装置14に移動させ、存否検出センサ26にて物品支持体14a上の物品Wの存在が検出されているときは半自動移動指令にて指定された収納部1a又は搬出入用支持体10についての卸し位置に物品移載装置14を移動させる。そして、図7に示すように、半自動移動処理による物品移載装置14を掬い位置又は卸し位置の移載用位置への移動が完了した後(半自動移動処理が終了した後)に、判別フラグを1とする。
このようにして、手動モードにおいて半自動移動指令が指令された場合は、作業者が掬い位置や卸し位置を指定することなく、物品支持体14a上の物品Wの存否に応じて物品移載装置14を自動的に掬い位置又は卸し位置に移動するようになっている。
ちなみに、物品支持体14aが引退姿勢から突出した突出姿勢では、半自動移動指令が指令されても半自動処理を実行せず、スタッカークレーン2を作動させないようになっている。
また、手動移動処理を行う場合は、手動移動指令にて指定された方向に手動移動指令が指令されている間だけ物品移載装置14が移動するように、スタッカークレーン2を作動させる。そして、手動移動処理による物品移載装置14の移動が完了した後(手動移動処理が終了した後)に、判別フラグを0とする。
ちなみに、物品支持体14aが引退姿勢から突出した突出姿勢では、手動移動指令が指令されても手動移動処理を実行せず、スタッカークレーン2を作動させないようになっている。
また、出退処理を実行する場合は、突出指令が指令されると突出処理を実行し、引退指令が指令されると引退指令を実行するが、条件が満たされないときは、突出指令や引退指令が指令されても突出処理や引退処理を実行しないようになっている。そして、突出処理による物品支持体14aの引退姿勢から突出姿勢への突出が完了した後(突出処理が終了した後)に、判別フラグを0とする。
以下、突出指令や引退指令が指令されても突出処理や引退指令を実行しない条件について説明する。ちなみに、突出指令や引退指令が指令されても突出処理や引退処理を実行しない場合は、手動操作装置31の表示部36にエラーが発生したことが表示される。
突出処理については、「手動移動処理や半自動移動処理を実行していない」、「半自動移動指令にて指令された収納部1a又は搬出入用支持体10と突出指令にて指定された収納部1a又は搬出入用支持体10とが一致している」、「判別フラグが1である」、「適正停止状態である」、「突出対象の収納部1a又は搬出入用支持体10と物品支持体14a上との少なくとも一方に物品Wが存在していない」ことが条件とされている。そして、これらの条件が全て満たされていれば、突出指令が指令されると突出処理を実行し、これらの条件が1つでも満たされていなければ、突出指令が指令されても突出処理を実行しないようになっている。
また、引退処理については、「手動移動処理や半自動移動処理を実行していない」、「半自動移動指令にて指令された収納部1a又は搬出入用支持体10と引退指令にて指定された収納部1a又は搬出入用支持体10とが一致している」ことを条件としている。そして、これらの条件が全て満たされていれば、引退指令が指令されると引退処理を実行し、これらの条件がどちらか一方でも満たされていなければ、引退指令が指令されても引退処理を実行しないようになっている。
次に、各条件について説明を加える。
「手動移動処理や半自動移動処理を実行していない」について説明を加える。
手動移動処理や半自動移動処理を実行している間は、突出指令が指令されても突出処理を実行せず、また、引退指令が指令されても引退処理を実行しない。そして、手動移動処理や半自動移動処理が実行していない間は、他の条件が満たされていれば、突出指令が指令されると突出処理を実行し、また、引退指令が指令されると引退処理を実行する。
「半自動移動指令にて指令された収納部1a又は搬出入用支持体10と突出指令(又は引退指令)にて指定された収納部1a又は搬出入用支持体10とが一致している」について説明を加える。
手動操作装置31は、操作キー35にて突出指令や引退指令を指令する操作に加えて収納部1a又は搬出入用支持体10を指定する操作を行うことにより、突出指令や引退指令を指令するように構成されている。つまり、半自動移動指令を指令するときに加えて、突出指令や引退指令を指令するときにも収納部1a又は搬出入用支持体10を指定するようになっている。
そして、半自動移動指令にて指令された収納部1a又は搬出入用支持体10と突出指令にて指定された収納部1a又は搬出入用支持体10とが同じ場合は、他の条件が満たされていれば、突出指令が指令されると突出処理を実行し、異なる場合は、突出指令が指令されても突出処理を実行しないようになっている。また、半自動移動指令にて指令された収納部1a又は搬出入用支持体10と引退指令にて指定された収納部1a又は搬出入用支持体10とが同じ場合は、他の条件が満たされていれば、引退指令が指令されると引退処理を実行し、異なる場合は、引退指令が指令されても引退処理を実行しない。
ちなみに、ここでいう半自動移動指令とは、物品移載装置14を現在位置している掬い位置又は卸し位置に移動させた半自動移動指令である。
「判別フラグが1である」について説明を加える。
半自動移動処理による物品移載装置14の移動が完了した後は判別フラグが1となるため、半自動移動処理による物品移載装置14の移動が完了した後は、他の条件が満たされていると突出指令が指令されるに伴って突出処理を実行されるようになっている。また、手動移動処理による物品移載装置14の移動が完了した後は判別フラグが0となるため、手動移動処理による物品移載装置14の移動が完了した後は、突出指令が指令されても突出処理を実行しないようになっている。
そして、「判別フラグが1である」という条件に、上述した「手動移動処理や半自動移動処理を実行していない」という条件が組み合わされることにより、半自動移動処理による物品移載装置14の移動が完了した後は、判別フラグが1であり且つ手動移動処理や半自動移動処理を実行していないので、他の条件が満たされていれば、突出指令が指令されると突出処理を実行するようになる。また、手動移動処理による物品移載装置14の移動が開始した後で且つ半自動移動処理による物品移載装置14の移動が完了するまでは、判別フラグが0或いは手動移動処理や半自動移動処理を実行している途中であるので、突出指令が指令されても突出処理を実行しないようになる。
また、突出処理による物品支持体14aの突出が完了した後も判別フラグが0となる。よって、半自動移動処理による物品移載装置14の移動が完了した後は、他の条件が満たされていれば1回目の突出処理は突出指令が指令されると実行するが、2回目以降の突出処理は突出指令が指令されても実行しないようになっている。つまり、半自動移動処理による物品移載装置14の移動が完了した後に突出指令に基づいて突出処理を実行した場合は、次の半自動移動処理による物品移載装置14の移動が完了するまで、突出指令が指令されても突出処理を実行しないようになっている。
「適正停止状態である」について説明を加える。
突出処理を行う場合は、存否検出センサ26にて物品支持体14a上の物品Wの存否を検出する。そして、位置検出手段23及び存否検出センサ26の検出情報に基づいて、物品支持体14a上に物品Wが存在しない状態で物品移載装置14が掬い位置に停止している、又は、物品支持体14a上に物品Wが存在する状態で物品移載装置14が卸し位置に停止している適正停止状態であるか否かを判別して、適正停止状態であると判別した場合には、他の条件を満たされていれば突出指令が指令されるに伴って物品支持体14aを引退姿勢から突出姿勢に突出させ、適正停止状態でないと判別した場合には、突出指令が指令されても物品支持体14aを引退姿勢から突出させないようになっている。
説明を加えると、「判別フラグが1である」という条件が満たされていれば、半自動移動処理では、物品支持体14a上に物品Wが存在する場合は物品移載装置14を卸し位置に移動させ、物品支持体14a上に物品Wが存在しない場合は物品移載装置14を掬い位置に移動させるため、通常では、「適正停止状態である」という条件も満たされるが、半自動移動処理中に物品支持体14a上の物品Wが荷崩れする又は作業者が物品Wを載せる等により、移動処理による物品移載装置14の移動を開始する前の存否検出手段による物品支持体14a上の物品Wの存否状態と突出指令に基づく物品支持体14aの突出を開始する前の存否検出手段による物品支持体14a上の物品Wの検出状態とが異なる状態であると、「適正停止状態である」という条件が満たされない。このような場合に、突出指令が指令されても物品支持体14aを引退姿勢から突出させないようになっている。
「突出対象の収納部1a又は搬出入用支持体10と物品支持体14a上との少なくとも一方に物品Wが存在していない」について説明を加える。
突出処理を行う場合は、存否検出センサ26にて物品支持体14a上の物品Wの存否を検出するとともに、物品検出センサ27にて突出対象の収納部1a又は搬出入用支持体10の物品Wの存否を検出する。そして、存否検出センサ26にて物品支持体14a上の物品Wの存在が検出され且つ突出対象の収納部1a又は搬出入用支持体10について物品検出センサ27にて物品Wの存在が検出されている場合には、突出指令が指令されても突出処理を実行しないようになっている。つまり、収納部1a又は搬出入用支持体10上に物品Wが存在する状態で、物品支持体14a上の物品Wを収納部1a又は搬出入用支持体10側に移載することによる二重移載を防いでいる。
また、存否検出センサ26及び物品検出センサ27にて、物品支持体14a上の物品Wと突出対象の収納部1a又は搬出入用支持体10の物品Wとのうちのいずれか一方又は両方が検出されていない場合は、他の条件が満たされていれば、突出指令が指令されると突出処理を実行するようになっている。
要するに、突出処理については、「手動移動処理や半自動移動処理を実行していない」、「半自動移動指令にて指令された収納部1a又は搬出入用支持体10と突出指令にて指定された収納部1a又は搬出入用支持体10とが一致している」、「判別フラグが1である」、「適正停止状態である」、「突出対象の収納部1a又は搬出入用支持体10と物品支持体14a上との少なくとも一方に物品Wが存在していない」ことを条件として、突出指令が指令されると物品支持体14aを突出させるようになっている。
そして、特に、「判別フラグが1である」を条件とすることにより、半自動移動処理にて物品移載装置14を自動的に掬い位置又は卸し位置に移動させた状態では、物品移載装置14は掬い位置又は卸し位置に適切に位置しているので、他の条件が満たされていれば、突出指令が指令されると突出処理を実行するが、手動移動処理にて物品移載装置14を手動的に移動させた状態では、物品移載装置14が掬い位置又は卸し位置から外れている場合が多いので、突出指令が指令されても突出処理を実行しないようになっている。
〔別実施形態〕
(1) 上記実施形態では、半自動移動指令手段31c(移動指令手段32)を、物品Wの移載対象箇所として複数の収納部1aのうちのいずれかを指定する形態で半自動移動指令(移動指令)を指令操作自在に構成し、半自動移動指令が指令されると、存否検出センサ26にて物品支持体14a上の物品Wの存在が検出されていないときは半自動移動指令にて指定された収納部1aについての掬い位置に物品移載装置14を移動させ、存否検出センサ26にて物品支持体14a上の物品Wの存在が検出されているときは半自動移動指令にて指定された収納部1aについての卸し位置に物品移載装置14を移動させるようにしたが、移動指令手段31cを、物品Wの移載対象箇所として複数の収納部1aのうちのいずれかを指定し且つ掬い位置又は卸し位置を指定する形態で半自動移動指令を指令操作自在に構成し、半自動移動指令が指令されると、半自動移動指令にて指定された収納部1aについての半自動移動指令にて指令された掬い位置に物品移載装置14を移動させる、又は、半自動移動指令にて指定された収納部1aについての半自動移動指令にて指令された卸し位置に物品移載装置14を移動させるようにしてもよい。
(2) 上記実施形態では、突出指令手段31dに、半自動移動指令手段31cによる半自動移動指令にて指定された収納部1aの位置情報を表示する表示部36を備えたが、突出指令手段31dに、収納部1aの位置情報を表示する表示部36を備えなくてもよい。
(3) 上記実施形態では、半自動移動処理による物品移載装置14の移動が完了した後に突出指令手段31dによる突出指令に基づいて物品支持体14aを引退姿勢から突出させた場合は、次の半自動移動処理による物品移載装置14の移動が完了するまで、突出指令が指令されても物品支持体14aを引退姿勢から突出させないようにしたが、半自動移動処理による物品移載装置14の移動が完了した後に突出指令手段31dによる突出指令に基づいて物品支持体14aを引退姿勢から2回や3回等の複数回突出させた場合に、次の半自動移動処理による物品移載装置14の移動が完了するまで、突出指令が指令されても物品支持体14aを引退姿勢から突出させないようにしてもよい。つまり、上記実施形態では、突出指令に基づいて物品支持体14aを引退姿勢から連続して突出させないようにしたが、突出指令に基づいて物品支持体14aを引退姿勢から連続して突出することを許容させてもよい。
(4) 上記実施形態では、存否検出センサ26により物品支持体14a上の物品Wの存在が検出され且つ物品検出センサ27により突出対象の収納部1a又は搬出入用支持体10上の物品Wの存在が検出されている場合には、突出指令が指令されても物品支持体14aを引退姿勢から突出させないようにしたが、収納棚1における物品Wの収納状態を管理する管理手段Hの管理情報に基づいて、管理情報により物品支持体14a上の物品Wの存在が検出され且つ物品検出センサ27により突出対象の収納部1a又は搬出入用支持体10上の物品Wの存在が検出されている場合には、突出指令が指令されても物品支持体14aを引退姿勢から突出させないようにしてもよい。ちなみに、この場合、管理手段Hが、収納物品検出手段として機能する。
尚、収納物品検出手段を設けずに、適正停止状態であれば、突出指令が指令されると物品支持体14aを引退姿勢から突出させるようにしてもよい。
(5) 上記実施形態では、物品検出センサ27をスタッカークレーン2に設けたが、物品検出センサ27を収納棚1や搬出入用搬送装置3に設けてもよい。
(6) 上記実施形態では、移動操作装置19をスタッカークレーン2としたが、移動操作装置19を、収納棚1の前方側で昇降移動し且つ物品移載装置14を棚横幅方向に移動自在に支持する搬送装置にて構成してもよい。
1 収納棚
1a 収納部
14 物品移載装置
14a 物品支持体
19 移動操作装置
26 存否検出手段
27 収納物品検出手段
31b 手動移動指令手段
31c 半自動移動指令手段
31d 突出指令手段
36 表示部
h 制御手段
H 管理手段
W 物品

Claims (5)

  1. 物品収納用の収納部を棚横幅方向及び上下方向に並べて備えた収納棚と、
    前記収納棚の前方側に設けられて、物品を載置支持自在な物品支持体を前記収納部側に突出させた突出姿勢と自己側に引退させた引退姿勢とに出退作動自在に備えて前記収納部との間で物品を移載自在な物品移載装置と、
    前記物品移載装置を前記棚横幅方向及び上下方向に移動させる移動操作装置と、
    移動方向を指定する状態で、前記物品移載装置を指定距離だけ移動させる手動移動指令を指令する人為操作式の手動移動指令手段と、
    物品の移載対象箇所として前記複数の収納部のいずれかを指定する形態で、前記物品移載装置を移動させる半自動移動指令を指令する人為操作式の半自動移動指令手段と、
    前記物品移載装置の前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させる突出指令を指令する人為操作式の突出指令手段と、
    前記物品移載装置及び前記移動操作装置の作動を制御する制御手段とが設けられ、
    前記制御手段が、
    上位の管理手段にて指令される入庫指令又は出庫指令に基づいて前記物品移載装置及び前記移動操作装置を作動させる自動モードと、前記手動移動指令及び前記半自動移動指令に基づいて前記移動操作装置作動させ且つ前記突出指令に基づいて前記物品移載装置を作動させる手動モードとに切り換え操作自在に構成され、且つ、
    前記手動モードにおいて、前記手動移動指令が指令されると、当該手動移動指令にて指定された方向に指定された距離だけ前記物品移載装置が移動するように、前記移動操作装置を作動させる手動移動処理を実行し、前記半自動移動指令が指令されると、当該半自動移動指令にて指定された前記収納部についての移載用位置に前記物品移載装置が位置するように、前記移動操作装置を作動させる半自動移動処理を実行し、前記突出指令が指令されると、前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させるように、前記物品移載装置を作動させる突出処理を実行するように構成されている物品搬送設備であって、
    前記制御手段が、
    前記手動移動処理又は前記半自動移動処理が開始された後は、当該手動移動処理又は当該半自動移動処理による前記物品移載装置の移動が完了するまでは、前記突出指令が指令されても前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させず、
    前記手動移動処理による前記物品移載装置の移動が完了した後は、前記突出指令が指令されても前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させず、
    前記半自動移動処理による前記物品移載装置の移動が完了した後は、前記突出指令が指令されると前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させるように構成されている物品搬送設備。
  2. 前記物品支持体上の物品の存否を検出する存否検出手段が設けられ、
    前記制御手段が、前記半自動移動処理において、前記存否検出手段にて前記物品支持体上の物品の存在が検出されていないときは前記移動指令手段にて指定された前記収納部について予め設定された掬い位置に前記物品移載装置を移動させ、前記存否検出手段にて前記物品支持体上の物品の存在が検出されているときは前記移動指令手段にて指定された前記収納部について予め設定された掬い位置より高い卸し位置に前記物品移載装置を移動させるように構成されている請求項1記載の物品搬送設備。
  3. 前記突出指令手段が、突出対象箇所として前記複数の収納部のいずれかを指定する形態で前記突出指令を指令するように構成され、
    前記制御手段が、前記半自動移動指令手段による前記半自動移動指令にて指定された前記収納部と前記突出指令手段による突出指令にて指定された前記収納部とが異なる場合は、前記突出指令が指令されても前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させないように構成されている請求項1又は2記載の物品搬送設備。
  4. 前記突出指令手段が、前記半自動移動指令手段による前記半自動移動指令にて指定された前記収納部の位置情報を表示する表示部を備えて構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の物品搬送設備。
  5. 前記制御手段が、前記半自動移動処理による前記物品移載装置の移動が完了した後に前記突出指令手段による前記突出指令に基づいて前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させた場合は、次の前記半自動移動処理による前記物品移載装置の移動が完了するまで、前記突出指令が指令されても前記物品支持体を前記引退姿勢から突出させないように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の物品搬送設備。
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