JP2012240795A - 物品収納設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納部の適正位置に物品を迅速に移動させる物品収納設備を提供する。
【解決手段】移載装置本体28a側の引退位置とその移載装置本体28aから物品収納体3が位置する外方側に突出する突出位置との間で出退移動自在な出退移動体28cを備えた出退式の移載装置14にて構成されている物品収納設備であって、物品1の搬入部又は収納部から物品1を取り出して別の収納部に収納する場合に、物品1を取り出す際に、移載装置14の出退移動体28cに物品1を搭載しつつ、突出位置から引退位置に引退移動させた場合に、移載装置本体28aに対する物品1の存在位置P1について、出退移動体の出退方向での適正位置Pからの位置ずれ量Eが検出され、その取り出した物品を別の収納部へ収納する際に、その検出された位置ずれ量Eに応じて引退位置から突出位置に出退移動体28cを突出移動させる突出移動量を調整して収納部の適正位置に物品を収納する。
【選択図】図6

Description

本発明は、物品を収納可能な収納部を収納体横幅方向に複数並べた物品収納体と、その物品収納体に対して収納体横幅方向に並ぶ状態で配設されて前記物品収納体に収納する物品を搬入する搬入部と、収納体横幅方向に沿う移動経路に沿って移動自在な移動体により移載装置が移動自在に備えられた物品搬送装置と、その物品搬送装置の作動を制御する制御手段とが設けられ、前記移載装置は、移載装置本体側の引退位置とその移載装置本体から前記物品収納体が位置する外方側に突出する突出位置との間で出退移動自在な出退移動体を備えた出退式の移載装置にて構成されている物品収納設備に関する。
従来の物品収納設備として、例えば、特許文献1には、物品の収納部が収納体横方向および縦方向に複数並べられた物品収納体と、その物品収納体の横幅方向および縦方向に移動自在な移載装置と、その移載装置に備えられて、移載装置側の引退位置とその移載装置から物品収納体の方向に突出する突出位置との間で出退移動自在な出退移動体が設けられて、物品の収納部からの取出しおよび収納部への収納が自在とされた物品収納設備が開示されている。
このような物品収納設備では、物品収納設備の搬入部に搬入された物品を収納部に移動させる入庫用の搬送処理および物品収納設備内における物品管理のために物品を収納部から別の収納部へ移動させる入替用の搬送処理や、その他、ピッキングシステムを備える場合では、物品を収納部からピッキング作業を行なうピッキング用棚部まで移動させる補充用の搬送処理が行われる。例えば、入替用の搬送処理では、移載装置を取り出し対象の物品が収納されている収納部についての目標停止位置まで移動させて、出退移動体により物品を取り出す取出動作が実施され、そして、取出動作によって物品を出退移動体に搭載した状態で収納対象の収納部の目標停止位置まで移載装置が移動され、出退移動体により収納対象の収納部の適正な載置位置に物品を収納する収納動作が実施されて入替用の搬送処理が完了する。
しかし、このような物品を移動させる搬送処理においては、出退移動体が物品を搭載した状態で突出位置へ出退移動すると、物品の荷重により出退移動体にたわみが発生する等して、収納部へ物品を収納するときに物品の載置位置に位置ずれが少なからず発生する。従って、一つの物品に対して繰り返し搬送処理が行なわれると、物品の収納部における載置位置の位置ずれが累積されて次第に大きくなり、ついには、物品が収納部における適正な載置位置からはみ出した位置に載置されてしまうなどの不都合が生じる。
そこで、特許文献1に開示の物品収納設備では、出退移動体上に搭載された物品の出退方向における搭載位置の基準搭載位置からの位置ずれを検知する物品位置ずれセンサと、位置ずれ量を測定する位置ずれ量測定手段とを備えた構成とし、取出動作の後に物品位置ずれセンサが物品の位置ずれを検知すると、位置ずれ量測定手段で位置ずれ量が測定され、その測定された位置ずれ量に対応したずれ量だけ移載装置の出退移動体を移動させ、出退移動体に対する物品の位置を予め定められた位置に位置補正する動作が実施されている。これにより、収納動作において出退移動体を予め定められた突出量だけ突出させることにより物品を収納対象となる収納部における適正な載置位置に収納するようにしている。
特開2006−103908号公報
しかしながら、特許文献1に開示の物品収納設備では、上述の如く、物品の搬送処理を行なうにあたり、取り出し対象の収納部から物品を取り出す取出動作と収納対象の収納部に物品を収納する収納動作との間に、移載装置によって出退移動体に搭載された物品の出退方向に生じた位置ずれを補正する位置補正動作が行われる。そのため、位置補正動作に時間を要することになり、物品の移動が迅速に行えないという問題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、収納部の適正な位置に物品を迅速に移動させることができる物品収納設備を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る物品収納設備は、
物品を収納可能な収納部を収納体横幅方向に複数並べた物品収納体と、
その物品収納体に対して収納体横幅方向に並ぶ状態で配設されて前記物品収納体に収納する物品が搬入される搬入部と、
収納体横幅方向に沿う移動経路に沿って移動自在な移動体により移載装置が移動自在に備えられた物品搬送装置と、
その物品搬送装置の作動を制御する制御手段とが設けられ、
前記移載装置は、移載装置本体側の引退位置とその移載装置本体から前記物品収納体が位置する外方側に突出する突出位置との間で出退移動自在な出退移動体を備えた出退式の移載装置にて構成されている物品収納設備であって、
前記収納部又は前記搬入部から前記移載装置に物品を移載するべく、前記出退移動体を前記突出位置から前記引退位置に引退移動させた場合に、前記移載装置における物品の存在位置について、前記出退移動体の出退方向での適正位置からの位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段が設けられ、
前記制御手段は、前記搬入部又は前記収納部から物品を取り出して別の前記収納部に収納する場合に、取り出し対象の前記搬入部又は前記収納部に対する目標停止位置に前記移載装置を移動させるように前記移動体の移動を制御する取出用移動制御と、
前記出退移動体を前記引退位置と前記突出位置との間で出退移動させて取り出し対象の前記搬入部又は前記収納部から物品を取り出すとともに、前記位置ずれ量検出手段の検出情報に基づいて、前記適正位置からの位置ずれ量を取得する取出用移載制御と、
収納対象の前記収納部に対する目標停止位置に前記移載装置を移動させるように前記移動体の移動を制御する収納用移動制御と、
前記取出用移載制御にて取得した位置ずれ量に応じて前記引退位置から前記突出位置に前記出退移動体を突出移動させる突出移動量を調整する状態で、前記出退移動体を前記引退位置から前記突出位置に突出移動させて収納対象の前記収納部に物品を収納するように前記移載装置の作動を制御する収納用移載制御とを行うように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、搬入部又は収納部から物品を取り出して別の収納部に収納する搬送処理を行う場合に、取出用移動制御によって、取り出し対象の搬入部又は収納部に対する目標停止位置に移載装置を移動させ、取出用移載制御において、移載装置の出退移動体によって収納部から物品を取り出すとともに、出退移動体の出退方向での物品の出退移動体に対する存在位置について、適正位置からの位置ずれ量を取得する。そして、適正位置からの位置ずれが検出された場合でも、その存在位置に物品を維持したまま収納対象の収納部に対する目標停止位置に移載装置を移動させる収納用移動制御が行なわれ、収納用移載制御において、その検出された位置ずれ量に応じて出退移動体を突出移動させる突出移動量を調整することで、収納対象の収納部における適正な載置位置に物品を収納することができる。従って、この搬送処理において、位置ずれ量を補正するための特別な動作およびその動作に必要となる時間が不要となる。
このように、搬入部又は収納部から物品を取り出して別の収納部に収納する搬送処理を行う場合に、制御手段によって行われる出退移動体の一連の動作を利用して、位置ずれ量を検出するための動作およびその位置ずれ量を補正するための動作が行われるため、物品の搬送処理を迅速に行なうことができる。
本発明に係る物品収納設備の第2の特徴構成は、前記位置ずれ量検出手段は、前記突出位置から前記引退位置までの間に設定された通過検出位置を物品が通過したことを検出する物品通過検出センサを備え、その物品通過検出センサにて通過検出位置における物品の通過を検出してから前記出退移動体が前記引退位置に到達するまでの経過時間に基づいて、物品の存在位置について適正位置からの位置ずれ量を検出している点にある。
上記特徴構成によれば、位置ずれ量検出手段は、突出位置から引退位置までの間に設定された通過検出位置を物品が通過したことを検出する物品通過検出センサを備えるので、出退移動体に搭載されて、出退移動体に伴って移動する物品の動きを利用して、物品が通過検出位置を通過したことを検出することができる。また、物品通過検出センサにて通過検出位置における物品の通過を検出してから出退移動体が引退位置に到達するまでの経過時間に基づいて、物品の存在位置について適正位置からの位置ずれ量を検出するので、出退移動体が引退位置にもどる動作における出退移動体の動きを利用して経過時間を測定することで、物品の存在位置について適正位置からの位置ずれ量が検出されることとなり、位置ずれ量を検出するための特別な動作を必要とせず、その結果、物品の搬送処理を迅速に行なうことができる。
本発明に係る物品収納設備の第3特徴構成は、前記物品が前記移載装置から外側にはみ出していることを検出する物品はみ出しセンサが設けられ、
前記制御手段は、前記取出用移載制御を行った後、前記物品はみ出しセンサにて物品のはみ出しを検出すると、前記収納用移動制御及び前記収納用移載制御の実行を中止し、前記物品はみ出しセンサにて物品のはみ出しを検出していなければ、前記収納用移動制御及び前記収納用移載制御を行うように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、物品の搬送処理において取出用移載制御を行った後に、物品はみ出しセンサにて物品のはみ出しを検出すると、その取出用移載制御に続く収納用移動制御及び収納用移載制御の実行を中止するので、移載装置に搭載された物品が、移載装置からはみ出した状態で移載装置を移動することによる、物品の移載装置からの落下や物品収納体への衝突の発生を回避して、安全に物品を移動することができる。一方で、物品のはみ出しを検出しなければ、収納用移動制御及び収納用移載制御を行うように構成されているので、取り出し対象の収納部等から取り出した物品を、収納対象の収納部まで迅速に移動させることができる。
本発明に係る物品収納設備の第4特徴構成は、前記物品はみ出しセンサが、前記物品通過検出センサを兼用している点にある。
上記特徴構成によれば、物品はみ出しセンサが、物品通過検出センサを兼用しているので、物品通過検出センサを移載装置に設けることを必要とせず、そのはみ出しセンサによって、物品の存在位置が前記移載装置から外側にはみ出していることの検出と、移載装置における物品の存在位置の検出とを行なうことができるので、移載装置の構成の簡素化を図ることができる。
本発明に係る物品収納設備の第5特徴構成は、前記制御手段は、前記収納部から一旦物品を取り出して同一の前記収納部に再度収納する場合に、位置調整対象の前記収納部に対する目標停止位置に前記移載装置を移動させるように前記移動体の移動を制御する調整収納用移動制御と、
前記出退移動体を前記引退位置と前記突出位置との間で出退移動させて位置調整対象の前記収納部から物品を取り出すとともに、前記位置ずれ量検出手段の検出情報に基づいて、前記出退移動体の出退方向での物品の存在位置について適正位置からの位置ずれ量を取得する調整取出用移載制御と、
前記調整取出用移載制御にて取得した位置ずれ量に応じて前記引退位置から前記突出位置に前記出退移動体を突出移動させる突出移動量を調整する状態で、前記出退移動体を前記引退位置から前記突出位置に突出移動させて収納対象の前記収納部に物品を収納するように前記移載装置の作動を制御する調整収納用移載制御とを行うように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、収納部から一旦物品を取り出して同一の収納部に再度収納する位置調整処理が、調整収納用移動制御、調整取出用移載制御と調整収納用移載制御によって構成されており、これらの制御は、上述の物品の搬送処理を実施する際の制御の一部と同一の制御であるため、制御手段を、物品の搬送処理を行なう制御手段と共通とすることができる。従って、制御手段を簡単な構成として、収納部において収納位置からずれた位置に載置されている物品を、迅速にその収納部の収納位置に移動させることができる。
物品収納設備を示す平面概略図。 物品収納設備を示す断面概略図。 スタッカークレーンの側面概略図。 プライマリーフォーク部の引退位置と突出位置とを示す図。 物品はみ出しセンサの設置位置を示す図。 プライマリーフォーク部が突出位置にある状態(a)、引退位置へ移動する状態(b)、引退位置にある状態(c)および補正突出位置にある状態(d)を示す図。 物品収納設備の制御ブロック図。 物品の搬送処理の制御動作を示すフローチャート。 取出用移載制御の制御動作を示すフローチャート。 収納用移載制御の制御動作を示すフローチャート。
本発明に係る物品収納設備の実施形態について図面に基づいて説明する。
この物品収納設備は、図1および図2に示すように、物品1を収納可能な収納部2を上下方向及び棚横幅方向(収納体横幅方向に相当する、図1中上下方向)に複数並べた物品収納棚3(物品収納体に相当する)と、物品収納棚3に対して棚横幅方向に並ぶ状態で配設されて物品収納棚3に入庫する物品1が外部から搬入される搬入部4と、物品収納棚3に対して棚横幅方向に並ぶ状態で配設されて物品収納棚3から出庫した物品1が外部へ搬出される搬出部5と、搬入部4と搬出部5と各収納部2との間で物品1を搬送するスタッカークレーン6(物品搬送装置に相当する)とが設けられている。また、物品収納棚3における各収納部2は、載置支持部1aに載置される状態で物品1を収納するように構成されている。そして、搬入部4及び搬出部5は、例えば、物品1を載置支持する状態で搬送するローラコンベヤにより構成されている。
物品収納棚3は、スタッカークレーン6が物品1を出し入れする前方側が互いに対向するように棚前後方向(出退方向に相当する、図1中左右方向)に間隔を隔てて一対設けられている。物品収納棚3における各収納部2は、載置支持部1aにて物品1を載置支持する状態で物品1を収納するように構成されている。棚前後方向において一対の物品収納棚3の間は、スタッカークレーン6が移動する移動空間7として形成されており、搬入部4と搬出部5とは、移動空間7を挟んで対向するように配設されている。
スタッカークレーン6は、図1〜図3に示すように、移動空間7において物品収納棚3の棚横幅方向に設けられた走行レール8(移動経路に相当する)に沿って走行自在な走行台車11(移動体に相当する)と、その走行台車11に立設された昇降マスト12に沿って昇降自在な昇降台13と、その昇降台13に備えられたフォーク式の移載装置14とが設けられている。また、スタッカークレーン6が移動する移動空間7において、その天井側に上方側ガイドレール9が棚横幅方向に沿って配設されている。
昇降マスト12は、棚横幅方向において、走行台車11の前端部と後端部の夫々に1つずつ立設されている。前後一対の昇降マスト12は、その上端部が上部フレーム15により連結されている。上部フレーム15には、上部ガイドローラ16が上方側ガイドレール9と当接することにより上方側ガイドレール9にて案内されるように設けられている。
昇降台13は、前後一対の昇降マスト12にて昇降自在に案内支持され、その左右両側に連結した昇降用チェーン17にて吊り下げ支持されている。昇降用チェーン17は、上部フレーム15に設けた第1案内スプロケット18と一方の昇降マスト12に設けた第2案内スプロケット19とに巻き掛けられて、走行台車11の一端部に装備された巻き取りドラム20に連結されている。巻き取りドラム20を昇降用電動モータ21にて正逆に駆動回転させて、昇降用チェーン17の繰り出し操作や巻き取り操作を行うことにより昇降台13を昇降させるように構成されている。
走行台車11には、走行レール8上を回転自在な前後一対の走行車輪22が設けられている。前後一対の走行車輪22の一方は、走行用電動モータ23にて回転駆動される駆動用の走行車輪22aに構成され、他方は遊転回転自在な従動用の走行車輪22bに構成されている。
走行台車11には、昇降経路上での昇降台13の昇降位置を検出する昇降用測距センサ24が設けられている。昇降用測距センサ24は、昇降台13に設けられた昇降用反射体24aに向けて上下方向に沿って測距用光(レーザ光)を投光して昇降用反射体24aにて反射された光を受光することにより、昇降台13までの距離を計測するように構成されている。昇降用測距センサ24は、計測した昇降台13までの距離から昇降経路上での昇降台13の昇降位置を検出するように構成されている。
走行台車11には、走行レール8の走行経路上での走行台車11の走行位置を検出する走行用測距センサ26が設けられている。走行用測距センサ26は、棚横幅方向に沿って走行用反射体26aに向けて測距用光(レーザ光)を投光して走行用反射体26aにて反射された光を受光することにより、棚横幅方向での走行用反射体26aと走行台車11との間の距離を計測するように構成されている。走行用反射体26aは、走行レール8の端部の地上側に設けられており、その設置位置を走行台車11の走行位置を検出するための基準位置としている。走行用測距センサ26は、走行用反射体26aの設置位置である基準位置から走行台車11までの距離を計測して、走行経路上での走行台車11の走行位置を検出するように構成されている。
フォーク式の移載装置14は、図4(a)に示すように、物品1を載置支持自在で且つ昇降台13に取り付けられている固定フォーク部28a(移載装置本体に相当する)側に引退させた引退位置と、図2および図4(b)に示すように、固定フォーク部28aから物品収納棚3が位置する外方側に突出させた突出位置とに出退自在なプライマリーフォーク部28c(出退移動体に相当)を備えたフォーク部28と、そのプライマリーフォーク部28cを引退位置と突出位置とに出退駆動する出退駆動手段29とが設けられている。ここで、引退位置はプライマリーフォーク部28cが出退方向の中心部が、固定フォーク部28aの中心部に一致する位置とされている。
フォーク部28は、昇降台13に固定された固定フォーク部28aと、その固定フォーク部28aにスライド移動自在に案内支持されて且つその固定フォーク部28aに対して出退自在なセカンダリーフォーク部28bと、そのセカンダリーフォーク部28bにスライド移動自在に案内支持されて且つそのセカンダリーフォーク部28bに対して出退自在なプライマリーフォーク部28cとからなる三段式のフォーク部28にて構成されている。
出退駆動手段29は、セカンダリーフォーク部28bに固定されたラックギア30に噛み合う一対のピニオンギア31と、一対のピニオンギア31を出力ギア32aにて回転駆動する出退用電動モータ32と、一端部が固定フォーク部28aの端部に連結され且つ他端部がプライマリーフォーク部28cの端部に連結された2本の駆動用ワイヤ33とから構成されている。ピニオンギア31と出退用電動モータ32とは、固定フォーク部28aに設けられ、2本の駆動用ワイヤ33の夫々は、その途中部分がセカンダリーフォーク部28bの端部に設けられた横軸心回りで回転自在な遊転プーリ34に巻き掛けられている。
出退用電動モータ32がピニオンギア31を正逆に駆動回転させることにより、ピニオンギア31とラックギア30との噛み合いにより、セカンダリーフォーク部28bが固定フォーク部28aに対して出退移動する。すると、その出退移動に伴って遊転プーリ34が駆動用ワイヤ33の長手方向に移動することになり、プライマリーフォーク部28cがセカンダリーフォーク部28bに対して出退移動する。このようにして、出退駆動手段29は、出退用電動モータ32を正逆に回転することにより、図4(a)に示す引退位置と、図4(b)に示す突出位置との間で、プライマリーフォーク部28cを出退させるように構成されている。
また、出退用電動モータ32の回転軸にはロータリーエンコーダ(図示せず)が取り付けられており、出退用電動モータ32の回転に伴って、ロータリーエンコーダからパルス信号が出力される。そのパルス信号は移載装置14から位置検出情報として出力されて移載制御部27cに入力されるように構成されている(図7参照)。
図5に示されるように、物品はみ出しセンサSは、昇降台13に固定された状態でプライマリーフォーク部28cの出退方向における両端部付近に配置されている。
この物品はみ出しセンサSは、プライマリーフォーク部28cにおける物品1がプライマリーフォーク部28c上の出退方向における適正位置からはみ出していることを検出するセンサである。
また、この物品はみ出しセンサSは、突出位置から引退位置までの間に設定された通過検出位置を物品1が通過したことを検出する物品通過検出センサとしても機能するように構成されている。つまり、物品はみ出しセンサSは、それぞれプライマリーフォーク部28cを挟んで一方の側部に配置されたセンサ本体Saと、他方の側部に配置された受光体Sbとを有し、センサ本体Saからプライマリーフォーク部28cの出退方向に対して直角方向に発せられた光線Lを受光体Sbで検出する光電スイッチを構成している。これにより、プライマリーフォーク部28c上に載置された物品1がプライマリーフォーク部28cと共に移動して物品1の端部が物品はみ出しセンサSの配置位置まで到達すると、センサ本体Saから発せられた光線Lが物品1により遮断されるために受光体Sbは、センサ本体Saからの光線Lを捉えることができず、従って、物品1の存在及び物品1の位置を検出することができる。なお、物品1がセンサ本体Saと受光体Sbとの間に物品1が存在せず受光体Sbが光線Lを捉えることができる物品非検出状態をセンサOFF状態、物品1が存在して光線Lを捉えることができない物品検出状態をセンサON状態とする。
図6(a)〜(c)に基づいて、プライマリーフォーク部28c上における物品1の適正位置からの位置ずれ量の検出について説明する。適正位置からの位置ずれ量の検出はプライマリーフォーク部28c上における物品1の実際の存在位置P1と基準搭載位置P(適正位置に相当する)とを比較して検出される。ここで、物品1の存在位置P1は、物品はみ出しセンサSが物品検出位置において物品1の通過を検出してからフォーク部28が引退位置に到達するまでの経過時間に基づいて検出される。一方、基準搭載位置Pは、図7に示す移載制御部27cの記憶部(図示せず)に予め定められて記憶されており、例えば、ライマリーフォーク部28c上の出退方向の中心付近に物品1が搭載される位置とすることができる。従って、その位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段Zは物品はみ出しセンサSと移載制御部27cによって構成される。
プライマリーフォーク部28c上における物品1の存在位置P1の検出について説明する。図6(a)に示すように、突出位置において取出収納部Tからプライマリーフォーク部28c上に物品1を搭載して、プライマリーフォーク部28cを引退位置に引退移動させる場合において、物品1がプライマリーフォーク部28cに搭載された状態でプライマリーフォーク部28cと共に移動して、物品1の端部が物品はみ出しセンサSのセンサ本体Saの光線Lの位置(通過検出位置に相当)まで到達すると、センサ本体Saから発せられた光線Lが物品1により遮断されるために、受光体Sbが光線Lを捉えることができない物品検出状態(センサON状態)となり、これにより、物品1が通過検出位置を通過中であることを検出することが可能となる。さらに、物品1が通過検出位置を引退方向に向かって通過すると、図6(b)に示すように、再びセンサ本体Saから発せられた光線Lがセンサ本体Saによって捉えられる物品非検出状態(センサOFF状態)となって、図6(c)に示すように引退位置まで引退動作が続けられて停止される。ここで、移載制御部27cは予めプライマリーフォーク部28cの引退速度を把握しており、また、引退移動によってセンサON状態からOFF状態となった時刻から引退位置に停止した時刻までの所要時間を検出することが可能とされる。そして、その引退速度と所要時間より物品1のプライマリーフォーク部28c上の存在位置P1を確認することができる。そして、このようにして求められた物品1の存在位置P1と、予め設定されている基準搭載位置Pとを比較して、位置ずれ量Eの検出を可能にしている。
そして、このようにして検出された位置ずれ量Eに応じて引退位置から突出位置にプライマリーフォーク部28cを突出移動させる突出移動量を調整して目標収納部Mに物品1が収納される。
また、図7に示すように、地上側コントローラ10からの指令に基づいて、スタッカークレーン6の運転を制御するクレーン制御装置27(制御手段に相当)が設けられている。そして、このクレーン制御装置27に対して、昇降用測距センサ24の検出情報、走行用測距センサ26の検出情報、物品はみ出しセンサSの検出情報および移載装置14の位置検出情報が入力されるように構成されている。
クレーン制御装置27は、走行台車11の走行を制御する走行制御部27a、昇降台13の昇降を制御する昇降制御部27b、フォーク式の移載装置14の動作を制御する移載制御部27cから構成されている。そして、後述の取出用移動制御、取出用移載制御、収納用移動制御、および、収納用移載制御を実行可能に構成されている。
図8に示すフローチャートに基づいてスタッカークレーン6の動作について説明する。クレーン制御装置27が地上側コントローラ10から、物品1が収納されている搬入部4又は収納部2から物品1を取り出して、その物品1を収納する別の収納部2に収納する物品搬送処理の指令を受けると、その指令に基づいて、取り出し対象の搬入部4又は収納部2(取出収納部Tと呼ぶ)に対する目標停止位置に移載装置14を移動させるように走行台車11および昇降台13の移動を制御する取出用移動制御が行なわれる(#101)。それに続いて、図6(а)から(c)に示すように、プライマリーフォーク部28cを引退位置から突出位置へ移動させて取出収納部Tから物品1を取り出すとともに、位置ずれ量検出手段Zによって、プライマリーフォーク部28cの出退方向での物品1の存在位置P1について基準搭載位置Pからの位置ずれ量Eを取得する取出用移載制御(#102)が行なわれる。
そして、取出用移載制御が完了すると、収納対象の収納部2(目標収納部Mと呼ぶ)に対する目標停止位置に移載装置14を移動させる収納用移動制御が行なわれ(#103)、続いて、図6(d)に示すように、取出用移載制御において取得した位置ずれ量に応じて引退位置から突出位置にプライマリーフォーク部28cを突出移動させる突出移動量を調整して目標収納部Mに物品1を収納するように移載装置14の動作を制御する収納用移載制御(#104)が行なわれることで、物品1の取出収納部Tから目標収納部Mへの物品搬送処理が完了する。
なお、取出用移動制御の取出収納部Tに対する目標停止位置、および、収納用移動制御の目標収納部Mに対する目標停止位置は、搬入部4および複数の収納部2の夫々に対応して予め定められている。そして、取出用移動制御の目標昇降停止位置は、収納部2の載置支持部1aや搬入部4の載置部よりも設定高さだけ低い位置が定められ、収納用移動制御の位置は、収納部2の載置支持部1aや搬入部4の載置部よりも設定高さだけ高い位置が定められている。これにより、物品1の収納部2への収納や、収納部2からの取り出しがスムーズに行なわれるように構成されている。
物品搬送処理において行われる各制御について詳しく説明する。まず、取出用移動制御において、クレーン制御装置27は、取出収納部Tから移載装置14によって物品1の取出しが適正に行なわれる位置である目標停止位置に移載装置14を移動させるべく、スタッカークレーン6の作動を制御する。つまり、走行制御部27aが、走行用測距センサ26の検出情報に基づいて、目標走行停止位置に走行台車11を走行させるべく、走行用電動モータ23の作動を制御する走行制御を行い、かつ、昇降制御部27bが、昇降用測距センサ24の検出情報に基づいて、目標昇降停止位置に昇降台13を昇降させるべく、昇降用電動モータ21の作動を制御する昇降制御を行う。
このとき、目標走行停止位置を基準として、移載装置14が取出収納部Tとの間での物品移載を適正に行うことが可能な走行停止許容範囲が定められ、目標昇降停止位置についても、目標昇降停止位置を基準とする昇降停止許容範囲が定められており、走行制御では走行停止許容範囲内に走行台車11を停止させ、かつ、昇降制御では昇降停止許容範囲内に昇降台13を停止させるようにしている。
そして、走行停止許容範囲内に走行台車11が停止しかつ昇降停止許容範囲内に昇降台13が停止することで取出用移動制御が完了すると、次に、取出用移載制御を行なう。取出用移載制御は、プライマリーフォーク部28c突出位置から引退位置へ移動させて取出収納部Tから物品1を取り出す取出用移載制御が行なわれる。また、その引退位置への移動の際に、物品はみ出しセンサSの検出情報に基づいて、プライマリーフォーク部28c上の出退方向での物品1の存在位置P1を検出し、その存在位置P1と予め定められて移載制御部27cの記憶部(図示せず)に記憶されている基準搭載位置Pとを比較して、それらの位置の位置ずれ量が検出される。
次に、図9に示すフローチャートに基づいて取出用移載制御を詳細に説明する。移載制御部27cが、プライマリーフォーク部28cの突出を開始して(#R1)、図6(а)に示すように、取出収納部Tの物品1の下方の突出位置(目標突出位置)までプライマリーフォーク部28cを突出させて(#R2)、突出動作を停止させる(#R3)。昇降制御部27bが、設定高さだけ昇降台13を上昇させるべく、昇降用電動モータ21の作動を制御する。そして、プライマリーフォーク部28cを突出位置に突出させた状態で昇降台13を上昇させることにより、取出収納部Tの物品1をプライマリーフォーク部28cによって掬い取る物品掬い動作が行われる(#R4)。それに続き、フォーク部28の引退位置への動作が開始する(#R5)。図6(b)に示すように、物品1が通過検出位置を引退方向に向かって通過すると、物品はみ出しセンサSがセンサOFF状態からセンサON状態となる(#R6)。このときにタイマによるカウントが開始される(#R7)。そして、図6(c)に示すように引退動作が引退位置で停止される(#R8、#R9)とともに、タイマによるカウントが停止され(#R10)、カウント開始からの時間が移載制御部27cの記憶部(図示せず)に記憶される。
そして、クレーン制御装置27は、取出用移載制御によってプライマリーフォーク部28cの引退位置への移動が完了した状態で、物品はみ出しセンサSによってプライマリーフォーク部28c上において物品1のはみ出しを判断する(#R11)。はみ出しを検出した状態、すなわち、物品はみ出しセンサSがセンサON状態であることを確認すると、物品搬送処理を中止する(#R12)。一方で、はみ出しが検出されていなければ、タイマにより計測されたセンサON状態からOFF状態となった時から引退位置に停止した時までの所要時間と、予め設定されているプライマリーフォーク部28cの引退速度とから存在位置P1を検出し(#R13)、物品1の存在位置P1と、予め設定されている基準搭載位置Pとを比較して、位置ずれ量Eを算出し(#R14)、算出した位置ずれ量Eをクレーン制御装置27の記録部に保存して(#R15)取出用移載制御を完了する。
取出用移載制御が完了すると、目標収納部Mに対する目標停止位置に移載装置14を移動させるように移動体の移動を制御する収納用移動制御が行なわれる。収納用移動制御では、取出用移動制御と同様に、走行制御部27aが走行制御を行い、かつ、昇降制御部27bが昇降制御を行うことにより、目標収納部Mに対する目標走行停止位置に走行台車11を走行させかつ収納用目標昇降停止位置に昇降台13を昇降させる。このとき、収納用目標昇降停止位置は、取出用目標昇降停止位置と同様に、昇降停止許容範囲が定められているので、昇降制御では昇降停止許容範囲内に昇降台13を停止させ、かつ、走行制御では走行停止許容範囲内に走行台車11を停止させて収納用移動制御を完了して、収納用移載制御を開始する。
図10に示すフローチャートに基づいて収納用移載制御を詳細に説明する。まず、移載制御部27cが、取出用移載制御において取得した位置ずれ量Eに応じてプライマリーフォーク部28cを突出移動させる補正突出移動量を算出する(#S1)。そして、目標収納部Mの上方まで物品1を載置したプライマリーフォーク部28cを突出移動を開始して(#S2)、突出移動させる突出移動量が補正突出移動量となって補正突出位置に到達したと判断されると(#S3)、突出動作を停止する(#S4)。プライマリーフォーク部28cの突出作動が完了すると、目標収納部Mに物品1を載置させるため、昇降制御部27bが、設定高さだけ昇降台13を下降させるべく昇降用電動モータ21の作動を制御する物品載置動作を行なう(#S5)。このようにして、物品1を載置したプライマリーフォーク部28cを突出させた状態で昇降台13を下降させることにより、図6(d)に示すように、目標収納部Mの基準載置位置M1に一致させるように物品1を載置し、最後に、移載制御部27cが、プライマリーフォーク部28cを昇降台13側に引退位置まで引退させて(#S6〜#S8)収納用移載制御を完了するとともに、物品搬送処理を終了する。
さらに、クレーン制御装置27は、地上側コントローラ10からの指令により、収納部2から一旦物品を取り出して同一の収納部2に再度収納して、その収納部2における物品1の載置位置を基準載置位置に位置調整する位置調整処理を行うことができるように構成されている。
この位置調整処理は、まず位置調整処理を行う対象とする収納部2に対する目標停止位置に移載装置14を移動させるように走行台車11の移動を制御する調整用移動制御が行われ、次に、プライマリーフォーク部28cを引退位置から突出位置に移動させて位置調整対象の収納部2から物品1を取り出すとともに、突出位置から引退位置への移動の際に、物品はみ出しセンサSと移載制御部27cから構成されるずれ量検出手段Zの検出情報に基づいて、プライマリーフォーク部28cの出退方向での物品1の存在位置P1について基準搭載位置Pからの位置ずれ量Eを取得する調整取出用移載制御が行なわれる。
そして、調整取出用移載制御にて取得した位置ずれ量Eに応じて引退位置から突出位置にプライマリーフォーク部28cを突出移動させる突出移動量を調整する状態で、プライマリーフォーク部28cを引退位置から突出位置に突出移動させて収納対象の収納部2に物品1を収納するように移載装置14の作動を制御する調整収納用移載制御を行うことで完了する。
前述の物品搬送処理においては、収納部2に収納される物品1を取り出して、別の収納部2に移動させるとともに、別の収納部2の基準載置位置M1に物品1を載置する処理であるが、この位置調整処理においては、収納部2に収納される物品1を取り出した後に、その物品1を別の収納部2へ移動することなく、もとの収納部2へ再度収納する制御であり、これによって、収納部2に収納されている物品1の物品載置位置が基準載置位置からずれている場合に、その物品1を別の収納部2へ移動させることなく、もとの収納部2における基準載置位置に位置調整することが可能となる。
また、この位置調整処理における調整用移動制御は、前述の物品搬送処理における取出用移動制御と同じ制御であり、調整取出用移載制御についても、図6(a)から図6(c)に示す動作および図9に示すフローチャートによって詳細が説明された前述の物品搬送処理における取出用移載制御と同じ制御である。さらに、調整収納用移載制御も、図6(d)に示す動作および図10に示すフローチャートによって詳細が説明された前述の物品搬送処理における収納用移載制御と同じ制御である。従って、位置調整処理で行われる制御は、前述の物品搬送処理で行われる制御の一部を使用することで行うことができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、物品1が移載装置14から外側にはみ出していることを検出する物品はみ出しセンサSが設けられ、その物品はみ出しセンサSを、プライマリーフォーク部28cに搭載された物品1の通過を検出する物品通過検出センサとしても使用されたが、これに限らず、物品通過検出センサが物品はみ出しセンサSとは別に設けられていてもよい。
(2)上記実施形態では、走行経路上における走行台車11の走行位置や昇降経路上における昇降台13の昇降位置を検出するにあたり、走行用測距センサ26や昇降用測距センサ24を設けているが、これに限らず、走行位置および昇降位置を検出のために、各種のセンサを適応することができ、例えば、走行台車11の走行や昇降台13の昇降に伴って回転自在なロータリーエンコーダなどを設けて、走行経路上における走行台車11の走行位置や昇降経路上における昇降台13の昇降位置を検出することも可能である。
(3)上記実施形態では、プライマリーフォーク部28c上の物品1の搭載位置を検出すするにあたり、物品1が物品はみ出しセンサSの検出位置を通過することで、物品はみ出しセンサSがON状態からOFF状態となった時から引退位置に停止する時までの所要時間と、予め設定されているプライマリーフォーク部28cの引退速度とから物品1の存在位置を検出したが、例えば、物品はみ出しセンサSがON状態からOFF状態となった時から引退位置に停止するまでの、移載装置14の出退用電動モータ32の回転軸に設けられたロータリーエンコーダによる出力パルスをカウントして物品1の存在位置を検出することとしてもよい。
(4)上記実施形態では、本発明にかかる物品搬送装置として、走行台車11を移動体とするスタッカークレーン6を例示したが、これに限らず、例えば、車体を移動体とする自律走行型の物品搬送車など、各種の物品移載装置に適応可能である。
(5)上記実施形態では、移載装置14をフォーク式としたが、これ限らず、移載装置14をクランプ式としてもよい。
(6)上記実施形態では、物品はみ出しセンサCは、プライマリーフォーク部28cの出退方向において、移載装置14の外側の位置に設けられているが(図5参照)、これに限らず、プライマリーフォーク部28cの出退方向において、移載装置14の内側の位置に設けられていてもよい。
1 物品
2 収納部
3 物品収納体
4 搬入部
6 物品搬送装置
11 移動体
14 移載装置
27 制御手段
28a 移載装置本体
28c 出退移動体
E 位置ずれ量
P 適正位置
P1 存在位置
Z 位置ずれ量検出手段

Claims (5)

  1. 物品を収納可能な収納部を収納体横幅方向に複数並べた物品収納体と、
    その物品収納体に対して収納体横幅方向に並ぶ状態で配設されて前記物品収納体に収納する物品が搬入される搬入部と、
    収納体横幅方向に沿う移動経路に沿って移動自在な移動体により移載装置が移動自在に備えられた物品搬送装置と、
    その物品搬送装置の作動を制御する制御手段とが設けられ、
    前記移載装置は、移載装置本体側の引退位置とその移載装置本体から前記物品収納体が位置する外方側に突出する突出位置との間で出退移動自在な出退移動体を備えた出退式の移載装置にて構成されている物品収納設備であって、
    前記収納部又は前記搬入部から前記移載装置に物品を移載するべく、前記出退移動体を前記突出位置から前記引退位置に引退移動させた場合に、前記移載装置における物品の存在位置について、前記出退移動体の出退方向での適正位置からの位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段が設けられ、
    前記制御手段は、前記搬入部又は前記収納部から物品を取り出して別の前記収納部に収納する場合に、取り出し対象の前記搬入部又は前記収納部に対する目標停止位置に前記移載装置を移動させるように前記移動体の移動を制御する取出用移動制御と、
    前記出退移動体を前記引退位置と前記突出位置との間で出退移動させて取り出し対象の前記搬入部又は前記収納部から物品を取り出すとともに、前記位置ずれ量検出手段の検出情報に基づいて、前記適正位置からの位置ずれ量を取得する取出用移載制御と、
    収納対象の前記収納部に対する目標停止位置に前記移載装置を移動させるように前記移動体の移動を制御する収納用移動制御と、
    前記取出用移載制御にて取得した位置ずれ量に応じて前記引退位置から前記突出位置に前記出退移動体を突出移動させる突出移動量を調整する状態で、前記出退移動体を前記引退位置から前記突出位置に突出移動させて収納対象の前記収納部に物品を収納するように前記移載装置の作動を制御する収納用移載制御とを行うように構成されている物品収納設備。
  2. 前記位置ずれ量検出手段は、前記突出位置から前記引退位置までの間に設定された通過検出位置を物品が通過したことを検出する物品通過検出センサを備え、その物品通過検出センサにて通過検出位置における物品の通過を検出してから前記出退移動体が前記引退位置に到達するまでの経過時間に基づいて、物品の存在位置について適正位置からの位置ずれ量を検出している請求項1に記載の物品収納設備。
  3. 前記物品が前記移載装置から外側にはみ出していることを検出する物品はみ出しセンサが設けられ、
    前記制御手段は、前記取出用移載制御を行った後、前記物品はみ出しセンサにて物品のはみ出しを検出すると、前記収納用移動制御及び前記収納用移載制御の実行を中止し、前記物品はみ出しセンサにて物品のはみ出しを検出していなければ、前記収納用移動制御及び前記収納用移載制御を行うように構成されている請求項1または2に記載の物品収納設備。
  4. 前記物品はみ出しセンサが、前記物品通過検出センサを兼用している請求項3に記載の物品収納設備。
  5. 前記制御手段は、前記収納部から一旦物品を取り出して同一の前記収納部に再度収納する場合に、位置調整対象の前記収納部に対する目標停止位置に前記移載装置を移動させるように前記移動体の移動を制御する調整収納用移動制御と、
    前記出退移動体を前記引退位置と前記突出位置との間で出退移動させて位置調整対象の前記収納部から物品を取り出すとともに、前記位置ずれ量検出手段の検出情報に基づいて、前記出退移動体の出退方向での物品の存在位置について適正位置からの位置ずれ量を取得する調整取出用移載制御と、
    前記調整取出用移載制御にて取得した位置ずれ量に応じて前記引退位置から前記突出位置に前記出退移動体を突出移動させる突出移動量を調整する状態で、前記出退移動体を前記引退位置から前記突出位置に突出移動させて収納対象の前記収納部に物品を収納するように前記移載装置の作動を制御する調整収納用移載制御とを行うように構成されている請求項1〜4の何れか1項に記載の物品収納設備。
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