JP2747577B2 - コンベア搬送装置の操作制御装置 - Google Patents

コンベア搬送装置の操作制御装置

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JP2747577B2 JP20177193A JP20177193A JP2747577B2 JP 2747577 B2 JP2747577 B2 JP 2747577B2 JP 20177193 A JP20177193 A JP 20177193A JP 20177193 A JP20177193 A JP 20177193A JP 2747577 B2 JP2747577 B2 JP 2747577B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所定のエリア内に設けら
れた複数のセクションと、該セクション間をパレットを
移動するコンベアを具備するコンベア搬送ブロックを複
数ブロック配置すると共に、該コンベア搬送ブロック間
でパレットを移動するコンベアを配置したコンベア搬送
装置の操作制御装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】通常自動倉庫は、荷を収納するパレットを
格納する棚を複数段有するラックと、このラックに沿っ
て自走し、ラックの棚と搬出入口間におけるパレットの
入出庫を行なうスタッカークレーンを複数台備えてい
る。この自動倉庫のスタッカークレーンへのパレットの
搬送搬入部には、図8に示すように、ブロックB1〜B
7のスタッカークレーン101の搬入搬出端にはそれぞ
れパレットのブロック内を移動するコンベア102,1
03が配置されると共に、各ブロックB1〜B7の間を
パレットを移動するコンベア104が配置された構成の
コンベア搬送装置が配置されていることがある。なお、
ブロックB7の側部にはブロックB8が配置されてい
る。従来上記のような構成のコンベア搬送装置を手動で
操作運転する場合は、制御盤に設けられたデジタルスイ
ッチを操作して行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように制御盤に
設けられたデジタルスイッチを操作して行なう手動運転
は、カードケースに収納されている各ブロックのレイア
ウト図より、各セクションのNO(ナンバー)を確認
し、このNOを基にデジタルスイッチを操作して行なう
ため、操作が面倒で且つ誤操作を行なう恐れもあった。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、視覚によりブロック内のセクションの指定ができ、
各セクションに荷を収納するパレットが存在する場合そ
れを表示できる極めて操作の容易なコンベア搬送装置の
操作制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、所定のエリア内に設けられた複数のセクショ
ンと、該複数のセクションに荷を収納するパレットを移
動するコンベアを具備するコンベア搬送ブロックを複数
ブロック配置すると共に、該コンベア搬送ブロック間で
パレットを移動するコンベアを配置したコンベア搬送装
置の操作制御装置において、図1に示すように、所定位
置に設けられ制御盤1の表面にタッチパネルを貼り付け
た入力操作出力表示部12を設け、該入力操作出力表示
部12のタッチパネルにコンベア搬送装置の全レイアウ
トを表示し、該全レイアウトの一つのコンベア搬送ブロ
ック(ブロックB1〜B7のうちのいずれか一つ)をタ
ッチすることにより、図4に示すようにコンベア搬送ブ
ロックのレイアウトを拡大表示し、該コンベア搬送ブロ
ックが拡大表示されたタッチパネルを所定の手順でタッ
チ操作することにより、コンベア102,103,10
4を起動し当該ブロック内での現在パレットSがあるセ
クションから隣接するセクションS、離れたセクション
S及び隣接するブロックの所定のセクションSへのパレ
ットの移送をする制御装置11を設けたことを特徴とす
る。
【0006】また、制御装置は各セクションにパレット
が存在する場合、当該セクションに在荷表示ができるこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は上記構成を採用することにより、制御
盤1の入力操作出力表示部12のタッチパネルにコンベ
ア搬送装置の全レイアウトを表示し、この全レイアウト
からパレットを移動するコンベア搬送ブロックを指定す
ることにより、そのコンベア搬送ブロックの拡大レイア
ウトをタッチパネルに表示するから、操作者はこのタッ
チパネルに表示されるレイアウト画面を見ながら操作で
きるので、タッチパネルの所定部分をタッチするだけ
で、コンベア搬送装置の操作制御ができる。
【0008】また、現在パレットの存在するセクション
に在荷表示をするので、操作者は何処にパレットが存在
するのかを視覚で容易に確認把握できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図8は本発明のコンベア搬送装置の全レイアウト
を示す図である。図示するように、本コンベア搬送装置
は自動倉庫の搬出搬入部に設けたもので、ブロックB1
〜B8に分かれており、ブロックB1〜B7の各々には
スタッカークレーン101が配置され、該スタッカーク
レーン101は荷を収納するパレットを格納する棚を複
数段有するラック(図示せず)に沿って自走し、各棚に
パレットを格納搬出できるようになっている。
【0010】各ブロックB1〜B7のスタッカークレー
ン101への搬入搬出端にはそれぞれパレットを移動す
るコンベア102,103が配置されると共に、各ブロ
ックB1〜B8の間をパレットを移動するコンベア10
4が配置されている。ブロックB8内に配置されている
コンベア105は自動倉庫にパレットを搬入及び搬出す
るコンベアである。コンベア101,102,103,
104,105はいずれもコンベアを一こま(1セクシ
ョン分)ずつ移動する所謂タクト送りを行なうコンベア
である。
【0011】後に詳述する制御盤のタッチパネルを貼り
付けた入力操作出力表示部12(図1参照)を操作する
ことにより、荷を収容したパレットはブロックB1〜B
7内でコンベア102,103により移動でき、ブロッ
クB1〜B8の間もコンベア104により移動できる。
以下、本発明の自動倉庫の操作制御を詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の操作制御装置の構成を示す
ブロック図である。図示するように、本操作制御装置は
制御盤1を具備している。該制御盤1にはパレットの移
動位置等を検出する検出センサー2からの検出出力が入
力され、該制御盤1からコンベアの駆動系モーター3に
起動制御信号が出力される。
【0013】制御盤1は制御装置11と入力操作出力表
示部12とで構成される。更に制御装置11はタッチパ
ネル通信部11−1、メモリ11−2、入力部11−
3、CPU11−4及び出力部11−5で構成される。
入力操作出力表示部12の操作によりパレットを所定の
セクションから所定のセクションへ移動させる操作につ
いて説明する。
【0014】入力操作出力表示部12はパネル表面にタ
ッチパネルが貼付られており、その表示部に図2に示す
ようにコンベア搬送装置の全レイアウトが表示されてい
る。入力操作出力表示部12の表示画面はレイアウトモ
ニターとガイダンスに分かれ、レイアウトモニターには
ブロックB1〜B8が表示され、ガイダンスには「自
動」、「半自動」及び「手動」が表示される。ガイダン
スの「自動」の部分にタッチすると、自動倉庫は全自動
で運転される。常時は「自動」の部分をタッチし、全自
動で運転するが、設置時の調整、点検修理、故障処理等
の必要時に「手動」又は「半自動」の部分をタッチし、
手動又は半自動で運転する。
【0015】図3は手動でブロック内でパレットを移動
する場合の手動操作のフローを示す図である。手動で例
えば図2のブロックB1内のAからBにパレットを移動
する場合は、先ず、入力操作出力表示部12のタッチパ
ネルに、図2に示すように全ブロックのレイアウトモニ
ター画面に表示する(ステップST1)。次に「手動」
の部分がタッチされて手動操作となったか否かを判断し
(ステップST2)、手動操作となった場合は手動操作
するブロックB1(斜線を施した部分)をタッチする
(ステップST3)。これにより入力操作出力表示部1
2のタッチパネルには、図4に示すようにブロックB1
の拡大レイアウトが表示される(ステップST4)。
【0016】ブロックB1の拡大レイアウト表示は図に
示すように、レイアウトモニターにブロックB1のレイ
アウト、ガイダンスに「自動」、「半自動」、「手
動」、「メインCV(コンベア)正転」、「ブンキ(分
岐)CV正転」、「リフター上昇」、「メインCV逆
転」、「ブンキCV逆転」、「リフター下降」が表示さ
れ、更に選択した「手動操作」が表示される。また、セ
クションS3に荷(パレット)があることを表示する在
荷表示がなされる。続いて、図4のセクションS3(図
2のA部分にあたる)をタッチすると(ステップST
5)、セクションS3が反転表示し、セクションS3が
選択されたことを表示する(ステップST6)。選択が
正しいか否かを判断し(ステップST7)、選択が正し
ければ「メインCV正転」の部分をタッチする(ステッ
プST8)。これによりタッチしている間のみ駆動系モ
ーター3が回転する(ステップST9)。
【0017】次に、コンベアが一こま分移動しパレット
がセクションS4に到着したか否かを検出センサー2か
らの検出信号で判断し(ステップST10)、到着した
ら駆動系モーター3を停止する(ステップST11)。
そしてタッチパネルに「定位置」を点灯させ(ステップ
ST12)、セクションS3→S4のパレットの移動が
完了する(ステップST13)。
【0018】次に、ブロックB1内でセクションS1
(図2ではC部分)からセクションS14(図2ではD
部分)にパレットを移動させる場合の半自動操作につい
て説明する。図5は半自動で同一ブロック内の離れたセ
クションへパレットを移動する場合の半自動操作のフロ
ーを示す図である。図2に示すように全ブロックのレイ
アウトモニター画面を表示する(ステップST21)。
「半自動」の部分をタッチし、半自動操作となったか否
かを判断し(ステップST22)、半自動操作の場合は
操作するブロックB1をタッチする(ステップST2
3)。これにより図6に示すようにブロックB1の拡大
表示が行なわれる(ステップST24)。なお、この場
合はタッチパネルに「半自動操作」が表示される。
【0019】次に、セクションS1をタッチすることに
より(ステップST25)、セクションS1が反転/正
転を繰り返し点滅表示する(ステップST26)。続い
てセクションS14をタッチし(ステップST27)、
セクションS1〜S14の搬送ルート上にパレットがあ
るか否かの在荷チェックを行ない(ステップST2
8)、搬送ルート上にパレットが存在せずOKの場合は
セクションS14を反転表示する(ステップST2
9)。
【0020】続いて、「メインCV正転」の部分をタッ
チ(ステップST30)し、搬送方向が変わり得る場合
は分岐コンベアを制御しながら搬送(駆動系モーター3
が回転)する(ステップST31)。続いて、パレット
がセクションS14に到着したか否かを判断し(ステッ
プST32)、到着したら駆動系モーターを停止し(ス
テップST33)、セクションS1〜S14への搬送が
終了する(ステップST34)。なお、この場合も「定
位置」の点灯は行なう。
【0021】次に、あるブロックから隣接するブロック
にパレットを移送する場合の操作を、ブロックB3から
ブロックB2へ移送する場合を例に説明する。ブロック
B3を選択し、図7に示すブロックB3のレイアウトを
表示する。続いてセクションS4をタッチすることによ
り、反転しセクションS4が選択されたことを表示す
る。続いて「ブンキCV正転」の部分を押すことによ
り、隣接するブロックB2のセクションS6に搬送され
る。この時セクションS4における在荷表示、又はセク
ションS4を選択したことを表示する反転表示等は、上
記「手動操作」の場合と同様であるからその説明は省略
する。
【0022】上記操作制御動作は、制御盤1の入力操作
出力表示部12を操作することにより、制御装置11の
CPU11−4がメモリ11−2に格納されているプロ
グラムを実行して行なう。
【0023】なお、上記実施例では自動倉庫の搬出搬入
部に設けたコンベア搬送装置を例に説明したが、本発明
の操作制御装置を適用するコンベア搬送装置はこれに限
定されるものではなく、所定のエリア内に設けられた複
数のセクションと、該複数のセクションに荷を収納する
パレットを移動するコンベアを具備するコンベア搬送ブ
ロックを複数ブロック配置すると共に、該コンベア搬送
ブロック間で前記パレットを移動するコンベアを配置し
たコンベア搬送装置に適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば下記
の優れた効果が得られる。 (1)操作者はタッチパネルに表示されるレイアウトを
見ながら操作できるので、タッチパネルの所定部分をタ
ッチするだけで、コンベア搬送装置の操作制御ができる
から、操作が極めて容易で且つ誤操作が少なくなる。
【0025】(2)また、現在パレットの存在するセク
ションに在荷表示をするので、操作者は何処にパレット
が存在するのかを視覚で容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御方式を適用する自動倉庫の操作制
御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】コンベア搬送装置の全レイアウトモニター画面
を示す図である。
【図3】手動でブロック内でパレットを移動する場合の
手動操作のフローを示す図である。
【図4】ブロックB1の拡大レイアウトモニター画面を
示す図である。
【図5】半自動で同一ブロック内の離れたセクションへ
パレットを移動する場合の半自動操作のフローを示す図
である。
【図6】ブロックB1の拡大レイアウトモニター画面を
示す図である。
【図7】ブロックB3の拡大レイアウトモニター画面を
示す図である。
【図8】本発明のコンベア搬送装置の全レイアウトを示
す図である。
【符号の説明】
1 制御盤 2 検出センサ 3 駆動系モーター 11 制御装置 12 入力操作出力表示部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のエリア内に設けられた複数のセク
    ションと、該複数のセクションに荷を収納するパレット
    を移動するコンベアを具備するコンベア搬送ブロックを
    複数ブロック配置すると共に、該コンベア搬送ブロック
    間で前記パレットを移動するコンベアを配置したコンベ
    ア搬送装置の操作制御装置において、 所定位置に設けられ制御盤の表面にタッチパネルを貼り
    付けた入力操作出力表示部を設け、該入力操作出力表示
    部のタッチパネルに前記コンベア搬送装置の全レイアウ
    トを表示し、該全レイアウトの一つのコンベア搬送ブロ
    ックをタッチすることにより、該コンベア搬送ブロック
    のレイアウトを拡大表示し、該コンベア搬送ブロックが
    拡大表示されたタッチパネルを所定の手順でタッチ操作
    することにより、前記コンベアを起動し当該ブロック内
    での現在パレットがあるセクションから隣接するセクシ
    ョン、離れたセクション及び隣接するブロックの所定の
    セクションへのパレットの移送をする制御装置を設けた
    ことを特徴とするコンベア搬送装置の操作制御装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のコンベア搬送装置
    の操作制御装置において、 前記制御装置は各セクションにパレットが存在する場
    合、当該セクションに在荷表示ができることを特徴とす
    るコンベア搬送装置の操作制御装置。
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